JP2019081550A - 物品の結束装置及び結束方法 - Google Patents

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【課題】自着性テープを用いて物品を強固に束ねる結束装置を提供する。【解決手段】物品の結束装置は、自着性テープを所定の長さに切断するテープ切断部10と、前記所定の長さに切断された自着性テープを結束しようとする物品の周囲に巻き回して前記自着性テープの両端を当該自着性テープの粘着面同士で貼り合わせるテープ貼り合わせ部30と、前記物品の周囲に巻き回され、貼り合わされた前記自着性テープの両端をねじるテープねじり部40とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、物品の結束装置及び結束方法に関する。
自着性テープとは、ある種の高分子ポリマーを適宜の樹脂テープ表面にコーティングしてなり、コーティング面同士は粘着するものの、他の材料に対しては粘着しない性質(自着性)を有するテープ材料であって、電気絶縁性に優れ、気密や水密などの点で高いシール性を有することから、ワイヤーハーネスの被覆や気体又は液体が通るパイプの保護など、さまざまな分野において広く産業に利用されている。
また、自着性テープは、種々の物品の結束にも利用される(例えば特許文献1、2参照)。物品の結束に自着性テープを用いた場合、自身のコーティング面は物品の表面に対して粘着力を発揮しないため、結束された物品に異物を残すことなく取り外すことができる。
特開2003−40210号公報 特開2017−13818号公報
一方で、物品の結束に自着性テープを用いた場合、物品に対して自着性テープが粘着力を発揮しないため、物品を巻き締めて強固に保持する機能に乏しい問題があり、上記特許文献1,2ではその点が考慮されていない。
線状材料を結束するには、熱収縮チューブを用いる方法もあるが、熱収縮チューブに結束対象の物品を通す作業が煩雑であり、また物品がループ状に巻かれている場合には事実上熱収縮チューブを通すことができない。また、物品をビニールタイ等の束ねバンドでねじって結束することもできるが、結束を解く場合にはねじりを戻さなければならず作業が煩雑である。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、自着性テープを用いて物品を強固に束ねることができる結束装置及び結束方法を提供することを一の目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、物品の結束装置であって、
自着性テープを所定の長さに切断するテープ切断部と、前記所定の長さに切断された自着性テープを結束しようとする物品の周囲に巻き回して前記自着性テープの両端を当該自着性テープの粘着面同士で貼り合わせるテープ貼り合わせ部と、前記物品の周囲に巻き回され、貼り合わされた前記自着性テープの両端をねじるテープねじり部とを備えている。
上記の物品の結束装置は、前記所定の長さに切断された自着性テープにスリットを入れるスリット加工部をさらに備えてもよい。
また前記スリット加工部は、前記自着性テープの長手方向側縁にかからないように前記スリットを形成するように構成してもよい。
本発明の他の態様は、物品の結束方法であって、自着性テープを所定の長さに切断するステップと、前記所定の長さに切断された自着性テープを結束しようとする物品の周囲に巻き回して前記自着性テープの両端を当該自着性テープの粘着面同士で貼り合わせるステップと、前記物品の周囲に巻き回され、貼り合わされた前記自着性テープの両端をねじるステップとを備えている。
上記の物品の結束方法は、前記所定の長さに切断された自着性テープにスリットを入れるステップをさらに備えてもよい。
また前記スリットを入れるステップにおいて、前記自着性テープの長手方向側縁にかからないように前記スリットを形成するようにしてもよい。
本発明によれば、自着性テープを用いて物品を強固に束ねることができる物品の結束装置及び結束方法を提供することができる。なお、その他の効果については、以下の記載で明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係る物品の結束装置の全体構成を示す模式図である。 図2は、自着性テープに設けられるスリットの主な態様を示す模式図である。 図3は、自着性テープがテープ貼り合わせ部の結束台にセットされた状態を示す模式図である。 図4は、物品がテープ貼り合わせ部の台座に載置された状態を示す模式図である。 図5は、アームが接近した状態を示す模式図である。 図6は、自着性テープの両端をねじる工程を示す模式図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る物品の結束装置によって結束された物品を示す模式図である。
本発明の一実施形態について、以下に添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明に用いた図面において、同一又は類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。図面によっては説明に際して不要な符号を省略することもある。
まず、本実施形態の結束装置1の全体構成について説明する。図1に、本実施形態の結束装置1の全体構成例を模式的に示している。
本実施形態に係る結束装置1は、テープ切断部10、スリット加工部20、テープ貼り合わせ部30、及びテープねじり部40という4つの動作部を備えて構成される。テープ切断部10は、ロール状に巻かれたテープ3を所定の長さに切断する工程を担う。スリット加工部20は、切断されたテープ片3aの長手方向中央近傍にスリット5(切れ目)を施す工程を担う。テープ貼り合わせ部30は、スリット5が施されたテープ片3aの両端を貼り合わせ、テープ片3aの上に載置された物品7を束ねる工程を担う。テープねじり部40は、貼り合わされたテープ片3aの両端をねじる工程を担う。結束装置1では、これら4つの動作部による工程を経て、テープ片3aによって物品7が結束される。
自着性テープであるテープ3は、通常、ロール状に巻かれた状態で流通する。テープ3の両面には、自着性を有する高分子ポリマー材料がコーティングされているコーティング面が形成されている。
本実施形態に係る結束装置1では、まず、テープ切断部10においてテープ3がロールから引き出され、所定の長さに切断される。なお、以下の説明の便宜のため、所定長さに切り出されたテープそれぞれを、テープ片3aとよぶものとする。テープ切断部10は、空気吸引等の手段で引き出したテープ3を固定することができるカット台(図示せず)とテープ切断用カッター100(以下、単に「カッター100」とよぶ)とにより構成される。カッター100は、カット台の直上に設置されている。カッター100はアクチュエーター(図示せず)により駆動され、上下方向に直線的に動作する。テープ3がロールから引き出されて台上の所定の位置に載置されると、センサ(図示せず)が検知し、例えばプログラマブルロジックコントローラ(PLC)等の制御装置(以下、単に「制御装置」とよぶ)(図示せず)に信号が送信される。制御装置はセンサから信号を受信すると、アクチュエーターに指示を送信する。アクチュエーターは制御装置から指示を受信すると、カッター100をカット台の上面に対して垂直に下降させる。その結果、テープ3が切断される。切り出されたテープ片3aは、適宜の搬送手段によってスリット加工部20に移送される。テープ片3aが移送されると、テープ切断部10ではテープ3がふたたびロールから引き出され、台上に載置されて前記工程が反復される。
本実施形態に係る結束装置1では、物品7を結束する際に、テープ片3aの両端を貼り合わせてねじる(詳細後述)。そのため、切り出されるテープ片3aの長さは、束ねられた物品7の外周の長さに加えて、両端を貼り合わせてねじるために所要のマージンを有するように決定することができる。
次に、スリット加工部20について説明する。スリット加工部20は、テープ片3aを空気吸引等により固定することができるスリット加工台(図示せず)とスリット加工用カッター200(以下、単に「カッター200」とよぶ)とにより構成される。カッター200は、スリット加工台の直上に設置されている。テープ片3aに入れられるスリット5の形状は、カッター200の刃型により決定される。図1では、破線状に二分割された1本のスリット5を入れることができるカッター200がセットされている構成を例示している。カッター200はアクチュエータ(図示せず)により駆動され、上下方向に直線的に動作する。切り出されたテープ片3aが台上の所定の位置に載置されるとセンサ(図示せず)が検知し、制御装置に信号が送信される。制御装置はセンサから信号を受信すると、アクチュエーターに指示を送信する。アクチュエーターは制御装置から指示を受信すると、カッター200をスリット加工台の上面に対して垂直に下降させる。その結果、切り出されたテープ片3aの長手方向中央近傍にスリット5が施される。スリット5が施されたテープ片3aはテープ貼り合わせ部30に移送される。スリット5が施されたテープ片3aが移送されると、スリット加工部20では、次のテープ片3aがスリット加工台上に載置される。
スリット加工部20においてテープ片3aに施されるスリット5の形状や数などは、カッター200の換装により変更することができる。図3に、結束装置1において施すことができるスリット5の主な態様を例示した。前記のように、スリット5は、テープ片3aを手で容易に破断することができるように、テープ片3aの幅方向に設けられる。(a)は、テープ片3aの幅の略1/3の長さの直線状のスリット5が1本施されている。これに対し、(b)は2分割された直線状のスリット5が1本、(c)は3分割された直線状のスリット5が1本施されている。(b)及び(c)のスリット5の幅の合計は、それぞれテープ片3aの幅の略1/2に相当する。
スリット5の形状が(a)のときは物品7を結束するテープ片3aを手で引きちぎって破断できたものの、やや引きちぎりにくかった。一方、スリット5の形状が(b)及び(c)のときは容易に破断できた。(b)(c)間で破断しやすさ(引きちぎりやすさ)に明確な差異はなかった。以上より、破断しやすさは主にスリット5の幅の合計がテープ片3aの幅に占める割合で決まると考えられる。しかし、(a)ではスリット5が施されていない両サイドの幅が広く、破断する際にテープ片3aがねじれやすい不具合が生じた。
一方、スリット5がテープ片3aの長手方向側縁にかかる場合、物品7を結束した状態でテープ片3aの両端を巻き締めていくと、テープ片3aがそこから切れてしまう、という問題が生じた。
以上より、好適なスリット5の態様は、(1)2以上に分割されており、(2)長さの合計がテープ片3aの幅の略50%以上であり、(3)テープ片3aの長手方向側縁にかかっていない、という条件を満たすものであるといえる。
なお、スリット5の形状は、テープ片3aの材質、寸法等に応じて任意に設定可能である。本実施形態におけるスリット5は直線状であるが、例えば(d)及び(e)に示される、いわゆるジップラインとよばれる形状であってもよい。また、複数のスリット5が施されてもよい。
また、スリット5はテープ片3aの長手方向中央近傍に施されなくてもよい。スリット5が施される位置は、テープ片3aをスリット加工台に載置する際の位置を変えることで変更可能である。これらのスリット5の態様は、テープ片3aを外すときに要する力、物品を巻き締めるときにテープ3aにかかるテンション、及びテープ片3aの材質、形状寸法等により総合的に決定されればよい。
次いで、スリット5が施されたテープ片3aは、テープ貼り合わせ部30に移送される。テープ貼り合わせ部30は、物品7を載置する台座310と、台座310の上部に対向配置された一対のアーム330とを備えて構成される。
アーム330は適宜の駆動源を有するアクチュエーター320により駆動され、水平方向に移動可能とされている。アーム330に接続されたアクチュエーター320が、対向配置されたもう一方のアーム330に向かって同時に延伸する結果、アーム330同士が接近する。左右のアーム330に挟まれたスペースの下部には前記の台座310が配置されている。台座310は物品7を載置するための、断面略円弧状のくぼみを有する。
図3に、テープ片3aがテープ貼り合わせ部30にセットされた状態を例示している。テープ片3aは左右のアーム330の上部に載置される。テープ片3aは、アーム330の上部に設置された吸引孔340によってアーム330に対して摺動可能に配置される。
図3に例示する状態で、図示しない搬送手段によって、テープ片3aによる結束対象である物品7がテープ片3aの上方から下方へ移動される。物品7がテープ片3aの上側表面に接触してからなおも下方へ移動されると、それに伴ってテープ片3aは下方へたわんでいき、ついにテープ片3aを挟んで台座310上に配置されることとなる。なお、物品7がテープ片3aを押し込んでいく過程で、テープ片3aは物品7の下方から外周上方へ回り込んでいくように変形して物品7をまとめて吊り下げるように作用するので、物品7を載置する台座310は用いなくてもよい場合がある。
図4に、物品7が台座310に載置された状態を例示している。図4に例示されている物品7は、複数の線状物、例えばケーブルである。なお、物品7としてのケーブルは、線状に束ねられていても、ループ状にまとめられていてもかまわない。ループ状にまとめられている場合であっても、その周上のいずれかの部分にテープ片3aが巻回されるように、アーム330上に載置されたテープ片3aに対して物品7を配置すればよい。
台座310上には、物品7が台座310上に配置されたことを検知するためのセンサ(図示せず)が設置されている。台座310への物品7の載置をこのセンサが検知すると、制御装置に信号が送信される。制御装置はセンサから信号を受信すると、アクチュエーター320に指示を送信する。アクチュエーター320は制御装置から指示を受信するとふたたび延伸し、左右のアーム330が互いに接近していく。そして、対向するテープ片3a同士が徐々に接近していく。図5に、アーム330が互いに接近しつつある状態を示している。さらにアクチュエーター320が延伸して左右のアーム330が互いに当接すると、アーム330の表面に沿ったテープ片3aのコーティング面同士も接触し、テープ片3a同士が貼り合わされる。このとき、物品7はテープ片3aによってゆるやかに結束されるようになる。
左右のアーム330同士が当接したことは、リミッタスイッチ等のセンサによって検知される。センサがアーム330の当接を検知すると、それに基づいて制御装置はアクチュエーター320に指示を送信し、アクチュエーター320は左右のアーム330を互いに離隔するように後退する。このとき、テープ片3aの吸引孔340の吸引は終了しており、テープ片3aの両端はほぼ直立した状態となっている。
次に、本実施形態に係る結束装置1のテープねじり部40について説明する。テープねじり部40は、テープ貼り合わせ部30で貼り合わされたテープ片3aの端部をねじる動作を行う。テープ片3aの端部をねじると物品7を巻き締めてテープ片3aと物品7とが密接し、さらに物品7を結束しているテープ片3aに適度のテンションが加わり、物品7が強固に保持されるようになる。
図6に、テープねじり部40により、コーティング面同士で貼り合わされたテープ片3aの端部がねじられる状況を示している。テープねじり部40には、テープ片3aの端部を挟んで保持するためのチャック420と、チャック420と一体に設けられ、チャック420と共に水平面内で回転する回転部410とが備えられている。回転部410はモータ等の適宜の駆動源によりチャック420と共に回転駆動可能である。チャック420は、空気圧等の駆動源により開閉可能な保持用具であり、テープ片3aの端部を把持したり開放したりすることが可能な構成を有する。
まず図5に例示するようにアーム330同士が当接した状態で、回転部410が上方からテープ片3aに向けて下降する。このとき、チャック420の先端部は開放状態であり、その先端部の間隙にテープ片3aが配置されたときに、前記駆動源によってチャック420の先端部が閉じられ、チャック420がテープ片3aの端部を把持する。なお、チャック420がテープ片3aを把持する位置に至ったことは、回転部410の下降量があらかじめ定めた長さに達したことをリミットスイッチ等で検出することで実現される。
次いで、回転部410は、テープ片3aの端部をチャック420が把持している状態で、チャック420と共に水平面内で回転する。この際、テープ片3aで結束された物品7は台座310上に載置されたままである。回転部410の回転軸は、テープ片3aの幅方向のほぼ中央となるように設定されている。この回転部410の回転によって、チャック420によって把持されている、貼り合わされたテープ片3aの端部がねじられる。回転部410の回転速度、及び回転数(テープ片3aをねじる回数)は、テープ片3aの幅、厚さ、物品7から延長している部分の長さ、対象物品7の形状、寸法、材質といった属性等の条件に応じて設定すればよい。回転部410は、所定の回数だけ回転した後停止し、チャック410は把持していたテープ片3aを開放する。チャック420が開放状態となった後、回転部410はチャック420と共に上方へ退避される。テープ片3aによって結束された物品7は、図示しない適宜の搬送手段、あるいは人手で結束装置1から次工程へと移される。
以上のように、物品7の周りに巻回したテープ片3aの両端を貼り合わせてねじることで、貼り合わせたテープ片3aのコーティング面同士が強固に接着され、緩まない状態となる。この際、物品7の属性等に応じてテープ片3aのねじり回数を調整することで、物品7を適度なテンションで巻き締め、テープ片3aから物品7が脱落しないようにすることができる。一方、テープ片3aのコーティング面は、物品7の表面とは接着しないので、後に物品7からテープ片3aを容易に取り外すことができる。
なお、テープ片3aをねじる回数は、回転部410の回転運動に対する抵抗値に応じて決定してもよい。具体的には、例えば回転部410にトルクリミッタを設けておき、回転部410に加わる抵抗力が所定値に達したときに回転を停止するように設定すればよい。
図7に、結束装置1によってテープ3aで結束された物品7を例示している。自着性テープであるテープ片3aがそのコーティング面で互いに接着され、さらに互いにねじられることで、そのねじられた部分が互いに強固に固着される。また物品7に巻回されたテープ片3aをねじることにより、テープ片3aに適度のテンションが加えられて物品7を巻き締め、テープ片3aが物品7を結束した状態を保持するようにしている。
テープ片3aの物品7の周囲に巻回されている部分にスリット5を設ければ、スリット5に沿ってテープ片3aを手で引きちぎることによりテープ片3aを物品7から容易に外すことができる。なお、スリット5を設けなくても本発明の効果を享受することは可能である。スリット5を設ける場合には、スリット5がテープ片3aの長手方向側縁にかからないようにすることにより、テープ片3aが不用意に破断するのを防止することができる。
以上説明した本実施形態の結束装置1によれば、結束対象である物品7に巻回された自着性テープ片3aの両端をコーティング面同士で貼り合わせてねじるので、ねじられたテープ片3aの両端部は互いに固着して、緩まない強固な接合を形成すると共に、物品7がテープ片3aによって巻き締められて確実に保持される。このため、物品7を運搬中にテープ片3aが物品7から外れることが防止される。一方で、テープ片3aのコーティング面は物品7の表面には接着しないので、テープ片3aを破断すれば、物品7の表面に残存物を残すことなく物品7からテープ片3aを取り外すことができる。
また、本実施形態によれば、テープ片3aの長手方向中央近傍に、幅方向にスリット5を設けることにより、このスリット5が形成されている部分がテープ片3aにおいて相対的に破断しやすい部分となる。そのため、テープ片3aをスリット5の部分において手で破断することにより、より容易に物品7から取り外すことができる。
本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 結束装置
3 自着性テープ
3a テープ片
5 スリット
7 物品
10 テープ切断部
20 スリット加工部
30 テープ貼り合わせ部
40 テープねじり部
100 テープ切断用カッター
200 スリット加工用カッター
310 台座
320 アクチュエーター
330 アーム
340 吸引孔
410 回転部
420 チャック

Claims (6)

  1. 物品の結束装置であって、
    自着性テープを所定の長さに切断するテープ切断部と、
    前記所定の長さに切断された自着性テープを結束しようとする物品の周囲に巻き回して前記自着性テープの両端を当該自着性テープの粘着面同士で貼り合わせるテープ貼り合わせ部と、
    前記物品の周囲に巻き回され、貼り合わされた前記自着性テープの両端をねじるテープねじり部と、
    を備えている物品の結束装置。
  2. 前記所定の長さに切断された自着性テープにスリットを入れるスリット加工部をさらに備えている、請求項1に記載の物品の結束装置。
  3. 前記スリット加工部は、前記自着性テープの長手方向側縁にかからないように前記スリットを形成する、請求項2に記載の物品の結束装置。
  4. 物品の結束方法であって、
    自着性テープを所定の長さに切断するステップと、
    前記所定の長さに切断された自着性テープを結束しようとする物品の周囲に巻き回して前記自着性テープの両端を当該自着性テープの粘着面同士で貼り合わせるステップと、
    前記物品の周囲に巻き回され、貼り合わされた前記自着性テープの両端をねじるステップと、
    を備えている物品の結束方法。
  5. 前記所定の長さに切断された自着性テープにスリットを入れるステップをさらに備えている、請求項4に記載の物品の結束方法。
  6. 前記スリットを入れるステップにおいて、前記自着性テープの長手方向側縁にかからないように前記スリットを形成する、請求項5に記載の物品の結束方法。
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