JPH07173498A - 混合溶剤組成物 - Google Patents
混合溶剤組成物Info
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- JPH07173498A JPH07173498A JP31982893A JP31982893A JPH07173498A JP H07173498 A JPH07173498 A JP H07173498A JP 31982893 A JP31982893 A JP 31982893A JP 31982893 A JP31982893 A JP 31982893A JP H07173498 A JPH07173498 A JP H07173498A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixed solvent
- methanol
- weight
- solvent composition
- r569sf
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/50—Solvents
- C11D7/5036—Azeotropic mixtures containing halogenated solvents
- C11D7/5068—Mixtures of halogenated and non-halogenated solvents
- C11D7/5077—Mixtures of only oxygen-containing solvents
- C11D7/5081—Mixtures of only oxygen-containing solvents the oxygen-containing solvents being alcohols only
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- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】1,1,1,2,2,3,3,4,4-ノナフルオロヘキサンとメ
タノールからなる混合溶剤組成物又は(擬)共沸混合溶
剤組成物。又は、R569sfとメタノールと炭素数5以上の
炭化水素類からなる混合溶剤組成物。 【効果】この混合溶剤組成物は、従来のR113が有する優
れた特性を満足し、成層圏オゾン層へほとんど影響を与
えない等の利点がある。また、その(擬)共沸組成物
は、組成変化なく連続使用できる利点がある。
タノールからなる混合溶剤組成物又は(擬)共沸混合溶
剤組成物。又は、R569sfとメタノールと炭素数5以上の
炭化水素類からなる混合溶剤組成物。 【効果】この混合溶剤組成物は、従来のR113が有する優
れた特性を満足し、成層圏オゾン層へほとんど影響を与
えない等の利点がある。また、その(擬)共沸組成物
は、組成変化なく連続使用できる利点がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板、IC等
の電子部品、精密機械部品、ガラス基板等の脱脂洗浄や
フラックス洗浄等に用いられる混合溶剤組成物に関す
る。
の電子部品、精密機械部品、ガラス基板等の脱脂洗浄や
フラックス洗浄等に用いられる混合溶剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種油脂、フラックス等の洗浄には、不
燃性、低毒性、安定性に優れる 1,1,2- トリクロロ-1,
2,2- トリフルオロエタン( 以下、R113という。) 又は
このR113とこれに可溶な溶剤との混合溶剤組成物が広く
使用されている。R113は、金属、プラスチック、エラス
トマー等の基材を侵さず、各種の汚れを選択的に溶解す
る等の特徴を有するため、各種精密機械部品や金属、プ
ラスチック、エラストマー等からなる各種電子部品、ま
たこれらの電子部品を実装したプリント基板、精密機械
部品、光学部品等の洗浄には最適であった。
燃性、低毒性、安定性に優れる 1,1,2- トリクロロ-1,
2,2- トリフルオロエタン( 以下、R113という。) 又は
このR113とこれに可溶な溶剤との混合溶剤組成物が広く
使用されている。R113は、金属、プラスチック、エラス
トマー等の基材を侵さず、各種の汚れを選択的に溶解す
る等の特徴を有するため、各種精密機械部品や金属、プ
ラスチック、エラストマー等からなる各種電子部品、ま
たこれらの電子部品を実装したプリント基板、精密機械
部品、光学部品等の洗浄には最適であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されていたR1
13は、種々の利点を有するにもかかわらず、化学的に極
めて安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散して成
層圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジカル
を発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖反応
を起こし、オゾン層を破壊することから、その生産・使
用規制が実施されている。
13は、種々の利点を有するにもかかわらず、化学的に極
めて安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散して成
層圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジカル
を発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖反応
を起こし、オゾン層を破壊することから、その生産・使
用規制が実施されている。
【0004】このため、従来のR113に代わり、オゾン層
を破壊しにくい代替溶剤の探索が活発に行われている。
この代替溶剤としては、2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフル
オロエタン、1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン、3,3-ジ
クロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロパン、1,3-ジク
ロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパン等が開発され
ている。
を破壊しにくい代替溶剤の探索が活発に行われている。
この代替溶剤としては、2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフル
オロエタン、1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン、3,3-ジ
クロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロパン、1,3-ジク
ロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパン等が開発され
ている。
【0005】これらの代替溶剤は、R113と同様に優れた
洗浄特性を有しており、さらにオゾン層への影響も極め
て小さい。しかし、これらの代替溶剤は、塩素原子を含
むためごく僅かではあるがオゾン層へ若干の影響を与え
る。そこで、オゾン層へ全く影響を与えないさらに優れ
た代替溶剤の開発が望まれている。
洗浄特性を有しており、さらにオゾン層への影響も極め
て小さい。しかし、これらの代替溶剤は、塩素原子を含
むためごく僅かではあるがオゾン層へ若干の影響を与え
る。そこで、オゾン層へ全く影響を与えないさらに優れ
た代替溶剤の開発が望まれている。
【0006】本発明は、従来のR113が有している優れた
特性を満足しながらオゾン層へ全く影響を与えない代替
溶剤として使用できる新規なフッ素化炭化水素系混合溶
剤組成物の提供を目的とする。
特性を満足しながらオゾン層へ全く影響を与えない代替
溶剤として使用できる新規なフッ素化炭化水素系混合溶
剤組成物の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第一に1,1,1,
2,2,3,3,4,4-ノナフルオロヘキサン( 以下、R569sfとい
う。) とメタノールとからなる混合溶剤組成物を提供す
る。
2,2,3,3,4,4-ノナフルオロヘキサン( 以下、R569sfとい
う。) とメタノールとからなる混合溶剤組成物を提供す
る。
【0008】さらに本発明は、第二にR569sfとメタノー
ルとからなる擬共沸又は共沸混合溶剤組成物を提供す
る。
ルとからなる擬共沸又は共沸混合溶剤組成物を提供す
る。
【0009】さらに本発明は、第三にR569sfとメタノー
ルと炭素数5以上の炭化水素類とからなる混合溶剤組成
物を提供する。
ルと炭素数5以上の炭化水素類とからなる混合溶剤組成
物を提供する。
【0010】本発明の混合溶剤組成物は、R569sfを主成
分として含有するものであり、これにメタノールを配合
してなるものであり、さらにこの組成物に炭素数5以上
の炭化水素類を配合することができる。
分として含有するものであり、これにメタノールを配合
してなるものであり、さらにこの組成物に炭素数5以上
の炭化水素類を配合することができる。
【0011】本発明の組成物に用いられる炭素数5以上
の炭化水素類としては、n-ペンタン、2-メチルブタン、
2,2-ジメチルプロパン、n-ヘキサン、2-メチルペンタ
ン、3-メチルペンタン、2,2-ジメチルブタン、2,3-ジメ
チルブタン、n-ヘプタン、2-メチルヘキサン、3-メチル
ヘキサン、2,3-ジメチルペンタン、2,4-ジメチルペンタ
ン、n-オクタン、2,2,3-トリメチルペンタン、2,2,4-ト
リメチルペンタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等および
これらの混合物が挙げられるが、これに限定されるもの
ではない。
の炭化水素類としては、n-ペンタン、2-メチルブタン、
2,2-ジメチルプロパン、n-ヘキサン、2-メチルペンタ
ン、3-メチルペンタン、2,2-ジメチルブタン、2,3-ジメ
チルブタン、n-ヘプタン、2-メチルヘキサン、3-メチル
ヘキサン、2,3-ジメチルペンタン、2,4-ジメチルペンタ
ン、n-オクタン、2,2,3-トリメチルペンタン、2,2,4-ト
リメチルペンタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等および
これらの混合物が挙げられるが、これに限定されるもの
ではない。
【0012】本発明の混合溶剤組成物の混合組成比は特
に限定されることはないが、好ましくはR569sf 50 〜99
重量%、メタノール 1〜50重量%、又は、R569sf 50 〜
98重量%、炭素数5以上の炭化水素類 1〜25重量%、メ
タノール 1〜25重量%である。また、R569sfとメタノー
ルからなる組成物はR569sf 80 〜95重量%、メタノール
5〜20重量%の範囲で擬共沸溶剤組成物を作り、さらに
R569sf 88 重量%、メタノール12重量%で共沸組成を作
るので、この範囲で使用すれば組成変化がほとんど無
く、又は全く無く使用できるので好ましい。
に限定されることはないが、好ましくはR569sf 50 〜99
重量%、メタノール 1〜50重量%、又は、R569sf 50 〜
98重量%、炭素数5以上の炭化水素類 1〜25重量%、メ
タノール 1〜25重量%である。また、R569sfとメタノー
ルからなる組成物はR569sf 80 〜95重量%、メタノール
5〜20重量%の範囲で擬共沸溶剤組成物を作り、さらに
R569sf 88 重量%、メタノール12重量%で共沸組成を作
るので、この範囲で使用すれば組成変化がほとんど無
く、又は全く無く使用できるので好ましい。
【0013】主として溶解性を高めるために、例えば以
下に挙げる化合物の一種又は二種以上を0.1〜50重
量%、好ましくは0.1〜30重量%、さらに好ましく
は0.1〜20重量%の範囲で本発明の組成物中へ添加
混合することができる。
下に挙げる化合物の一種又は二種以上を0.1〜50重
量%、好ましくは0.1〜30重量%、さらに好ましく
は0.1〜20重量%の範囲で本発明の組成物中へ添加
混合することができる。
【0014】ジクロロメタン、cis-1,2-ジクロロエチレ
ン、trans-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエ
タン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン等の塩素化炭化水素類。エタノー
ル、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、
2-ブタノール、イソブタノール、t-ブタノール等のアル
コール類。
ン、trans-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエ
タン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン等の塩素化炭化水素類。エタノー
ル、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、
2-ブタノール、イソブタノール、t-ブタノール等のアル
コール類。
【0015】アセトン、メチルエチルケトン、メチルブ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類。ジ
エチルエーテル、メチルセロソルブ、テトラヒドロフラ
ン、1,4-ジオキサン等のエーテル類。2,2-ジクロロ-1,
1,1- トリフルオロエタン、1,1-ジクロロ-1- フルオロ
エタン、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロ
パン、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン、1,1-ジクロロ-1,2,2,3,3- ペンタフルオロプロパ
ン、1,2-ジクロロ-1,1,3,3,3- ペンタフルオロプロパ
ン、1,2-ジクロロ-1,1,2,3,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,3-ジクロロ-1,1,1,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,2-ジクロロ-1,1,1,3,3- ペンタフルオロプロパン
等の塩素化フッ素化炭化水素類。酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル等のエステル類。
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類。ジ
エチルエーテル、メチルセロソルブ、テトラヒドロフラ
ン、1,4-ジオキサン等のエーテル類。2,2-ジクロロ-1,
1,1- トリフルオロエタン、1,1-ジクロロ-1- フルオロ
エタン、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロ
パン、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン、1,1-ジクロロ-1,2,2,3,3- ペンタフルオロプロパ
ン、1,2-ジクロロ-1,1,3,3,3- ペンタフルオロプロパ
ン、1,2-ジクロロ-1,1,2,3,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,3-ジクロロ-1,1,1,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,2-ジクロロ-1,1,1,3,3- ペンタフルオロプロパン
等の塩素化フッ素化炭化水素類。酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル等のエステル類。
【0016】主として安定性を高めるために、例えば以
下に挙げる化合物の一種又は二種以上を0.001〜1
0重量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲で本発
明の組成物中へ添加混合することができる。
下に挙げる化合物の一種又は二種以上を0.001〜1
0重量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲で本発
明の組成物中へ添加混合することができる。
【0017】ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロ
パン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物類。ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、i-プロピルアミン、ブチルア
ミン、i-ブチルアミン等のアミン類。フェノール、o-ク
レゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、チモール、p-
t-ブチルフェノール、t-ブチルカテコール、カテコー
ル、イソオイゲノール、o-メトキシフェノール、4,4'-
ジヒドロキシジフェニル-2,2- プロパン、サリチル酸イ
ソアミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸メチル、2,
6-ジ-t- ブチル-p- クレゾール等のフェノール類。
パン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物類。ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、i-プロピルアミン、ブチルア
ミン、i-ブチルアミン等のアミン類。フェノール、o-ク
レゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、チモール、p-
t-ブチルフェノール、t-ブチルカテコール、カテコー
ル、イソオイゲノール、o-メトキシフェノール、4,4'-
ジヒドロキシジフェニル-2,2- プロパン、サリチル酸イ
ソアミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸メチル、2,
6-ジ-t- ブチル-p- クレゾール等のフェノール類。
【0018】2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチル- フェニル)
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-
5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、1,
2,3-ベンゾトリアゾール、1-[(N,N-ビス-2- エチルヘキ
シル) アミノメチル] ベンゾトリアゾールのトリアゾー
ル類。
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-
5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、1,
2,3-ベンゾトリアゾール、1-[(N,N-ビス-2- エチルヘキ
シル) アミノメチル] ベンゾトリアゾールのトリアゾー
ル類。
【0019】本発明の混合溶剤は、従来のR113系と同程
度の溶解力を有し、組成変化が無いか極めて少ない、共
沸ないしは擬共沸組成物を形成し、各種用途に好適に使
用できる。かかる具体的な用途としては、フラックス、
グリース、油、ワックス、インキ等の除去剤、塗料用溶
剤、抽出剤、ガラス、セラミックス、プラスチック、ゴ
ム、金属製各種物品、特にIC等の電子部品、電子・電
気機器、精密機械、光学レンズ等の洗浄剤等が挙げられ
る。
度の溶解力を有し、組成変化が無いか極めて少ない、共
沸ないしは擬共沸組成物を形成し、各種用途に好適に使
用できる。かかる具体的な用途としては、フラックス、
グリース、油、ワックス、インキ等の除去剤、塗料用溶
剤、抽出剤、ガラス、セラミックス、プラスチック、ゴ
ム、金属製各種物品、特にIC等の電子部品、電子・電
気機器、精密機械、光学レンズ等の洗浄剤等が挙げられ
る。
【0020】洗浄方法としては、手拭き、浸漬、スプレ
ー、揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄又はこれらを組み合わ
せた方法等を採用すればよい。
ー、揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄又はこれらを組み合わ
せた方法等を採用すればよい。
【0021】
[実施例1]R569sf(沸点67.7℃) 85 重量%、メタノ
ール(沸点64.5℃) 15 重量%からなる混合溶剤組成物
1000gを蒸留フラスコに入れ、理論段数5段の精留
塔に取り付ける。次にその混合溶剤組成物を加熱して2
時間全還流し、平衡状態に達した後、経時的に留分を採
取しガスクロマトグラフで分析する。その結果を表1に
示す。
ール(沸点64.5℃) 15 重量%からなる混合溶剤組成物
1000gを蒸留フラスコに入れ、理論段数5段の精留
塔に取り付ける。次にその混合溶剤組成物を加熱して2
時間全還流し、平衡状態に達した後、経時的に留分を採
取しガスクロマトグラフで分析する。その結果を表1に
示す。
【0022】
【表1】
【0023】[実施例2]R569sf 95 重量%とメタノー
ル 5重量%からなる混合溶剤組成物20kgを小型単槽
式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運転する。
経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプリングし、ガ
スクロマトグラフによる分析結果を表2に示す。
ル 5重量%からなる混合溶剤組成物20kgを小型単槽
式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運転する。
経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプリングし、ガ
スクロマトグラフによる分析結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】[実施例3]R569sf 80 重量%とメタノー
ル 20 重量%からなる混合溶剤組成物20kgを小型単
槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運転す
る。経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプリング
し、ガスクロマトグラフによる分析結果を表3に示す。
ル 20 重量%からなる混合溶剤組成物20kgを小型単
槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運転す
る。経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプリング
し、ガスクロマトグラフによる分析結果を表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】[実施例4〜11]表4に示す混合溶剤組
成物を用いてフラックスの洗浄試験を行う。すなわち、
ガラスエポキシ製プリント基板(50mm×100 mm×1.6mm
)全面にフラックス(スピーディフラックス AGF-J-
I:アサヒ化学研究所製)を塗布し、260 ℃の半田温度
でウエーブソルダー機を用いて半田付け後、表4に示す
本発明の混合溶剤組成物に5分間浸漬し洗浄する。フラ
ックスの除去の度合を判定し、その結果を除去度(◎:
良好に除去可、△:微量残存、×:かなり残存)として
表4に示す。
成物を用いてフラックスの洗浄試験を行う。すなわち、
ガラスエポキシ製プリント基板(50mm×100 mm×1.6mm
)全面にフラックス(スピーディフラックス AGF-J-
I:アサヒ化学研究所製)を塗布し、260 ℃の半田温度
でウエーブソルダー機を用いて半田付け後、表4に示す
本発明の混合溶剤組成物に5分間浸漬し洗浄する。フラ
ックスの除去の度合を判定し、その結果を除去度(◎:
良好に除去可、△:微量残存、×:かなり残存)として
表4に示す。
【0028】
【表4】
【0029】[実施例12〜15]表5に示す混合溶剤
組成物を用いて機械油の洗浄試験を行う。すなわち、SU
S-304 のテストピース(25mm ×30mm×2mm)を機械油(日
本石油製CQ−30)中に浸漬した後、表5に示す本発
明の混合溶剤組成物中に5分浸漬する。機械油の除去の
度合を判定し、その結果を除去度(◎:良好に除去可、
△:微量残存、×:かなり残存)として表5に示す。
組成物を用いて機械油の洗浄試験を行う。すなわち、SU
S-304 のテストピース(25mm ×30mm×2mm)を機械油(日
本石油製CQ−30)中に浸漬した後、表5に示す本発
明の混合溶剤組成物中に5分浸漬する。機械油の除去の
度合を判定し、その結果を除去度(◎:良好に除去可、
△:微量残存、×:かなり残存)として表5に示す。
【0030】
【表5】
【0031】[実施例16〜23]表6に示す混合溶剤
組成物を用いて付着水の除去試験を行う。すなわち、3
0mm×18mm×5mm のガラス板を純水に浸漬後、表
6に示す本発明の混合溶剤組成物中に20秒浸漬して水
切りを行い、取り出したガラス板を無水メタノール中に
浸漬しその水分増加量から付着水の除去状況を判定す
る。付着水の除去の度合を除去度(◎:良好に除去可、
△:微量残存、×:かなり残存)として表6に示す。
組成物を用いて付着水の除去試験を行う。すなわち、3
0mm×18mm×5mm のガラス板を純水に浸漬後、表
6に示す本発明の混合溶剤組成物中に20秒浸漬して水
切りを行い、取り出したガラス板を無水メタノール中に
浸漬しその水分増加量から付着水の除去状況を判定す
る。付着水の除去の度合を除去度(◎:良好に除去可、
△:微量残存、×:かなり残存)として表6に示す。
【0032】
【表6】
【0033】
【発明の効果】本発明のR569sfとメタノール、又はこれ
に炭素数5以上の炭化水素類を配合してなる混合溶剤組
成物は、従来のR113が有している優れた特性を満足し、
成層圏オゾン層へ影響を与えない等の利点がある。
に炭素数5以上の炭化水素類を配合してなる混合溶剤組
成物は、従来のR113が有している優れた特性を満足し、
成層圏オゾン層へ影響を与えない等の利点がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:30 7:26) (72)発明者 大春 一也 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 津崎 真彰 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社千葉工場内
Claims (4)
- 【請求項1】1,1,1,2,2,3,3,4,4-ノナフルオロヘキサン
50 〜99重量%とメタノール 1〜50重量%とからなる混
合溶剤組成物。 - 【請求項2】1,1,1,2,2,3,3,4,4-ノナフルオロヘキサン
80 〜95重量%とメタノール 5〜20重量%とからなる擬
共沸混合溶剤組成物。 - 【請求項3】1,1,1,2,2,3,3,4,4-ノナフルオロヘキサン
88 重量%とメタノール 12 重量%とからなる共沸混合
溶剤組成物。 - 【請求項4】1,1,1,2,2,3,3,4,4-ノナフルオロヘキサン
50 〜98重量%とメタノール 1〜25重量%と炭素数5以
上の炭化水素類 1〜25重量%とからなる混合溶剤組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31982893A JPH07173498A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 混合溶剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31982893A JPH07173498A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 混合溶剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07173498A true JPH07173498A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18114671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31982893A Pending JPH07173498A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 混合溶剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07173498A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092456A1 (fr) * | 2000-06-01 | 2001-12-06 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Agent, procede et appareil de nettoyage |
WO2004000977A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Asahi Glass Company, Limited | 潤滑剤溶液、および潤滑剤の塗布方法 |
WO2004020567A1 (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-11 | Asahi Glass Company, Limited | 溶剤組成物 |
US7754665B2 (en) | 2002-06-20 | 2010-07-13 | Asahi Glass Company, Limited | Lubricant solution and method for coating lubricant |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP31982893A patent/JPH07173498A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8529703B2 (en) | 2000-06-01 | 2013-09-10 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Cleaning agent, cleaning method and cleaning apparatus |
WO2004000977A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Asahi Glass Company, Limited | 潤滑剤溶液、および潤滑剤の塗布方法 |
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