JP3660022B2 - 変速機用チェンジ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、変速機用チェンジ装置に関し、特に、レバーブラケットにセレクト方向及びシフト方向へ揺動し得るチェンジレバーと、このチェンジレバーに隣接して、そのセレクト方向と直交する方向に揺動し得るベルクランクとを取付け、チェンジレバーに付設されてそのセレクト方向への揺動と共に揺動する揺動軸をベルクランクの一端にボールジョイントを介して連結し、このベルクランクの他端にセレクト操作部材を、またチェンジレバーにシフト操作部材をそれぞれ接続したものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝるチェンジ装置は、例えば実公昭63−39776号公報に開示されているように、既に知られており、それにおけるボールジョイントは、揺動軸の先端に一体に形成したボールと、このボールの外周面に相対回転可能に嵌合するボールソケットと、このボールソケットを摺動自在に嵌合すべくベルクランクの一端に設けられた連結孔とで構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来装置では、ボール付の揺動軸の製作に際し加工費が比較的高い鍛造や切削を行なわざるを得ず、その上、ボールとベルクランクとの間に、両者の相対回動及び摺動を許容するためのボールソケットを設けることから構造も複雑で、コスト高となる傾向がある。
【0004】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、ボールの単体加工を可能にすると共に、構造を簡素化した安価なボールジョイントを備える前記チェンジ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、レバーブラケットにセレクト方向及びシフト方向へ揺動し得るチェンジレバーと、このチェンジレバーに隣接して、そのセレクト方向と直交する方向に揺動し得るベルクランクとを取付け、チェンジレバーに付設されてそのセレクト方向への揺動と共に揺動する揺動軸をベルクランクの一端にボールジョイントを介して連結し、このベルクランクの他端にセレクト操作部材を、またチェンジレバーにシフト操作部材をそれぞれ接続した、変速機用チェンジ装置において、ボールジョイントを、ベルクランクの一端に形成された球状内面をもつボール孔と、このボール孔に回転可能に嵌合されるボールと、このボールにその中心を貫通するように設けられて揺動軸に摺動自在に嵌合される軸孔とから構成し、軸孔が開口するボールの両側部に、ボールの最大直径より小さい横幅を規定する一対の平坦面を形成し、ボール孔の一方と他方の開口縁には、それぞれボールの横幅Sより大きい横幅を有して相対向する一対の第1切欠と第2切欠とをそれぞれボール孔の最大径部に達するように形成し、第1切欠及び第2切欠にはボール孔の周方向に90°の位相差を与えると共に、第1切欠及び第2切欠の全横幅を、それらに対応する中心角の総和が360°となるように設定し、第1切欠及び第2切欠の一方を通してボールをボール孔に回転自在に嵌合したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本発明の特徴によれば、ボールジョイントを、ベルクランクの一端に形成された球状内面をもつボール孔と、このボール孔に回転可能に嵌合されるボールと、このボールにその中心を貫通するように設けられて揺動軸に摺動自在に嵌合される軸孔とから構成したので、チェンジレバーのセレクト操作時、ボールジョイントでは、揺動軸とベルクランクとの相対揺動をベルクランクのボール孔でのボールの回転により許容し、また揺動軸のベルクランクに対する軸方向変位をボールの軸孔での揺動軸の摺動により許容することができ、これにより揺動軸の揺動をベルクランクにスムーズに伝達することができる。
【0007】
しかもボールが嵌合するボール孔はベルクランクに直接設けられるので、専用のボールソケットは不要となり、構造の簡素化によりコストの低減を図ることができる。
【0008】
また軸孔が開口するボールの両側部に、ボールの最大直径より小さい横幅を規定する一対の平坦面を形成し、ボール孔の一方と他方の開口縁には、それぞれボールの横幅Sより大きい横幅を有して相対向する一対の第1切欠と第2切欠とをそれぞれボール孔の最大径部に達するように形成したので、ボールをベルクランクのボール孔に、その両端の開口縁の第1切欠又はと第2切欠切欠を通して挿入することができ、挿入後、ボールをボール孔で回転させてから、その軸孔に揺動軸を嵌合することにより、ボールの切欠からの離脱を防止することができる。したがって、ボールジョイントの組立が容易であると共に、ボールの外れ止め手段を特別に講じる必要もなく、更なる構造の簡素化によりコストの低減を図ることができる。
【0009】
さらに第1切欠及び第2切欠にはボール孔の周方向に90°の位相差を与えると共に、第1切欠及び第2切欠の全横幅を、それらに対応する中心角の総和が360°となるように設定したので、ベルクランクの射出成形時、二つ割の単純な金型によりボール孔及び第1切欠及び第2切欠をベルクランクに形成することができ、ボール孔付きのベルクランクの成形が容易で、更なるコストの低減に寄与し得る。
【0010】
【実施例】
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
【0011】
先ず図1ないし図4において、自動車の床板Fにマウントゴム2を介して取付けられるレバーブラケット1は合成樹脂製で、隔壁を共有して車両の横方向に並ぶ第1及び第2タワー3,4(図2及び図4参照)を一体に備える。第1タワー3は断面略正方形をなしていて下面を開放しており、第2タワー4は車両の前後方向に長い長方形をなしていて上下両面を開放している。
【0012】
図3及び図4に示すように、第1タワー3には、その上端壁3aから該タワー3の軸線に沿って垂下するハウジング5が一体に連設され、このハウジング5と第1タワー3との対向周面間は放射状の複数の補強リブ6によって連結される。
【0013】
ハウジング5は中間の段部7を挟んで並ぶ上部の大径円筒部8と下部の小径円筒部9とからなっており、その小径円筒部9は半球状の底壁9aを備え、また小径円筒部9の内側面には上下方向に延びる一条の案内溝10(図2,図4参照)が形成される。
【0014】
大径円筒部8には、複数の係止孔11が前記段部7に臨んで形成される。また小径円筒部9及び第2タワー4の相対向する側壁には上下方向に延びる長孔12,13がそれぞれ穿設される。
【0015】
小径円筒部9の半球状底壁9aには、チェンジレバー14の球状支点部材15が回転可能に係合され、この支点部材15に上方から相対回転可能に係合する合成樹脂製で環状のキャップ16が小径円筒部9内周面に嵌合される。その際、キャップ16の一側面に突設された回り止め突条17(図2及び図5参照)が前記案内溝10に係合される。このキャップ16の支点部材15外周面に接する面16aは、その外周面に適合する球面に形成される。
【0016】
またキャップ16の上端外周には、Oリング等の弾性リング19を保持する環状凹部20が形成され、弾性リング19は、その自由状態で略上半部をキャップ16の上面から露出するようになっている。この弾性リング19を上方から圧縮してキャップ16を押圧保持するための合成樹脂製で環状のリテーナ21(図5参照)が大径円筒部8から小径円筒部9に亘りそれらの内周面に嵌合され、該リテーナ21の外周に突設された複数の弾性係止爪22が前記係止孔11に係合される。
【0017】
図3に示すように、係止爪22は先端を上向きに傾斜させていて、リテーナ21の大径円筒部8への嵌入時には、その内側面により内方へ撓まされ、係止孔11の位置にきたとき自己の弾性力で係止孔11に係合するものである。
【0018】
一方、係止孔11の上面11aも半径方向外方に向って上向きに傾斜している。したがって、その係止孔11に係合した係止爪22が弾性リング19から上向きの反発力を受けると、係止孔11との係合を一層強めることができる。またリテーナ21はハウジング5の段部7に対向する段部21aを有しており、このリテーナ21のハウジング5への嵌入時、両段部7,21aの当接による弾性リング19の圧縮変形量を規制するようになっている。
【0019】
こうしてキャップ16は弾性リング19の反発力をもって、ハウジング5の底壁9aとの協働により支点部材15を回転可能に挟持する。
【0020】
図1及び図4に示すように、前記チェンジレバー14は、上端にノブ14aが付設され、その下端には車両の左右方向に延びる揺動軸25がT字状に交差して溶接される。
【0021】
揺動軸25はチェンジレバー14の一側から大きく突出し前記長孔12,13を貫通して第2タワー4内に達する長軸部25aと、チェンジレバー14の他側に僅かに突出する短軸部25bとを備えており、この揺動軸25とチェンジレバー14の交差部に、それを包むように前記支点部材15が固設される。
【0022】
即ち、支点部材15は、図3ないし図5に示すように、合成樹脂製の一対の椀形半球体27,28を相互に接合して中空に構成される。両半球体27,28は、これらの合せ面に関して基本的に対称形をなすもので、それぞれの端面には三方向に延びる半円筒状の支持凹部29,30,31が形成され、これらは前記チェンジレバー14、並びに揺動軸25の長軸部25a及び短軸部25bの外周面に嵌合される。このとき半球体27,28の中心はチェンジレバー14及び揺動軸25の両軸線の交点に合致するようになっている。
【0023】
また両半球体27,28の一方の端面と他方の端面には、複数の位置決め突起32と位置決め孔33がそれぞれ形成され、これらの軽圧入により両半球体27,28相互の仮接合が行われる。
【0024】
而して、両半球体27,28の接合状態は、これらが前述のようにハウジング5の底壁9a及びキャップ16間で挟持されることにより、確実に保持される。
【0025】
図1、図2及び図4に示すように、前記第2タワー4には、水平の枢軸40を介して合成樹脂製のベルクランク41が取付けられている。このベルクランク41は揺動端を前方へ延ばす水平腕41aと揺動端を上方へ延ばす垂直腕41bとを備えており、その水平腕41aの前端に揺動軸25の長軸部25aが後述のボールジョイント51介して連結される。そして垂直腕41bの上端にプッシュ・プル型のセレクト操作ワイヤ44(セレクト操作部材)の一端がターンバル48付ロッド46を介して接続される。
【0026】
一方、図1及び図3に示すように、チェンジレバー14の中間部に接続された接続片50には、プッシュ・プル型のシフト操作ワイヤ45(シフト操作部材)の一端がターンバックル49付のロッド47を介して接続される。
【0027】
上記セレクト操作ワイヤ44及びシフト操作ワイヤ45の各他端は、図示しない変速機のセレクト部材及びシフト部材にそれぞれ接続されるものである。
【0028】
さて、ボールジョイント51について図6ないし図9により説明する。ボールジョイント51は、ベルクランク41の水平腕41a前端に、その左右両側面に両端を開放して形成された球状内面を持つボール孔52と、このボール孔52に回転可能に嵌合される合成樹脂製のボール53と、このボール53にその中心を貫通するように設けられた軸孔54とから構成され、その軸孔54に揺動軸25の長軸部25aが摺動自在に嵌合される。
【0029】
ボール53は、軸孔54の軸線に沿う両極部を切除する形で相対向する一対の平坦面53a,53aが形成され、これによりボール53の最大径Dより小さいボール53の横幅Sが規定される。
【0030】
一方、ボール孔52の一方と他方の開口縁には、相対向する一対の第1切欠56,56と第2切欠57,57とがそれぞれボール孔52の最大径部に達するように形成される。その際、第1切欠56,56及び第2切欠57,57には、ボール孔52の周方向に90°の位相差が与えられると共に、ボール53の横幅Sより大きい横幅S1 ,S2 が与えられる。且つ全横幅S1 ,S1 ;S2 ,S2 は、それらに対応する中心角の総和が360°となるように設定される。こうすると、ベルクランク41を射出成形するとき、二つ割の単純な金型によりボール孔52及び第1、第2切欠56,57を同時に形成することができる。
【0031】
而して、ボールジョイント51の組立に当っては、先ず図8に示すように、ボール53の軸孔54の軸線をボール孔52の軸線に対し90°回転した状態で、ボール53を第1切欠56,56又は第2切欠57,57からボール孔52に挿入し、次いで図6及び図7に示すようにボール53を、軸孔54の軸線がボール孔52のそれと一致するように、90°回転させる。そして、軸孔54に揺動軸25の長軸部25aを嵌入する。
【0032】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0033】
ノブ14aを握ってチェンジレバー14を支点部材15周りにセレクト方向A(図4参照、車両の左右方向)へ揺動すれば、上下に揺動する揺動軸25がボールジョイント51を介してベルクランク41の水平腕41aを駆動し、垂直腕41bを車両の前後に揺動させるので、セレクト操作ワイヤ44を介して変速機にセレクト動作が与えられ、所望のギヤ列が選択される。次いでチェンジレバー14を支点部材15周りにシフト方向B(車両の前後方向)へ揺動すれば、シフト操作ワイヤ45を介して変速機にシフト動作が与えられ、先に選択されたギヤ列が確立する。
【0034】
ところで、ボールジョイント51においては、チェンジレバー14のセレクト方向Aへの揺動時、ボール孔52でのボール53の回転により揺動軸25と水平腕41aとの相対揺動を許容し、またボール53の軸孔54での揺動軸25の揺動により水平軸41aに対する揺動軸25の軸方向変位を許容する。こうして揺動軸25の揺動をベルクランク41にスムーズに伝達することができる。
【0035】
上記ボール53は、揺動軸25から分離していて、その形状が単純であることから、加工費の比較的安い射出成形が可能である。
【0036】
またボール53が嵌合するボール孔52はベルクランク41の水平腕41aに直接設けられるので、ベルクランク41がボールソケットを兼ねることになり、構造の簡素化が達成される。
【0037】
さらにボール孔52へのボール53の嵌合は、前述のように第1又は第2切欠56,56;57,57を通して容易に行うことができる上、軸孔54への揺動軸25の嵌入後は、ボール53は揺動軸25により切欠56,56;57,57からの離脱が阻止されるので、ボール53の外れ止め手段を特に講じる必要もない。
【0038】
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲を逸脱することなく、種々の設計変更が可能である。例えば、チェンジレバー14を支持する球状の支点部材15に代えて、二軸を用いたユニバーサルジョイントを介してチェンジレバー14をレバーブラケット1に支持することもできる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ボールジョイントを、ベルクランクの一端に形成された球状内面をもつボール孔と、このボール孔に回転可能に嵌合されるボールと、このボールにその中心を貫通するように設けられて揺動軸に摺動自在に嵌合される軸孔とから構成したので、チェンジレバーのセレクト操作時、ボールジョイントでは、揺動軸とベルクランクとの相対揺動をベルクランクのボール孔でのボールの回転により許容し、また揺動軸のベルクランクに対する軸方向変位をボールの軸孔での揺動軸の摺動により許容することができ、これにより揺動軸の揺動をベルクランクにスムーズに伝達することができる。
【0040】
しかもボールが嵌合するボール孔はベルクランクに直接設けられるので、専用のボールソケットは不要となり、構造の簡素化によりコストの低減を図ることができる。
【0041】
また軸孔が開口するボールの両側部に、ボールの最大直径より小さい横幅を規定する一対の平坦面を形成し、ボール孔の一方と他方の開口縁には、それぞれボールの横幅Sより大きい横幅を有して相対向する一対の第1切欠と第2切欠とをそれぞれボール孔の最大径部に達するように形成したので、ボールをベルクランクのボール孔に、その両端の開口縁の第1切欠又はと第2切欠切欠を通して挿入することができ、挿入後、ボールをボール孔で回転させてから、その軸孔に揺動軸を嵌合することにより、ボールの切欠からの離脱を防止することができる。したがって、ボールジョイントの組立が容易であると共に、ボールの外れ止め手段を特別に講じる必要もなく、更なる構造の簡素化によりコストの低減を図ることができる。
【0042】
さらに第1切欠及び第2切欠にはボール孔の周方向に90°の位相差を与えると共に、第1切欠及び第2切欠の全横幅を、それらに対応する中心角の総和が360°となるように設定したので、ベルクランクの射出成形時、二つ割の単純な金型によりボール孔及び第1切欠及び第2切欠をベルクランクに形成することができ、ボール孔付きのベルクランクの成形が容易で、更なるコストの低減に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るチェンジ装置の一部縦断側面図。
【図2】 図1の2−2線断面図。
【図3】 図2の3−3線拡大縦断面図。
【図4】 図1の4−4線拡大断面図。
【図5】 上記チェンジ装置の支点部材周りの分解斜視図。
【図6】 図4の5−5線矢視図。
【図7】 図4の6線断面図。
【図8】 上記チェンジ装置のボールジョイントの組立過程説明図。
【図9】 上記ボールジョイントの分解斜視図。
【符号の説明】
1・・・・・レバーブラケット
14・・・・チェンジレバー
25・・・・揺動軸
41・・・・ベルクランク
44・・・・セレクト操作ワイヤ(セレクト操作部材)
45・・・・シフト操作ワイヤ(シフト操作部材)
51・・・・ボールジョイント
52・・・・ボール孔
53・・・・ボール
53a・・・平坦面
54・・・・軸孔
56・・・・第1切欠
57・・・・第2切欠
A・・・・・セレクト方向
B・・・・・シフト方向
D・・・・・ボールの最大直径
S・・・・・ボールの横幅
1 ・・・・第1切欠の横幅
2 ・・・・第2切欠の横幅

Claims (1)

  1. レバーブラケット(1)にセレクト方向(A)及びシフト方向(B)へ揺動し得るチェンジレバー(14)と、このチェンジレバー(14)に隣接して、そのセレクト方向(A)と直交する方向に揺動し得るベルクランク(41)とを取付け、チェンジレバー(14)に付設されてそのセレクト方向(A)への揺動と共に揺動する揺動軸(25)をベルクランク(41)の一端にボールジョイント(51)を介して連結し、このベルクランク(41)の他端にセレクト操作部材(44)を、またチェンジレバー(14)にシフト操作部材(45)をそれぞれ接続した、変速機用チェンジ装置において、
    ボールジョイント(51)を、ベルクランク(41)の一端に形成された球状内面をもつボール孔(52)と、このボール孔(52)に回転可能に嵌合されるボール(53)と、このボール(53)にその中心を貫通するように設けられて揺動軸(25)に摺動自在に嵌合される軸孔(54)とから構成し、軸孔(54)が開口するボール(53)の両側部に、ボール(53)の最大直径(D)より小さい横幅(S)を規定する一対の平坦面(53a)を形成し、ボール孔(52)の一方と他方の開口縁には、それぞれボール(53)の横幅Sより大きい横幅(S 1 ,S 2 )を有して相対向する一対の第1切欠(56,56)と第2切欠(57,57)とをそれぞれボール孔(52)の最大径部に達するように形成し、第1切欠(56,56)及び第2切欠(57,57)にはボール孔(52)の周方向に90°の位相差を与えると共に、第1切欠(56,56)及び第2切欠(57,57)の全横幅(S 1 ,S 1 ;S 2 ,S 2 )を、それらに対応する中心角の総和が360°となるように設定し、第1切欠(56,56)及び第2切欠(57,57)の一方を通してボール(53)をボール孔(52)に回転自在に嵌合したことを特徴とする、変速機用チェンジ装置。
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