JPH07157176A - 電線束へのテープ巻付け装置及びその方法並びに電線束へのテープ結束装置 - Google Patents

電線束へのテープ巻付け装置及びその方法並びに電線束へのテープ結束装置

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JPH07157176A
JPH07157176A JP5305570A JP30557093A JPH07157176A JP H07157176 A JPH07157176 A JP H07157176A JP 5305570 A JP5305570 A JP 5305570A JP 30557093 A JP30557093 A JP 30557093A JP H07157176 A JPH07157176 A JP H07157176A
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wire bundle
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electric wire
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隆宏 藤岡
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本テープ巻付け装置100 では、巻付けアーム45
1,452 が、所定長さに切断された片面粘着性のテープ片
TTをテープ片供給機構100 から受け取って所要位置に移
動し、電線束W の頂部を挟んだ両側部に下降する。下降
に伴って、巻付けアーム451,452 に含まれる板状押圧部
451a,452a がテープ片TTを電線束W の周面に弾性的に押
圧して巻き付けた後、板状押圧部451a,452a の自由端部
の挟持部453,454 が、電線束W の下方でテープ片TTの両
端部を抱き合わせて挟持することにより、粘着面同士を
貼り合わせる。 【効果】狭いスペースで巻付けを行うことができ、布線
板上に布線された状態の電線束の要所を自動的にテープ
止めすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤーハーネスの製
造工程などにおいて複数の電線を結束するために用いら
れる電線束へのテープ結束装置及びこれに用いられるテ
ープ巻付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数種類の被覆電線を結束して構成され
るワイヤーハーネスの製造工程は、電線長の計測及び切
断工程、電線の端部の被覆を剥ぐ皮剥ぎ工程、皮剥ぎさ
れた電線の端部に端子金具を圧着する端子圧着工程、端
子をコネクタハウジングに挿入する端子挿入工程、なら
びに電線を結束する結束工程などを含む。
【0003】これらの製造工程は、従来では手作業によ
っていたが、最近では、各工程を自動化するための機械
装置が提案されている。その1つに、電線の切断工程及
び結束工程の一部を担当する自動布線装置がある。自動
布線装置は、所定位置に布線ピンを立設した布線板に対
して、電線を繰り出す布線ヘッドが予め定めたプログラ
ムに従って相対移動する構成となっている。すなわち、
たとえば布線ヘッドが布線板に対して平行に移動し、こ
の移動の際に、繰り出した電線を布線ピンに巻き掛けて
いくことで、電線が所定パターンに布線される。
【0004】布線後には、電線の端部が皮剥され、さら
に所定の端子が圧着され、この端子がコネクタハウジン
グに挿入される。このようにしてワイヤーハーネスの一
部を構成する仮結束回路が作成される。同様にして、ワ
イヤーハーネスを構成する複数種類の仮結束回路が作成
される。布線板上での布線を経て作成された仮結束回路
は、布線板から一旦取り外される。そして、複数種類の
仮結束回路を所定の態様でさらに結束する本結束工程を
経てワイヤーハーネスの完成品が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】仮結束回路はたとえば
25本程度の電線で構成されている。したがって、布線
板から仮結束回路を取り外すと、この仮結束回路を構成
する電線がばらけてしまう。このため、同一種類の仮結
束回路を一箇所にまとめておくと、異なる仮結束回路を
構成する電線相互間のもつれが生じる。このため、同一
種類の仮結束回路を1つずつ集めて本結束を行う際の作
業性が悪いという問題があった。
【0006】この問題を解決するために、布線板上に複
数の電線が布線された状態で、要所をテープ止めするこ
とが考えられる。このようなテープ止めも、仮結束回路
の製造を自動化しようとする観点からは、自動化するこ
とが好ましいのは勿論である。ところが、布線板上に複
雑に布線された電線の要所をテープ止めするためには、
布線された電線の間の狭い空間に入り込んで、テープを
電線束に巻き付けることができる機械装置が必要とな
る。
【0007】ワイヤーハーネスの製造などのために従来
から提案されているテープ巻付け装置は、たとえば、特
開昭59− 12052号公報、特開昭59− 64477号公報、特開
昭59− 90377号公報及び特開昭60−163307号公報などに
開示されている。しかし、これらは粘着テープを巻き付
けたボビンを電線束などの周囲で回転させ、ボビンから
テープを順次繰り出すことによりテープを電線束などの
巻き付ける構成となっている。このため、電線束の周囲
にボビンなどを回転させるための大きな空間が必要であ
り、また構成自体も大型である。
【0008】このため上記の先行技術は、本結束作業後
においてハーネス全体を被覆するためのテープ巻付け作
業には適するが、布線板上に布線された状態の電線束の
要所をテープ止めする用途には適さないものであった。
このため、上述のテープ止め処理は、従来では、手作業
に依らざるを得なかった。そこで、本発明の目的は、上
述の技術的課題を解決し、少ない空間で電線束にテープ
を巻き付けることができる電線束へのテープ巻付け装置
及びその方法並びに電線束へのテープ結束装置を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、 (1) 請求項1に係る電線束へのテープ巻付け装置は、
片面粘着性のテープ片を電線束に巻き付ける電線束への
テープ巻付け装置であって、巻付け装置本体と、上記巻
付け装置本体に対して昇降自在に設けられた一対の巻付
けアームと、上記一対の巻付けアームの下面部にテープ
片を保持させるテープ片保持手段とを含み、上記一対の
巻付けアームは、電線束の頂部を挟んだ両側部に下降さ
れることにより、テープ片を電線束に覆い被せて巻き付
けると共に、電線束の下方でテープ片の両端部を抱き合
わせて挟持し上記両端部の粘着面同士を貼り合わせるも
のからなることを特徴とするものである。
【0010】上記構成によれば、テープ片を保持した巻
付けアームを、電線束の上方から下降させて、電線束に
テープ片を巻き付けるので、従来のボビンを回転させる
タイプと比較して、格段に狭いスペースで巻付けを行う
ことができる。 (2) 請求項2に係る電線束へのテープ巻付け装置は、
請求項1記載の電線束へのテープ巻付け装置において、
両巻付けアームは、下面部にテープ片を保持し且つテー
プ片を電線束に弾性的に押圧する板状押圧部をそれぞれ
含み、両巻付けアームの板状押圧部同士の対向する自由
端部には、電線束の下方で互いの間にテープ片の両端部
を抱き合わせて挟持する挟持部がそれぞれ形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0011】上記構成によれば、巻付けアームの板状押
圧部によって、テープ片を電線束の周面に弾性的に押圧
するので、テープ片を電線束の周面に密に沿わせて巻き
付けることができる。しかも、板状押圧部の自由端部
に、テープ片の端部同士を貼り合わせるための挟持部を
形成したので、電線束へのテープ片の押圧動作から電線
束下方でのテープ片端部の挟持動作にスムーズに移行す
ることができる。 (3) 請求項3に係る電線束へのテープ巻付け装置は、
請求項2記載の電線束へのテープ巻付け装置において、
上記板状押圧部には、開口部が形成され、上記テープ片
保持手段は、上記開口部を通して空気吸引する空気吸引
手段からなることを特徴とするものである。
【0012】上記構成によれば、開口部を通しての空気
吸引によって、板状押圧部の下面部に、テープ片を確実
に保持することができる。 (4) 請求項4に係る電線束へのテープ巻付け装置は、
請求項2又は3記載の電線束へのテープ巻付け装置にお
いて、各巻付けアームは、上記挟持部を電線束の下方へ
回り込ませることができるように略杓形形状の部材から
なり、且つ上記挟持部間の間隔を狭める方向に弾力的に
付勢された状態で揺動自在に設けられていることを特徴
とするものである。
【0013】上記構成によれば、揺動自在な巻付けアー
ムを杓形形状としたので、広いスペースを必要とせず
に、挟持部を電線束の下方へ回り込ませることができ
る。しかも、挟持部間の間隔を狭める方向に弾力的に付
勢したので、この付勢力によって、テープ片を電線束へ
押し付ける押圧力、および電線束の下方でテープ片の両
端部を挟持する挟持力を確保することができる。 (5) 請求項5に係る電線束へのテープ巻付け装置は、
請求項1ないし4の何れかに記載の電線束へのテープ巻
付け装置において、電線束のテープ片が巻かれる部分を
挟んで所定間隔離れた両側部を、それぞれ断面略円形に
集合させてクランプする一対の電線束クランプ手段をさ
らに含むことを特徴とするものである。
【0014】上記構成によれば、電線束のテープ片が巻
かれる部分を挟んだ両側部が、クランプ手段によって略
円形に集合されて保持される。その結果、電線束の所要
の位置にテープ片を正確に且つ緩みなく巻き付けること
ができる。 (6) 請求項6に係る電線束へのテープ結束装置は、請
求項1ないし5の何れかに記載の電線束へのテープ巻付
け装置と、上記テープ巻付け装置を所要位置に移動させ
る移動手段と、ロールから繰り出された片面粘着性のテ
ープを所定長さのテープ片に切断し、上記テープ巻付け
装置の巻付けアームに受け取らせるテープ片供給手段と
を含むことを特徴とするものである。
【0015】上記構成によれば、テープ巻付け部は、テ
ープ片供給手段から受け取ったテープ片を巻付けアーム
によって保持した状態で、所要位置へ移動され、巻付け
アームを下降させてテープ巻付け動作を行う。従来のボ
ビンを回転させるタイプと比較して、格段に狭いスペー
スで巻付けを行うことができる。 (7) 請求項7に係る電線束へのテープ巻付け方法は、
片面粘着性のテープ片を電線束に巻き付ける電線束への
テープ巻付け方法であって、昇降自在な一対の巻付けア
ームを、電線束の頂部を挟んだ両半周面に沿って下降さ
せることにより、上記一対の巻付けアームの下面部に跨
がって保持されたテープ片を電線束に覆い被せて巻き付
け、上記一対の巻付けアームをさらに下降させて、テー
プ片の両端部の粘着面同士を電線束の下方で貼り合わせ
ることを特徴とするものである。
【0016】上記構成によれば、テープ片を保持した巻
付けアームを、電線束の上方から下降させて、電線束に
テープ片を巻き付けるので、従来のボビンを回転させる
タイプと比較して、格段に狭いスペースで巻付けを行う
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。全体構成 図4は本発明の一実施例が組み込まれたワイヤーハーネ
ス製造システムの構成を示す全体斜視図である。この製
造システムは、工程単位でモジュール化された装置が、
各工程毎に所定の数ずつ配列されて連結された構成にな
っている。
【0018】具体的に説明すると、この製造システム
は、3台の自動布線モジュール1a,1b,1c(以
下、総称するときには「自動布線モジュール1」とい
う。)と、本発明の一実施例に相当する1台の自動テー
プ止めモジュール2、2台の皮剥モジュール3a,3b
(以下、総称するときには「皮剥モジュール3」とい
う。)、1台の皮剥検査モジュール4、4台の端子圧着
モジュール5a,5b,5c,5d(以下、総称すると
きには「端子圧着モジュール5」という。)、1台の端
子検査モジュール6、3台の端子挿入モジュール7a,
7b,7c(以下、総称するときには「端子挿入モジュ
ール7」という。)、及び、1台の導通検査モジュール
8が、この順序で直列に連結された構成になっている。
【0019】この製造システムでワイヤーハーネスが製
造される際には、自動布線モジュール1aから導通検査
モジュール8に向かって、モジュールからモジュールへ
と、順次所定の布線板9が搬送され、この布線板9上に
ワイヤーハーネスが組み上げられていく。自動布線モジ
ュール1は、布線板9上に定尺電線を自動布線するため
の装置である。各自動布線モジュール1の近傍には、布
線に必要な所定種類の電線群10が配置されていて、こ
れら電線群10の電線が選択的に自動布線モジュール1
に取り込まれて、布線板9上に布線されるとともに、調
尺切断がされる。
【0020】自動布線モジュール1で布線が行われた布
線板9は、自動テープ止めモジュール2へ送られ、布線
された電線束の予め定める箇所にテープ止めが施され
て、電線束がばらけないようにされる。この自動テープ
止めモジュールには、本実施例に係るテープ巻付け装置
を含むテープ結束装置が配置されている。テープ止め処
理後の布線板9は、皮剥モジュール3に送られ、電線の
端部の被覆が所定長だけ除去され、電線の芯部が露出さ
せられる。その後、布線板9は、皮剥検査モジュール4
に送られる。
【0021】皮剥検査モジュール4には、たとえば、検
査用カメラが備えられており、撮影された画像に基づい
て皮剥処理の良否が判定される。すなわち、被覆が確実
に除去されているか、皮剥された電線端が屈曲したりば
らけたりしていないか等の検査がされる。皮剥検査モジ
ュール4の下流側には、4台の端子圧着モジュール5が
連結されている。各端子圧着モジュー5は、異なる種類
の端子の圧着を担当する。第2番目の端子圧着モジュー
ル5bと第3番目の端子圧着モジュール5cとの間に
は、搬送・バッファモジュール11が挿入されており、
この搬送・バッファモジュール11で第3番目の端子圧
着モジュール5cへ布線板9を送り出すタイミングが調
整される。
【0022】端子圧着モジュール5の下流側には、圧着
検査モジュール6が連結されている。この圧着検査モジ
ュール6は、たとえば、検査用カメラで電線の端部近傍
を撮像し、得られた画像に対して所定の処理を施すこと
により、端子圧着の良否を判定するものである。すなわ
ち、たとえば端子が正しく圧着されたか、端子が圧着さ
れた電線端部が異常に折れ曲がっていないかなどが検査
される。
【0023】圧着検査後の布線板9は、端子挿入モジュ
ール7に送られる。この端子挿入モジュール7は、電線
端部に圧着された端子を、コネクタハウジングに自動挿
入するための装置である。各端子圧着モジュール7a,
7b,7cは、異なる種類の端子の挿入を担当する。挿
入モジュール7の下流側には、導通検査モジュール8が
連結されている。この導通検査モジュール8では、端子
が挿入されたコネクタハウジングに検査カプラが接続さ
れ、布線された電線の導通検査が行われる。
【0024】導通検査モジュール8の下流側には、バッ
ファモジュール12が連結されており、バッファモジュ
ール12に送り出されてきた布線板9は、この製造ライ
ンにおける処理が完成したものとして、次の製造工程に
回される。このような製造システムにより、ワイヤーハ
ーネスを構成する仮結束回路が得られる。この仮結束回
路を複数種類製造し、各種類の仮結束回路をまとめ上げ
ていく本結束作業を経て、ワイヤーハーネスの完成品が
得られる。
【0025】なお、各モジュールは、常に同じ動作をす
るのではなく、所定のプログラムに従って、複数の布線
板9に対して異なる処理を施す。これにより、1つのワ
イヤーハーネスを構成する複数種類の仮結束回路が順次
作成されて、バッファモジュール12に送り出される。
したがって、バッファモジュール12に送り出されてき
た布線板9上の仮結束回路を順次取り外して、本結束作
業を行えば、ワイヤーハーネスの完成品を得ることがで
きる。すなわち、各種類の仮結束回路毎に製造ラインが
必要なわけではなく、1つの製造ラインで複数種類の仮
結束回路が作成される。
【0026】各布線板9に対して異なる処理を施すため
には、布線板9の裏面などに当該布線板9上に形成させ
るべき仮結束回路に対応した番号や記号を形成してお
き、この記号等を読み取って各モジュールがプログラム
動作するようにすればよい。仮結束回路は、布線板9に
保持されているときには一定の形状に保たれているが、
布線板9から取り外すとその形状が保たれず、複数本の
電線がばらけたり、異なる仮結束回路に属する電線が相
互に絡まったりするおそれがある。このような不具合を
防止するのが、自動布線モジュール1の下流側に連結さ
れた自動テープ止めモジュール2である。
【0027】図3は自動テープ止めモジュール2におけ
る処理を説明するための図であり、布線板9上に布線さ
れた電線に対してテープ止め処理を施した状態が示され
ている。布線板9は、布線用ピン15が立設されたピン
ボード9Aと、このピンボードを保持するベースプレー
ト9Bとを有している。布線用ピン15は、所望の布線
パターンに対応した位置に立設されており、自動布線モ
ジュール1は布線用ピン15に電線16を巻き掛けてい
くことにより、電線16を布線する。
【0028】ベースプレート9Bにおいて、布線板9の
搬送方向17に沿う一側縁には、電線16の端部を一定
間隔で保持することができる電線クランプ18が設けら
れている。また、搬送方向17に関する一方端と他方端
とには、ピンボード9Aを挟んで、相互に平行な一対の
案内棒21,22が配置されている。この案内棒21,
22は、各両端部が略L字状の支持部材23,24,2
5,26により、ベースプレート9Bの表面から一定の
高さの位置に支持されている。
【0029】案内棒21,22には、それぞれスライド
部材31,32が摺動自在に嵌め込まれている。この一
対のスライド部材31,32の間には、電線クランプ1
8と平行にハウジング保持杆33が支持されている。ハ
ウジング保持杆33上にはコネクタハウジング(図示せ
ず。)を保持するための略U字上の保持部材34が所定
位置に取り付けられている。案内棒21,22の各両端
部には、ウレタン樹脂などからなる緩衝部材27,2
8,29,30が嵌め込まれており、これらはスライド
部材31,32の衝突時の衝撃を和らげる。
【0030】ハウジング保持杆33は、少なくとも自動
テープ止めモジュール2での処理が終了するまでは、布
線処理及びテープ止め処理を阻害しないように、図3に
示されているようにピンボード9A上の空間を避けた位
置に退避させられている。そして、端子挿入モジュール
7での処理よりも前に、スライド部材31,32を案内
棒21,22に沿ってスライドさせることにより、電線
クランプ18の近傍に位置させられる。端子挿入モジュ
ール7では、電線クランプ18から電線16を順次取外
し、この電線16の先端部に圧着された端子(図示せ
ず。)を保持部材34に保持されたコネクタハウジング
内に挿入していく。
【0031】自動テープ止めモジュール2では、布線板
9上の仮結束回路の要所がテープTで仮止めされる。す
なわち、仮結束回路を布線板9から取り外したときに、
電線16がばらけたり、相互に絡まったりしないよう
に、予め定めた所定位置で、複数本の電線16が相互に
テープ止めされて仮止め状態とされる。図2は自動テー
プ止めモジュール2の全体の構成を示す斜視図である。
本体部41上には、布線板9のベースプレート9Bを案
内するレール42が設けられており、このレール上42
上で布線板9が図外の固定機構により位置決めされて固
定され、その上でテープ止め処理が行われる。レール4
2などは、布線板保持部に相当する。
【0032】本体部41において、布線板2の一側縁に
対向する位置には、ガイドレール43が設けられてい
る。このガイドレール43上には、X方向に移動するX
方向移動保持体44が摺動自在に設けられている。この
移動保持体44には、水平面内においてX方向と直交す
るY方向に延びるガイド部材45が固定されている。ま
た、所定長さのテープ片を供給するためのテープ片供給
機構100が固定されている。
【0033】ガイド部材45には、Y方向移動保持体4
6が摺動自在に取り付けられており、この移動保持体4
6には、鉛直方向であるZ方向に延びるガイド部材47
が固定されている。このガイド部材47にはZ方向移動
保持体48が摺動自在に取り付けられており、この移動
保持体48に軸49を介してテープ巻付け装置200が
取り付けられている。Z方向移動保持体48の内部に
は、テープ巻付け装置200を軸49の軸線49aまわ
りのθ方向に回転させる回転駆動機構(図示せず。)な
どが備えられている。
【0034】各移動保持体44,46,48は、モータ
Mにより駆動される送りねじ機構DSによって、それぞ
れX,Y,Z方向に駆動される。このX,Y,Z方向へ
の搬送と、テープ巻付け装置200のθ方向に関する回
転とは、図外の制御手段が実行する所定のプログラムに
従って行われる。これにより、テープ巻付け装置200
は、X,Y,Z方向に変位し、さらに、θ方向に回転し
てその方向を変える。そして、各所定位置で電線16が
テープTで仮止めされ、図3に示すテープ止め処理が達
成される。
【0035】上記のように本実施例では、ガイドレール
43、X方向移動保持体44、ガイド部材45、Y方向
移動保持体46、ガイド部材47、Z方向移動保持体4
8、、各移動保持体44,46,48を各方向へ移動さ
せる上記送りねじ機構DS及びモータMを含んで、テー
プ巻付け装置200を、布線板9上の所要位置へ移動さ
せるための移動機構40が構成されている。また、X方
向移動保持体44はまた、テープ供給機構100の保持
部材としても機能している。
【0036】そして、本実施例の特徴とするところは、
図1(a)に示すように、テープ片供給機構100の
テープクランプ機構120とテープ端保持部材130と
の間に、テープ支持部材140によって支持されたテー
プ片TTを、テープ巻付け装置200の一対の巻付けア
ーム451,452の板状押圧部451a,452aに
よって空気吸引により受け取り、次いで、巻付けアー
ム451,452によってテープ片を保持した状態で、
所要位置へ移動させ、次いで、図1(b)に示すよう
に、各巻付けアーム451,452を、電線束Wの頂部
を挟んだ両側部へ下降させることにより、電線束Wにテ
ープ片TTを巻き付けるようにしたことである。
【0037】テープ片供給機構 図5はテープ片供給機構100の概略構成を示す斜視図
である。同図を参照して、このテープ片供給機構100
は、片面粘着性のテープを巻き取った回転ロール11
1からテープを引き出すテープ引出し機構110と、
回転ロール111から引き出されたテープTの端部をク
ランプし、前方(図5においてF方向を前方という)位
置と後方(図においてR方向を後方という)位置との間
を移動されるテープクランプ機構120と、ベース部
BSに揺動自在に支持され、前方位置へ移動されたテー
プクランプ機構120からテープTの端部を受け取って
保持するテープ端保持部材130と、このテープ端保
持部材130と後方位置へ移動されたテープクランプ機
構120との間に張られたテープTを下方から真直状態
に支持するテープ支持部材140と、後方位置にある
テープクランプ機構120の近傍位置でテープTを切断
するテープ切断部材150と、上記クランプ機構12
0,テープ端保持部材130,テープ支持部材140及
びテープ切断部材150を同期して駆動するための駆動
機構160とを備えている。
【0038】テープ引出し機構 図6を参照して、上記テープ引出し機構110は、ベ
ース部BSに下端寄りの所定部112aを中心として揺
動自在に設けられ、且つ上端部112bに上記回転ロー
ル111を回転自在に取り付けた支持レバー112と、
支持レバー112の下端部112cを押すことによ
り、テープTを引き出すべく支持レバー112を後方へ
傾けさせる駆動手段としてのエアシリンダ113と、
支持レバー112の後方に配置され、回転ロール111
に巻かれたテープTが終わりまできたことを検知するテ
ープ終了検知手段としてのフォトマイクロセンサ114
とを含んでいる。
【0039】上記支持レバー112の中央後部には、上
記フォトマイクロセンサ114を働かせるためのセンサ
ドグ115が取り付けられている。上記のエアシリンダ
113が働く際(図6の実線参照)には、後方位置にあ
るテープクランプ機構120がテープTの端部をクラン
プして止定した状態にある。一方、上記テープクランプ
機構120が前方へ移動する際には、これに伴って、後
方へ傾いた上記支持レバー112がその自重に抗してテ
ープTを介して前方へ引っ張られ、一点鎖線で示すよう
に略直立する状態まで起立してくる。テープクランプ機
構120が定寸のために前方へ移動する前に、回転ロー
ル111からテープTが引き出されているので、テープ
クランプ機構120の前方移動に不要な抵抗が与えられ
ることがない。
【0040】また、テープクランプ機構120が前方へ
移動する際に、回転ロール111のテープTが巻き終わ
りまできていれば、上記支持レバー112は、前方へ引
っ張られないため、図6において自重により後方へ傾く
ことになり、その結果、上記フォトマイクロセンサ11
4がセンサドグ115により遮断する。これにより、フ
ォトマイクロセンサ114がオンになり、結束装置が停
止されると共に、回転ロール111の交換時期がブザー
等により報知されることになる。
【0041】テープクランプ機構 図5及び図7(a),(b)を参照して、上記テープク
ランプ機構120は、下端部121aが、上記駆動機
構160の、後述する第3の伝達軸165に、相対回転
自在であって且つ前後移動自在に取り付けられ、上端部
に121bに、角断面のテープ挿通孔122を有する板
部材121と、板部材121の背面に沿って上下移動
自在に設けられ、上方位置で、図7(b)に示すよう
に、上記テープ挿通孔122の後部側上縁部との間にテ
ープTを挟持する挟持板123とを有している。一方、
挟持板123は、図7(a)で示す下方位置では、テー
プ挿通孔122を通してのテープTの移動を許容する。
【0042】図5を参照して、上記板部材121の側面
には、駆動機構160の、後述する揺動レバー176の
係合孔176aに係合する円柱状の係合突起124が形
成されている。また、図7(a),(b)を参照して、
挟持板123の下部には、駆動機構160の後述する、
テープクランプ用カム168に追従する円柱状突起から
なるカムフォロア125が形成されている。
【0043】テープ端保持部材 図5を参照して、上記テープ端保持部材130は、中央
部の回転軸線の回りに回転自在にベース部BSに取り付
けられている。テープ端保持部材130の一端部上面
は、テープTの端部をテープTの粘着力により保持する
ためのテープ端保持部130aとなっている。また、テ
ープ端保持部材130の他端部は、一対の突出部130
bを含むチャンネル形状に形成され、各突出部130b
には、それぞれ長穴部131が形成されている。各長穴
部131には、駆動機構160の、後述するテープ端保
持用カム・リンク機構180に含まれる作用レバー18
2の端部に形成されたピン183がそれぞれ挿通されて
いる。
【0044】テープ支持部材 図5を参照して、上記テープ支持部材140は、駆動機
構160の、後述する第4の伝達軸195に一体回転可
能に設けられた揺動バーからなり、所定間隔離して一対
が設けられている(図においては、一対のうち1つのみ
を図示した)。テープ切断部材 図5及び図7(a)を参照して、上記テープ切断部材1
50は、上記テープクランプ機構120の板部材121
の前面に沿って上下動自在に設けられた板部材からな
り、上面にカッタ刃150aが形成されている。テープ
切断部材150の下部には、駆動機構160の後述す
る、テープ切断用カム167に追従する円柱状突起から
なるカムフォロア151が形成されている。このテープ
切断部材150は、上記テープクランプ機構120と共
に一体的に前後移動されるようになっている。テープ切
断部材150は、上方へ移動されることにより、板部材
121の前面に沿う位置でテープを裁断する。
【0045】駆動機構 図5を参照して、上記駆動機構160は、駆動源とし
てのモータMと、このモータMにより駆動される第1
の伝達軸161と、この第1の伝達軸161と第1の
傘歯車機構162を介して駆動連結された第2の伝達軸
163と、この第2の伝達軸163と第2の傘歯車機
構164を介して駆動連結される第3の伝達軸165と
を含んでいる。
【0046】第2の伝達軸163には、往復動用カム・
リンク機構170を介してテープクランプ機構120及
びテープ切断部材150を一体的に前後移動させるため
の往復動用カム163aが一体回転可能に取り付けられ
ている。第3の伝達軸165には、テープ端保持用カ
ム・リンク機構180を介してテープ端保持部材130
を揺動させるためのテープ端保持用カム166と、カ
ムフォロア151を介してテープ切断部材150を上下
動させるためのテープ切断用カム167と、カムフォ
ロア125を介して挟持板123を上下動させるための
テープクランプ用カム168と、テープ支持用カム・
ギア機構190を介してテープ支持部材140を支持位
置と非支持位置との間に揺動させるテープ支持用カム1
69とが一体回転可能に取り付けられている。
【0047】上記往復動用カム・リンク機構170は、
往復動用カム163aに追従するカムフォロア171
と、基端部が軸173の一端部によって回転自在に支
持され、先端部にカムフォロア171を回転自在に支持
した揺動レバー172と、一端部が軸173の他端部
に一体回転自在に支持された揺動レバー174と、下
端部がベース部BSに回転自在に支持され、上端部に係
合孔176aを形成すると共に、上記揺動レバー174
と連結レバー175を介して連結された作用レバー17
6とを有している。
【0048】上記テープ端保持用カム・リンク機構18
0は、テープ保持用カム166に追従するカムフォロ
ア181と、下端部に上記カムフォロア181を回転
自在に支持した上記作用レバー182とを有している。
作用レバー182の上端部の対向する側面には、それぞ
れ上記ピン183が突出形成されている 上記テープ支持用カム・ギア機構190は、上記テー
プ支持用カム169に追従するカムフォロア193と、
下端部に上記カムフォロア193を固定すると共に、
上端面にギア部191aを形成し、略中央部の軸192
の回りに回動自在に支持された作用レバー191と、
この作用レバー191の上記ギア部191aと噛み合
い、上記第4の伝達軸195と一体回転するギア194
とを含んでいる。なお、図示していないが、上記軸19
2及び上記第4の伝達軸195は、それぞれベース部に
回転自在に支持されている。
【0049】テープ巻付け装置 図8ないし図11を参照して、テープ巻付け装置200
について説明する。このテープ巻付け装置200は、
上端部が上記移動保持体48に固定された巻付け装置本
体としてのフレーム300と、このフレーム300に
保持された巻付け機構400とを有している。この巻付
け機構400には、テープ巻付け時に電線をクランプ
して保持する一対の電線束クランプ機構410,420
と、フレーム300に取り付けられた昇降手段として
のエアシリンダ430と、このエアシリンダ430に
よって昇降される昇降部435とが含まれている。
【0050】電線束クランプ機構 図12を参照して、各電線束クランプ機構410,42
0は、一対のクランプ部材411,412と、各ク
ランプ部材411,412と一体回転可能に連結される
と共に、互いに噛み合わされた平歯車413,414
と、一端部に各平歯車413,414を固定し、各平
歯車413,414をフレーム300に回転自在に支持
する軸部材415,416と、これら軸部材415,
416の他端部にそれぞれ固定された円形部材417及
びレバー部材418と、このレバー部材418の先端
部に形成されたピン418aを、ロッド419aの下端
部のスリット419bに回転自在に支持したエアシリン
ダ419とを含んでいる。
【0051】上記エアシリンダ419および軸部材41
5,416は、図11及び図12に示すように、フレー
ム300によって支持されている。また、図10,図1
2及び図13に示すように、上記一対のクランプ部材4
11,412は、電線束Wをクランプしたときに、電線
束Wの上端部を所定位置に位置決めするための位置決め
面411a,412aを有している。位置決め面411
a,412aは、図10に示すように軸部材415,4
16を中心とする円弧面に形成されている。
【0052】この電線束クランプ機構410,420で
は、ロッド418を伸長させることにより、両クランプ
部材411,412間の間隔が狭められ、図13に示す
ようにして、電線束Wをクランプするようにしている。
各電線束クランプ機構410,420のエアシリンダ4
19の上端部同士は、図11に示すように、連結ロッド
419cを介して連結されている。
【0053】昇降部 図8を参照して、上記昇降部435には、昇降部本体
440と、この昇降部本体440に揺動自在に支持さ
れた一対の巻付けアーム451,452を含み、テープ
片TTの反粘着面を弾性的に押圧して電線束Wに巻き付
けるための弾性押圧機構450と、上記昇降部本体4
40に上下動自在に支持され、上記巻付けアーム45
1,452の板状押圧部451a,452aの下面部に
テープ片TTを保持するテープ片保持機構460と、
上記巻付けアーム451,452の先端部に形成された
挟持部453,454同士の間隔を調整するための間隔
調整機構としてのエアシリンダ470とが備えられてい
る。
【0054】昇降部本体 図9を参照して、上記昇降部本体440は、フレーム3
00との間に設けられたスライドレール機構480を介
して上下にスライドできるようになっている。昇降部本
体440は、上記エアシリンダ430のロッド430a
の先端部と連結レバー443及び連結フレーム444を
介して、エアシリンダ430と連結されており、エアシ
リンダ440のロッド430aの伸縮に伴って、上下動
される。
【0055】昇降部本体440は、図8に示すように、
テープ片保持機構460の、後述するロッド465を上
下動自在に挿通させたロッド挿通孔440aを有してい
る。弾性押圧機構 図8を参照して、上記弾性押圧機構450は、昇降部
本体440にそれぞれピン441,442の回りに揺動
自在に支持された、互いに向き合う一対の略杓形形状の
上記巻付けアーム451,452と、各巻付けアーム
451,452に含まれ、電線束Wへテープ片TTを弾
性的に押圧する板ばねからなる板状押圧部451a,4
52aと、この板状押圧部451a,452aの互い
に対向する自由端部に形成され、互いの間に電線束Wの
下方でテープ片TTの両端部を抱き合わせて挟持するた
めの挟持部453,454と、これら挟持部453,
454間の間隔が狭められる方向に付勢する弾性付勢手
段としての圧縮コイルばね456,457とを含んでい
る。
【0056】図1を参照して、各挟持部453,454
の基端部(下端部)は、電線束Wの周面の曲率に対して
逆の曲率で屈曲されている。図8において、左側の巻付
けアーム451は、圧縮コイルばね456によって反時
計回り方向に付勢されており、右側の巻付けアーム45
2は、圧縮コイルばね457によって時計回り方向に付
勢されている。圧縮コイルばね456,457の働き
で、両挟持部は453,454は、互いに間隔を狭める
方向に付勢されている。そして、両挟持部453,45
4は、外力が働かない状態では、互いに所定の押圧力で
接触している。
【0057】テープ片保持機構 図8を参照して、上記テープ片保持機構460は、上
記巻付けアーム451,452の板状押圧部451a,
452aのそれぞれに形成された複数の開口部461
(図1参照)と、下端部を各開口部461と接続した
フレキシブルチューブ462と、各フレキシブルチュ
ーブ462の上端部と接続した空気流路463aを設け
たジョイント463と、下端部に上記ジョイント46
3をナット464によって固定し、上記昇降部本体44
0のロッド挿通孔440aを挿通して昇降部本体440
に上下動自在に支持されたロッド465と、このロッ
ド465の上端部に固定され、ロッド465の抜け止め
をするナット466とを含んでいる。
【0058】上記開口部461には、空気流路463a
及びホース466を介して空気吸引ポンプ(図示せず)
が接続されている。上記開口部461を通して空気吸引
することにより、テープ片を巻付けアーム451,45
2の板状押圧部451a,452aに伸長状態で保持す
ることができる。間隔調整機構 上記間隔調整機構としてのエアシリンダ470は、各巻
付けアーム451,452の高さ方向の略中央部に取り
付けられている。各エアシリンダ470は、ロッドを伸
長して、昇降部本体440の側面に当接させることによ
り、両挟持部453,454間の間隔を拡げる。これに
より、電線束Wへのテープ片Tの巻付けが完了して電線
束Wの下方にある挟持部453,454を、電線束Wと
干渉することなく、電線束Wの上方へ移動させることが
可能となる(図21参照)。
【0059】動作 次に、テープ結束装置の動作について、図14から図2
1を参照して説明する。図14に示すように、テープ巻
付け装置200は、テープ片供給機構110の上方のホ
ームポジションに位置しており、このテープ巻付け装置
200の下方で、テープ片供給機構110が、図14か
ら図18に示す動作により、所定長さのテープ片TTに
切断して、テープ巻付け装置200の巻付けアーム45
1,452に受渡し可能な状態にする。
【0060】まず、図14及び図7(b)に示すように
して、テープクランプ機構120がテープTの端部をク
ランプする。このクランプ状態で、図15に示すよう
に、テープクランプ機構120が前方へ移動されると同
時に、テープ端保持部材130が、テープ挿通項122
内に侵入すると共に水平状態まで持ち上げられる。持ち
上げられたテープ端保持部材130は、テープTの端部
をテープ挿通孔122の内上面へ押圧することにより、
その上面のテープ端保持部130aに、テープTの粘着
面を貼り付けさせる。
【0061】その後、テープクランプ機構120が、テ
ープTのクランプを解除した状態で、所定ストロークだ
け後退し(図16参照)、図17に示すように、後退し
た位置で再びテープTをクランプする。これと同時に、
一対のテープ支持部材140が略水平状態まで回動され
てテープTの下面を保持する。次に、エアシリンダ43
0によって巻付けアーム451,452が下降され、図
18に示すように、テープTの反粘着面と当接しこれを
吸引して保持する。次いで、テープ端保持部材130
が、下方へ傾斜して、テープTの端部の保持を解除する
と同時に、テープ切断部材150が、テープクランプ機
構120の板部材121の側面に沿って上昇され、テー
プTを切断する。テープ支持部材140がテープ片TT
を伸長状態に支持しているので、巻付けアーム451,
452の板状押圧部451a,452aが、テープ片T
Tを伸長状態で受け取ることができる。
【0062】テープ片TTを受け取った巻付けアーム4
51,452は、エアシリンダ430によって上昇され
る。次いで、X方向及びY方向の各移動保持体44,4
6の移動によって、布線板9上のテープ巻付けを行おう
とする所要の位置の上方へ移動されると共に、上記回転
駆動機構によって電線束Wの向きに適合する所要の向き
に向けられる。その後、Z方向移動体の移動によってテ
ープ巻付け装置200が下降され、結束作業の準備状態
となる。このとき、テープ巻付け装置200の電線束ク
ランプ機構460のクランプ部材411,412同士の
間に、電線束Wが配置される状態になっている。
【0063】次いで、一対の電線束クランプ機構460
は、エアシリンダ419の伸長により、図19に示すよ
うに、クランプ部材411,412によって電線束Wを
断面略円形に集合させてクランプする。一対の電線束ク
ランプ機構460は、電線束Wのテープ片TTが巻かれ
る部分を挟んで所定間隔離れた一対の部位を、それぞれ
クランプするので、両クランプ機構460間に位置す
る、電線束Wの部分は、断面略円形に集合された状態で
堅固に保持されることになり、したがって、電線束Wの
所要の位置に、テープ片TTを正確に且つ緩みなく巻き
付けることができる。なお、図19において、巻付けア
ーム451,452は図示を省略してある。
【0064】次に、巻付けアーム451,452の板状
押圧部451a,452aが、図20(a)に示すよう
に、テープ片TTを、電線束Wの頂部から電線束Wの両
半周面に左右均一に押圧しながら巻付けた後、板状押圧
部451a,452aの端部の挟持部453,454
が、図20(b)に示すように、電線束Wの下方で、拝
み合わせるようにして両テープ片TTの端部TT1を抱
き合わせて挟持し、これらを貼り合わせながら下降す
る。これにより、テープ片TTによる結束が完了し、間
隔調整機構としてのエアシリンダ470によって巻付け
アーム451,452同士が、図21に示すように拡開
され、挟持部453,454同士の間隔が拡げられた
後、電線束Wを迂回して上昇され、電線束Wから離れ
る。
【0065】次いで、巻付けアーム451,452を含
むテープ巻付け装置200が、テープ片供給機構100
上方のホームポジションに戻るが、テープ巻付け装置2
00が巻付け動作をしていた間に、テープ片供給機構1
00では、同時進行で、受け渡し可能なテープ片TTが
既に準備されている。したがって、次の結束作業におい
ては、テープ巻付け装置200が、ホームポジションに
戻るや否や、巻付けアーム451,452を下降させて
テープ片TTを受け取る動作(図17参照)を開始する
ことができる。これは、テープ片供給機構100とテー
プ巻付け装置200とが分離配置されることによって、
テープ片TTを切断供給するテープ供給工程と、テープ
片TTを電線束Wに巻き付けるテープ巻付け工程とを同
時進行で行うことができる結果であり、したがって、結
束作業を効率良く行うことができる。
【0066】上記実施例によれば、テープ片TTを保持
した巻付けアーム451,452を、電線束Wの上方か
ら電線束Wの両側に下降させて、電線束Wにテープ片T
Tを巻き付けるので、従来のボビンを回転させるタイプ
と比較して、格段に狭いスペースで巻付けを行うことが
できる。その結果、布線板9上に布線された状態の電線
束Wの要所を自動的にテープ止めすることが可能とな
る。
【0067】また、巻付けアーム451,452が、板
ばねからなる板状押圧部451a,452aによって、
テープ片TTを電線束Wの周面に弾性的に押圧するの
で、テープ片TTを電線束Wの周面に密に沿わせて巻き
付けることができ、したがって、緩みのない確実な結束
が行える。さらに、板状押圧部451a,452aの自
由端部に、テープ片TTの端部同士を貼り合わせるため
の挟持部453,454を形成したので、電線束Wへの
テープ片TTの押圧する動作から、電線束Wの下方でテ
ープ片TTの端部を挟持する動作へ、スムーズに移行す
ることができ、したがって、テープ片TTを緩みなく電
線束Wに巻き付けることができ、一層確実な結束が行え
る。
【0068】しかも、一対の挟持部453、454が電
線束Wの下方でテープ片TTの両端部を抱き合わせて挟
持した状態で下降するに伴って、テープ片TTによる電
線束周回ループを絞ることができるので、一層確実な結
束が行える。また、揺動自在に設けた巻付けアーム45
1,452を杓形形状としたので、広いスペースを必要
とせずに、挟持部453,454を電線束Wの下方へ回
り込ませることができる。したがって、より狭いスペー
スで、テープ巻付けを行うことができる。また、板ばね
からなる板状押圧部451a,452aが電線束Wの周
面の曲率に対していわゆる逆反りとなるので、この反発
力を利用して、両挟持部454,454を電線束Wの下
部側へ素早く回り込ませることができる結果、テープ片
TTの端部TT1同士を緩みのない状態で挟み込ませる
ことができる。したがって、一層確実な結束が行える。
【0069】なお、本発明は、上記各実施例に限定され
るものではなく、例えば、本発明の要旨を変更しない範
囲で種々の設計変更を施すことができる。
【0070】
【発明の効果】請求項1に係る電線束へのテープ巻付け
装置によれば、テープ片を保持した巻付けアームを、電
線束の上方から下降させて、電線束にテープ片を巻き付
けるので、従来のボビンを回転させるタイプと比較し
て、格段に狭いスペースで巻付けを行うことができる。
その結果、布線板上に布線された状態の電線束の要所を
自動的にテープ止めすることが可能となる。
【0071】請求項2に係る電線束へのテープ巻付け装
置によれば、巻付けアームの板状押圧部によって、テー
プ片を電線束の周面に弾性的に押圧するので、テープ片
を電線束の周面に密に沿わせて巻き付けることができ
る。しかも、板状押圧部の自由端部に、テープ片の端部
同士を貼り合わせるための挟持部を形成したので、電線
束へのテープ片の押圧動作から電線束下方でのテープ片
端部の挟持動作にスムーズに移行することができ、テー
プ片を緩みなく電線束に巻き付けることができる。
【0072】請求項3に係る電線束へのテープ巻付け装
置によれば、開口部を通しての空気吸引によって、板状
押圧部の下面部に、テープ片を確実に保持することがで
きる。請求項4に係る電線束へのテープ巻付け装置によ
れば、揺動自在な巻付けアームを杓形形状としたので、
広いスペースを必要とせずに、挟持部を電線束の下方へ
回り込ませることができる。したがって、より狭いスペ
ースで、テープ巻付けを行うことができる。しかも、挟
持部間の間隔を狭める方向に弾力的に付勢したので、こ
の付勢力によって、テープ片を電線束へ押し付ける押圧
力、および電線束の下方でテープ片の両端部を挟持する
挟持力を確保することができる。
【0073】請求項5に係る電線束へのテープ巻付け装
置によれば、電線束のテープ片が巻かれる部分を挟んだ
両側部が、クランプ手段によって略円形に集合されて保
持される。その結果、電線束の所要の位置にテープ片を
正確に且つ緩みなく巻き付けることができる。請求項6
に係る電線束へのテープ結束装置によれば、テープ巻付
け装置は、テープ片供給機構から受け取ったテープ片を
巻付けアームによって保持した状態で、所要位置へ移動
され、巻付けアームを下降させてテープ巻付け動作を行
う。従来のボビンを回転させるタイプと比較して、格段
に狭いスペースで巻付けを行うことができる結果、布線
板上に布線された状態の電線束の要所を自動的にテープ
止めすることが可能となる。
【0074】請求項7に係る電線束へのテープ巻付け方
法によれば、テープ片を保持した巻付けアームを、電線
束の上方から下降させて、電線束にテープ片を巻き付け
るので、従来のボビンを回転させるタイプと比較して、
格段に狭いスペースで巻付けを行うことができる。その
結果、布線板上に布線された状態の電線束の要所を自動
的にテープ止めすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るテープ巻付け装置を含
むテープ結束装置の要部の斜視図であり、同図(a)は
巻付けアームがテープ片供給機構からテープ片を受け取
る状態を示し、同図(b)は巻付けアームが電線束にテ
ープ片を覆い被せる状態を示している。
【図2】テープ結束装置を含む自動テープ止めモジュー
ルの概略斜視図である。
【図3】テープ止め処理を説明するための布線板の概略
斜視図である。
【図4】自動テープ止めモジュールを用いたワイヤーハ
ーネス製造システムの全体の構成を示す概略斜視図であ
る。
【図5】テープ結束装置のテープ片供給機構の構成を示
す概略斜視図である。
【図6】テープ片供給機構のうちテープ引出し機構を示
す概略側面図である。
【図7】テープ片供給機構のうちテープクランプ機構の
部分断面側面図であり、同図(a)はクランプを解除し
た状態を示し、同図(b)はテープをクランプした状態
を示している。
【図8】テープ結束装置のうちテープ巻付け装置の部分
断面正面図である。
【図9】テープ巻付け装置の部分断面側面図である。
【図10】電線束クランプ機構を示すテープ巻付け装置
の正面から見た概略断面図である。
【図11】電線束クランプ機構を示すテープ巻付け装置
の側面から見た概略断面図である。
【図12】電線束クランプ機構の概略斜視図である。
【図13】電線束クランプ機構が電線束をクランプする
状態を示す概略斜視図である。
【図14】テープ片供給機構の概略斜視図であり、テー
プクランプ機構がテープの端部をクランプした状態を示
している。
【図15】テープ片供給機構を概略斜視図であり、テー
プクランプ機構がテープの端部をクランプした状態で前
方へ移動し、テープ端保持部材にテープの端部を保持さ
せた状態を示している。
【図16】テープ片供給機構の概略斜視図であり、テー
プクランプ機構が後退して所定長さのテープが張られた
状態を示している。
【図17】テープ片供給機構の概略斜視図であり、張ら
れたテープをテープ支持部材によって支持した状態を示
している。
【図18】テープ片供給機構及びテープ巻付け装置の概
略斜視図であり、所定長さに切断されたテープ片をテー
プ巻付け装置の巻付けアームによって吸着保持する状態
を示している。
【図19】電線束クランプ機構の概略斜視図であり、電
線束クランプ機構が電線束をクランプした状態を示して
いる。
【図20】テープ巻付け装置の動作を示す概略斜視図で
あり、同図(a)は、一対の巻付けアームによってテー
プ片を電線束の周面に押圧して巻き付ける状態を示し、
同図(b)は、電線束の下方でテープ片の端部同士を貼
り合わせる状態を示している。
【図21】テープ巻付け装置の動作を示す概略斜視図で
あり、一対の巻付けアームが開拡して電線束から離れる
状態を示している。
【符号の説明】
T テープ TT テープ片 2 自動テープ止めモジュール 9 布線板 20 テープ結束装置 40 移動手段 100 テープ片供給機構 110 テープ引出し機構 120 テープクランプ機構 130 テープ端保持部材 140 テープ支持部材 150 テープ切断部材 160 駆動機構 200 テープ巻付け装置 300 フレーム(巻付け装置本体) 400 テープ巻付け機構 410,420 電線束クランプ機構 430 エアシリンダ(昇降手段) 435 昇降部 440 昇降部本体 450 弾性押圧機構 451,452 巻付けアーム 451a,452a 板状押圧部 453,454 挟持部 456,457 圧縮コイルばね(弾性付勢手段) 461 開口部 460 テープ片保持機構 470 エアシリンダ(間隔調整機構)
フロントページの続き (72)発明者 西出 裕 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面粘着性のテープ片を電線束に巻き付け
    る電線束へのテープ巻付け装置であって、 巻付け装置本体と、 上記巻付け装置本体に対して昇降自在に設けられた一対
    の巻付けアームと、 上記一対の巻付けアームの下面部にテープ片を保持させ
    るテープ片保持手段とを含み、 上記一対の巻付けアームは、電線束の頂部を挟んだ両側
    部に下降されることにより、テープ片を電線束に覆い被
    せて巻き付けると共に、電線束の下方でテープ片の両端
    部を抱き合わせて挟持し上記両端部の粘着面同士を貼り
    合わせるものからなることを特徴とする電線束へのテー
    プ巻付け装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電線束へのテープ巻付け装
    置において、 両巻付けアームは、下面部にテープ片を保持し且つテー
    プ片を電線束に弾性的に押圧する板状押圧部をそれぞれ
    含み、 両巻付けアームの板状押圧部同士の対向する自由端部に
    は、電線束の下方で互いの間にテープ片の両端部を抱き
    合わせて挟持する挟持部がそれぞれ形成されていること
    を特徴とする電線束へのテープ巻付け装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電線束へのテープ巻付け装
    置において、 上記板状押圧部には、開口部が形成され、 上記テープ片保持手段は、上記開口部を通して空気吸引
    する空気吸引手段からなることを特徴とする電線束への
    テープ巻付け装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の電線束へのテープ巻
    付け装置において、 各巻付けアームは、上記挟持部を電線束の下方へ回り込
    ませることができるように略杓形形状の部材からなり、
    且つ上記挟持部間の間隔を狭める方向に弾力的に付勢さ
    れた状態で揺動自在に設けられていることを特徴とする
    電線束へのテープ巻付け装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4の何れかに記載の電線束
    へのテープ巻付け装置において、 電線束のテープ片が巻かれる部分を挟んで所定間隔離れ
    た両側部を、それぞれ断面略円形に集合させてクランプ
    する一対の電線束クランプ手段をさらに含むことを特徴
    とする電線束へのテープ巻付け装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の何れかに記載の電線束
    へのテープ巻付け装置と、 上記テープ巻付け装置を所要位置に移動させる移動手段
    と、 ロールから繰り出された片面粘着性のテープを所定長さ
    のテープ片に切断し、上記テープ巻付け装置の巻付けア
    ームに受け取らせるテープ片供給手段とを含むことを特
    徴とする電線束へのテープ結束装置。
  7. 【請求項7】片面粘着性のテープ片を電線束に巻き付け
    る電線束へのテープ巻付け方法であって、 昇降自在な一対の巻付けアームを、電線束の頂部を挟ん
    だ両半周面に沿って下降させることにより、上記一対の
    巻付けアームの下面部に跨がって保持されたテープ片を
    電線束に覆い被せて巻き付け、 上記一対の巻付けアームをさらに下降させて、テープ片
    の両端部の粘着面同士を電線束の下方で貼り合わせるこ
    とを特徴とする電線束へのテープ巻付け方法。
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