JPH07155438A - 遊技機用映像表示装置 - Google Patents

遊技機用映像表示装置

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JPH07155438A
JPH07155438A JP5309302A JP30930293A JPH07155438A JP H07155438 A JPH07155438 A JP H07155438A JP 5309302 A JP5309302 A JP 5309302A JP 30930293 A JP30930293 A JP 30930293A JP H07155438 A JPH07155438 A JP H07155438A
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技機の製造コストを増加させず
に、特別図柄表示装置に遊技者の注目を集めることが可
能な高度で複雑な映像を表示する。 【構成】 本発明は、パチンコ遊技機11において、役
物回路12からの信号により、特別図柄を表示するため
の特別図柄表示装置10に関する。この特別図柄表示装
置10は、LCD12を有し、かつ、上記LCD12に
映像を表示するための映像信号出力部14を有する。ま
た、映像信号出力部14は、画像データを記憶した記憶
部16を有するとともに、外部画像データ出力部18に
接続されている。該画像データ出力部18は、3DCG
を記憶するとともに、これを映像信号出力部14に出力
するようになっている。また、上記外部画像データ出力
部18は、立体化された図柄の形状データを記憶すると
ともにこれを形状変換して3DCG化し、映像信号出力
部14に出力するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機において、映像
を表示するための遊技機用映像表示装置に係わり、特
に、三次元コンピュータグラフィックスを効果的に表示
する遊技機用映像表示装置に関する。
【0002】〔発明の背景〕近年、遊技機、例えば、パ
チンコ遊技機等においては、遊技領域の略中央に配置さ
れる特別図柄表示装置での可変表示ゲームにより遊技の
興趣が高められている。この可変表示ゲームは、特別図
柄表示装置中に表示される特別図柄が、予め定められた
組み合わせとなった場合を大当たりとし、連続役物を作
動させることにより変動入賞装置を開状態とし、入賞を
容易にするものである。このような可変表示ゲームにお
いては、大当たりの決定や、停止時の特別図柄(以下、
停止図柄という)の決定等に確率的要素が盛り込まれて
おり、偶然性を伴うことで遊技に対する興趣が盛り上げ
られている。このため、大当たりの決定や、停止図柄の
決定等には、一様性及び不規則性を伴う乱数を用いてい
る。
【0003】また、上記特別図柄表示用の表示装置とし
ては、例えば、セグメント型の液晶ディスプレイや、発
光ダイオード等を用いて大きなドットもしくは特定の形
状による粗い解像度で、数字や文字や簡単な図形を表示
するタイプのものと、比較的高解像度のマトリックス型
の液晶ディスプレイを用いたものとがある。そして、上
記マトリックス型の液晶ディスプレイを用いたものに対
しては、ビデオゲーム機と同様にコンピュータグラフィ
ックスなどによる画像データが表示可能である。
【0004】ところで、上記可変表示ゲームを用いたパ
チンコ遊技機は、多種のものが製作されているが、上記
可変表示ゲームは、基本的に、外れと大当たりが確率的
に決定される単純なものである。従って、可変表示ゲー
ム自体は、どのパチンコ遊技機でも大差のないものとな
るので、上記特別図柄表示装置に表示される映像が、可
変表示ゲームを用いたパチンコ遊技機を差別化する大き
な要因となる。
【0005】従って、上記可変表示ゲームを用いたパチ
ンコ遊技機においては、上記特別図柄表示装置として、
高度な画像表示を行なうことができるマトリックス型の
液晶ディスプレイが注目され、表示画像によるパチンコ
遊技機の差別化が図られ、様々な画像表示が試みられて
いる。
【0006】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機には、上記可変表
示ゲーム、電動役物の動作、各種ランプ、遊技球の排出
などを遊技球の入賞に伴って管理する役物回路(遊技機
制御装置)が設けられるとともに、例えば、液晶ディス
プレイと該液晶ディスプレイに映像信号を出力する映像
信号出力部とからなる特別図柄表示装置が設けられてい
た。
【0007】上記液晶ディスプレイ(以下LCDと略
す)を有する特別図柄表示装置は、基本的には、例え
ば、図9のブロック図に示されるように、映像信号出力
部1と駆動回路(図示略)を含むLCD2とからなる。
そして、上記映像信号出力部1は、上記役物回路3から
上記LCD2上に表示される可変表示ゲームを制御する
ために出力される表示データ信号を入力するためのイン
ターフェース4と、LCD2に出力する画像を管理する
ためのCPU(central processing unit )5と、この
CPU5のプログラム等を格納したROM(read-only
memory)6と、上記CPU5の演算処理に用いられるR
AM(random access memory)7と、多数の表示用の画
像データを記憶した画像用ROM8と、上記CPU5か
らの命令に基づいて画像用ROM8から特定の画像デー
タを読み出すとともに、これをLCD2の走査に対応し
た映像信号に変換して出力するとともに、この映像信号
出力部1に接続されたLCD2に対応した同期信号(垂
直同期信号及び水平同期信号)を出力するビデオディス
プレイコントローラ(以下VDCと略す、なお、VDC
は、ビデオディスプレイプロセッサー「VDP」やCR
Tコントローラ「CRTC」等とも呼ばれる)9とを基
本構成とするものである。
【0008】そして、パチンコ遊技機においては、画像
データを静止画として表示するとともに、画像データの
スクロール、移動、切り換え等によりアニメーションと
しても画像データを表示することができるようになって
いた。また、パチンコ遊技機においては、画像の表示と
ともに音楽等の効果音を発生するようになっており、上
記映像表示装置とともに、サウンドジェネレイタ(図示
略)が設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記液晶デ
ィスプレイを有する特別図柄表示装置においては、可変
表示ゲーム用の映像表示として、パチンコ遊技機の差別
化を図るために、遊技者の興味を引くもの、例えば、多
数の色を用いるとともに、多数の画像データからなり、
見た目にきれいな表示のものが求められているが、他の
機種に比較して、特に遊技者の注目を集める表示を行な
うことが困難であった。
【0010】また、パチンコ遊技機を設けたホール(遊
技店)においては、パチンコ遊技機が一人で行なうもの
なので、採算を考慮した場合に多数の遊技機を設置する
必要があるとともに、遊技機全般に渡って新機種に人気
が集中する傾向があり、比較的頻繁に新機種を導入し
て、新機種と旧機種とを入れ替える必要があることか
ら、パチンコ遊技機の一台当りのコストを低減すること
が要求されていた。
【0011】それに対して、上記LCDを用いたパチン
コ遊技機においては、上記LCDがパチンコ遊技機の部
品として比較的高価であるとともに、上述のように色数
が多く多数の画像データからなるような高度な画像表示
が要求されることから高価な高機能の映像信号出力部が
要求され、コストダウンが難しいとうい問題点があっ
た。そして、他の機種と差別化を図るような極めて高度
な画像表示を行なおうとした場合には、さらに、パチン
コ遊技機一台当りのコストを押し上げることになり、ホ
ールへの導入が困難なものとなってしまうという問題点
があった。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、特別図柄表示装置に遊技者の注目を集める映像
を表示することができるとともに、注目を集めるような
映像を低コストに提供することができる遊技機用映像表
示装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
遊技機用映像表示装置10は、遊技機11に配置される
ディスプレイ12と、上記遊技機11を制御する遊技機
制御装置13からの信号により上記ディスプレイ12に
映像信号を出力する映像信号出力部14とを備えたもの
であり、上記映像信号出力部14は、上記ディスプレイ
12に表示すべき画像データの特定、移動、切り換え等
を指示する表示指示信号を出力する中央演算処理手段1
5と、上記ディスプレイ12に表示すべき複数の画像デ
ータを格納した記憶手段16と、上記中央演算処理手段
15からの表示指示信号に基づいて記憶手段16から画
像データを読み出し、該画像データを上記ディスプレイ
12用の映像信号に変換して出力するディスプレイ制御
手段17とを具備してなり、上記記憶手段16には、二
次元の画像データと、三次元コンピュータグラフィック
スの画像データとが記憶され、上記ディスプレイ12に
二次元画像と三次元コンピュータグラフィックスとが表
示されることを上記課題の解決手段とした。
【0014】また、本発明の請求項2記載の遊技機用映
像表示装置10は、上記記憶手段16が、画像データを
記憶した画像記憶部16aと、三次元空間における形状
データを記憶した形状記憶部16bと、上記中央演算処
理手段15から出力される三次元コンピュータグラフィ
ックス(以下3DCGと略す場合がある)の画像データ
を記憶する三次元画像記憶部16cとを備え、上記中央
演算処理手段15は、任意の変数に基づいて上記形状記
憶部16bに記憶された形状データの変換を行なう形状
変換手段15aと、該形状変換手段15aに変換された
形状データを透視変換する透視変換手段15bと、透視
変換され平面図上に投影された形状データを用いて三次
元コンピュータグラフィックスの画像データを作成し、
上記三次元画像記憶部16cに格納する画像生成手段1
5cとを備え、上記ディスプレイ制御手段17が、上記
中央演算処理手段15の表示指示信号により上記記憶手
段16の画像記憶部16a及び三次元画像記憶部16c
に格納された画像データを読み出して上記ディスプレイ
12に映像信号として出力することを上記課題の解決手
段とした。
【0015】また、本発明の請求項3記載の遊技機用映
像表示装置10は、複数の上記遊技機11に接続された
外部画像データ出力部18を有し、上記記憶手段16の
少なくとも一部が上記外部画像データ出力部18に配置
され、外部画像データ出力部18から各遊技機11の映
像信号出力部14に画像データが出力され、該画像デー
タがディスプレイ制御手段17を介してディスプレイ1
2に表示されることを上記課題の解決手段とした。
【0016】そして、本発明の請求項4記載の遊技機用
映像表示装置10は、複数の上記遊技機に接続された外
部画像データ出力部18を有し、上記記憶手段16の少
なくとも形状記憶部16bと、上記中央演算処理手段1
5の少なくとも形状変換手段15a、上記透視変換手段
15b及び画像生成手段15cとが、上記外部画像デー
タ出力部18に配置され、外部画像データ出力部18か
ら各遊技機11の映像信号出力部14に画像生成手段1
5cにより作成された画像データが出力され、該画像デ
ータがディスプレイ制御手段17を介してディスプレイ
12に表示されることを上記課題の解決手段とした。
【0017】さらに、本発明の請求項5記載の遊技機用
映像表示装置10は、上記記憶手段に記憶される二次元
の画像データと三次元コンピュータグラフィックスの画
像データは、同一の被写体を描いたものであることを上
記解題の解決手段とした。
【0018】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、記憶手段1
6に通常の平面的な二次元の画像データと、3DCGに
よる現実感のある画像データとが記憶されており、これ
らを切り換えて表示したり、二次元の画像データ上に三
次元の画像データを重ねて表示することなどが可能とな
り、例えば、パチンコ遊技機の特別図柄表示装置(遊技
機用映像表示装置)10に遊技者の注目を集める変化を
持たせた画像を表示することが可能になる。
【0019】そして、上記請求項2記載の構成によれ
ば、記憶手段16の形状記憶部16bに、形状データが
記憶され、該形状データが中央演算処理手段15の形状
変換手段15aにより変換され、変換された形状データ
が透視変換手段15bにより平面上に投影され、画像生
成手段15cにより平面上に投影された形状データが3
DCGとされる。
【0020】すなわち、予め形状記憶部16に記憶され
た形状データが、任意の変数により例えば、回転、拡
大、縮小、その他の変換が施される。そして、変換され
た形状データが、透視変換により、平面上に配置された
後に、例えば、隠線もしくは隠面の処理を施されるとと
もにレンダリングの処理を施され、3DCGの画像デー
タとされる。
【0021】従って、上記任意の変数により、決定され
た形状の画像データが作成されることになり、上記変数
を変化させることにより、多様な形状の画像データが作
成されることになる。そして、予め記憶された画像デー
タをディスプレイ12に出力する場合と異なり、例え
ば、毎回変わった画像データを表示することが可能とな
り、例えばパチンコ遊技機の特別図柄表示装置10に、
遊技者の予測しない3DCGの画像データを表示して遊
技者の注目を集めることができる。
【0022】また、上記請求項3記載の構成によれば、
複数の遊技機に接続された外部画像データ出力部18上
に上記請求項1に記載の記憶手段16の少なくとも一部
が配置されているので、ディスプレイ12に表示する画
像データの全てを遊技機11の記憶手段16に記憶して
おく必要がなく、外部画像データ出力部18に配置され
た記憶手段16に記憶しておき、外部画像データ出力部
18から各遊技機11の映像信号出力部14に画像デー
タを送信して各遊技機11のディスプレイ12に表示す
ることができるので、例えば、大容量の画像データを記
憶させるようにしても、遊技機11単体のコストを増加
させることがない。
【0023】従って、通常の二次元の画像データと、3
DCGの画像データとのように、多くの画像データを記
憶させることも容易にできる。また、3DCGの画像デ
ータを有効に表示しようとした場合には、視点や光源の
位置を変えたり、回転や縮小拡大を行なった画像データ
を切り換えて表示することにより、アニメーションとし
て表示することが好ましく、このような表示を行なった
場合に、さらに、多くの画像データを必要とすることに
なるが、上記外部画像データ出力部18を設けることに
よって容易に対応することができる。また、複数の遊技
機11に接続された外部画像データ出力部18の記憶手
段16に記憶された画像データを変更することにより、
複数の遊技機11の各ディスプレイ12に表示される画
像データを容易に変更することができる。
【0024】また、請求項4記載の構成によれば、外部
画像データ出力部18において、形状変換手段15aに
よる形状データの変換、透視変換手段15bによる透視
変換、画像生成手段15cによる上記透視変換された形
状データの3DCG化が行なわれることになる。すなわ
ち、比較的高速な中央演算処理手段15においても、長
い処理時間を必要とする処理を、各遊技機11で行なう
のではなく、外部画像データ出力部18側で行なうよう
にしているので、各遊技機11の中央演算処理手段15
に高速で高価なものを用いる必要がなく、外部画像デー
タ出力部18を高速処理可能なものとすることで、上記
請求項2記載の構成と同様の作用を奏するようにするこ
とができる。
【0025】さらに、本発明の請求項5記載の構成によ
れば、同一の被写体に対して二次元の平面的な画像デー
タと、三次元のリアリティを有する画像データとを切り
換えて表示することができるので、ディスプレイ12に
おいて、二次元の画像データを同一の被写体に対する三
次元の画像データに切り換えて表示した際に、ディスプ
レイから上記被写体が浮き出したような効果を得ること
ができる。
【0026】なお、上記「課題を解決するための手段」
及び「作用」の欄において、図1の符号を用いて説明し
たが、本発明が図1に示されるブロック図に限定される
ものでないことは勿論である。
【0027】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、図2ないし
図8を参照して説明する。なお、図2ないし図8におい
て、図1と同一部分には同一の符号を付す。この実施例
は、本発明の遊技機用映像表示装置10を、パチンコ遊
技機(遊技機)11の特別図柄表示装置(遊技機用映像
表示装置)10に応用したものであり、図2は、上記特
別図柄表示装置10を示すブロック図である。
【0028】図2に示すように、この実施例の特別図柄
表示装置10は、基本的に、パチンコ遊技機11に配置
されるLCD(ディスプレイ)12と、上記パチンコ遊
技機(遊技機)11を制御する役物回路(遊技機制御装
置)13からの信号により上記LCD12に映像信号を
出力する映像信号出力部14とを備えたものである。
【0029】そして、上記映像信号出力部14は、上記
LCD12に表示すべき画像データの特定、移動、切り
換え等を指示する表示指示信号を出力するCPU(中央
演算処理手段)15と、上記LCD12に表示すべき複
数の画像データを格納する記憶部(記憶手段)16と、
CPU15からの表示指示信号に基づいて記憶部16か
ら画像データを読み出し、該画像データを上記LCD1
2用の映像信号に変換して出力するVDC(ディスプレ
イ制御手段)17とを有するものである。
【0030】また、上記パチンコ遊技機11は、複数台
を一組として外部画像データ出力部18に接続されてお
り、外部画像データ出力部18から出力される画像デー
タをLCD12に表示できるようになっている。なお、
上記CPU15には、図示しない音声合成回路が接続さ
れ、LCD12への画像データの表示とともに、効果音
を生成するようになっている。
【0031】ここで、特別図柄表示装置10の詳細な説
明を行なう前に、この実施例におけるパチンコ遊技機1
1の一例を図3及び図4を参照して説明する。なお、本
発明は、遊技機用映像表示装置10についての発明であ
り、本発明が以下に説明するパチンコ遊技機11に限定
されるものではなく、本発明は、ディスプレイを有する
遊技機のほとんど全てに適用できるものである。
【0032】図3及び図4は、この実施例のパチンコ遊
技機11を示し、このパチンコ遊技機11は、外周部を
構成する後枠19(図4に図示)と、該後枠19に一対
のヒンジ20、20を介して回動可能に取り付けられる
前枠21と、図4に示すように、上記前枠21の裏面側
に取り付けられて、この前枠21の一部を構成するフレ
ーム22と、このフレーム22の内周部に着脱可能に取
り付けられた遊技盤23と、図3に示すように、上記前
枠21の前面側に配設され、上記遊技盤23との間に所
定の間隔を形成することにより、遊技空間を形成する透
明な前面板(例えばガラス板やアクリル板)24と、こ
の前面板24を上記前枠21に対して開閉可能に取り付
ける前面板収納枠25と、この前面板収納枠25の下方
において上記前枠21に回動可能に取り付けられた開閉
パネル26と、この開閉パネル26の前面に設けられた
遊技球供給皿27と、上記開閉パネル26の下方で、上
記前枠21に取り付けられた遊技球受け皿28と、さら
に、図4に示すように、上記フレーム22の裏面側に取
り付けられ、上記役物回路13及び映像信号出力部14
等を含み、パチンコ遊技機11の各種制御や遊技球の供
給や収集等の制御を行う種々の装置が組み込まれた裏機
構体29と、上記遊技球受け皿28の右側部の裏面側に
配設され、遊技球を発射する発射装置30と、図3に示
すように、遊技球受け皿28の右側部の表面に設けら
れ、上記発射装置30の作動量を調整する操作ダイヤル
31とによって概略構成されている。
【0033】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、上記遊技盤23には、その中央部に、特別図柄表示
装置10を構成するLCD12の表示面12aが配置さ
れている。なお、上記LCD12の表示面12aの周囲
には、表示部装飾部材32が設けられている。また、上
記表示部装飾部材32の両側方および下方には、上記特
別図柄表示装置10用の始動口33…が設けられてお
り、この始動口33…への遊技球の入賞によって、上記
特別図柄表示装置10における可変表示ゲームが開始さ
れるようになっている。
【0034】さらに、上記表示部装飾部材32の下方
で、かつ、上記始動口33の下方には、遊技者にとって
不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変
換可能な変動入賞装置34が設けられており、上記特別
図柄表示装置10における可変表示ゲームの結果が特定
表示態様になった際に、前述した第2状態に変換される
ようになっている。
【0035】一方、上記遊技盤23の前面には、上記表
示部装飾部材32、始動口33…、および、変動入賞装
置34等を取り囲むようにしてガイドレール35が取り
付けられており、このガイドレール35は、上記遊技盤
23の前面および前面板24とにより、略円形の遊技領
域Gを構成するようになっているとともに、上記発射装
置30によって打ち出される遊技球を、上記遊技領域G
内へ誘導するようになっている。
【0036】上記裏機構体25は、図4に示すように、
フレーム22の上部に配設されるとともに、遊技球が貯
留されるタンク36と、このタンク36の下方に配置さ
れるとともに、このタンク36から供給される遊技球を
整列させつつ後段の遊技球排出装置(図示略)へ誘導す
るシュート37と、このシュート37の下方に配設され
て、入賞球を、図示しない入賞球処理装置へ導く集合樋
38と、この集合樋38に開閉自在に設けられた裏蓋3
9と、上記特別図柄表示装置10のLCD12の裏面側
に配設された上記映像信号出力部14と、上記裏蓋39
の下方に取り付けられた上記役物回路13と、上記裏蓋
39の下方に取り付けられ、賞品球の払い出しや貸し出
しの制御を行う排出回路40と、上記役物回路13の下
方に設けられた上記発射装置30と、効果音を発生する
スピーカー41とによって構成されている。
【0037】次に、図2及び図5に示すブロック図を参
照して、役物回路13及び特別図柄表示装置10を説明
する。図5に示すように、上記役物回路13は、基本的
に、所定の設定確率に基づく乱数を生成する機能や、ホ
ールの管理装置に対して、例えば、始動口33への入賞
数、可変表示ゲームの開始数、可変表示ゲームにおける
大当たり、大当たり時のサイクルの継続回数、不正情報
(入賞による不正、コネクタの抜け、etc)等の各種
情報を出力する機能等を有するものである。
【0038】図5において、役物回路13は、CPU1
3a、分周回路13b、ROM13c、RAM13d
と、入出力制御部13eとから構成されている。上記C
PU13aは、他の各種回路を制御する役物回路13の
中枢をなす8ビットのマイクロプロセッサであり、リセ
ット割込処理により、ROM13c内に格納されたプロ
グラム処理手順に基づいて1シーケンス単位で各種プロ
グラム処理を実行するものである。
【0039】分周回路13bは、クロックオシレータか
ら出力されるクロックパルスを分周してリセット信号を
生成し、このリセット信号をCPU13aに供給するも
のである。ROM13cは、CPU13aによって利用
される各種制御プログラムやデータ等を格納する半導体
メモリであり、RAM13dは、CPU13aにおける
プログラム処理実行中に利用されるプログラムデータ等
を格納したり、遊技に関連するデータを一時的に記憶
し、作業領域として利用される半導体メモリである。
【0040】そして、上記CPU13aにより、乱数の
発生、該乱数に基づく可変表示ゲームの大当たり、小当
りの判定等が行なわれるようになっている。また、上記
CPU13aと入出力制御部13eとは、バスBにより
接続されている。入出力制御部13eは、大当たりまた
は小当たりの判定を開始するための信号を生成するとと
もに、後述する大当たりまたは小当たり時において、変
動入賞装置34を開放駆動させるとともに特別図柄表示
装置10に大当たりもしくは小当りの特別図柄の表示を
させるものであり、入力装置13f、ローパスフィルタ
13g、バッファゲート13h、出力ポート13i、ド
ライバ13j、出力装置13kを備えている。
【0041】ここでいう入力装置13fは、始動口33
内の図示しない始動スイッチや排出回路40などであ
り、遊技球の入賞などに伴って信号を入出力制御部13
eに入力するものである。なお、始動スイッチは、始動
口33内に設けられ、遊技球の入賞を検出するスイッチ
である。ローパスフィルタ13gには、上記始動スイッ
チからの出力信号が入力されるとともに、遊技球の排出
を制御する上記排出回路40から出力される要求信号が
入力され、ローパスフィルタ13gは、これら各信号を
パルス波として整形してバッファゲート13hに出力す
るものである。
【0042】そして、バッファゲート13hは、ローパ
スフィルタ13gにより整形されたパルス波を増幅して
バスBに出力するものである。出力ポート13iは、バ
スBを介して入力される各種信号をドライバ13jに出
力するものである。ドライバ13jは、出力ポート13
iから入力される各種信号に基づいて、例えば、上記出
力装置kとしての普通電動役物である電動チューリップ
や、変動入賞装置34を駆動するための駆動制御信号を
出力したり、また、例えば、上記出力装置kとしてのホ
ール側の管理装置等に出力する、始動口入賞信号,特別
図柄回動信号,大当たり信号,大当たりサイクル継続信
号や、上記出力装置kとしての特別図柄表示装置10の
映像信号出力部14に出力するデータ信号,制御コード
信号,ストローブ信号、また、上記出力装置kとしての
排出回路40に出力する送信クロック信号,賞球データ
信号等のその他制御信号を出力するものである。
【0043】そして、上記特別図柄表示装置10は、図
2示すように、パチンコ遊技機11に設けられた映像信
号出力部14と、該映像信号出力部14にインターフェ
ース14dを介して接続された外部画像データ出力部1
8とから構成されるようになっている。なお、外部画像
データ出力部18は、ホールにおいて、複数のパチンコ
遊技機11…に接続されている。
【0044】上記映像信号出力部14は、上記役物回路
13からの表示データ信号を入力するためのインタフェ
ース14aと、上記表示データ信号に基づいて映像を制
御する上記CPU15と、上記CPU15によって利用
される各種制御プログラムや音声データ等のデータを格
納するROM14bと、上記CPU15におけるプログ
ラム処理実行中に利用されるプログラムデータ等を格納
したり、画像表示及び音声発生に関連するデータを一時
的に記憶し、作業領域として利用されるRAM14c
と、LCD12に表示する画像データを記憶した記憶部
16と、上記CPU15からの信号に基づいて画像記憶
部16から画像データを読み出すとともにこれを映像信
号としてLCD12に出力し、かつ、LCD12への同
期信号を出力するVDC17と、上記インターフェース
14dとからなるものである。
【0045】上記VDC17は、上述のように画像デー
タを映像信号に変換して出力するとともに同期信号を出
力することで、ディスプレイに画像を表示させる周知の
集積回路であり、この実施例に用いられるVDC17
は、画像データ格納用のVRAM(図示略)を内蔵する
とともに、画面分割可能なスクロール画面及び複数のス
プライト画面を表示できるようになっている。上記画像
記憶部16は、画像データ格納用のRAM16dとEE
PROM(electrically erasable programmable ROM
)16eとからなるものであり、上記RAM16d及
びEEPROM16eは、図1に示す画像記憶部16a
及び三次元画像記憶部16cとなるものである。
【0046】そして、RAM16d及びEEPROM1
6eには、外部画像データ出力部18から入力される画
像データが書き込まれるようになっている。そして、R
AM16dには、後述するように外部画像データ出力部
18で生成された3DCGの画像データが主に随時書き
込まれるようになっている。また、EEPROM16e
は、特別図柄表示装置10に表示する通常の二次元の画
像データが書き込まれている。すなわち、従来の画像用
ROMと同様に、後述する特別図柄d…とその背景とな
る画像データを記憶し、従来の特別図柄表示装置を有す
るパチンコ遊技機と同様に特別図柄d…とその背景をL
CD12に表示するためのものである。
【0047】なお、EEPROM16eは、周知のよう
に電気的にデータを消去してデータの書き換えが可能で
あり、前の画像データを消去して新たな画像データに書
き換えることができるようになっている。そして、この
実施例においては、EEPROM16eの画像データの
消去及び外部画像データ出力部18側からの新たな画像
データの書き込みが行なえるようになっており、ホール
において新台の入れ替え作業を行なわずに、画像データ
だけを交換できるようになっている。
【0048】また、上記RAM16dには、外部画像デ
ータ出力部18側に予め記憶された画像データ及び外部
画像データ出力部18で後述するように作成された画像
データが書き込まれるようになっている。すなわち、上
記EEPROM16e及びRAM16dには、後述する
特別図柄(図6ないし図8に図示)d…、d’…や特別
図柄d…、d’…の背景の画像データが、VDC17の
スクロール機能やスプライト機能などを用いてLCD1
2に表示可能に記憶されるようになっている。
【0049】上記外部画像データ出力部18は、少なく
とも高速な画像処理が可能な周知のワークステーション
18aと該ワークステーション18aに付随する補助記
憶装置18bからなるものである。そして、外部画像デ
ータ出力部18は、ホールに配置された複数台のパチン
コ遊技機11に接続されて、外部画像データ出力部18
と複数台のパチンコ遊技機11からなるネットワークを
形成するようになっている。
【0050】そして、上記補助記憶装置18bは、例え
ば、ハードディスクユニット(図示略)と複数台の光磁
気ディスクドライブユニット(図示略)とから構成され
ている。そして、上記補助記憶装置18bには、上記映
像信号出力部14の記憶部16のRAM16dに出力す
る画像データが記憶され、この実施例においては、上記
画像データとしては、LCD12に特別図柄d’…の背
景として表示されるキャラクタ(図7及び図8に図示)
e’…の3DCGの画像データが記憶されている。ま
た、上記キャラクタe’…の画像データは、複数のデー
タから構成されており、上記キャラクタがアニメーショ
ンとして表示できるようになっている。
【0051】また、上記補助記憶装置18bは、上述の
図1に示す形状記憶部16bとしても用いられるもので
あり、予め、LCD12に特別図柄d’…として表示さ
れる数字及びその他の文字やマークを厚みをつけるなど
して立体化した形状データが記憶されている。すなわ
ち、補助記憶装置18bは、立体化された特別図柄d’
…となる数字、文字、マークを構成する各面もしくは各
線の三次元空間における座標位置が形状データとして記
憶されている。
【0052】さらに、上記補助記憶装置18bには、ホ
ールの案内(例えば、駐車場の位置や、非常口の位置、
設置されたパチンコ遊技機の種類など)や、パチンコ遊
技機11における可変表示ゲームの説明や、広告などの
画像データが記憶されている。なお、これらホールの案
内、ゲームの説明、広告などの画像データは、遊技を行
なっていない状態もしくは可変表示ゲームが作動してい
ない状態のパチンコ遊技機11…の上記RAM16dに
書き込まれ、パチンコ遊技機11における可変表示ゲー
ムが開始されるまで表示されるようになっている。
【0053】また、上記補助記憶装置18bにおいて
は、各パチンコ遊技機11…において、LCD12に表
示する可変表示ゲーム等の絵柄を変更する際に、上記光
磁気ディスクにより、上記EEPROM16eに書き込
むための特別図柄d…及びその背景の画像データを供給
できるようになっている。すなわち、ホールにおいて、
各パチンコ遊技機11…の絵柄を変更する際には、例え
ば、パチンコ遊技機11…のメーカーから、新たな画像
データの入力された光磁気ディスクを入手し、該光磁気
ディスクを外部画像データ出力部18を構成するワーク
ステーション18aに接続された補助記憶装置18bに
セットし、該光磁気ディスク内の画像データを各パチン
コ遊技機11…の記憶部16のEEPROM16eに入
力するようになっている。
【0054】そして、上記外部画像データ出力部18を
構成するワークステーション18aは、周知の演算処理
機能を有するものであり、上述の図1に示す外部画像デ
ータ出力部18の中央演算処理手段15としての機能を
有するものである。この実施例において、上記ワークス
テーション18aは、各パチンコ遊技機11…からの信
号に基づいて、上述のように、上記補助記憶装置18b
中の画像データを読みだし、これを各パチンコ遊技機1
1に出力する機能と、同じく各パチンコ遊技機11…か
らの信号に基づいて、上記補助記憶装置18bから立体
化された特別図柄d’…の形状データを読みだし、これ
を3DCG化し、画像データとして、各パチンコ遊技機
11…に出力する機能を有する。
【0055】次に、上記パチンコ遊技機11における上
記特別図柄表示装置10を用いた可変表示ゲームについ
て、図2及び図6ないし図8を参照して説明する。な
お、図6ないし図8は、上記特別図柄表示装置10のL
CD12の表示画面12aを示すものである。まず、上
記パチンコ遊技機11の特別図柄表示装置10において
は、パチンコ遊技機11…のホール導入時に、予め、映
像信号出力部14の記憶部16のEEPROM16e
に、特別図柄d…及び特別図柄の背景などの可変表示ゲ
ーム用の画像データが記憶されている。
【0056】なお、パチンコ遊技機11…をホールに設
置した後に、外部画像データ出力部18の補助記憶装置
18bを構成する光磁気ディスクユニットに、可変表示
ゲーム用の画像データを記憶した光磁気ディスクをセッ
トして、外部画像データ出力部18から、各パチンコ遊
技機11のEEPROM16eに可変表示ゲーム用の画
像データを書き込むようにしても良い。
【0057】そして、ホールに設置されたパチンコ遊技
機11においては、遊技が開始される前の状態、もしく
は、遊技者による遊技が終了し、次の遊技が開始されて
いない状態、すなわち、遊技停止状態において、上記パ
チンコ遊技機11から画像データを要求する信号が出力
され、外部画像データ出力部18は、補助記憶装置18
bに記憶された遊技停止状態用の画像データを読み込
み、これをパチンコ遊技機11に出力し、記憶部16の
RAM16dに書き込む。
【0058】従って、ホール開店時においては、各パチ
ンコ遊技機11…のRAM16dに遊技停止状態用の画
像データが書き込まれた状態となっている。そして、各
パチンコ遊技機11においては、上記RAM16d中の
画像データが、映像信号出力部14のCPU15の指示
により、VDC17を介してLCD12に表示される。
【0059】そして、上記遊技停止状態に表示される画
像データとしては、上述したように、ホールの案内、可
変表示ゲームの説明、広告などの画像データを用いるこ
とができ、遊技停止状態のパチンコ遊技機11を介し
て、ホール内の遊技者に様々な情報を伝達することがで
きる。言い換えれば、遊技停止状態のパチンコ遊技機1
1…を広告媒体等の情報伝達手段として有効に活用する
ことができる。
【0060】次に、パチンコ遊技機11において、遊技
が開始された場合には、後述するように可変表示ゲーム
がスタートするまで、上記EEPROM16eに記憶さ
れた可変表示ゲームが停止状態用の画像データが表示さ
れる。そして、パチンコ遊技機11が入賞口33に遊技
球が入賞した際に、可変表示ゲームが開始される。
【0061】可変表示ゲームは、基本的に、上記役物回
路13において、0〜数百までのカウンタを高速回転さ
せ、上記始動スイッチにより始動口33に遊技球が入賞
したことを示す信号が出力された際の上記カウンタの数
値を乱数として取り出し、取り出された数値が、予め決
められた当り数値と一致した場合に当りとなるものであ
る。なお、特別図柄表示装置10において可変表示ゲー
ムの表示が行なわれている間に、始動口33に遊技球が
入賞した場合には、所定数だけ、上記カウンタからの乱
数を記憶しておき、この乱数を用いて順次可変表示ゲー
ムを行なうようになっている。
【0062】そして、可変表示ゲームを絵柄として表示
する特別図柄表示装置10においては、例えば、図6に
示すように、LCD12の表示画面12aの特別図柄d
…を表示する複数の領域(ここでは、3つの領域)a、
b、cに、それぞれ各領域同士で略同じパターンの十数
種類の特別図柄(ここでは、数字)d…を表示できるよ
うになっており、可変表示ゲーム開始とともに、上記各
領域において、十数種類の特別図柄d…をスクロール表
示させるようになっている。
【0063】また、表示画面12aには、上記特別図柄
d…の背景として、様々なキャラクタ(ここでは犬)e
が表示されるようになっている。なお、特別図柄d…の
背景としては、複数の色を用いて多彩なものが描かれる
が、図6ないし図8においては、図面が煩雑なものとな
らないように、実際に表示される絵柄より簡略化した絵
柄とした。そして、これらの特別図柄d…及びその背景
の画像データは、可変表示ゲーム開始段階において、上
記EEPROM16eに記憶された画像データがVDC
17を介してLCD12に、映像信号として出力される
ようになっている。
【0064】また、上述のように役物回路13では、遊
技球の始動口33への入賞に基づいて当り外れの判断が
行なわれることになるが、この際に、当りの場合及び最
後に停止する特別図柄d…を除いた二つの特別図柄d…
が同じ図柄となる場合(以下この実施例においてリーチ
の場合と称する)と、それ以外の場合とを分けるように
なっている。そして、当り及びリーチの場合以外は、上
記EEPROM16eに記憶された外れの複数の停止図
柄からの任意の停止図柄が選択されるようになってい
る。なお、ここでいう停止図柄は、低速でスクロールし
て、最終的に各領域に一つの特別図柄dが停止した状態
となる一連の図柄である。
【0065】そして、外れの場合の可変表示ゲームの表
示は、図6に示す特別図柄d…が高速でスクロールする
図柄から、選択された外れの一連の停止図柄に切り換え
られて、特別図柄がのスクロール速度が減速して停止す
る状態がLCD12に表示されるようになっている。ま
た、上記当りの場合もしくはリーチの場合には、役物回
路13から映像信号出力部14に当りもしくはリーチの
停止図柄を表示するための信号が出力される。この際
に、役物回路13においては、複数の当りの停止図柄も
しくはリーチの停止図柄から一つの停止図柄が選択され
ることになる。
【0066】そして、映像信号出力部14から外部画像
データ出力部18に、特別図柄d…の背景となる3DC
Gの画像データを補助記憶装置18bから読み込んで映
像信号出力部の画像用のRAMに出力するように指示す
る信号が出力されるとともに、補助記憶装置18bから
特別図柄の形状データを読み込んで3DCG化して出力
するように指示する信号が出力される。
【0067】そして、外部画像データ出力部18におい
ては、補助記憶装置18bに記憶された特別図柄d…の
背景となる3DCGの画像データを映像信号出力部14
の記憶部16dのRAMに出力する。また、補助記憶装
置18bの特別図柄d…の形状データを読みだして3D
CG化する。なお、前記補助記憶装置18bに記憶され
る形状データは、物体の形状の3次元モデルを作成する
周知の方法で形成されたものである。この実施例では、
例えば、最終的な3Dモデル表面の曲面を三角形もしく
は四角形の小パッチで近似する周知の方法で形状データ
が作成されている。
【0068】そして、上述のように特別図柄d…の形状
データを読み出した後に、例えば、アフィン変換による
図形の拡大、縮小、回転等の幾何学的変換を行なう。次
に、上記変換された形状データは、周知のように形状デ
ータに対し光源を設定し、投影平面に透視投影すること
により視覚化する。すなわち、透視変換及び陰影処理
(レンダリング)を行なう。
【0069】形状データで表される3Dモデルの表面を
構成する各平面を透視投影する場合、各平面の表示色
は、周知のように平面の色・反射特性・光源からの入射
光の方向と強度・視点の方向と距離によって決定され
る。そして、求められた各平面の表示色は、投影平面を
構成する各画素の色として、画像メモリに登録されるこ
とになるが、表示色を決定した平面を透視投影する際、
視点からみて手前にある面が後ろにある面を隠す隠面処
理を行なう必要がある。隠面処理の方法において、一般
的に利用される方法としては、Zバッファ・アルゴリズ
ムがあり、本実施例では、隠面処理にこのZバッファ・
アルゴリズムを用いる。
【0070】そして、以上のような周知の3DCGの処
理により、各特別図柄の3DCGが形成される。なお、
上記3DCGに用いられる各変数(例えば、アフィン変
換における変数や、光源や視点の位置など)は、基本的
には、予め決定された変数が用いられるが、一部の変数
においては、ランダムな数値を用いたり、任意の数字を
選択して使用するようにしても良い。また、形状データ
の可視化に際しては、特別図柄の回転や拡大縮小が、動
画として表現できるように、角度や縮小率や拡大率が少
しずつ異なる複数の画像データを作成するようになって
いる。
【0071】そして、作成された画像データは、映像信
号出力部14の画像用のRAM16dに書き込まれる。
そして、当りもしくはリーチの場合に行なわれるLCD
12の可変表示ゲームの表示においては、まず、図6に
示す二次元の特別図柄d…のスクロール表示が行なわれ
るとともに、二つの特別図柄d、dが同じパターンの特
別図柄で停止するまで、上記外れの場合と同様の表示が
行なわれる。そして、この間に、上述の補助記憶装置1
8bからの画像データの転送と、ワークステーション1
8aにおける特別図柄d…の3DCG化、及び作成され
た画像データの転送が行なわれる。
【0072】そして、上述のように二つの同じ図柄の特
別図柄d…が停止した後に、図7及び図8に示す補助記
憶装置18bに記憶された3DCG化されたキャラクタ
e’が、図6の平面的なキャラクタeに代えて表示され
ることになる。また、図6に示す平面的な特別図柄d…
も、ワークステーション18aにより3DCG化された
図7及び図8に示す特別図柄d’…として表示される。
【0073】また、特別図柄d’…は、この実施例にお
いて、図7及び図8に数字の7で示される停止して確定
した状態の二つの特別図柄d’、d’が水平方向に回転
して表示され、図7及び図8に示される数字の4で示さ
れる確定していない状態の特別図柄d’が、上記7の特
別図柄d’に対して極めて小さい状態から拡大して、上
記7より大きくなって消え、次の図示しない特別図柄
が、再び小さな状態から拡大して消えることを繰り返
し、確定する際に、上記7と同じ大きさで表示されるよ
うになっている。
【0074】なお、上記特別図柄d’…の表示は、上述
のような表示に限定されるものではなく、ワークステー
ション18aにより、形状データを形状変換する際に、
回転や拡大縮小やその他の変形等をアニメーション表示
できるように、複数の段階に分けて行なうことにより様
々な表示が可能である。すなわち、回転角度や拡大率な
どを変えて複数の変換された形状データを作成し、これ
らの形状データに上記透視変換及び陰影処理を行なうこ
とにより、3DCGを作成し、作成された複数の3DC
Gの画像データをLCD12に切り換えて表示すること
により、例えば、拡大と回転を組合せたものや、一つの
方向に沿った伸縮などをアニメーションとして表示する
ことができる。
【0075】そして、上述のように平面的に表示された
特別図柄d…や背景のキャラクタeから3DCGの画像
に切り換えることにより、特別図柄d’…やキャラクタ
eが画面から飛び出したような印象や、画面内部に奥行
きができたような印象を与えることができ、大当たり時
やリーチ時に遊技者の注目を集め、その興趣を高めるこ
とができる。
【0076】そして、LCD12上において、同じ図柄
の特別図柄d、…が揃った停止図柄が表示された後に、
変動入賞装置34を駆動することにより、所定時間の
間、遊技球が変動入賞装置34に入賞しやすくするもの
である。また、上記変動入賞装置34の作動中において
は、上記外部画像データ出力部18から、例えば、上記
3DCG化されたキャラクタe’をアニメーションとし
て表示できる画像データが映像信号出力部14に出力さ
れる。この際には、外部画像データ出力部18に記憶さ
れた多数のアニメーションの中からランダムに一つのア
ニメーションを表示するようになっている。
【0077】従って、パチンコ遊技機11…に大きな容
量の画像データ用のROMを配置しなくとも、外部画像
データ出力部18に記憶された多数のパターンのアニメ
ーションから選択された一つのアニメーションを表示す
ることができ、また、多数のパターンのアニメーション
を用意しておくことにより、遊技者が、大当たり後の画
像表示にあきてしまうのを防止することができる。
【0078】なお、上述のように外部画像データ出力部
18から各パチンコ遊技機11…に画像データを出力す
るに際して、外部画像データ出力部18に対して複数の
パチンコ遊技機11…から一時期に画像データの出力要
求があった場合には、外部画像データ出力部18の処理
能力や、外部画像データ出力部18と各パチンコ遊技機
11…との間の通信能力を越える可能性があるが、この
ような場合には、画像データの出力要求を出したパチン
コ遊技機11…のうちの処理可能な一部のパチンコ遊技
機11…に画像データを転送するようになっている。
【0079】そして、画像データを転送されなかったパ
チンコ遊技機11…においては、EEPROM16eに
予め記憶された平面状の画像データにより停止図柄など
の表示を行なうようになっている。このような構成とす
ることにより、一つの外部画像データ出力部18に多数
のパチンコ遊技機11…を接続する構成としても、外部
画像データ出力部18の処理能力を越えてしまうことが
ない。
【0080】言い換えれば、処理速度のあまり早くない
安価な外部画像データ出力部18を構成するワークステ
ーション18aでも、多数のパチンコ遊技機11…に対
応することができる。また、上記停止図柄の表示が、E
EPROM16eからの平面的な画像データであった
り、外部画像データ出力部18から出力された立体的な
画像データであったりすることで、特別図柄表示装置1
0における可変表示ゲームにさらに変化が増えることに
なり、遊技機の興趣が高められることとなる。
【0081】以上のようにこの実施例の遊技機用映像表
示装置によれば、LCD12に、平面状の画像データと
3DCGの画像データとを表示することができる。すな
わち、可変表示ゲームにおいて、大当たり状態もしくは
リーチ状態の際に、特別図柄d…もしくは特別図柄d…
の背景となるキャラクタeを、平面状の画像から3DC
Gの画像に変えることにより、上記特別図柄d’…やキ
ャラクタe’…がLCD12の画面から飛び出したよう
な印象を与えることができるので、遊技機の興趣を高め
ることができる。
【0082】また、この実施例においては、LCD12
に表示する上記3DCGの画像データを予め作成された
ものだけとせずに、随時作成するものとしたので、様々
なパターンの画像を表示することができる。例えば、予
め記憶させた形状データを3DCGとして表示させる際
に、上記形状データを、任意の方向に回転させたり、拡
大させたり、縮小させたり、回転方向を変化させたりす
ることができ、その組合せの数を膨大なものとすること
ができる。従って、遊技者に毎回異なる特別図柄表示装
置の表示を見せることができ、遊技機の興趣を高めるこ
とができる。
【0083】また、上述の3DCGの作成を外部画像デ
ータ出力部18において処理するものとし、各パチンコ
遊技機11は、外部画像データ出力部18で作成された
3DCGを入力して表示するものとしたことにより、各
パチンコ遊技機11において、3DCGの作成等の大き
な処理を行なわせる必要がないので、各パチンコ遊技機
11に処理能力の高いハードを用いることなく上述のよ
うな3DCGを用いた特別図柄表示装置10の表示を行
なうことができる。すなわち、パチンコ遊技機11にお
いて、上述のような3DCGの画像を表示するものとし
ても各パチンコ遊技機11…の製造コストが増加するの
を防止することができる。
【0084】また、外部画像データ出力部18の補助記
憶装置18bに、3DCGの画像データを含む多数の画
像データを記憶させ、これら画像データを各パチンコ遊
技機11…に出力して各パチンコ遊技機11…の特別図
柄表示装置10…に表示させることにより、各パチンコ
遊技機13において、多くの情報量を有する多くの画像
データを表示することができる。
【0085】従って、上述のように、特別図柄d…の背
景となる平面的な画像のキャラクタeを3DCGのキャ
ラクタe’に代えたり、可変表示ゲームが大当たりとな
って、変動入賞装置34が遊技者に有利な第2の状態と
なった際に、3DCGのキャラクタe’をアニメーショ
ンとして表示させたり、遊技が開始されていない状態の
パチンコ遊技機11…に、ホールの案内や、パチンコ遊
技機11の遊技の説明や、広告等を表示させたりするこ
とが可能となる。
【0086】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の請
求項1記載の遊技機用映像表示装置によれば、上記記憶
手段に平面的な二次元の画像データと、3DCGによる
現実感のある画像データとが記憶されており、これらを
切り換えて表示したり、二次元の画像データ上に三次元
の画像データを重ねて表示することなどができる。従っ
て、例えば、パチンコ遊技機の特別図柄表示装置(遊技
機用映像表示装置)に遊技者の注目を集める変化を持た
せた画像を表示することが可能になり、他のパチンコ遊
技機との差別化を図ることが可能となる。
【0087】また、上記請求項2記載の遊技機用映像表
示装置によれば、上記記憶手段の形状記憶部に、形状デ
ータが記憶され、該形状データが中央演算処理手段の形
状変換手段により変換され、変換された形状データが透
視変換手段により平面上に投影され、画像生成手段によ
り平面上に投影された形状データが3DCGとされるよ
うになっているので、予め形状記憶部に記憶された形状
データに対して任意に回転、拡大、縮小、その他の変換
を施すことができる。
【0088】従って、上記任意の変換により、決定され
た形状の画像データが作成されることになり、上記変数
を変化させることにより、多様な形状の画像データを作
成することができるので、予め記憶された画像データを
ディスプレイに出力する場合と異なり、例えば、毎回変
わった画像データを表示することが可能となり、例えば
パチンコ遊技機の特別図柄表示装置に、遊技者の予測し
ない3DCGの画像データを表示して遊技者の注目を集
めることができる。
【0089】また、上記請求項3記載の遊技機用映像表
示装置によれば、複数の遊技機に接続された外部画像デ
ータ出力部上に上記記憶手段の少なくとも一部が配置さ
れているので、ディスプレイに表示する画像データの全
てを遊技機の記憶手段に記憶しておく必要がなく、外部
画像データ出力部に配置された記憶手段に記憶してお
き、外部画像データ出力部から各遊技機の映像信号出力
部に画像データを送信して各遊技機のディスプレイに表
示することができるので、例えば、大容量の画像データ
を記憶させるようにしても、遊技機単体のコストを低く
抑さえることができる。
【0090】また、通常の二次元の画像データと、3D
CGの画像データとのように、多くの画像データを記憶
させることも容易にできる。また、3DCGの画像デー
タを有効に表示しようとした場合には、視点や光源の位
置を変えたり、回転や縮小拡大を行なった画像データを
切り換えて表示することにより、アニメーションとして
表示することが好ましく、このような表示を行なった場
合に、さらに、多くの画像データを必要とすることにな
るが、上記外部画像データ出力部を設けることによって
容易に対応することができる。
【0091】また、複数の遊技機に接続された外部画像
データ出力部の記憶手段に記憶された画像データを変更
することにより、複数の遊技機の各ディスプレイに表示
される画像データを容易に変更することができる。さら
に、外部画像データ出力部から画像データを出力できる
ことから、各パチンコ遊技機に様々な情報を表示するこ
とができ、各パチンコ遊技機を遊技者への情報伝達手段
として用いることができる。
【0092】また、請求項4記載の遊技機用映像表示装
置によれば、外部画像データ出力部において、形状変換
手段による形状データの変換、透視変換手段による透視
変換、画像生成手段による上記透視変換された形状デー
タの3DCG化が行なわれることになる。従って、比較
的高速な中央演算処理手段においても、長い処理時間を
必要とする処理を、各遊技機で行なうのではなく、外部
画像データ出力部側で行なうようにしているので、各遊
技機の中央演算処理手段に高速で高価なものを用いる必
要がなく、各遊技機の製造コストを増加させずに、上記
請求項2記載の構成と同様の作用を奏するようにするこ
とができる。
【0093】さらに、本発明の請求項5記載の遊技機用
映像表示装置によれば、同一の被写体に対して二次元の
平面的な画像データと、三次元のリアリティを有する画
像データとを切り換えて表示することができるので、上
記請求項1ないし4記載の遊技機用映像表示装置におい
て、二次元の画像データから該二次元の画像データと同
一の被写体の三次元の画像データに切り換えるように画
像データをディスプレイに表示することによって、ディ
スプレイから上記被写体が浮き出したような効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機用映像表示装置を示すブロック
図である。
【図2】本発明の一実施例の遊技機用映像表示装置の概
略を示すブロック図である。
【図3】上記実施例の遊技機用映像表示装置を用いるパ
チンコ遊技機を示す正面図である。
【図4】上記実施例の上記パチンコ遊技機を示す後面図
である。
【図5】上記実施例の遊技機用映像表示装置に接続され
た上記パチンコ遊技機の役物回路を示すブロック図であ
る。
【図6】上記実施例の遊技機用映像表示装置を説明する
ための表示画面を示す図面である。
【図7】上記実施例の遊技機用映像表示装置を説明する
ための表示画面を示す図面である。
【図8】上記実施例の遊技機用映像表示装置を説明する
ための表示画面を示す図面である。
【図9】上記従来例の遊技機用映像表示装置を説明する
ためのブロック図である。
【符号の説明】
10 特別図柄表示装置(遊技機用映像表示装置) 11 パチンコ遊技機(遊技機) 12 LDC(ディスプレイ) 13 役物回路(遊技機制御装置) 14 映像信号出力部 15 CPU(中央演算処理手段) 16 記憶部(記憶手段) 16d RAM(三次元画像記憶部16c) 16e EEPROM(画像記憶部16a) 17 VDC(ディスプレイ制御手段) 18 外部画像データ出力部 18a ワークステーション(中央演算処理手段15
(形状変換手段15a、透視変換手段15b、画像生成
手段15c)) 18b 補助記憶装置(記憶手段16、形状記憶部16
b)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に配置されるディスプレイと、上
    記遊技機を制御する遊技機制御装置からの信号により上
    記ディスプレイに映像信号を出力する映像信号出力部と
    を備えた遊技機用映像表示装置であって、 上記映像信号出力部は、上記ディスプレイに表示すべき
    画像データの特定、移動、切り換え等を指示する表示指
    示信号を出力する中央演算処理手段と、 上記ディスプレイに表示すべき複数の画像データを格納
    した記憶手段と、 上記中央演算処理手段からの表示指示信号に基づいて記
    憶手段から画像データを読み出し、該画像データを上記
    ディスプレイ用の映像信号に変換して出力するディスプ
    レイ制御手段とを具備してなり、 上記記憶手段には、二次元の画像データと、三次元コン
    ピュータグラフィックスの画像データとが記憶され、上
    記ディスプレイに二次元画像と三次元コンピュータグラ
    フィックスとが表示されることを特徴とする遊技機用映
    像表示装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、画像データを記憶した
    画像記憶部と、三次元空間における形状データを記憶し
    た形状記憶部と、上記中央演算処理手段から出力される
    三次元コンピュータグラフィックスの画像データを記憶
    する三次元画像記憶部とを備え、 上記中央演算処理手段は、任意の変数に基づいて上記形
    状記憶部に記憶された形状データの変換を行なう形状変
    換手段と、該形状変換手段に変換された形状データを透
    視変換する透視変換手段と、透視変換され平面図上に投
    影された形状データを用いて三次元コンピュータグラフ
    ィックスの画像データを作成し、上記三次元画像記憶部
    に格納する画像生成手段とを備え、上記ディスプレイ制
    御手段が、上記中央演算処理手段の表示指示信号により
    上記記憶手段の画像記憶部及び三次元画像記憶部に格納
    された画像データを読み出して上記ディスプレイに映像
    信号として出力することを特徴とする請求項1記載の遊
    技機用映像表示装置。
  3. 【請求項3】 複数の上記遊技機に接続された外部画像
    データ出力部を有し、上記記憶手段の少なくとも一部が
    上記外部画像データ出力部に配置され、外部画像データ
    出力部から各遊技機の映像信号出力部に画像データが出
    力され、該画像データがディスプレイ制御手段を介して
    ディスプレイに表示されることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の遊技機用映像表示装置。
  4. 【請求項4】 複数の上記遊技機に接続された外部画像
    データ出力部を有し、上記記憶手段の少なくとも形状記
    憶部と、上記中央演算処理手段の少なくとも形状変換手
    段、上記透視変換手段及び画像生成手段とが、上記外部
    画像データ出力部に配置され、外部画像データ出力部か
    ら各遊技機の映像信号出力部に画像生成手段により作成
    された画像データが出力され、該画像データがディスプ
    レイ制御手段を介してディスプレイに表示されることを
    特徴とする請求項2または3記載の遊技機用映像表示装
    置。
  5. 【請求項5】上記記憶手段に記憶される二次元の画像デ
    ータと三次元コンピュータグラフィックスの画像データ
    は、同一の被写体を描いたものであることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の遊技機用映像表示
    装置。
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