JPS6141192A - 楽音装置 - Google Patents

楽音装置

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JPS6141192A
JPS6141192A JP16204884A JP16204884A JPS6141192A JP S6141192 A JPS6141192 A JP S6141192A JP 16204884 A JP16204884 A JP 16204884A JP 16204884 A JP16204884 A JP 16204884A JP S6141192 A JPS6141192 A JP S6141192A
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洋一 長嶋
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/182Key multiplexing
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/181Suppression of switching-noise

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の技術分野 本発明は、打鍵の強弱に応じたタッチレスポンス特性を
持つ楽音を発生するようにした電子楽器に関する。
(2) 従来技術と問題点 従来、電子オルガンやシンセサイザー等に代表される電
子楽器においては、打鍵時の鍵速度・圧力・撃力等の演
奏情報に対して種々のタッチレスポンス方式が提案され
てきた。例えば各鍵盤ごとに圧電素子・感圧素子等の圧
力センサを設けて打鍵時の圧力を検出してタッチレスポ
ンス情報とする方式が考えられるが、個々のセンサの出
力アナログ量のばらつきが大きく、また検出方法上の困
難ざやコスト的に高価である欠点があった。また抵抗素
子と容量素子による時定数回路を利用して打鍵速度を検
出する方式として、鍵盤に設けられて経時的に動作する
2つのスイッチの状態変化の時間差の間だけ容量素子の
電荷を放電してその端子電圧の指数関数的減少を検出す
る方式が考えられるが、個々の時定数を均一に設定する
のが困難であり、また比較的大容量の容量素子を必要と
するためLSI化等の小形化に適きない欠点があった。
また個々の鍵盤に対応した時間計測回路を設けて前記経
時的に動作する2つのスイッチの状態変化の時間差の間
だけ時間計測演算させる方式が考えられるが、コスト的
に非常に高価になる欠点があった。またマイクロプロセ
ッサ(以下CPUと称する)を用いて押鍵状態を検出す
る従来からの技術の延長として、前記各鍵ごとの2つの
スイッチの状態変化をCPUでスキャンしてその時間差
をソフトウェア的に嚢たは外部のハードウェアによって
検出する方式が考えられるが、CPUの処理速度の制限
によって十分な分解能のタッチレスポンス特性を得られ
ない欠点があった。またスイッチの状態変化を検出した
時点で鍵盤数より少数の時間計測処理チャンネルを割り
当てることで実質的な処理速度を向上させた回路方式が
考えられるが、同時発音数および発音割り当て方式がハ
ードウェア的に限定されてしまう欠点があっに0また鯛
々の鍵盤に対応したデータエリアと時分割的に使用され
る1つのカウンタを設けて前記経時的に動作する2つの
スイッチの状態変化の時間差の間だけカウントさせる方
式が考えられるが、カウンタの出力は前記時定数回路方
式のような自然な時間変化カーブとは異なるため、ざら
にデータ変換演算を行ったりデータ変換テーブルを参照
する回路が必要となる欠点があった。また、鍵盤スイッ
チが本質的に持っているチャタリングについては、従来
のオンオフのみを検出するCPUスキャン回路のソフト
ウェア的タイマーによるマスキング手法は処理速度の面
で使用できず、個々の鍵盤ごとにハードウェア的なチャ
タリング防止回路を設けるなどの対策が必要であり、チ
ャタリング防止手段を省略すれば十分な精度のタッチレ
スポンス特性を得られない欠点があり、一方別個にチャ
タリング防止手段を設ければコスト高になる欠点があっ
た。また、一般にタッチレスポンス検出処理演算部分と
ディジタル的楽音発生処理部分とは特に関連のない別個
の動作タイミングで最適の動作を行ない、この場合タッ
チレスポンス情報の転送にハンドシェーク方式を用いた
りバッファメモリを用いる方式が考えられるが、個々の
タッチレスポンス情報の転送処理に時間がかかる欠点が
あり、一方タッチレスポンス検出処理演算部分とディジ
タル的楽音発生処理部分を同期させて動作させる方式が
考えられるが、処理量は演奏状態によって変化するため
に常に一方の処理部分は待ち状態となって回路の処理能
率が悪いという欠点があった。また、タッチレスポンス
演算処理方式においてはRAMやCPUのビット数の制
限からタッチレスポンス演算を1ワード8ピツトないし
1ワ一ド16ビツト単位で能率良く実行する方式が考え
られるが、1ワード8ビツトでは十分な精度のタッチレ
スポンス特性を得られない欠点があり、一方1ワード1
6ビツトでは精度は良好なものの非常にコスト高になる
欠点があった。
(3) 発明の構成および目的 本発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、鍵盤
を有し打鍵することによって楽音を発生する電子楽器に
おいて、鍵盤スイッチのチャタリング防止演算処理とタ
ッチレスポンス検出演算処理2行う共通の演算制御回路
および加算回路と、前記チャタリング防止動作とタッチ
レスポンス検出動作の切り換えおよび前記鍵盤スイッチ
状態の走査検出を制御するタイミング制御回路と、前記
鍵盤スイッチ状態の走査検出および鍵盤スイッチのチャ
タリング防止およびタッチレスポンス検出の動作とは非
同期的に楽音信号発生動作を行う楽音発生回路と、前記
楽音発生回路にタッチレスポンス情報を転送するための
転送回路とを具備し、CPUでは処理困難である高速の
タッチレスポンス検出演算処理およびチャタリング防止
演算処理を共通の演算制御回路および加算回路によって
時分割的に行ない、かつ非同期的に最適の状態で楽音信
号発生動作を行う楽音発生回路に適切なデー夕転送を行
なうことで、同時発音数および発音割り当て方式がハー
ドウェア的に限定されないローコストのタッチレスポン
ス処理を実現するものであり、ざらに2ワードにわたっ
て内部処理用のデータを時分割的に設定し、前記演算制
御回路および加算回路によって時定数回路方式のような
自然な時間変化カーブを持つタッチレスポンスデータを
直接演算した後に高精度・高分解能の1ワードの外部出
力データとすることで、発生する楽音の楽音パラメータ
ーにタッチレスポンス情報を有効に反映させた音楽性豊
かな電子楽器を提供するものである。
(4) 発明の実施例 以下、本発明の実施例を図面とともに詳細に説明する。
第1図は、本発明による電子楽器の構成を説明するため
の構成概念図であり、3は本発明にかかるタッチレスポ
ンス回路、4は全体を制御するCPU回路である。
すなわち、タッチレスポンス回路3においては、鍵盤1
における楽音演奏情報を検出し、必要なチャタリング防
止演算処理およびタッチレスポンス情報検出操作を行な
い、鍵盤1におけるオンオフ情報とともにCPU回12
I4に転送する。CPU回路4においては音色・効果等
設定用タブレット2およびタッチレスポンス回路3から
の情報によって発音割り当て・音色設定・タッチレスポ
ンスパラメーター設定等の処理を行なう。楽音信号発生
回路5においては、CPU回路4からの各種データに応
じてタッチレスポンス特性を持った楽音信号を発生する
。楽音信号発生回路5からの楽音信号は効果回路、アン
プ、スピーカーを含むサウンドシステム6によって音響
に変Inれ、電子楽器の演奏音として発音きれる。
第2図は、第1図に示す鍵盤1およびタッチレスポンス
回路3およびCPU回路4周辺において実現される、本
発明にかかるチャタリング防止演算処理およびタッチレ
スポンス情報検出操作部分を説明するための具体的構成
例である。第2図において、10は鍵盤1に設けられる
鍵スィッチ、11は時分割的にチャタリング防止演算処
理またはタッチレスポンス情報検出操作を行なう演算制
御回路、12は加算回路、13はデータ転送回路、14
は鍵スィッチ10を走査検出するための走査回路、15
はチャタリング防止動作とタッチレスポンス検出動作の
フェーズの切り換えおよび鍵盤スイッチ状態の走査信号
の発生を行なうタイミング回路、16はCPU回路4お
よび楽音信号発生回路5周辺を含む楽音発生回路である
すなわち、タイミング回路15によって鍵盤スイッチ状
態の走査信号が走査回路14に与えられると、鍵スィッ
チ10の演奏情報が走査検出されて演算制御回路11に
供給される。演算制御回路11ではタイミング回路15
からのフェーズ信号に応じて時分割的にチャタリング防
止演算処理またはタッチレスポンス情報検出操作を行な
い、各々のフェーズにおいてビットシフトΦビット反転
・論理操作・セット・リセット等のデータ操作を行なっ
て加算回路12に供給する。転送回路13においては、
加算回路12の出力情報に対して必要に応じてビットシ
フト等の操作を加えるとともに演算制御回路11に供給
し、またタイミング回路15からのフェーズ信号に応じ
てデータの一時記憶および楽音発生回路16へのデータ
転送を行なう。この動作を第3図に示す信号図を用いて
説明すると、複数の鍵盤KEY1.KEY2、・・・、
KEYnに対する処理として例えば第3図(A)のよう
に、まずある鍵スィッチについてチャタリング防止演算
処理を行ない、引き続いて同じ鍵スィッチについてタッ
チレスポンス検出演算処理を行なってから次の鍵スィッ
チの処理に移る方式が考えられる。この場合のタッチレ
スポンス検出分解能は、例えばチャタリング防止に1u
sec、タッチレスポンス検出に1μseCかかって6
1鍵分を処理するとしても、ある鍵盤をスキャンする1
フレームの時間は122μsecとなり、CPUによっ
て同様の処理を行なう場合の数倍〜10倍程皮肉上する
。また第3図(B)のように、まずある鍵スィッチにつ
いてチャタリング防止演算処理を行ない、引き続いて次
の鍵スィッチについて同じくチャタリング防止演算処理
を行ない、全鍵を1周した後に、引き続き全鍵のタッチ
レスポンス検出演算処理に移る方式も考えられる。この
場合のタッチレスポンス検出分解能も第3図(A)の場
合と同様になるが、チャタリング防止演算処理またはタ
ッチレスポンス情報検出操作を行なう演算制御回路11
の切り換え動作に伴うディレィが短縮改善されるため、
特に高分解能を求めて高速化する場合には有効である。
第3図(C)は第2図に示す具体的構成例のチャタリン
グ防止演算処理動作の一例を示したもので、タイミング
回路15によってさらに細かいフェーズに分かれて動作
し、また演算制御回路11の構成によってはこのうちの
複数個の動作を並列処理できるものである。第3図(C
)において、まず最初のフェーズでは転送回路13より
前回のチャタリング防止演算パラメーターが転送され、
次のフェーズではチャタリングを含む鍵スィッチ10の
情報が供給される―この2種の入力情報によって続くフ
ェーズでチャタリング防止演算が行なわれ、次のフェー
ズではチャタリングを除去きれたスイッチ情報および新
たなチャタリング防止演算パラメーターが転送rj回路
13に転送きれる。第3図(D)は第2図に示す具体的
構成例のタッチレスポンス検出演算処理動作の一例を示
したもので、タイミング回路15によってざらに細かい
フェーズに分かれて動作し、また演算制御回路11の構
成によってはこのうちの複数個の動作を並列処理できる
ものである。第3図(D)において、まず最初のフェー
ズでは転送回路13より前回のタッチレスポンス検出演
算パラメーターが転送され、次のフェーズでは第1の鍵
スィッチと第2の鍵スィッチの状態から鍵盤のイベント
状態が検出される。この2種の入力情報によって続くフ
ェーズでタッチレスポンス量の検出演算が行なわれ、次
のフェーズでは鍵盤のイベント状態情報および新たなタ
ッチレスポンス検出演算パラメーターが転送回路13に
転送される。ここで重要なのはチャタリング防止演算処
理およびタッチレスポンス情報検出演算という異なる操
作を同一の加算回路12によって行なうための演算@御
回路11の働きで、これによって従来膨大な回路構成を
必要としていた部分を簡略化できるものであり、LSI
化に適したタッチレスポンスシステムを提供できるもの
である。
第4図は、第2図に示すチャタリング防止演算処理およ
びタッチレスポンス情報検出操作部分を具体的に構成し
た回路の一実施例である。第4図において、20は各鍵
別に設けられた第1のスイッチ、21は第1のスイッチ
20より時間的に遅れて状態変化する省1別に設けられ
た第2のスイッチ、32はチャタリング除去動作および
タッチレスポンス検出動作の基準となるフェーズ信号お
よびスキャン信号およびアドレス信号および1m信号を
発生するタイミング回路、22はタイミング回路32の
スキャン信号によって第1のスイッチ20または第2の
スイッチ21のいずれか一方を指定しスイッチの状態を
検出する走査検出口路、23は走査検出口路22により
与えられたスイッチ検出信号をタイミング回路32の制
御信号によって一時記憶する第1の記IL!回路、24
はタイミング回路32のフェーズ信号および制御信号に
よって所定の制御演算操作を行なう制御回路、25は第
1の記憶回路23の出力信号および制御回路24によっ
てチャタリングを除去きれたスイッチ状態信号をタイミ
ング回路32の1回路信号によって一時記憶する第2の
記憶回路、26は第2の記憶回路25の出力信号をタイ
ミング回路32の制御信号によって一時記憶し第1のス
イッチ情報として制御回124に供給する第3の記憶回
路、27は第2の記憶回路25の出力信号をタイミング
回路320制a!l信号によって一時記憶し第2のスイ
ッチ情報として制御回路24に供給する第4の記憶回路
、33はシステム全体の各種データ信号および各種コン
トロール信号を時分割的に共有するデータバス、30は
データバス33上の信号をタイミング回路32の制御信
号によって一時記憶し制御回路24に供給する第5の記
憶回路、31はデータバス33上の信号をタイミング回
路32の@御信号およびアドレス信号によって一時記憶
する第6の記憶回路、28は制御回路24の出力信号を
加算演算してタッチレスポンス情報またはチャタリング
防止情報を得る加算回路、29はタイミング回1!!3
2の制御信号によって加算回路28の出力信号および制
御回路24の出力信号に対して所定のビット操作を行な
ってデータバス33上に供給するゲート回路、5はデー
タバス33上の信号によって楽音パラメーターが与えら
れ楽音を発生する楽音発生回路、34は楽音発生回路5
およびタイミング回路32を制御してタッチレスポンス
特性を楽音信号に反映させるコントロール回路である。
第4図に示す具体的構成の一実施例の動作を第5図に示
す信号図を用いて説明すると、ある鍵盤I KEY分に
対する処理として例えば第5図(A)のような処理フロ
ーが考えられる。すなわちまず最初のフェーズにおいて
は、タイミング回路32のスキャン信号によって走査検
出口路22が第1のスイッチ20の状態を検出して第1
の記憶回路23を経て制御回路24に供給するとともに
第5の記憶回路30からはチャタリング防止演算パラメ
ーターが制御回路24に供給され、加算回路28を用い
たチャタリング防止演算結果のデータは第2の記憶回路
25を経て第3の記憶回路26におよびゲート回路29
を経てデータバス33上に供給される。次のフェーズに
おいてはタイミング回路32のスキャン信号によって走
査検出口路22が第2のスイッチ21の状態を検出して
第1の記憶回路23を経て制御回路24に供給するとと
もに第5の記憶回路30からはチャタリング防止演算パ
ラメーターが制御回路24に供給きれ、加算回路28を
用いたチャタリング防止演算結果のデータは第2の記憶
回路25を経て第4の記憶回路27におよびゲート回路
29を経てデータバス33上に供給される。データバス
33上のデータはタイミング回路32の制御信号に応じ
て第6の記憶回路31において適宜一時記憶きれるとと
もに、必要に応じてリアルタイムで楽音発生回路5およ
びコントロール回路34に転送される。続くフェーズは
タッチレスポンス検出演算処理に必要なデータを設定す
るためのもので、ここではタッチレスポンス検出を2バ
イトにわたって高精度で行なう例を第5図(B)によっ
て示している。第5図(B)において、まずデータバス
33上のタッチレスポンス検出演算パラメーターの上位
バイトを第5の記憶回路30を経て制御回路24に供給
し、続いてデータバス33上のタッチレスポンス検出演
算パラメーターの下位バイトを第5の記憶回路30を経
て制御回路24に供給する。続いてデータバス33上の
前回の鍵盤操作情報が第5の記憶回路30を経て制御回
路24に供給され、さらにチャタリングを除去きれた第
1のスイッチ20の操作情報が第3の記憶回路26を経
て制御回路24に供給きれ、またチャタリングを除去き
れた第2のスイッチ21の操作情報が第4の記憶回路2
7を経て制御回路24に供給きれる。続くフェーズはタ
ッチレスポンス検出演算処理を実行するためのもので、
タッチレスポンス検出を2バイトにわたって高精度で行
なう例を第5図(C)によって示している。第5図(C
)において、まずwe回路24によって第1のスイッチ
20の操作情報および第2のスイッチ21の操作情報お
よび前回の鍵盤操作情報からタッチレスポンス検出演算
処理の動作モードが決定され、必要に応じて新たな鍵盤
操作情報を発生する。この様子を説明するため辷、ここ
では第1のスイッチ20および第2のスイッチ21が共
にアクティブ・ハイである、すなわち離鍵時にオフで押
鍵時にオンになるものとするが、これは走査検出口路2
2と第1の記憶回路23との間に必要に応じてインバー
ター回路を設けることで容易に実現できる。ここでまず
第1のスイッチ20の操作情報および第2のスイッチ2
1の操作情報の組合せを考えると、 (a)第1のスイッチ=OFF 第2のスイッチ=OFF −離鍵状態 (b) 〈第1のスイッチ=ON〉 −イベント発生 (c)第1のスイッチ=ON 第2のスイッチ=OFF −沈み込み中 (d) く第2のスイッチ=ON〉 − イベント発生 (e)第1のスイッチ=ON 第2のスイッチ=ON −押鍵状態 (f) 〈第2のスイッチ=OFF> −イベント発生 (g)第1のスイッチ=ON 第2のスイッチ=OFF −復帰中 (h) く第1のスイッチ=OFF> −イベント発生 (i)第1のスイッチ=OFF 第2のスイッチ=OFF −離鍵状態 の9種類の状態が経時的に発生することになるが、これ
は第3の記憶回路26を経て1lillaj回路24に
供給される第1のスイッチ20の操作情報および第4の
記憶回路27畳経て制御回路24に供給きれる第2のス
イッチ21の操作情報が共にチャタリング防止処理を受
けているから経時的に発生するのであって、スイッチの
出力信号を直接入力した場合にはチャタリングによって
全く意味のない状態変化を生じてしまうのは言うまでも
ない。以上の9種類の状態を検出してタッチレスポンス
検出演算処理の動作モードを決定するためには、制御回
路24の中に例えば第6図に示すような回路構成を含め
ばよい。第6図において、26は第1のスイッチ情報を
一時記憶し供給する第3の記憶回路、27は第2のスイ
ッチ情報を一時記憶し供給する第4の記憶回路、30は
データバス上の情報を一時記憶し供給する第5の記憶回
路であり、第5の記憶回路30t−構成する要素の一部
としてここでは第7の記憶回路40および第8の記憶回
路41および第9の記憶回路42が含まれている。第6
図において、第3の記憶回路26からはチャタリングを
除去された新たな第1のスイッチ情報が、また第4の記
憶回路27からはチャタリングを除去された新たな第2
のスイッチ情報が供給され、−力筒7の記憶回路40か
らは前回の処理結果の第1のスイッチ情報が、また第8
の記憶回路41からは前回の処理結果の第2のスイッチ
情報が供給され、さらに第9の記憶回路42からは前回
の処理結果の鍵盤状態情報が供給きれ、以上の入力情報
に対して第6図に示す論理回路の一例によって前記(a
)から(L)の状態が判定演算される。その一つの例を
示すと、エクスクル−シブ・オアゲート43には第3の
記憶回路26からの新たな第1のスイッチ信号44およ
び第7の記t11回路4oからの前回の第1のスイッチ
信号45が入力され、出力信号46は第1のスイッチの
状態変化の発生した時に限ってハイ状態になる。同様に
してエクスクル−シブ・オアゲート47の出力信号48
は第2のスイッチの状態変化の発生した時に限ってハイ
状態になるため、インバータ49を経た信号5oは第2
のスイッチの状態が変化しない時に限ってハイ状態にな
る。この2つの入力信号46および5oによって、アン
ドゲート51の出力信号52ば第1のスイッチのイベン
ト発生信号となり、アンドゲート53およびアンドゲー
ト54に供給される。アンドゲート53には第3の記憶
回路26からの新たな第1のスイッチ信号44も入力さ
れており、この出力信号は(b)すなわち第1のスイッ
チのオン・イベント状態変化信号となり、一方アンドゲ
ート54には第3の記憶回路26からの新たな第1のス
イッチ信号44がインバータ55を経て入力されており
、この出力信号は(h)すなわち第1のスイッチのオフ
・イベント状態変化信号となる。
第5図(C)において以上のように第1・第2のスイッ
チの操作情報および前回の鍵盤操作情報からタッチレス
ポンス検出演算処理の動作モードが決定されると、続く
フェーズでは加算回路28によって必要なタッチレスポ
ンス検出演算処理またはチャタリング、防止演算処理を
行なうために、制御回路24によって動作モードに応じ
た所定の論理演算・ピットシフト等のデータ処理が行な
われる。なおここでのタッチレスポンス検出演算または
チャタリング防止演算量のものは加算演算に限られたも
のではなく、場合によっては後述するように減算・乗算
−の演算に相当するようにデータ変換を行なって共通の
加算回路に時分割的に供給するものであり、これによっ
て回路構成が簡潔で能率の良い演算処理部分を提供する
ものである。これを受けて、続くフェーズではlllI
Iall回路24から供給きれた入力データが加算回路
28によって加算されて演算出力信号となり、ざらに続
く4つのフェーズではゲート回路29によって加算回路
28の出力信号およびfI4御回路24の出力信号に対
して所定のビット操作が施されてデータバス33上に供
給される。この動作を説明するための信号図が第7図で
あり、第7図(A)は一種の理想的なタッチレスポンス
検出特性の一例として時定数回路による指数関数的特性
カーブを示したものである。同図において櫓軸は第1の
スイッチのイベント情報と第2のスイッチのイベント情
報との時間差として与えられた入力情報であり、縦軸が
タッチレスポンス検出演算の出力情報値を表わし、速い
打鍵すなわち時間差の小きい部分での分解能が高くなる
とともに遅い打鍵すなわち時間差の大きい部分では緩や
かに変化する特性を持っている。第7図(B)はこれを
ある一定の時間間隔でサンプリングした場合の出力特性
の一例を表わしたものであり、明らかに電子楽器のタッ
チレスポンス特性としては不適当で、特に速い打鍵すな
わち時間差の小とい部分での応答に問題があるのがわか
る。第7図(C)はこれをざらに細かいある一定の時間
間隔でサンプリングした場合の出力特性の一例を表わし
たものであり、第7図(B)と第7図(C)のサンプリ
ングの比が約4皮肉度である事を考えると、CPUスキ
ャン方式の数倍〜10倍程皮肉分解能のサンプリングが
容易に実現できる本発明によるタッチレスポンス検出方
式の長所が理解できる。時間軸上のディジタル処理パラ
メーターであるサンプリングに対してデータ値そのもの
のディジタル処理パラメーターである量子化について表
わした信号図が第8図であり、第8図(A)は一種の理
想的なタッチレスポンス検出特性の一例として第7図(
A)と同様の時定数回路による指数関数的特性カーブを
示したものである。第8図(B)はこれを十分少ざい時
間間隔でサンプリングするとともにある一定の量子化レ
ベルで表現した場合の出力特性の一例を表わしたもので
あり、明らかに電子楽器のタッチレスポンス特性として
は不適当で、特に遅い打鍵すなわちレベル差の小ざい部
分での応答に問題があるのがわかる。第8図(C)はこ
れをざらに細かいある一定の量子化レベルで表現した場
合の出力特性の一例を表わしたものであり、第8図(B
)と第8図(C)の量子化レベル精度の比が約4皮肉度
である事を考えると、タッチレスポンス演算の数ビット
の差がかなりの性能差になる事がわかる。ところで電子
楽器においては一般に汎用のCPU−RAM等を用いた
システムが多(採用きれており、データ処理は8ビット
単位が標準的になっているが、8ビット即ち256ステ
ツプという量は楽器にとって場合によっては満足のいく
処理精度とは言えず、演奏者の心理的感覚の鋭い部分、
例えばタッチレスポンスのばらつき・誤差や量子化ノイ
ズは時には過大に気になるものである。このため、加算
回路28によって演算出力信号が得られる前述のフェー
ズに続いてゲート回路29によって加算回路28の出力
信号および制御回路24の出力(8号に対して所定のビ
ット操作が施されるフェーズにおいては、外部的には1
ワ一ド8ビツト単位のデータ処理を行ないながら内部的
には最大2ワード16ビツトまでの高精度処理を行なう
ためのビット操作が実行される。
第9図はゲート回路29を含む前述のビット操作動作部
分を説明するための具体的構成例であり、24は所定の
制御演算操作を行なう制御回路、33はシステム全体の
各種信号を時分割的に共有するデータバス、30はデー
タバス33上の信号を一時記憶し制御回路24に供給す
る第5の記憶回路、31はデータバス33上の信号を一
時記憶する第6の記憶回路、28は制御回路24の出力
信号を加算演算する加算回路、29は加算回路28の出
力信号および制御回路24の出力信号に対して所定のビ
ット操作を行なってデータバス33上に供給するゲート
回路、5はデータバス33上の信号によって楽音パラメ
ーターが与えられ楽音を発生する楽音発生回路、34は
楽音発生回路5等を制御してタッチレスポンス特性を楽
音信号に反映させるコントロール回路である。さらにこ
の具体的構成例においては、第5の記憶回路30を構成
する要素として第10の記憶回路60および第11の記
憶回路61および前述のスイッチ状態情報・動作モード
情報等を一時記憶する第12の記憶回路62が含まれ、
一方ゲート回路29を構成する要素として第2のゲート
回路63および第3のゲート回路64および前述のスイ
ッチ状態情報・動作モード情報等を供給する第4のゲー
ト回路65が含まれている。第9図において、データバ
ス33上の各種信号は時分割的に適宜箱5の記憶回路3
0内の必要な部分に供給きれて一時記憶・保持きれ、こ
こでは第12の記憶回路、62には前述のスイッチ状態
情報・動作モード情報等が、また第10の記憶回路60
にはタッチレスポンス検出演算パラメーターの上位バイ
トが、また第11の記憶回161にはタッチレスポンス
検出演算パラメーターの下位バイトが設定される。この
ような回路構成において制御回路24および加算回路2
8が2バイトにわたって高精度のタッチレスポンス検出
演算処理を行なうものであり、例えば第10の記憶回路
60からはタッチレスポンス検出演算パラメーターの上
位バイトとして4ビツトが、また第11の記憶回路61
からはタッチレスポンス検出演算パラメーターの下位バ
イトとして8ビツトが設定されるとすれば、結局タッチ
レスポンス検出演算回路の内部としては12ビット精度
の演算処理が行なわれ、加算回路28の出力信号の上位
バイトとして4ビツトが第2のゲート回路63から、ま
た加算回路28の出力信号の下位バイトとして8ビツト
が第3のゲート回路64から時分割的にデータバス33
に出力される。また例えば制御回路24において、第1
0の記憶回vI4eoからはタッチレスポンス検出演算
パラメーターの上位バイトとして8ビツトが、また第1
1の記憶回路61からはタッチレスポンス検出演算パラ
メーターの下位バイトとして4ビツトが設定されるよう
にし、加算回路28においてキャリー出力信号が最下位
ビットに正しくループするように切り換えられるように
設定すると、タッチレスポンス検出演算回路の内部とし
ては全(同等の12ビット精度の演算処理が行なわれる
が、ここで併せて加算回路28の出力信号の上位バイト
として8ビツトが第2のゲート回路63から、また加算
回路28の出力信号の下位バイトとして4ビツトが第3
のゲート回路64がら時分割的にデータバス33に出力
されるように変更することで、全体としては全く同等の
ビット精度のタッチレスポンス検出演算処理を行ないな
がら、出力タッチレスポンス検出演算パラメーター信号
の転送に非常に有効な改良を実現できる。すなわち第9
図において、データバス33上のタッチレスポンス検出
演算パラメーター信号は第6の記憶回路31に対して必
要に応じて双方向の転送が行なわれるとともに音源回路
5に対しては必要に応じて一方通行で転送きれ、また同
様にコントロール回路34に対してもタッチレスポンス
検出演算パラメーター信号は必要に応じて双方向の転送
が行なわれる。この場合前記の後者のように加算回路2
8の出力信号の上位バイトとして8ビツトが第2のゲー
ト回路63から、また加算回路28の出力信号の下位バ
イトとして4ビツトが第3のゲート回路64から時分割
的にデータバス33に出力されるように変更されている
と、例えば音源回路5に対しては上位バイトの8ビツト
だけをタッチレスポンス情報として転送して、音源回路
5ではこの8ビツトのデータを基に楽音パラメーターを
反映させるようなタッチレスポンス応答が行なわれる。
これはタッチレスポンス検出演算回路の内部としては1
2ビット精度の演算処理が行なわれ、かつ外部でタッチ
レスポンス情報として利用する段階では8ビツトに丸め
られたデータを採用していることになり、同じ8ビツト
の情報としても検出精度は格段に違ってくるものであり
、ざらに8ビツトのデータバスを用いるシステムにおい
てはデータ転送を行なう時間の短縮として回路動作上も
非常に有効である。
以上のような動作によって第5図(C)に示すビット操
作演算のフェーズが実行きれると、続くフェーズでは制
御回路24で得られた第1・第2のスイッチの操作情報
および鍵盤操作情報等の出力データがデータバス33に
供給される。この第1・第2のスイッチの操作情報およ
び鍵盤操作情報は必要に応じてリアルタイムで、または
別個のタイミングで音源回路5およびコントロール回路
34に供給され、楽音の立ち上がり情報・発音割り当て
情報・#鍵情報等として作用する。さらに続く2つのフ
ェーズでは、前述のように加算回路28の出力信号の上
位バイトが第2のゲート回路63から、また加算回路2
8の出力信号の下位バイトが第3のゲート回路64から
時分割的にデータバス33に出力きれることで該当する
111分のタッチレスポンス検出演算が終了する。なお
ここでは簡単のために第5図に示すような多くのフェー
ズに分割して説明したのであって、以上の動作は同一の
フェーズ内にて並列処理が可能であるものも多く、並列
処理によって全体の動作速度を高速化することも可能で
ある。
第10図に示す信号図は、第4図に示す具体的構成の一
実施例の別の動作としてこの並列処理化のフェーズ設定
例を説明するためのもので、第10図(A)のように大
まかに4つのフェーズに別れている。すなわちまず最初
のフェーズにおいては、走査検出口路22が第1のスイ
ッチ20の状態を検出して第1の記憶回路23を経て制
御回路24に供給するとともに第5の記憶回路30から
はチャタリング防止演算パラメーターが制御回路24に
供給され、加算回路28を用いたチャタリング防止演算
結果のデータは第2の記憶回路25を経て第3の記憶図
I!1126におよびゲート回路29を経てデータバス
33上に供給される。次の第2のフェーズにおいては走
査検出口路22が第2のスイッチ21の状態を検出して
第1の記憶回路23を経て制御回路24に供給するとと
もに第5の記憶回路30からはチャタリング防止演算パ
ラメーターが制御回路24に供給され、加算回路28を
用いたチャタリング防止演算結果のデータは第2の記憶
回路25を経て第4の記憶回路27におよびゲート回路
29を経てデータバス33上に供給きれる。続く第3の
フェーズはタッチレスポンス検出演算処理に必要なデー
タを設定するためのもので、ここでもタッチレスポンス
検出を2バイトにわたって高精度で行なう例として示し
ており、続く第4のフェーズではタッチレスポンス検出
演算処理を実行してその結果をデータバス33上に供給
するものである。このような全体の動作を信号の流れに
着目して大別すると第10図(B)に示すように4つの
フェーズをざらに2つずつに分解して、第1のスイッチ
に関してチャタリング防止演算操作に必要なデータを設
定する第1のフェーズ・第1のスイッチに関してチャタ
リング防止演算操作を実行してデータを出力する第2の
フェーズ・第2のスイッチに関してチャタリング防止演
算操作に必要なデータを設定する第3のフェーズ・第2
のスイッチに関してチャタリング防止演算操作を実行し
てデータを出力する第4のフェーズ・タッチレスポンス
検出演算操作に必要なデータの上位バイトを設定する第
5のフェーズ・タッチレスポンス検出演算操作に必要な
データの下位バイトを設定する第6のフェーズ・タッチ
レスポンス検出演算操作を実行してデータの下位バイト
を出力する第7のフェーズ・タッチレスポンス検出演算
操作を実行してデータの上位バイトを出力する第8のフ
ェーズ、の8つのフェーズにまとめられる。第10図(
C)はこの8っのフェーズにおいてそれぞれ内部で並列
に処理きれる動作を示したもので、このタイムスロット
は等間隔にする必要はなく演算量・転送速度等によって
最もマージンの良好な状態に設定きれる。このようなフ
ェーズ構成でチャタリング防止演算およびタッチレスポ
ンス検出演算を行なう場合に最も能率の高い演算状態は
、チャタリング防止演算パラメーターを8ビツトとして
一度にデータセットし、またタッチレスポンス検出演算
パラメーターは2バイト16ビツトとして2回でデータ
セットすればよ<、、CPUによるソフトウェア的チャ
タリング防止およびタッチレスポンス検出に比べて10
倍程度の高速でより高精度の処理を容易に実現できるも
のである。
第11図は、第4図に示す制御回路24を中心としたチ
ャタリング防止演算処理部分を具体的に構成した回路の
一実施例である。第11図において、23は第1または
第2のスイッチ検出信号を一時記憶する第1の記憶回路
、25は第1の記憶回路23の出力信号および制御回路
によってチャタリングを除去きれたスイッチ状態出力信
号を一゛ 時記憶する第2の記憶回路、30はデータバ
ス上の信号を一時記憶し制御回路に供給する第5の記憶
回路、28は制御回路の出力信号を加算演算する加算回
路、29は加算回路28の出力信号および制御回路24
の出力信号に対して所定のピット操作を行なってデータ
バス上に供給するゲート回路であり、ここでは8ビツト
のデータ長によるチャタリング防止演算を行なうものと
して、第5の記憶回路30内にはチャタリング防止演算
パラメーターデータを一時記憶し制御回路に供給する8
ビツトの第13の記憶回路71を、またゲート回路29
内にはチャタリング防止演算パラメーターデータをデー
タバスに供給する8ビツトの第5のゲート回路73を設
け、ざらに前回の鍵スイツチ情報を一時記憶し制御回路
に供給する第14の記憶回路70および新たな鍵スィッ
チの情報をデータバス上に供給する第6のゲート回路7
2も設けられている。
第11図に示す具体的構成の一実施例の動作を第12図
に示す信号図を用いて説明すると、鍵盤操作によっであ
る鍵盤スイッチから第1の記憶回路23を経て入力され
る鍵盤スイッチ信号は例えば第12図(A)のように一
般にオンイベント・オンイベントの何れにもチャタリン
グノイズを含み、電子楽器のキー状態信号としては適当
でないばかりでなくタッチレスポンス検出に際しては検
出精度の誤差として大きく作用する。この第1の記憶回
路23の出力信号は第14の記憶回路70の出力信号と
ともにエクスクル−シブ働オアゲート74に供給され、
その結果第12図(B)に示すようなイベント発生信号
がオアゲート78およびインバータ75に供給される。
インバータ75の出力信号は第13の記憶回路71の各
ピット毎に設けられたアンドゲートに対してリセット信
号として働き、その結果第12図(C)に示すように前
記イベント発生信号ごとに8ビツトのチャタリング防止
演算パラメーターデータがクリアされることになり、こ
のデータは加算回路28の第1の入力として供給される
。−力筒13の記憶回路71の各ピットの出力はアンド
ゲート76およびインバータ77を経て、第12図(D
)に示すような、チャタリング防止演算パラメーターデ
ータが全ビット°°1”°状態である時にのみ°°0°
゛となるような信号として加算回路28の第2の入力の
最下位ピットとして供給きれる。加算回路28の第2の
入力の他のピットはここでは全て°°0°°と    
′しであるため、結局加算回路28においてはチャタリ
ング防止演算パラメーターデータに対して、そのデータ
値が最大値をとらない限り常にインクリメント動作を行
なうように設定きれることになる。このような構成にお
いてチャタリング防止演算パラメーターデータは第12
図(C)に示すように変化するが、この増加特性を所望
の時間特性にすることは、加算回路28の第2の入力と
して任意の定数を設定することで容易に実現できる。
以上の動作を受けてインバータ77からの第12図(D
)の信号および第12図(B)のイベント発生信号およ
び第12図(A)の鍵盤スイッチ信号がオアゲート78
に供給され、その出力信号は第12図(E)のようにな
る。これは鍵盤スイッチ信号のオンイベントに対しては
チャタリングを含めて最初のイベントをオンイベント出
力として検出するものであり、一方オフイベントに対し
てはチャタリングを含めた最後のイベントから一定時間
後をオフイベント出力として検出するものである。これ
によって、チャタリング防止演算パラメーターデータが
初期値からインクリメントきれて最大値に達するまでの
時間なTとすると、鍵盤スイッチ信号のオンイベントに
対しては時間T以内のチャタリングは全てマスクされて
常に最初のオンイベントを検出し、一方鍵盤スイッチ信
号のオフイベントに対しては時間T以内のチャタリング
を全てマスクするとともに時間1以上オフ状態が続いた
時に初めてオフイベントとして検出することになる。チ
ャタリングをマスクする時間パラメーターTを定める条
件としてはチャタリング防止演算の時分割レート、チャ
タリング防止演算パラメーターデータのビット数、加算
回路28の第2の入力として設定される任意の定数等が
あり、ソフトウェアスキャン方式のチャタリング除去タ
イマーとして用いられる10m5〜20m5の時間定数
は容易に実現で診る。以上のようにタッチレスポンス検
出演算処理回路と時分割的に共用できるチャタリング防
止回路を設けることによって、従来のように別個の回路
を各鍵毎に設けたり専用の回路を必要とした場合に比べ
て簡潔な回路規模で有効なチャタリング防止効果なえら
れるものであり、ざらに従来の時定数回路等によるアナ
ログ式チャタリング防止回路に比較しても、時間パラメ
ーターTの設定が非常に高精度で安定に動作し、かつ高
速のチャタリング防止回路を提供できるものである。
第13図は、第4図に示す制御回路24を中心とし辷タ
ッチレスポンス検出演算処理部分を具体的に構成した回
路の一実施例である。第13図において(b)は第6図
に示すような回路動作によって与えられる第1のスイッ
チのオンイベント信号であり、(C)は同じく第6図に
示すような回路動作によって与えられる「鍵盤沈み込み
中」信号、すなわち第1のスイッチのオンイベントと第
2のスイッチのオンイベントの間を示す信号である。ま
た30はデータバス上の信号を一時記憶し制御回路に供
給する第5の記憶回路、28はw御回路の出力信号を加
算演算する加算回路、29は加算回路28の出力信号お
よび制御回路24の出力信号に対して所定のビット操作
を行なってデータバス上に供給するゲート回路であり、
ここでは10ビツトのデータ長によるタッチレスポンス
検出演算を行なうものとして構成されているため、デー
タバスが8ピツトである場合は時分割的に2回に分けて
データ転送を行なうことになる。
第13図に示す具体的構成の一実施例の動作を第14図
に示す信号図を用いて説明すると、鍵盤操作によって入
力されてチャタリング防止演算処理を受けた第1のスイ
ッチのキー状態信号は第14図(A)のようになり、ま
た同じ鍵盤のチャタリング防止演算処理を受けた第2の
スイッチのキー状態信号は第14図(B)のようになっ
ている。この鍵スイツチ信号に対して第13図において
(b)として供給きれる信号は第6図に示すような回路
動作によって与えられる第1のスイッチのオンイベント
信号であり、第14図(C)のように箆1のスイッチの
キー状態信号の立上りにアクティブとなる。−力筒13
図において(C)として供給きれる信号は同じく第6図
に示すような回路動作によって与えられる「鍵盤沈み込
み中」信号、すなわち第1のスイッチのオンイベントと
第2のスイッチのオンイベントの間を示す信号であり、
第14図(D)のように第1のスイッチのキー状態信号
の立上りにアクティブとなり、第2のスイッチのキー状
態信号の立上りにインアクティブとなるものである。こ
こで1つの鍵盤に対応するタッチレスポンス検出動作の
例を考えると、データバスから時分割的に第5の記憶回
路30を経て供給きれる10ビツトのタッチレスポンス
検出演算パラメーター信号はビット毎に設けられたオア
ゲートに入力され、このオアゲートのもう1つの入力と
しては前記第1のスイッチのオンイベント信号が共通に
供給される。このため第14図(E)のように、タッチ
レスポンス検出演算パラメーター信号は第1のスイッチ
のオンイベントの時点で全てのビットが゛°1°°状態
に初期設定され、このデータは加算回路28の第1の入
力として供給される。一方タッチレスポンス検出演算パ
ラメーター信号の上位3ビツトはそれぞれインバータを
経てアンドゲートに入力され、このアンドゲートの出力
は加算回fm28の第2の入力の下位3ピツトに7ビツ
トシフトして供給される。こおアンドゲートのもう1つ
の入力としては前記「鍵盤沈み込み中」信号が共通に供
給されてゲート信号となり、ざらにこの前記「鍵盤沈み
込み中」信号は加算回路28の第2の入力の残りの上位
ビットとして供給される。これによって加算回路28の
第2の入力として供給される信号は、前記「鍵盤沈み込
み中」信号がアクティブ、つまりタッチレスポンス検出
演算中には、タッチレスポンス検出演算パラメーター信
号の上位3ビツトを反転しざらに下位3ピツトへと7ビ
ツトシフトして、残りの上位ビットをすべて°°1゛°
とした10ビツトのデータであり、一方前記「鍵盤沈み
込み中」信号がインアクティブ、つまりタッチレスポン
ス検出演算を行なわない動作フェーズの時には、全ビッ
トが°°O°°になって加算回路28の第1の入力がそ
のまま出力信号として素通りすることになる。このよう
なデータ変換処理によって加算回路28から得られるタ
ッチレスポンス検出演算パラメーター信号出力を順に考
えてみると、まずタッチレスポンス検出演算パラメータ
ー信号入力データをXとし、このXの上位3ビツトを7
ビツトシフトした3ピツトの数をYとすると、Yはおお
よそXの(2の7乗)分の1、すなわちY岬X/128 一一−(1) であり、XもYもサインビットを持たない正数であるか
ら、 X  >  Y           −−−(2)で
ある。また一般に、ある数Yの「1の補数」をYとする
と、Yが10ビツトであれば Y = 2″−1−Y であることは良く知られている。ところで1の補数とい
うのはある数の全てのビットを反転させた数のことであ
るから、前記加算回路28の第2の入力、すなわち「タ
ッチレスポンス検出演算パラメーター信号の上位3ビツ
トを反転しざらに下位3ピツトへと7ビツトシフトして
、残りの上位ビットをすべて°″1°′とした10ビツ
トのデータ」というのは、前記「Xの上位3ビツトを7
ビツトシフトした3ビツトの数」Yに対してまきに1の
補数の関係にあることになる。よって加算回路28の第
1の入力はタッチレスポンス検出演算パラメーターのX
であり、一方角算回路28の第2の入力はこのYである
から、加算演算の結果をXoとすれば(3)式より、 X’ = X+Y = 2” +(X−Y)−1となる
。ここで(2)式より X−Y >  O−−−(5) であるから(4)式は10ビツトにおいては桁あぶれを
起こし、加算における1の補数の補正がおこなわれるこ
とになり、(4)式は x’ = x+’i’ = x−y となり、加算回路28においてはXからYを減する減算
が行なわれることが判った。ここで(1)式より、 X’ 岬 X−X/128 = (127):X)/128 、’、   x’ 岬 (127/ 128)):+ 
Xとなる。これはタッチレスポンス検出演算パラメータ
ー信号データ:Xに対して、常に1より少なる正定数:
(127/128)を乗する乗算が行なわれることを意
味する。この乗算によってタッチレスポンス検出・演算
パラメーター信号データは一定の割合で変化し、引き続
き第2のスイッチがオン状態になって前記「鍵盤沈み込
み中」信号がインアクティブ、つまりタッチレスポンス
検出演算を停止する動作フェーズに移ると、加算回路2
8の第2の入力の全ビットが°0°°になって加算回路
28の第1の入力がそのまま出力信号として素通りし、
この時点でのタッチレスポンス検出演算パラメーター信
号データがそのまま保持された形で「プラス°°0゛°
の加算演算」を受は続ける。こうして得られたタッチレ
スポンス検出演算パラメーター信号データはデータバス
を経由して適宜第6の記憶回路31およびコントロール
回路34および音源回路Sに転送きれ、最終的には音源
回路5において発生される楽音パラメーターとして反映
され、例えば音量ピーク値・エンベロープ形状・サステ
ィン時間・倍音構成・音色の時間変化特性・音色フィル
ター特性等のデータが演奏のタッチ量に対応するように
設定される。以上のようなタッチレスポンス検出演算処
理が実行されることで、タッチレスポンス検出演算パラ
メーターは第7図(A)に示したような自然な指数関数
的現象カーブを描いて変化することになり、良好な楽器
特性が実現される。ここで重要なのは、従来このような
特性を得るために必要であった乗算回路・指数関数変換
テーブル等の複雑な回路構成が必要なく、チャタリング
防止演算処理動作と共通の加算回路を利用してタッチレ
スポンス検出演算処理動作を行なえることであり、簡潔
な回路構成で有効な楽器特性を得られるものである。ま
たここでは7ビツトシフトによって(8)式のような乗
算パラメーターを得たが、同様にして6ピツトシフトな
ら(83/64L 5ビツトシフトなら(31/32)
等、必要に応じた変換特性を容易に設定できる。さらに
ここでは全体としてタッチレスポンス検出演算パラメー
ターは10ビット精度で処理されたが、ざらに12ビツ
ト、14ビツト・・・とすることで、前述のように高精
度のタッチレスポンス検出演算処理動作が実現できる。
さらにここに示したような方式の長所としては、従来の
タッチレスポンスカウンタを用いた方式では非常にゆっ
くりの打鍵時にはタッチレスポンスカウンタがオーバー
フローしてしまうために、ある設定値に達するとカウン
トを停止させるための設定値比較回路およびカウント停
止回路を必要としたのに対して、ここではタッチレスポ
ンス検出演算パラメーター信号のビットシフトされる上
位3ビツトが全て°°0°°になると加算演算は自動的
に「プラス°°O°°の加算演算」となってタッチレス
ポンス検出演算パラメーター信号データはそのまま保持
された形になるとともに一定の最小値が自動的に設定さ
れることになり、この点でも簡潔な回路構成で有効な楽
器特性を得られるものである。
以上のようにして得られたタッチレスポンスデータはC
PUを中心とした楽音発生回路によって楽音の音量・音
色・時間変化等のパラメーターに反映するように利用さ
れる。そのためにはタッチレスポンス検出処理部分から
楽音発生部分へ時々刻々とタッチレスポンスデータを転
送する必要があるが、この転送方式によっては電子楽藩
として不十分な遅い処理速度となりかねない程にデータ
量は多く、システムの特性に対応した効率的な転送方式
が必要とされるものであり、本発明においても前述の本
発明のシステムに適合した有効なタッチレスポンスデー
タ転送方式を新規に提案するものである。第15図はこ
の様子を説明するための従来のCPUを中心とした楽音
発生回路の構成例であり、同図において80は回路全体
を制御するCPU、81はデータ等を一時的に格納する
RAM182は固定データ・プログラム等を格納するR
OM、83は入出力ポート、84は音色・効果等を設定
するタブレット、85は音源回路、86はサウンドシス
テム、87はアドレスバス・データバス・コントロール
バス等のシステムバスである。このような構成の電子楽
器は従来よく知られているのでここでは細かい動作の説
明は省略するが、このようなシステムにおいては各部分
の動作は全てCPU80の管理下にあって個々に制御さ
れており、鍵盤操作から楽音の発生に至るプロセスの全
てはCPU80がROM82のプログラムに従つて順々
に処理するものであり、回路の動作速度を決定する要素
としてはCPU80の処理速度とソフトウェアの能率に
負うところが大きかった。
第16図は前記第15図に示したような従来のCPUを
中心とした楽音発生回路の構成例において形式的にタッ
チレスポンス処理部分を付加した構成例であり、同図に
おいて90は回路全体を制御するCPU、93はデータ
等を一時的に格納するRAM、94は固定データ・プロ
グラム等を格納するROM、95は入出力ポート、96
は音源回路、97はサウンドシステム、98はアドレス
バス番データバス修コントロールパス等のシステムバス
、91は鍵盤スイッチ、92はタッチレスポンスデータ
を発生するタッチセンサである。このような構成図は一
見何の問題もなく動作するように思われるが、実はタッ
チセンサ92は他の構成要素のようにCPU90に完全
に従属して制御される性格の構成要素ではなく、CPU
90よりもはるかに高速の内部動作を行なうとともに多
量のデータを実時間的に処理する独立的な性格を持つ構
成要素であり、単に第16図に示したような構成で接続
するだけでは有効なタッチレスポンス付営電子楽響は実
現できるものではない。すなわちタッチセンサ92から
供給されるタッチレスポンスデータはシステムバス98
を介して実時間的にCPU90以下の楽音発生部分に与
えられるが、この際前記タッチレスポンスデータの転送
に伴なって一時的にシステムバス98を占有することに
なる。ところでシステムバス98はCPU90の動作に
とってはROM94のインストラクションをフェッチす
るのを始めとして、データ転送・ステータス検出・入出
力操作・音源制御等のためにほぼ常時使用きれ続けてい
るものであり、ここに形式的にタッチレスポンス処理部
分を付加しただけではバスファイト・ダブルアクセス等
の不都合が発生して満足の行く回路動作は達成できない
。ざらにCPU90が1つの処理を行なう動作時間に対
してタッチセンサ92が1鍵に対するタッチレスポンス
検出演算を実行する動作時間は格段に小キク、その分タ
ッチレスポンス情報の転送方法としては相当のシステム
バス占有時間を設定するか、またはできる限り高能率の
データ転送方式を用いる必要がある。
第17図はこのようなタッチレスポンス情報の転送方法
として考えられる1方式を示した具体的構成例であり、
同図において100はタッチレスポンスデータな発生す
るタッチセンサ、1o1はデータバス上のデータを切り
換えるデータセレクタ、102はタッチレスポンスデー
タを一時的に格納するバッファRAM、103は回路全
体を制御するCPU、104はシステム動作に関するデ
ータ等を一時的に格納するシステムRAM。
105は固定データ・プログラム等を格納するROM、
106は入出力ポート、107は音源回路、108はア
ドレスバスφデータバス拳コントロールバス等のシステ
ムバスである。ここで第18図に示す信号図を用いてこ
の動作を説明すると、第18図(A)はタッチセンサ1
00の動作モードを示すものであり、タッチレスポンス
検出演算を行なう演算モードとタッチレスポンスデ−タ
をバッファRAM102へ転送する転送モードとが交互
に現われるが、これは定期的に繰り返す方式の他に打鍵
イベントによって始めて転送モードに移る方式も考えら
れる。第18図(B)はこの時タッチセンサ 100 
 からデータセレクタ101に与えられるディレクショ
ン信号111で、タッチセンサ100がタッチレスポン
ス検出演算を行なう演算モードにおいてはシステムバス
108中のデータバスをタッチセンサ100から分離し
て CPLJバスの方からバッファRAM102をアク
セス可能であるようにし、一方タッチセンサ100がタ
ッチレスポンスデータをバッファRAM102へ転送す
る転送モードにおいてはシステムバス108中のデータ
バスをCPUシステムから分離してタッチセンサ100
の方からバッファRAM102をアクセス可能であるよ
うにするものである。ここで大事なのはこのディレクシ
ョン信号111がタッチセンサ100の方からCPU1
03の動作とは非同期的に供給されることで、前記転送
モードにおいてはいわばタッチセンサ100がタッチレ
スポンスデータをバッファRAM102へ転送したいタ
イミングでバッファRAM102をアクセスしてデータ
を転送するのに対して、CPUv方としてはバッファR
AM102がアクセス可能である事を確認しながらデー
タを受は取る必要があるところで、場合によってはタイ
ミングの条件が満足きれるまで「足踏み」して待機する
ような状態が出現する点である。CPU103が第18
図(B)の信号を参照してバッファRAM102のアク
セス許可信号と判断すると、転送モードのすぐ直前にた
またま「演算モード」をサンプリングした場合にはその
直後のモード変化時にアドレスバスの衝突が発生するの
は明らかであり、このままではバッファRAM102の
アクセス許可信号としては使えないことがわかる。この
ためタッチセンサ100においては第18図(C)に示
すようなイネーブル信号112を別個に発生させてCP
U103に供給する。第18図(D)はこれをサンプリ
ングするCPU103の動作の一例であり、この結果C
PU103においては第18図(E)に示すようなタッ
チレスポンスデータ読み出し動作を行なうことになり、
実時間的にデータを能率良く転送する方式としては必ず
しも満足できるものではないため、ざらに別の方法が求
められる。
第19図はこのようなタッチレスポンス情報の転送方法
として考えられる1方式を示した別の具体的構成例であ
り、同図において120はタッチレスポンスデータを発
生する タッチセンサ、121はデータバス上のデータ
を切り換えるデータセレクタ、123は回路全体を制御
するCPU、122はタッチレスポンスデータおよびシ
ステム動作に関するデータ等を一時的に格納するシステ
ムRAM、124は固定データ・プログラム等を格納す
るROM、125は入出力ボート、126は音源回路、
127はアドレスバス轡データバス・コントロールパス
等のシステムバスであり、特にCPU123として例え
ばモトローラ社の6809E−CPUタイプの「パス間
けり使用可能」であるものを想定している。ここで第2
0図に示す信号図を用いてこの動作を説明すると、タッ
チセンサ120およびCPU123には共通のクロック
信号131が供給されており、この両者は基本的には同
期したタイミングでタッチレスポンスデータに関するパ
ス使用を行なう。すなわちCPU123のシステムバス
上のシステムRAM122はタッチセンサ120と共有
され、タッチセンサ120はシステムバス127を使用
できるフェーズにおいてバッファRAMを介せずに直接
タッチレスポンスデータを転送してしまう。第20図(
A)はこのシステムバス127の使用状態の一例を示し
たもので、CPU123がパス占有サイクルにおいてプ
ログラムのフェッチ・メモリのアクセス・Iloの入出
力処理等を行なうとともに、パス非占有サイクルにおい
てインストラクションデコード・演算操作・レジスタ操
作等の内部動作を行ない、かつこのCPUパス非占有サ
イクルにおいてはタッチセンサ120に対してRAMへ
のデータ転送を許可するものである。このようなシステ
ムは一見効率的であるように思われるが、CPU以降の
音源回路の動作とタッチセンサの動作とは本質的にスピ
ードが異なるばかりでなく処理量の変動要因も興なり、
ざらにわざわざ遅延きせてタイミングを揃わせない限り
非同期に動作するものであって、無条件に設置するだけ
では必ずしも能率良く動作するとは限らない。第20図
(B)はこの様子を説明するための信号図であり、CP
U123の処理としては例えば鍵盤状態からの発音割り
当て・ピッチの指定・エンベロープのトリガ等の多くの
仕事があり、ここでは処理A・処理B・処理Cとして代
表させて1フレームの処理として示しである。ここで処
理A・処理B・処理C等の処理量を考えてみると押鍵状
部によって明らかに成すべ鮒仕事の総量が大営く変わり
、この結果1フレームの処理にかかる時間は個々の動作
状況によって増減の変化を受けるため、CPU123の
処理としては1フレ一ム単位で言うと不等間隔の時分割
動作として考えられることになる。一方タッチセンサ1
20においては(処理時i)×(鍵盤数) という1フ
レームの処理時間は変動要因が無いために常に一定時間
となり、1フレ一ム単位で言うと等間隔の時分割動作と
して考えられることになり、CPU123の動作とは本
質的に非同期的動作となるものである。この本質的に非
同期的動作となる2つの部分の動作フローの1つの例と
して示したのが第20図(C)であり、CPU123の
最短の処理時間よりもタッチセンサ120の1フレーム
が短かい場合のものであって、タッチセンサ120は1
フレ一ム分の処理を終了してしまえばあとは実質的には
「待ち時間」となり、第20図(A)のCPUパス非占
有サイクルにおいてこのフレームとしては新たに成すべ
き有効な仕事がなくなってしまい、あとは能率を低下さ
せるロスタイムとなる。
また、この本質的に非同期的動作となる2つの部分の動
作フローの別の1つの例として示したのが第20図(D
)であり、CPU123の最長の処理時間よりもタッチ
センサ120の1フレームが長い場合のものであって、
CPU123は1フレ一ム分の処理を終了してしまえば
あとは実質的には「待ち時間」となり、第20図(A)
のCPUパス占有サイクルにおいてこのフレームとして
は新たに成すべき有効な仕事がなくなってしまい、あと
は能率を低下させるロスタイムとなる。
ざらに、この本質的に非同期的動作となる2つの部分の
動作フローの別の1つの例として示したのが第20図(
E)であり、CPU123の1フレ一ム分の処理時間と
タッチセンサ120の1フレ一ム分の処理時間がほぼ一
致する場合のものであってこれは一見能率が良いように
思われるが、図のようにたまたまタッチセンサの1フレ
ーム終了時にCPUがフレーム処理未完了でタッチセン
サが「待ち」フレームに入ると、この直後にCPUがフ
レーム処理を終了しても次の1フレームはCPU12.
3・タッチセンサ120共に有効な動作を行なわないダ
ミーのフェーズとなり、結局能率を低下させるロスタイ
ムとなる。以上のようにこの例においても実時間的にデ
ータを能率良く転送する方式としては必ずしも満足でき
るものではないため、ざらに別の方法が求められる。
二のような背景において、本発明ではタッチセンサから
CPUシステムへの効果的なデータ転送方式を本発明の
チャタリング防止・タッチレスポンス検出システムと一
体となったシステムとして提案するものであり、ここで
は互いに異なる2種のデータ転送方式を本発明のチャタ
リング防止・タッチレスポンス検出システムと一体とな
ったシステムとして提案するものである。第21図はこ
れを概括的に示した具体的構成例であり、同図において
140はタッチレスポンスデータを発生するタッチセン
サ、141はデータ転送を制御する転送回路、142は
音源回路全体を制御するCPU、143はタッチレスポ
ンスデータおよびシステム動作に関するデータ等を一時
的に格納するシステムRAM、144は固定データ・プ
ログラム等を格納するROM、145は入出力ポート、
146は音源回路、147はアドレスバス・データバス
・コントロールバス等のシステムバスである。すなわち
、タッチセンサ 140と CPU142との間のデー
タのやりとりをmsするための転送回路141を設ける
ことによって能率を低下させないようなデータ転送を実
現するものであり、転送回路141にデータ転送要求を
出して転送モードに移行する主導権のあり方で2種の方
式が考えられる。1つはタッチセンサ140の側から転
送要求信号を出すものであって、この場合前述のように
1フレーム毎に相手の状態を調べる転送方法ではフレー
ムを同期させるためのロスタイムが大きいため、これと
は異なった転送方式と転送回路構成が要求される。もう
1つは CPU142の側から転送要求信号を出すもの
であって、この場合前述のようにバッファRAMを介し
て実質的に同期をとるのはロスタイムが大きいため、こ
れとは異なった転送方式と転送回路構成が要求される。
そして何れのデータ転送方式においても、本発明のチャ
タリング防止・タッチレスポンス検出システムと一体と
なったシステムとして、回路構成・回路動作等の面で適
合したデータ転送システムであって、回路規模を肥大化
することな(有効なデータ転送を行なえるようにするの
は言うまでもない。
第22図はこのようなデータ転送を実現するための第1
の例として、第21図における転送回路141周辺部分
を具体的に構成した実施例である。同図において150
はタッチレスポンスデータを発生するタッチセぞす、1
51は前述のタッチセンサ回路内のタイミング回路、1
52は音源回路全体を制御するCPol 153はタッ
チレスポンスデータおよびシステム動作に関するデータ
等を一時的に格納するシステムRAM、154は固定デ
ータ・プログラム等を格納するROM。
155は前述のタッチセンサ回路内のバッファメモリ、
156はDMAカウンタ、157はアドレスバス・デー
タバス・コントロールパス等のシステムバスである。こ
の動作を第23図に示す信号図を用いて説明すると、タ
ッチセンサ150では第23図(A)のように1フレー
ムを大きく2つのフェーズに分け、まず全鍵に対して必
要なタッチレスポンス検出処理(チャタリング防止処理
を含む)を行なう第1のフェーズ、次いでこの全鍵分の
タッチレスポンスデータをシステムRAM153へDM
A (ダイレクトメモリアクセス)転送する第2のフェ
ーズ、の2フエースとして構成しこれをタッチセンサ独
自のタイミングで連続して行なう。第23図(B)はこ
の様子をさらに細かく示した信号例であり、タッチレス
ポンス検出処理(チャタリング防止処理を含む)を行な
う第1のフェーズでは各鍵盤ごとの処理がKEYI。
KEY2、・・・、KEYnとして順に行なわれ、例え
ばチャタリング防止に1usecsタツチレスポンス検
出に1μsecかかフで61鍵分を処理するとすればこ
の第1のフェーズの時間は122usecかかることな
る。この後にDMAカウンタ156によってタッチレス
ポンスデータのDMA転送がおこなわれ、同様にKEY
I、KEY2、−φ晦、KEYnとして順に行なわれる
として、例えば1鍵分のデータ転送に250nseCか
かって61W分を処理するとすればこの第2のフェーズ
の時間は15.25μsecかかることなる。このよう
に1フレームの実行時間がタッチセンサ独自のタイミン
グを基に一定の間隔で繰り返され、CPUの動作の状況
とは全く無関係に転送要求を出す、というのがここで示
すデータ転送方式の特徴となる。この様子を示したのが
第23図(C)の信号図であり、タイミング回路151
は上述のようにタッチセンサ150に対して第1のフェ
ーズを示す信号161を与えてチャタリング防止処理・
タッチレスポンス検出処理を実行きせ、所定の鍵盤数の
処理を終了すると引き続き第2のフェーズに移って、C
PU152に対してはデータバスの占有要求信号でもあ
る割り込み信号162を発し、これを受けてCPU、1
52は第23図(C)のようにデータバス端子をスリー
ステート状態にしてパスファイトを防止して待機状態に
入る。これとともにタイミング回路151はDMAカウ
ンタ156を動作状態にする制御信号163を供給し、
これを受けてDMAカウンタ156ではシステムRAM
および前記タッチセンサ回路内のバッファメモリ155
に対して、DMA転送のためのアドレス信号を続々と供
給する。この第2のフェーズにおいて所定の鍵盤数の処
理を終了すると、タイミング回路151はDMAカウン
タ156を非動作状態にする制御信号163を供給し、
ざらにCPU152に対してはデータバスの占有許可信
号でもある割り込み終了信号162を発し、これを受け
てCPU152は第23図(C)のようにデータバス端
子を通常の状態に復帰きせ、割り込み時点でスタックさ
れていた処理を再開する。このような動作においてはタ
ッチセンサ部分とCPUシステム部分とは全く非同期の
まま別個に動作し、データ転送時の待機状態によるロス
タイムをDMA転送という高能率処理によって最小の範
囲に近付けようとする点に特徴がある。本発明によるシ
ステムにおいては、この方法はDMAカウンタ156を
新たに設けるだけで他の部分は共有化できるため、回路
構成を簡略化する点においても有効なデータ転送方式と
なるものである。なお、CPU152の動作としては音
源回路の実時間l111nの方面でも別の割り込み信号
を用いて複数種類の処理ルーチンな時分割処理するのが
通常であるが、この場合はよ(知られているプライオリ
ティ−判定回路によって実行の優先順位を判定すればよ
い。明らかにここに示した本発明のシステムによるデー
タ転送要求はプライオリティ−の高いものであるが、場
合によってはより高次の処理(例えば電源瞬断処理等)
もあるために、その判定処理は個々の条件によって変化
するものであり、また技術的には十分知られたものであ
って本発明とは直接関係しないため、ここではこれ以上
の詳しい説明を省略する。
第24図はこれまで説明したようなデータ転送を実現す
るための第2の例として、第21図における転送回路1
41周辺部分を具体的に構成した別の実施例である。同
図において170はタッチレスポンスデータな発生する
 タッチセンサ、171は前述のタッチセンサ回路内の
タイミング回路、172は音源回路全体を制御するCP
U。
173はタッチレスポンスデータおよびシステム動作に
関するデータ等を一時的に格納するシステムRAM、1
74は固定データ・プログラム等を格納するROM、1
75は前述のタッチセンサ回路内のバッファメモリ、1
76はアドレスセレクタ、177はアドレスバス・デー
タバス・コントロールパス等のシステムバス、178は
クロックゲート、179は出力ポートである。この動作
を第25図に示す信号図を用いて説明すると、タッチセ
ンサ170は前述の例のように自発的にデータ転送を司
どる動作フェーズ″を持っのでなく、第25図(A)の
ように各錘ごとにタッチレスポンス検出処理(チャタリ
ング防止処理を含む)を行なう動作のみで1フレームを
形成するものであり、各鍵盤ごとの処理がKEYI、K
EY2、・・・、KEYnとして順に行なわれ、例えば
チャタリング防止に1μ5ec1タツチレスポンス検出
に1μsecかかって611i分を処理するとすれば、
この1フレームの時間は何も割り込みの挿入きれない場
合においては122μsecがかることなる。一方CP
U172の動作については、前述の例ではタッチセンサ
からの割り込みを受けて個々に待機状態に入ったのに対
して、ここではタッチセンサを含む電子楽藩システム全
体の主導権を握るものであり、第25図(B)に示すよ
うにCPU172の動作としては全く待機状態を持たな
いように進行する。すなわちCPUの処理としては例え
ば鍵盤状態からの発音割り当て・ピッチの指定・エンベ
ロープのトリガ・各種状態パラメーターの設定等の多く
の仕事があるが、この処理は何の停止要求もなく優先さ
れて行なわれるものであり、その中で例えば鍵盤状態が
らの発音割り当て処理において特定の鍵盤情報を必要と
する時には、前述の例とは逆にCPU172からタッチ
センサ170の方に割り込み要求信号を発して所望する
データを受は取るものである。この動作を第24図に示
した回路構成例の動作として説明すると、例えば同様に
して個々の鍵盤スイッチのオンイベント状態を認定した
CPU172は、必要な制御信号・鍵盤に対応した処理
チャンネル情報等を出力ポート179に出力するb出力
ポート 179の信号の一部はタイミング回路171に
システムクロック信号を供給するクロラフゲート178
を制御するゲート信号181として働き、この時点でタ
ッチセンサの内部における時分割動作は停止する。ざら
に出力ボート179の信号の一部はタイミング回路17
1の動作を切り換えるための制御信号182として供給
され、これを受けてタイミング回路171ではタッチセ
ンサ170の動作をチャタリング防止・タッチレスポン
ス検出動作モードからデータ転送モードへと切り換え、
必要に応じて内部パスの切り換え・スリーステートゲー
トl11!11n等の動作を行なうためのコントロール
信号183をタッチセンサ170に供給し、ざらにアド
レスセレクタ177にアドレスセレクト信号184を供
給する。アドレスセレクタ177には通常のチャタリン
グ防止・タッチレスポンス検出動作に伴なう アドレス
信号185がタッチセンサ170から、またデータ転送
モードにおいてはCPU172が必要とする鍵盤に対応
した処理チャンネル情報信号186が供給きれており、
タイミング回路171からのアドレスセレクト信号18
4によって選択されてバッファメモリ175に供給され
る。このような一連の動作によって、CPU1?2は第
25図(B)のようにタッチセンサ170に割り込みを
かけて必要な情報を読み出し、データを受は入れると割
り込み解除信号を供給して引き続き必要な処理動作を継
続する。一方タッチセンサ回路の側では、CPU172
からの割り込み解除信号によって即刻動作を再開するの
ではなく、第25図(B)に示すように前記割り込み解
除信号から所定の期間は割り込みの発生した時点の状態
を保持し、その後に引き続き通常の動作を再開するよう
にする。
これはCPU172からの割り込みがタッチセンサ17
0の内部動作タイミングと全く非同期であるため、記憶
回路のデータや演算途中のデータが未確定の時点で割り
込みがかかってタッチセンサの内部における時分割動作
が停止する可能性があり、この状態で直ちに次の状態に
進行すると、意味のないデータとなる場合が起こるから
であり、一定の状態再現・保持期間を持てば解決される
ものである。このためには前記タイミング回路171に
おいて第26図に示すような簡単なディレィ回路を付加
してやればよい。以上のようなデータ転送方式によれば
、第25図(C)に示すようにCPU1?2はロスタイ
ムとなるような待機状態も持たず、常に最大の効率で動
作できるものであり、一方タツヂセンサ170の動作と
してはCPU170からの割り込みに応じて1フレーム
の長きが変化することになる。この1フレームの時間の
変化というのは前述のチャタリング防止動作およびタッ
チレスポンス検出動作の説明から明らかなように、チャ
タリング防止演算パラメーターおよびタッチレスポンス
検出演算パラメーターの誤差として作用してくるもので
あるから、この要因の評価は重要である。そこで上述の
ように例えば61鍵分を処理する場合を例゛として考え
るとすれば、このlフレームの時間は何も割り込みの挿
入きれない場合においては122usecであり、一方
CPU172から割り込み要求があるとImについて2
00nsecから300nsecのデータ転送時間が余
分にかかり、ざらに前記状態再現・保持期間として最大
のIgsecを考えると、lフレームに1回の割り込み
の場合でおよそ1パーセントの誤差となることがわかる
ところでこのCPU1?2によって従来の電子楽器にお
ける発音割り当て・楽音発生等の処理も行なうのである
から、実際に鍵盤情報をタッチセンサ170に要求する
頻度は推定可能であって、人間の識別能力から鍵盤走査
速度として要求される数字としての「1フレ一ムスキヤ
ン=数msec−IQmsec」という条件が参考にな
る。つまり処理条件としては厳しい方の「数m5eC」
を採るとしても、実際にはタッチセンサの動作の50フ
レームごとに1回程度の割り込みが発生するのであって
、およそ0.02パーセントの誤差となることがわかる
。これはビット精度で言えば12ビット以上の能力であ
り、電子楽Iのタッチレスポンス特性としては十分な精
度となるものである。以上のようにこのデータ転送方式
を月いる場合は、前述の例のようにCPUがインストラ
クジョン・フェッチを含む全ての状態を停止するのでな
く、データのリードサイクルのみを割り込み期間とする
分だけざらに能率が向上しているわけであり、さらにこ
の方式によれば、タッチセンサ部分全体を1つの「タッ
チレスポンスデータの書かれたメモリ」のように見なし
てアクセスするような新規な概念を実現できるものであ
る。これは従来のCPUを中心としたシステムにおける
「汎用周辺LSISソファ」の一種のバリエーションと
して、「タッチレスポンスLSIJの如き強力な構成要
素として電子楽器においては極めて画期的な存在として
多くの可能性を提供するものである。
(5) 発明の詳細 な説明したように、本発明にかかる電子楽器によれば、
簡単な回路構成によってCPUでは処理困難である高速
のタッチレスポンス検出演算処理およびチャタリング防
止演算処理を実現し、かつ非同期的に最適の状態で楽音
信号発生動作を行う楽音発生回路に適切なデータ転送を
行なうことで、同時発音数および発音割り当て方式がハ
ードウェア的に限定きれないタッチレスポンス処理を行
なえるものであり、さらに内部処理用のデータとしては
高精度・高分解能の2ワードのデータを設定し、前記演
算制御回路および加算回路によ″って時定数回路方式の
ような自然な時間変化カーブを持つタッチレスポンスデ
ータを直接演算することで、LSI化に適した高性能か
つコンパクトなタッチレスポンスシステムを提供するも
のであり、これによってタッチレスポンス特性の優れた
音楽性豊かな電子楽器をローコストで実現できるもので
あって、良質の音楽のために貢献するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による電子楽器の構成を説明するため
の構成概念図、第2図は、第1図に示す鍵盤1およびタ
ッチレスポンス回路3およびCPU回路4周辺において
実現きれる、本発明にかかるチャタリング防止演算処理
およびタッチレスポンス情報検出操作部分を説明するた
めの具体的構成例、第3図は、第2図に示す具体的構成
例の動作を説明するための信号図、第4図は、第2図に
示すチャタリング防止演算処理およびタッチレスポンス
情報検出操作部分を具体的に構成した回路の一実施例、
第5図は、第4図に示す具体的構成の一実施例の動作を
説明するための信号図、第6図は、第4図に示す具体的
構成の一実施例の動作を説明するための論理回路の一例
、第7図は、第4図に示す具体的構成の一実施例の動作
を説明するための信号図、第8図は、第4図に示す具体
的構成の一実施例の動作を説明するための信号図、第9
図は第4図に示すゲート回路29を含むピット操作動作
部分を説明するための具体的構成例、第10図は、第4
図に示す具体的構成の一実施例の別の動作としてこの並
列処理化のフェーズ設定例を説明するための信号図、第
11図は、第4図に示す制御回路24を中心としたチャ
タリング防止演算処理部分を具体的に構成した回路の一
実施例、第12図は、第11図に示す具体的構成の一実
施例の動作を説明するための信号図、第13図は、第4
図に示す制御回路24を中心としたタッチレスポンス検
出演算処理部分を具体的に構成した回路の一実施例、第
14図は、第13図に示す具体的構成の一実施例の動作
を説明するための信号図、第15図は従来のCPUを中
心とした楽音発生回路の構成例、第16図は、第15図
に示したような従来のCPUを中心とした楽音発生回路
の構成例において形式的にタッチレスポンス処理部分を
付加した構成例、第17図は、タッチレスポンス情報の
転送方法として考えられる1方式を示した具体的構成例
、第18図は、第17図に示す具体的構成の一実施例の
動作を説明するための信号図、第19図は、タッチレス
ポンス情報の転送方法として考えられる1方式を示した
別の具体的構成例、第20図は、第19図に示す具体的
構成の一実施例の動作を説明するための信号図、第21
図は、本発明によって提案きれた、本発明のチャタリン
グ防止管−タッチレスポンス検出システムと一体となっ
たシステムとし、ての、タッチセンサからCPUシステ
ムへの効果的なデータ転送方式を概括的に示した具体的
構成例、第22図は、データ転送を実現するための第1
の例として、第21図における転送回路141周辺部分
を具体的に構成した実施例、第23図は、第22図に示
す具体的構成の一実施例の動作を説明するための信号図
、第24図は、データ転送を実現するための第2の例と
して、第21図における転送回路141周辺部分を具体
的に構成した別の実施例、第25図は、第24図に示す
別の具体的構成の一実施例の動作を説明するための信号
図、第26図は、第24図におけるタイミング回路17
1に付加される簡単なディレィ回路の回路例である。 同図において、1は鍵盤、2は音色・効果等設定用タブ
レット、3はタッチレスポンス回路、5は楽音信号発生
回路、4はCPU回路、6はサウンドシステム、10は
鍵スィッチ、11は演算−御回路、12は加算回路、1
3はデータ転送回路、14は走査回路、15はタイミン
グ回路、16は楽音発生回路、20は第1のスイッチ、
21は第2のスイッチ、32はタイミング回路、22は
走査検出口路、23は第1の記憶回路、24は制御回路
、25は第2の記憶回路、26は第3の記憶回路、27
は第4の記憶回路、33はデータバス、30は第5の記
憶回路、31は第6の記憶回路、28は加算回路、29
はゲート回路、5は楽音発生回路、34はコントロール
回路、6oは第10の記憶回路、61は第11の記憶回
路、62は第12の記憶回路、63は第2のゲート回路
、64は第3のゲート回路、65は第4のゲート回路、
71は第13の記憶回路、73は第5のゲート回路、7
0は第14の記憶回路、72は第6のゲート回路、80
はCPU、81はRAM、82はROM、83は入出力
ポート、84はタブレット、85は音源回路、86はサ
ウンドシステム、87はシステムバス、90はCPU1
93はRAM、94はROM、95は入出力ボート、9
6は音源回路、97はサウンドシステム、98はシステ
ムバス、91は鍵盤スイッチ、92はタッチセンサ、、
100はタッチセンサ、101はデータセレクタ、10
2はバッファRAM、103はCPU、104はシステ
ムRAM。 105はROM、106は入出力ポート、107は音源
回路、108はシステムバス、120はタッチセンサ、
121はデータセレクタ、123はCPU、122はシ
ステムRAM、124はROM、125は入出力ポート
、126は音源回路、127はシステムバス、140は
タッチセンサ、141は転送回路、142はCPU、1
43はシステムRAM、144はROM、145は入出
力ポート、146は音源回路、147はシステムバス、
150はタッチセンサ、151はタイミング回路、15
2はCPU、153はシステムRAM、154はROM
1155はバッファメモリ、156はDMAカウンタ、
157はシステムバス、170ばタッチセンサ、171
ばタイミング回路、172はCPU、173はシステム
RAM、174はROM、175はバッファメモリ、1
76はアドレスセレクタ、177はシステムバス、17
8はクロックゲート、179は出力ボートである。 第  1  図 第  2  図 第7図 第8図 箪  9  図 $  11  図 系 13   図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鍵盤を有し打鍵することによって楽音を発生する
    電子楽器において、鍵盤スイッチのチャタリング防止演
    算処理とタッチレスポンス検出演算処理を行う共通の演
    算制御回路および加算回路と、前記チャタリング防止動
    作とタッチレスポンス検出動作の切り換えおよび前記鍵
    盤スイッチ状態の走査検出を制御するタイミング制御回
    路と、前記鍵盤スイッチ状態の走査検出および鍵盤スイ
    ッチのチャタリング防止およびタッチレスポンス検出の
    動作とは非同期的に楽音信号発生動作を行う楽音発生回
    路と、前記楽音発生回路にタッチレスポンス情報を転送
    するための転送回路とを具備し、打鍵の強弱に応じたタ
    ッチレスポンス特性を持つ楽音を発生するようにしたこ
    とを特徴とする電子楽器。
  2. (2)鍵盤を有し打鍵することによって楽音を発生する
    電子楽器において、打鍵に伴ない状態変化する各鍵別に
    設けられた第1のスイッチと、前記第1のスイッチより
    時間的に遅れて状態変化する各鍵別に設けられた第2の
    スイッチと、チャタリング除去動作およびタッチレスポ
    ンス検出動作の基準となるフェーズ信号およびスキャン
    信号およびアドレス信号および制御信号を発生するタイ
    ミング回路と、前記タイミング回路のスキャン信号によ
    って前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチのい
    ずれか一方を指定しスイッチの状態を検出する走査検出
    口路と、前記走査検出回路により与えられたスイッチ検
    出信号を前記タイミング回路の制御信号によって一時記
    憶する第1の記憶回路と、前記タイミング回路のフェー
    ズ信号および制御信号によって所定の制御演算操作を行
    なう制御回路と、前記第1の記憶回路の出力信号および
    前記制御回路によってチャタリングを除去きれたスイッ
    チ状態信号を前記タイミング回路の制御信号によって一
    時記憶する第2の記憶回路と、前記第2の記憶回路の出
    力信号を前記タイミング回路の制御信号によって一時記
    憶し第1のスイッチ情報として前記制御回路に供給する
    第3の記憶回路と、前記第2の記憶回路の出力信号を前
    記タイミング回路の制御信号によって一時記憶し第2の
    スイッチ情報として前記制御回路に供給する第4の記憶
    回路と、システム全体の各種データ信号および各種コン
    トロール信号を時分割的に共有するデータバスと、前記
    データバス上の信号を前記タイミング回路の制御信号に
    よって一時記憶し前記制御回路に供給する第5の記憶回
    路と、前記データバス上の信号を前記タイミング回路の
    制御信号およびアドレス信号によって一時記憶する第6
    の記憶回路と、前記制御回路の出力信号を加算演算して
    タッチレスポンス情報またはチャタリング防止情報を得
    る加算回路と、前記タイミング回路の制御信号によって
    前記加算回路の出力信号および前記制御回路の出力信号
    を前記データバス上に供給するゲート回路と、前記デー
    タバス上の信号によって楽音パラメーターが与えられ楽
    音を発生する楽音発生回路と、前記楽音発生回路および
    前記タイミング回路を制御してタッチレスポンス特性を
    楽音信号に反映させるコントロール回路とを具備し、打
    鍵の強弱に応じたタッチレスポンス特性を持つ楽音を発
    生するようにしたことを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項記載の電子楽器。
  3. (3)前記タイミング回路において、前記コントロール
    回路が前記データバス上の必要な情報をアクセスする間
    は前記フェーズ信号およびスキャン信号およびアドレス
    信号および制御信号の状態変化を禁止し、かつ前記コン
    トロール回路が前記データバスの占有を終了した後に所
    定の時間にわたって前記フェーズ信号およびスキャン信
    号およびアドレス信号および制御信号の状態を保持する
    第1の割り込み制御回路を具備し、前記コントロール回
    路の任意の割り込み要求に対応しながら非同期的にタッ
    チレスポンス情報を発生するようにしたことを特徴とす
    る、特許請求の範囲第2項記載の電子楽器。
  4. (4)前記タイミング回路において、前記制御回路およ
    び前記加算回路によってチャタリング防止演算操作また
    はタッチレスポンス検出演算操作が行なわれる動作フェ
    ーズの所定の周期ごとに定期的に前記コントロール回路
    に割り込みをかけて前記データバスを占有するための第
    2の割り込み制御回路と、前記第2の割り込み制御回路
    の許可信号によって前記コントロール回路に必要な情報
    を前記データバスを介してダイレクトメモリアクセス転
    送するためのアドレス信号を発生するアドレス発生回路
    とを具備し、前記コントロール回路に対して周期的に割
    り込みを要求してタッチレスポンス情報を転送するよう
    にしたことを特徴とする、特許請求の範囲第2項記載の
    電子楽器。
  5. (5)前記タイミング回路のフェーズ信号によって前記
    第5の記憶回路および前記ゲート回路の入出力ビットを
    切り換えるビット操作回路を具備するとともに、前記タ
    イミング回路においては基本的な8つのフェーズを表す
    フェーズ信号を発生し、前記走査検出回路によって前記
    第1のスイッチを指定しスイッチの状態を検出するとと
    もに前記第5の記憶回路によって前回のスイッチの状態
    および前回のチャタリング除去演算パラメーターを設定
    する第1のフェーズと、前記制御回路および前記加算回
    路によって得られた新たなスイッチ状態信号および新た
    なチャタリング除去演算パラメーターを前記第2の記憶
    回路および前記ゲート回路に供給する第2のフェーズと
    、前記走査検出回路によって前記第2のスイッチを指定
    しスイッチの状態を検出するとともに前記第5の記憶回
    路によって前回のスイッチの状態および前回のチャタリ
    ング除去演算パラメーターを設定する第3のフェーズと
    、前記制御回路および前記加算回路によって得られた新
    たなスイッチ状態信号および新たなチャタリング除去演
    算パラメーターを前記第2の記憶回路および前記ゲート
    回路に供給する第4のフェーズと、前記第3の記憶回路
    および前記第5の記憶回路によってチャタリングを除去
    された第1のスイッチ状態信号および前回のタッチレス
    ポンス演算パラメーターの一部のビットを設定する第5
    のフェーズと、前記第4の記憶回路および前記第5の記
    憶回路によってチャタリングを除去された第2のスイッ
    チ状態信号および前回のタッチレスポンス演算パラメー
    ターの残りのビットを設定する第6のフェーズと、前記
    制御回路および前記加算回路によって得られた新たなス
    イッチ状態信号および新たなタッチレスポンス演算パラ
    メーターの一部のビットを前記ゲート回路に供給する第
    7のフェーズと、前記制御回路および前記加算回路によ
    って得られた新たなスイッチ状態信号および新たなタッ
    チレスポンス演算パラメーターの残りのビットを前記ゲ
    ート回路に供給する第8のフェーズとを同一の回路構成
    で時分割的に処理し、前記コントロール回路を経て前記
    楽音発生回路に供給されるタッチレスポンス情報よりも
    多いビット数のタッチレスポンス演算パラメーターデー
    タを用いて高精度のタッチレスポンス検出を行うように
    したことを特徴とする、特許請求の範囲第3項または第
    4項記載の電子楽器。
  6. (6)前記制御回路および前記加算回路のチャタリング
    除去動作フェーズにおいて、前記第1の記憶回路のスイ
    ッチ情報のオンイベントに対してはスイッチオン状態信
    号を出力するとともに前記チャタリング除去演算パラメ
    ーターとして所定の初期値をセットし、以後前記タイミ
    ング回路によって再び演算処理操作を指定されるごとに
    所定の増分値を加算演算して所定の設定値に達したらそ
    の状態を保持し、一方前記第1の記憶回路のスイッチ情
    報のオフイベントに対しては前記チャタリング除去演算
    パラメーターとして所定の初期値をセットし、以後前記
    タイミング回路によって再び演算処理操作を指定される
    ごとに所定の増分値を加算演算して所定の設定値に達し
    たらその状態を保持するとともにスイッチオフ状態信号
    を出力することで、前記第1の記憶回路のスイッチ情報
    に対して一定の時間内のオフイベントをマスクするよう
    にしたことを特徴とする、特許請求の範囲第5項記載の
    電子楽器。
  7. (7)前記制御回路および前記加算回路のタッチレスポ
    ンス検出動作フェーズにおいて、前記第3の記憶回路の
    スイッチ情報のオンイベントに対しては前記タッチレス
    ポンス演算パラメーターとして所定の初期値をセットし
    、以後前記タイミング回路によって再び演算処理操作を
    指定されるごとに前記タッチレスポンス演算パラメータ
    ーデータの特定のビット数の上位ビットを反転して特定
    のビット数の下位ビットにシフトするとともに残りのビ
    ットを反転させたデータを加算演算し、一方前記第4の
    記憶回路のスイッチ情報のオンイベントに対しては前記
    タッチレスポンス演算パラメーターデータの状態を保持
    するとともに以後前記第3の記憶回路のスイッチ情報の
    オフイベントまで状態の変化を禁止し、前記第3の記憶
    回路のスイッチ情報のオンイベントから前記第4の記憶
    回路のスイッチ情報のオンイベントまでの所要時間に対
    応してほぼ指数関数的に変化するタッチレスポンス情報
    を得るようにしたことを特徴とする、特許請求の範囲第
    6項記載の電子楽器。
  8. (8)前記コントロール回路および前記楽音発生回路の
    一部をマイクロコンピューターを用いて構成し、前記デ
    ータバスを該マイクロコンピューターのシステムバスと
    共有し、また前記第6の記憶回路をマイクロコンピュー
    ターシステムのRAMの一部として共有化したことを特
    徴とする、特許請求の範囲第7項記載の電子楽器。
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