JP2005218591A - 画像表示装置及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 フロントパネル40の画面上には、リアルタイムで仮想的な3次元空間を示す動画像を表示する領域と、2次元画像を表示する領域と、それら2つの領域の境界線上にある境界領域がある。境界処理部303fは、フロントパネル40における境界領域に対してグラデーション処理を行う。
【選択図】 図5
Description
これにより、3次元画像と2次元画像の境界が自然にまたは違和感なく見えるようにして、3次元画象と2次元画像を合わせた画像全体の一体感を向上することができる。
ここで、3次元空間の最も手前となる表示領域に表示処理されるとは、3次元画像を描画処理する際の視点から見て最も手前となる3次元空間内の位置に上記2次元画像を貼り付けたオブジェクトを配置するよう処理されることを示すものであり、これにより、2次元画像を表示する領域の後ろに位置する3次元空間のオブジェクトに対する描画処理を省略することができる。また、上記2次元画像を3次元空間内のオブジェクトとして処理することで、例えば、表示手段の画面全体を利用した3次元画像によるダイナミックな演出を遊技者に対して行いたい場合には、その2次元画像を貼り付けたオブジェクトを削除することで3次元画像を画面全体に表示することができる。
これにより、遊技者に対して3次元画像と2次元画像の境界が自然にまたは違和感なく見えるようにして、3次元画象と2次元画像を合わせた画像全体の一体感を向上することができる。
まず、本発明の一実施形態における画像表示装置を備えるスロットマシン(遊技機)の外観構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態におけるスロットマシンの外観構成を示す図である。
(スロットマシン10)
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、表示機能を有するフロントパネル40が設けられ、このフロントパネル40には、1つの透明な表示窓21が設けられている。表示機能を有するフロントパネル40は、例えば液晶パネルであり、種々の演出のための画像や遊技に必要な情報を表示する。また、フロントパネル40において、表示窓21の部分には、画像を表示するための液晶や液晶を構成する部材(偏光板など)や液晶を制御する回路などが設けられておらず、透明なままである(すなわち、物理的に画像表示できない領域である)。尚、本実施形態の特徴となるスロットマシン10における画像処理によるフロントパネル40における画像表示については、後述する。
図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。ここで、メイン制御基板50は、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13を制御することでスロットマシン10の遊技制御(ゲーム中の動作制御)を行い、サブ制御基板60は、メイン制御基板50の遊技制御に応じた演出制御(演出用の表示や音などの制御)を行うものである。
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51からの指示によって行われる。
中央表示基板12は、例えばフロントパネル40の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
図3は、図2に示したスロットマシン10の機能構成を示すブロック図である。図3において、図1及び図2に示した構成と同一部分には同一の符号を付与しており、その説明を省略する。本実施形態においては、例えばメインCPU51及びROM52のプログラムから、以下の各部101、103、106、107、108及び109が構成されている。また、例えばRAM53に、以下のフラグ情報記憶部105が備えられ、例えばROM52に、以下の抽選テーブル102のデータが記憶されている。
抽選テーブル102は、例えばビックボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、チェリー、ベル、リプレイという5種類の抽選役及びハズレの領域から構成されている。ここで、BB及びRBは特別役であり、入賞すると所定枚数のメダルの払い出しと共にビックボーナスゲーム又はレギュラーボーナスゲームに移行する役である。尚、チェリー、ベルをまとめて小役と呼ぶ。
図5は、図4に示した演出制御部202の詳細な構成例を示す図である。図5において、301は、画像制御部であり、演出パターン選択部201が選択した演出パターンに応じた画像データを生成するように、後述する画像処理部303を制御する。302は、音制御部であり、演出パターン選択部201が選択した演出パターンに応じた音を生成するように音源回路67を制御する。
以上の処理により、演出制御部202は、図6に示したような画像をフロントパネル40に表示して、種々の演出を行うことができる。
まず、遊技者がスタートスイッチ41を操作することによりリール群31を回転させる動作について説明する。制御部101は、メダルの投入を監視しており、遊技者によるメダル投入の有無を判断する。メダルの投入が行われた場合、制御部101は、投入されたメダル数を求め、スタートスイッチ41がオンであるか否かを判定する。スタートスイッチ41がオンである場合には、役抽選部103は、乱数値を取得した後、抽選テーブル102を参照して取得した乱数値に応じた役を特定することで、役抽選処理を行う。役抽選部103は、当選役に関する情報である当選役情報をサブ制御基板60へ送信する。次に、制御部101は、リール制御部106にリール群31の回転を開始させる。
入賞判定部107は、リール制御部106の制御に応じてリール群31の回転が停止した際のリール群31の停止位置を読み取り、入賞した役の有無を判定する。入賞有りと判定した場合には、入賞判定部107は、入賞した入賞役に関する入賞役情報をサブ制御基板60へ送信する。ここで、入賞判定部107の判定が特別役の入賞である場合には、払出制御部109の指示に応じてホッパ装置93は、所定枚数(15枚又は12枚)のメダルの払い出しを行うと伴に、遊技状態制御部108は、ビックボーナスゲーム又はレギュラーボーナスゲームへと遊技状態を移行する特別遊技移行処理を行う。また、遊技状態制御部108は、サブ制御基板60にボーナスゲームに応じた演出を行うように指示する。
まず、演出パターン選択部201は、当選役情報をメイン制御基板50から当選役情報を受信した場合には、受信した当選役情報に基づき当選役を演出する演出パターンを選択する。例えば、演出パターン選択部201は、ベルの小役が当選している場合には、遊技者にベルが当選したことを知らせる演出パターンを選択する。次に、演出制御部202は、演出パターン選択部201において選択された演出パターンに基づく演出出力をフロントパネル40やスピーカ71にて行う。また、演出パターン選択部201は、入賞役情報をメイン制御基板50から受信した場合には、受信した入賞役情報に基づき、入賞役情報で特定される入賞役又はハズレに応じた演出パターンを選択する。例えば入賞役がベルである場合には、演出パターン選択部201は、ベルの入賞を演出する演出パターンを選択する。以上に示すように、サブ制御基板60は、メイン制御基板50にて制御するスロットマシンの遊技動作と連動して動作する。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
21 表示窓
31 リール
31L 左リール
31C 中リール
31R 右リール
40 フロントパネル
50 メイン制御基板
51 メインCPU
52、62 ROM
53、63 RAM
54、69 I/F回路
60 サブ制御基板
101 制御部
103 役抽選部
107 入賞判定部
108 遊技状態制御部
201 演出パターン選択部
202 演出制御部
301 画像制御部
303 画像処理部
303a 配置処理部
303b 座標変換処理部
303c 描画処理部
303d データ記憶部
303e 2次元画像処理部
303f 境界処理部
304 画像信号出力部
401、403 領域
402 境界領域
701 3次元画像
702 2次元画像
703 グラデーション画像
704 境界線
Claims (6)
- リアルタイムで仮想的な3次元空間を示す動画像を表示する表示手段と、
前記表示手段における表示領域の一部の領域に2次元画像を表示する場合に、前記3次元空間を示す動画像と前記2次元画像との境界部分をグラデーション処理する境界処理手段と
を具備することを特徴とする画像表示装置。 - 前記2次元画像は、前記3次元空間において最も手前となる表示領域に表示処理される画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記グラデーション処理は、前記3次元空間を示す動画像と前記2次元画像との境界部分において色調を段階的に変化させて半透明処理した画像を前記境界部分に配置する処理であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
- 複数種類の図柄が表示された複数のリールと、
前記リールの前面に設置され、リアルタイムで仮想的な3次元空間を示す動画像を表示する表示手段と、
前記表示手段における表示領域の一部の領域に2次元画像を表示する場合に、前記3次元空間を示す動画像と前記2次元画像との境界部分をグラデーション処理する境界処理手段と
を具備することを特徴とする遊技機。 - 前記2次元画像は、前記3次元空間において最も手前となる表示領域に表示処理される画像であることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
- 前記グラデーション処理は、前記3次元空間を示す動画像と前記2次元画像との境界部分において色調を段階的に変化させて半透明処理した画像を前記境界部分に配置する処理であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の遊技機。
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