JPH07165682A - ハロニトロ芳香族化合物をハロアミノ芳香族化合物に水素化させるのにラニー型触媒として有用な材料組成物及びその適用方法 - Google Patents

ハロニトロ芳香族化合物をハロアミノ芳香族化合物に水素化させるのにラニー型触媒として有用な材料組成物及びその適用方法

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JPH07165682A
JPH07165682A JP6266147A JP26614794A JPH07165682A JP H07165682 A JPH07165682 A JP H07165682A JP 6266147 A JP6266147 A JP 6266147A JP 26614794 A JP26614794 A JP 26614794A JP H07165682 A JPH07165682 A JP H07165682A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒドロ脱ハロゲン問題を軽減し斯くして特に
収率及び触媒の寿命を高めることが可能な、水素化用ラ
ニー型触媒並びにその応用を提供する。 【構成】 Al/Mo重量比が1以上好ましくは2以上
より好ましくは2〜3のNi/Al/Moアロイから生
じうるラニー型触媒並びに製薬ないし農薬分野で特に有
用なハロアミノ芳香族化合物の製造における該ラニー型
触媒の応用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の分野は、変性ラニーニッ
ケルをベースとする触媒を用いた水素化による、ハロニ
トロ芳香族化合物のハロアミノ芳香族化合物への接触還
元である。本発明は、好ましくはラニー型触媒として有
用な材料組成物及び該組成物が用いられる水素化方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ラニーニッケル型触媒は水素化反応に広
く用いられている。該触媒は、アルミニウムに富むアル
ミニウム/ニッケルアロイに対する濃塩基を用いたアル
カリ侵食により調製される。この侵食はアルミニウム除
去における必須の結果である。得られる触媒は、高い比
表面積及び変動しうる残留アルミニウム含分を有するニ
ッケル結晶凝集物よりなる。更に詳細な点については、
例えば、下記文献を参照することができる: − M. Khaidar、 C. Allibert、 J. Driole & P. Germi、 − Mat. Res. Bull.、 1982、 17、 329-337、 − V. Birkenstock、 R. Holm、 B. Reinfandt & S. Stor
p、 J. Catl.、 1985、 93、55-67、 − J. Gros、 S. Hamar-Thibault & J. C. Joud、 Surfac
e and Interface Analysis、 1988、 11、 611-616。
【0003】3−クロロ−4−フルオロニトロベンゼン
の如きハロニトロ芳香族化合物を3−クロロ−4−フル
オロアニリンの如きハロアミノ芳香族化合物に還元反応
させることは、それが製薬上有効な成分の製造における
基本ルートを構成する故に有機化学では非常に重要であ
る。ラニーニッケルまたは類似化合物を用いた水素化に
よるこの還元での障害の一つはニトロ官能基の還元に続
くヒドロ脱ハロゲン副反応である。この反応はハロゲン
化アニリンからのみ生じる。アニリン環のヒドロ脱ハロ
ゲンは、選択性及び接触水素化反応の収率に及ぼすマイ
ナス効果に加え、特にラニーニッケル型触媒に対して攻
撃的な副生物の形成に帰す。かかる副生物は例えば塩酸
で、このものは触媒の寿命を有意に減ずる効果を有す
る。ヒドロ脱ハロゲンは特に低い基剤濃度の分野で臨界
的である。
【0004】国際特許出願PCT89/07096はハ
ロニトロ芳香族化合物の接触水素化のまさにこの問題に
係る。この特許出願に記載の方法は、コバルト/アルミ
ニウム/ニッケル/クロムをベースとするラニー触媒の
使用に依る。たとえ、この方法が、活性ニッケルまたは
活性炭素/白金タイプの触媒(多分触媒抑制剤と併用)
に関する改良に至り或は硫黄変性白金タイプの他の触媒
に関する改良に至るとも、ヒドロ脱ハロゲン副反応は存
続し、依然として無視し得ぬ量の不所望なハロゲン化副
生物及び脱ハロゲン化合物を生成する。
【0005】カナダ特許CA961,834は、特にカ
ルボニル化合物例えばアセトン、ニトロフェノキシド、
イタコネート等の接触水素化で用いることのできるNi
(85〜96%)/Mo(0.5〜10%)/ Al
(≦14%)触媒を記載している。係る基剤は、本発明
に従った触媒及び水素化方法に関するものとは異なる。
かかる触媒は、芳香族基により担持されるニトロ基に関
し選択的でなく有意に活性的でもない。加えて、この特
許はヒドロ脱ハロゲンに関し十分な理由では何も教示し
ていない。
【0006】同様に、Hamar-Thibault等の論文[J. Chi
m. Phys.、(1991) 88、 219-232 ]は、液相でのアセトフ
ェノン水素化に適用される、モリブデンをドーピングさ
せたラニー触媒に関する。ここでも、ヒドロ脱ハロゲン
問題は取り扱われていない。加えて、この論文は、触媒
のモリブデン含分が多くなるにつれ水素化箇所すなわち
カルボニルに関する固有の活性ないし特異性が減ずるこ
とを教示している。
【0007】ヒドロ脱ハロゲン副反応に影響されない他
の接触水素化出発物質として、特許DE35 37 2
47に記載の方法のジアミノ芳香族化合物に還元された
ジニトロ芳香族化合物を挙げることができる。この水素
化方法には、モリブデンをドーピングさせたラニーニッ
ケルベース触媒が関係する。かかる完成触媒は、この文
献に記載されたラニー触媒で1未満のAl/Mo比(A
l及びMoは重量%で表わされる)により例示される如
くMo存在量に対するアルミニウム量において減少して
いる。
【0008】最後に、金属遷移元素をドーピングさせた
ラニー触媒も亦知られている。かかるNi/Al/金属
モノドーピング処理された水素化触媒は、p−クロロニ
トロベンゼンをp−クロロアニリンに選択還元させるの
に用いられる。ラニー触媒での金属ドーパントの存在は
選択性の低下と触媒活性の低下を来す。更に、ドーパン
トはヒドロ脱ハロゲンを高める効果を有するように思え
る。後者は高いp−ニトロクロロベンゼン濃度(鉄及び
クロムの場合)に関し有意のままでありさえする。かく
して、ハロ芳香族環境において、ラニー触媒に金属をド
ーピングすることは望ましいように思えない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる斯界の現状にお
いて、本発明の主な目的は、非常に活性で且つ選択的で
あり、またヒドロ脱ハロゲン副反応を来さない或は来す
としても最低限に抑えるハロアミノ芳香族化合物へのハ
ロニトロ芳香族化合物の接触水素化で、特にラニー型触
媒として有用な材料組成物を提供することである。
【0010】本発明の別の目的は、貯蔵時及び反応時の
いずれもすぐれた化学的挙動を有するラニー触媒として
有用な材料組成物を提供することである。実際上、触媒
は反応体及び接触水素化生成物に非感受性であることが
好ましい。
【0011】本発明の他の目的は、容易に且つ経済的に
製造しうるラニー触媒として有用な材料組成物を提供す
ることである。かくして、多くの研究と試験の結果、本
出願人は、慣用ラニー触媒においてドーパントとしてモ
リブデンを保持することは正しく而してこのモリブデン
がニッケル及びアルミニウムに関し厳密且つ所定の量で
存在しなければならないことを示す証拠を得た。
【0012】
【課題を解決するための手段】叙上の目的は、ハロニト
ロ芳香族化合物をハロアミノ芳香族化合物に接触水素化
させるラニー型触媒として有用な材料組成物にして、本
質上Ni/Al/Moよりなるアロイから生じ得且つ該
アロイのAl/Mo重量比が1以上好ましくは2以上よ
り好ましくは2.5〜3.5と定義されることを特徴と
する組成物に関する本発明によって達成される。このよ
うなモリブデンをドーピングさせたラニー触媒は非常に
活性で且つ選択的とわかった。更に、それは僅少のヒド
ロ脱ハロゲンしか誘発しない。この副反応現象は定量的
には事実上、多くても従来法の半分である。
【0013】加えて、この触媒は接触水素化反応の間実
際上侵食されないことが観察された。それ故、非常に良
好な経時化学安定性を有する。好ましくは、Mo/(N
i+Al)質量比[厳密には正確な表現とみなされてい
ない重量比に相当]は少なくとも5%に等しい。また、
Mo/Ni質量比が少なくとも3/40好ましくは0.
1に等しいことが望ましい。有利には、Ni/(Ni+
Al+Mo)比は少なくとも0.5%に等しい。
【0014】重要な特徴として、本発明に従った組成物
は有利にも、該組成物よりアルミニウム含量の多い母ア
ロイに対するアルカリ侵食によって製造することができ
る。ニッケル、モリブデン及びアルミニウムの基本的3
元素のみを考慮するとき、本発明に従った触媒組成物
は、それが、Ni/Al/Moを、重量%として表わす
とき下記割合で含むことを特徴とする: −50≦Ni≦78好ましくは60≦Ni≦70、 −20≦Al≦40好ましくは25≦Al≦35、 −2≦Mo≦20好ましくは5≦Mo≦15。
【0015】不純物は種類及び割合において材料中通常
見られるものである。モリブデンをドーピングさせたラ
ニー触媒に特に好ましい触媒組成物は、各々44重量
%、38重量%及び18重量%のNi/Al/Mo先駆
体アロイ組成物に相当するものである。アルカリ侵食
後、アルミニウムの約半分が残留し、そしてモリブデン
の約三分の二が水酸化ナトリウム溶液により浸出される
ように思われる。丸めた数の質量でアルミウムをモリブ
デンの3倍、ニッケルをモリブデンの7倍有する本発明
に従った組成物(7/3/1比)が得られ、特に例1で
は、質量割合でNi/Al/Mo=63/28/9の組
成物を用いる。
【0016】本発明に従った組成物及びそれから生じう
るアロイの成分の相対割合は不純物を除外して示され
る。これは、組成物及びアロイ中の不純物(特に金属不
純物)に対して或る許容差を考慮することは得策である
ことを意味する。本発明に従った触媒組成物(事実上
「触媒」と同じ)は単独または、使用条件下不活性担体
の如き他の材料との組合せで用いることができる。この
ような触媒は種々の形で提供しうる。例えば、それはN
i/Al/Mo組成物のモノリシック基体(ビーハイブ
等)或はNi/Al/Mo組成物の層で被覆したモノリ
シック基体の或はまたNi/Al/Mo組成物の分割物
形状または該組成物で被覆した形状でも提供されうる。
【0017】分割形状は粉末生成物(粉末)及びそれを
造形して得られる製品(中実ないし中空ビーズ、ペレッ
ト、ボール、グラニュール、押出物、凝集物、その他横
断面が円形、卵形、三裂片、多裂片のもの)を意味す
る。ビーズないしペレットタイプ等の触媒は、単なる沈
降により反応媒体から非常に速やかに分離しうるという
利点を有する。粉末タイプの触媒はその分離に概ね濾過
工程を必要とする。無論、上記の触媒はすべて、考慮さ
れる適用にふさわしい比表面積を持つものが選定され
る。実際上、BET( Brunauer、 Emmett & Teller)法
に従って測定される比表面積が十分の一から数百ないし
数千m2 /g、一般には1〜500m2 /g範囲好まし
くは10〜100m2 /gで変動しうるNi/Al/M
o組成物を用いることができる。
【0018】このために、市販の炭化タングステンまた
はそれ自体既知の任意方法に従い合成される炭化タング
ステンのいずれも使用することができる。本発明に従っ
た触媒の有利な選択性は特に水素化反応時に表示され
る。かくして、本発明に従えば、選択的水素化反応体
は、触媒組成物及び、分圧が1〜100好ましくは5〜
50より好ましくは15〜25バール(1バール=10
5 Pa)の水素を含むと判った。
【0019】この選択性はハロニトロ(またはニトロ
ソ)芳香族誘導体より選ばれる出発物質に関して特に著
しい。これら化合物は有利には、芳香族炭素環員に直接
結合した少なくとも1個のニトロ(ニトロソ)基及び芳
香族炭素環員に直接結合した少なくとも1個のハロゲン
を有する。好ましくは、少なくとも1個のハロゲン及び
少なくとも1個のニトロが同じ芳香族基(アリール)に
結合し、そして該基は1個の環を含む基或はいくつかの
融合環を含む基でありうる。有利には、芳香族基当り多
くとも3個好ましくは多くとも2個のニトロないしニト
ロソ基がある。また、有利には、芳香族基当り多くとも
4個好ましくは多くとも3個のハロゲン原子がある。
【0020】かくして、本発明に従った組成物の触媒力
は、芳香族基1個または複数個を有するハロニトロ(も
しくはニトロソ)芳香族誘導体、更に特定するに下記式
に相当する誘導体に特に有利である:
【化2】 式中、X1 〜X6 は同じか或は別異にして、H、ハロゲ
ン好ましくはF、ClもしくはBr、NOX 基(x=1
もしくは2)またはOR(R=H、アラールキル、アリ
ール、アルケニルもしくは線状ないし枝分れアルキルま
たはアルカリ金属好ましくはメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、フェニル、ベンジルもしくはナフチル基)
を表わすが、但しX1 〜X6 の少なくとも一つはハロゲ
ンであり、他の少なくとも一つはNOX (x=1もしく
は2)である。
【0021】最良の結果をもたらすハロニトロ芳香族化
合物のうち、3−クロロ−4−フルオロニトロベンゼ
ン、3,4−ないし3,5−ジクロロニトロベンゼン、
2,4−ジフルオロニトロベンゼン及び4−フルオロニ
トロベンゼンを挙げることができる。可能な基剤のう
ち、上記誘導体の1種以上を含有する混合物を挙げるこ
とができる。事実、基剤をもたらす反応は、分離困難
な、しかし一度水素化させると分離が容易になる混合物
をもたらす。
【0022】本発明はまた、上記触媒組成物を用いる接
触水素化方法に関する。本方法が連続ないし非連続作業
方式に従い用いうることは明らかである。この新規な方
法で用いられる触媒の量は、多くの要素、例えば、考慮
される触媒の固有活性、温度、圧力もしくは反応時間の
如き反応条件、水素化されるハロニトロ芳香族化合物及
び使用方法によって変動しうる。
【0023】有利にも、反応を非連続で実施するとき、
触媒が出発ハロニトロ芳香族化合物に関し多くとも10
重量%好ましくは2〜5重量%の割合で存在する。非連
続作業時触媒の良好な選択性を確保するために、反応混
合物中、5ppm以上好ましくは10ppm以上より好
ましくは100ppm以上残留する出発ハロニトロ芳香
族化合物の量をもたらすことが有利である。非連続作業
で、かかる量的域値は反応時間を決定する基準として用
いることができる。
【0024】水素化は、当業者が広い範囲で容易に変え
ることのできる温度及び圧力下液相で実施される。例え
ば、水素化は、 −1〜100バール好ましくは5〜50バールより好ま
しく15〜25バール(1バール=105 Pa)のH2
圧(PH2)及び −25〜150℃好ましくは40〜120℃より好まし
くは55〜80℃の反応温度で遂行することができる。
【0025】反応媒体については、本発明に従い、出発
ハロニトロ芳香族化合物を溶解させるのに不活性溶媒を
用いることが好ましい。また、反応溶媒の選択に際し、
意図されるハロアニリンの溶解性を考慮することも好ま
しい。事実、ヒドロ脱ハロゲンが本発明によって限定さ
れるなら、そこでのハロアニリン製造が増加し、そして
有利にもこの製造物すべては溶媒中に一緒にされたまま
で、その回収が容易になる。
【0026】有利には、この反応溶媒は、約4個までの
炭素原子を有する第一ないし第二アルコール少なくとも
1種よりなり、より好ましくはメタノール、エタノール
またはイソプロパノールよりなる。反応体の溶解特性に
依り必要とされるときは、アルコールとの組合せでジメ
チルアセトアミド及びテトラヒドロフランの如き極性中
性 (aprotic)有機溶剤を用いることができる。
【0027】無論、この反応媒体が考慮される反応の必
然的生成物である水を含むことは注目すべきである。更
に、補助溶媒として可変量の水を使用することに備えう
る。実際には、反応溶媒は一般に1〜10個の炭素原子
有利には1〜4個の炭素原子を有するアルコール好まし
くはメタノールまたはエタノールである。用いることの
できる本方法を実施する装置は慣用のものである。
【0028】本発明に従った触媒及び方法がハロニトロ
芳香族化合物をハロアミノ芳香族化合物に水素化するの
にすぐれた選択性をもたらす一方、不所望なヒドロ脱ハ
ロゲン反応を最小限にすることを強調することは重要で
ある。後者は水素化反応を妨害することが知られてい
る。非連続作業で、この妨害は、反応の終わり、すなわ
ち出発物質の濃度が低くなるときに生じる。連続作業で
は、ヒドロ脱ハロゲンの有害効果(触媒の或る要素を侵
食しうるヒドロハロ酸の製造)は、ニトロ誘導体の濃度
が500ppm以下しばしば200ppm以下のとき感
知される。
【0029】本発明の特に有利な適用の一つは、製薬分
野及び農薬分野で特に有用なハロアミノ芳香族化合物の
製造である。下記例によって、本発明は一層理解され、
また本発明の他の利点ないし変法が明らかになろう。
【0030】
【実施例】例 1: 触媒の調製 商用Ni/Alアロイ(50/50重量%)へのアルカ
リ侵食により対照ラニー触媒を調製する。この先駆体ア
ロイは、水酸化ナトリウムに関して異なる反応性を有す
るNiAl3 、Ni2 Al3 またはNiAl相の混合物
ないし共融混合物よりなる。実施例で用いた触媒は、追
加元素モリブデンをドーピングさせた、Ni2 Al3
ースに近い比較的ニッケルに富む結晶質先駆体アロイ:
Ni2 -X/Al3/MoX (x = 0.4 ± 0.05)から得
た。
【0031】アルカリ侵食プロトコールは次の如くであ
る: 還流冷却器を備えた沸騰6N水酸化ナトリウム溶
液400mlの入っている三つ口丸底フラスコに先駆体
60gを約40分間にわたって少しずつ導入する。溶液
を2時間還流に保つ。次いで、固体を沸騰N水酸化ナト
リウム溶液で洗浄し、再び6N−NaOH溶液中で2時
間沸騰させる。次いで、触媒を複数の、濃度低下する
(3N、2N及びN)NaOH溶液で洗浄する。これを
N水酸化ナトリウム溶液で貯蔵する。
【0032】例 2: 3−C−4−FNBの接触水素
A− 装置: 3−C−4−FNBの液相水素化に使用の装置は次のも
のからなる: − 循環水加熱系及び攪拌系(磁気駆動プロペラタービ
ン)を設置し、更に反応体導入のための隔壁、反応器内
ガス圧設定のためのマノメーター並びに水素導入用バル
ブ、パージ用バルブ(V2 )及び試料採取用バルブ(V
3 )の系を備えた容量250mlのSotelem型ス
テンレス鋼製反応器、 − 圧力調整器、並びに − マノメーター及び系隔離用バルブを設置した水素溜
め。
【0033】B− 手順: (i) 触媒の使用:触媒4gをメタノール下秤量し、次い
でメタノール130mlと一緒に反応器に導入する。混
合物全体を150ml/minの水素流れ(PH2=1バ
ール)で10分間パージする。 (ii)水素化反応の使用:反応媒体の温度を60℃にし、
全圧をH2 で18バールにする。攪拌速度は650回転
/minに保つ。かかる量を試験期間(5時間)一定に
保つ。メタノール中50/50混合物として溶解させた
反応体(3−C−4−FNB)を反応器に隔壁を経てポ
ンプを用い40g/hrの流量で注入する。攪拌開始の
瞬間を反応時間ゼロとする。最も頻繁に用いた実験条件
は下記の如くである: − 触媒の質量: 4g、 − 全容量=150ml、 − 3−C−4−FNB/溶媒=40g/hr、 − PH2=17.5バール、 − 攪拌速度=650回転/min。
【0034】C− 反応媒体の分析:反応の経緯は、反
応の間一定間隔で抜き取った反応混合物の試料を気相ク
ロマトグラフィーで分析することによりモニターする: − Perkin-Elmer 8410 フレームイオン化クロマトグラ
フ、 − インゼクターの温度: 220℃、 − 検出器の温度: 230℃。 − 使用カラム: 長さ4m及び直径1/8inの、2
0%アルコミン、Chromosorb GNAW 80/100、 − カラム温度: 80℃、 − キャリヤーガス(N2 )の流量: 20ml/mi
n、 − 注入容量: 1μl。 未転化ニトロ誘導体の含量をポーラログラフィーでモニ
ターする。この測定方法の感度は5ppm以上である。
【0035】D− 使用化合物:触媒は、例1に記載の
方法に従い調製したNi/Al/Mo=63/28/9
の組成を有するMo−ドーピング処理ラニーNiであ
る。出発基剤は、純度98.5%の3−クロロ−4−フ
ルオロニトロベンゼンである。反応溶媒はRP−等級 P
rolaboメタノールよりなる。
【0036】E− 結果:得られた結果を下記表1に示
す。ヒドロ脱塩素は、水素化反応への装入ニトロ誘導体
に関するモル%に換算した生成塩化物の量によって反映
される。所期ハロアニリン、他の類似ハロアニリン及び
アニリン以外の有機生成物は形成しない。
【0037】
【表1】
【0038】更に、水素化粗生成物に対し分析を実施し
たところ、ニッケルは約9ppmに過ぎず、モリブデン
及びアルミニウムは1ppm未満とわかった。それ故、
このことから、触媒は反応の間侵食されなかったと結論
せねばならない。これにより、本発明に従った触媒の別
の有意な利点が例証される。
【0039】例 3 3−クロロ−4−フルオロニトロベンゼンを3,4−ジ
クロロニトロベンゼンに変えたほかは例2に記載の如く
反応を実施する。75℃、全圧15バールで11時間の
連続水素化後、ヒドロ脱塩素収率は0.9%で安定し、
残留ハロニトロベンゼン濃度は≦100ppmである。
【0040】例 4 水素化されるハロニトロベンゼンが3,5−ジクロロニ
トロベンゼンであるほかは例3の如く反応を実施する。
同じ条件下、同じ水素化時間後、同じ残留ニトロ化合物
含分で、ヒドロ脱塩素収率は0.3%である。
【0041】例 5 水素化されるハロニトロベンゼンが4−フルオロニトロ
ベンゼンであるほかは例2の如く反応を実施する。水素
化は100℃、全圧20バール下で実施する。触媒の使
用量及び使用溶媒の種類及び量は変えなかった。4−フ
ルオロニトロベンゼン/メタノール(50/50w/
w)混合物の注入速度は100g/hrとする。未転化
4−フルオロニトロベンゼン含分は100ppm未満で
あり、ヒドロ脱弗素は何ら検出されない。
【0042】例 6 4−フルオロニトロベンゼンを2,4−ジフルオロニト
ロベンゼンに変えたほかは例5の如く反応を実施する。
結果は例5と同じで、ヒドロ脱弗素は何ら検出されな
い。
【0043】例 7: 対応例 反応を例2に記載の如く実施するが、本発明触媒を、残
留アルミニウム(7.8%w/w)以外の金属を含まな
い慣用ラニー触媒に変える。ヒドロ脱塩素収率は5時間
の反応後6%である。残留ニトロ誘導体のレベルは20
0ppmの範囲である。
【0044】例 8: 対応例 例7を反復するが、本例の触媒は、鉄0.8%、クロム
2%及びアルミニウム8.2%を含有するラニーニッケ
ルである。本例のヒドロ脱塩素収率は、150ppm範
囲のニトロ化合物残留分で7.5%に達する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項】 反応溶媒が本質上アルコール好ましくは
メタン−ルもしくはエタソールであることを特徴とする
請求項1項の方法。
【請求項】 ハロニトロ芳香族基剤の量が濃度5pp
m以上好ましくは10ppm以上より好ましくは100
ppm以上に相当するように反応が実施されることを特
徴とする請求項1または2の方法。
【請求項】 ハロニトロ芳香族基剤が芳香族基を1な
いし2以上好ましくは1個有することを特徴とする請求
項1〜のいずれか一項に記載の方法。
【請求項】 ハロニトロ芳香族基剤が下記式:
【化1】 [式中、X〜Xは同じか或は別異にして、H、ハロ
ゲン好ましくはF、ClもしくはBr、NO基(x=
1もしくは2)またはOR(R=H、アラールキル、ア
リール、アルケニルもしくは線状ないし枝分れアルキル
またはアルカリ金属好ましくはメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、フェニル、ベンジルもしくはナフチル基)
を表わすが、但しX〜Xの少なくとも一つはハロゲ
ンであり、他の少なくとも一つはNO(x=1もしく
は2)である]に相当することを特徴とする請求項1〜
のいずれか一項に記載の方法。
【請求項】 ハロニトロ芳香族基剤が −3−クロロ−4−フルオロニトロベンゼン、 −3,4−ジクロロニトロベンゼン、 −3,5−ジクロロニトロベンゼン、 −2,4−ジフルオロニトロベンゼン及び −4−フルオロニトロベンゼンであることを特徴とする
請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
【請求項】 ハロニトロ芳香族化合物をハロアミノ芳
香族化合物に水素化させるのにラニー型触媒として有用
な材料組成物にして、本質上Ni/Al/Moよりなる
アロイから生じ得且つ該アロイのAl/Mo重量比が1
以上好ましくは2以上より好ましくは2〜3であること
を特徴とする組成物。
【請求項】 Mo/(Ni+Al)質量比が少なくと
も5%に等しく、Mo/Ni質量比が少なくとも3/4
0好ましくは0.1に等しく、そしてNi/(Ni+A
l+Mo)比が有利には少なくとも0.5%に等しいこ
とを特徴とする請求項の組成物。
【請求項】 Ni/Al/Moを、重量%で表わすと
き、 −50≦Ni≦78好ましくは60≦Ni≦70、 −20≦Al≦40好ましくは25≦Al≦35、及び −2≦Mo≦20好ましくは5≦Mo≦15 の割合で含むことを特徴とする請求項7または8の組成
物。
【請求項10】 請求項のいずれか一項に記載の
触媒組成物及び、分圧1〜100バール好ましくは5〜
50バールより好ましく15〜25バール(1バール=
10Pa)の水素を含む水素化反応体。
フロントページの続き (72)発明者 ピエール・フーイユー フランス国カリュイール・エ・キュイー ル、アブニュ・デュ・ジェネラル・ルクレ ール、22ビス (72)発明者 フィリップ・マリオン フランス国ビルールバンヌ、リュ・シャン フォール、10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロニトロ芳香族基剤をハロアミノ芳香
    族化合物に接触水素化させる方法にして、本質上Ni/
    Al/Moよりなるアロイから生じ得且つ該アロイのA
    l/Mo重量比が1以上好ましくは2以上より好ましく
    は2〜3である組成物の使用により水素化が遂行される
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 水素化が、1〜100バール好ましくは
    5〜50バールより好ましく15〜25バールのH2
    (PH2)下、25〜150℃好ましくは40〜120℃
    より好ましくは55〜80℃の温度で遂行されることを
    特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 反応溶媒が本質上アルコール好ましくは
    メタンールもしくはエタノールであることを特徴とする
    請求項1または2項の方法。
  4. 【請求項4】 ハロニトロ芳香族基剤の量が濃度5pp
    m以上好ましくは10ppm以上より好ましくは100
    ppm以上に相当するように反応が実施されることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ハロニトロ芳香族基剤が芳香族基を1な
    いし2以上好ましくは1個有することを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ハロニトロ芳香族基剤が下記式: 【化1】 [式中、X1 〜X6 は同じか或は別異にして、H、ハロ
    ゲン好ましくはF、ClもしくはBr、NOX 基(x=
    1もしくは2)またはOR(R=H、アラールキル、ア
    リール、アルケニルもしくは線状ないし枝分れアルキル
    またはアルカリ金属好ましくはメチル、エチル、プロピ
    ル、ブチル、フェニル、ベンジルもしくはナフチル基)
    を表わすが、但しX1 〜X6 の少なくとも一つはハロゲ
    ンであり、他の少なくとも一つはNOX (x=1もしく
    は2)である]に相当することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ハロニトロ芳香族基剤が −3−クロロ−4−フルオロニトロベンゼン、 −3,4−ジクロロニトロベンゼン、 −3,5−ジクロロニトロベンゼン、 −2,4−ジフルオロニトロベンゼン及び −4−フルオロニトロベンゼンであることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ハロニトロ芳香族化合物をハロアミノ芳
    香族化合物に水素化させるのにラニー型触媒として有用
    な材料組成物にして、本質上Ni/Al/Moよりなる
    アロイから生じ得且つ該アロイのAl/Mo重量比が1
    以上好ましくは2以上より好ましくは2〜3であること
    を特徴とする組成物。
  9. 【請求項9】 Mo/(Ni+Al)質量比が少なくと
    も5%に等しいことを特徴とする請求項8の組成物。
  10. 【請求項10】 Mo/Ni質量比が少なくとも3/4
    0好ましくは0.1に等しいことを特徴とする請求項8
    または9の組成物。
  11. 【請求項11】 Ni/(Ni+Al+Mo)比が有利
    には少なくとも0.5%に等しいことを特徴とする請求
    項8の組成物。
  12. 【請求項12】 Ni/Al/Moを、重量%で表わす
    とき、 −50≦Ni≦78好ましくは60≦Ni≦70、 −20≦Al≦40好ましくは25≦Al≦35、 −2≦Mo≦20好ましくは5≦Mo≦15 の割合で含むことを特徴とする請求項8〜11のいずれ
    か一項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】請求項8〜12のいずれか一項に記載の
    触媒組成物及び、分圧1〜100バール好ましくは5〜
    50バールより好ましく15〜25バール(1バール=
    105 Pa)の水素を含む水素化反応体。
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