JP3036608B2 - 変速機のシフトレバー装置 - Google Patents

変速機のシフトレバー装置

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JP3036608B2 JP3340289A JP34028991A JP3036608B2 JP 3036608 B2 JP3036608 B2 JP 3036608B2 JP 3340289 A JP3340289 A JP 3340289A JP 34028991 A JP34028991 A JP 34028991A JP 3036608 B2 JP3036608 B2 JP 3036608B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は変速機のシフトレバー
装置に係り、特にシフトレバーのレバー軸途中に球部を
設け、この球部をシート部材を介して支持すべく合成樹
脂によりシフトレバーハウジングに一体形成した支持部
を有する変速機のシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変速機は、例えば変速機ケース内に変速
歯車列を有し、この変速歯車列には、噛合状態を切り換
える複数の切換機構を設けている。
【0003】これら切換機構を作動させて変速歯車列の
噛合状態を切り換えるシフト機構は、切換機構に一端側
を夫々係合するシフトシャフト群を変速機ケースに軸支
し、このシフトシャフト群の他端側にシフトヨーク群を
設けている。シフトヨーク群には、リモコンシャフトの
一端側のシフトアンドセレクトレバーが選択的に係合さ
れる。リモコンシャフトの他端側は、シフトレバーに連
絡している。このシフトレバーをセレクト操作及びシフ
ト操作することにより、変速歯車列の噛合状態を切り換
える。
【0004】前記シフト機構のシフトレバーは、シフト
レバーハウジングに揺動可能に軸支されている。
【0005】変速機のシフトレバー装置としては、特開
平2−229950号公報、実開平2−127846号
公報、実開昭64−41436号公報、そして、実開昭
64−43428号公報に開示されている。
【0006】例えば、特開平2−229950号公報に
開示される変速機のシフトレバー支持装置は、フロアリ
モートコントロール式変速機操作用の支持装置におい
て、円筒状のシフトレバー取付部と、シフトレバー取付
部に連続して末広がりに設けたリテーナ部と、リテーナ
部の末広がり端部に連続して設けたシフトレバープレー
トと、シフトレバー取付部の円周に設けたシフトレバー
の揺動回転保持部とを一体的に形成し、部品点数を減少
させ、作業性を向上させるとともに、軽量化を図ってい
る。
【0007】また、実開平2−127846号公報に開
示される変速機のシフトレバー支持装置は、シフトレバ
ーの途中に設けた球部の箇所で揺動自在にシフトレバー
を支持して成る変速機操作用のシフトレバー支持装置に
おいて、シフトレバー支持部の球状凹面に形成された揺
動回転保持部を設け、シフトレバーの球部下半部を揺動
回転保持部に当接し、シフトレバーの球部上半分に球状
凹面に形成された保持面にスリットを入れて分割した保
持部を有するキャップの保持面を圧接してキャップをシ
フトレバー支持部に取り付けている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の変速
機のシフトレバー装置においては、図2に示す如く、合
成樹脂によりシフトレバーハウジング106に支持部1
16を一体的に形成し、前記支持部116によってシフ
トレバー104を揺動回転可能に支持している。
【0009】つまり、前記支持部116内にシート部材
130を装着するとともに、このシート部材130内に
前記シフトレバー104のレバー軸108に設けた球部
112を位置させ、シート部材130を介して前記支持
部116によりシフトレバー104を支持するものであ
る。前記球部112に設けられた突起部114には、介
装部材114Aを介してコントロールアーム146が取
り付けられている。
【0010】また、従来のシフトレバー装置において
は、コントロールアーム146に取り付けられるリター
ンスプリング148の位置決めをシフトレバーハウジン
グ106の隆起部106aに設けられた位置決め凹部1
82によって行っていた。
【0011】しかし、前記シフトレバー104は、前記
コントロールアーム146と同軸上に配設されたリター
ンスプリング148によってリターンしているため、前
記シフトレバー104と介装部材114Aとコントロー
ルアーム146間のクリアランスによってシフトレバー
104にガタが生じてしまい、実用上不利であるという
不都合があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、シフトレバーのレバー軸に
設けた球部をシート部材を介して支持すべく合成樹脂に
よりシフトレバーハウジングに一体形成した支持部を有
する変速機のシフトレバー装置において、前記球部に突
起部を設け、この突起部に介装部材を介して係合するコ
ントロールアームを設け、前記シート部材上部を抱持す
るとともに前記支持部に係合するキャップ部を設け、こ
のキャップ部には前記コントロールアームのリターン動
作を果たす付勢部材の位置決めを行う位置決め部を一体
的に設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】上述の如く発明したことにより、シフトレバー
を組み立てる際には、シフトレバーのレバー軸に設けら
れた球部にシート部材を挿着し、このシート部材にシー
ト部材の上部をキャップ部によって抱持させ、このキャ
ップ部をシフトレバーハウジングの支持部に取り付け、
このキャップ部に一体的に設けた位置決め部によって付
勢部材の位置決めを行い、シフトレバーのガタを減少し
ている。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1はこの発明の実施例を示すものであ
る。図1において、2は図示しない例えばマニュアル式
変速機のシフトレバー装置である。
【0016】このシフトレバー装置2は、シフトレバー
4と、シフトレバーハウジング6とを有している。シフ
トレバー4は、レバー軸8と、このレバー軸8の一端に
螺着するノブ10と、レバー軸8途中に形成される球部
12と、この球部12から外側方向に突出する突起部1
4とからなる。
【0017】また、前記シフトレバーハウジング6を合
成樹脂により形成するとともに、このシフトレバーハウ
ジング6に前記シフトレバー4のレバー軸8を支持する
支持部16を一体的に形成する。
【0018】支持部16は、図1に示す如く、シフトレ
バーハウジング6の箱状の隆起部6aから上方向に突出
すべく有底筒状に形成され、外側面部位の一部に切欠き
部18を形成するとともに、底面部位には支持部16の
開口面積よりも小なる四角形状の挿通孔20を形成す
る。
【0019】前記支持部16外側且つシフトレバーハウ
ジング6の隆起部6a上面の対峙する位置に、第1、第
2係合部22−1、22−2を夫々形成し、第1係合部
22−1に1個の小径孔部24を形成するとともに、第
2係合部22−2には大きさの異なる2個の大径孔部2
6と小径孔部28とを夫々形成する。
【0020】また、前記シフトレバー4のレバー軸8の
球部12を保持するシート部材30を形成し、このシー
ト部材30を前記支持部16内に位置させるとともに、
このシート部材30上部にゴム製且つ環状のクッション
32を介してキャップ部34を装着する。
【0021】前記キャップ部34は、図1に示す如く、
内径が支持部16の外径よりも少許大なる有蓋筒状に形
成され、外側面部位の一部に切欠き部36を形成すると
ともに、上面部位にはキャップ部34の開口面積よりも
小なる四角形状の挿通孔38を形成する。
【0022】また、キャップ部34外側には外側方向且
つ対峙する位置に突出する第3、第4係合部40−1、
40−2を形成し、第3、第4係合部40−1、40−
2に夫々1個の小径孔部42、44を形成する。
【0023】更に、前記球部12に設けられた突起部1
4に介装部材14Aを介して係合するコントロールアー
ム46を設け、前記シート部材30上部を抱持するとと
もに、支持部16に係合するキャップ部34を設け、こ
のキャップ部34には、前記コントロールアーム46の
リターン動作を果たす付勢部材であるリターンスプリン
グ48の位置決めを行う位置決め部50を一体的に設け
ている。
【0024】詳述すれば、前記突起部14に筒状の介装
部材14Aを介して係合するコントロールアーム46を
設ける。このコントロールアーム46は、L字形状に形
成されている。このコントロールアーム46の一端部位
には、前記突起部14に係合する突起部用係合孔部52
が設けられているとともに、他端部位には、図示しない
セレクトケーブルを固定するセレクトケーブル用固定ピ
ン54が設けられ、中間部位には、後述する軸部60を
挿通する軸部用係合孔部56が設けられている。
【0025】前記軸部用係合孔部56には、第1スペー
サ58−1を介して軸部60が挿通されている。この軸
部60の先端側には、第2スペーサ58−2を介してリ
ターンスプリング48が係合されている。この軸部60
は、前記コントロールアーム46を第2係合部の大径孔
部26に軸支するものである。
【0026】また、前記キャップ部34には、外側方向
である突起部14と同一方向に突出する位置決め部50
が一体的に設けられている。この位置決め部50は、シ
フトレバー4を支持部16に係合したリターンスプリン
グ48の腕部48Aを係合させ、前記リターンスプリン
グ48の位置決めを行うものである。
【0027】次に前記シフトレバー4の組み付けを説明
する。
【0028】前記シフトレバー4のレバー軸8途中の球
部12に形成される突起部14をコントロールアーム4
6の突起部用係合孔部52に装着し、突起部14を支持
部16の切欠き部18に合致させるべくレバー軸8の他
端を上方向から支持部16の挿通孔20に挿入する。
【0029】前記レバー軸8の球部12外周と支持部1
6内周との間には、シート部材30が介設されている。
【0030】そして、レバー軸8の一端からクッション
32を挿通させ、次いでキャップ部34の切欠き部36
を合致させつつ挿通孔38によって挿通させ、その後レ
バー軸8の一端にノブ10を螺着する。
【0031】また、第1、第3係合部22−1、40−
1の小径孔部24、42にスプリングピン54を挿通す
るとともに、第2、第4係合部22−2、40−2の小
径孔部28、44にスプリングピン56を挿通する。
【0032】更に、前記第2係合部22−2の大径孔部
26にリターンスプリング48と第2スペーサ58−2
とを介してコントロールアーム46を位置させ、軸部5
0によりコントロールアーム46を軸支させる。
【0033】このとき、前記リターンスプリング48の
腕部48Aを前記キャップ部34の位置決め部50に係
合させている。
【0034】これにより、リターンスプリング48の位
置決めをキャップ部34に設けた位置決め部50で行う
ことができ、このリターンスプリング48と同軸上に位
置するコントロールアーム46と、このコントロールア
ーム46を介装部材14Aを介して係合するシフトレバ
ー4と前記介装部材14Aとのガタを減少し得て、実用
上有利である。
【0035】また、キャップ部34に前記コントロール
アーム46のリターン動作を果たすリターンスプリング
48の位置決めを行う位置決め部50を一体的に設けた
ことにより、シフトレバー4の製造コストを低廉に維持
し得て、経済的に有利である。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、球部に突起部を設け、突起部に介装部材を介して係
合するコントロールアームを設け、シート部材上部を抱
持するとともに支持部に係合するキャップ部を設け、キ
ャップ部にはコントロールアームのリターン動作を果た
す付勢部材の位置決めを行う位置決め部を一体的に設け
たので、リターンスプリングの位置決めをキャップ部に
設けた位置決め部で行うことができ、シフトレバーの部
品のガタを減少し得て、実用上有利である。また、キャ
ップ部にコントロールアームのリターン動作を果たす付
勢部材の位置決めを行う位置決め部を一体的に設けたこ
とにより、シフトレバーの製造コストを低廉に維持し得
て、経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す変速機のシフトレバー
装置の組立図である。
【図2】この発明の従来の技術を示す変速機のシフトレ
バー装置の組立図である。
【符号の説明】
2 シフトレバー装置 4 シフトレバー 6 シフトレバーハウジング 8 レバー軸 12 球部 16 支持部 34 キャップ部 36 切欠き部 46 コントロールアーム 48 リターンスプリング 50 位置決め部 52 突起部用係合孔部 54 セレクトケーブル用固定ピン 56 軸部用係合孔部 58−1 第1スペーサ 58−2 第2スペーサ 60 軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−229950(JP,A) 実開 昭64−21021(JP,U) 実開 昭64−41436(JP,U) 実開 昭64−43428(JP,U) 実開 平2−127846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 B60K 20/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーのレバー軸に設けた球部を
    シート部材を介して支持すべく合成樹脂によりシフトレ
    バーハウジングに一体形成した支持部を有する変速機の
    シフトレバー装置において、前記球部に突起部を設け、
    この突起部に介装部材を介して係合するコントロールア
    ームを設け、前記シート部材上部を抱持するとともに前
    記支持部に係合するキャップ部を設け、このキャップ部
    には前記コントロールアームのリターン動作を果たす付
    勢部材の位置決めを行う位置決め部を一体的に設けたこ
    とを特徴とする変速機のシフトレバー装置。
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JP3660022B2 (ja) * 1995-06-09 2005-06-15 株式会社アツミテック 変速機用チェンジ装置
JP2009169201A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 反射防止光学部材及びその製造方法

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