JPH0718357B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JPH0718357B2
JPH0718357B2 JP60174690A JP17469085A JPH0718357B2 JP H0718357 B2 JPH0718357 B2 JP H0718357B2 JP 60174690 A JP60174690 A JP 60174690A JP 17469085 A JP17469085 A JP 17469085A JP H0718357 B2 JPH0718357 B2 JP H0718357B2
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/10Introducing corrections for particular operating conditions for acceleration
    • F02D41/105Introducing corrections for particular operating conditions for acceleration using asynchronous injection

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内燃機関の加速時に燃料噴射量を制御する燃
料噴射制御装置に関し、詳しくは加速時にクランク軸の
回転と非同期に燃料増量する燃料噴射制御装置に関す
る。
従来の技術 内燃機関の運転状態に応じて燃料噴射弁から噴射される
燃料を調量する電子制御燃料噴射装置においては、燃料
噴射量の演算や噴射の制御は一般にクランク軸の回転に
同期して出力されるクランク角信号に基づいて行なわれ
ている。即ち、クランク軸の回転に同期してクランク角
360度(360°CA)毎の周期で、吸入空気量や機関回転数
等に応じて機関に要求される出力を満たす燃料噴射量を
演算し、演算直後360°CAのクランク角信号に同期した
所定のタイミングで燃料の噴射(同期噴射)を行なって
いる。
従来、加速時など特に燃料増を必要とするときには、ク
ランク角位置に同期した同期噴射とは別のタイミングで
燃料噴射を行なういわゆる非同期噴射を行なっていた。
そして、加速時非同期噴射の制御については、スロット
ル開度の速度変化(微分値)を演算し、この演算結果が
一定値以上であるときその直後に非同期噴射を行なうよ
うにしているものが知られている(特開昭59-90768号な
ど)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の燃料噴射制御装置は、短時間の定
時刻毎のスロットル開度の変化量に基づいて非同期燃料
噴射を行なうため、スロットル開度信号にノイズが入
り、誤った非同期噴射信号により燃料噴射弁が誤作動す
ることがあった。
また、スロットル大開度走行から加速する場合、低負荷
運転域からの加速時に比べスロットル開度変化に対する
吸入空気量の変化量が実際には相対的に少ないのに誤っ
た非同期噴射により多めの燃料増量が実行されることが
あるため、この場合にオーバーリッチを招いたりするこ
とがある。
また、機関回転数が高速回転域にある場合、この状態か
ら加速しても同期噴射が高密度で実行されているから一
般に非同期噴射が不必要なはずなのに実際に非同期噴射
が入ることがあるため、無用な燃料増を実行することに
なっていた。
本発明の目的は、このような問題点を解決し、中高負荷
域あるいは高速回転域からの加速時に機関の運転状態に
対応して過不足のない非同期燃料噴射を行なう燃料噴射
制御装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明の内燃機関の燃料噴
射制御装置は、内燃機関の所定クランク角毎に発生する
信号に同期して燃料噴射量を制御する同期噴射制御手段
と、加速時を検出する手段の出力信号に基づいて燃料噴
射量を制御する非同期噴射制御手段と、これら同期噴射
制御手段及び非同期噴射制御手段の出力信号に基づいて
燃料噴射弁を駆動する噴射弁駆動手段とを備えると共
に、加速開始時を検出する加速開始時検出手段と、加速
開始時から機関回転数をカウントする機関回転数計測手
段と、加速開始後にスロットル開度が所定開度以上であ
ることを検出するスロットル開度検出手段とを有してお
り、前記機関回転数計測手段の計測値が所定回転数以下
でありかつ前記スロットル開度検出手段が所定開度以上
の信号を発生したとき前記非同期噴射制御手段を作動す
るように構成されている。
作用 本発明によれば、先ず加速開始時検出手段により加速開
始時を検出し、この加速開始時点を基準としてスロット
ル開度検出手段によりその後のスロットル開度を検出す
ると共に、前記加速開始時点からの機関回転数を機関回
転数計測手段により計測する。
スロットル開度検出手段によりスロットル開度が所定開
度以上であることが検知され、この時点で機関回転数計
測手段により計測された加速開始時からの機関回転数が
所定値以内であれば、非同期噴射制御手段により噴射弁
駆動手段を駆動する。
この場合非同期噴射制御手段は、同期噴射制御手段とは
別個にクランク角位置に同期しないで噴射弁駆動手段を
介して燃料噴射弁に燃料噴射信号を出力し、直ちに非同
期噴射を実行するかあるいは同期噴射後継続して非同期
噴射時間分同期噴射の噴射時間を延長する。
実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の燃料噴射制御装置を適用する内燃機関
の概略構成の一例を表わしている。
図中、1は内燃機関本体、2はシリンダブロック、3は
シリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は点火
プラグ、7は吸気バルブ、8は排気バルブ、9は排気マ
ニホールド10内の排気中の酸素濃度を検出する酸素セン
サ、14はサージタンク、15は冷却水温を計測する水温セ
ンサ、16はイグニッションスイッチ、21はバッテリ電源
をそれぞれ表わす。
吸気系では、エアクリーナ24から取入れた吸入空気の吸
気量をエアフロメータ25により計測すると共に、吸気温
センサ26により吸気温を計測し、アクセルペダル27の踏
み代に応じて開閉するスロットルバルブ28により吸入空
気を所定量だけ吸気マニホールド30へと送るようになっ
ている。スロットルボディ31には、その内部に介装した
スロットルバルブ28の開度及び全閉位置を検出するスロ
ットルセンサ32が設けられている。さらに吸気マニホー
ルド30の吸気バルブ7の近傍には、燃料タンク35から通
路36を介して燃料ポンプ37により圧送される燃料を所定
量だけ噴射供給する燃料噴射弁38が取付けられている。
そして点火系では、イグナイター40で発生した高電圧を
ディストリビュータ41に供給し、ディストリビュータ41
で所定の点火時期制御を行ないながら該高電圧を所定の
タイミングで各気筒の点火プラグ6に分配供給するよう
にしている。ディストリビュータ41には、図示しないク
ランク軸と同期して回転するディストリビュータシャフ
ト42の回転位置から回転角及び回転数を検出する回転数
センサ43が設けられており、具体的には、この回転数セ
ンサ43によりクランクシャフトの2回転毎に24回のパル
ス信号を出力すると共にクランク軸の一回転毎に所定角
で一回のパルス信号を出力するようにしている。
制御装置50は、バッテリ電源21により作動するマイクロ
コンピュータであり、このマイクロコンピュータ内に
は、第3図に示すように、中央処理ユニット(CPU)51
と、リードオンリメモリ(ROM)52と、ランダムアクセ
スメモリ(RAM)53と、イグニッションスイッチ16のオ
フ時にも記憶を保持するバックアップランダムアクセス
メモリ(RAM)54とを含んでいる。このうちのROM52に
は、メインルーチン、燃料噴射制御ルーチン、点火時期
制御ルーチン等のプログラム、これらの処理に必要な種
々の固定データ、定数等が格納されている。さらにマイ
クロコンピュータ内には、マルチプレクサを有するA/D
変換器55と、バッファメモリを有するI/O装置56とが組
込まれ、これらの55と56は前記51〜54とコモンバス57に
より互いに接続されている。
A/D変換器55においては、エアフロメータ25、吸気温セ
ンサ26等の各センサの出力信号をバッファを介してマル
チプレクサに入力し、これらのデータをA/D変換してCPU
51の指令により所定の時期にCPU51及びRAM53あるいは54
へ出力するようにしている。これによりRAM53に吸入空
気量、吸気温、水温等の最新検出データを取込み、その
所定領域にこれらのデータを格納する。またI/O装置56
においては、スロットルセンサ32、回転数センサ43等の
各センサの検出信号を入力し、これらのデータをCPU51
の指令により所定の時期にCPU51及びRAM53あるいは54へ
出力するようにしている。
CPU51はROM52に記憶されているプログラムに従って前記
各センサにより検出されたデータに基づいて燃料噴射量
を計算し、これに基づくパルス信号をI/O装置56を経て
燃料噴射弁38に出力する。すなわち、基本的には、エア
フロメータ25が検出する吸入空気量と回転数センサ43が
検出する機関回転数により基本燃料量を算出し、これを
検出吸気温と冷却水温に応じて補正し、この補正燃料量
に対応するパルス信号をI/O装置56内の図示しない駆動
回路から燃料噴射弁38に送るようになっている。
次に第4図及び第5図に示すフローチャートを参照して
制御装置50による本発明の燃料噴射制御の一例について
説明する。
第4図は、加速時における非同期燃料噴射制御の定時刻
毎ルーチンを示している。このルーチンは、メインルー
チン中でタイマが計測する一定時間毎に実行されるもの
であり、先ずステップ401と402にて機関の加速開始時を
検出する。加速開始時検出手段は、例えばスロットルセ
ンサ32のアイドルスイッチがオンからオフに切換わった
ときに加速開始時を検出する。この場合、ステップ401
にてアイドルスイッチがオフであれば加速状態と判定
し、次のステップ402にて前回の判断でアイドルスイッ
チがオンで定常状態(アイドル状態)と判定されれば、
このとき加速開始時を検出することになる。
また、加速開始時検出手段は、スロットル開度の速度変
化(微分値)を演算し、この演算結果が一定値以上(加
速状態)であり、前回での演算結果が一定値以下(定常
状態)の時、加速開始時と判断することもできる。
加速開始時を検出すると、ステップ403にてクランク角
カウンタCCRをクリアし、次いでステップ404にて非同期
噴射実行完了フラグFθ1、Fθ2及びFθ3をクリアす
る。ここで、θi(i=1,2,3)は、第6図のように、ス
ロットル開度を表しており、例えばスロットル全開状態
でθは80度であり、θ0、θ1、θ2、θ3の値は夫々およ
そ5度、15度、25度、35度に設定されている。
加速開始時にクランク角カウンタCCR及び非同期噴射実
行完了フラグFθ1、Fθ2およびFθ3がクリアされる
と、ステップ404からステップ405に進み、ここでスロッ
トル開度TAが所定のスロットル開度θ1以上であるか否
かを判断し、TA≧θ1であれば、ステップ406に進む。ス
テップ406では、ステップ403にてクリアしたクランク角
カウンタCCRが加速開始後所定の回転角α1をカウントし
ているか否かを判別し、つまり加速開始後の機関回転数
が所定の回転角だけ回ったか否かを判別する。いま、ア
イドル状態からの加速時の場合を考えると、この場合一
般に加速直後であればCCR<α1を満たし、次ぎのステッ
プ407に進んで非同期噴射実行完了フラグFθ1がクリア
されているかどうかを判断し、Fθ1=0であれば次の
ステップ414に進む。ステップ414では、スロットル開度
θ1での非同期噴射実行完了フラグFθ1をセットし、次
いでステップ417に進んで非同期噴射を1回実行する。
この場合の非同期噴射は、同期噴射中でない場合には直
ちに非同期噴射を実行し、同期噴射中の場合には噴射時
間を非同期噴射時間分延長するようになっている。
ステップ407にて非同期噴射実行完了フラグFθ1がセッ
トされていれば、ステップ408に進み、ここでスロット
ル開度TAが所定のスロットル開度θ2以上であるかどう
かを判断し、TA≧θ2であればステップ409に進む。ステ
ップ409では、クランク角カウンタCCRがα2よりも小さ
いかどうかを判断する。即ち、アイドル状態からの加速
後のスロットル開度が比較的大きい値TA≧θ2でかつ加
速開始後のクランク角が比較的小さな値CCR<α2であれ
ばステップ409からステップ410に進んで非同期噴射実行
完了フラグFθ2がクリアしているかを判断し、Fθ2
0であればステップ415に進んで非同期噴射実行完了フ
ラグFθ2をセットし、次いでステップ417に進み、ここ
でスロットル開度θ2での非同期噴射を1回実行する。
従って、アイドル状態からの加速後に相対的に大きなス
ロットル開度TA≧θ2であり且つ相対的に低速回転の状
態にあれば、θ1及びθ2での非同期噴射をそれぞれ1回
づつ実行し、加速速度が大きいほど相対的に非同期燃料
噴射量を増量するようになっている。
さらに、ステップ410からステップ411に進んだ場合、ス
ロットル開度TAが所定のスロットル開度θ3以上である
かどうかを判断し、TA≧θ3であればステップ412に進み
ここでクランク角カウンタCCRがα3未満であるか否かを
判断する。ステップ412にてCCR<α3であれば、ステッ
プ413に進み非同期噴射実行完了フラグFθ3がクリアし
ているかを判断し、Fθ3=0であれば、ステップ416に
進み非同期噴射実行完了フラグFθ3をセットし、次に
ステップ417に進み、ここでθ3での非同期噴射を行なう
ようになっている。尚、前記α1、α2、α3の値は、お
よそ360、720、1080(°CA)に設定されている。
第4図に示すルーチンは、図示しないタイマにより定時
刻毎に実行され、加速開始後スロットル開度TA≧θi
びクランク角カウンタCCR<αiを満たす限りステップ40
5〜417のルーチンが実行されるようになっている。つま
り、加速開始直後スロットル開度TAが段階的にセットさ
れる所定の開度θi以上であるかどうかが判断され、夫
々のスロットル開度θiにてクランク角カウンタCCRが所
定のクランク角αi未満であるかどうかを判断し、これ
らの条件を夫々の段階で満たしていれば、スロットル開
度θ1、θ2、θ3にて夫々非同期噴射が1回づつ行なわ
れるようになっている。そして、この第4図に示すルー
チンは、図示しないタイマーの計測する定時刻毎に繰返
して実行されるようになっている。
第5図は、定クランク角毎ルーチンを示しており、第4
図に示すステップ403、406、409及び412にて用いられ
る。このルーチンは、クランク角30°CA毎にカウントア
ップするものである。
以上はアイドル状態からの加速時を例にとって説明した
が、次に非アイドル状態からの加速時における非同期噴
射について説明する。
非アイドル状態における加速開始時検出手段は、例えば
定時刻毎のスロットル開度TAを測定することにより加速
開始時を検出することができる。例えば、定時刻毎のTA
値をTAi、TAi-1とすると、スロットル開度の変化速度TAi
-TAi-1を計算し、TAi-TAi-1>L1(定数開度)の時を加
速開始時と判定する。
いま、スロットル開度TAがθ1<TA<θ2の運転域にある
状態から、スロットル開度TAを全開に移行すると、第4
図に示すルーチンにおいて、ステップ401及び402にて加
速開始時が検出され、ここで加速開始時が検出されると
次のステップ403に進みクランク角カウンタCCRをクリア
し、ステップ404にて初期状態のスロットル開度TA(<
θ2)より大きい開度での非同期噴射実行完了フラグF
θ2及びFθ3をクリアする。Fθ1については、初期状
態のスロットル開度TAがTA>θ1であるから、クリアし
ないようになっている。
この場合、加速開始後Fθ1≠0であるから、ステップ4
04からステップ405、406に進み、CCR<α1であればステ
ップ407に進み次いでステップ408へと進む。すなわちθ
1での非同期噴射は行なわない。また、ステップ406にて
CCR≧α1であれば、ステップ408へと進む。
そしてステップ408から409に進み、ここでクランク角カ
ウンタCCRがクランク角α2よりも小さいか否か判断さ
れ、CCR<α2であれば、ステップ410に進みここでFθ2
=0であればステップ415に進み非同期噴射実行完了フ
ラグFθ2をセットし、次いでステップ417にて非同期噴
射を1回実行する。ステップ410でFθ2=0でなけれ
ば、ステップ411から412へ進む。さらに、CCR<α3であ
れば、ステップ413に進み、ここでFθ3=0であるか否
かを判断する。Fθ3=0であれば、ステップ416に進み
非同期噴射実行完了フラグFθ3をセットし、ステップ4
17に進みθ3での非同期噴射を1回実行する。
高速回転時においては、ステップ403にてクランク角カ
ウンタをクリアにした後、相対的に短い時間でクランク
角カウンタCCRが所定のクランク角αiに到達するので、
ステップ406、409及び412からそれぞれステップ407、41
0及び413に入り難く、そのためステップ417の非同期噴
射に入り難い状況を作り出すようになっている。
このようにして、スロットルの高開度走行からの加速時
には、スロットル低開度走行からの加速時のときよりも
非同期噴射をさほど行なわないように設定している。こ
れは、スロットル高開度運転域においては、スロットル
開度に対する吸入空気量の変化が相対的に少ないことに
対応させたもので、非同期噴射による無駄な燃料増を回
避するためのものである。
また、高速回転域においては、加速開始時を検知した後
ステップ403にてクランク角カウンタCCRをクリアする
が、相対的に短時間でクランク角が増加するため、ステ
ップ406、409及び412のそれぞれにてCCR<αiになり難
く、そのため非同期噴射をさほど行なうことなくリター
ンする場合が多いことになる。
本実施例においては、加速開始時検出手段は、アイドル
スイッチのオンからオフへの信号切換わり時及びスロッ
トル開度の変化速度が所定値以上の時を加速開始時とし
て用いているが、このほか本発明の加速開始時検出手段
により検出する加速開始時としては、 i)定クランク角毎にスロットル開度TAを求めた場合の
TAj-TAj-1≧L2(定数)の時、 ii)第6図のθ0、θ1、θ2、θ3の決められた角度を基
にして、これを定時刻毎ルーチンでチェックした場合の
前回と今回とでスロットル位置が違う時、例えば前回が
θ0とθ1の間にあり今回がθ1とθ2の間にあった時、 iii)負荷Q/N(吸気空気量/機関回転数)でQ/Ni-Q/N
i-1>L3(定数)の時、 iv)PM(吸気管圧力)でPMi-PMi-1>L4(定数)の時を
採用することができる。
前記実施例によれば、第4図に示す定時刻毎ルーチンの
1サイクル毎に非同期噴射実行開度θ0、θ1、θ2、θ3
を設定し、夫々のスロットル開度を越したとき加速後の
機関回転数の総和が所定範囲内であれば定時刻毎に各ス
ロットル開度でそれぞれ1回の非同期噴射が実行可能に
なるようになっている。また、非同期噴射時間について
は、1回の噴射量がQ/N値に比例するように設定されて
いる。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、加速を検知した時
点を基準として定められたスロットル開度での機関回転
数が一定値以内のとき非同期噴射を行なうようにしたの
で、スロットル開度信号のノイズの影響を受けやすい微
分演算を行なう必要がなく、また微分演算を用いても単
に演算開始のトリガーにすぎず、運転状態に応じた非同
期噴射信号を的確につくり、とくに、高負荷運転域から
の加速時あるいは高速回転域からの加速時に無駄な非同
期噴射を実行しない分だけオーバーリッチを回避すると
共に、無意味な燃料増を回避して燃費の低減を図ること
ができる。
したがって、そのときの加速運転状態に応じて低速低負
荷域から高速高負荷域まで過不足のない燃料供給を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を表す概略構成図、 第2図は本発明の燃料噴射装置が適用される内燃機関の
一実施例を表す概略構成図、 第3図は燃料噴射装置の一実施例を表すブロック線図、 第4図は加速時の非同期燃料噴射の定時刻毎ルーチンを
表すフローチャート、 第5図は定クランク角毎ルーチンを表すフローチャー
ト、 第6図は本発明の一実施例における加速時非同期噴射の
際のスロットル設定開度を示す概略図である。 1……内燃機関本体、2……シリンダブロック、3……
シリンダヘッド、6……点火プラグ、9……酸素セン
サ、21……バッテリ電源、25……エアフロメータ、28、
32……スロットルスイッチ、38……燃料噴射弁、50……
制御装置、51……中央処理ユニット(CPU)、52……リ
ードオンメモリ(ROM)、53、54……ランダムアクセス
メモリ(RAM)、55……A/D変換器、56……I/O装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の所定クランク角毎に発生する信
    号に同期して燃料噴射量を制御する同期噴射制御手段
    と、加速時を検出する手段の出力信号に基づいて燃料噴
    射量を制御する非同期噴射制御手段と、これら同期噴射
    制御手段及び非同期噴射制御手段の出力信号に基づいて
    燃料噴射弁を駆動する噴射弁駆動手段とを備えた内燃機
    関の燃料噴射装置において、加速開始時を検出する加速
    開始時検出手段と、加速開始時から機関回転数をカウン
    トする機関回転数計測手段と、加速開始後にスロットル
    開度が所定開度以上であることを検出するスロットル開
    度検出手段とを有しており、前記機関回転数計測手段の
    計測値が所定回転数以下でありかつ前記スロットル開度
    検出手段が所定開度以上の信号を発生したとき前記非同
    期噴射制御手段を作動することを特徴とする内燃機関の
    燃料噴射制御装置。
JP60174690A 1985-08-08 1985-08-08 内燃機関の燃料噴射制御装置 Expired - Fee Related JPH0718357B2 (ja)

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