JPH07186799A - 組込み式チャイルドシート - Google Patents
組込み式チャイルドシートInfo
- Publication number
- JPH07186799A JPH07186799A JP5351682A JP35168293A JPH07186799A JP H07186799 A JPH07186799 A JP H07186799A JP 5351682 A JP5351682 A JP 5351682A JP 35168293 A JP35168293 A JP 35168293A JP H07186799 A JPH07186799 A JP H07186799A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- child seat
- cushion body
- seat back
- built
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/30—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
- B60N2/3081—Seats convertible into parts of the seat cushion or the back-rest or disapppearing therein, e.g. for children
- B60N2/3084—Disappearing in a recess of the back-rest
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベンチ型の車両用シートの一部に簡易型構造
によるチャイルドシートを引出し可能に組込み、且つ必
要時に引出して使用可能とする。 【構成】 ベンチ型シート1のシートバック3の凹所4
部分に格納、引出し可能に組込み式チャイルドシート1
0を設ける。チャイルドシート10のクッション体11
は、常時はシートバック3の凹所4内に格納され、下端
枢支部によりシートバック3の凹所4に枢支されてい
る。シートバック凹所内の側壁面4aが背もたれ部とな
る。更に、クッション体11の腰掛け部10は、幼児を
両側からホールドした状態で着座させ得る突条部12,
12を有する。クッション体11前端側中央には、略T
字状の胸当てパッド部15が、回転ヒンジ16を介して
起立回動可能に設けられる。
によるチャイルドシートを引出し可能に組込み、且つ必
要時に引出して使用可能とする。 【構成】 ベンチ型シート1のシートバック3の凹所4
部分に格納、引出し可能に組込み式チャイルドシート1
0を設ける。チャイルドシート10のクッション体11
は、常時はシートバック3の凹所4内に格納され、下端
枢支部によりシートバック3の凹所4に枢支されてい
る。シートバック凹所内の側壁面4aが背もたれ部とな
る。更に、クッション体11の腰掛け部10は、幼児を
両側からホールドした状態で着座させ得る突条部12,
12を有する。クッション体11前端側中央には、略T
字状の胸当てパッド部15が、回転ヒンジ16を介して
起立回動可能に設けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベンチ型の車両用シート
(以下ベンチシートと言う)に引出し可能に格納して設
けられ幼児等を着座させて拘束保護するために用いて好
適な組込み式チャイルドシートに関し、特に幼児等を安
定して着座させて拘束保護することが可能となる組込み
式チャイルドシートに関する。
(以下ベンチシートと言う)に引出し可能に格納して設
けられ幼児等を着座させて拘束保護するために用いて好
適な組込み式チャイルドシートに関し、特に幼児等を安
定して着座させて拘束保護することが可能となる組込み
式チャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭56−28023号公報に
は、自動車の後部座席に用いられるベンチ型の車両用シ
ートにおいて、シートバック中央部分のアームレスト付
設個所等に、折畳み式のチャイルドシートを格納、引出
し可能に設けた構造が開示されている。
は、自動車の後部座席に用いられるベンチ型の車両用シ
ートにおいて、シートバック中央部分のアームレスト付
設個所等に、折畳み式のチャイルドシートを格納、引出
し可能に設けた構造が開示されている。
【0003】このような構造によれば、チャイルドシー
トが車両用シートに常備され、従来一般的であった別体
構造による独立型で且つ成人用シートベルト等で保持固
定されるようなチャイルドシートに比べ、構造が簡単
で、使い易く、しかも安定感を持って使用でき、また不
使用時の保管等の問題もない等の利点を奏するものであ
った。
トが車両用シートに常備され、従来一般的であった別体
構造による独立型で且つ成人用シートベルト等で保持固
定されるようなチャイルドシートに比べ、構造が簡単
で、使い易く、しかも安定感を持って使用でき、また不
使用時の保管等の問題もない等の利点を奏するものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の折畳み式のチャイルドシートにあっては、シート
クッション部において自動車の旋回走行時等に生じる横
方向への揺動(横G)の影響を阻止できる対策は講じら
れていない。そして、このような構成では、例えばチャ
イルドシート部に着座している幼児等の足が左右に不安
定となる等の問題を招く可能性があった。
従来の折畳み式のチャイルドシートにあっては、シート
クッション部において自動車の旋回走行時等に生じる横
方向への揺動(横G)の影響を阻止できる対策は講じら
れていない。そして、このような構成では、例えばチャ
イルドシート部に着座している幼児等の足が左右に不安
定となる等の問題を招く可能性があった。
【0005】更に、クッション部分と安全パッド部とが
二個所のヒンジにより連結されており、揺れ等の影響が
大きい場合に、安定性に欠けると言う問題もあった。ま
た、上述した従来例では、クッション部分が浮いている
ので、自動車の走行時における揺れ等での影響を大きく
受け、安定感がないという問題もあった。
二個所のヒンジにより連結されており、揺れ等の影響が
大きい場合に、安定性に欠けると言う問題もあった。ま
た、上述した従来例では、クッション部分が浮いている
ので、自動車の走行時における揺れ等での影響を大きく
受け、安定感がないという問題もあった。
【0006】更に、従来のチャイルドシートでは、安全
ベルトに高さ調整機能がなく、幼児の体格等に合わせて
の調整も行えないと言う不具合もあった。また、従来の
チャイルドシートでは、幼児が着座している際に背面側
を受ける背もたれ部での形状も不安定となり易いという
問題もあった。
ベルトに高さ調整機能がなく、幼児の体格等に合わせて
の調整も行えないと言う不具合もあった。また、従来の
チャイルドシートでは、幼児が着座している際に背面側
を受ける背もたれ部での形状も不安定となり易いという
問題もあった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ベンチシート中央部に簡易型構造によるチ
ャイルドシートを引出し可能に組込み、且つ必要時に引
出して使用可能とし得ると共に、使用時において幼児の
拘束保護にあたっての安定性を確保できる組込み式チャ
イルドシートを得ることを目的としている。
ものであり、ベンチシート中央部に簡易型構造によるチ
ャイルドシートを引出し可能に組込み、且つ必要時に引
出して使用可能とし得ると共に、使用時において幼児の
拘束保護にあたっての安定性を確保できる組込み式チャ
イルドシートを得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る組込み式チャイルドシートは、ベン
チ型の車両用シートにおけるシートバックの凹所部分に
格納、引出し可能な状態で組込み配置されるものであっ
て、このチャイルドシートを、常時はシートバックの凹
所内に格納されると共に、下端枢支部により引出されて
車両用シートのシートクッション上に載置されることに
より腰掛け部となるクッション体と、このクッション体
の引出し時に背もたれ部となる前記シートバックの凹所
内での側壁面とによって構成し、且つクッション体の腰
掛け部を、幼児を両側からホールドした状態で着座させ
ることができる形状、例えば腰掛け面両側部分に突条部
等を突設することで形成したものである。
ために本発明に係る組込み式チャイルドシートは、ベン
チ型の車両用シートにおけるシートバックの凹所部分に
格納、引出し可能な状態で組込み配置されるものであっ
て、このチャイルドシートを、常時はシートバックの凹
所内に格納されると共に、下端枢支部により引出されて
車両用シートのシートクッション上に載置されることに
より腰掛け部となるクッション体と、このクッション体
の引出し時に背もたれ部となる前記シートバックの凹所
内での側壁面とによって構成し、且つクッション体の腰
掛け部を、幼児を両側からホールドした状態で着座させ
ることができる形状、例えば腰掛け面両側部分に突条部
等を突設することで形成したものである。
【0009】また、本発明に係る組込み式チャイルドシ
ートは、シートバックの凹所内から引出されるクッショ
ン体の前端側に、幼児の腹部をホールド可能に起立され
る略T字状の胸当てパッド部を、回転ヒンジを介して回
動可能に設けているものである。
ートは、シートバックの凹所内から引出されるクッショ
ン体の前端側に、幼児の腹部をホールド可能に起立され
る略T字状の胸当てパッド部を、回転ヒンジを介して回
動可能に設けているものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、ベンチシートのシートバック
での凹所から、チャイルドシートを構成するクッション
体を引出し、シートクッション上に載置することによ
り、シートバックの凹所内での側壁面を背もたれ部と
し、クッション体を腰掛け部としたチャイルドシートを
得ることができる。
での凹所から、チャイルドシートを構成するクッション
体を引出し、シートクッション上に載置することによ
り、シートバックの凹所内での側壁面を背もたれ部と
し、クッション体を腰掛け部としたチャイルドシートを
得ることができる。
【0011】しかも、このようなチャイルドシートは、
クッション体の腰掛け部が、幼児を両側からホールドし
た状態で着座させることができる形状、例えば腰掛け部
両側部分にサイドサポートとしての突条部等を突設する
ことで形成され、且つ凹所の両側部もホールド機能を得
られることから、幼児を安定して着座させて保持でき
る。
クッション体の腰掛け部が、幼児を両側からホールドし
た状態で着座させることができる形状、例えば腰掛け部
両側部分にサイドサポートとしての突条部等を突設する
ことで形成され、且つ凹所の両側部もホールド機能を得
られることから、幼児を安定して着座させて保持でき
る。
【0012】また、本発明によれば、クッション体の前
端側に、胸当てパッド部を回転ヒンジを介して回動可能
に設けており、これにより幼児の安定したホールド保持
状態を得ることができる。
端側に、胸当てパッド部を回転ヒンジを介して回動可能
に設けており、これにより幼児の安定したホールド保持
状態を得ることができる。
【0013】
【実施例】図1乃至図4は本発明に係る組込み式チャイ
ルドシートの一実施例を示し、これらの図において、符
号1は車両のリアシートとして用いられるベンチシー
ト、2はそのシートクッション、3はシートバックであ
る。
ルドシートの一実施例を示し、これらの図において、符
号1は車両のリアシートとして用いられるベンチシー
ト、2はそのシートクッション、3はシートバックであ
る。
【0014】さて、本発明に係る組込み式チャイルドシ
ート10によれば、図1乃至図3から明らかなように、
ベンチシート1のシートバック3の一部、この実施例で
は中央部に凹所4を設け、且つこの凹所4内に格納、引
出し可能な状態で組込み配置されている。
ート10によれば、図1乃至図3から明らかなように、
ベンチシート1のシートバック3の一部、この実施例で
は中央部に凹所4を設け、且つこの凹所4内に格納、引
出し可能な状態で組込み配置されている。
【0015】そして、常時はシートバック3凹所4内に
格納されると共に、下端枢支部(図示せず)により引出
されてベンチシート1のシートクッション2上に載置さ
れることにより腰掛け部となるクッション体11と、こ
のクッション体11の引出し時に背もたれ部となるシー
トバック3の凹所4内での側壁面4aとによって構成
し、且つクッション体11の腰掛け部11aを、幼児を
両側からホールドした状態で着座させることができる形
状、例えば腰掛け部両側部分にサイドサポートとしての
突条部12,12を突設形成している。
格納されると共に、下端枢支部(図示せず)により引出
されてベンチシート1のシートクッション2上に載置さ
れることにより腰掛け部となるクッション体11と、こ
のクッション体11の引出し時に背もたれ部となるシー
トバック3の凹所4内での側壁面4aとによって構成
し、且つクッション体11の腰掛け部11aを、幼児を
両側からホールドした状態で着座させることができる形
状、例えば腰掛け部両側部分にサイドサポートとしての
突条部12,12を突設形成している。
【0016】このような構成によれば、簡単な構成であ
るにもかかわらず、ベンチシート1のシートバック3で
の凹所4から、チャイルドシート10を構成するクッシ
ョン体11を引出して前に倒し、シートクッション2上
に載置するだけで、シートバック3の凹所4内での側壁
面4aを背もたれ部とし、クッション体11を腰掛け部
としたチャイルドシート10を得ることができる。
るにもかかわらず、ベンチシート1のシートバック3で
の凹所4から、チャイルドシート10を構成するクッシ
ョン体11を引出して前に倒し、シートクッション2上
に載置するだけで、シートバック3の凹所4内での側壁
面4aを背もたれ部とし、クッション体11を腰掛け部
としたチャイルドシート10を得ることができる。
【0017】しかも、このようなチャイルドシート10
は、クッション体11の腰掛け部11aが、幼児を両側
からホールドした状態で着座させることができる例えば
腰掛け部11a両側部分にサイドサポートとしての突条
部12,12を突設することで形成され、且つ凹所4の
両側部分4b,4bもホールド機能が得られるようにな
されている。
は、クッション体11の腰掛け部11aが、幼児を両側
からホールドした状態で着座させることができる例えば
腰掛け部11a両側部分にサイドサポートとしての突条
部12,12を突設することで形成され、且つ凹所4の
両側部分4b,4bもホールド機能が得られるようにな
されている。
【0018】したがって、幼児にとっての座り心地感を
向上させ、しかも安定して着座させて保持することがで
きる。このような構成では、自動車の走行時等での揺れ
による横G対策を確実に講じることが可能で、幼児のホ
ールド保護を安定感を持って行える。
向上させ、しかも安定して着座させて保持することがで
きる。このような構成では、自動車の走行時等での揺れ
による横G対策を確実に講じることが可能で、幼児のホ
ールド保護を安定感を持って行える。
【0019】更に、このような構成では、クッション体
11が、シートクッション2上に安定して支えられ、チ
ャイルドシート10となるために、揺れに対する安定感
を向上させることができる。
11が、シートクッション2上に安定して支えられ、チ
ャイルドシート10となるために、揺れに対する安定感
を向上させることができる。
【0020】また、本発明によれば、シートバック3の
凹所4内から引出されるクッション体11の前端側に、
幼児の腹部をホールド可能に起立回動される略T字状の
胸当てパッド部15を、回転ヒンジ16を介して一体的
にしかも回動可能に設けている。
凹所4内から引出されるクッション体11の前端側に、
幼児の腹部をホールド可能に起立回動される略T字状の
胸当てパッド部15を、回転ヒンジ16を介して一体的
にしかも回動可能に設けている。
【0021】前記クッション体11の前端側中央に凹状
切欠部13が形成され、略T字状の胸当てパッド部15
の下端15aが前記凹状切欠部13に嵌合され、下端1
5aが凹状切欠部13の下部で回転ヒンジ16により枢
支されている。
切欠部13が形成され、略T字状の胸当てパッド部15
の下端15aが前記凹状切欠部13に嵌合され、下端1
5aが凹状切欠部13の下部で回転ヒンジ16により枢
支されている。
【0022】特に、このような構造では、クッション体
11に回転ヒンジ16を介して軸支され且つシートバッ
ク3側からのベルト20,20の差込み口17,17を
有する胸当てパッド部15によって、それ自身、更にこ
れによりホールドされる幼児の前後方向の揺れを少なく
でき、幼児の姿勢に安定感を持たせることができる。な
お、ベルト20,20の先端には差込み口17,17へ
の装着用タング18,18が設けられている。
11に回転ヒンジ16を介して軸支され且つシートバッ
ク3側からのベルト20,20の差込み口17,17を
有する胸当てパッド部15によって、それ自身、更にこ
れによりホールドされる幼児の前後方向の揺れを少なく
でき、幼児の姿勢に安定感を持たせることができる。な
お、ベルト20,20の先端には差込み口17,17へ
の装着用タング18,18が設けられている。
【0023】更に、幼児の成長に伴なうベルトの高さ調
整手段を、図1、図3、図4から明らかなように付設す
ることにより、使い勝手のよい組込み式のチャイルドシ
ートを得ることができる。
整手段を、図1、図3、図4から明らかなように付設す
ることにより、使い勝手のよい組込み式のチャイルドシ
ートを得ることができる。
【0024】すなわち、図中30,30はシートバック
凹所4の内側面4aに複数段に連続形成されているベル
ト20,20の引出し高さ位置調整用溝である。また、
図4中31はシートバック3の上端部に設けられてベル
ト20,20の引出し長さ調整を行なうレバー部で、こ
のレバー部31はシートバック3内でロール式ベルト収
納箱33から引出されるベルト20の長さを適宜の位置
でロックするロック機構32を操作可能に構成される
が、その詳細な説明は省略する。
凹所4の内側面4aに複数段に連続形成されているベル
ト20,20の引出し高さ位置調整用溝である。また、
図4中31はシートバック3の上端部に設けられてベル
ト20,20の引出し長さ調整を行なうレバー部で、こ
のレバー部31はシートバック3内でロール式ベルト収
納箱33から引出されるベルト20の長さを適宜の位置
でロックするロック機構32を操作可能に構成される
が、その詳細な説明は省略する。
【0025】なお、本発明は上述した実施例構造に限定
されず、ベンチシート1を初め、組込み式チャイルドシ
ート10各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。
されず、ベンチシート1を初め、組込み式チャイルドシ
ート10各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る組込み
式チャイルドシートによれば、ベンチシートのシートバ
ックの凹所部分に格納、引出し可能な状態で組込み配置
され、常時はシートバック凹所内に格納されると共に、
下端枢支部により引出されてベンチシートのシートクッ
ション上に載置されることにより腰掛け部となるクッシ
ョン体と、このクッション体の引出し時に背もたれ部と
なるシートバック凹所内での側壁面とによって構成し、
且つクッション体の腰掛け部を、幼児を両側からホール
ドした状態で着座させることができる形状、例えば腰掛
け部両側部分にサイドサポートとしての突条部等を突設
することで形成するようにしたので、簡単な構成である
にもかかわらず、以下のような優れた効果を奏する。
式チャイルドシートによれば、ベンチシートのシートバ
ックの凹所部分に格納、引出し可能な状態で組込み配置
され、常時はシートバック凹所内に格納されると共に、
下端枢支部により引出されてベンチシートのシートクッ
ション上に載置されることにより腰掛け部となるクッシ
ョン体と、このクッション体の引出し時に背もたれ部と
なるシートバック凹所内での側壁面とによって構成し、
且つクッション体の腰掛け部を、幼児を両側からホール
ドした状態で着座させることができる形状、例えば腰掛
け部両側部分にサイドサポートとしての突条部等を突設
することで形成するようにしたので、簡単な構成である
にもかかわらず、以下のような優れた効果を奏する。
【0027】すなわち、本発明によれば、ベンチシート
のシートバックでの凹所から、チャイルドシートを構成
するクッション体を引出し、シートクッション上に載置
するだけで、シートバックの凹所内での側壁面を背もた
れ部とし、クッション体を腰掛け部としたチャイルドシ
ートを得ることができる。しかも、このようなチャイル
ドシートは、クッション体の腰掛け部が、幼児を両側か
らホールドした状態で着座させることができる形状、例
えば腰掛け部両側部分に突条部等を突設することで形成
され、且つ凹所の両側部が横方向に対するホールド機能
を有することから、幼児にとっての座り心地感を向上さ
せ、しかも安定して着座させて保持することができる。
のシートバックでの凹所から、チャイルドシートを構成
するクッション体を引出し、シートクッション上に載置
するだけで、シートバックの凹所内での側壁面を背もた
れ部とし、クッション体を腰掛け部としたチャイルドシ
ートを得ることができる。しかも、このようなチャイル
ドシートは、クッション体の腰掛け部が、幼児を両側か
らホールドした状態で着座させることができる形状、例
えば腰掛け部両側部分に突条部等を突設することで形成
され、且つ凹所の両側部が横方向に対するホールド機能
を有することから、幼児にとっての座り心地感を向上さ
せ、しかも安定して着座させて保持することができる。
【0028】また、本発明によれば、シートバックの凹
所内から引出されるクッション体の前端側に、幼児の腹
部をホールド可能に起立される略T字状の胸当てパッド
部の下端を、回転ヒンジを介して回動可能に設けている
ので、前後方向に対するホールド機能を有し、幼児を安
定してホールド保持することができ、これにより車の揺
れ等による横G対策を確実に達成でき、更に幼児の足を
安定感を持って保持することもできる。
所内から引出されるクッション体の前端側に、幼児の腹
部をホールド可能に起立される略T字状の胸当てパッド
部の下端を、回転ヒンジを介して回動可能に設けている
ので、前後方向に対するホールド機能を有し、幼児を安
定してホールド保持することができ、これにより車の揺
れ等による横G対策を確実に達成でき、更に幼児の足を
安定感を持って保持することもできる。
【0029】特に、このような構造では、クッション体
に回転ヒンジを介して軸支され且つシートバック側から
のベルト差込み口を有する胸当てパッドによって、それ
自身、更にこれによりホールドされる幼児の揺れを少な
くでき、幼児の姿勢に安定感を持たせることができる。
これは、クッション体の一部に突条部を設けることで、
より一層の効果を発揮させ得るものである。
に回転ヒンジを介して軸支され且つシートバック側から
のベルト差込み口を有する胸当てパッドによって、それ
自身、更にこれによりホールドされる幼児の揺れを少な
くでき、幼児の姿勢に安定感を持たせることができる。
これは、クッション体の一部に突条部を設けることで、
より一層の効果を発揮させ得るものである。
【0030】更に、幼児の成長に伴なうベルトの高さ調
整手段を付設することにより、使い勝手のよい組込み式
のチャイルドシートを得ることができる。
整手段を付設することにより、使い勝手のよい組込み式
のチャイルドシートを得ることができる。
【図1】本発明に係る組込み式チャイルドシートの一実
施例を示し、ベンチ型車両用シートへの組込み状態を説
明するための概略斜視図。
施例を示し、ベンチ型車両用シートへの組込み状態を説
明するための概略斜視図。
【図2】図1の組込み式チャイルドシートの収納状態を
示す概略斜視図。
示す概略斜視図。
【図3】図2の状態から図1の状態に至る過程を説明す
るための概略斜視図。
るための概略斜視図。
【図4】図3においてベルトの長さ調整手段を説明する
ための要部拡大断面図。
ための要部拡大断面図。
1 ベンチ型車両用シート(ベンチシート) 2 シートクッション 3 シートバック 4 凹所 4a 凹所内の側壁面 4b 凹所の両側部分 10 組込み式チャイルドシート 11 クッション体 11a 腰掛け部 12 突条部 15 胸当てパッド部 16 回転ヒンジ 17 ベルト差込み口 18 タング 20 ベルト
Claims (3)
- 【請求項1】 ベンチ型の車両用シートにおけるシート
バックの凹所部分に格納、引出し可能な状態で組込み配
置される組込み式チャイルドシートを備えており、 このチャイルドシートは、 常時は前記シートバックの凹所内に格納されると共に、
下端枢支部により引出されて前記車両用シートのシート
クッション上に載置されることにより腰掛け部となるク
ッション体と、 このクッション体の引出し時に背もたれ部となる前記シ
ートバックの凹所内での側壁面とによって構成され、 且つ前記クッション体の腰掛け部は、幼児を両側からホ
ールドした状態で着座させることができる形状をもって
形成されていることを特徴とする組込み式チャイルドシ
ート。 - 【請求項2】 請求項1記載の組込み式チャイルドシー
トにおいて、 シートバックの凹所内から引出されるクッション体の腰
掛け部両側部分には、幼児を両側から保持する突条部が
形成されていることを特徴とする組込み式チャイルドシ
ート。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の組込み式
チャイルドシートにおいて、 シートバックの凹所内から引出されるクッション体の前
端側には、幼児の腹部をホールド可能に起立される略T
字状の胸当てパッド部が、回転ヒンジを介して回動可能
に設けられていることを特徴とする組込み式チャイルド
シート。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5351682A JP2666716B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 組込み式チャイルドシート |
US08/357,739 US5527093A (en) | 1993-12-27 | 1994-12-16 | Built-in type child seat |
DE69409089T DE69409089T2 (de) | 1993-12-27 | 1994-12-21 | Integrierter Kindersitz |
EP94120346A EP0663316B1 (en) | 1993-12-27 | 1994-12-21 | Built-in type child seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5351682A JP2666716B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 組込み式チャイルドシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186799A true JPH07186799A (ja) | 1995-07-25 |
JP2666716B2 JP2666716B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=18418911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5351682A Expired - Lifetime JP2666716B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 組込み式チャイルドシート |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5527093A (ja) |
EP (1) | EP0663316B1 (ja) |
JP (1) | JP2666716B2 (ja) |
DE (1) | DE69409089T2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9796303B1 (en) * | 2016-10-07 | 2017-10-24 | Lizbeth Schonfeld | Integrated child safety seat |
US10259345B2 (en) * | 2016-10-07 | 2019-04-16 | Dali, Llc | Integrated safety seat |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5704685A (en) * | 1994-12-27 | 1998-01-06 | Nhk Spring Co., Ltd. | Vehicle rear seat provided with child seat |
US5775771A (en) * | 1996-08-05 | 1998-07-07 | La Cour; Cynthia M. | Child restraining seat for vehicle |
JPH11198694A (ja) * | 1998-01-12 | 1999-07-27 | Takata Kk | チャイルドシート |
JP3487179B2 (ja) * | 1998-06-12 | 2004-01-13 | 三菱自動車工業株式会社 | トランクスルー装置 |
US6155638A (en) * | 1998-07-28 | 2000-12-05 | Fisher-Price, Inc. | Child restraint seat having amplified motion harness adjuster |
JP3380192B2 (ja) * | 1999-09-27 | 2003-02-24 | 株式会社卓ファニチャー | 自動車用シート |
GB2359251A (en) * | 2000-02-17 | 2001-08-22 | Vernon Paul Blackshaw | A child safety seat |
CA2572201A1 (en) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Kidnetik Corp. | Child restraint apparatus for a vehicle cross-reference to related applications |
US20070241235A1 (en) * | 2006-04-16 | 2007-10-18 | Atchison Jim D | Seating arrangement for a passenger airplane |
DE102007043120B4 (de) | 2007-09-10 | 2011-07-28 | GM Global Technology Operations LLC, ( n. d. Ges. d. Staates Delaware ), Mich. | Fahrzeugrücksitz mit Kindersitz |
US7871124B1 (en) | 2009-05-01 | 2011-01-18 | Shakir Hinds | Built-in baby seat |
USRE47872E1 (en) | 2011-07-11 | 2020-02-25 | Molon Labe Llc | Slider seat for aircraft |
US20130187421A1 (en) * | 2011-07-25 | 2013-07-25 | Indiana Mills And Manufacturing, Inc. | Seat with integrated child restraint adjustment system |
EP2607152B1 (en) * | 2011-12-20 | 2014-07-30 | Volvo Car Corporation | Vehicle comprising a seat with a squab and a chest support |
DE102013213009A1 (de) * | 2013-07-03 | 2015-01-08 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Sitzbank, insbesondere Rücksitzbank in einem Fahrzeug |
US10569881B2 (en) | 2016-10-18 | 2020-02-25 | Molon Labe, Llc | Staggered aircraft seat assembly |
USD840701S1 (en) | 2017-10-18 | 2019-02-19 | Molon Labe, Llc | Staggered aircraft seats |
USD850177S1 (en) | 2017-12-15 | 2019-06-04 | Molon Labe, Llc | Aircraft seat armrests |
USD867775S1 (en) | 2018-04-03 | 2019-11-26 | Molon Labe, Llc | Set of multilevel aircraft seat armrests |
US10632870B1 (en) * | 2018-11-19 | 2020-04-28 | GM Global Technology Operations LLC | Integrated child seat upper harness attachment and routing methods |
US10696194B1 (en) | 2018-12-04 | 2020-06-30 | Katalin Juhasz | Vehicle seat with fold down child seat |
USD936383S1 (en) | 2019-08-01 | 2021-11-23 | Molon Labe, Llc | Staggered aircraft seat assembly |
USD924043S1 (en) | 2019-08-22 | 2021-07-06 | Molon Labe, Llc | Aircraft wheelchair accommodating seat assembly |
US11419417B1 (en) | 2021-02-02 | 2022-08-23 | Myles Odum | Barber chair with integrated child seat |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149240A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-22 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両の座席装置 |
US4936627A (en) * | 1989-07-20 | 1990-06-26 | Guim R | Vehicle seat with built-in retractable child seat |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5628023A (en) * | 1979-08-15 | 1981-03-19 | Rainsufuoozu Metaru Purodakuts | Seat for child of car |
JPS59202942A (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-16 | Ikeda Bussan Co Ltd | シ−ト |
US4690449A (en) * | 1986-01-23 | 1987-09-01 | Holman Tommy E | Rotating child's seat |
US4690455A (en) * | 1986-05-08 | 1987-09-01 | Bailey Randal N | Infant seat for automobiles |
KR890700491A (ko) * | 1987-01-28 | 1989-04-25 | 원본미기재 | 자동차의 전환식 씨이트 |
US4900086A (en) * | 1987-08-03 | 1990-02-13 | Steward Royce E | Integral folding child restraint system |
US4900087A (en) * | 1988-01-25 | 1990-02-13 | Crisp Nadine Z | Automobile seat with built in child seat |
US5106158A (en) * | 1991-08-22 | 1992-04-21 | Chrysler Corporation | Integral child seat module adjustable head support latch |
JPH05178136A (ja) * | 1991-12-26 | 1993-07-20 | Toyota Motor Corp | 子供用シートを備えた車両用シート |
US5332284A (en) * | 1992-08-05 | 1994-07-26 | Hoover Universal, Inc. | Passenger car seat assembly with integral child seat |
JPH06286509A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-11 | Suzuki Motor Corp | 子供用シート付自動車用シート |
US5398997A (en) * | 1993-09-07 | 1995-03-21 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Seat belt system with buckle-responsive retractor lock |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5351682A patent/JP2666716B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-12-16 US US08/357,739 patent/US5527093A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-21 EP EP94120346A patent/EP0663316B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-21 DE DE69409089T patent/DE69409089T2/de not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149240A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-22 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両の座席装置 |
US4936627A (en) * | 1989-07-20 | 1990-06-26 | Guim R | Vehicle seat with built-in retractable child seat |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9796303B1 (en) * | 2016-10-07 | 2017-10-24 | Lizbeth Schonfeld | Integrated child safety seat |
US10052979B2 (en) * | 2016-10-07 | 2018-08-21 | Lizbeth Schonfeld | Integrated child safety seat |
US10259345B2 (en) * | 2016-10-07 | 2019-04-16 | Dali, Llc | Integrated safety seat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0663316A1 (en) | 1995-07-19 |
JP2666716B2 (ja) | 1997-10-22 |
DE69409089T2 (de) | 1998-07-16 |
DE69409089D1 (de) | 1998-04-23 |
EP0663316B1 (en) | 1998-03-18 |
US5527093A (en) | 1996-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07186799A (ja) | 組込み式チャイルドシート | |
JP2912431B2 (ja) | 児童拘束座席 | |
JPH02106448A (ja) | 子供用椅子を合体した車シート構造 | |
JP2561732Y2 (ja) | 子供用シート | |
JPH11505487A (ja) | 自動車用一体型チャイルド保護装置 | |
JP2000071829A (ja) | 子供乗員の座盤及びチャイルドシート | |
JP2001057920A (ja) | コンバーチブルヘッドレスト | |
JP4131106B2 (ja) | チャイルドシート | |
JP2001213205A (ja) | 車両用チャイルドシート | |
JP2809103B2 (ja) | 組込み式チャイルドシート | |
JP2973579B2 (ja) | 座 席 | |
JP2809104B2 (ja) | 組込み式チャイルドシート | |
JPS59156837A (ja) | 車両用チヤイルドシ−ト | |
JP3082295B2 (ja) | 座 席 | |
JP2021120261A (ja) | シートベルトの取付構造 | |
JPH10166917A (ja) | 自動車用シート | |
JP2001191825A (ja) | チャイルドシート装置 | |
JPH0429811Y2 (ja) | ||
JP3814088B2 (ja) | 車両用格納式チャイルドシート | |
JP3879422B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP2905440B2 (ja) | ビルトイン式チャイルドシート構造 | |
JP2595598Y2 (ja) | 幼児用シートに切替可能な車輌用シート | |
JP3132196B2 (ja) | 子供用シート付自動車用シート | |
JP3128020B2 (ja) | 自動車用シート | |
JP3299325B2 (ja) | 子供用シート兼用車両用シート |