JPH0718221A - ガスバリア用表面処理用組成物および表面処理樹脂成形体 - Google Patents

ガスバリア用表面処理用組成物および表面処理樹脂成形体

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JPH0718221A
JPH0718221A JP16350993A JP16350993A JPH0718221A JP H0718221 A JPH0718221 A JP H0718221A JP 16350993 A JP16350993 A JP 16350993A JP 16350993 A JP16350993 A JP 16350993A JP H0718221 A JPH0718221 A JP H0718221A
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昭夫 中
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由貴子 堀
Tadahiro Yoneda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】透明性、非処理物の物性を損なわないような可
撓性を有し、かつガスバリア性の湿度および温度依存性
の極めて小さいガスバリア用表面処理用組成物、および
該組成物によって表面処理された樹脂成形体を提供す
る。 【構成】アミノ基含有アルコキシシラン化合物(A)お
よび芳香環もしくはその水添化環を有し、かつ(A)の
アミノ基及び/又はアルコキシシリル基と反応する官能
基を分子内に2個以上有する化合物(B)からなる温
度、湿度依存性が小さいガスバリア材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性、可撓性に優
れ、かつガスバリア性の湿度および温度依存性が極めて
小さい被膜を形成し得るガスバリア用表面処理用組成物
および該組成物によって表面処理された樹脂成形体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】酸素、窒素、炭酸ガス、水蒸気等の気体
の透過度が極めて小さいガスバリア材は包装用材料等の
分野において需要が増大している。ガスバリア性をプラ
スチックフィルムまたはシート等成形体材料に付与する
ためには、エチレン−ビニルアルコール共重合体、塩
化ビニリデン系共重合体、ポリメタキシリレンアジパミ
ド等の気体不透過性素材で成形体を作成する、これら
の気体不透過性素材を他の材料にラミネートまたはコー
ティングする、アルミ箔をフィルム状材料にラミネー
トする、金属酸化物を蒸着する等の方法が知られてい
る。
【0003】しかし、の気体不透過性素材の内、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体やポリメタキシリレン
アジパミドは吸湿性が大きく、吸湿に伴ってガスバリア
性が大幅に低下するという問題があり、塩化ビニリデン
系共重合体は塩素原子を含んでいるため公害の原因とな
る恐れがある。また、のアルミ箔ラミネートフィルム
では、包装された内容物を外から見ることができず、
の金属蒸着フィルムは可撓性等を低下させるため、包装
時に蒸着層にクラックを生じ易く、ガスバリア性の低下
を引き起こすという問題があった。
【0004】これらの問題を解決するために、緻密な分
子構造を有し、耐候性、硬度、耐薬品性に優れたポリシ
ロキサンを用いて、プラスチックフィルムの表面処理を
行なうことが研究されている。しかしながらポリシロキ
サンの原料として用いられるテトラアルコキシシラン
は、加水分解縮合反応点が4つもあるため縮合時の体積
収縮率が大きく、クラックやピンホールのない被覆膜を
得ることは困難であった。
【0005】そこで加水分解縮合反応点が3つしかない
アルキルトリアルコキシシランを単独もしくはテトラア
ルコキシシランと共加水分解縮合を行なうことによっ
て、クラックやピンホールの発生を抑えることが提案さ
れた。しかしアルキルトリアルコキシシランは反応性が
低いので、アルキルトリアルコキシシランの単独使用で
は縮合せずに残存する単量体が多くなり、またテトラア
ルコキシシランとの併用ではなかなか均一な共加水分解
縮合ができないのが現状であった。さらにこれらのシラ
ン系表面処理用組成物は、プラスチックフィルム素材と
の親和性がなく濡れ性が悪いので、成膜性に劣るという
問題もあった。
【0006】また特開平2−286331号公報には、
アルコキシシランを加水分解縮合し、プラスチックフィ
ルムに被覆することが示されているが、この方法ではア
ルコキシシラン成分のみをフィルムにコーティングする
ため、フィルムの可撓性が著しく損なわれるものであっ
た。
【0007】上記観点から、例えば特開平1−2785
74号公報には、テトラアルコキシシラン等のアルコキ
シシラン加水分解物を反応性ウレタン樹脂と組み合わせ
ることによって表面処理被膜のクラックを抑えることが
開示されている。しかし、反応性ウレタン樹脂は溶媒と
して用いられているアルコール類と反応するため、アル
コキシシラン加水分解物と反応性ウレタン樹脂が充分複
合化されずに相分離を起こして、被膜が不透明になるこ
とがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は上記諸問
題を考慮して、透明性、非処理物の物性を損なわないよ
うな可撓性を有し、かつガスバリア性の湿度および温度
依存性の極めて小さいガスバリア用表面処理用組成物を
提供することを目的とし、また該組成物によって表面処
理された樹脂成形体を提供することを第2の目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は表面処理用組成
物が、(1)下記一般式(I)で示されるシラン化合物
(A)、
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】芳香環もしくはその水添化環を有し、かつ
前記シラン化合物(A)中のアミノ基および/またはS
i(OR4 )基との反応性をもつ官能基を分子内に2個
以上有する化合物(B)との反応生成物(AB)、
(2)上記シラン化合物(A)が、上記有機化合物
(B)との反応前かまたは反応後に加水分解縮合した反
応生成物(PAB)、(3)上記シラン化合物(A)と
下記一般式(C)で示される有機金属化合物と、 R7 m M(OR8 n …(C) (式中Mは金属元素、R7 は同一または異なっていても
よく、水素原子、低級アルキル基、アリール基または不
飽和脂肪族残基を表わし、R8 は同一または異なってい
てもよく、水素原子、低級アルキル基またはアシル基を
表わし、mは0または正の整数、nは1以上の整数でか
つm+nは金属元素Mの原子価と一致する)上記有機化
合物(B)との反応生成物(ABC)、(4)上記シラ
ン化合物(A)が、上記有機金属化合物(C)と上記有
機化合物(B)との反応前かまたは反応後に(共)加水
分解縮合した反応生成物(PABC)、の(1)〜
(4)よりなる群から選択される1種以上の反応性化合
物、および溶媒(D)を含有することを特徴とするガス
バリア用表面処理用組成物に関するものである。
【0013】また、樹脂成形体表面の少なくとも片面を
上記表面処理用組成物で処理した表面処理樹脂成形体も
本発明に含まれる。
【0014】
【作用】本発明において用いられる下記一般式(I)で
示されるシラン化合物(A)
【0015】
【化5】
【0016】としては、上記式(I)で表わされる分子
内にアミノ基と加水分解縮合性基を有するシラン化合物
であれば特に限定されない。
【0017】上記(A)の具体例としては、N−β(ア
ミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピル
トリイソプロポキシシラン、N−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリブトキシシラン、N−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジエ
トキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロ
ピルメチルジイソプロポキシシラン、N−β(アミノエ
チル)γ−アミノプロピルメチルジブトキシシラン、N
−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルエチルジメト
キシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピ
ルエチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルエチルジイソプロポキシシラン、N−
β(アミノエチル)γ−アミノプロピルエチルジブトキ
シシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリイソプロポキシシラン、γ−アミノプロピルト
リブトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルジイソプロポキシシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルジブトキシシラン、γ−
アミノプロピルエチルジメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルエチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルエ
チルジイソプロポキシシラン、γ−アミノプロピルエチ
ルジブトキシシラン、γ−アミノプロピルトリアセトキ
シシラン等が挙げられ、これらの1種または2種以上を
用いることができる。
【0018】シラン化合物(A)の加水分解反応はγ−
アミノプロピルトリメトキシシランを用いた場合、次式
で示される。
【0019】
【数1】
【0020】加水分解縮重合は、シラン化合物(A)と
水の存在で進行していくが、加水分解性基を加水分解縮
合させる場合は、後述の溶媒(D)中で反応させる方が
表面処理用組成物としては有利である。シラン化合物
(A)と水のモル比A/Wは0.1〜3が好ましい。
0.1より小さいと縮重合中にゲル化を起こし易くな
り、3より多いと反応に時間がかかり過ぎ、また未反応
シラン化合物が残存する可能性もある。反応時間は特に
限定されないが、加水分解縮重合反応が完結しているこ
とが好ましい。これは予め縮重合したシラン化合物を用
いる場合には、充分に加水分解縮重合が行なわれている
方が体積収縮が少なくなり、表面処理被膜中のクラック
発生を抑制できるためである。
【0021】本発明の表面処理用組成物には、前記シラ
ン化合物(A)と有機金属化合物(C)と化合物(B)
との反応生成物(ABC)や前記シラン化合物(A)
が、前記有機金属化合物(C)と前記有機化合物(B)
との反応前か反応後に(共)加水分解縮合した反応生成
物(PABC)も利用できる。有機金属化合物(C)と
しては、下記一般式(II)で表わされるものであれば特
に限定はない。
【0022】 R7 m M(OR8 n …(II) (ただし、M,R7 ,R8 ,m,nは前記と同じ意味を
持つ)具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラ
エトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラ
ブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラン、
メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラ
ン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリイソプロポ
キシシラン、エチルトリブトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジ
イソプロポキシシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジ
エチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、
ジエチルジイソプロポキシシラン、ジエチルジブトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン等のアルコキシシラン類;チ
タニウムテトラエトキシド、チタニウムテトライソプロ
ポキシド、チタニウムテトラブトキシド等のチタニウム
アルコキシド類;ジルコニウムテトラエトキシド、ジル
コニウムテトライソプロポキシド、ジルコニウムテトラ
ブトキシド等のジルコニウムアルコキシド類;アルミニ
ウムトリエトキシド、アルミニウムトリイソプロポキシ
ド、アルミニウムトリブトキシド等のアルミニウムアル
コキド類;テトラアセトキシシラン、メチルトリアセト
キシシラン等のアシロキシシラン類;トリメチルシラノ
ール等のシラノール類が挙げられる。これらの1種また
は2種以上を用いて前記シラン化合物(A)と加水分解
して縮合させることによって共加水分解縮合物が生成す
る。反応は、シラン化合物(A)を加水分解縮重合する
場合の前述の条件と同じように行なえば良い。
【0023】この場合、有機金属化合物(C)および/
またはその加水分解縮合物は、シラン化合物成分に対し
て0〜200モル%程度、好ましくは0〜100モル%
使用されることが望まれる。200%より多く使用する
と、シラン化合物成分中のアミンを触媒として粒子化
し、急にゲル化することがある。
【0024】本発明に用いられる芳香環もしくはその水
添化環を有し、かつ前記シラン化合物(A)中のアミノ
基および/またはSi(OR4 )基との反応性をもつ官
能基を分子内に2個以上有する化合物(B)の該官能基
とはイソシアネート基、エポキシ基、カルボキシル基、
水酸基、オキサゾリン基、アルコキシシリル基等であっ
て、これらの官能基は化合物(B)中、同一であっても
異なってもよい。
【0025】また、耐水性の面から、化合物(B)の官
能基はシラン化合物(A)のアミノ基と反応するのが好
ましく、化合物(B)の官能基も反応性の面から、イソ
シアネート基、エポキシ基が好ましい。化合物(B)の
具体例としては、トリレンジイソシアネート、1,4−
ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレ
ンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシア
ネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
等のイソシアネート類;ビスフェノールAジグリシジル
エーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、ヒドロキ
ノンジグリシジルエーテル、O−フタル酸ジグルシジル
エステル、テトラフタル酸ジグリシジルエステル、ビス
フェノールSジグリシジルエーテル、ビスフェノールF
ジグリシジルエーテル、および、下式で示される化合物
【0026】
【化6】
【0027】や芳香環を有する場合はその核置換誘導体
等のエポキシ基含有化合物が挙げられる。これらのう
ち、1種または2種以上を用いることができるが汎用性
の面から、ビスフェノールAジグリシジルエーテルが好
ましい。
【0028】化合物(B)は、オリゴマーとなったもの
も用いることもできる。ビスフェノールAジグリシジル
エーテルを例として挙げると、オリゴマーは次式で表わ
すことができる。
【0029】
【化7】
【0030】オリゴマーとして、n=1以上のもの、あ
るいはn=0とn=1以上のものとの混合物も用いるこ
とができるが、好ましくは、n=1が化合物(B)中の
15重量%以下でかつn=0が化合物(B)の85重量
%以上、より好ましくは、n=1が化合物(B)中の1
0重量%以下でかつn=0が90重量%以上が望まし
い。n=1が化合物(B)中の15重量%より多いと、
ガスバリア性が低下することがある。
【0031】化合物(B)の使用量は、シラン化合物
(A)のアミノ基当量(X)に対して、化合物(B)の
官能基当量(Y)が、Y/Xの比として、0.1〜1.
0が好ましく、より好ましくは、0.4〜1.0、さら
に好ましくは、0.6〜0.9であることが望ましい。
Y/Xの比が0.4より小さいと、ガスバリア性の湿度
依存性が大きくなったり、被膜の可撓性が不充分とな
り、1.0より大きいとガスバリア性が低下することが
ある。
【0032】化合物(B)は分子中に芳香環もしくは、
その水添化環を含むが、これは、被膜のガスバリアの湿
度依存性を極めて小さくする効果がある。
【0033】化合物(B)の官能基がイソシアネート基
もしくはエポキシ基である場合は、イソシアネート基も
しくはエポキシ基の加水分解反応または溶媒(D)との
反応を防ぐため、シラン化合物(A)中のアミノ基と反
応の後、シラン化合物(A)の加水分解縮合を行なうこ
とが好ましい。
【0034】本発明で用いられる溶媒(D)としては、
シラン化合物成分(A)および化合物(B)が溶解する
ような溶媒であれば特に限定されないが、具体的には、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、ペンタノール、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
類;トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素
類;ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の炭化水素類;メ
チルアセテート、エチルアセテート、プロピルアセテー
ト、ブチルアセテート等のアセテート類;その他エチル
フェノールエーテル、プロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン等が挙げられ、これらの1種以上を混合して用い
ることができる。これらの中でもアルコール類が好まし
く用いられる。またこれらの溶媒を用いて前述の加水分
解縮合反応を行なうことが望ましい。
【0035】本発明の表面処理用組成物には、本発明の
効果を損なわない範囲で、硬化触媒、濡れ性改良剤、可
塑剤、消泡剤、増粘剤等の無機、有機系各種添加剤を必
要に応じて添加することができる。
【0036】本発明の表面処理用組成物によって被覆さ
れる基材としては樹脂成形体が使用される。成形体を形
成する樹脂としては特に限定されないが、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂;ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレー
ト、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレートやこれらの共重合体等のポリエステル
系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアミド系樹脂;ポ
リスチレン、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリア
クリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート、
セロファン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリフ
ェニレンスルフォン、ポリスルフォン、ポリエーテルケ
トン、アイオノマー樹脂、フッ素樹脂等の熱可塑性樹
脂;メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹
脂、ユリア樹脂、珪素樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙げら
れる。
【0037】成形体の形状としては、フィルム状、シー
ト状、ボトル状等用途に応じて選択できる。特に加工の
し易さから、熱可塑性プラスチックフィルムが好まし
い。
【0038】表面処理用組成物を上記樹脂成形体に被覆
する方法は特に限定されず、ロールコーティング法、デ
ィップコーティング法、バーコーティング法、ノズルコ
ーティング法あるいはこれらを組み合わせた方法が採用
される。なお、被覆を行なう前に樹脂成形体にコロナ処
理の表面活性化処理や、ウレタン樹脂等の公知のアンカ
ー処理を行なうこともできる。また表面処理用組成物を
樹脂成形体に被覆した後にラミネート処理や他の公知の
処理を行なってもよい。
【0039】被覆後は被膜の硬化および乾燥を行なう
が、本発明の表面処理用組成物は常温でも硬化・乾燥す
る。より早く硬化・乾燥させる場合には、樹脂成形体の
耐熱温度以下で加熱するとよい。被膜の厚みは、乾燥後
で0.001〜20μm、より好ましくは0.01〜1
0μmが適している。0.001μmより薄いと被膜が
均一にならずピンホールが発生し易くなり、また20μ
mより厚くすると被膜にクラックが生じ易くなるので好
ましくない。
【0040】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0041】なお、特性試験の評価方法は次のように行
なった。
【0042】<酸素透過度>JIS K 7126 B
法に従い20℃で測定した。
【0043】<可撓性>表面処理用組成物を12μmポ
リエチレンテレフタレート(以下PETと略す)に所定
の厚さに塗布した後、乾燥した被覆フィルムを180°
に折り曲げ、クラックが生じなかったものを○、クラッ
クが生じたものを×とした。
【0044】<透明性>可撓性評価試験と同様にして被
覆処理したPETフィルムを未処理のものと目視によっ
て比較し、透明度に差がないものを○、白濁等の濁りが
生じたものを×とした。
【0045】実施例1 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン50g、イソプロピ
ルアルコール30g、キシリレンジイソシアネート7g
を仕込み、70℃に加熱し3時間反応し、冷却して水
1.5g、イソプロピルアルコール100gを加えて、
ガスバリア用表面処理用組成物1を得た。この組成物1
を12μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム
(以下PETフィルムと略す)にバーコーターにより厚
み2.0μm厚に塗布し、80℃で1分間乾燥した。得
られた表面処理フィルムの物性を表−1に示した。
【0046】実施例2〜7 表−1に示したように種々の条件を変えた以外は実施例
1と同じようにして表面処理フィルムを作成し、特性試
験を行なった。結果を表−1に併記した。
【0047】実施例8 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン50g、テトラエト
キシシラン3g、イソプロピルアルコール30g、ビス
フェノールAジグリシジルエーテル25gを仕込み、7
0℃に加熱し3時間反応し、冷却して水1.5g、イソ
プロピルアルコール100gを加えて、ガスバリア用表
面処理用組成物8を得た。この組成物8を12μm厚の
PETフィルムにバーコーターにより厚み2.0μmに
塗布し、80℃で1分間乾燥した。得られた表面処理フ
ィルムの物性を表−1に併せて示した。
【0048】実施例9〜10 表−1に示したように種々の条件を変えた以外は実施例
1と同じようにして表面処理フィルムを作成し、特性試
験を行なった。結果を表−1に併記した。
【0049】実施例11 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン50g、イソプロピ
ルアルコール30g、水1.5gを仕込み、21℃で2
4時間撹拌し、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
の加水分解縮合物を得た。このγ−アミノプロピルトリ
エトキシシランの加水分解縮合物へビスフェノールAジ
グリシジルエーテル25gとイソプロピルアルコール1
00gを加え、70℃で3時間反応し冷却して、ガスバ
リア用表面処理用組成物11を得た。この組成物を12
μm厚のPETフィルムにバーコーターにより厚み2.
0μmに塗布し、80℃で1分間乾燥した。得られた表
面処理フィルムの物性を表−1に併せて示した。
【0050】実施例12 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン50g、テトラエト
キシシラン5g、イソプロピルアルコール30g、水
1.5gを仕込み、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ランとテトラエトキシシランの共加水分解縮合物を得
た。この共加水分解縮合物へ、レゾルシンジグリシジル
エーテル15gとイソプロピルアルコール100gを加
え、70℃で3時間加熱後冷却して、ガスバリア用表面
処理用組成物12を得た。この組成物を実施例11と同
様にして塗布し表面処理フィルムを得た。物性を表−1
に併せて示した。
【0051】実施例13 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン50g、ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル10g、イソプロピルアル
コール30gを仕込み、70℃で3時間加熱後冷却して
イソプロピルアルコール150gを加え、ガスバリア用
表面処理用組成物13を得た。この組成物を実施例11
と同様にして塗布し、表面処理フィルムを得た。物性を
表−1に併せて示した。
【0052】実施例14 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン50g、ハイドロキ
ノングリシジルエーテル10g、イソプロピルアルコー
ル30gを仕込み、70℃で3時間加熱後冷却して、さ
らにテトラエトキシシラン5gとイソプロピルアルコー
ル100gを加え、ガスバリア用表面処理用組成物14
を得た。この組成物を実施例11と同様にして塗布し、
表面処理フィルムを得た。物性を表−1に併せて示し
た。
【0053】実施例15 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン50g、テトラメト
キシシラン3g、レゾルシンジグリシジルエーテル10
gを仕込み、70℃で3時間加熱後冷却して、イソプロ
ピルアルコール100gを加え、ガスバリア用表面処理
用組成物15を得た。この組成物を実施例11と同様に
して塗布し、表面処理フィルムを得た。物性を表−1に
併せて示した。
【0054】比較例1 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン50gにイソプ
ロピルアルコール100g、水1.5gを加え、21℃
で24時間攪拌し比較表面処理用組成物1を得た。この
組成物1を12μm厚のPETフィルムにバーコーター
により厚み2.0μmに塗布し、80℃で1分間乾燥し
た。得られた表面処理フィルムの物性を表−2に示し
た。
【0055】比較例2〜3 表−2に示したように種々の条件を変えた以外は、比較
例1と同じようにして表面処理フィルムを作成し、物性
試験を行なった。結果を表−2に併記した。
【0056】比較例4 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、テト
ラエトキシシラン50g、ビスフェノールAジグリシジ
ルエーテル25g、イソプロピルアルコール30gを仕
込み、70℃で3時間加熱し冷却後、水2.0g、イソ
プロピルアルコール200g、濃塩酸0.2gを加え、
21℃で24時間攪拌し、比較表面処理用組成物4を得
た。この組成物を比較例1と同様に塗布し、表面処理フ
ィルムを得た。物性試験の結果を表−2に併せて示し
た。
【0057】比較例5 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン50g、ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル60g、イソプロピルアル
コール30gを仕込み、70℃で3時間加熱し冷却後、
水1.5g、イソプロピルアルコール100gを加えて
比較表面処理用組成物5を得た。この組成物を比較例1
と同様に塗布し、表面処理フィルムを得た。物性試験の
結果を表−2に併せて示した。
【0058】比較例6 表−2に示したように条件を変えた以外は、実施例5と
同じようにして表面処理フィルムを作成し、特性試験を
行なった。結果を表−2に併記した。
【0059】比較例7 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン20g、テトラエト
キシシラン50g、レゾルシンジグリシジルエーテル1
5gを仕込み、70℃で3時間加熱後冷却し、水1.5
g、イソプロピルアルコール100gを加えたところ、
溶液がゲル化した。
【0060】比較例8 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン250g、ジエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル10gを仕込み、7
0℃で3時間加熱後冷却し、水1.5g、イソプロピル
アルコール100gを加え、比較表面処理用組成物8を
得た。この組成物を比較例1と同様に塗布し、表面処理
フィルムを得た。物性試験の結果を表−2に併せて示し
た。
【0061】比較例9 攪拌機、温度計および冷却器を備えたフラスコに、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン50g、フェニルグ
リシジルエーテル20gを仕込み、70℃で3時間加熱
後冷却し、水1.5g、イソプロピルアルコール100
gを加え、比較表面処理用組成物9を得た。この組成物
を比較例1と同様に塗布し、表面処理フィルムを得た。
物性試験の結果を表−2に併せて示した。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】表−1および表−2の( )内の数字は重
量を示す。
【0065】〔略号〕 APTMS :γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン APTES :γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン NAEAPTMS:N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン ES :テトラエトキシシラン MS :テトラメトキシシラン TBOT :テトラブトキシチタン XDI :キシリレンジイソシアネート TDI :トリレンジイソシアネート BisADGE :ビスフェノールAジグリシジルエー
テル RDGE :レゾルシンジグリシジルエーテル HQDGE :ハイドロキノンジグリシジルエーテ
ル PhDGE :フェニルジグリシジルエーテル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 忠弘 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)下記一般式(I)で示されるシラ
    ン化合物(A)、 【化1】 【化2】 芳香環もしくはその水添化環を有し、かつ前記シラン化
    合物(A)中のアミノ基および/またはSi(OR4
    基との反応性をもつ官能基を分子内に2個以上有する化
    合物(B)との反応生成物(AB)、 (2)上記シラン化合物(A)が、上記有機化合物
    (B)との反応前かまたは反応後に加水分解縮合した反
    応生成物(PAB)、 (3)上記シラン化合物(A)と、下記一般式(C)で
    示される有機金属化合物と、 R7 m M(OR8 n …(C) (式中Mは金属元素、R7 は同一または異なっていても
    よく、水素原子、低級アルキル基、アリール基または不
    飽和脂肪族残基を表わし、R8 は同一または異なってい
    てもよく、水素原子、低級アルキル基またはアシル基を
    表わし、mは0または正の整数、nは1以上の整数でか
    つm+nは金属元素Mの原子価と一致する)上記有機化
    合物(B)との反応生成物(ABC)、 (4)上記シラン化合物(A)が、上記有機金属化合物
    (C)と上記有機化合物(B)との反応前かまたは反応
    後に(共)加水分解縮合した反応生成物(PABC)、
    の(1)〜(4)よりなる群から選択される1種以上の
    反応性化合物、および溶媒(D)を含有することを特徴
    とするガスバリア用表面処理用組成物。
  2. 【請求項2】 上記化合物(B)が分子内にエポキシ基
    を2個以上有する有機化合物である請求項1に記載のガ
    スバリア用表面処理用組成物。
  3. 【請求項3】 上記化合物(B)が分子内にイソシアネ
    ート基を2個以上有する有機化合物である請求項1に記
    載のガスバリア用表面処理用組成物。
  4. 【請求項4】 樹脂成形体の少なくとも片面を請求項1
    〜3のいずれかに記載のガスバリア用表面処理用組成物
    で処理した表面処理樹脂成形体。
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