JPH0715842Y2 - スラブ軌道におけるスラブ相互のずれ止め構造 - Google Patents

スラブ軌道におけるスラブ相互のずれ止め構造

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JPH0715842Y2
JPH0715842Y2 JP8477591U JP8477591U JPH0715842Y2 JP H0715842 Y2 JPH0715842 Y2 JP H0715842Y2 JP 8477591 U JP8477591 U JP 8477591U JP 8477591 U JP8477591 U JP 8477591U JP H0715842 Y2 JPH0715842 Y2 JP H0715842Y2
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JP
Japan
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slab
slabs
fitting
concave portion
metal fitting
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JP8477591U
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JPH0530205U (ja
Inventor
明治 中野
剛 仙台
哲生 山川
Original Assignee
日本軌道工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レールを敷設する軌道
構造のうち、コンクリートをブロック状に形成した複数
のスラブを鋼棒で連結して一体化したスラブ軌道におけ
るスラブ相互のずれ止め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、軌道破壊による保守作業の軽減を
計るため、軌道をスラブ化する傾向にある。このスラブ
化は、新線敷設以外にあっては、作業時間等の関係から
該スラブの大型化は困難であるため、コンクリートをブ
ロック状に形成した複数のスラブをP・C鋼棒で連結し
て一体化して構成している。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】しかしながら、この
P・C鋼棒で連結して一体化したスラブ軌道は、スラブ
下面への雨水の浸透等により路盤が破壊されるとP・C
鋼棒の締付けによる隣接するスラブ相互の接触面の摩擦
だけでは不十分であり、各スラブ相互にずれを生じ、隣
接するスラブへの荷重伝達も不十分となり、路盤破壊が
進行する原因となるため、点検整備に時間を要するとい
う問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、前記従
来の問題点に鑑みて為されたものであって、多少の路盤
破壊があったとしても、各スラブ相互間のずれを防止
し、スラブ軌道面を平滑に保ち、かつ、路盤破壊の進行
を防止するようにしたものであって、各スラブの隣接す
るスラブに面する両端に凹部を設け、該凹部の外側壁面
に、先端側に嵌合凹部を有する受金具を、該嵌合凹部が
前記凹部内に露出するように埋設すると共に、前記嵌合
凹部に連結金具を嵌合させ、ボルトを螺締することによ
って隣接するスラブどうしを固定したことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】前記構成により、多少の路盤破壊があったとし
ても、各スラブ相互間は連結金具によって強固に固定さ
れ一体化されているため、各スラブ相互間にずれが生じ
ることがない。
【0006】
【実施例】以下本考案を図示せる実施例に従って説明す
る。はスラブ軌道を構成するスラブであって、コンク
リートによりブロック状に形成されている。該スラブ1
の隣接するスラブ1に面する側、すなわちスラブ相互の
接触面に対応する側の両端部には凹部11が形成されて
いる。
【0007】は前記スラブ1の凹部11に埋設される
受金具であって、先端側に後述する連結金具3を嵌合さ
せる嵌合凹部21が形成され、該嵌合凹部21より後方
には、抜け防止用の突起22が形成されている。この抜
け防止用の突起22は該受金具の背面側、すなわち嵌
合凹部21と反対側の面にも形成されている。23は嵌
合凹部21の垂直部中央に穿設されたボルト孔である。
【0008】該受金具は前記スラブの凹部11に、
該スラブを形成する際に予め嵌合凹部21がスラブ
の凹部11の外側壁面12に位置するように埋設され、
且つ、該嵌合凹部21はスラブの凹部11の外側壁面
12に、その開口端が同一平面となって露出するように
なされている。
【0009】3は連結金具、31は連結金具に穿設され
たボルト孔、4はボルト、5は螺子孔を有するインサー
ト金具であって、前記受金具のボルト孔23に対応す
る背面側に位置するようにスラブ内に埋設されてい
る。
【0010】尚、前記受金具のボルト孔23に雌螺子
を刻設することによって、インサート金具5を省略する
ことができる。又、前記受金具に形成した抜け防止用
の突起22は該受金具を強固にスラブに固定できる
ようにしたものであって、該突起22がなくても本願考
案の目的は達成できるものである。
【0011】隣接するスラブ1,1どうしを固定するに
は、スラブ相互の接触面を当接させ、受金具の先
端を対向させる。然る後、受金具の嵌合凹部2
1,21間に連結金具3を嵌合させ、ボルト4を螺締す
る。
【0012】図5において、符号6は複数のスラブ
,……を連結するP・C鋼棒である。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、コン
クリートをブロック状に形成した複数のスラブを鋼棒で
連結して一体化したスラブ軌道において、各スラブの隣
接するスラブに面する両端に凹部を設け、該凹部の外側
壁面に、先端側に嵌合凹部を有する受金具を、該嵌合凹
部が前記凹部内に露出するように埋設すると共に、前記
嵌合凹部に連結金具を嵌合させ、ボルトを螺締すること
によって隣接するスラブどうしを固定したので、多少の
路盤破壊があったとしても、各スラブ相互間は連結金具
によって強固に固定され一体化されているため、各スラ
ブ相互間にずれが生じることがない。したがって、路盤
破壊が進行するのを防止することが出来るだけではな
く、該スラブ軌道の点検整備回数も軽減できる。しか
も、従来から使用している鋼棒は補助部材として使用す
るだけでよいので、従来のような大きな締結力を必要と
しない。
【0014】又、受金具のスラブに埋設される部分に抜
け防止用の突起を設けたので、該受金具をより強固にス
ラブに取付けることができる。
【0015】さらに、スラブのボルトが螺締される受金
具の裏面側に、ボルトを螺締するためのインサート金具
を埋設したので、確実にボルト締めすることができるた
め、スラブどうしをより強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案によるスラブの固定状態を示す部分拡
大平面図。
【図2】 同上の分解拡大斜視図。
【図3】 図1のI−I線拡大断面図。
【図4】 受金具の拡大斜視図。
【図5】 本考案によるスラブ軌道の平面図。
【符号の説明】 スラブ 受金具 21 嵌合凹部 22 抜け防止用の突起 3 連結金具 4 ボルト 5 インサート金具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートをブロック状に形成した複
    数のスラブを鋼棒で連結して一体化したスラブ軌道にお
    いて、各スラブの隣接するスラブに面する両端に凹部を
    設け、該凹部の外側壁面に、先端側に嵌合凹部を有する
    受金具を、該嵌合凹部が前記凹部内に露出するように埋
    設すると共に、前記嵌合凹部に連結金具を嵌合させ、ボ
    ルトを螺締することによって隣接するスラブどうしを固
    定したことを特徴とするスラブ軌道におけるスラブ相互
    のずれ止め構造。
  2. 【請求項2】 前記受金具のスラブに埋設される部分に
    抜け防止用の突起を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のスラブ軌道におけるスラブ相互のずれ止め構造。
  3. 【請求項3】 スラブのボルトが螺締される受金具の裏
    面側に、ボルトを螺締するためのインサート金具を埋設
    したことを特徴とするスラブ軌道におけるスラブ相互の
    ずれ止め構造。
JP8477591U 1991-09-20 1991-09-20 スラブ軌道におけるスラブ相互のずれ止め構造 Expired - Lifetime JPH0715842Y2 (ja)

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