JPH07159493A - 半導体デバイスの検査方法 - Google Patents

半導体デバイスの検査方法

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JPH07159493A
JPH07159493A JP5309396A JP30939693A JPH07159493A JP H07159493 A JPH07159493 A JP H07159493A JP 5309396 A JP5309396 A JP 5309396A JP 30939693 A JP30939693 A JP 30939693A JP H07159493 A JPH07159493 A JP H07159493A
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JP
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pin
input
test
semiconductor device
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JP5309396A
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Masaru Kobayashi
林 賢 小
Ryutaro Kawai
井 龍太郎 川
Osamu Oba
場 收 大
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】テストパターンが要らず、プリント基板上に実
装された全ての半導体デバイスの全てのピンの半田付け
の良否および不良箇所の特定を容易かつ短時間で行うこ
とができる生産性の高い半導体デバイスの検査方法の提
供。 【構成】半導体デバイスの被検査入力ピンおよび出力ピ
ンの接続状態を検査するに際し、被検査出力ピンを双方
向ピンとすると共に、半導体デバイスの入出力部に、第
1のテスト用入力ピンと、第2のテスト用入力ピンと、
テスト用出力ピンと、被検査ピン毎に記憶素子およびプ
ルアップもしくはプルダウン抵抗素子とを設け、第1の
テスト用入力ピンによって被検査ピンを入力状態に制御
すると共に抵抗素子の制御を行い、被検査ピンに入力さ
れるテストデータを記憶素子に入力し、第2のテスト用
入力ピンによって記憶素子をシフトレジスタとして構成
し、このシフトレジスタに入力されるテストデータをシ
リアル動作させてテスト用出力ピンから出力させること
により上記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスの検査
方法に関し、特に、半導体デバイスの半田付けの良否を
簡単に確認できる半導体デバイスの検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体デバイスは高集積化のため
に半導体デバイスの信号の入出力を行う入力ピンや出力
ピンなどの多ピン化、狭ピッチ化が進んでいる。この多
ピン化、狭ピッチ化された半導体デバイスを封止するパ
ッケージにもフラットパッケージが多く用いられている
が、このような半導体デバイスをプリント基板上に実装
する場合には、パッケージの各ピンとプリント基板上の
配線パターンとを半田付けしている。しかし、半導体デ
バイスの入・出力ピンの多ピン化、狭ピッチ化が進むに
つれ、パッケージに封止された半導体デバイスをプリン
ト基板上に半田付けにより実装するのはますます困難に
なっており、半田付け不良が多発する結果となってい
る。
【0003】そこで、従来から目視による半田付け不良
の検査が行われていたが、多ピン化、狭ピッチ化された
半導体デバイスではその発見が非常に困難となってい
る。また、これを改善するものとして、プリント基板上
の配線パターンを介して半導体デバイスにテストパター
ンを入力し、出力される信号パターンを確認することに
より、半田付けの良否の検査を行うという従来のインサ
ーキットテスタ(以下、ICTと記述する。)による検
査方法があるが、半田付けの不良箇所を特定することが
困難であったり、また、検査を行うために複雑なテスト
パターンを作る必要がある等の問題点があった。
【0004】上述の問題点を解決するために、特開平3
−244142号公報に開示されているような半導体デ
バイスの検査方法がある。この半導体デバイスの検査方
法では、2本のテスト用入力ピンを設け、このテスト用
入力ピンへの入力信号により、このテスト用入力ピンを
除く他の全てのピンに、通常状態、ハイインピーダンス
状態、HIGH状態およびLOW状態の4つの状態の中
から、1つの状態を設定できるようにしたものである。
従って、例えば、ICTにより上述のテスト用入力ピン
を設定すれば、プリント基板上の被検査半導体デバイス
を除く全ての半導体デバイスをハイインピーダンス状態
とし、被検査半導体デバイスをHIGH状態またはLO
W状態とすることによって、被検査半導体デバイスのテ
スト用入力ピンを除く全てのピンが全てHIGHレベル
またはLOWレベルになっていることをプリント基板上
の配線パターンを介して確認することができる。
【0005】しかし、上述の特開平3−244142号
公報に開示されているような半導体デバイスの検査方法
では、一度にプリント基板上の全ての半導体デバイスに
ついて検査ができないし、被検査半導体デバイスの全て
のピンを確認しなければならないので、検査時間がかか
り過ぎるという問題点等が残されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、テストパ
ターンが要らず、プリント基板上に実装された全ての半
導体デバイスの全てのピンの半田付けの良否および不良
箇所の特定を容易かつ短時間で行うことができる生産性
の高い半導体デバイスの検査方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体デバイスの被検査入力ピンおよび
出力ピンの接続状態を検査するに際し、前記被検査出力
ピンを双方向ピンとすると共に、前記半導体デバイスの
入出力部に、第1のテスト用入力ピンと、第2のテスト
用入力ピンと、テスト用出力ピンと、前記被検査ピン毎
に記憶素子およびプルアップもしくはプルダウン抵抗素
子とを設け、前記第1のテスト用入力ピンによって前記
被検査ピンを入力状態に制御すると共に前記プルアップ
もしくはプルダウン抵抗素子の制御を行い、前記被検査
ピンに入力されるテストデータを前記記憶素子に入力
し、前記第2のテスト用入力ピンによって前記記憶素子
をシフトレジスタとして構成し、このシフトレジスタに
入力されるテストデータをシリアル動作させて前記テス
ト用出力ピンから出力させることを特徴とする半導体デ
バイスの検査方法を提供するものである。
【0008】また、本発明は、予め半導体デバイスの被
検査ピンの内の全ての出力ピンを双方向ピンとすると共
に、予め前記半導体デバイスに、第1のテスト用入力ピ
ンと、第2のテスト用入力ピンと、テスト用クロックピ
ンと、テスト用出力ピンと、前記半導体デバイスの被検
査ピン毎に設けられたスイッチ素子とプルアップもしく
はプルダウン抵抗素子とマルチプレクサと記憶素子とを
有するテスト回路とを設け、このテスト回路を用いてプ
リント基板上に半田付けされた前記半導体デバイス被検
査ピンの半田付けの良否を検査するに際し、前記第1の
テスト用入力ピンからの入力信号により、前記半導体デ
バイスの全ての前記被検査ピンを入力モードに設定する
と共に、前記スイッチ素子を導通状態にして、全ての前
記被検査ピンにこのスイッチ素子を介して接続されてい
る前記プルアップもしくはプルダウン抵抗素子を電気的
に接続状態とし、前記半導体デバイスの外部から全ての
前記被検査ピンにロウもしくはハイレベル信号をテスト
データとして入力し、前記マルチプレクサを介して前記
記憶素子のデータ入力端に入力されている全ての前記被
検査ピンから入力されるテストデータおよびこれと異な
るプルアップもしくはプルダウン不良データを、前記テ
スト用クロックピンにクロックを入力することにより、
前記被検査ピン毎の前記記憶素子に記憶し、前記マルチ
プレクサの出力を前記第2のテスト用入力ピンにより切
り替えて、前記被検査ピン毎に設けられた前記記憶素子
をシフトレジスタ状態とし、これらの記憶素子に記憶し
た前記テストデータおよび不良データを前記テスト用ク
ロックピンに連続的にクロックを入力することによりシ
フトし、全ての前記被検査ピンに入力される前記テスト
データおよび不良データを、前記テスト用出力ピンから
前記半導体デバイスの外部にシリアル出力させ、半田付
け不良ピンを検出することを特徴とする半導体デバイス
の検査方法を提供するものである。
【0009】
【発明の作用】本発明の半導体デバイスの検査方法は、
まず、第1のテスト用入力ピンTST1により、半導体
デバイスの全ての被検査ピンを入力状態にすると共に、
スイッチ素子を導通状態にして、入力バッファの入力端
にスイッチ素子を介して設けられているプルアップもし
くはプルダウン抵抗素子を電気的に接続状態とし、半導
体デバイスの外部から全ての被検査ピンにテストデータ
としてロウレベルもしくはハイレベル信号を入力する。
続いて、マルチプレクサを介して記憶素子のデータ入力
端に全ての被検査ピンから入力されるテストデータ、即
ち、半田付けの良否の検査結果を、テスト用クロックピ
ンCLKに1クロックを入力することにより、被検査ピ
ン毎の前記記憶素子に記憶する。その後、第2のテスト
用入力ピンTST2によりマルチプレクサの出力を切り
替えて記憶素子をシフトレジスタ状に接続し、各記憶素
子に記憶されているテストデータをテスト用クロックピ
ンCLKに連続的にクロックを入力することによりシフ
トし、テスト用出力ピンTSTOUTから出力するもの
である。
【0010】従って、本発明の半導体デバイスの検査方
法においては、テスト用出力ピンTSTOUTから入力
テストデータと異なるデータが出力された場合には、例
えば入力テストデータがロウ(LOW)レベルである
時、テスト用出力ピンTSTOUTからハイ(HIG
H)レベルが出力された場合には、半田付けの不良が検
出されたことが一目瞭然であるし、さらに、テスト用出
力ピンTSTOUTから入力テストデータと異なるデー
タ、例えばHIGHレベルが出力されるまでのテスト用
クロックピンCLKに入力されたクロック数によって、
半田付けの不良箇所も特定することができる。さらに、
本発明の半導体デバイスの検査方法においては、一度に
複数個の半導体デバイスの検査を短時間でできるので、
生産性の向上を図ることができる。
【0011】
【実施例】本発明の半導体デバイスの検査方法を、添付
の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明す
る。
【0012】まず、本発明の半導体デバイスの検査方法
を実施する場合のテスト回路について説明する。
【0013】図1は本発明の半導体デバイスの検査方法
を適用する半導体デバイスをプリント基板上に実装した
場合の一実施例のブロック図である。同図に示すよう
に、本発明を適用する半導体デバイス12はプリント基
板10上に実装され、半導体デバイス12に設けられた
テスト用入力ピンTST1およびTST2と、テスト用
クロックピンCLKと、テスト用出力ピンTSTOUT
とは、プリント基板10上に設けられたインサーキット
テスタ(ICT)14に接続されている。また、半導体
デバイス12の被検査ピンは、プリント基板10上に実
装されている他の半導体デバイスと通常使用の場合の図
示していない配線がされていることは勿論であるが、I
CT14にも接続されている。
【0014】次に、上述の本発明を適用する半導体デバ
イス12の一実施例の構成回路図を図2に示す。同図に
示す半導体デバイス12には、多数の被検査ピンが設け
られているが、被検査ピンの代表例として、ピン18に
入力ピンを、同様に、ピン20に双方向ピンに変更され
た出力ピン、ピン22に出力イネーブル端が正論理の場
合の双方向ピン(出力イネーブル端にLOWレベルが入
力された場合に3ステートバッファの出力がハイインピ
ーダンス状態となる。)、ピン24に出力イネーブル端
が負論理の場合の双方向ピン(出力イネーブル端にHI
GHレベルが入力された場合に3ステートバッファの出
力がハイインピーダンス状態となる。)を示し、以後こ
の回路構成を用いて説明を行う。ここで、図2には、各
ピン18、20、22、24は各々多数のピンの代表例
として一つずつ示されているが、本発明はこれに限定さ
れるわけではなく、少なくとも各々複数の入力ピン1
8、双方向化出力ピン20を有していればよく、他の双
方向ピン22、24は有していなくともよい。なお、半
導体デバイス12の内部回路16には、次に述べるテス
ト回路が含まれている。
【0015】図3は本発明の半導体デバイスの検査方法
を適用する半導体デバイスのテスト回路の一実施例の構
成回路図である。被検査ピンの一例として、同図には図
2と同一の入力ピン18と、双方向ピンに変更された出
力ピン20と、出力イネーブル端が正論理の場合の双方
向ピン22と、出力イネーブル端が負論理の場合の双方
向ピン24とを示している。同図に示すそれぞれのピン
18、20、22、24には、テスト回路としてスイッ
チ素子(スイッチトランジスタ)26と、プルアップ抵
抗素子28と、マルチプレクサ30と、記憶素子32
(D型フリップフロップ回路)とが設けられている。
【0016】ここで、入力ピン18および双方向ピン2
0、22、24の入力側に設けられる入力バッファ34
の入力端にはスイッチ素子26を介してプルアップ抵抗
素子28が接続され、入力バッファ34の出力端はマル
チプレクサ30の一方のデータ入力端に入力されてい
る。また、マルチプレクサ30の出力端は、記憶素子3
2のデータ入力端に入力され、記憶素子32の出力端は
他のピンのマルチプレクサ30の他方のデータ入力端に
入力されている。なお、出力ピン20を除く全てのピン
18、22、24のマルチプレクサ30の出力端は、図
示していない半導体デバイス12の内部回路に入力され
ている。また、マルチプレクサ30の選択制御端にはテ
スト用入力ピンTST2が入力されており、記憶素子3
2のクロック入力端にはテスト用クロックピンCLKが
入力されている。従って、それぞれのピン18、20、
22、24に設けられたスイッチ素子26と、プルアッ
プ抵抗素子28と、マルチプレクサ30と、記憶素子3
2とは、テスト回路としてデータ初期化の機能を有する
シフトレジスタ(または、パラレル・シリアル変換器)
を構成する。
【0017】なお、スイッチ素子26は、入力バッファ
34の入力端にプルアップ抵抗素子28を電気的に接続
状態または非接続状態の切り替えができれば、例えば、
Pチャネルトランジスタや、Nチャネルトランジスタ等
どのような素子または回路でも良い。本実施例では、ス
イッチ素子26としてNチャネルトランジスタを用い、
そのゲート端にはテスト用入力ピンTST1を入力して
いるので、テスト用入力ピンTST1がHIGHレベル
の場合にプルアップ抵抗素子28が電気的に接続状態と
なり、テスト用入力ピンTST1がLOWレベルの場合
にプルアップ抵抗素子28が電気的に非接続状態とな
る。
【0018】また、マルチプレクサ30は、入力バッフ
ァ34の出力データと、他のピンの記憶素子32の出力
データとを選択制御端に入力される選択制御信号により
選択出力できれば、どのような回路でも良い。本実施例
においては、選択制御端にテスト用入力ピンTST2を
入力しているので、テスト用入力ピンTST2がHIG
Hレベルの場合に入力バッファ34の出力データを選択
出力し、テスト用入力ピンTST2がLOWレベルの場
合に他のピンの記憶素子32の出力データを選択出力す
る。ここで、通常使用の場合(テスト用入力ピンTST
1=LOWレベル)には、テスト用入力ピンTST2を
常にHIGHレベルとするような回路が設けられている
のが好ましい。
【0019】また、後述するように本発明を実施する場
合には、全てのピン18、20、22、24を入力状態
にする必要があるので、図2および図3に示すように、
出力ピン20は出力バッファ36を出力イネーブル端が
負論理の3ステートバッファ36に変更して、出力イネ
ーブル端にテスト用入力ピンTST1を入力し、入力バ
ッファ34を追加することにより、出力イネーブル端が
負論理の双方向ピンに変更されている。従って、テスト
用入力ピンTST1がHIGHレベルの場合に3ステー
トバッファの出力がハイインピーダンス状態となり、テ
スト用入力ピンTST1がLOWレベルの場合に3ステ
ートバッファの出力が出力状態となる。
【0020】同様に、双方向ピン22および24の出力
イネーブル端にも、それぞれテスト用入力ピンTST1
の反転信号およびテスト用入力ピンTST1を入力する
が、双方向ピン22および24の出力バッファ38およ
び40の出力イネーブル端には通常使用の場合の出力イ
ネーブル信号ENおよびENBが入力されているので、
例えば、図4aおよび図4bに示すような論理ゲート4
2および44を用いて、図3に示すような接続方法を用
いれば良い。従って、テスト用入力ピンTST1がHI
GHレベルの場合に3ステートバッファ38、40の出
力がハイインピーダンス状態となり、テスト用入力ピン
TST1がLOWレベルの場合には、3ステートバッフ
ァ38、40の出力はそれぞれ通常使用の場合の出力イ
ネーブル信号ENおよびENBにより制御される。
【0021】さらに、通常使用の際にプルダウン抵抗素
子を必要とするピンがある場合には、図5に示すよう
に、プルアップ抵抗素子28の場合と同様に、入力バッ
ファ34の入力端にスイッチ素子46を介してプルダウ
ン抵抗素子48を設け、プルアップ抵抗素子28あるい
はプルダウン抵抗素子48を択一的に選択できるように
すれば良い。本実施例においては、入力バッファ34の
入力端にPチャネルトランジスタを介してプルダウン抵
抗素子48を接続し、テスト用入力ピンTST1により
スイッチ素子26および46のオン(ON)/オフ(O
FF)を制御する。即ち、通常使用の場合には、テスト
用入力ピンTST1をLOWレベルとしてプルダウン抵
抗素子48を電気的に接続し、本発明の半導体デバイス
の検査方法を実施する場合には、テスト用入力ピンTS
T1をHIGHレベルとしてプルアップ抵抗素子28を
電気的に接続する。
【0022】なお、本発明は図5に示す回路例に限定さ
れず、例えば、スイッチ素子26と46とを入れ替え、
さらにこれらのスイッチ素子26および46のゲート端
にテスト用入力ピンTST1の反転信号を入力する等の
構成としても良いなど、テスト用入力ピンTST1によ
りプルアップ抵抗素子28あるいはプルダウン抵抗素子
48のいずれか一方を電気的に入力バッファの入力端に
接続できればどのような回路でも良い。なお、通常使用
の際にプルアップ抵抗素子28が必要なピンがある場合
には、入力バッファ34の入力端にスイッチ素子26を
介さずにプルアップ抵抗素子28を設ければ良いことは
いうまでもない。
【0023】次に、本発明の半導体デバイスの検査方法
を実施する場合の検査手順について説明する。
【0024】まず、本発明を適用する半導体デバイス1
2を通常使用する場合には、テスト用入力ピンTST1
およびTST2は、それぞれLOWレベルおよびHIG
Hレベルとし、テスト用クロックピンCLKはLOWレ
ベルまたはHIGHレベルのいずれかに設定する。通常
使用の場合には、テスト用入力ピンTST1はLOWレ
ベルであるから、それぞれのピンに設けられたプルアッ
プ抵抗素子28はスイッチ素子26がオフ(OFF)と
なるので、入力バッファ34の入力端から電気的に切り
離される。同時に、通常使用の場合に出力ピンとして使
用されるピン20さらには必要ならばピン22、24
は、出力バッファ36、38、40の出力イネーブル端
にテスト用入力ピンTST1が入力されているので全て
出力状態となり、双方向ピン22、24の出力イネーブ
ル端はそれぞれの出力イネーブル信号により制御され
る。また、テスト用入力ピンTST2はHIGHレベル
であるから、マルチプレクサ30は入力バッファ34の
出力信号が選択出力されるので、半導体デバイス12の
図示していない内部回路には、それぞれの入力ピンから
入力されるデータが入力される。従って、通常使用の場
合には、本発明の半導体デバイスの検査方法を適用する
半導体デバイス12のテスト回路は、通常使用の場合の
半導体デバイス12の図示していない内部回路から電気
的に切り離されて、何ら影響を与えない。
【0025】続いて、本発明を適用する半導体デバイス
12において、本発明の半導体デバイスの検査方法を実
施する場合には、まず、テスト用入力ピンTST1にH
IGHレベルを入力する。即ち、全ての出力ピン20お
よび双方向ピン22、24は入力状態となり、さらに、
それぞれのピンに設けられたプルアップ抵抗素子28は
スイッチ素子26がオン(ON)となるので、入力バッ
ファ34の入力端に電気的に接続される。続いて、プリ
ント基板10上のICT14から全ての被検査ピンにL
OWレベルを入力する。この時、仮にプリント基板10
上の配線パターンと、半導体デバイス12のピンが適切
に半田付けされていれば、入力バッファ34の出力信号
はLOWレベルとなるが、一方、プリント基板10上の
配線パターンと、半導体デバイス12のピンが適切に半
田付けされていなければ、入力バッファ34の出力信号
はプルアップ抵抗素子28によってHIGHレベルとな
る。ここで、テスト用入力ピンTST2にはHIGHレ
ベルが入力されているから、マルチプレクサ30は入力
バッファ34の出力信号を選択出力している。従って、
テスト用クロックピンCLKに1クロックを入力するこ
とにより、全ての被検査ピンからの入力データを、それ
ぞれのピンの記憶素子32にラッチすることができる。
その後、テスト用入力ピンTST2にLOWレベルを入
力することにより、マルチプレクサ30は入力バッファ
34の出力信号から、シフトレジスタ状に接続された他
のピンの記憶素子32の出力信号を選択出力する。ここ
で、テスト用クロックピンCLKに連続的にクロックを
入力することによりデータをシフトし、テスト用出力ピ
ンTSTOUTから出力することができる。
【0026】ここで、図6に半田付け不良がある場合の
ピン部分の構成回路図を示す。同図に示すように、半田
付けが不良である場合には、パッド部分はオープン状態
となり、プルアップ抵抗素子28によって流れる電流を
ICTにより引き抜くことができないので、入力バッフ
ァ34の出力はHIGHレベルとなる。一方、半田付け
が適切にされている場合には、プルアップ抵抗素子28
によって流れる電流をICTにより引き抜くことができ
るので、入力バッファ34の出力はLOWレベルとな
る。即ち、上述のテスト用出力ピンTSTOUTからH
IGHレベルが出力された場合には、半田付けの不良が
検出されたことが一目瞭然であるし、さらに、テスト用
出力ピンTSTOUTからHIGHレベルが出力される
までのテスト用クロックピンCLKのクロック数によっ
て、半田付けの不良箇所も特定することができる。
【0027】また、複数個の半導体デバイスが実装され
たプリント基板において、同時に複数個の半導体デバイ
スの半田付けの良否の検査を行う場合にも、まず、全て
の半導体デバイスのテスト用入力ピンTST1にHIG
Hレベルを入力し、全ての半導体デバイスの被検査ピン
を入力状態とした後に、同時に半田付けの良否の検査を
行う半導体デバイスに対してのみ上述の検査方法を適用
すれば、同時に複数個の半導体デバイスの半田付けの良
否の検査することができることはいうまでもない。
【0028】なお、本実施例では、プルアップ抵抗素子
28を全ての被検査ピンに電気的に接続し、ICTによ
り全ての被検査ピンにLOWレベルを入力するものとし
て説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例え
ば、プルダウン抵抗素子を全ての被検査ピンに電気的に
接続し、ICTにより全ての被検査ピンにHIGHレベ
ルを入力して検査を行えば、テスト用出力ピンTSTO
UTからLOWレベルを検出することにより、半田付け
不良およびその不良箇所を特定することができる。さら
に、例えば、プルアップ抵抗素子28あるいはプルダウ
ン抵抗素子を選択的にそれぞれのピンに電気的に接続し
て検査を行っても良い。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の半導
体デバイスの検査方法は、まず、第1のテスト用入力ピ
ンにより、半導体デバイスの全ての被検査ピンを入力状
態にすると共に、スイッチ素子を導通状態にして、入力
バッファの入力端にスイッチ素子を介して設けられてい
るプルアップもしくはプルダウン抵抗素子を電気的に接
続状態とし、半導体デバイスの外部から全ての被検査ピ
ンにロウもしくはハイレベルを入力する。続いて、マル
チプレクサを介して記憶素子のデータ入力端に入力され
ている全ての被検査ピンから入力されるテストデータ、
即ち、半田付けの良否の検査結果を、テスト用クロック
ピンに1クロックを入力することにより、被検査ピン毎
の前記記憶素子に記憶する。その後、第2のテスト用入
力ピンによりマルチプレクサの出力を切り替えて記憶素
子をシフトレジスタ状に接続し、各記憶素子に記憶され
ているテストデータをテスト用クロックピンに連続的に
クロックを入力することによりシフトし、テスト用出力
ピンから出力するものである。
【0030】従って、本発明の半導体デバイスの検査方
法においては、テスト用出力ピンから入力テストデータ
と異なるデータ、例えば、入力テストデータがロウレベ
ルである時にハイレベルが出力された場合には、半田付
けの不良が検出されたことが一目瞭然であるし、さら
に、テスト用出力ピンから入力テストデータと異なるデ
ータ、例えばハイレベルが出力されるまでのテスト用ク
ロックピンに入力されたクロック数によって、半田付け
の不良箇所も特定することができる。さらに、本発明の
半導体デバイスの検査方法においては、一度に複数個の
半導体デバイスの検査を短時間でできるので、生産性の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体デバイスの検査方法を適用す
る半導体デバイスをプリント基板上に実装した場合の一
実施例のブロック図である。
【図2】 本発明の半導体デバイスの検査方法を適用す
る半導体デバイスのテスト回路の一実施例の構成回路図
である。
【図3】 本発明の半導体デバイスの検査方法を適用す
る半導体デバイスのピン部分の一実施例の部分構成回路
図である。
【図4】 本発明の半導体デバイスの検査方法を双方向
ピンに適用する場合の一実施例の部分回路図である。
【図5】 本発明の半導体デバイスの検査方法をプルダ
ウン付きのピンに適用する場合の一実施例の部分回路図
である。
【図6】 本発明の半導体デバイスの検査方法を適用す
る半導体デバイスにおいて半田付け不良である場合の一
実施例の構成回路図である。
【符号の説明】
10 プリント基板 12 半導体デバイス 14 インサーキットテスタ(ICT) 16 内部回路 18、20、22、24 ピン 26、46 スイッチ素子(スイッチトランジスタ) 28 プルアップ抵抗素子 30 マルチプレクサ 32 記憶素子(D型フリップフロップ回路) 34 入力バッファ 36、38、40 出力バッファ(3ステートバッフ
ァ) 42、44 論理ゲート 48 プルダウン抵抗素子 TST1、TST2 テスト用入力ピン CLK テスト用クロックピン TSTOUT テスト用出力ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体デバイスの被検査入力ピンおよび出
    力ピンの接続状態を検査するに際し、前記被検査出力ピ
    ンを双方向ピンとすると共に、前記半導体デバイスの入
    出力部に、第1のテスト用入力ピンと、第2のテスト用
    入力ピンと、テスト用出力ピンと、前記被検査ピン毎に
    記憶素子およびプルアップもしくはプルダウン抵抗素子
    とを設け、前記第1のテスト用入力ピンによって前記被
    検査ピンを入力状態に制御すると共に前記プルアップも
    しくはプルダウン抵抗素子の制御を行い、前記被検査ピ
    ンに入力されるテストデータを前記記憶素子に入力し、
    前記第2のテスト用入力ピンによって前記記憶素子をシ
    フトレジスタとして構成し、このシフトレジスタに入力
    されるテストデータをシリアル動作させて前記テスト用
    出力ピンから出力させることを特徴とする半導体デバイ
    スの検査方法。
  2. 【請求項2】予め半導体デバイスの被検査ピンの内の全
    ての出力ピンを双方向ピンとすると共に、予め前記半導
    体デバイスに、第1のテスト用入力ピンと、第2のテス
    ト用入力ピンと、テスト用クロックピンと、テスト用出
    力ピンと、前記半導体デバイスの被検査ピン毎に設けら
    れたスイッチ素子とプルアップもしくはプルダウン抵抗
    素子とマルチプレクサと記憶素子とを有するテスト回路
    とを設け、このテスト回路を用いてプリント基板上に半
    田付けされた前記半導体デバイス被検査ピンの半田付け
    の良否を検査するに際し、 前記第1のテスト用入力ピンからの入力信号により、前
    記半導体デバイスの全ての前記被検査ピンを入力モード
    に設定すると共に、前記スイッチ素子を導通状態にし
    て、全ての前記被検査ピンにこのスイッチ素子を介して
    接続されている前記プルアップもしくはプルダウン抵抗
    素子を電気的に接続状態とし、 前記半導体デバイスの外部から全ての前記被検査ピンに
    ロウもしくはハイレベル信号をテストデータとして入力
    し、 前記マルチプレクサを介して前記記憶素子のデータ入力
    端に入力されている全ての前記被検査ピンから入力され
    るテストデータおよびこれと異なるプルアップもしくは
    プルダウン不良データを、前記テスト用クロックピンに
    クロックを入力することにより、前記被検査ピン毎の前
    記記憶素子に記憶し、 前記マルチプレクサの出力を前記第2のテスト用入力ピ
    ンにより切り替えて、前記被検査ピン毎に設けられた前
    記記憶素子をシフトレジスタ状態とし、これらの記憶素
    子に記憶した前記テストデータおよび不良データを前記
    テスト用クロックピンに連続的にクロックを入力するこ
    とによりシフトし、 全ての前記被検査ピンに入力される前記テストデータお
    よび不良データを、前記テスト用出力ピンから前記半導
    体デバイスの外部にシリアル出力させ、半田付け不良ピ
    ンを検出することを特徴とする半導体デバイスの検査方
    法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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