JPH07183807A - A/d変換回路装置 - Google Patents

A/d変換回路装置

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JPH07183807A
JPH07183807A JP5324136A JP32413693A JPH07183807A JP H07183807 A JPH07183807 A JP H07183807A JP 5324136 A JP5324136 A JP 5324136A JP 32413693 A JP32413693 A JP 32413693A JP H07183807 A JPH07183807 A JP H07183807A
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JP
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analog
digital conversion
programmable timer
converter
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JP5324136A
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English (en)
Inventor
Hideo Inoue
英生 井上
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトウェアの負担を軽減することが出来る
と共に、システム全体としての処理速度を低下させるこ
となくA/D変換を行なうことの出来るA/D変換回路
装置を得る。 【構成】 連続してアナログ/ディジタル変換を行なう
逐次変換方式のA/D変換器と、中央処理装置によりプ
リセットされた周期データに応じた周期の制御信号を出
力するプログラマブルタイマと、そのプログラマブルタ
イマが出力する制御信号を基に前記アナログ/ディジタ
ル変換結果が確定した時点でその確定したアナログ/デ
ィジタル変換結果を逐次近似レジスタから転送する制御
回路とを備えたA/D変換回路装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、A/D変換器による
アナログ/ディジタル変換処理を制御するマイクロコン
ピュータの負担を軽減させることのできるA/D変換回
路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のA/D変換回路装置の
構成を示すブロック図であり、図において、1は中央処
理装置(以下、CPUという)、2は周期データがプリ
セットされこのプリセットされた周期データに応じたア
ンダーフロー信号を出力するプログラマブルタイマ、3
は連続してA/D変換を行なう逐次近似比較方式のA/
D変換器、4はA/D変換の開始と同時に内容がクリア
されA/D変換結果が格納される逐次近似レジスタ、5
は逐次近似レジスタ4に格納されたA/D変換結果を変
換結果格納レジスタ6に転送する制御回路、70はCP
U1に対し割り込みを行なうための割込信号を発生する
割込発生回路である。
【0003】次にこのA/D変換回路装置におけるA/
D変換動作をCPU1を中心に説明する。まず、CPU
1はA/D変換器3へA/D変換起動指令信号を出力し
A/D変換器3を起動させ、次にプログラマブルタイマ
2を起動させる。プログラマブルタイマ2には周期デー
タがプリセットされ、この周期データに応じた周期でア
ンダーフロー信号を割込発生回路70に出力する。アン
ダーフロー信号が入力された割込発生回路70は、割込
信号をCPU1の割込信号入力端子に出力し、CPU1
はこの割込信号により割込処理に移行する。この割込処
理ではCPU1は割込ルーチンの先頭アドレスにジャン
プして、そのジャンプ先アドレスに記述されている転送
命令を実行する。この転送命令は、逐次近似レジスタ4
に格納されているA/D変換結果を制御回路5を介して
変換結果格納レジスタ6に転送するための命令であり、
A/D変換器3においてA/D変換が終了したことを示
す終了ビットがセットされるのを待ち、この終了ビット
がセットされたことを知ることで逐次近似レジスタ4に
格納されているA/D変換結果を制御回路5により変換
結果格納レジスタ6に転送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のA/D変換回路
装置は以上のように構成されているので、CPU1に対
する周期的な割り込みによりA/D変換結果が変換結果
格納レジスタ6に転送されるため、CPU1は周期的に
A/D変換結果転送のためのプログラムを実行しており
その間他の処理が中断されてしまい、システム全体とし
ての処理速度が制限されると共にソフトウェアの負担が
大きいなどの問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ソフトウェアの負担を軽減する
ことが出来ると共に、システム全体としての処理速度を
低下させることなくA/D変換を行なうことの出来るA
/D変換回路装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るA
/D変換回路装置は、連続してアナログ/ディジタル変
換を行なう逐次変換方式のA/D変換器と、中央処理装
置によりプリセットされた周期データに応じた周期の制
御信号を出力するプログラマブルタイマと、そのプログ
ラマブルタイマが出力する制御信号を基に前記アナログ
/ディジタル変換結果が確定した時点でその確定したア
ナログ/ディジタル変換結果を逐次近似レジスタから転
送する制御回路とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明に係るA/D変換回路装置
は、複数の入力チャネルを有し、連続してアナログ/デ
ィジタル変換を行なう逐次変換方式のA/D変換器と、
中央処理装置によりプリセットされた周期データに応じ
た周期の制御信号を出力するプログラマブルタイマと、
そのプログラマブルタイマが出力する制御信号を基に前
記A/D変換器の複数の入力チャネルの内の特定の入力
チャネルからの信号を前記A/D変換器に入力する制御
回路とを備えたものである。
【0008】請求項3の発明に係るA/D変換回路装置
は、逐次変換方式のA/D変換器と、中央処理装置によ
り周期データがプリセットされ、上記A/D変換器のア
ナログ/ディジタル変換中は動作を停止し、また上記A
/D変換器のアナログ/ディジタル変換が終了した時点
で動作を開始し、上記周期データに応じた周期の制御信
号を出力するプログラマブルタイマと、そのプログラマ
ブルタイマが出力する制御信号により前記A/D変換器
を起動させる制御回路とを備えたものである。
【0009】請求項4の発明に係るA/D変換回路装置
は、アナログ/ディジタル変換結果を格納する逐次近似
レジスタを複数の逐次変換レジスタのいずれかにアナロ
グ/ディジタル変換の回毎にA/D変換終了信号を基に
振り分け、またプログラマブルタイマから出力される制
御信号によりアナログ/ディジタル変換結果が確定して
いる方の逐次近似レジスタの内容を転送する制御回路を
備えたものである。
【0010】請求項5の発明に係るA/D変換回路装置
は、アナログ/ディジタル変換結果を格納する逐次近似
レジスタを複数の逐次近似レジスタのいずれかにアナロ
グ/ディジタル変換の回毎にA/D変換終了信号を基に
振り分け、またプログラマブルタイマから制御信号が出
力されたときにアナログ/ディジタル変換結果が確定し
ていない方の逐次変換レジスタの内容の確定を待ち、こ
の内容が確定したときにその確定したアナログ/ディジ
タル変換結果を転送する制御回路を備えたものである。
【0011】請求項6の発明に係るA/D変換回路装置
は、複数の入力チャネルを有した逐次変換方式のA/D
変換器と、中央処理装置によりプリセットされた周期デ
ータに応じた周期の制御信号を出力するプログラマブル
タイマと、そのプログラマブルタイマが出力する制御信
号毎に前記A/D変換器の複数の入力チャネルを順次ス
キャンしてその入力チャネルからの信号を前記A/D変
換器に入力する制御回路を備えたものである。
【0012】請求項7の発明に係るA/D変換回路装置
は、スキャンモードが設定可能な逐次変換方式のA/D
変換器と、中央処理装置によりプリセットされた周期デ
ータに応じた周期の制御信号を出力するプログラマブル
タイマと、逐次近似レジスタに格納されスキャンチャネ
ルの確定したアナログ/ディジタル変換結果が格納され
る複数の変換結果格納レジスタと、上記プログラマブル
タイマから出力される制御信号毎にあらかじめ指定され
たスキャンチャネルのアナログ/ディジタル変換結果
を、上記逐次近似レジスタから上記変換結果格納レジス
タに順次転送する制御回路とを備えたものである。
【0013】請求項8の発明に係るA/D変換回路装置
は、スキャンモードが設定可能な逐次変換方式のA/D
変換器と、中央処理装置によりプリセットされた周期デ
ータに応じた周期の制御信号を出力するプログラマブル
タイマと、逐次近似レジスタに格納されスキャンチャネ
ルの確定したアナログ/ディジタル変換結果が順次格納
される上記スキャンチャネルに夫々対応した複数の変換
結果格納レジスタと、上記プログラマブルタイマから出
力される制御信号毎にあらかじめ指定された上記変換結
果格納レジスタに格納されているアナログ/ディジタル
変換結果を読み出し転送を行なう制御回路とを備えたも
のである。
【0014】請求項9の発明に係るA/D変換回路装置
は、スキャンモードへの切り替えが可能な逐次変換方式
のA/D変換器と、プログラマブルタイマから出力され
る制御信号により上記A/D変換器のスキャンモードへ
の切り替えを行なうモード切替え制御手段とを有し、さ
らにスキャンモードへの切り替えが行なわれていないと
きには特定チャネルのアナログ/ディジタル変換を連続
しておこない、またスキャンモードへの切り替えが行な
われたときにはあらかじめ指定されたスキャンチャネル
のアナログ/ディジタル変換を行ない、そのアナログ/
ディジタル変換結果を上記逐次近似レジスタから上記変
換結果格納レジスタに順次転送し、そのスキャンチャネ
ルのアナログ/ディジタル変換が終了すると上記特定チ
ャネルのアナログ/ディジタル変換を連続して行なう制
御回路を備えたものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明におけるA/D変換回路装置
は、プログラマブルタイマが出力する制御信号を基に、
アナログ/ディジタル変換結果が確定した時点でその確
定したアナログ/ディジタル変換結果を制御回路により
逐次近似レジスタから転送することでA/D変換を行な
うことが出来るので、中央処理装置がプログラムを実行
することにより行なう場合に比べ中央処理装置の負担が
軽減すると共に、システム全体としての処理速度を低下
させることなくA/D変換を行なうことが可能となる。
【0016】請求項2の発明におけるA/D変換回路装
置は、プログラマブルタイマが出力する制御信号を基に
A/D変換器の複数の入力チャネルの内の特定の入力チ
ャネルからの信号が前記A/D変換器に入力されるよう
に制御回路により直接制御されA/D変換が行なわれる
ので、中央処理装置がプログラムを実行することにより
行なう場合に比べ中央処理装置の負担が軽減すると共
に、システム全体としての処理速度を低下させることな
くA/D変換を行なうことが可能となる。
【0017】請求項3の発明におけるA/D変換回路装
置は、プログラマブルタイマが出力する制御信号により
A/D変換器が起動され、また上記プログラマブルタイ
マはアナログ/ディジタル変換が終了した時点で再起動
されA/D変換が行なわれるので、中央処理装置がプロ
グラムを実行することにより行なう場合に比べ中央処理
装置の負担が軽減すると共に、システム全体としての処
理速度を低下させることなくA/D変換を行なうことが
可能となる。
【0018】請求項4の発明におけるA/D変換回路装
置は、アナログ/ディジタル変換結果の格納先の逐次近
似レジスタが複数の逐次変換レジスタのいずれかにアナ
ログ/ディジタル変換の回毎にA/D変換終了信号を基
に振り分けられ、またプログラマブルタイマから出力さ
れる制御信号により、確定しているアナログ/ディジタ
ル変換結果が上記逐次近似レジスタから転送されA/D
変換が行なわれるので、中央処理装置がプログラムを実
行することにより行なう場合に比べ中央処理装置の負担
が軽減すると共に、システム全体としての処理速度を低
下させることなくA/D変換を行なうことが可能とな
る。
【0019】請求項5の発明におけるA/D変換回路装
置は、アナログ/ディジタル変換結果を格納する逐次近
似レジスタを複数の逐次近似レジスタのいずれかにアナ
ログ/ディジタル変換の回毎にA/D変換終了信号を基
に振り分け、またプログラマブルタイマから制御信号が
出力されたときにアナログ/ディジタル変換結果が確定
していない方の逐次変換レジスタの内容の確定を待ち、
この内容が確定したときにその確定したアナログ/ディ
ジタル変換結果を転送するなどの動作を制御回路により
直接行ないA/D変換を行なうので、中央処理装置がプ
ログラムを実行することにより行なう場合に比べ中央処
理装置の負担が軽減すると共に、システム全体としての
処理速度を低下させることなくA/D変換を行なうこと
が可能となる。
【0020】請求項6の発明におけるA/D変換回路装
置は、プログラマブルタイマが出力する制御信号を基に
A/D変換器の複数の入力チャネルを順次スキャンし、
その入力チャネルからの信号を前記A/D変換器に入力
し、これら制御を制御回路により直接行ないA/D変換
結果を得るので、中央処理装置がプログラムを実行する
ことにより行なう場合に比べ中央処理装置の負担が軽減
すると共に、システム全体としての処理速度を低下させ
ることなくA/D変換を行なうことが可能となる。
【0021】請求項7の発明におけるA/D変換回路装
置は、プログラマブルタイマから出力される制御信号毎
にあらかじめ指定されたスキャンチャネルのアナログ/
ディジタル変換結果を、制御回路により直接制御して逐
次近似レジスタから変換結果格納レジスタに順次転送し
A/D変換結果を得るので、中央処理装置がプログラム
を実行することにより行なう場合に比べ中央処理装置の
負担が軽減すると共に、システム全体としての処理速度
を低下させることなくA/D変換を行なうことが可能と
なる。
【0022】請求項8の発明におけるA/D変換回路装
置は、プログラマブルタイマから出力される制御信号毎
にあらかじめ指定された上記変換結果格納レジスタに格
納されているアナログ/ディジタル変換結果を読み出し
転送を行なう動作を制御回路により直接制御して行ない
A/D変換結果を得るので、中央処理装置がプログラム
を実行することにより行なう場合に比べ中央処理装置の
負担が軽減すると共に、システム全体としての処理速度
を低下させることなくA/D変換を行なうことが可能と
なる。
【0023】請求項9の発明におけるA/D変換回路装
置は、スキャンモードへの切り替えが行なわれたとき
に、あらかじめ指定されたスキャンチャネルのアナログ
/ディジタル変換を行ない、そのアナログ/ディジタル
変換結果を逐次近似レジスタから変換結果格納レジスタ
に順次転送し、そのスキャンチャネルのアナログ/ディ
ジタル変換が終了すると特定チャネルのアナログ/ディ
ジタル変換を連続して行なう動作を制御回路により直接
制御してA/D変換結果を得るので、中央処理装置がプ
ログラムを実行することにより行なう場合に比べ中央処
理装置の負担が軽減すると共に、システム全体としての
処理速度を低下させることなくA/D変換を行なうこと
が可能となる。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。図1において図13と同一または相当の部
分については同一の符号を付し説明を省略する。図にお
いて7は逐次近似レジスタ4に格納されたアナログ/デ
ィジタル変換結果を変換結果格納レジスタ6に転送する
転送制御信号を生成し出力する制御回路である。
【0025】図3は、この制御回路の構成の概略を示す
回路図であり、図において7aは逐次近似レジスタ4に
格納されたアナログ/ディジタル変換結果の出力バッフ
ァ回路である。7bは出力バッファ回路7aのコントロ
ール信号を、A/D変換が終了したことを示すA/D終
了ビット3aとプログラマブルタイマ2から出力される
アンダーフロー信号(以下、UDFという)2aを基に
生成し出力するアンド回路である。
【0026】次に動作を説明する。CPU1は図示して
いないメインプログラムに記述されたA/D変換器3の
起動命令を実行し、A/D変換器3を起動する。A/D
変換器3は、逐次近似レジスタ4に格納されたアナログ
/ディジタル変換結果が確定するたびに終了フラグを立
てA/D終了ビットをセットした後、その終了フラグを
リセットし、再度アナログ/ディジタル変換を開始する
動作を繰り返す。CPU1はA/D変換器3を起動した
後、プログラマブルタイマ2を起動する。この場合、A
/D変換器3とプログラマブルタイマ2の起動順序は逆
であってもよい。
【0027】プログラマブルタイマ2はプリセットされ
た周期データに対しダウンカウントを実行し、このカウ
ント値が零になった時点でUDF2aを出力する動作を
繰り返す。プログラマブルタイマ2から出力されたUD
F2aは制御回路7に供給される。制御回路7では、図
3に示すようにUDF2aとA/D終了ビット3aが共
に出力されたときに限り転送制御信号を生成し出力バッ
ファ回路7aに出力し、逐次変換レジスタ4に格納され
ている確定したアナログ/ディジタル変換結果を変換結
果格納レジスタ6に転送する。
【0028】図2は、以上説明したA/D変換回路装置
の各部の動作波形を示すタイミングチャートである。同
図(イ)はA/D変換器3の各回のアナログ/ディジタ
ル変換毎の動作タイミングを示すタイミング波形、同図
(ロ)はA/D終了ビット3aの出力タイミングを示す
タイミング波形、同図(ハ)はプログラマブルタイマ2
のカウント開始とカウント終了のタイミングを示すタイ
ミング波形、同図(ニ)はプログラマブルタイマ2から
出力されるUDF2aのタイミング波形、同図(ホ)は
制御回路7から出力される転送制御信号を示している。
【0029】このタイミングチャートに示されているよ
うに、プログラマブルタイマ2からUDF2aが出力さ
れた後A/D終了ビット3aが初めてセットされたタイ
ミングで転送制御信号が出力され、変換結果格納レジス
タ6へアナログ/ディジタル変換結果が転送される。転
送制御信号はプログラマブルタイマ2にも供給され、こ
の転送制御信号の立ち上がりによりプログラマブルタイ
マ2が再起動される。
【0030】以上説明したようにこの実施例によれば、
CPU1の割り込み処理によりアナログ/ディジタル変
換が実行されたり、アナログ/ディジタル変換結果の転
送が行なわれるのではなく、プログラマブルタイマ2か
らUDF2aが出力されていると、A/D終了ビットが
セットされたタイミングで制御回路7によりリアルタイ
ムに転送が行なわれるため、CPUの負担が軽減すると
共に、処理速度の早いA/D変換処理を行なうことが可
能となる。
【0031】実施例2.以下、請求項2の発明の一実施
例を図について説明する。図4は、本実施例のA/D変
換回路装置の構成を示すブロック図であり、図4におい
て図1と同一または相当の部分については同一の符号を
付し説明を省略する。図において8a〜8dは複数のア
ナログ信号の入力チャネル、9aは入力チャネル8aか
ら供給されるアナログ信号の通過を制御するスイッチ回
路、9bは入力チャネル8bから供給されるアナログ信
号の通過を制御するスイッチ回路、9cは入力チャネル
8cから供給されるアナログ信号の通過を制御するスイ
ッチ回路、9dは入力チャネル8dから供給されるアナ
ログ信号の通過を制御するスイッチ回路である。10は
プログラマブルタイマ2から出力されるUDF2aによ
り前記スイッチ回路9dを制御する制御回路である。
【0032】次に動作について説明する。A/D変換器
3は、予め設定された入力チャネル(この場合、入力チ
ャネル8a)のアナログ/ディジタル変換を繰り返し行
ない、逐次近似レジスタ4に格納されたアナログ/ディ
ジタル変換結果が確定する毎にそのアナログ/ディジタ
ル変換結果を変換結果格納レジスタ6に自動的に転送す
る。プログラマブルタイマ2からUDF2aが出力され
ると、制御回路10は予め設定された入力チャネル(こ
の場合、入力チャネル8d)への切り替えを行なうため
に、スイッチ回路9aを開状態にすると共にスイッチ回
路9dを閉成し、UDF2aに応じて周期的に特定チャ
ネルのアナログ/ディジタル変換結果を得ることが出来
る。
【0033】図5は、プログラマブルタイマ2から出力
されるUDFと、制御される入力チャネルの関係を示し
ており、通常は入力チャネル8aから供給されるアナロ
グ信号をアナログ/ディジタル変換しており、プログラ
マブルタイマ2からUDFが出力されると入力チャネル
8dに切り替えられる場合を示している。
【0034】以上説明したようにこの実施例によれば、
CPU1の割り込み処理によりアナログ/ディジタル変
換が行なわれたり、アナログ/ディジタル変換結果の転
送が行なわれたり、入力チャネルが選択される構成では
なく、プログラマブルタイマ2から出力されるUDFに
より制御回路10が入力チャネルを特定の入力チャネル
に切り替える構成であるから、CPUの負担が軽減する
と共に、従来のような割り込みを用いて行なう場合に比
べシステム全体の処理速度が犠牲にならず、処理速度の
早いA/D変換処理を行なうことが可能となる。
【0035】実施例3.以下、請求項3の発明の一実施
例を図について説明する。図6は、本実施例のA/D変
換回路装置の構成を示すブロック図であり、図6におい
て図1と同一または相当の部分については同一の符号を
付し説明を省略する。図において11はA/D変換器3
の起動および停止を制御する制御回路、12はA/D終
了ビット3aによりプログラマブルタイマ2の動作を制
御するタイマ・イネーブル制御回路である。
【0036】この実施例では、A/D変換器3が起動さ
れ1回目のアナログ/ディジタル変換が終了し、A/D
終了ビット3aがセットされると、タイマ・イネーブル
制御回路12によりプログラマブルタイマ2が起動す
る。プログラマブルタイマ2が動作している間は、A/
D変換器3は動作を停止しており、プログラマブルタイ
マ2から出力されるUDF2aにより再度次のアナログ
/ディジタル変換を開始する。そして、アナログ/ディ
ジタル変換が終了しこのときのA/D変換器3のA/D
終了ビット3aにより再度プログラマブルタイマ2はカ
ウントを開始する。アナログ/ディジタル変換結果は、
1回のアナログ/ディジタル変換が終了するたびに、逐
次近似レジスタ4から変換結果格納レジスタ6に転送さ
れる。
【0037】以上説明したようにこの実施例によれば、
CPU1の割り込み処理によりアナログ/ディジタル変
換が行なわれたり、アナログ/ディジタル変換結果の転
送が行なわれる構成ではなく、プログラマブルタイマ2
からUDFが出力されると、これによりアナログ/ディ
ジタル変換が行なわれ、そのアナログ/ディジタル変換
結果はCPU1を介することなく変換結果格納レジスタ
6に転送されるので、CPUの負担が軽減すると共に、
高速でA/D変換処理を行なうことが可能となる。
【0038】実施例4.以下、請求項4の発明の一実施
例を図について説明する。図7は、本実施例のA/D変
換回路装置の構成を示すブロック図であり、図7におい
て図1と同一または相当の部分については同一の符号を
付し説明を省略する。図において15は第1の逐次近似
レジスタ、16は第2の逐次近似レジスタ、17はA/
D終了ビットを基に生成されるA/D終了信号である。
20はA/D終了信号17により制御されるスイッチ回
路であり、A/D変換器3のアナログ/ディジタル変換
結果を格納するレジスタとして第1の逐次近似レジスタ
15を使用するときに閉成される。22は同様に第2の
逐次近似レジスタ16を使用するときに閉成されるスイ
ッチ回路である。
【0039】21は第1の逐次近似レジスタ15に格納
されたアナログ/ディジタル変換結果を変換結果格納レ
ジスタ6に転送する際に閉成されるスイッチ回路、23
は第2の逐次近似レジスタ15に格納されたアナログ/
ディジタル変換結果を変換結果格納レジスタ6に転送す
る際に閉成されるスイッチ回路である。24はA/D終
了信号17とプログラマブルタイマ2から出力されるU
DFとにより、スイッチ回路21とスイッチ回路23の
オン/オフを制御するオン/オフ制御信号を生成し出力
する制御回路である。この制御回路24は、プログラマ
ブルタイマ2からUDFが出力された時点において、A
/D終了信号17により閉成されたスイッチ回路により
使用中となっている逐次近似レジスタではない、すでに
確定したアナログ/ディジタル変換結果が格納されてい
る逐次近似レジスタの側のスイッチ回路21あるいはス
イッチ回路23を識別し選択する識別選択回路を有して
いる。
【0040】次に動作について説明する。最初スイッチ
回路20,21,22,23は開いた状態にある。連続
してアナログ/ディジタル変換を行なうA/D変換器3
を起動させると、まずスイッチ回路20が閉成され、第
1の逐次近似レジスタ15にアナログ/ディジタル変換
結果が格納される。このアナログ/ディジタル変換が終
了して第1の逐次近似レジスタ15に格納されているア
ナログ/ディジタル変換結果が確定した状態になると、
A/D終了信号17によりスイッチ回路20が開くと共
にスイッチ回路22が閉成される。
【0041】A/D変換器3が次のアナログ/ディジタ
ル変換を開始すると、このアナログ/ディジタル変換結
果は第2の逐次近似レジスタ16に格納される。そし
て、第2の逐次近似レジスタ16に格納されたアナログ
/ディジタル変換結果が確定すると再度A/D終了信号
17によりスイッチ回路22が開くと共にスイッチ回路
20が閉成される。このようにアナログ/ディジタル変
換結果は、第1の逐次近似レジスタ15と第2の逐次近
似レジスタ16にアナログ/ディジタル変換毎に振り分
けられる。
【0042】一方、プログラマブルタイマ2の起動は、
A/D変換器3の起動と同時または起動後あるいは起動
前に行なわれ、プログラマブルタイマ2からUDF2a
が出力されると、その時点においてA/D終了信号17
により閉成されたスイッチ回路により使用中となってい
る逐次近似レジスタでない、既に確定したアナログ/デ
ィジタル変換結果が格納されている逐次近似レジスタの
側のスイッチ回路21あるいはスイッチ回路23が制御
回路24により制御されて閉成される。この結果、プロ
グラマブルタイマ2からUDF2aが出力された時点
で、すでに確定しているアナログ/ディジタル変換結果
が変換結果格納レジスタ6に転送される。
【0043】以上説明したようにこの実施例によれば、
CPU1の割り込み処理によりアナログ/ディジタル変
換が制御されたり、アナログ/ディジタル変換結果の転
送が行なわれる構成ではなく、プログラマブルタイマ2
からUDFが出力されるとそのときにすでに確定してい
るアナログ/ディジタル変換結果が、CPUを介するこ
となく制御回路24により第1の逐次近似レジスタ15
あるいは第2の逐次近似レジスタ16から変換結果格納
レジスタ6に転送されるので、中央処理装置の負担が軽
減すると共に、システム全体の処理速度の低下を招来す
ることがない。
【0044】実施例5.なお、前記実施例4では、プロ
グラマブルタイマ2からUDF2aが出力されるとその
ときにすでに確定しているアナログ/ディジタル変換結
果が、制御回路24により第1の逐次近似レジスタ15
あるいは第2の逐次近似レジスタ16から変換結果格納
レジスタ6に転送されるように構成したが、プログラマ
ブルタイマ2からUDFが出力されたときにアナログ/
ディジタル変換結果が確定していない第1の逐次近似レ
ジスタ15あるいは第2の逐次近似レジスタ16から、
そのアナログ/ディジタル変換結果が確定するのを待っ
て変換結果格納レジスタ6に転送するように構成しても
よい。このように構成した場合には、最新のアナログ/
ディジタル変換結果を得ることができる。
【0045】実施例6.以下、請求項6の発明の一実施
例を説明する。本実施例の構成は、図4に示したA/D
変換回路装置と同様である。この実施例のA/D変換器
3はスキャンモードにより動作し、このため制御回路1
0はプログラマブルタイマ2からUDF2aが出力され
るたびにスイッチ回路9aからスイッチ回路9dまでの
オン/オフを順番に制御してスキャンし、入力チャネル
8aから入力チャネル8dまで順に切り替える。
【0046】図8は、制御回路10によるスキャンによ
り入力チャネルが走査され、UDFが出力されるたびに
チャネル(0)からチャネル(3)まで順に切り替えら
れる状態を示すタイミング図である。
【0047】この実施例によれば、CPU1の割り込み
処理によりアナログ/ディジタル変換が行なわれたり、
アナログ/ディジタル変換結果の転送が行なわれたり、
入力チャネルが選択される構成ではなく、プログラマブ
ルタイマ2から出力されるUDFにより制御回路10が
入力チャネルを順に切り替える構成であるから、中央処
理装置の負担が軽減すると共に、従来のような割り込み
を用いて行なう場合に比べシステム全体の処理速度が犠
牲にならず、処理速度の早いA/D変換処理を行なうこ
とが可能となる。
【0048】実施例7.以下、請求項7の発明の一実施
例を図について説明する。図9は、本実施例のA/D変
換回路装置の構成を示すブロック図であり、図9におい
て図1と同一または相当の部分については同一の符号を
付し説明を省略する。図において31は逐次近似レジス
タ4に格納されたアナログ/ディジタル変換結果の転送
先である第1の変換結果格納レジスタ、32は同様に第
2の変換結果格納レジスタ、33は同様に第3の変換結
果格納レジスタである。34と35と36は制御回路3
7により制御されるスイッチ回路である。この実施例で
は、A/D変換器3はスキャンモードを有しており、各
変換結果格納レジスタは夫々前記スキャンモードにおけ
るA/D変換チャネルに1対1で対応している。すなわ
ち、第1の変換結果格納レジスタ31はA/D変換チャ
ネル(0)のアナログ/ディジタル変換結果が格納され
るレジスタ、第2の変換結果格納レジスタ32はA/D
変換チャネル(1)のアナログ/ディジタル変換結果が
格納されるレジスタ、第3の変換結果格納レジスタ33
はA/D変換チャネル(2)のアナログ/ディジタル変
換結果が格納されるレジスタである。
【0049】A/D変換器3は予め指定されたスキャン
順にアナログ/ディジタル変換を繰り返している。制御
回路37は、プログラマブルタイマ2からUDF2aが
出力されると第1の変換結果格納レジスタ31に対して
スイッチ回路34を制御してA/D変換チャネル(0)
のアナログ/ディジタル変換結果を格納し、また次のU
DF2aが出力されると第2の変換結果格納レジスタ3
2に対してはスイッチ回路35を制御してA/D変換チ
ャネル(1)のアナログ/ディジタル変換結果を格納
し、さらに次のUDF2aが出力されると第3の変換結
果格納レジスタ33に対してはスイッチ回路36を制御
してA/D変換チャネル(2)のアナログ/ディジタル
変換結果を格納する。
【0050】図10は、制御回路37により夫々の変換
結果格納レジスタに、対応するA/D変換チャネルのア
ナログ/ディジタル変換結果が格納される状態を示すタ
イミング図である。
【0051】以上のようにこの実施例によれば、CPU
1の割り込み処理によりアナログ/ディジタル変換が行
なわれたり、A/D変換チャネルや変換結果格納レジス
タが選択される構成ではなく、プログラマブルタイマ2
から出力されるUDFにより制御回路37が変換結果格
納レジスタを切り替える構成であるから、CPUの負担
が軽減すると共に、従来のような割り込みを用いて行な
う場合に比べシステム全体の処理速度が犠牲にならず、
処理速度の早いA/D変換処理を行なうことが可能とな
る。
【0052】実施例8.以下、請求項8の発明の一実施
例を図について説明する。図11は、本実施例のA/D
変換回路装置の構成を示すブロック図であり、図11に
おいて図9と同一または相当の部分については同一の符
号を付し説明を省略する。図において38と39と40
は制御回路37により制御されるスイッチ回路、41は
予め設定された周期的なA/D変換チャネルのアナログ
/ディジタル変換結果を格納する周期的変換結果格納レ
ジスタである。
【0053】図12は、予め設定された周期的なA/D
変換チャネルのアナログ/ディジタル変換結果が、制御
回路37により周期的変換結果格納レジスタ41に格納
される状態を示すタイミング図である。
【0054】この実施例では、プログラマブルタイマ2
からUDFが出力されると、制御回路37は、スイッチ
回路34とスイッチ回路35とスイッチ回路36などを
制御し、第1の変換結果格納レジスタ31には予め設定
された周期的なA/D変換チャネル(1)のアナログ/
ディジタル変換結果を格納し、第2の変換結果格納レジ
スタ32に対してはA/D変換チャネル(2)のアナロ
グ/ディジタル変換結果を格納し、さらに第3の変換結
果格納レジスタ33に対してはA/D変換チャネル
(3)のアナログ/ディジタル変換結果を格納する。
【0055】また制御回路37は、プログラマブルタイ
マ2からUDFが出力されると予め設定されたA/D変
換チャネルのアナログ/ディジタル変換結果を、スイッ
チ回路38あるいはスイッチ回路39あるいはスイッチ
回路40などを制御して対応する変換結果格納レジスタ
から読み出し、周期的変換結果格納レジスタ41に転送
する。
【0056】この実施例によれば、CPU1の割り込み
処理によりアナログ/ディジタル変換が行なわれたり、
A/D変換チャネルや変換結果格納レジスタを選択した
り、アナログ/ディジタル変換結果の転送が行なわれる
構成ではなく、プログラマブルタイマ2から出力される
UDFにより制御回路37が変換結果格納レジスタを選
択し、またアナログ/ディジタル変換結果を転送する構
成であるから、中央処理装置の負担が軽減すると共に、
従来のような割り込みを用いて行なう場合に比べシステ
ム全体の処理速度が犠牲にならず、速度の早いA/D変
換処理を行なうことが可能となる。
【0057】実施例9.以下、請求項9の発明の一実施
例を説明する。本実施例の構成は図11に示したA/D
変換回路装置の構成と同一である。しかしながら本実施
例でのA/D変換器3は通常モードとスキャンモードと
の切り替えが可能なように構成されている。この動作モ
ードの切り替えは、CPU1により最初にA/D変換器
3を起動する際に行なわれると共に、プログラマブルタ
イマ2から出力されるUDFにより制御回路37に設け
られたモード切替え制御手段37aによっても行なわ
れ、起動後のA/D変換器3の通常モードとスキャンモ
ードとの切り替えはこのモード切替え制御手段37aに
より行なわれる。
【0058】すなわち、プログラマブルタイマ2がカウ
ントを行なっている期間では、A/D変換器3は特定の
チャネル、この場合、A/D変換チャネル(0)のみを
アナログ/ディジタル変換しており、プログラマブルタ
イマ2がUDFを出力すると制御回路37のモード切替
え制御手段37aは、A/D変換器3の動作モードを通
常モードからスキャンモードに切り替える。このスキャ
ンモードでは、制御回路37は予め設定された周期的な
A/D変換チャネルのアナログ/ディジタル変換を行な
う。
【0059】図12は、プログラマブルタイマ2から出
力されたUDFによりA/D変換器3の動作モードが通
常モードからスキャンモードに切り替えられたときのタ
イミング図である。
【0060】なお、制御回路37は予め設定された周期
的なA/D変換チャネルのアナログ/ディジタル変換が
終了したときにプログラマブルタイマ2から次のUDF
が出力されていないときには、本実施例ではA/D変換
チャネル(0)のアナログ/ディジタル変換を行なう。
【0061】この実施例によれば、CPU1の割り込み
処理によりA/D変換器3の動作モードが切り替えられ
る構成ではなく、プログラマブルタイマ2から出力され
るUDFにより制御回路37のモード切替え制御手段3
7aがA/D変換器3の動作モードを切り替え、またア
ナログ/ディジタル変換結果も制御回路37によるスイ
ッチ回路の制御により転送されるので、中央処理装置の
負担が軽減すると共に、従来のような割り込みを用いて
行なう場合に比べシステム全体の処理速度が犠牲になら
ず、速度の早いA/D変換処理を行なうことが可能とな
る。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、プログラマブルタイマが出力する制御信号を基に、
アナログ/ディジタル変換結果が確定した時点でその確
定したアナログ/ディジタル変換結果を逐次近似レジス
タから制御回路により転送するように構成したので、C
PUがプログラムを実行することにより行なう場合に比
べCPUの負担が軽減すると共に、システム全体として
の処理速度を低下させることなくA/D変換処理を行な
うことができるA/D変換回路装置が得られる効果があ
る。
【0063】請求項2の発明によれば、プログラマブル
タイマが出力する制御信号を基にA/D変換器の複数の
入力チャネルの内の特定の入力チャネルからの信号が前
記A/D変換器に入力されるように制御回路により直接
制御されA/D変換を行なうように構成したので、CP
Uがプログラムを実行することにより行なう場合に比べ
CPUの負担が軽減すると共に、システム全体としての
処理速度を低下させることなくA/D変換処理を行なう
ことができるA/D変換回路装置が得られる効果があ
る。
【0064】請求項3の発明によれば、プログラマブル
タイマが出力する制御信号によりA/D変換器が起動さ
れ、また上記プログラマブルタイマはA/D変換が終了
した時点で再起動するようにし、これらの動作がCPU
を介することなく行なわれるように構成したので、CP
Uがプログラムを実行することにより行なう場合に比べ
CPUの負担が軽減すると共に、システム全体としての
処理速度を低下させることなくA/D変換を行なうこと
ができるA/D変換回路装置が得られる効果がある。
【0065】請求項4の発明によれば、アナログ/ディ
ジタル変換結果の格納先の逐次近似レジスタが複数の逐
次変換レジスタのいずれかにアナログ/ディジタル変換
の回毎にA/D変換終了信号を基に振り分けられ、また
プログラマブルタイマから出力される制御信号により、
確定しているアナログ/ディジタル変換結果が上記逐次
近似レジスタから転送され、これらの動作は制御回路に
より直接制御されA/D変換を行なうように構成したの
で、CPUがプログラムを実行することにより行なう場
合に比べCPUの負担が軽減すると共に、システム全体
としての処理速度を低下させることなくA/D変換を行
なうことができるA/D変換回路装置が得られる効果が
ある。
【0066】請求項5の発明によれば、アナログ/ディ
ジタル変換結果を格納する逐次近似レジスタを複数の逐
次近似レジスタのいずれかにアナログ/ディジタル変換
の回毎にA/D変換終了信号を基に振り分け、またプロ
グラマブルタイマから制御信号が出力されたときにアナ
ログ/ディジタル変換結果が確定していない方の逐次変
換レジスタの内容の確定を待ち、この内容が確定したと
きにその確定したアナログ/ディジタル変換結果を転送
するなどの動作を制御回路により直接行なうことでA/
D変換を行なうように構成したので、CPUが割り込み
処理により実行する場合に比べCPUの負担が軽減する
と共に、システム全体としての処理速度を低下させるこ
となくA/D変換を行なうことができるA/D変換回路
装置が得られる効果がある。
【0067】請求項6の発明によれば、プログラマブル
タイマが出力する制御信号毎にA/D変換器の複数の入
力チャネルを順次スキャンし、その入力チャネルからの
信号を前記A/D変換器に入力し、これら制御を制御回
路により直接行ないA/D変換結果を得るように構成し
たので、CPUがプログラムを実行することにより行な
う場合に比べCPUの負担が軽減すると共に、システム
全体としての処理速度を低下させることなくA/D変換
を行なうことができるA/D変換回路装置が得られる効
果がある。
【0068】請求項7の発明によれば、プログラマブル
タイマから出力される制御信号毎にあらかじめ指定され
たスキャンチャネルのアナログ/ディジタル変換結果を
逐次近似レジスタから変換結果格納レジスタに順次転送
する動作を制御回路により直接制御して行ないA/D変
換結果を得るように構成したので、中央処理装置がプロ
グラムを実行することにより行なう場合に比べCPUの
負担が軽減すると共に、システム全体としての処理速度
を低下させることなくA/D変換を行なうことができる
A/D変換回路装置が得られる効果がある。
【0069】請求項8の発明によれば、プログラマブル
タイマから出力される制御信号毎にあらかじめ指定され
た上記変換結果格納レジスタに格納されているアナログ
/ディジタル変換結果を読み出し転送を行なう動作を制
御回路により直接制御して行ないA/D変換結果を得る
ように構成したので、CPUがプログラムを実行するこ
とにより行なう場合に比べCPUの負担が軽減すると共
に、システム全体としての処理速度を低下させることな
くA/D変換を行なうことができるA/D変換回路装置
が得られる効果がある。
【0070】請求項9の発明によれば、スキャンモード
への切り替えが行なわれたときに、あらかじめ指定され
たスキャンチャネルのアナログ/ディジタル変換を行な
い、そのアナログ/ディジタル変換結果を逐次近似レジ
スタから変換結果格納レジスタに順次転送し、そのスキ
ャンチャネルのアナログ/ディジタル変換が終了すると
特定チャネルのアナログ/ディジタル変換を連続して行
なう動作を制御回路により直接制御することで行ないA
/D変換結果を得るように構成したので、CPUがプロ
グラムを実行することにより行なう場合に比べCPUの
負担が軽減すると共に、システム全体としての処理速度
を低下させることなくA/D変換を行なうことができる
A/D変換回路装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例によるA/D変換回
路装置の構成を示すブロック図である。
【図2】請求項1の発明の一実施例によるA/D変換回
路装置の各部の動作波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】請求項1の発明の一実施例によるA/D変換回
路装置の制御回路の構成を示す回路図である。
【図4】請求項2の発明の一実施例によるA/D変換回
路装置の構成を示すブロック図である。
【図5】請求項2の発明の一実施例によるA/D変換回
路装置におけるプログラマブルタイマ2から出力される
UDFと、制御される入力チャネルの関係を示す説明図
である。
【図6】請求項3の発明の一実施例によるA/D変換回
路装置の構成を示すブロック図である。
【図7】請求項4および請求項5の発明の一実施例によ
るA/D変換回路装置の構成を示すブロック図である。
【図8】請求項6の発明の一実施例によるA/D変換回
路装置におけるプログラマブルタイマ2から出力される
UDFと、制御される入力チャネルの関係を示す説明図
である。
【図9】請求項9の発明の一実施例によるA/D変換回
路装置の構成を示すブロック図である。
【図10】請求項7の発明の一実施例によるA/D変換
回路装置におけるプログラマブルタイマ2から出力され
るUDFと、変換結果格納レジスタに格納されるA/D
変換チャネルのアナログ/ディジタル変換結果の関係を
示す説明図である。
【図11】請求項8および請求項9の発明の一実施例に
よるA/D変換回路装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】請求項9の発明の一実施例によるA/D変換
回路装置におけるプログラマブルタイマ2から出力され
るUDFと、A/D変換器のA/D変換チャネルの関係
を示す説明図である。
【図13】従来のA/D変換回路装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置) 2 プログラマブルタイマ 3 A/D変換器 4 逐次近似レジスタ 7,10,11,24,37 制御回路 8a,8b,8c,8d 入力チャネル 15 第1の逐次近似レジスタ 16 第2の逐次近似レジスタ 31 第1の変換結果格納レジスタ 32 第2の変換結果格納レジスタ 33 第3の変換結果格納レジスタ 37a モード切替え制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続してアナログ/ディジタル変換を行
    ない中央処理装置により起動される逐次変換方式のA/
    D変換器と、上記中央処理装置により周期データがプリ
    セットされ、その周期データに応じた周期の制御信号を
    出力するプログラマブルタイマと、そのプログラマブル
    タイマが出力する制御信号を基に前記A/D変換器の逐
    次近似レジスタの値が確定した時点でその逐次近似レジ
    スタの値を転送する制御回路とを備えたA/D変換回路
    装置。
  2. 【請求項2】 複数の入力チャネルを有し、連続してア
    ナログ/ディジタル変換を行ない中央処理装置により起
    動される逐次変換方式のA/D変換器と、上記中央処理
    装置により周期データがプリセットされ、その周期デー
    タに応じた周期の制御信号を出力するプログラマブルタ
    イマと、そのプログラマブルタイマが出力する制御信号
    を基に前記A/D変換器の複数の入力チャネルの内の特
    定の入力チャネルからの信号を前記A/D変換器に入力
    するように制御する制御回路とを備えたA/D変換回路
    装置。
  3. 【請求項3】 連続してアナログ/ディジタル変換を行
    ない中央処理装置により起動される逐次変換方式のA/
    D変換器と、上記中央処理装置により周期データがプリ
    セットされ、上記A/D変換器のアナログ/ディジタル
    変換中は動作を停止しており、また上記A/D変換器の
    アナログ/ディジタル変換が終了した時点もしくは上記
    中央処理装置から出力される動作開始指令信号により動
    作を開始し、上記周期データに応じた周期の制御信号を
    出力するプログラマブルタイマと、そのプログラマブル
    タイマが出力する上記制御信号により前記A/D変換器
    を起動させる制御回路とを備えたA/D変換回路装置。
  4. 【請求項4】 複数の逐次近似レジスタを有し、中央処
    理装置により起動され連続してアナログ/ディジタル変
    換を行ないアナログ/ディジタル変換が終了したことを
    示すA/D変換終了信号を出力する逐次変換方式のA/
    D変換器と、上記中央処理装置により周期データがプリ
    セットされ、その周期データに応じた周期の制御信号を
    出力するプログラマブルタイマと、アナログ/ディジタ
    ル変換結果を格納する逐次近似レジスタを上記複数の逐
    次近似レジスタのいずれかにアナログ/ディジタル変換
    の回毎にA/D変換終了信号を基に振り分け、また前記
    プログラマブルタイマから出力される制御信号によりア
    ナログ/ディジタル変換結果が確定している方の逐次変
    換レジスタの内容を転送する制御回路とを備えたA/D
    変換回路装置。
  5. 【請求項5】 複数の逐次近似レジスタを有し、中央処
    理装置により起動され連続してアナログ/ディジタル変
    換を行ないアナログ/ディジタル変換が終了したことを
    示すA/D変換終了信号を出力する逐次変換方式のA/
    D変換器と、上記中央処理装置により周期データがプリ
    セットされ、その周期データに応じた周期の制御信号を
    出力するプログラマブルタイマと、アナログ/ディジタ
    ル変換結果を格納する逐次近似レジスタを上記複数の逐
    次近似レジスタのいずれかにアナログ/ディジタル変換
    の回毎にA/D変換終了信号を基に振り分け、また上記
    プログラマブルタイマから制御信号が出力されたときに
    アナログ/ディジタル変換結果が確定していない方の逐
    次近似レジスタの内容の確定を待ち、この内容が確定し
    たときにその確定したアナログ/ディジタル変換結果を
    転送する制御回路とを備えたA/D変換回路装置。
  6. 【請求項6】 複数の入力チャネルを有し、連続してア
    ナログ/ディジタル変換を行ない中央処理装置により起
    動される逐次変換方式のA/D変換器と、上記中央処理
    装置により周期データがプリセットされ、その周期デー
    タに応じた周期の制御信号を出力するプログラマブルタ
    イマと、そのプログラマブルタイマが出力する制御信号
    毎に前記A/D変換器の複数の入力チャネルを順次スキ
    ャンしてその入力チャネルからの信号を前記A/D変換
    器に入力するように制御する制御回路とを備えたA/D
    変換回路装置。
  7. 【請求項7】 逐次近似レジスタを有し、連続してアナ
    ログ/ディジタル変換を行ない中央処理装置により起動
    される逐次変換方式のスキャンモードが設定可能なA/
    D変換器と、上記中央処理装置により周期データがプリ
    セットされ、その周期データに応じた周期の制御信号を
    出力するプログラマブルタイマと、上記逐次近似レジス
    タに格納され確定したスキャンチャネルのアナログ/デ
    ィジタル変換結果が格納される複数の変換結果格納レジ
    スタと、上記プログラマブルタイマから出力される制御
    信号毎にあらかじめ指定されたスキャンチャネル毎のア
    ナログ/ディジタル変換結果を上記逐次近似レジスタか
    ら上記変換結果格納レジスタに順次転送する制御回路と
    を備えたA/D変換回路装置。
  8. 【請求項8】 逐次近似レジスタを有し、連続してアナ
    ログ/ディジタル変換を行ない、中央処理装置により起
    動される逐次変換方式のスキャンモードが設定可能なA
    /D変換器と、上記中央処理装置により周期データがプ
    リセットされ、その周期データに応じた周期の制御信号
    を出力するプログラマブルタイマと、上記逐次近似レジ
    スタに格納されスキャンチャネルの確定したアナログ/
    ディジタル変換結果が順次格納される上記スキャンチャ
    ネルに夫々対応した複数の変換結果格納レジスタと、上
    記プログラマブルタイマから出力される制御信号毎にあ
    らかじめ指定された上記変換結果格納レジスタに格納さ
    れているアナログ/ディジタル変換結果を読み出し転送
    を行なう制御回路とを備えたA/D変換回路装置。
  9. 【請求項9】 逐次近似レジスタを有し、中央処理装置
    により起動され連続してアナログ/ディジタル変換を行
    なう逐次変換方式のスキャンモードへの切り替えが可能
    なA/D変換器と、上記中央処理装置により周期データ
    がプリセットされ、その周期データに応じた周期の制御
    信号を出力するプログラマブルタイマと、そのプログラ
    マブルタイマから出力される制御信号によりスキャンモ
    ードへの切り替えを行なうモード切替え制御手段と、上
    記逐次近似レジスタに格納され確定したチャネルのアナ
    ログ/ディジタル変換結果が格納される複数の変換結果
    格納レジスタと、スキャンモードへの切り替えが行なわ
    れていないときには特定チャネルのアナログ/ディジタ
    ル変換を連続しておこない、またスキャンモードへの切
    り替えが行なわれたときにはあらかじめ指定されたスキ
    ャンチャネルのアナログ/ディジタル変換を行ない、そ
    のアナログ/ディジタル変換結果を上記逐次近似レジス
    タから上記変換結果格納レジスタに順次転送し、上記ス
    キャンチャネルのアナログ/ディジタル変換が終了する
    と上記特定チャネルのアナログ/ディジタル変換を連続
    して行なう制御回路とを備えたA/D変換回路装置。
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