JPH0350351Y2 - - Google Patents

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JPH0350351Y2
JPH0350351Y2 JP19756886U JP19756886U JPH0350351Y2 JP H0350351 Y2 JPH0350351 Y2 JP H0350351Y2 JP 19756886 U JP19756886 U JP 19756886U JP 19756886 U JP19756886 U JP 19756886U JP H0350351 Y2 JPH0350351 Y2 JP H0350351Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として車両用空調装置に組込んで用
いるための送風量制御用ダンパ装置に関する。
[従来の技術] 第7図と第8図に自動車用空調装置を構成する
空調ダクトに組込まれた、従来の送風量制御用ダ
ンパ装置を例示した。第7図はダンパ本体1の回
転軸形成部2への、ダンパ回動用部材20の組付
け構造を示した部分図であり、第8図は上・下2
分割構造を備える空調ダクトBを構成する、上半
部ダンパケース7と下半部ダンパケース8内にダ
ンパ本体1を組込む過程を説明した、空調ダクト
の側断面図である。
硬質合成樹脂製の角板状ダンパ本体1の一辺部
には、回転軸形成部2が一体成形されており、そ
の上下両端部は、上半部および下半部ダンパケー
ス7と8にそれぞれ設けられた軸受穴7Aと8A
に軸嵌させるための、上部回転軸12と下部回転
軸3をなしている。
上部回転軸12が軸受穴7Aから上方に突出し
た部分には、ダンパ回動用部材20の被動側軸穴
21に設けた、係止突起付きの欠円部21Aに係
合させるための、切欠平坦面12Aを設けると共
に、その反対側個所に円弧状の切欠溝12Bを設
けている。
更に被動側軸穴21の口縁部には、薄い円弧板
状をなすばね作用部22が、ダンパ回動用部材2
0と一体をなして形成されており、このばね作用
部22の先端には、上記の切欠溝12B内に弾力
的に押し込まれる係合用突起22Aが設けてあ
る。23はダンパ回動用部材2例の駆動側軸穴で
あつて、ダンパ駆動部材側に設けた係合ピン(図
示略)が嵌め込まれる。9は上下ダンパケース7
と8の接合状態を固定させるためのクランプであ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のダンパケースB内にダンパ本体1を取付
ける方法は、先ず組立台上に据え置かれている下
半部ダンパケース8の軸受穴8A内にダンパ本体
1の下部回転軸3を嵌め込むことによつて、ダン
パ本体1はダンパケース内で仮組立的に固定され
る。次いで上半部ダンパケース7を、その軸受穴
7Aにダンパ本体の上部回転軸12が嵌め込まれ
るようにして、下半部ダンパケース8にかぶせる
ことになるが、下部回転軸3とその軸受穴8Aと
の間には多少遊びが存在するために、回転軸形成
部2は幾分は垂直方向から偏つて傾いた状態に置
かれている(第8図参照)。
従つて単に上半部と下半部のダンパケース7と
8を正しく重ね合わせただけでは、上部回転軸1
2が上部の軸受孔7Aにスムーズにはまり込む可
能性は少なく、作業者の勘によつて位置合わせを
行わざるを得ず、組立ロボツトを簡単に導入する
わけにいかなかつた。
本考案は装置の組立の際に、ダンパケース軸受
穴の位置と、この軸受穴にはめ込まれるべきダン
パ本体回転軸の両軸芯線が多少ずれていても、容
易に両者を嵌合させることができて、組立ロボツ
トの導入が可能な構造を備えた送風量制御用ダン
パ装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本考案による送風
量制御用ダンパ装置は、(a)ダンパの回転軸芯線に
沿つて、このダンパの一方の縁端に回転軸を突設
すると共に、他方の縁端に軸孔を設けたダンパ本
体と、(b)前記回転軸芯線方向の両端側にそれぞれ
前記ダンパ本体の軸受穴を設けたダンパケース
と、(c)前記軸孔内に嵌合させるための、先端部が
先細り形状をなすと共に回転止めのための非円柱
形状を有する嵌合軸を備えて、前記ダンパ本体を
回動させるダンパ回動用部材とからなり、(d)前記
嵌合軸には、その軸半径方向に弾力的に出没可能
な係合用突起を設けると共に、前記軸孔内に、こ
の係合用突起を受け入れる被係合部を形成させる
ことによつて、前記ダンパ回動用部材を予め定め
た位置関係のもとに前記ダンパ本体に組付ける構
成を採用した。
[作用および考案の効果] 上記の構成を備えた送風量制御用ダンパ装置
は、その組立方法として、先ず組立台(コンベ
ア)上にダンパケースを載せ、このケースの一方
の軸受穴内に回転軸を嵌合させた状態のもとにダ
ンパ本体を納める。
この段階において、ダンパ本体に設けた軸孔の
軸芯線方向は、上記の軸受穴による回転軸の軸芯
線方向の位置決め作用と、ダンパ本体の周縁部が
ダンパケースの内壁面に接触することによる位置
決め作用とによつて、ダンパケースの軸受穴の軸
芯線方向に概略的に整合させられる。
しかる後、ダンパ回動用部材の嵌合軸をダンパ
ケースの他方の軸受穴に挿し込むと、その先端部
分の先細り形状のために、この軸受穴とこの穴に
接して位置するダンパ本体の軸孔との軸芯が多少
ずれていても、先細り部分による軸芯整合作用が
働いて、嵌合軸は容易に軸孔内に押し込むことが
できる。この押し込み過程において、嵌合軸に設
けた係合用突起は軸孔内に設けてある被係合部に
弾力的に係合されて、ダンパ回転軸回動用部材の
抜け落ちが防止された状態のもとに装置の組立は
完了する。
このような組立構造によれば、ダンパ本体の回
転軸をダンパケースの軸受穴に嵌め合わせるため
の、従来の人の勘にたよる位置決め作業は不要化
し、ロボツトによる装置の無人組立が可能にな
る。
[実施例] 以下に図に示す実施例に基づいて本考案の構成
を具体的に説明する。
第1図〜第4図はいずれも本考案による一実施
例装置を示しており、装置は、上半部ダンパケー
ス7と下半部ダンパケース8の2部分を、クラン
プ9を用いて分割可能に合体させたダンパケース
Aと、このケース内に回動可能に納められたダン
パ本体1と、その回転軸の一端に嵌着させたダン
パ回動用部材5とを主要構成部品として組立られ
ている。
送風用通気路をなすダンパケースAは、硬質合
成樹脂などで作成されており、ダンパ本体1を回
動させることによつて通気路断面積を増減させ、
送風量を制御する役目を果たす。上半部および下
半部ダンパケース7と8には、それぞれ頂壁面と
と底壁面に軸受穴7Aまたは8Aが設けてある。
角板状をなすダンパ本体1は、その一辺部に一
体的に合体させた回転軸形成部2と共に、無機質
充填材で強化された硬質合成樹脂を素材として、
射出成形やスタンピング成形などによつて作成さ
れている。
回転軸形成部2の下端はダンパ本体1の下方の
縁端から突出させると共に、その外径を狭めて回
転軸3を形成させている。また上端面はダンパ本
体1の上部縁端面に一致させると共に、上端面の
外径を拡大させたうえ、この拡径個所に軸孔4を
設けている。軸孔4の内部には、後述する係合用
突起6Bを受け入れるための、被係合部としての
くり抜き孔4Aが穿たれている。
ダンパ回動用部材5は、弾力性と強靱性を兼ね
備えた機能性プラスチツク(エンジニアリングプ
ラスチツク)、例えばポリアセタールやナイロン
−66などを射出成形し作成された一体構造を有し
ており、アーム状をなす本体部分1の一端部に上
記の軸孔4に嵌合させるための嵌合軸6が部材5
と一体をなして接合されている。
嵌合軸6の下側先端部は図示のように先細り形
状を与えると共に、下端近くにばね作用体として
働く薄肉部6Aを形成させ、この薄肉部6Aの自
由端に係合用突起6Bを設けている。また嵌合軸
6の側腹面には平坦な欠円部6Cを設けると共
に、軸孔4にもこの平坦部6Cに対応させて平坦
な膨出個所4Bを設けて、ダンパ回動用部材5の
空転を防いでいる。
上記実施例装置の組立構造上の特長と組立方法
については既にその概略を説明したが、第1図に
描かれているように、ダンパ本体1を内部に納め
たうえ、2分割構造のダンパケースAの接合組付
けを終えた段階で、ダンパ本体1の回転軸線イ−
イ方向が、軸受穴8Aと回転軸3との嵌合空隙の
存在に由来して、上半部ダンパケース7の軸受穴
7Aの軸芯線ロ−ロに正しく合致していなくて
も、ダンパ回動用部材5の嵌合軸6を、軸受穴7
Aを経てダンパ本体1の軸孔4に無造作に押し込
めば、嵌合軸6の先端の先細り形状部の働きによ
り、いわば自動的に両軸芯線イ−イとロ−ロが整
合されて、極めて簡単迅速にワンタツチ式にダン
パ本体1へのダンパ回動用部材5の取付けが完了
する。
また完成装置の組立中または使用中などに、ダ
ンパケースAからダンパ本体1を取りはずす必要
が生じた場合には、ダンパケースAの開口部から
手を挿し込んで、嵌合軸6の係合用突起6Bを細
い押棒などを使つて押しやることによつて、簡単
にダンパ回動用部材5を取りはずすこともでき
る。
第5図および第6図に本発明による第2実施例
装置を示した。第6図は装置の底面部分図であ
る。第1実施例装置と異なる点は、ダンパケース
10が分割構造を備えておらず、ダンパ本体1を
挿入し取付けを行うことのできる開口部10Aを
有する一体構造が与えられている点にある。
ダンパケース10の相対向する位置を占める一
組のケース壁には、それぞれダンパ本体1の組付
け用の軸受穴10Bと10Cが設けてある。一方
の軸受穴10Cの深さはなるべく深い方がダンパ
本体1の回転軸3をこの軸受穴10Cに挿し込み
終つた段階で、回転軸形成部2の軸芯を他方の軸
受穴10Bの中心に接近させやすいが、その反
面、回転軸3の挿し込みが困難になるので、軸受
穴10Cの一端側と他方端側とにそれぞれ逆方向
向きの切欠部aおよびbを設けてある。この実施
例装置の組立方法は、基本的には第1実施例のそ
れと異ならない。
本考案装置の細部構造、例えばダンパ回動用部
材5に嵌合されている嵌合軸6の先端の先細り形
状や、薄肉部6A、係合用突起6Bとその被係合
部4Aの形状、軸孔4の形状、あるいはダンパ本
体1およびダンパケースAの構造形状は適宜に設
計変更しても、本考案目的は達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案による一実施例装置を
示しており、第1図は組付け結合を終えたダンパ
ケース内に納まつているダンパ本体にダンパ回動
用部材を取りつけようとしてる有様を描いた、装
置の側断面図、第2図は組立完了後の装置の部分
側断面図、第3図はダンパ本体の軸穴部分と、ダ
ンパ回動用部材を拡大して示した部分断面図、そ
して第4図は軸穴に嵌着されたダンパ回動用部材
および嵌合軸部分の、拡大側断面図と平面図であ
る。第5図と第6図は第2実施例装置を示してお
り、第5図はダンパ本体の挿着過程を描いた装置
の側断面図、第6図は装置の部分底面図である。
第7図と第8図は従来装置の組立構造を描いた、
ダンパ本体の回転軸へのダンパ回動用部材の嵌着
部分の拡大図と、装置の組立状況説明図である。 図中、A……ダンパケース、1……ダンパ本
体、2……回転軸形成部、3……回転軸、4……
軸孔、4A……被係合部、5……ダンパ回動用部
材、6……嵌合軸、6B……係合用突起、7A,
8A……軸受穴、イ−イダンパの回転軸芯線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) ダンパの回転軸芯線に沿つて、このダンパ
    の一方の縁端に回転軸を突設すると共に、他方
    の縁端に軸孔を設けたダンパ本体と、 (b) 前記回転軸芯線方向の両端側にそれぞれ前記
    ダンパ本体の軸受穴を設けたダンパケースと、 (c) 前記軸孔内に嵌合させるための、先端部が先
    細り形状をなすと共に回転止めのための非円柱
    形状を有する嵌合軸を備えて、前記ダンパ本体
    を回動させるダンパ回動用部材とからなり、 (d) 前記嵌合軸には、その軸半径方向に弾力的に
    出没可能な係合用突起を設けると共に、前記軸
    孔内に、この係合用突起を受け入れる被係合部
    を形成させることによつて、前記ダンパ回動用
    部材を予め定めた位置関係のもとに前記ダンパ
    本体に組付けられるようにしたことを特徴とす
    る送風量制御用ダンパ装置。
JP19756886U 1986-12-23 1986-12-23 Expired JPH0350351Y2 (ja)

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JP19756886U JPH0350351Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23

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JPS63101745U JPS63101745U (ja) 1988-07-02
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JP3508379B2 (ja) * 1996-04-19 2004-03-22 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP2000289431A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ダンパ取付構造及びダンパ取付方法

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JPS63101745U (ja) 1988-07-02

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