JPH07162554A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
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- JPH07162554A JPH07162554A JP5308859A JP30885993A JPH07162554A JP H07162554 A JPH07162554 A JP H07162554A JP 5308859 A JP5308859 A JP 5308859A JP 30885993 A JP30885993 A JP 30885993A JP H07162554 A JPH07162554 A JP H07162554A
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- communication
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作キーを特に増設することなく、多数の利
用者に対して操作性を満足し、且つ高機能を充分利用で
きる通信装置を提供する。 【構成】 所定の操作に基づいて予め登録されている通
信操作手順を読み出し、この通信操作手順に従って通信
動作を実行する通信装置において、上記通信操作手順を
識別するための登録番号を入力する登録番号入力手段
と、上記通信操作手順を保持する記憶手段と、通信操作
手順の登録時、入力された登録番号と通信操作手順を対
応付けて上記記憶手段に登録する一方、通信操作手順の
読み出し時、入力された登録番号に対応する通信操作手
順を上記記憶手段から読み出す記憶制御手段と、該記憶
制御手段から読み出された通信操作手順に従って通信動
作を制御する制御手段とを有することを特徴とする通信
装置。
用者に対して操作性を満足し、且つ高機能を充分利用で
きる通信装置を提供する。 【構成】 所定の操作に基づいて予め登録されている通
信操作手順を読み出し、この通信操作手順に従って通信
動作を実行する通信装置において、上記通信操作手順を
識別するための登録番号を入力する登録番号入力手段
と、上記通信操作手順を保持する記憶手段と、通信操作
手順の登録時、入力された登録番号と通信操作手順を対
応付けて上記記憶手段に登録する一方、通信操作手順の
読み出し時、入力された登録番号に対応する通信操作手
順を上記記憶手段から読み出す記憶制御手段と、該記憶
制御手段から読み出された通信操作手順に従って通信動
作を制御する制御手段とを有することを特徴とする通信
装置。
Description
【0009】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ装置等
の通信装置に関するものであり、より詳細には、種々の
通信機能を簡単な簡易操作で実行できるよう操作性を向
上させた通信装置に関する。
の通信装置に関するものであり、より詳細には、種々の
通信機能を簡単な簡易操作で実行できるよう操作性を向
上させた通信装置に関する。
【0010】
【従来の技術】昨今のファクシミリ装置では高機能化が
進み、様々な機能を駆使した通信が可能となっている。
ところが、機能が高度化するにつれて必然的に操作キー
の種類が増加して装置が大型化し、操作手順自体も複雑
化しつつある。例えば、アナログ回線とデジタル回線双
方に接続されたファクシミリ装置を使って中継同報を行
なう場合、予め事前準備として、自局の電話番号と通信
の秘匿性を確保するためのIDコードを登録した後、実
際の送信時には以下のような操作が必要となる。 a.原稿をセットし、文字サイズと読取濃度を選択し、
必要に応じて中間調読取りを指示する。 b.ファンクションキーを操作して中継同報モードを選
択する。 c.使用する回線種別を選択する。 d.中継局ファクシミリ装置の電話番号を入力する。 e.同報先である受信局ファクシミリ装置の電話番号を
入力する。 f.他の同報先についても必要数同様に電話番号を入力
する。 g.送信開始を指示するためのスタートキーを押下す
る。 このように、中継同報を行なうにしても多数のキー操
作、入力が必要であり、しかも、定期的に同じ通信相手
に中継同報を行なう場合であっても、その都度上述した
操作を繰り返さねばならなかった。即ち、従来のファク
シミリ装置は機能は向上したものの、その一方でオペレ
ータの操作性が犠牲になっており、折角高機能を備えて
いても、それを充分に活用できる環境が整備されている
とは言い難い状況であった。
進み、様々な機能を駆使した通信が可能となっている。
ところが、機能が高度化するにつれて必然的に操作キー
の種類が増加して装置が大型化し、操作手順自体も複雑
化しつつある。例えば、アナログ回線とデジタル回線双
方に接続されたファクシミリ装置を使って中継同報を行
なう場合、予め事前準備として、自局の電話番号と通信
の秘匿性を確保するためのIDコードを登録した後、実
際の送信時には以下のような操作が必要となる。 a.原稿をセットし、文字サイズと読取濃度を選択し、
必要に応じて中間調読取りを指示する。 b.ファンクションキーを操作して中継同報モードを選
択する。 c.使用する回線種別を選択する。 d.中継局ファクシミリ装置の電話番号を入力する。 e.同報先である受信局ファクシミリ装置の電話番号を
入力する。 f.他の同報先についても必要数同様に電話番号を入力
する。 g.送信開始を指示するためのスタートキーを押下す
る。 このように、中継同報を行なうにしても多数のキー操
作、入力が必要であり、しかも、定期的に同じ通信相手
に中継同報を行なう場合であっても、その都度上述した
操作を繰り返さねばならなかった。即ち、従来のファク
シミリ装置は機能は向上したものの、その一方でオペレ
ータの操作性が犠牲になっており、折角高機能を備えて
いても、それを充分に活用できる環境が整備されている
とは言い難い状況であった。
【0011】そこで、このような問題を解決すべく、例
えば特開昭62−163449号に記載されているよう
なファクシミリ装置が従来提案されている。このファク
シミリ装置は、一連の操作手順を予め1つの登録キーに
対応させて登録しておき、次回からは登録キーのみを押
下すれば、予め登録した所望の機能で送信が行なえるよ
うにしたものである。かかる従来技術によって、上述し
た中継同報であってもワンタッチで操作を終了すること
ができ、操作性を犠牲にすることなく高機能を活用する
ことが可能となった。ところで、現在のファクシミリ装
置の普及状況を見ると、事務所やフロアに1台設置し、
数人から数十人で1台のファクシミリ装置を利用してい
る場合が大多数である。換言すれば、1台のファクシミ
リ装置が抱えている利用者がそれだけ多数存在している
ことになり、しかも、個々の利用者にとっては、通信相
手や使用したい機能は様々である。
えば特開昭62−163449号に記載されているよう
なファクシミリ装置が従来提案されている。このファク
シミリ装置は、一連の操作手順を予め1つの登録キーに
対応させて登録しておき、次回からは登録キーのみを押
下すれば、予め登録した所望の機能で送信が行なえるよ
うにしたものである。かかる従来技術によって、上述し
た中継同報であってもワンタッチで操作を終了すること
ができ、操作性を犠牲にすることなく高機能を活用する
ことが可能となった。ところで、現在のファクシミリ装
置の普及状況を見ると、事務所やフロアに1台設置し、
数人から数十人で1台のファクシミリ装置を利用してい
る場合が大多数である。換言すれば、1台のファクシミ
リ装置が抱えている利用者がそれだけ多数存在している
ことになり、しかも、個々の利用者にとっては、通信相
手や使用したい機能は様々である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来提案さ
れている上記ファクシミリ装置では、登録キー1つに対
して1つの操作手順を登録させるため、多数の利用者の
要求を満足させるためには、登録キーの数を増設せざる
を得ない。しかも、仮に利用者1人に1つずつ登録キー
を与えたとしても、1人の利用者が使用する操作手順は
必ずしも1つではないため、登録対象外の操作手順につ
いては、従来通りの操作をその都度繰り返さなければな
らない、という問題があった。又、上記ファクシミリ装
置では、誰でも自由に操作手順の登録や変更が行なえる
ため、ある登録キーに所望の操作手順を登録しておいた
としても、知らぬ間に変更されていたり、悪意はなくと
も誤って他人の登録内容を変更してしまったりする恐れ
もある。
れている上記ファクシミリ装置では、登録キー1つに対
して1つの操作手順を登録させるため、多数の利用者の
要求を満足させるためには、登録キーの数を増設せざる
を得ない。しかも、仮に利用者1人に1つずつ登録キー
を与えたとしても、1人の利用者が使用する操作手順は
必ずしも1つではないため、登録対象外の操作手順につ
いては、従来通りの操作をその都度繰り返さなければな
らない、という問題があった。又、上記ファクシミリ装
置では、誰でも自由に操作手順の登録や変更が行なえる
ため、ある登録キーに所望の操作手順を登録しておいた
としても、知らぬ間に変更されていたり、悪意はなくと
も誤って他人の登録内容を変更してしまったりする恐れ
もある。
【0013】本発明はこれら従来技術の問題を解決する
ためになされたものであり、操作キーを増設することな
く、多数の利用者に対して操作性を満足し、且つ高機能
を簡単な操作で利用できる通信装置を提供することを目
的としており、同時に、登録内容を第三者から保護し得
る通信装置を提供することも目的としている。
ためになされたものであり、操作キーを増設することな
く、多数の利用者に対して操作性を満足し、且つ高機能
を簡単な操作で利用できる通信装置を提供することを目
的としており、同時に、登録内容を第三者から保護し得
る通信装置を提供することも目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、所定の
操作に基づいて予め登録されている通信操作手順を読み
出し、この通信操作手順に従って通信動作を実行する通
信装置において、上記通信操作手順を識別するための登
録番号を入力する登録番号入力手段と、上記通信操作手
順を保持する記憶手段と、通信操作手順の登録時、入力
された登録番号と通信操作手順を対応付けて上記記憶手
段に登録する一方、通信操作手順の読み出し時、入力さ
れた登録番号に対応する通信操作手順を上記記憶手段か
ら読み出す記憶制御手段と、該記憶制御手段から読み出
された通信操作手順に従って通信動作を制御する制御手
段とを有することを特徴とする通信装置によって達成さ
れる。
操作に基づいて予め登録されている通信操作手順を読み
出し、この通信操作手順に従って通信動作を実行する通
信装置において、上記通信操作手順を識別するための登
録番号を入力する登録番号入力手段と、上記通信操作手
順を保持する記憶手段と、通信操作手順の登録時、入力
された登録番号と通信操作手順を対応付けて上記記憶手
段に登録する一方、通信操作手順の読み出し時、入力さ
れた登録番号に対応する通信操作手順を上記記憶手段か
ら読み出す記憶制御手段と、該記憶制御手段から読み出
された通信操作手順に従って通信動作を制御する制御手
段とを有することを特徴とする通信装置によって達成さ
れる。
【0015】
【作用】本発明に係る通信装置は、通信操作手順と登録
番号を対応付けて保持し、入力された登録番号に基づい
て通信操作手順を読み出すため、多数の簡易操作を登録
することができ、同時に、登録番号を知らない第三者か
ら登録内容を保護することが可能となる。
番号を対応付けて保持し、入力された登録番号に基づい
て通信操作手順を読み出すため、多数の簡易操作を登録
することができ、同時に、登録番号を知らない第三者か
ら登録内容を保護することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、ファクシミリ装置を例に本発明の実施
例を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るファ
クシミリ装置の構成例を示すブロック図である。
例を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るファ
クシミリ装置の構成例を示すブロック図である。
【0017】同図において、10は所定の線密度で原稿
を読み取るスキャナであり、11は受信した画情報を電
子写真式、感熱記録式、インク転写式などの方式で紙面
に記録出力するプロッタである。12は各種操作キーと
ディスプレイを備えた操作表示部であり、オペレータが
各種の情報や指示を操作入力すると共に、オペレータに
対して種々のガイダンス情報を表示するためのものであ
る。又、13は画情報を蓄積する画像蓄積部、14は公
知の符号化方式にて画情報を圧縮符号化する一方、圧縮
符号化されている画情報を再生復号化する符号化復号化
部、15は自動発着機能を備え、呼出信号の検出、回線
の閉結などの公衆電話回線網との接続I/F機能を有す
る網制御部、16は伝送手順信号をやりとりするための
低速モデム機能と、主として画情報をやりとりするため
の高速モデム機能を備えたモデムを内蔵し、通信相手と
CCITT勧告T.30等の所定の伝送手順を実行する
通信制御部である。
を読み取るスキャナであり、11は受信した画情報を電
子写真式、感熱記録式、インク転写式などの方式で紙面
に記録出力するプロッタである。12は各種操作キーと
ディスプレイを備えた操作表示部であり、オペレータが
各種の情報や指示を操作入力すると共に、オペレータに
対して種々のガイダンス情報を表示するためのものであ
る。又、13は画情報を蓄積する画像蓄積部、14は公
知の符号化方式にて画情報を圧縮符号化する一方、圧縮
符号化されている画情報を再生復号化する符号化復号化
部、15は自動発着機能を備え、呼出信号の検出、回線
の閉結などの公衆電話回線網との接続I/F機能を有す
る網制御部、16は伝送手順信号をやりとりするための
低速モデム機能と、主として画情報をやりとりするため
の高速モデム機能を備えたモデムを内蔵し、通信相手と
CCITT勧告T.30等の所定の伝送手順を実行する
通信制御部である。
【0018】17はファクシミリ装置全体の制御を司る
制御部、18は制御部17が制御処理を実行するために
必要な制御プログラムを記憶するROM、19は制御部
17のワークエリアを構成すると共に、ファクシミリ装
置の制御に必要な各種パラメータを格納するRAMであ
る。
制御部、18は制御部17が制御処理を実行するために
必要な制御プログラムを記憶するROM、19は制御部
17のワークエリアを構成すると共に、ファクシミリ装
置の制御に必要な各種パラメータを格納するRAMであ
る。
【0019】次に、図2を用いて本発明の概要について
説明する。図中、21は文字サイズや読取濃度等の原稿
読取条件や回線種別、各種通信機能を設定入力するため
の機能設定部、22は後述する識別番号や登録番号、通
信相手の電話番号等の数値情報を入力するための10キ
ー部、23は各種モードを設定するためのモード設定
部、24は動作の開始を指示するためのスタートキーで
ある。更に、25は機能設定部21及び10キー部22
から入力された情報を登録するための登録メモリ部、2
6は登録メモリ部25に対する情報の読み書きを実行す
る登録メモリ制御部、27は10キー部22から入力さ
れた識別番号或いは登録番号が、登録メモリ部25に登
録されているか否かを判定する番号判定部、28は登録
メモリ制御部26によって登録メモリ部25から読み出
された情報を保持する参照メモリ部、29はモード設定
部23で設定されたモードを判定し、登録メモリ制御部
26を読み出しモード或いは書き込みモードに設定する
一方、番号判定部27の判定結果及び参照メモリ部28
の情報を参照して上述した各構成要素或いは図1に示し
たユニットを制御し、ファクシミリ装置に所定の動作を
実行させる全体制御部である。尚、図1との関係で見る
と、機能設定部21、10キー部22、モード設定部2
3、スタートキー24は、操作表示部12に設けられた
所定の操作キーに、登録メモリ部25及び参照メモリ部
28は、予めRAM19内に設定された所定領域に夫々
相当する。又、登録メモリ制御部26、番号判定部2
7、全体制御部29は、制御部17が有する機能であ
る。
説明する。図中、21は文字サイズや読取濃度等の原稿
読取条件や回線種別、各種通信機能を設定入力するため
の機能設定部、22は後述する識別番号や登録番号、通
信相手の電話番号等の数値情報を入力するための10キ
ー部、23は各種モードを設定するためのモード設定
部、24は動作の開始を指示するためのスタートキーで
ある。更に、25は機能設定部21及び10キー部22
から入力された情報を登録するための登録メモリ部、2
6は登録メモリ部25に対する情報の読み書きを実行す
る登録メモリ制御部、27は10キー部22から入力さ
れた識別番号或いは登録番号が、登録メモリ部25に登
録されているか否かを判定する番号判定部、28は登録
メモリ制御部26によって登録メモリ部25から読み出
された情報を保持する参照メモリ部、29はモード設定
部23で設定されたモードを判定し、登録メモリ制御部
26を読み出しモード或いは書き込みモードに設定する
一方、番号判定部27の判定結果及び参照メモリ部28
の情報を参照して上述した各構成要素或いは図1に示し
たユニットを制御し、ファクシミリ装置に所定の動作を
実行させる全体制御部である。尚、図1との関係で見る
と、機能設定部21、10キー部22、モード設定部2
3、スタートキー24は、操作表示部12に設けられた
所定の操作キーに、登録メモリ部25及び参照メモリ部
28は、予めRAM19内に設定された所定領域に夫々
相当する。又、登録メモリ制御部26、番号判定部2
7、全体制御部29は、制御部17が有する機能であ
る。
【0020】以上が本発明の要部構成であり、次に、本
発明の動作の概要を説明する。まず、本発明による簡易
操作を希望する利用者がモード設定部23を操作してフ
ァクシミリ装置を識別番号登録モードに設定すると、全
体制御判定部29がこれを検出して登録メモリ制御部2
6を書き込みモードに設定する。次に、利用者は各自が
任意に定めた識別番号を10キー部22から入力し、所
定の登録確定操作を行なうと、入力された識別番号が登
録メモリ制御部26によって登録メモリ部25に登録さ
れ、全体制御部29は登録メモリ制御部26を読み出し
モードに復帰させる。尚、識別番号とは、各利用者を識
別するための番号であり、他人と重複しないよう各自が
任意に選択することができる。以上の操作によって識別
番号の登録が終了し、続いて利用者はモード設定部23
を操作してファクシミリ装置を通信条件登録/確認モー
ドに設定する。尚、ここでは便宜上、登録の場合につい
てのみ説明する。
発明の動作の概要を説明する。まず、本発明による簡易
操作を希望する利用者がモード設定部23を操作してフ
ァクシミリ装置を識別番号登録モードに設定すると、全
体制御判定部29がこれを検出して登録メモリ制御部2
6を書き込みモードに設定する。次に、利用者は各自が
任意に定めた識別番号を10キー部22から入力し、所
定の登録確定操作を行なうと、入力された識別番号が登
録メモリ制御部26によって登録メモリ部25に登録さ
れ、全体制御部29は登録メモリ制御部26を読み出し
モードに復帰させる。尚、識別番号とは、各利用者を識
別するための番号であり、他人と重複しないよう各自が
任意に選択することができる。以上の操作によって識別
番号の登録が終了し、続いて利用者はモード設定部23
を操作してファクシミリ装置を通信条件登録/確認モー
ドに設定する。尚、ここでは便宜上、登録の場合につい
てのみ説明する。
【0021】通信条件登録モードで利用者が10キー部
22から先に登録した自分の識別番号を入力すると、登
録メモリ部25内に登録されている全ての識別番号が番
号判定部27に与えられ、番号判定部27は入力された
識別番号と登録メモリ制御部26から与えられた識別番
号を比較し、一致するものがあるか否かを判定し、その
結果を全体制御部29に通知する。入力された識別番号
が登録メモリ部25に存在する場合には、全体制御部2
9は登録メモリ制御部26を書き込みモードに設定し、
登録メモリ制御部26は、識別番号に続いて利用者が1
0キー部22から入力する登録番号、機能設定部21か
ら設定入力される通信機能、10キー部22から入力さ
れる通信相手の電話番号等を登録メモリ部25に登録す
る。その後、利用者が所定の登録確定操作を行なうこと
により、登録メモリ部25内では、識別番号と登録番号
が対応付けられ、且つ登録番号と入力された一連の通信
条件が対応付けられて登録されることになる。尚、登録
番号とは、各利用者が個別に登録した通信条件を特定す
るための番号であり、1つの識別情報内において他の登
録番号と重複しないよう任意に選択することが可能であ
り、異なる通信機能や通信相手等を複数登録したい場合
には、別の登録番号を用いて同様の操作を繰り返せば良
い。以上の操作により、通信条件の登録が完了し、利用
者がモード設定部23を操作して通信条件登録/確認モ
ードを解除すると、全体制御部29がこれを検出して登
録メモリ制御部26を読み出しモードに設定し、待機状
態となる。
22から先に登録した自分の識別番号を入力すると、登
録メモリ部25内に登録されている全ての識別番号が番
号判定部27に与えられ、番号判定部27は入力された
識別番号と登録メモリ制御部26から与えられた識別番
号を比較し、一致するものがあるか否かを判定し、その
結果を全体制御部29に通知する。入力された識別番号
が登録メモリ部25に存在する場合には、全体制御部2
9は登録メモリ制御部26を書き込みモードに設定し、
登録メモリ制御部26は、識別番号に続いて利用者が1
0キー部22から入力する登録番号、機能設定部21か
ら設定入力される通信機能、10キー部22から入力さ
れる通信相手の電話番号等を登録メモリ部25に登録す
る。その後、利用者が所定の登録確定操作を行なうこと
により、登録メモリ部25内では、識別番号と登録番号
が対応付けられ、且つ登録番号と入力された一連の通信
条件が対応付けられて登録されることになる。尚、登録
番号とは、各利用者が個別に登録した通信条件を特定す
るための番号であり、1つの識別情報内において他の登
録番号と重複しないよう任意に選択することが可能であ
り、異なる通信機能や通信相手等を複数登録したい場合
には、別の登録番号を用いて同様の操作を繰り返せば良
い。以上の操作により、通信条件の登録が完了し、利用
者がモード設定部23を操作して通信条件登録/確認モ
ードを解除すると、全体制御部29がこれを検出して登
録メモリ制御部26を読み出しモードに設定し、待機状
態となる。
【0022】ここで、登録される通信条件としては、フ
ァクシミリ装置が有している全機能が対象となり、その
一例として、単純な送信であれば、通信相手の電話番号
や回線種別といった通信相手指定条件の他、読取濃度や
文字サイズ(走査線密度)、縮小率の設定、ハーフトー
ンの有無といった原稿読取条件が対象となり、更に高機
能を用いた送信であれば、これらに加えて、親展送信と
親展ID、時刻指定送信と指定時刻、ポーリング受信或
いはポーリング送信とポーリングID、中継送信と中継
局・受信局などが対象となる。又、通信とは直接関係な
いが、各種レポート・リストの出力、コピー(濃度、線
密度、部数)なども対象となる。
ァクシミリ装置が有している全機能が対象となり、その
一例として、単純な送信であれば、通信相手の電話番号
や回線種別といった通信相手指定条件の他、読取濃度や
文字サイズ(走査線密度)、縮小率の設定、ハーフトー
ンの有無といった原稿読取条件が対象となり、更に高機
能を用いた送信であれば、これらに加えて、親展送信と
親展ID、時刻指定送信と指定時刻、ポーリング受信或
いはポーリング送信とポーリングID、中継送信と中継
局・受信局などが対象となる。又、通信とは直接関係な
いが、各種レポート・リストの出力、コピー(濃度、線
密度、部数)なども対象となる。
【0023】次に、実際に簡易操作を利用する場合に
は、利用者はまず原稿をスキャナ10にセットし、10
キー部22から自己の識別番号を入力する。続いて所望
の通信条件を登録した登録番号を10キー部22から入
力すると、登録メモリ制御部26は、入力された識別番
号と登録番号に基づいて登録メモリ部25のアドレスを
特定し、該当するアドレスに格納されている通信条件を
読み出して参照メモリ部28に保持させる。この状態で
利用者がスタートキー24を押下すると、全体制御部2
9は動作開始指示と認識し、参照メモリ部28を参照し
てここに保持されている条件に従って原稿を読取り、所
定の通信機能で所定の通信相手へ画情報の送信を開始す
る。以上のように、本発明によれば、操作キーを増設す
ることなく、登録メモリ部25の容量が許す限り多数の
操作者が簡易操作を利用することが可能となる。しか
も、識別番号で各利用者を判別した上で、更に登録番号
によって各送信条件を特定しているため、知らぬ間に登
録内容が変更されていたり、誤って他人の登録内容を変
更してしまうこともない。
は、利用者はまず原稿をスキャナ10にセットし、10
キー部22から自己の識別番号を入力する。続いて所望
の通信条件を登録した登録番号を10キー部22から入
力すると、登録メモリ制御部26は、入力された識別番
号と登録番号に基づいて登録メモリ部25のアドレスを
特定し、該当するアドレスに格納されている通信条件を
読み出して参照メモリ部28に保持させる。この状態で
利用者がスタートキー24を押下すると、全体制御部2
9は動作開始指示と認識し、参照メモリ部28を参照し
てここに保持されている条件に従って原稿を読取り、所
定の通信機能で所定の通信相手へ画情報の送信を開始す
る。以上のように、本発明によれば、操作キーを増設す
ることなく、登録メモリ部25の容量が許す限り多数の
操作者が簡易操作を利用することが可能となる。しか
も、識別番号で各利用者を判別した上で、更に登録番号
によって各送信条件を特定しているため、知らぬ間に登
録内容が変更されていたり、誤って他人の登録内容を変
更してしまうこともない。
【0024】次に、図3乃至図5に基づいて本発明の動
作について詳述する。図3では省略されているが、ま
ず、簡易操作を希望する利用者は、通信条件の登録に先
立ってモード設定部23を操作してファクシミリ装置を
識別番号登録モードに設定し、自己の識別番号(以下、
パーソナルIDという)の登録作業を行なう。利用者は
任意のパーソナルIDを10キー部22から入力し、操
作表示部12に設けられた登録確定キーを押下すること
により、入力された番号が登録メモリ部25に登録され
る。又、既に同じパーソナルIDが登録済みの場合に
は、操作表示部12のディスプレイにエラー表示を行な
い、他の番号を使用するよう促す。このようにしてパー
ソナルIDを登録した後、モード設定部23を操作して
識別番号登録モードを解除し、パーソナルIDの登録作
業を終了する。尚、パーソナルIDは、例えば自分の誕
生日、電話番号等失念しないような、わかりやすい数字
を任意に選択することができる。
作について詳述する。図3では省略されているが、ま
ず、簡易操作を希望する利用者は、通信条件の登録に先
立ってモード設定部23を操作してファクシミリ装置を
識別番号登録モードに設定し、自己の識別番号(以下、
パーソナルIDという)の登録作業を行なう。利用者は
任意のパーソナルIDを10キー部22から入力し、操
作表示部12に設けられた登録確定キーを押下すること
により、入力された番号が登録メモリ部25に登録され
る。又、既に同じパーソナルIDが登録済みの場合に
は、操作表示部12のディスプレイにエラー表示を行な
い、他の番号を使用するよう促す。このようにしてパー
ソナルIDを登録した後、モード設定部23を操作して
識別番号登録モードを解除し、パーソナルIDの登録作
業を終了する。尚、パーソナルIDは、例えば自分の誕
生日、電話番号等失念しないような、わかりやすい数字
を任意に選択することができる。
【0025】以上のパーソナルID登録作業が終了した
後、利用者は自分のパーソナルIDを用いて通信条件の
登録或いは登録内容の確認を図3のように行なう。尚、
同図における各ステップは制御部17の制御に従って実
行されるものである。まず、モード設定部23を操作し
てファクシミリ装置を通信条件登録/確認モードに設定
し(ステップS1)、ディスプレイに表示されるガイダ
ンスに従って先に登録した自分のパーソナルIDを入力
する(ステップS2)。入力されたパーソナルIDは、
番号判定部27によって登録メモリ部25内に登録済み
か否かチェックされ(ステップS3)、同一番号が登録
メモリ部25内に存在しない場合には(ステップS3
NO)、入力されたパーソナルIDが存在しない旨ディ
スプレイにエラー表示し、未登録の場合には識別番号登
録モードで登録するよう促す(ステップS4)。一方、
同一番号が登録メモリ部25内に存在する場合には(ス
テップS3 YES)、続いて登録モード或いは確認モ
ードのどちらか一方を選択するようディスプレイにガイ
ダンスを表示し、利用者がどちらを選択したか判断する
(ステップS5)。確認モードが選択された場合には
(ステップS5 NO)、登録メモリ制御部26が入力
されたパーソナルIDに該当する内容を登録メモリ部2
5から読み出してディスプレイに表示する(ステップS
6)。又、登録モードが選択された場合には(ステップ
S5 YES)、登録メモリ制御部26は書き込みモー
ドに設定され、ディスプレイに表示されたガイダンスに
従って利用者が所望の通信条件を入力する(ステップS
7)。尚、通信条件の入力操作自体は従来の送信操作と
全く同様であり、例えば中継同報であれば、従来技術に
記載した操作手順を行なえば良い。
後、利用者は自分のパーソナルIDを用いて通信条件の
登録或いは登録内容の確認を図3のように行なう。尚、
同図における各ステップは制御部17の制御に従って実
行されるものである。まず、モード設定部23を操作し
てファクシミリ装置を通信条件登録/確認モードに設定
し(ステップS1)、ディスプレイに表示されるガイダ
ンスに従って先に登録した自分のパーソナルIDを入力
する(ステップS2)。入力されたパーソナルIDは、
番号判定部27によって登録メモリ部25内に登録済み
か否かチェックされ(ステップS3)、同一番号が登録
メモリ部25内に存在しない場合には(ステップS3
NO)、入力されたパーソナルIDが存在しない旨ディ
スプレイにエラー表示し、未登録の場合には識別番号登
録モードで登録するよう促す(ステップS4)。一方、
同一番号が登録メモリ部25内に存在する場合には(ス
テップS3 YES)、続いて登録モード或いは確認モ
ードのどちらか一方を選択するようディスプレイにガイ
ダンスを表示し、利用者がどちらを選択したか判断する
(ステップS5)。確認モードが選択された場合には
(ステップS5 NO)、登録メモリ制御部26が入力
されたパーソナルIDに該当する内容を登録メモリ部2
5から読み出してディスプレイに表示する(ステップS
6)。又、登録モードが選択された場合には(ステップ
S5 YES)、登録メモリ制御部26は書き込みモー
ドに設定され、ディスプレイに表示されたガイダンスに
従って利用者が所望の通信条件を入力する(ステップS
7)。尚、通信条件の入力操作自体は従来の送信操作と
全く同様であり、例えば中継同報であれば、従来技術に
記載した操作手順を行なえば良い。
【0026】通信条件の入力終了が確認されると(ステ
ップS8 YES)、ステップS7で入力した通信条件
に対する登録番号(以下、通信IDという)を入力する
ようガイダンスを表示し、併せて登録メモリ制御部26
が読み出しモードに設定される。利用者が任意の番号を
通信IDとして入力すると(ステップS9)、番号判定
部27は登録メモリ部25内の登録状況を参照し、入力
された通信IDと同一の番号が先にステップS2で入力
されたパーソナルID内に存在するか否かチェックする
(ステップS10)。パーソナルID内に同一番号が存
在しない場合には(ステップS10 NO)、利用者が
操作表示部12に設けられた登録確定キーを押下するこ
とにより、登録メモリ制御部26が書き込みモードに設
定され、ステップS7で入力された通信条件を登録メモ
リ部25に登録する(ステップS11)。
ップS8 YES)、ステップS7で入力した通信条件
に対する登録番号(以下、通信IDという)を入力する
ようガイダンスを表示し、併せて登録メモリ制御部26
が読み出しモードに設定される。利用者が任意の番号を
通信IDとして入力すると(ステップS9)、番号判定
部27は登録メモリ部25内の登録状況を参照し、入力
された通信IDと同一の番号が先にステップS2で入力
されたパーソナルID内に存在するか否かチェックする
(ステップS10)。パーソナルID内に同一番号が存
在しない場合には(ステップS10 NO)、利用者が
操作表示部12に設けられた登録確定キーを押下するこ
とにより、登録メモリ制御部26が書き込みモードに設
定され、ステップS7で入力された通信条件を登録メモ
リ部25に登録する(ステップS11)。
【0027】一方、パーソナルID内に同一番号が存在
する場合には(ステップS10 YES)、既に同一番
号が使用されているため、通信IDの変更或いは登録済
通信条件の書き換えのどちらか一方を選択するようガイ
ダンスを表示し(ステップS12)、このガイダンスに
従って利用者が書き換えを選択した場合には(ステップ
S13 YES)、登録メモリ制御部26が書き込みモ
ードに設定され、ステップS9で入力された通信IDに
対して既に登録されていた通信条件を、ステップS7で
入力された通信条件に書き換えて登録メモリ部25に登
録する(ステップS11)。又、利用者が番号の変更を
選択した場合には(ステップS13 NO)、再度ステ
ップS9に戻って番号の異なる通信IDを再入力する。
以上の操作で1件の登録が終了し、ディスプレイに通信
条件の登録を終了するか否かを問い合わせるガイダンス
が表示される(ステップS14)。利用者が通信条件登
録の継続を選択した場合には(ステップS14 N
O)、再びステップS7に戻って新たな通信条件が入力
でき、終了を選択した場合には(ステップS14 YE
S)、登録メモリ制御部26を読み出しモードに設定
し、通信条件登録/確認モードを解除して通信条件の登
録作業を終了する。
する場合には(ステップS10 YES)、既に同一番
号が使用されているため、通信IDの変更或いは登録済
通信条件の書き換えのどちらか一方を選択するようガイ
ダンスを表示し(ステップS12)、このガイダンスに
従って利用者が書き換えを選択した場合には(ステップ
S13 YES)、登録メモリ制御部26が書き込みモ
ードに設定され、ステップS9で入力された通信IDに
対して既に登録されていた通信条件を、ステップS7で
入力された通信条件に書き換えて登録メモリ部25に登
録する(ステップS11)。又、利用者が番号の変更を
選択した場合には(ステップS13 NO)、再度ステ
ップS9に戻って番号の異なる通信IDを再入力する。
以上の操作で1件の登録が終了し、ディスプレイに通信
条件の登録を終了するか否かを問い合わせるガイダンス
が表示される(ステップS14)。利用者が通信条件登
録の継続を選択した場合には(ステップS14 N
O)、再びステップS7に戻って新たな通信条件が入力
でき、終了を選択した場合には(ステップS14 YE
S)、登録メモリ制御部26を読み出しモードに設定
し、通信条件登録/確認モードを解除して通信条件の登
録作業を終了する。
【0028】以上のように登録された情報は、図4に示
すような形態で登録メモリ部25に保持される。同図に
おいて、各利用者はパーソナルIDで識別され、その登
録内容は第三者から保護されている。更に、各パーソナ
ルIDに対して通信条件毎に通信IDが割り振られ、こ
の通信IDによって個々の通信条件が識別可能となって
いる。従って、例えばパーソナルID「001」の利用
者が図3のステップS5で確認モードを選択した場合に
は、パーソナルID「001」に含まれる全ての通信条
件(図中、通信ID「123」、「456」、「78
9」)がディスプレイの表示対象となり、又、図3のス
テップS10におけるチェックは、パーソナルID「0
01」の範囲内で同一の通信IDが存在するか否かのチ
ェックとなる。従って、図4のように、通信ID「12
3」がパーソナルID「001」とパーソナルID「2
22」に併存していても何ら問題はない。尚、同図は登
録メモリ部25における登録状況を理解するために参考
として示したものであり、パーソナルIDや通信IDの
登録数はこれに限られるものではない。又、これらの情
報が実際にはコード情報として登録メモリ部25に保持
されていることは言うまでもない。
すような形態で登録メモリ部25に保持される。同図に
おいて、各利用者はパーソナルIDで識別され、その登
録内容は第三者から保護されている。更に、各パーソナ
ルIDに対して通信条件毎に通信IDが割り振られ、こ
の通信IDによって個々の通信条件が識別可能となって
いる。従って、例えばパーソナルID「001」の利用
者が図3のステップS5で確認モードを選択した場合に
は、パーソナルID「001」に含まれる全ての通信条
件(図中、通信ID「123」、「456」、「78
9」)がディスプレイの表示対象となり、又、図3のス
テップS10におけるチェックは、パーソナルID「0
01」の範囲内で同一の通信IDが存在するか否かのチ
ェックとなる。従って、図4のように、通信ID「12
3」がパーソナルID「001」とパーソナルID「2
22」に併存していても何ら問題はない。尚、同図は登
録メモリ部25における登録状況を理解するために参考
として示したものであり、パーソナルIDや通信IDの
登録数はこれに限られるものではない。又、これらの情
報が実際にはコード情報として登録メモリ部25に保持
されていることは言うまでもない。
【0029】次に、図5に基づいて本発明による簡易操
作手順について説明する。尚、同図は原稿を送信する場
合の例であり、同図における各ステップも制御部17の
制御に従って実行されるものである。待機状態でスキャ
ナ10に原稿をセットすると(ステップT1 YE
S)、簡易操作或いは通常操作の何れか一方を選択する
ようガイダンスが表示され、利用者が簡易操作を選択す
ると(ステップT2 YES)、続いてパーソナルID
の入力を促すガイダンスが表示される。利用者はガイダ
ンスに従って自分のパーソナルIDを入力し(ステップ
T3)、入力されたパーソナルIDと同一番号が登録メ
モリ部25に存在するか否かが番号判定部27でチェッ
クされる(ステップT4)。該当するパーソナルIDが
登録メモリ部25に存在する場合には(ステップT4
YES)、続いて通信IDの入力を促すガイダンスが表
示され、利用者が所望の通信条件を登録した通信IDを
入力すると(ステップT5)、通信IDもパーソナルI
Dと同様に番号判定部27でチェックされ(ステップT
6)、入力された通信IDが登録メモリ部25に存在す
る場合には(ステップT6 YES)、該当する通信条
件が登録メモリ部25から読み出され、RAM19に設
定された参照メモリ部27に保持される(ステップT
7)。尚、ステップT2で通常操作が選択された場合に
は(ステップT2 NO)、従来通りの送信操作が行な
われれ、ステップT4或いはステップT6で該当ID無
しと判断された場合には、入力されたIDが存在しない
ため、番号確認の上再度IDを入力するようエラー表示
し(ステップT8、T9)、夫々ステップT3或いはス
テップT5に戻る。
作手順について説明する。尚、同図は原稿を送信する場
合の例であり、同図における各ステップも制御部17の
制御に従って実行されるものである。待機状態でスキャ
ナ10に原稿をセットすると(ステップT1 YE
S)、簡易操作或いは通常操作の何れか一方を選択する
ようガイダンスが表示され、利用者が簡易操作を選択す
ると(ステップT2 YES)、続いてパーソナルID
の入力を促すガイダンスが表示される。利用者はガイダ
ンスに従って自分のパーソナルIDを入力し(ステップ
T3)、入力されたパーソナルIDと同一番号が登録メ
モリ部25に存在するか否かが番号判定部27でチェッ
クされる(ステップT4)。該当するパーソナルIDが
登録メモリ部25に存在する場合には(ステップT4
YES)、続いて通信IDの入力を促すガイダンスが表
示され、利用者が所望の通信条件を登録した通信IDを
入力すると(ステップT5)、通信IDもパーソナルI
Dと同様に番号判定部27でチェックされ(ステップT
6)、入力された通信IDが登録メモリ部25に存在す
る場合には(ステップT6 YES)、該当する通信条
件が登録メモリ部25から読み出され、RAM19に設
定された参照メモリ部27に保持される(ステップT
7)。尚、ステップT2で通常操作が選択された場合に
は(ステップT2 NO)、従来通りの送信操作が行な
われれ、ステップT4或いはステップT6で該当ID無
しと判断された場合には、入力されたIDが存在しない
ため、番号確認の上再度IDを入力するようエラー表示
し(ステップT8、T9)、夫々ステップT3或いはス
テップT5に戻る。
【0030】一方、通信条件が参照メモリ部27に保持
されると、スタートキー24の押下を待ち、これが押下
されると(ステップT10 YES)、参照メモリ部2
7に保持された条件に従って原稿を読取り(ステップT
11)、同様に参照メモリ部27に保持された条件に従
って通信を実行する(ステップT12)。尚、参照メモ
リ部27で読取条件や回線種別が指定されていない場合
には、ファクシミリ装置のホームポジションに従うもの
とし、通信相手の電話番号が指定されていない場合に
は、ステップT7の後、通信相手の電話番号を入力する
ようガイダンスを表示し、利用者の入力を待機すれば良
い。逆に、通信相手の電話番号や回線種別といった通信
相手指定条件のみを登録しておけば、実質的にワンタッ
チダイヤルや短縮ダイヤルと同等の機能を達成すること
が可能であり、操作表示部12からこれらのキーを削除
することも可能である。
されると、スタートキー24の押下を待ち、これが押下
されると(ステップT10 YES)、参照メモリ部2
7に保持された条件に従って原稿を読取り(ステップT
11)、同様に参照メモリ部27に保持された条件に従
って通信を実行する(ステップT12)。尚、参照メモ
リ部27で読取条件や回線種別が指定されていない場合
には、ファクシミリ装置のホームポジションに従うもの
とし、通信相手の電話番号が指定されていない場合に
は、ステップT7の後、通信相手の電話番号を入力する
ようガイダンスを表示し、利用者の入力を待機すれば良
い。逆に、通信相手の電話番号や回線種別といった通信
相手指定条件のみを登録しておけば、実質的にワンタッ
チダイヤルや短縮ダイヤルと同等の機能を達成すること
が可能であり、操作表示部12からこれらのキーを削除
することも可能である。
【0031】以上本発明における通信条件の登録、確認
手順及び簡易操作手順について詳述したが、本発明は上
述した実施例に限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。例えば、通信条件の入力については、図6
に図示したような通信条件入力シートを用いることも可
能である。この場合、シートのフォーマットを予めRA
M19或いは画像蓄積部13に保持しておき、利用者が
モード設定部23を操作してシート出力モードを選択し
た場合、このフォーマットを読み出してプロッタ11か
ら同図のようなシートを出力すれば良い。利用者が必要
な事項を記入、マークした上でシートをスキャナ10に
セットし、モード設定部23を操作してシート読み込み
モードを選択してスタートキー24で読取り開始を指示
すると、制御部17に設けられたシート情報認識部が記
入、マークされたパーソナルID、通信ID、読取条
件、通信相手指定条件、通信機能等の情報を認識し、認
識結果を登録メモリ制御部26を介して登録メモリ部2
5に登録する。無論、この場合も同一パーソナルID或
いは通信IDが既に存在する場合には、上記実施例と同
様にエラー表示が行なわれる。更に、上記実施例ではパ
ーソナルIDと通信IDを個別に取扱っているが、これ
らをつなげて一連のID(パーソナルID+通信IDを
1つのIDとする)として取扱うようにすれば、より迅
速に操作を行なうことができる。この場合、ファクシミ
リ装置には、入力された一連のIDの内、先頭から3桁
をパーソナルID、それに続く3桁を通信IDと認識さ
せ、夫々登録メモリ部25の登録内容と比較すれば良
い。又、登録内容の確認については、利用者がモード設
定部23を操作して登録内容確認レポートの出力モード
を選択した上で自分のパーソナルIDを入力し、スター
トキー24を押下して記録開始を指示することにより、
入力されたパーソナルIDに対応した情報を登録メモリ
制御部26によって登録メモリ部25から読み出し、更
に制御部17内のパターン発生部によってパターン情報
に変換して図7に示したようなレポートをプロッタ11
から記録出力することができる。尚、同図は、図4にお
けるパーソナルID「001」を入力した場合の出力例
を示したものである。
手順及び簡易操作手順について詳述したが、本発明は上
述した実施例に限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。例えば、通信条件の入力については、図6
に図示したような通信条件入力シートを用いることも可
能である。この場合、シートのフォーマットを予めRA
M19或いは画像蓄積部13に保持しておき、利用者が
モード設定部23を操作してシート出力モードを選択し
た場合、このフォーマットを読み出してプロッタ11か
ら同図のようなシートを出力すれば良い。利用者が必要
な事項を記入、マークした上でシートをスキャナ10に
セットし、モード設定部23を操作してシート読み込み
モードを選択してスタートキー24で読取り開始を指示
すると、制御部17に設けられたシート情報認識部が記
入、マークされたパーソナルID、通信ID、読取条
件、通信相手指定条件、通信機能等の情報を認識し、認
識結果を登録メモリ制御部26を介して登録メモリ部2
5に登録する。無論、この場合も同一パーソナルID或
いは通信IDが既に存在する場合には、上記実施例と同
様にエラー表示が行なわれる。更に、上記実施例ではパ
ーソナルIDと通信IDを個別に取扱っているが、これ
らをつなげて一連のID(パーソナルID+通信IDを
1つのIDとする)として取扱うようにすれば、より迅
速に操作を行なうことができる。この場合、ファクシミ
リ装置には、入力された一連のIDの内、先頭から3桁
をパーソナルID、それに続く3桁を通信IDと認識さ
せ、夫々登録メモリ部25の登録内容と比較すれば良
い。又、登録内容の確認については、利用者がモード設
定部23を操作して登録内容確認レポートの出力モード
を選択した上で自分のパーソナルIDを入力し、スター
トキー24を押下して記録開始を指示することにより、
入力されたパーソナルIDに対応した情報を登録メモリ
制御部26によって登録メモリ部25から読み出し、更
に制御部17内のパターン発生部によってパターン情報
に変換して図7に示したようなレポートをプロッタ11
から記録出力することができる。尚、同図は、図4にお
けるパーソナルID「001」を入力した場合の出力例
を示したものである。
【0032】以上、本発明をファクシミリ装置に適用し
た場合を例に説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、種々の通信条件を設定し得る他の通信装置に
対しても適用可能である。
た場合を例に説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、種々の通信条件を設定し得る他の通信装置に
対しても適用可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、通信操作手順
と登録番号を対応付けて保持し、入力された登録番号に
基づいて通信操作手順を読み出すため、登録番号を使い
分けることによって多数の簡易操作を登録することがで
きる。又、登録番号を知らない第三者から登録内容を保
護することも可能となり、更には、登録番号を用いて実
質的にワンタッチダイヤルや短縮ダイヤルと同等の機能
を達成することが可能であるため、操作表示部にこれら
のキーを増設する必要がなく、これらのキーを削除して
装置を小型化させることも可能である。
と登録番号を対応付けて保持し、入力された登録番号に
基づいて通信操作手順を読み出すため、登録番号を使い
分けることによって多数の簡易操作を登録することがで
きる。又、登録番号を知らない第三者から登録内容を保
護することも可能となり、更には、登録番号を用いて実
質的にワンタッチダイヤルや短縮ダイヤルと同等の機能
を達成することが可能であるため、操作表示部にこれら
のキーを増設する必要がなく、これらのキーを削除して
装置を小型化させることも可能である。
【0034】請求項2記載の発明では、各利用者を識別
する識別番号を登録番号と対応付けて保持し、入力され
た識別番号と対応付けられている通信操作手順のみを読
み出しの対象とするため、自分の識別番号を用いて独自
の登録番号体系を構築でき、しかも、識別番号と登録番
号によるダブルチェックにより、登録内容の保護をより
強化することができる。
する識別番号を登録番号と対応付けて保持し、入力され
た識別番号と対応付けられている通信操作手順のみを読
み出しの対象とするため、自分の識別番号を用いて独自
の登録番号体系を構築でき、しかも、識別番号と登録番
号によるダブルチェックにより、登録内容の保護をより
強化することができる。
【0035】請求項3記載の発明では、入力された識別
番号と対応付けられている通信操作手順のみを読み出し
の対象として可視出力するため、第三者から保護された
状態を維持しつつ、自分の登録した通信操作手順の内容
を確認することができる。
番号と対応付けられている通信操作手順のみを読み出し
の対象として可視出力するため、第三者から保護された
状態を維持しつつ、自分の登録した通信操作手順の内容
を確認することができる。
【0036】請求項4記載の発明では、登録用紙を用い
て登録番号や通信操作手順等の情報を登録することがで
きるため、登録作業を簡素化することができる。
て登録番号や通信操作手順等の情報を登録することがで
きるため、登録作業を簡素化することができる。
【0037】
【図1】本発明の一実施例にかかる通信装置のブロック
図。
図。
【図2】本発明の要部構成を示すブロック図。
【図3】上記通信装置の通信条件の登録手順及び確認手
順を示すフローチャート。
順を示すフローチャート。
【図4】本発明における登録メモリ部を示す図。
【図5】本発明における簡易操作手順を示すフローチャ
ート。
ート。
【図6】本発明における通信条件入力シートのフォーマ
ット例を示す図。
ット例を示す図。
【図7】本発明における登録内容確認レポートの出力例
を示す図。
を示す図。
10 スキャナ 11 プロッタ 12 操作表示部 13 画像蓄積部 14 符号化復号化部 15 網制御部 16 通信制御部 17 制御部 18 ROM 19 RAM
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の操作に基づいて予め登録されてい
る通信操作手順を読み出し、この通信操作手順に従って
通信動作を実行する通信装置において、上記通信操作手
順を識別するための登録番号を入力する登録番号入力手
段と、上記通信操作手順を保持する記憶手段と、通信操
作手順の登録時、入力された登録番号と通信操作手順を
対応付けて上記記憶手段に登録する一方、通信操作手順
の読み出し時、入力された登録番号に対応する通信操作
手順を上記記憶手段から読み出す記憶制御手段と、該記
憶制御手段から読み出された通信操作手順に従って通信
動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする通
信装置。 - 【請求項2】 各利用者を識別するための識別番号を入
力する識別番号入力手段を有し、上記記憶制御手段は、
通信操作手順の登録時に入力された識別番号と登録番号
を対応付けて上記記憶手段に登録する一方、通信操作手
順の読み出し時には、入力された識別番号と対応付けら
れている通信操作手順のみを読み出しの対象とすること
を特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 【請求項3】 通信操作手順を可視出力する出力手段を
有し、上記記憶手段から読み出した通信操作手順を出力
手段で可視出力することを特徴とする請求項2記載の通
信装置。 - 【請求項4】 通信操作手順の登録用フォーマットを保
持するフォーマット保持手段と、該フォーマット保持手
段から読み出された登録用フォーマットに基づき、少な
くとも登録番号と通信操作手順を特定し得る登録用紙を
出力する登録用紙出力手段と、通信操作手順の登録時、
所定の情報が記入された登録用紙を読み取って解析し、
解析結果に基づいて登録番号と通信操作手順を上記記憶
手段に登録する解析手段を有することを特徴とする請求
項1記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5308859A JPH07162554A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5308859A JPH07162554A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07162554A true JPH07162554A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=17986121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5308859A Pending JPH07162554A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07162554A (ja) |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP5308859A patent/JPH07162554A/ja active Pending
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