JPH0512242U - 車両用シフトレバーの支持構造 - Google Patents

車両用シフトレバーの支持構造

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JPH0512242U
JPH0512242U JP6791691U JP6791691U JPH0512242U JP H0512242 U JPH0512242 U JP H0512242U JP 6791691 U JP6791691 U JP 6791691U JP 6791691 U JP6791691 U JP 6791691U JP H0512242 U JPH0512242 U JP H0512242U
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shift lever
support
spherical
peripheral surface
end side
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裕道 島口
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Suzuki Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シフトレバーの操作荷重を軽減し操作感を向
上し、また、組付けを容易とし組付工数を削減しコスト
の低減を果たし得る車両用シフトレバーの支持構造を実
現する。 【構成】 シフトレバーのレバー軸に設けた球部をシフ
トレバーハウジングの保持孔に保持される支持体54に
より球面支持して設けるとともに固設された回り止め部
材を前記支持体54を貫通して前記球部の回り止め溝部
に係合して設けた車両用シフトレバーの支持構造におい
て、前記支持体54は前記球部の球状外周面の略全域に
摺接する球状内周面56を設けた略筒状に一体的に形成
し、前記球部に外嵌して前記球状内周面56を摺接させ
るべく軸方向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する
複数のスリット部58を設けるとともに前記シフトレバ
ーハウジングに固設された回り止め部材を遊挿させるべ
く軸方向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する遊挿
溝部60を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両用シフトレバー支持構造に係り、特にシフトレバーの操作荷重 を軽減し得て操作感を向上し得て、また、組付けを容易として得て組付工数を削 減し得てコストの低減を果たし得る車両用シフトレバーの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される内燃機関の駆動力を変換して取り出すに変速機には、歯車式 の変速機やベルト式の変速機等があり、駆動力の伝達損失の少ない歯車式の変速 機が多用されている。歯車式の変速機は、複数の変速歯車列のいずれか一に噛合 状態を切換えることにより、内燃機関の駆動力を所望に変換して取り出す。変速 機は、シフト機構のシフトレバーのセレクト操作及びシフト操作により、変速歯 車列の噛合状態を切換える。
【0003】 このような車両用シフトレバーの支持構造としては、図6・図7に示すものが ある。図において、102はシフト機構、104はシフトレバー、106はシフ トレバーハウジングである。シフト機構102のシフトレバー104は、レバー 軸108にセレクト操作及びシフト操作の揺動中心となる球部110を設け、こ のレバー軸108の一端側にシフトアンドセレクト部112を設けるとともに、 他端側にシフトノブ114を設けている。
【0004】 シフトレバー104は、シフトレバーハウジング106に軸支されるリモコン シャフト116に連絡される。リモコンシャフト116には、連絡体118の一 端側を固定して設け、この連絡体118の他端側に設けた支持孔120に略筒状 の抱持体122を摺動可能に支持して設け、この抱持体122に前記シフトアン ドセレクト部112を回動可能に抱持する抱持孔124を設けている。なお、リ モコンシャフト116は、図示しないシフトアンドセレクトレバーやシフトシャ フト群等を介して変速機の切換機構に連絡されている。
【0005】 前記シフトレバーハウジング106に揺動可能に支持されるシフトレバー10 4は、球部110に球状外周面124を設けるとともに、レバー軸108の軸方 向に指向する一対の回り止め溝部126を設けている。また、シフトレバーハウ ジング106には、保持孔128を設け、この保持孔128の一端側に径中心方 向に突出する係止縁130を設けるとともに、保持孔128の他端側に固定面1 32を設けている。このシフトレバーハウジング106には、固定面132に固 定用ねじ孔134を設け、保持孔128に貫通する一対の回り止め用ねじ孔13 6を対向して設けている。
【0006】 前記保持孔134には、支持体138が保持される。支持体138は、図8〜 図11に示す如く、第1支持体部138−1及び第2支持体部138−2からな り、夫々第1・第2球状内周面140−1・140−2を設けるととも、前記一 対の回り止め用ねじ孔136に対応する一対の第1・第2切欠き部142−1・ 142−2を設けている。
【0007】 シフトレバー104をシフトレバーハウジング106に揺動可能に支持する際 には、先ず、シフトレバーハウジング106の保持孔128の他端側から第1支 持体部138−1を嵌挿し、第1切欠き部142−1をシフトレバーハウジング 106の回り止め用ねじ孔136に一致させながら、他端側の係止縁130に係 止させる。シフトレバーハウジング106の回り止め用ねじ孔136には、回り 止め部材たる回り止めねじ144を螺合して固定するとともに、この回り止めね じ144の先端側に回り止めブッシュ146を外嵌する。
【0008】 次いで、保持孔128の他端側からシフトレバー104のシフトアンドセレク ト部112を挿入して連絡体118に支持された抱持体122に抱持させつつ、 シフトレバー104の球部110の回り止め溝部126を回り止めブッシュ14 6に係合させ、球部110の球状外周面126の一部を第1支持体部138−1 の第1球状内周面140−1に嵌合させる。
【0009】 そして、保持孔128の他端側から第2支持体部138−2を嵌挿し、第2切 欠き部142−2を回り止め用ねじ孔136に一致させながら、第1支持体部1 38−1と第2支持体部138−2との間に少許の間隙を確保して、球部110 の球状外周面124の残部に第2球状内周面140−2を嵌合させる。これによ り、回り止めねじ144の回り止めブッシュ146は、第1・第2切欠き部14 2−1・142−2により第1・第2支持体部138−1・138−2を貫通し た状態で、球部110の回り止め溝部126に係合される。
【0010】 保持孔128に嵌挿された第2支持体部138−2には、図12・図13に示 す如き形状の弾性部材であるウエーブワッシャ148を当接させ、さらに、この ウエーブワッシャ148に固定プレート150を積層する。固定プレート150 は、シフトレバーハウジング106の固定面132に当接され、固定用ねじ孔1 34に固定ねじ152を螺合することにより固定される。
【0011】 これにより、シフトレバー104は、レバー軸108に設けた球部110をシ フトレバーハウジング106の保持孔128に保持される第1・第2支持体部1 38−1・138−2により球面支持して設けるとともに、シフトレバーハウジ ング106に固設された回り止めねじ144の回り止めブッシュ146を第1・ 第2支持体部138−1・138−2を貫通して球部110の回り止め溝部12 6に係合して設けている。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の車両用シフトレバーの支持構造においては、球部110と保 持孔128と第1・第2支持体部138−1・138−2との寸法公差によるレ バー軸108の軸方向へのがたをなくすべく、ウエーブワッシャ148により第 2支持体部138−2に第1支持体部138−1方向へ弾性力を付与している。
【0013】 ところが、ウエーブワッシャ148による弾性力の付与は、球部110と第1 ・第2支持体部138−1・138−2との間の摩擦抵抗を増大させ、シフトレ バー104の操作荷重を増大させて操作感を悪化させる不都合がある。
【0014】 また、支持体138を第1・第2支持体部138−1・138−2とし、前記 の如く、第1支持体部138−1、回り止めねじ144、回り止めブッシュ14 8、シフトレバー104の球部110、第2支持体部138−2、ウエーブワッ シャ148、固定プレート150を、順次にシフトレバーハウジング106に組 付けているため、第1・第2支持体部138−1・138−2の位置決めが困難 であるととも第1支持体部138−1により回り止めねじ144への回り止めブ ッシュ146の組付けが困難であるという不都合があり、組付工数が増加してコ ストの上昇を招く不都合がある。
【0015】 さらに、図14に示す如く、シフト機構202として、シフトレバーハウジン グ206の保持孔228に保持される支持体238を略筒状に一体的に形成し、 この一体的に形成された支持体238によりシフトレバー204の球部210を 球面支持して、シフトレバーハウジング206にシフトレバー204を揺動可能 に支持する支持構造のものがある。この支持構造においては、シフトレバー20 4のシフトアンドセレクト部212とリモコンシャフト216の連絡体218と を連絡ネジ254により一方向にのみ回転可能に連絡することにより、シフトレ バー204の回り止めを果たしている。
【0016】 しかし、図14に示す一体的に形成された支持体238を、前記図6〜図13 に示す回り止めねじ144の回り止めブッシュ146を第1・第2支持体部13 8−1・138−2を貫通して球部110の回り止め溝部126に係合させる支 持構造に採用するには、シフトレバー104の球部110や回り止めねじ144 等の組付けを考慮して支持体138を一体的に形成しなければならず、容易に実 施し得ない不都合がある。
【0017】 さらにまた、このような一体的な支持体を設けた支持構造としては、実公平2 −20088号公報に開示の如く、略筒状に一体的に形成した支持体の一端側か ら中間部位まで延びる複数のスリット部を設け、支持体の一端側周壁にこの支持 体を径中心方向に押圧して縮形させる環状のばね体を嵌着したものである。
【0018】 ところが、この公報に開示の支持構造は、支持体の一端側周壁に嵌着した環状 のばね体により、この支持体を径中心方向に押圧して縮形させるものであるため 、前記図6〜図13に示す支持構造と同様に、シフトレバーの球部と支持体との 間の摩擦抵抗が増大し、シフトレバーの操作荷重を増大させて操作感を悪化させ る不都合がある。また、図14に示す支持構造と同様に、シフトレバーの球部や 回り止め部材等の組付けを考慮して支持体を一体的に形成しなければならず、容 易に実施し得ない不都合がある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような不都合を解消するために、この考案は、シフトレバーのレバー軸に 設けた球部をシフトレバーハウジングの保持孔に保持される支持体により球面支 持して設けるとともに前記シフトレバーハウジングに固設された回り止め部材を 前記支持体を貫通して前記球部の回り止め溝部に係合して設けた車両用シフトレ バーの支持構造において、前記支持体は前記球部の球状外周面の略全域に摺接す る球状内周面を設けた略筒状に一体的に形成し、この一体的に形成された略筒状 の支持体にはこの支持体を前記球部に外嵌して前記球状外周面の略全域に前記球 状内周面を摺接させるべく軸方向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する複数 のスリット部を設けるとともに前記シフトレバーハウジングに固設された回り止 め部材を遊挿させるべく軸方向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する遊挿溝 部を設けたことを特徴とする。
【0020】
【作用】
この考案の構成によれば、支持体は球部の球状外周面の略全域に摺接する球状 内周面を設けた略筒状に一体的に形成しているので、たとえシフトレバーハウジ ングの保持孔に保持された支持体を弾性部材により押圧しても、球部と支持体と の間の摩擦抵抗が増大することがなく、減少させることができる。また、支持体 は、この支持体を球部に外嵌して球状外周面の略全域に球状内周面を摺接させる べく軸方向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する複数のスリット部を設けて いるので、このスリット部によって支持体を容易に変形させてシフトレバーの球 部に支持体を容易に外嵌することができ、この支持体をシフトレバーハウジング の保持孔に保持させることにより支持体の変形を阻止して球部の支持体からの抜 脱を防止することができる。さらに、支持体はシフトレバーハウジングに固設さ れた回り止め部材を遊挿させるべく軸方向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達 する遊挿溝部を設けているので、この遊挿溝部によって回り止め部材を遊挿する ことができることにより、シフトレバーハウジングに回り止め部材を予め固定し た状態で支持体を保持孔に嵌挿することができる。
【0021】
【実施例】
以下図面に基づいて、この考案の実施例を詳細に説明する。
【0022】 図1〜図5は、この考案の実施例を示すものである。図5において、2は変速 機、4はシフト機構である。変速機2は、変速機ケース6内に変速歯車列8を設 けている。変速歯車列8には、噛合状態を切換える複数の切換機構10を設けて いる。
【0023】 これら切換機構10を作動させて変速歯車列8の噛合状態を切換える前記シフ ト機構4は、切換機構10に一端側を夫々係合するシフトシャフト群12を変速 機ケース6に軸支し、このシフトシャフト群12の他端側にシフトヨーク群14 を設けている。シフトヨーク群14には、リモコンシャフト16の一端側のシフ トアンドセレクトレバー18が選択的に係合される。リモコンシャフト16の他 端側は、シフトレバー20に連絡している。このシフトレバー20をセレクト操 作及びシフト操作することにより、変速歯車列8の噛合状態を切換える。
【0024】 シフト機構4のシフトレバー20は、図3・図4に示す如く、シフトレバーハ ウジング22に揺動可能に軸支されている。シフトレバー20は、レバー軸24 にセレクト操作及びシフト操作の揺動中心となる球部26を設け、このレバー軸 24の一端側にシフトアンドセレクト部28を設けるとともに、他端側にシフト ノブ30を設けている。
【0025】 シフトレバー20の連絡する前記リモコンシャフト16には、連絡体32の一 端側を固定して設けるとともに、この連絡体32の他端側に支持孔34を設けて いる。支持孔34には、略筒状の抱持体36を摺動可能に支持して設けている。 抱持体36には、シフトレバー20のシフトアンドセレクト部28を回動可能に 抱持する抱持孔38を設けている。これにより、シフトレバー20は、シフトア ンドセレクト部28により連絡体32及び抱持体36を介してリモコンシャフト 16に連絡される。
【0026】 前記シフトレバー20は、球部26に球状外周面40を設けるとともに、レバ ー軸24の軸方向に指向する一対の回り止め溝部42を設けている。前記シフト レバーハウジング22には、保持孔44を設けている。保持孔44は、一端側に 径中心方向に突出する係止縁46を設けるとともに、他端側に固定面48を設け ている。このシフトレバーハウジング22には、保持孔44の他端側の固定面4 8に固定用ねじ孔50を設けている。また、シフトレバーハウジング22には、 保持孔44の径中心方向に貫通する一対の回り止め用ねじ孔52を対向して設け ている。
【0027】 前記保持孔44には、支持体54が保持される。支持体54は、図1・図2に 示す如く、球部26の球状外周面40の略全域に摺接する球状内周面56を設け た略筒状に一体的に形成している。この一体的に形成された略筒状の支持体54 には、この支持体54を球部26に外嵌して球状外周面40の略全域に球状内周 面56を摺接させるべく、軸方向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する複数 のスリット部58を設けている。これら複数のスリット部58は、夫々周方向の 等間隔位置に設けられている。
【0028】 また、前記支持体54には、シフトレバーハウジング22の回り止め用ねじ孔 52に固設された後述の回り止め部材たる回り止めねじ62の回り止めブッシュ 64を遊挿させるべく、軸方向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する一対の 遊挿溝部60を設けている。この一対の遊挿溝部60は、シフトレバーハウジン グ22の一対の回り止め用ねじ孔52に対応して夫々径方向の対称位置に設けら れている。この実施例においては、前記複数のスリット部58の径方向の対称位 置に設けられた一対に重ならせて設け、この一対のスリット部58の一部を拡幅 することにより遊挿溝部60を設けている。
【0029】 次にシフトレバー20の組付けを説明する。
【0030】 先ず、シフトレバーハウジング22の回り止め用ねじ孔52に、回り止め部材 たる回り止めねじ62を螺合して固定するとともに、保持孔44内に位置する回 り止めねじ62の先端側に回り止めブッシュ64を外嵌する。
【0031】 また、支持体54の一端側をスリット部58により拡開変形させながら、シフ トレバー20の球部26に外嵌して球状外周面40の略全域に球状内周面56を 摺接させる。このとき、支持体54は、遊挿溝部60を球部26の回り止め溝部 42に一致させながら、球部26に外嵌する。
【0032】 次いで、保持孔44の他端側からシフトレバー20のシフトアンドセレクト部 28を挿入して連絡体32に支持された抱持体36に抱持させつつ、保持孔44 の他端側からシフトレバー20の球部26に外嵌した支持体54を嵌挿して、保 持孔44の一端側の係止縁46に係止させる。このとき、支持体54は、球部2 6の回り止め溝部42及び遊挿溝部60を回り止めねじ62先端側の回り止めブ ッシュ64に一致させながら保持孔42に嵌挿し、回り止め溝部42及び遊挿溝 部60を回り止めブッシュ64に係合させる。
【0033】 そして、保持孔44に嵌挿された支持体54には、図12・図13に示す如き 形状の弾性部材であるウエーブワッシャ66を当接させ、さらに、このウエーブ ワッシャ66に固定プレート68を積層する。固定プレート68は、シフトレバ ーハウジング22の固定面48に当接させ、固定用ねじ孔50に固定ねじ70を 螺合して固定する。なお、符号72はシフトレバーハウジング22のカバー、符 号74は変速機ケース6とカバー72との連絡部材である。
【0034】 これにより、シフトレバー20は、レバー軸24の球部26をシフトレバーハ ウジング22の保持孔44に保持される支持体54により球面支持されるととも に、シフトレバーハウジング22に固設された回り止めねじ62の回り止めブッ シュ64を支持体54を貫通して球部26の回り止め溝部42に係合する。
【0035】 このように、支持体54は、球部26の球状外周面40の略全域に摺接する球 状内周面56を設けた略筒状に一体的に形成しているので、たとえシフトレバー ハウジング22の保持孔44に保持された支持体54を弾性部材であるウエーブ ワッシャ66により押圧しても、球部26と支持体54との間の摩擦抵抗が増大 することがなく、減少させることができる。このため、シフトレバー20の操作 荷重を軽減し得て、操作感を向上することができる。
【0036】 また、支持体54は、この支持体54を球部26に外嵌して球状外周面40の 略全域に球状内周面56を摺接させるべく軸方向の一端側周縁から他端側周縁近 傍に達する複数のスリット部58を設けているので、このスリット部58によっ て支持体54を容易に拡開変形させ得て、球部26に支持体54を容易に外嵌す ることができ、この支持体54をシフトレバーハウジング22の保持孔44に嵌 挿して保持させることにより、支持体54の拡開変形を阻止して球部26の支持 体54からの抜脱を防止することができる。
【0037】 さらに、支持体54は、シフトレバーハウジング22に固設された回り止め部 材たる回り止めねじ62先端側の回り止めブッシュ64を遊挿させるべく、軸方 向の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する遊挿溝部60を設けているので、こ の遊挿溝部60によって回り止めブッシュ64を遊挿することができることによ り、シフトレバーハウジング22に回り止めブッシュ64を予め固定した状態で 支持体54を保持孔44に嵌挿することができる。また、回り止めねじ62の先 端側に回り止めブッシュ64を外嵌する際には、保持孔44内に支持体54が嵌 挿されていないため、回り止めブッシュ64の組付けが容易である。
【0038】 このため、球部26に支持体54を容易に外嵌し得るとともに保持孔44に保 持させることにより球部26の支持体54からの抜脱を防止し得て、係止体54 に設けた遊挿溝部60によってシフトレバーハウジング22に回り止めねじ62 を予め固定した状態で支持体54を保持孔44に嵌挿し得て、また、回り止めね じ62に回り止めブッシュ64を容易に外嵌し得て、これにより、組付けを容易 として得て組付工数を削減し得て、コストの低減を果たすことができる。
【0039】
【考案の効果】
このように、この考案によれば、支持体は球部の球状外周面の略全域に摺接す る球状内周面を設けた略筒状に一体的に形成していることにより、シフトレバー の球部と支持体との間の摩擦抵抗を減少し得て、シフトレバーの操作荷重を軽減 し得て操作感を向上することができる。また、係止体に設けたスリット部によっ て球部に支持体を容易に外嵌し得るとともに保持孔に保持させることにより球部 の支持体からの抜脱を防止し得て、さらに、係止体に設けた遊挿溝部によってシ フトレバーハウジングに回り止め部材を予め固定した状態で支持体を保持孔に嵌 挿し得て、これにより、組付けを容易として得て組付工数を削減し得て、コスト の低減を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す支持体の縦断面図であ
る。
【図2】この考案の実施例を示す支持体の底面図であ
る。
【図3】この考案の実施例を示す車両用シフトレバーの
支持構造の一部破断正面図である。
【図4】この考案の実施例を示す車両用シフトレバーの
支持構造の一部破断側面図である。
【図5】変速機の概略断面図である。
【図6】従来例を示す車両用シフトレバーの支持構造の
一部破断正面図である。
【図7】従来例を示す車両用シフトレバーの支持構造の
一部破断側面図である。
【図8】第2支持体部の平面図である。
【図9】第2支持体部の縦断面図である。
【図10】第1支持体部の平面図である。
【図11】第1支持体部の縦断面図である。
【図12】ウエーブワッシャの平面図である。
【図13】ウエーブワッシャの縦断面図である。
【図14】別の従来例を示す車両用シフトレバーの支持
構造の一部破断側面図である。
【符号の説明】
2 変速機 4 シフト機構 8 変速歯車列 16 リモコンシャフト 20 シフトレバー 22 シフトレバーハウジング 24 レバー軸 26 球部 28 シフトアンドセレクト部 30 シフトノブ 32 連絡体 36 抱持体 40 球状外周面 42 回り止め溝部 44 保持孔 52 回り止め用ねじ孔 54 支持体 56 球状内周面 58 スリット部 60 遊挿溝部 62 回り止めねじ 64 回り止めブッシュ 66 ウエーブワッシャ 68 固定プレート 70 固定ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーのレバー軸に設けた球部を
    シフトレバーハウジングの保持孔に保持される支持体に
    より球面支持して設けるとともに前記シフトレバーハウ
    ジングに固設された回り止め部材を前記支持体を貫通し
    て前記球部の回り止め溝部に係合して設けた車両用シフ
    トレバーの支持構造において、前記支持体は前記球部の
    球状外周面の略全域に摺接する球状内周面を設けた略筒
    状に一体的に形成し、この一体的に形成された略筒状の
    支持体にはこの支持体を前記球部に外嵌して前記球状外
    周面の略全域に前記球状内周面を摺接させるべく軸方向
    の一端側周縁から他端側周縁近傍に達する複数のスリッ
    ト部を設けるとともに前記シフトレバーハウジングに固
    設された回り止め部材を遊挿させるべく軸方向の一端側
    周縁から他端側周縁近傍に達する遊挿溝部を設けたこと
    を特徴とする車両用シフトレバーの支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4899852A (ja) * 1972-04-03 1973-12-17
JPS49133382U (ja) * 1973-03-19 1974-11-15
JPS5187888U (ja) * 1975-01-10 1976-07-14
JPS6019523U (ja) * 1983-07-15 1985-02-09 中村 滋 3本組トラフ形キヤリアロ−ラ
JP2015007938A (ja) * 2013-06-26 2015-01-15 アルプス電気株式会社 車両用操作装置

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