JPH0714012Y2 - ダクトケースの連結構造 - Google Patents

ダクトケースの連結構造

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JPH0714012Y2
JPH0714012Y2 JP9574188U JP9574188U JPH0714012Y2 JP H0714012 Y2 JPH0714012 Y2 JP H0714012Y2 JP 9574188 U JP9574188 U JP 9574188U JP 9574188 U JP9574188 U JP 9574188U JP H0714012 Y2 JPH0714012 Y2 JP H0714012Y2
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JP
Japan
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case
door
duct
shaft
connection structure
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JP9574188U
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JPH0217414U (ja
Inventor
秀樹 長野
Original Assignee
株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエアミックスドア等の空調モードドアを利用し
てダクトケースの拡開変形を防止するようにしたダクト
ケースの連結構造に関する。
(従来の技術) 車両用空調装置のダクトケースは、一般に二つ割りに樹
脂成型した一対のケースユニットをクリップで連結し、
その一端をエンジンルーム側に片持ち的に取り付けてあ
るため、ケース内に収容したヒータコアの重量や走行振
動によって、ダクトケースが経年的に変形し、ケースユ
ニットの接合部が拡開したりエアミックスドアのシート
性が低下し、更にはケース内外で空気漏れが生ずるとい
う問題がある。
このため、第4図に示すようにケースユニット1a,1bの
内側にボス1c,1dを突設し、この双方のボス1c,1dを突き
合わせて、これらをビスBで固定する連結法が採用され
ていた。
しかし、この場合には上記ボス1c,1dの成型を要する上
に、該ボス1c,1dがその抜き勾配の故に図示のようにダ
クト中央に大きく張り出して、通風抵抗になるという問
題があった。
(考案が解決しようとする課題) 考案者はこのような問題を解決するため、上記ビスを用
いることなく、例えばエアミックスドアを利用してダク
トケースを連結し、当該接合部の拡開や変形を防止する
ようにしたダクトケースの連結構造を考案した。
ところで、上記構造に近似するものとして、例えば実開
昭54−28840号公報に開示された技術がある。すなわ
ち、上記公報には軸部に係合突起を形成した一対のブッ
シュと、上記軸部を挿入可能な軸孔を形成したダンパー
と、上記軸部を挿入可能な取り付け孔を形成したケース
を備え、ブッシュの軸部を上記取り付け孔を介して、ケ
ースの間に位置するダンパーの軸孔に挿入し、該ダンパ
ーを支持するようにしたダンパー保持装置が示されてい
る。
しかし、この装置では上記係合突起が上記取り付け孔の
内側開口縁部に係合し、または該孔に嵌合しているた
め、ケースの外側への変位を阻止し得ず、したがって上
記装置では、ケースの変形ないしは接合部の拡開を防止
し得ない。
本考案は前記の問題を解決し、この種連結に多用されて
いたビスを用いることなく、エアミックスドア等の空調
モードドアを利用して、ダクトケースの接合部の拡開や
変形を防止するようにしたダクトケースの連結構造を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このため、本考案のダクトケースの連結構造は、一対の
ケースユニットを連結してダクトケースを形成するよう
にしたダクトケースの連結構造において、上記ケースユ
ニット間に回動可能に軸支した空調モードドアの一方の
ドア軸を一方のケースユニットに係合し、他方のドア軸
の突出部に他方のケースユニットの外側面と係合可能な
操作レバーを固定することで、従来多用されていたビス
の代わりに、上記空調モードドアを利用してケースユニ
ットを連結し、該ユニットの接合部の拡開や変形を防止
するようにしたことを特徴としている。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面により説明すると、第1
図乃至第3図において1は合成樹脂製のダクトケース
で、縦割りに半割りされた左右一対のケースユニット1
a,1bからなり、それらの内側のクリーニングユニット
(図示略)に連通する入口側通風路に臨ませて、空調モ
ードドアであるエアミックスドアとヒータコア3が設け
られている。
上記ダクトケース1の下流側には、デフロスト吹出口4
とベント吹出口5、およびフロア吹出口6が開口され、
それらが空調モードドアであるドア7,8を介して開閉可
能にされている。
上記各空調モードドア2,7,8は、前記ケースユニット1a,
1b間に回動可能に軸支され、このうち例えばエアミック
スドア2の両側端部には、ドア軸9,10が突設されてい
て、これらがケースユニット1a,1bに形成した、ボス11,
12を貫通する軸孔13,14に回動可能に挿入されている。
上記ドア軸9は軸孔13を貫通して外側に突出し、この突
出部に係合部材としての操作レバー15のボス16が固定さ
れ、該ボス16の内側端部が前記ボス11の外側端部と係合
している。上記ドア軸9の端部周面には係合溝17が形成
され、また上記ボス16を貫通する軸孔18の周面には、係
合突起19が突設されていて、上記溝17と係合している。
一方、前記ドア軸10の周面には環状の係止溝20が形成さ
れ、また前記軸孔14の外側開口縁部には、一対の張出片
21,21が突設されていて、これら各片21,21の内側に係合
部材としての係合爪22,22が対向して突設され、これが
前記係止溝20に係合している。
なお、この実施例ではケースユニット1a,1bの拡開防止
手段として、ケースユニット1aに対してはドア軸9に固
定した操作レバー15のボス16を係合させ、ケースユニッ
ト1bに対しては、軸孔14に突設した係合爪22,22を係止
溝20に係合させているが、これらの代わりに公知の止め
輪を使用し、これをドア軸9,10に形成した係止溝に嵌合
させ、各ボス11,12外側端面と係合させるようにしても
よい。
(作用) このように構成したダクトケースの連結構造は、二分割
した一対のケースユニット1a,1bにボス11,12を設け、こ
れに軸孔13,14を形成するとともに、一方の軸孔14の外
側開口縁部に張出片21,21を突設し、その対向位置に係
合爪22,22を形成する。
また、エアミックスドア2の側端部に突設したドア軸9,
10のうち、一方のドア軸9を長尺に形成し、その端部側
周面に係合溝17を形成し、他方のドア軸10の周面に係止
溝20を形成する。更に操作レバー15の基端部にボス16を
設け、これに軸孔18を形成するとともに、その内周面に
前記係合溝17と係合可能な係合突起19を形成する。
このような各構成部品を用いてケースユニット1a,1bを
連結する場合は、例えばケースユニット1aの内側にエア
ミックスドア2を保持し、該ドア2に突設した一方のド
ア軸9を軸孔13に挿入する。
そして、上記ドア軸9の外側突出部に操作レバー15の軸
孔18を挿入し、その際係合突起19と係合溝17の位置を整
合させて、これらを係合させる。この場合、ドア軸9の
端部周面にガイド溝を設け、上記突起19の係合操作の円
滑化を図ることが望ましい。
こうして係合突起19が係合溝17に係合すると、操作レバ
ー15のボス16がドア軸9に固定され、かつ該ボス16の内
側端部が、ケースユニット1aに形成したボス11の外側端
部と係合する。
このような状況の下で、他方のケースユニット1bをその
内側面をエアミックスドア2に向けて保持し、その軸孔
14をドア軸10に押し込む。このようにすると、張出片2
1,21に突設した係合突起22,22が、自身の弾性に抗し互
いに外側へ押し開かれて、ドア軸10の周面を滑動する。
そして、上記係合突起22,22がドア軸10に形成した係止
溝20の位置と整合したところで、それらが係合し、一連
の連結作業が終了する こうして連結されたケースユニット1aは、これと一体成
型したボス11の外側端部が、ドア軸9に固定した操作レ
バー15のボス16と係合することで、その内側への変位を
阻止され、また他方のケースユニット1bは、それと一体
の係合爪22,22が係止溝20に係合することで、ドア軸10
に固定され、その外側への変位を阻止される。
したがって、ケースユニット1a,1bはエアミックスドア
2を介して連結され、しかもその連結位置は上記ユニッ
ト1a,1bの中高位置に位置しているから、上記ユニット1
a,1bが拡開しようとした場合、ボス16および係止溝20の
挟持力によって、上記拡開を強力かつ効果的に防止し得
る。
また、上記連結作業に際しては従来多用されていたビス
を一切要しないから、それらの取り付けの煩雑から解消
される一方、上記構造によってダクトケース1内の有効
スペースを侵すこともないから、これが通風抵抗になる
心配もない。
(考案の効果) 本考案のダクトケースの連結構造は以上のように、一対
のケースユニットを連結してダクトケースを形成するよ
うにしたダクトケースの連結構造において、上記ケース
ユニット間に回動可能に軸支した空調モードドアの一方
のドア軸を一方のケースユニットに係合し、他方のドア
軸の突出部に他方のケースユニットの外側面と係合可能
な操作レバーを固定するようにしたから、従来多用され
ていたビスの代わりに、上記空調用ドアを利用すること
で、ケースユニットを連結することができるとともに、
該ユニットの接合部の拡開や変形を防止できる実用的な
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図のA−A線に沿う断面図、第3図は本考案の要部を拡
大して示す斜視図、第4図は従来例の要部を示す断面図
である。 1……ダクトケース、1a,1b……ケースユニット、2…
…空調モードドア、9,10……ドア軸、15……操作レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のケースユニットを連結してダクトケ
    ースを形成するようにしたダクトケースの連結構造にお
    いて、上記ケースユニット間に回動可能に軸支した空調
    モードドアの一方のドア軸を一方のケースユニットに係
    合し、他方のドア軸の突出部に他方のケースユニットの
    外側面と係合可能な操作レバーを固定したことを特徴と
    するダクトケースの連結構造。
JP9574188U 1988-07-21 1988-07-21 ダクトケースの連結構造 Expired - Lifetime JPH0714012Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9574188U JPH0714012Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ダクトケースの連結構造

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JP9574188U JPH0714012Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ダクトケースの連結構造

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Publication Number Publication Date
JPH0217414U JPH0217414U (ja) 1990-02-05
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JP9574188U Expired - Lifetime JPH0714012Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ダクトケースの連結構造

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JP2000289431A (ja) 1999-04-09 2000-10-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ダンパ取付構造及びダンパ取付方法
US7101278B2 (en) * 2004-04-20 2006-09-05 Valeo Climate Control Corp HVAC unit housing assembly

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JPH0217414U (ja) 1990-02-05

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