JPH07166198A - 溶剤組成物 - Google Patents
溶剤組成物Info
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- JPH07166198A JPH07166198A JP31507093A JP31507093A JPH07166198A JP H07166198 A JPH07166198 A JP H07166198A JP 31507093 A JP31507093 A JP 31507093A JP 31507093 A JP31507093 A JP 31507093A JP H07166198 A JPH07166198 A JP H07166198A
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- Japan
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- weight
- solvent composition
- propanol
- trifluoromethylpentane
- nonafluoro
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/50—Solvents
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】1,1,1,2,3,4,5,5,5−ノナフ
ルオロ−2−トリフルオロメチルペンタンa(R53−
12myee)と2−プロパノールからなる溶剤組成物
または(擬)共沸溶剤組成物。または、R53−12m
yeeと2−プロパノールと炭素数5以上の炭化水素類
からなる溶剤組成物。 【効果】本発明の溶剤組成物は、従来のR113が有し
ている優れた特性を満足し、成層圏オゾン層へほとんど
影響を与えない等の利点がある。また、その(擬)共沸
組成物は、組成変化なく連続使用できるという利点を有
している。
ルオロ−2−トリフルオロメチルペンタンa(R53−
12myee)と2−プロパノールからなる溶剤組成物
または(擬)共沸溶剤組成物。または、R53−12m
yeeと2−プロパノールと炭素数5以上の炭化水素類
からなる溶剤組成物。 【効果】本発明の溶剤組成物は、従来のR113が有し
ている優れた特性を満足し、成層圏オゾン層へほとんど
影響を与えない等の利点がある。また、その(擬)共沸
組成物は、組成変化なく連続使用できるという利点を有
している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板、IC等
の電子部品、精密機械部品、ガラス基板等の脱脂洗浄や
フラックス洗浄等に用いられる溶剤組成物に関する。
の電子部品、精密機械部品、ガラス基板等の脱脂洗浄や
フラックス洗浄等に用いられる溶剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種油脂、フラックス等の洗浄には、不
燃性、低毒性、安定性に優れる 1,1,2- トリクロロ-1,
2,2- トリフルオロエタン( 以下、 R113 という。) ま
たはこのR113とこれに可溶な溶剤との混合溶剤組成物が
広く使用されている。R113は、金属、プラスチック、エ
ラストマー等の基材を侵さず、各種の汚れを選択的に溶
解する等の特徴を有するため、各種精密機械部品や金
属、プラスチック、エラストマー等からなる各種電子部
品、またこれらの電子部品を実装したプリント基板、精
密機械部品、光学部品等の洗浄には最適であった。
燃性、低毒性、安定性に優れる 1,1,2- トリクロロ-1,
2,2- トリフルオロエタン( 以下、 R113 という。) ま
たはこのR113とこれに可溶な溶剤との混合溶剤組成物が
広く使用されている。R113は、金属、プラスチック、エ
ラストマー等の基材を侵さず、各種の汚れを選択的に溶
解する等の特徴を有するため、各種精密機械部品や金
属、プラスチック、エラストマー等からなる各種電子部
品、またこれらの電子部品を実装したプリント基板、精
密機械部品、光学部品等の洗浄には最適であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されていたR1
13は、種々の利点を有するにもかかわらず、化学的に極
めて安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散して成
層圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジカル
を発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖反応
を起こし、オゾン層を破壊するとのことから、その使用
規制が実施されている。
13は、種々の利点を有するにもかかわらず、化学的に極
めて安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散して成
層圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジカル
を発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖反応
を起こし、オゾン層を破壊するとのことから、その使用
規制が実施されている。
【0004】このため、従来のR113に替わり、オゾン層
を破壊しにくい代替溶剤の探索が活発に行われている。
この代替溶剤としては、2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフル
オロエタン、1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン、3,3-ジ
クロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロパン、1,3-ジク
ロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパン等が開発され
ている。
を破壊しにくい代替溶剤の探索が活発に行われている。
この代替溶剤としては、2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフル
オロエタン、1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン、3,3-ジ
クロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロパン、1,3-ジク
ロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパン等が開発され
ている。
【0005】これらの代替溶剤は、R113と同様に優れた
洗浄特性を有しており、さらにオゾン層への影響も極め
て小さい。しかし、これらの代替溶剤は、塩素原子を含
むためごく僅かではあるがオゾン層へ若干の影響を与え
る。そこで、オゾン層へ全く影響を与えないさらに優れ
た代替溶剤の開発が望まれている。
洗浄特性を有しており、さらにオゾン層への影響も極め
て小さい。しかし、これらの代替溶剤は、塩素原子を含
むためごく僅かではあるがオゾン層へ若干の影響を与え
る。そこで、オゾン層へ全く影響を与えないさらに優れ
た代替溶剤の開発が望まれている。
【0006】本発明は、従来のR113が有している優れた
特性を満足しながらオゾン層へ全く影響を与えない代替
溶剤として使用できる新規なフッ素化炭化水素系溶剤組
成物を提供することを目的とするものである。
特性を満足しながらオゾン層へ全く影響を与えない代替
溶剤として使用できる新規なフッ素化炭化水素系溶剤組
成物を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成すべくなされたものであり、第一に1,1,1,2,3,4,5,5,
5-ノナフルオロ-2- トリフルオロメチルペンタン( 以
下、R53-12myeeという)を主成分とするフッ素化炭化水
素と2−プロパノールからなる溶剤組成物を提供する。
成すべくなされたものであり、第一に1,1,1,2,3,4,5,5,
5-ノナフルオロ-2- トリフルオロメチルペンタン( 以
下、R53-12myeeという)を主成分とするフッ素化炭化水
素と2−プロパノールからなる溶剤組成物を提供する。
【0008】さらに本発明は、第二にR53-12myeeを主成
分とするフッ素化炭化水素と2−プロパノールと炭素数
5以上の炭化水素類からなる溶剤組成物を提供する。
分とするフッ素化炭化水素と2−プロパノールと炭素数
5以上の炭化水素類からなる溶剤組成物を提供する。
【0009】本発明の組成物に用いられる炭素数5以上
の炭化水素類としては、n-ペンタン、2-メチルブタン、
2,2-ジメチルプロパン、n-ヘキサン、2-メチルペンタ
ン、3-メチルペンタン、2,2-ジメチルブタン、2,3-ジメ
チルブタン、n-ヘプタン、2-メチルヘキサン、3-メチル
ヘキサン、2,3-ジメチルペンタン、2,4-ジメチルペンタ
ン、n-オクタン、2,2,3-トリメチルペンタン、2,2,4-ト
リメチルペンタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサンおよびこ
れらの混合物を挙げることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
の炭化水素類としては、n-ペンタン、2-メチルブタン、
2,2-ジメチルプロパン、n-ヘキサン、2-メチルペンタ
ン、3-メチルペンタン、2,2-ジメチルブタン、2,3-ジメ
チルブタン、n-ヘプタン、2-メチルヘキサン、3-メチル
ヘキサン、2,3-ジメチルペンタン、2,4-ジメチルペンタ
ン、n-オクタン、2,2,3-トリメチルペンタン、2,2,4-ト
リメチルペンタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサンおよびこ
れらの混合物を挙げることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0010】本発明の溶剤組成物の混合組成比は特に限
定されることはないが、好ましくは、R53-12myeeを主成
分とするフッ素化炭化水素 50 〜99重量%、2−プロパ
ノール 1〜50重量%、またはR53-12myeeを主成分とする
フッ素化炭化水素 50 〜98重量%、2−プロパノール 1
〜25重量%、炭素数5以上の炭化水素類 1〜25重量%で
ある。
定されることはないが、好ましくは、R53-12myeeを主成
分とするフッ素化炭化水素 50 〜99重量%、2−プロパ
ノール 1〜50重量%、またはR53-12myeeを主成分とする
フッ素化炭化水素 50 〜98重量%、2−プロパノール 1
〜25重量%、炭素数5以上の炭化水素類 1〜25重量%で
ある。
【0011】また、R53-12myeeを主成分とするフッ素化
炭化水素と2−プロパノールはR53-12myeeを主成分とす
るフッ素化炭化水素 80 〜95重量%、2−プロパノール
5〜20重量%にわたり擬共沸溶剤組成物を作り、さらに
R53-12myee 89 重量%、2−プロパノール 11 重量%で
共沸組成を作るので、この範囲で使用すれば組成変化が
ほとんど無いか、または全く無く使用できるので好まし
い。
炭化水素と2−プロパノールはR53-12myeeを主成分とす
るフッ素化炭化水素 80 〜95重量%、2−プロパノール
5〜20重量%にわたり擬共沸溶剤組成物を作り、さらに
R53-12myee 89 重量%、2−プロパノール 11 重量%で
共沸組成を作るので、この範囲で使用すれば組成変化が
ほとんど無いか、または全く無く使用できるので好まし
い。
【0012】さらにこのR53-12myeeを主成分とするフッ
素化炭化水素のR53-12myee以外の成分としては、R53-12
myeeを製造する際に複製されるデカフルオロヘキサン、
ウンデカフルオロヘキサン、ドデカフルオロヘキサン、
トリデカフルオロヘキサン、R53-12myee以外のノナフル
オロヘキサン等である。
素化炭化水素のR53-12myee以外の成分としては、R53-12
myeeを製造する際に複製されるデカフルオロヘキサン、
ウンデカフルオロヘキサン、ドデカフルオロヘキサン、
トリデカフルオロヘキサン、R53-12myee以外のノナフル
オロヘキサン等である。
【0013】R53-12myeeを主成分とするフッ素化炭化水
素中のR53-12myeeの含有量は、60〜100 重量%、好まし
くは70〜90重量%である。一方、デカフルオロヘキサ
ン、ウンデカフルオロヘキサンの含有量はそれぞれ5 〜
15重量%、ドデカフルオロヘキサン、トリデカフルオロ
ヘキサン、R53-12myee以外のノナフルオロヘキサンの含
有量はそれぞれ0.01〜1.0 重量%である。好ましいR53-
12myeeを主成分とするフッ素化炭化水素としては、1,1,
1,2,3,4,5,5,5-ノナフルオロ-2- トリフルオロメチルペ
ンタン80重量%、デカフルオロヘキサン10重量%および
ウンデカフルオロヘキサン10重量%である。
素中のR53-12myeeの含有量は、60〜100 重量%、好まし
くは70〜90重量%である。一方、デカフルオロヘキサ
ン、ウンデカフルオロヘキサンの含有量はそれぞれ5 〜
15重量%、ドデカフルオロヘキサン、トリデカフルオロ
ヘキサン、R53-12myee以外のノナフルオロヘキサンの含
有量はそれぞれ0.01〜1.0 重量%である。好ましいR53-
12myeeを主成分とするフッ素化炭化水素としては、1,1,
1,2,3,4,5,5,5-ノナフルオロ-2- トリフルオロメチルペ
ンタン80重量%、デカフルオロヘキサン10重量%および
ウンデカフルオロヘキサン10重量%である。
【0014】主として溶解性を高めるために、例えば以
下に挙げる化合物の一種または二種以上を0.1〜50
重量%、好ましくは0.1〜30重量%、さらに好まし
くは0.1〜20重量%の範囲で本発明の組成物中へ添
加混合することができる。
下に挙げる化合物の一種または二種以上を0.1〜50
重量%、好ましくは0.1〜30重量%、さらに好まし
くは0.1〜20重量%の範囲で本発明の組成物中へ添
加混合することができる。
【0015】ジクロロメタン、cis-1,2-ジクロロエチレ
ン、trans-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエ
タン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン等の塩素化炭化水素類、メタノー
ル、エタノール、1−プロパノール、1−ブタノール、
2−ブタノール、イソブタノール、t-ブタノール等のア
ルコール類。アセトン、メチルエチルケトン、メチルブ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジ
エチルエーテル、メチルセロソルブ、テトラヒドロフラ
ン、1,4-ジオキサン等のエーテル類。
ン、trans-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエ
タン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン等の塩素化炭化水素類、メタノー
ル、エタノール、1−プロパノール、1−ブタノール、
2−ブタノール、イソブタノール、t-ブタノール等のア
ルコール類。アセトン、メチルエチルケトン、メチルブ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジ
エチルエーテル、メチルセロソルブ、テトラヒドロフラ
ン、1,4-ジオキサン等のエーテル類。
【0016】2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフルオロエタ
ン、1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン、3,3-ジクロロ-
1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロパン、1,3-ジクロロ-1,
1,2,2,3- ペンタフルオロプロパン、1,1-ジクロロ-1,2,
2,3,3- ペンタフルオロプロパン、1,2-ジクロロ-1,1,3,
3,3- ペンタフルオロプロパン、1,2-ジクロロ-1,1,2,3,
3- ペンタフルオロプロパン、2,3-ジクロロ-1,1,1,2,3-
ペンタフルオロプロパン、2,2-ジクロロ-1,1,1,3,3-
ペンタフルオロプロパン等の塩素化フッ素化炭化水素
類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステ
ル類。
ン、1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン、3,3-ジクロロ-
1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロパン、1,3-ジクロロ-1,
1,2,2,3- ペンタフルオロプロパン、1,1-ジクロロ-1,2,
2,3,3- ペンタフルオロプロパン、1,2-ジクロロ-1,1,3,
3,3- ペンタフルオロプロパン、1,2-ジクロロ-1,1,2,3,
3- ペンタフルオロプロパン、2,3-ジクロロ-1,1,1,2,3-
ペンタフルオロプロパン、2,2-ジクロロ-1,1,1,3,3-
ペンタフルオロプロパン等の塩素化フッ素化炭化水素
類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステ
ル類。
【0017】主として安定性を高めるために、例えば以
下に挙げる化合物の一種または二種以上を0.001〜
10重量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲で本
発明の組成物中へ添加混合することができる。
下に挙げる化合物の一種または二種以上を0.001〜
10重量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲で本
発明の組成物中へ添加混合することができる。
【0018】ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロ
パン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物類、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、i-プロピルアミン、ブチルア
ミン、i-ブチルアミン等のアミン類、フェノール、o-ク
レゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、チモール、p-
t-ブチルフェノール、t-ブチルカテコール、カテコー
ル、イソオイゲノール、o-メトキシフェノール、4,4'-
ジヒドロキシジフェニル-2,2- プロパン、サリチル酸イ
ソアミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸メチル、2,
6-ジ-t- ブチル-p- クレゾール等のフェノール類。
パン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物類、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、i-プロピルアミン、ブチルア
ミン、i-ブチルアミン等のアミン類、フェノール、o-ク
レゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、チモール、p-
t-ブチルフェノール、t-ブチルカテコール、カテコー
ル、イソオイゲノール、o-メトキシフェノール、4,4'-
ジヒドロキシジフェニル-2,2- プロパン、サリチル酸イ
ソアミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸メチル、2,
6-ジ-t- ブチル-p- クレゾール等のフェノール類。
【0019】2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチル- フェニル)
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-
5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、1,
2,3-ベンゾトリアゾール、1-[(N,N-ビス-2- エチルヘキ
シル) アミノメチル] ベンゾトリアゾールのトリアゾー
ル類。
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-
5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、1,
2,3-ベンゾトリアゾール、1-[(N,N-ビス-2- エチルヘキ
シル) アミノメチル] ベンゾトリアゾールのトリアゾー
ル類。
【0020】本発明の溶剤組成物は、従来のR113系と同
程度の溶解力を有し、組成変化が極めて少ないか全く無
い擬共沸ないしは共沸組成物を形成し、各種用途に好適
に使用できる。かかる具体的な用途としては、フラック
ス、グリース、油、ワックス、インキ等の除去剤、塗料
用溶剤、抽出剤、ガラス、セラミックス、プラスチッ
ク、ゴム、金属製各種物品、特にIC部品、電気機器、
精密機械、光学レンズ等の洗浄剤等を挙げることができ
る。
程度の溶解力を有し、組成変化が極めて少ないか全く無
い擬共沸ないしは共沸組成物を形成し、各種用途に好適
に使用できる。かかる具体的な用途としては、フラック
ス、グリース、油、ワックス、インキ等の除去剤、塗料
用溶剤、抽出剤、ガラス、セラミックス、プラスチッ
ク、ゴム、金属製各種物品、特にIC部品、電気機器、
精密機械、光学レンズ等の洗浄剤等を挙げることができ
る。
【0021】洗浄方法としては、手拭き、浸漬、スプレ
ー、揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄またはこれらを組み合
わせた方法等を採用すればよい。
ー、揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄またはこれらを組み合
わせた方法等を採用すればよい。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。
【0023】[実施例1]R53-12myee (沸点71.8℃)
90 重量%、2−プロパノール(沸点82.4℃) 10 重量
%からなる混合溶剤組成物1000gを蒸留フラスコに
入れ、理論段数5段の精留塔に取り付けた。次にその混
合溶剤組成物を加熱して2時間全還流し、平衡状態に達
した後、経時的に留分を採取しガスクロマトグラフで分
析した。その結果を表1に示す。
90 重量%、2−プロパノール(沸点82.4℃) 10 重量
%からなる混合溶剤組成物1000gを蒸留フラスコに
入れ、理論段数5段の精留塔に取り付けた。次にその混
合溶剤組成物を加熱して2時間全還流し、平衡状態に達
した後、経時的に留分を採取しガスクロマトグラフで分
析した。その結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】[実施例2]R53-12myee 95 重量%と2−
プロパノール 5重量%からなる溶剤組成物20kgを小
型単槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運転
した。
プロパノール 5重量%からなる溶剤組成物20kgを小
型単槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運転
した。
【0026】経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプ
リングし、ガスクロマトグラフで分析した結果を表2に
示す。
リングし、ガスクロマトグラフで分析した結果を表2に
示す。
【0027】
【表2】
【0028】[実施例3]R53-12myee 80 重量%と2−
プロパノール 20 重量%からなる溶剤組成物20kgを
小型単槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運
転した。
プロパノール 20 重量%からなる溶剤組成物20kgを
小型単槽式洗浄機に入れ、1日あたり6時間で3日間運
転した。
【0029】経時的に洗浄槽・水分離器各々からサンプ
リングし、ガスクロマトグラフで分析した結果を表3に
示す。
リングし、ガスクロマトグラフで分析した結果を表3に
示す。
【0030】
【表3】
【0031】[実施例4〜8]下記の表4に示す溶剤組
成物を用いてフラックスの洗浄試験を行った。すなわ
ち、ガラスエポキシ製のプリント基板(50mm×100 mm×
1.6mm )全面にフラックス(スピーディフラックス AGF
-J-I:アサヒ化学研究所製)を塗布し、260 ℃の半田温
度でウエーブソルダー機を用いて半田付け後、下記の表
4に示す本発明の溶剤組成物に3分間浸漬し洗浄を行っ
た。フラックスの除去の度合を判定し、その結果を除去
度として下記の表4に示す。
成物を用いてフラックスの洗浄試験を行った。すなわ
ち、ガラスエポキシ製のプリント基板(50mm×100 mm×
1.6mm )全面にフラックス(スピーディフラックス AGF
-J-I:アサヒ化学研究所製)を塗布し、260 ℃の半田温
度でウエーブソルダー機を用いて半田付け後、下記の表
4に示す本発明の溶剤組成物に3分間浸漬し洗浄を行っ
た。フラックスの除去の度合を判定し、その結果を除去
度として下記の表4に示す。
【0032】
【表4】
【0033】[実施例9〜14]下記の表5に示す溶剤
組成物を用いて機械油の洗浄試験を行った。すなわち、
SUS-304 のテストピース(25mm ×30mm×2mm)を機械油
(日本石油製CQ- 30)中に浸漬した後、下記の表5
に示す本発明の溶剤組成物中に5分浸漬した。機械油の
除去の度合を判定し、その結果を除去度として下記の表
5に示す。
組成物を用いて機械油の洗浄試験を行った。すなわち、
SUS-304 のテストピース(25mm ×30mm×2mm)を機械油
(日本石油製CQ- 30)中に浸漬した後、下記の表5
に示す本発明の溶剤組成物中に5分浸漬した。機械油の
除去の度合を判定し、その結果を除去度として下記の表
5に示す。
【0034】
【表5】
【0035】[実施例15〜20]下記の表6に示す溶
剤組成物を用いて付着水の除去試験を行った。すなわ
ち、30mm×18mm×5mm のガラス板を純水に浸漬後、下記
の表6に示す本発明の溶剤組成物中に20秒浸漬して水
切りを行い、取り出したガラス板を無水メタノール中に
浸漬してその水分増加量から付着水の除去状況を判定し
た。付着水の除去の度合を除去度として下記の表6に示
す。
剤組成物を用いて付着水の除去試験を行った。すなわ
ち、30mm×18mm×5mm のガラス板を純水に浸漬後、下記
の表6に示す本発明の溶剤組成物中に20秒浸漬して水
切りを行い、取り出したガラス板を無水メタノール中に
浸漬してその水分増加量から付着水の除去状況を判定し
た。付着水の除去の度合を除去度として下記の表6に示
す。
【0036】
【表6】
【0037】
【発明の効果】本発明の溶剤組成物は、従来のR113が有
している優れた特性を満足し、成層圏オゾン層へほとん
ど影響を与えない等の利点がある。また、その(擬)共
沸組成物は、組成変化なく連続使用できるという利点を
有している。
している優れた特性を満足し、成層圏オゾン層へほとん
ど影響を与えない等の利点がある。また、その(擬)共
沸組成物は、組成変化なく連続使用できるという利点を
有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:30) (72)発明者 津崎 真彰 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社千葉工場内 (72)発明者 加藤 一雄 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】1,1,1,2,3,4,5,5,5-ノナフルオロ-2- トリ
フルオロメチルペンタンを主成分とするフッ素化炭化水
素と2−プロパノールからなる溶剤組成物。 - 【請求項2】1,1,1,2,3,4,5,5,5-ノナフルオロ-2- トリ
フルオロメチルペンタンを主成分とするフッ素化炭化水
素 50 〜99重量%と2−プロパノール 1〜50重量%とか
らなる請求項1の溶剤組成物。 - 【請求項3】1,1,1,2,3,4,5,5,5-ノナフルオロ-2- トリ
フルオロメチルペンタンを主成分とするフッ素化炭化水
素 80 〜95重量%と2−プロパノール 5〜20重量%から
なる擬共沸溶剤組成物。 - 【請求項4】フッ素化炭化水素が1,1,1,2,3,4,5,5,5-ノ
ナフルオロ-2- トリフルオロメチルペンタン80重量%、
デカフルオロヘキサン10重量%およびウンデカフルオロ
ヘキサン10重量%からなる混合物である請求項1、2ま
たは3いずれか1項の溶剤組成物。 - 【請求項5】1,1,1,2,3,4,5,5,5-ノナフルオロ-2- トリ
フルオロメチルペンタン 89.0 重量%と2−プロパノー
ル 11.0 重量%からなる共沸溶剤組成物。 - 【請求項6】1,1,1,2,3,4,5,5,5-ノナフルオロ-2- トリ
フルオロメチルペンタンを主成分とするフッ素化炭化水
素と2−プロパノールと炭素数5以上の炭化水素類から
なる溶剤組成物。 - 【請求項7】1,1,1,2,3,4,5,5,5-ノナフルオロ-2- トリ
フルオロメチルペンタンを主成分とするフッ素化炭化水
素 50 〜98重量%と2−プロパノール 1〜25重量%と炭
素数5以上の炭化水素類 1〜25重量%からなる請求項6
の溶剤組成物。 - 【請求項8】フッ素化炭化水素が1,1,1,2,3,4,5,5,5-ノ
ナフルオロ-2- トリフルオロメチルペンタン80重量%、
デカフルオロヘキサン10重量%およびウンデカフルオロ
ヘキサン10重量%からなる混合物である請求項6または
7の溶剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31507093A JPH07166198A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 溶剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31507093A JPH07166198A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 溶剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07166198A true JPH07166198A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18061066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31507093A Pending JPH07166198A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 溶剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07166198A (ja) |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP31507093A patent/JPH07166198A/ja active Pending
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