JPH0762394A - 混合溶剤 - Google Patents
混合溶剤Info
- Publication number
- JPH0762394A JPH0762394A JP23565793A JP23565793A JPH0762394A JP H0762394 A JPH0762394 A JP H0762394A JP 23565793 A JP23565793 A JP 23565793A JP 23565793 A JP23565793 A JP 23565793A JP H0762394 A JPH0762394 A JP H0762394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propanol
- weight
- mixed solvent
- compounding
- compsn
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- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】1,1,1,2,2,3,3,4,4−ノナフ
ルオロヘキサン(R569sf)と2−プロパノール、
又はこれに炭素数5以上の炭化水素類とを配合してなる
混合溶剤。R569sfと2−プロパノールの共沸
(様)混合溶剤。 【効果】従来の1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタンが有する優れた特性を保持しながら
成層圏オゾン層へ影響を与えない等の利点がある。
ルオロヘキサン(R569sf)と2−プロパノール、
又はこれに炭素数5以上の炭化水素類とを配合してなる
混合溶剤。R569sfと2−プロパノールの共沸
(様)混合溶剤。 【効果】従来の1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタンが有する優れた特性を保持しながら
成層圏オゾン層へ影響を与えない等の利点がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板、IC等
の電子部品、精密機械部品、ガラス基板等の脱脂洗浄や
フラックス洗浄等に用いられる混合溶剤に関する。
の電子部品、精密機械部品、ガラス基板等の脱脂洗浄や
フラックス洗浄等に用いられる混合溶剤に関する。
【0002】
【従来の技術】各種油脂、フラックス等の洗浄には、不
燃性、低毒性、安定性に優れる1,1,2−トリクロロ
−1,2,2−トリフルオロエタン( 以下、R113と
いう。) 又はこのR113とこれに可溶な溶剤との混合
溶剤が広く使用されている。R113は、金属、プラス
チック、エラストマー等の基材を侵さず、各種の汚れを
選択的に溶解する等の特徴を有するため、各種精密機械
部品や金属、プラスチック、エラストマー等からなる各
種電子部品、またこれらの電子部品を実装したプリント
基板、精密機械部品、光学部品等の洗浄には最適であっ
た。
燃性、低毒性、安定性に優れる1,1,2−トリクロロ
−1,2,2−トリフルオロエタン( 以下、R113と
いう。) 又はこのR113とこれに可溶な溶剤との混合
溶剤が広く使用されている。R113は、金属、プラス
チック、エラストマー等の基材を侵さず、各種の汚れを
選択的に溶解する等の特徴を有するため、各種精密機械
部品や金属、プラスチック、エラストマー等からなる各
種電子部品、またこれらの電子部品を実装したプリント
基板、精密機械部品、光学部品等の洗浄には最適であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されていたR
113は、種々の利点を有するにもかかわらず、化学的
に極めて安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散し
て成層圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジ
カルを発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖
反応を起こし、オゾン層を破壊することから、その生産
・使用規制が実施されている。
113は、種々の利点を有するにもかかわらず、化学的
に極めて安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散し
て成層圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジ
カルを発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖
反応を起こし、オゾン層を破壊することから、その生産
・使用規制が実施されている。
【0004】このため、従来のR113に替わり、オゾ
ン層を破壊しにくい代替溶剤の探索が活発に行われてい
る。この代替溶剤としては、2,2−ジクロロ−1,
1,1−トリフルオロエタン、1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタン、3,3−ジクロロ−1,1,1,2,
2−ペンタフルオロプロパン、1,3−ジクロロ−1,
1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン等が開発され
ている。
ン層を破壊しにくい代替溶剤の探索が活発に行われてい
る。この代替溶剤としては、2,2−ジクロロ−1,
1,1−トリフルオロエタン、1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタン、3,3−ジクロロ−1,1,1,2,
2−ペンタフルオロプロパン、1,3−ジクロロ−1,
1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン等が開発され
ている。
【0005】これらの代替溶剤は、R113と同様に優
れた洗浄特性を有しており、さらにオゾン層への影響も
極めて小さい。しかし、これらの代替溶剤は、塩素原子
を含むためごく僅かではあるがオゾン層へ若干の影響を
与える。そこで、オゾン層へ全く影響を与えないさらに
優れた代替溶剤の開発が望まれている。
れた洗浄特性を有しており、さらにオゾン層への影響も
極めて小さい。しかし、これらの代替溶剤は、塩素原子
を含むためごく僅かではあるがオゾン層へ若干の影響を
与える。そこで、オゾン層へ全く影響を与えないさらに
優れた代替溶剤の開発が望まれている。
【0006】本発明は、従来のR113が有している優
れた特性を満足しながらオゾン層へ全く影響を与えない
代替溶剤として使用できる新規なフッ素化炭化水素系混
合溶剤を提供することを目的とするものである。
れた特性を満足しながらオゾン層へ全く影響を与えない
代替溶剤として使用できる新規なフッ素化炭化水素系混
合溶剤を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成すべくなされたものであり、第一に1,1,1,2,
2,3,3,4,4−ノナフルオロヘキサン( 以下、R
569sfという) と2−プロパノールとからなる混合
溶剤を提供する。さらに本発明は、第二にR569sf
と2−プロパノールとからなる擬共沸又は共沸混合溶剤
を提供する。さらに本発明は、第三にR569sfと2
−プロパノールと炭素数5以上の炭化水素類とからなる
混合溶剤を提供する。
成すべくなされたものであり、第一に1,1,1,2,
2,3,3,4,4−ノナフルオロヘキサン( 以下、R
569sfという) と2−プロパノールとからなる混合
溶剤を提供する。さらに本発明は、第二にR569sf
と2−プロパノールとからなる擬共沸又は共沸混合溶剤
を提供する。さらに本発明は、第三にR569sfと2
−プロパノールと炭素数5以上の炭化水素類とからなる
混合溶剤を提供する。
【0008】本発明の混合溶剤組成物は、R569sf
を主成分として含有するものであり、これに2−プロパ
ノールを配合してなるものであり、さらにこの組成物に
炭素数5以上の炭化水素類を配合することができる。
を主成分として含有するものであり、これに2−プロパ
ノールを配合してなるものであり、さらにこの組成物に
炭素数5以上の炭化水素類を配合することができる。
【0009】本発明の組成物に用いられる炭素数5以上
の炭化水素類としては、n−ペンタン、2−メチルブタ
ン、2,2−ジメチルプロパン、n−ヘキサン、2−メ
チルペンタン、3−メチルペンタン、2,2−ジメチル
ブタン、2,3−ジメチルブタン、n−ヘプタン、2−
メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2,3−ジメチ
ルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、n−オクタ
ン、2,2,3−トリメチルペンタン、2,2,4−ト
リメチルペンタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等および
これらの混合物が挙げられるが、これに限定されない。
の炭化水素類としては、n−ペンタン、2−メチルブタ
ン、2,2−ジメチルプロパン、n−ヘキサン、2−メ
チルペンタン、3−メチルペンタン、2,2−ジメチル
ブタン、2,3−ジメチルブタン、n−ヘプタン、2−
メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2,3−ジメチ
ルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、n−オクタ
ン、2,2,3−トリメチルペンタン、2,2,4−ト
リメチルペンタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等および
これらの混合物が挙げられるが、これに限定されない。
【0010】本発明の混合溶剤の混合組成比は特に限定
されないが、好ましくはR569sf50〜99重量
%、2−プロパノール1〜50重量%、又は、R569
sf50〜98重量%、炭素数5以上の炭化水素類1〜
25重量%、2−プロパノール1〜25重量%である。
されないが、好ましくはR569sf50〜99重量
%、2−プロパノール1〜50重量%、又は、R569
sf50〜98重量%、炭素数5以上の炭化水素類1〜
25重量%、2−プロパノール1〜25重量%である。
【0011】また、R569sfと2−プロパノールか
らなる組成物はR569sf85〜95重量%、2−プ
ロパノール5〜15重量%の範囲で擬共沸溶剤組成物を
作り、さらにR569sf90.3重量%、2−プロパ
ノール9.7重量%で共沸組成を作るので、この範囲で
使用すれば組成変化がほとんど無く、又は全く無く使用
できるので好ましい。
らなる組成物はR569sf85〜95重量%、2−プ
ロパノール5〜15重量%の範囲で擬共沸溶剤組成物を
作り、さらにR569sf90.3重量%、2−プロパ
ノール9.7重量%で共沸組成を作るので、この範囲で
使用すれば組成変化がほとんど無く、又は全く無く使用
できるので好ましい。
【0012】本発明の組成物においては、必要に応じて
その他の成分の少なくとも1種を混合溶剤中に1〜90
重量%、好ましくは5〜50重量%の範囲で更に添加混
合することができる。
その他の成分の少なくとも1種を混合溶剤中に1〜90
重量%、好ましくは5〜50重量%の範囲で更に添加混
合することができる。
【0013】例えば、ジクロロメタン、cis−1,2
−ジクロロエチレン、trans−1,2−ジクロロエ
チレン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−
トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロ
エチレン等の塩素化炭化水素類、メタノール、エタノー
ル、1−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノー
ル、イソブタノール、t−ブタノール等のアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジエチルエ
ーテル、メチルセロソルブ、テトラヒドロフラン、1,
4−ジオキサン等のエーテル類、2,2−ジクロロ−
1,1,1,−トリフルオロエタン、1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタン、3,3−ジクロロ−1,1,
1,2,2,−ペンタフルオロプロパン、1,3−ジク
ロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、
1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン、1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−
ペンタフルオロプロパン、1,2−ジクロロ−1,1,
2,3,3−ペンタフルオロプロパン、2,3−ジクロ
ロ−1,1,1,2,3−ペンタフルオロプロパン、
2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン等の塩素化フッ素化炭化水素類、ニトロメタ
ン、ニトロエタン、ニトロプロパン、ニトロベンゼン等
のニトロ化合物類、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、i−プロピルアミン、ブチルアミン、i−ブチルア
ミン等のアミン類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブ
チル等のエステル類、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、チモール、p−t−ブ
チルフェノール、t−ブチルカテコール、カテコール、
イソオイゲノール、o−メトキシフェノール、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル−2,2−プロパン、サリチ
ル酸イソアミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸メチ
ル、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等のフェ
ノール類、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル- フ
ェニル) ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル) −5−ク
ロロベンゾトリアゾール、1、2、3−ベンゾトリアゾ
ール、1−[N,N−ビス−2−エチルヘキシル) アミ
ノメチル] ベンゾトリアゾール等のトリアゾール類等を
適宜添加することができる。
−ジクロロエチレン、trans−1,2−ジクロロエ
チレン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−
トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロ
エチレン等の塩素化炭化水素類、メタノール、エタノー
ル、1−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノー
ル、イソブタノール、t−ブタノール等のアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジエチルエ
ーテル、メチルセロソルブ、テトラヒドロフラン、1,
4−ジオキサン等のエーテル類、2,2−ジクロロ−
1,1,1,−トリフルオロエタン、1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタン、3,3−ジクロロ−1,1,
1,2,2,−ペンタフルオロプロパン、1,3−ジク
ロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、
1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン、1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−
ペンタフルオロプロパン、1,2−ジクロロ−1,1,
2,3,3−ペンタフルオロプロパン、2,3−ジクロ
ロ−1,1,1,2,3−ペンタフルオロプロパン、
2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン等の塩素化フッ素化炭化水素類、ニトロメタ
ン、ニトロエタン、ニトロプロパン、ニトロベンゼン等
のニトロ化合物類、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、i−プロピルアミン、ブチルアミン、i−ブチルア
ミン等のアミン類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブ
チル等のエステル類、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、チモール、p−t−ブ
チルフェノール、t−ブチルカテコール、カテコール、
イソオイゲノール、o−メトキシフェノール、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル−2,2−プロパン、サリチ
ル酸イソアミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸メチ
ル、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等のフェ
ノール類、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル- フ
ェニル) ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル) −5−ク
ロロベンゾトリアゾール、1、2、3−ベンゾトリアゾ
ール、1−[N,N−ビス−2−エチルヘキシル) アミ
ノメチル] ベンゾトリアゾール等のトリアゾール類等を
適宜添加することができる。
【0014】本発明の混合溶剤は、従来のR113系と
同程度の溶解力を有し、組成変化が無いか極めて少な
い、共沸ないしは擬共沸組成物を形成し、各種用途に好
適に使用できる。かかる具体的な用途としては、フラッ
クス、グリース、油、ワックス、インキ等の除去剤、塗
料用溶剤、付着水除去溶剤、抽出剤、ガラス、セラミッ
クス、プラスチック、ゴム、金属製各種物品、特にIC
等の電子部品、電子・電気機器、精密機械、光学レンズ
等の洗浄剤等が挙げられる。
同程度の溶解力を有し、組成変化が無いか極めて少な
い、共沸ないしは擬共沸組成物を形成し、各種用途に好
適に使用できる。かかる具体的な用途としては、フラッ
クス、グリース、油、ワックス、インキ等の除去剤、塗
料用溶剤、付着水除去溶剤、抽出剤、ガラス、セラミッ
クス、プラスチック、ゴム、金属製各種物品、特にIC
等の電子部品、電子・電気機器、精密機械、光学レンズ
等の洗浄剤等が挙げられる。
【0015】洗浄方法としては、手拭き、浸漬、スプレ
ー、揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄又はこれらを組み合わ
せた方法等を採用すればよい。
ー、揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄又はこれらを組み合わ
せた方法等を採用すればよい。
【0016】
[実施例1]表1の組成の溶剤組成物1000gを蒸留
フラスコに入れ、理論段数5段の精留塔に取り付けた。
フラスコに入れ、理論段数5段の精留塔に取り付けた。
【0017】
【表1】
【0018】次にその混合溶剤を加熱して2時間全還流
し、平衡状態に達した後、経時的に留分を採取しガスク
ロマトグラフで分析した。その結果を表2に示す。
し、平衡状態に達した後、経時的に留分を採取しガスク
ロマトグラフで分析した。その結果を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】[実施例2]R569sf95重量%と2
−プロパノール5重量%からなる混合溶剤20kgを小
型単槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運転
した。経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプリング
し、ガスクロマトグラフで分析した結果を表3に示す。
−プロパノール5重量%からなる混合溶剤20kgを小
型単槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運転
した。経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプリング
し、ガスクロマトグラフで分析した結果を表3に示す。
【0021】
【表3】
【0022】[実施例3]R569sf85重量%と2
−プロパノール15重量%からなる混合溶剤20kgを
小型単槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運
転した。経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプリン
グし、ガスクロマトグラフで分析した結果を表4に示
す。
−プロパノール15重量%からなる混合溶剤20kgを
小型単槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運
転した。経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプリン
グし、ガスクロマトグラフで分析した結果を表4に示
す。
【0023】
【表4】
【0024】[実施例4〜9]表5に示す混合溶剤組成
物を用いてフラックスの洗浄試験を行った。すなわち、
ガラスエポキシ製のプリント基板(50mm×100m
m×1.6mm)全面にフラックス(スピーディフラッ
クスAGF=J=I:アサヒ化学研究所製)を塗布し、
260℃の半田温度でウエーブソルダー機を用いて半田
付け後、表5に示す本発明の混合溶剤組成物に5分間浸
漬し洗浄を行った。フラックスの除去の度合を判定し、
その結果を除去度として表5に示す。
物を用いてフラックスの洗浄試験を行った。すなわち、
ガラスエポキシ製のプリント基板(50mm×100m
m×1.6mm)全面にフラックス(スピーディフラッ
クスAGF=J=I:アサヒ化学研究所製)を塗布し、
260℃の半田温度でウエーブソルダー機を用いて半田
付け後、表5に示す本発明の混合溶剤組成物に5分間浸
漬し洗浄を行った。フラックスの除去の度合を判定し、
その結果を除去度として表5に示す。
【0025】
【表5】
【0026】[実施例10〜13]表6に示す混合溶剤
組成物を用いて機械油の洗浄試験を行った。すなわち、
SUS−304のテストピース(25mm×30mm×
2mm) を機械油(日本石油製CQ−30)中に浸漬
後、表6に示す本発明の混合溶剤組成物中に5分浸漬し
た。機械油の除去の度合を判定し、その結果を除去度と
して表6に示す。
組成物を用いて機械油の洗浄試験を行った。すなわち、
SUS−304のテストピース(25mm×30mm×
2mm) を機械油(日本石油製CQ−30)中に浸漬
後、表6に示す本発明の混合溶剤組成物中に5分浸漬し
た。機械油の除去の度合を判定し、その結果を除去度と
して表6に示す。
【0027】
【表6】
【0028】[実施例14〜18]表7に示す混合溶剤
組成物を用いて付着水の除去試験を行った。すなわち、
30mm×18mm×5mmのガラス板を純水に浸漬
後、表7に示す本発明の混合溶剤組成物中に20秒浸漬
して水切りを行い、取り出したガラス板を無水メタノー
ル中に浸漬してその水分増加量から付着水の除去状況を
判定した。付着水の除去の度合を除去度として表7に示
す。
組成物を用いて付着水の除去試験を行った。すなわち、
30mm×18mm×5mmのガラス板を純水に浸漬
後、表7に示す本発明の混合溶剤組成物中に20秒浸漬
して水切りを行い、取り出したガラス板を無水メタノー
ル中に浸漬してその水分増加量から付着水の除去状況を
判定した。付着水の除去の度合を除去度として表7に示
す。
【0029】
【表7】
【0030】
【発明の効果】本発明の1,1,1,2,2,3,3,
4,4−ノナフルオロヘキサンと2−プロパノール、又
はこれに炭素数5以上の炭化水素類を配合してなる混合
溶剤組成物は、従来のR113が有している優れた特性
を満足し、成層圏オゾン層へ影響を与えない等の利点が
ある。
4,4−ノナフルオロヘキサンと2−プロパノール、又
はこれに炭素数5以上の炭化水素類を配合してなる混合
溶剤組成物は、従来のR113が有している優れた特性
を満足し、成層圏オゾン層へ影響を与えない等の利点が
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H05K 3/26 7511−4E (72)発明者 津崎 真彰 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社千葉工場内 (72)発明者 宇佐見 陽子 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町松原1160番 地 エイ・ジー・テクノロジー株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】1,1,1,2,2,3,3,4,4−ノ
ナフルオロヘキサン50〜99重量%と2−プロパノー
ル1〜50重量%とからなる混合溶剤。 - 【請求項2】1,1,1,2,2,3,3,4,4−ノ
ナフルオロヘキサン85〜95重量%と2−プロパノー
ル5〜15重量%とからなる擬共沸混合溶剤。 - 【請求項3】1,1,1,2,2,3,3,4,4−ノ
ナフルオロヘキサン90.3重量%と2−プロパノール
9.7重量%とからなる共沸混合溶剤。 - 【請求項4】1,1,1,2,2,3,3,4,4−ノ
ナフルオロヘキサン50〜98重量%と2−プロパノー
ル1〜25重量%と炭素数5以上の炭化水素類1〜25
重量%とからなる混合溶剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23565793A JPH0762394A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 混合溶剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23565793A JPH0762394A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 混合溶剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762394A true JPH0762394A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16989268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23565793A Pending JPH0762394A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 混合溶剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762394A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004000977A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Asahi Glass Company, Limited | 潤滑剤溶液、および潤滑剤の塗布方法 |
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- 1993-08-27 JP JP23565793A patent/JPH0762394A/ja active Pending
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