JPH0431966Y2 - - Google Patents

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JPH0431966Y2
JPH0431966Y2 JP2975586U JP2975586U JPH0431966Y2 JP H0431966 Y2 JPH0431966 Y2 JP H0431966Y2 JP 2975586 U JP2975586 U JP 2975586U JP 2975586 U JP2975586 U JP 2975586U JP H0431966 Y2 JPH0431966 Y2 JP H0431966Y2
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hinge
hinge pin
hole
mail
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、対向する一対の第1のフランジ部を
有し、この2つの第1のフランジ部には同軸的に
貫通穴が穿設され、ドアとボデイのどちらか一方
に固着されるヒンジメールと、このヒンジメール
の第1のフランジ部を介して対向する一対の第2
のフランジ部を有し、この2つの第2のフランジ
部には同軸的に貫通穴が穿設され、ドアとボデイ
の他方に固着されるヒンジヒメールと、ヒンジメ
ールの第1のフランジ部の貫通穴及びヒンジヒメ
ールの第2のフランジ部の貫通穴に挿通され、ヒ
ンジメールとヒンジヒメールとを回動可能に連結
するヒンジピンとから構成された自動車用ドアヒ
ンジに関する。
(従来の技術) 従来のこの種のドアヒンジとして第7図に示す
ものがある。この図において、1はドア2へ固着
されるヒンジメール、3はボデイ4へ固着される
ヒンジヒメールである。ヒンジメール1とヒンジ
ヒメール3は、ヒンジメール1の対向する一対の
第1のフランジ部1aに同軸的に穿設された貫通
穴1b及びヒンジヒメール3の対向する一対の第
2のフランジ部3aに同軸的に穿設された貫通穴
3bを貫通するヒンジピン5にて回動可能に連結
されている。ヒンジピン5の一端には貫通穴3b
よりも大きな径を有する頭部5aが設けられ、他
端の外周面には環状の溝5bが刻設されており、
この他端には円筒状のフアスナ6が嵌入されてい
る。該フアスナ6の端部には円筒内部に向つて折
曲された切片6aが円周方向に90°間隔で4個設
けられ、前記ヒンジピン5の環状の溝5bへ嵌入
している。前記フアスナ6は、ヒンジメール1と
ヒンジヒメール3から、ヒンジピン5が抜けるの
を防止するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 自動車の製造ラインにおいて、塗装工程では、
ボデイとドアはフアスナ6を用いずヒンジピン5
だけ用いて仮組みされ、一緒に塗装される。そし
て、次工程の艤装組付け工程では、ヒンジピン5
を引き抜いて両者を分離し、ボデイに対しては、
天井張り、配線、インテリア、エクステリア等の
組付けが行われ、ドアに対しては、窓ガラス、レ
ギユレータ等の組付けが行われる。この艤装組付
け工程でボデイとドアを分離するのは、作業性が
良いからである。
しかし、塗装工程にてドアヒンジにも塗装がな
されるため、艤装組付け工程においてヒンジピン
5を抜く際、ヒンジピン5に付着している塗料に
より、ヒンジピン5が抜けにくかつたり、又、抜
く際にヒンジピン5の表面に傷がついたりすると
いう問題点があつた。更に、艤装組付けを終えた
ボデイとドアを本組みする際に、ヒンジピン5を
挿入した後に抜止めのフアスナ6が必要であると
いう問題点もあつた。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は、塗装工程終了後ヒンジピンを抜く
際、ヒンジピンが抜けやすく、又、抜く時にヒン
ジピンの表面に傷がつかず、更に、偽装組付けを
終えたボデイとドアを本組みする際に、抜止めの
フアスナが不要なドアヒンジを実現することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する本考案は、対向する一対
の第1のフランジ部を有し、該2つの第1のフラ
ンジ部には同軸的に貫通穴が穿設され、ドアとボ
デイのどちらか一方に固着されるヒンジメール
と、該ヒンジメールの第1のフランジ部を介して
対向する一対の第2のフランジ部を有し、該2つ
の第2のフランジ部には同軸的に貫通穴が穿設さ
れ、前記ドアとボデイの他方に固着されるヒンジ
ヒメールと、前記ヒンジメールの第1のフランジ
部の貫通穴及び前記ヒンジヒメールの第2のフラ
ンジ部の貫通穴に挿通され、前記ヒンジメールと
前記ヒンジヒメールとを回動可能に連結するヒン
ジピンとから構成された自動車用ドアヒンジにお
いて、 前記ヒンジピンが挿通する円筒状のストツパカ
バーを前記ヒンジメールの第1のフランジ部間に
該第1のフランジ部の貫通穴と同軸的に配設し、
該ストツパカバーの内周面には突起を形成し、前
記ヒンジピンの外周面には該突起と嵌合する環状
溝を形成し、且つ前記突起又は前記環状溝を複数
個設けると共に、前記ヒンジピンの前記ストツパ
カバーへの進入が浅い位置での前記突起と前記環
状溝との嵌合状態では、前記ヒンジピンの先端側
は円錐部を除き前記第2のフランジ部の貫通穴か
ら外に突出しない仮組みの嵌合状態となり、前記
ヒンジピンが前記ストツパカバー更に進入した位
置での前記突起と前記環状溝との嵌合状態では本
組みの嵌合状態となるように、前記突起及び前記
環状溝の形成位置を選択したことを特徴とするも
のである。
(作用) 本考案のドアヒンジは、ヒンジピンをストツパ
カバーへ挿通させることにより、仮組みの嵌合状
態でのヒンジピンへの不都合な塗料の付着を防止
し、又、ストツパカバーの突起とヒンジピンの環
状溝との嵌合により、仮組み及び本組みの嵌合状
態でのヒンジピンの抜止めを行う。
(実施例) 以下、第1図乃至第6図を用いて本考案の実施
例を説明する。これらの図において、第7図と同
一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略
する。図中、7はヒンジメール1のフランジ部1
aの外側から貫通穴1bへ嵌入された中空円筒状
のフランジ付きブツシユである。ブツシユ7の円
筒部はフランジ部1a内側まで突出し、該突出し
たブツシユ7の円筒部が中空円筒状のストツパカ
バー8内に嵌合して、該ストツパカバー8をフラ
ンジ部1a間に支持している。このストツパカバ
ー8の内周面には、一対の対向した本組み用突起
8aと一対の対向した仮組み用突起8bが軸方向
に一定の間隔をもつて且つ仮組み用突起8bがヒ
ンジピン5の頭部5a側に位置するように突設さ
れている。ブツシユ7が嵌入されたヒンジメール
1は、ヒンジヒメール3のフランジ部3a間に挿
入配置され、ヒンジヒメール3の貫通穴3b、ブ
ツシユ7の円筒内部、ヒンジメール1の貫通穴1
b、ストツパカバー8の円筒内部によつて形成さ
れた一連の貫通穴には。先端が円錐状のヒンジピ
ン5が挿通され、ヒンジメール1とヒンジヒメー
ル3とを回動可能に連結している。尚、ヒンジピ
ン5の頭部5aの近傍即ち基部には、ヒンジピン
5の中間部の外径より大きな外径のセレーシヨン
部5cが設けられている。
次に上記実施例の作動を説明する。ヒンジピン
5を第5図に示すように、右から前述の一連の貫
通穴へセレーシヨン部5cが貫通穴3bへ当接す
るまで挿通させると、ヒンジピン5の環状の溝5
bはストツパカバー8の仮組み用突起8bとゆる
やかに嵌合し、ヒンジメール1とヒンジヒメール
3は仮組み状態となる。この時、ヒンジピン5の
先端はヒンジヒメール3の略U字形フランジ部3
aの外側へ突出するが、突出部分は先端の円錐部
のみである。更に挿通させると第6図に示すよう
に、環状の溝5bは本組み用突起8aと強固に嵌
合し、ヒンジメール1とヒンジヒメール3は本組
み状態となる。この時、ヒンジピン5のセレーシ
ヨン部5cはヒンジヒメール3の貫通穴3bへ圧
入し、ヒンジピン5の回転止め及び抜止めとなつ
ている。
上記構成によれば、塗装工程を第5図に示す仮
組み状態で行えば、ヒンジピン5に対し、塗料は
基端の頭部5a、セレーシヨン部5cと先端の円
錐部のみに付着し、その他の部分には付着しな
い。そして、第5図において、左へヒンジピン5
を抜くときに問題となる塗料付着部は先端の円錐
部のみであるが、ここは円錐形であるのでヒンジ
ピン5が抜けにくかつたり、表面に傷がつくとい
うようなことがない。更に、仮組み用突起8bと
ヒンジピン5の環状の溝5bの嵌合はゆるやかな
ので、容易にヒンジピン5を抜くことができる。
塗装工程終了後、ヒンジピン5を抜き取り、ボ
デイからドアを分離して艤装組付けを行い、この
工程が終わつた後、ボデイとドアの本組みを行
う。この時には第6図に示すように、ヒンジピン
5を深く押し込み、その環状の溝5cを本組み用
突起8aと嵌合させれば、該嵌合は強固であり、
セレーシヨン部5cの貫通穴3bへの圧入と相俟
つて、ヒンジピン5の抜け止めがなされるため、
抜け止め用フアスナは不要となる。
尚、本考案は上記実施例に限るものではない。
例えば、上記実施例では、ストツパカバー8に仮
組み用突起8bと本組み用突起8aを設け、ヒン
ジピン5に環状の溝5b設けたが、ストツパカバ
ー8に仮組み用凹部と本組み用凹部を設け、ヒン
ジピン5に環状の突起を設けてもよい。又、ヒン
ジピン5に仮組み用溝と本組み用溝を設け、スト
ツパカバー8に突起を設けてもよい。更に、スト
ツパカバー8の仮組み用突起と本組み用突起を1
つにして共用してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案では、ヒンジメー
ルのフランジ部間にヒンジピンが挿通するストツ
パカバーを配設しているので、塗装終了後、ヒン
ジピンを容易に又傷つけずに抜くことができる。
又、ストツパカバーとヒンジピンに嵌合部を設け
ているので抜止めのフアスナが不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は第1図におけるストツパカバーの正面
図、第3図は第1図におけるストツパカバーの下
面図、第4図は第1図におけるストツパカバーの
右側面図、第5図は第1図における仮組み状態で
の断面図、第6図は第1図における本組み状態で
の断面図、第7図は従来のドアヒンジの断面図で
ある。 1……ヒンジメール、1a,3a……フランジ
部、1b,3b……貫通穴、2……ドア、3……
ヒンジヒメール、4……ボデイ、5……ヒンジピ
ン、5a……頭部、5b……環状の溝、5c……
セレーシヨン部、6……フアスナ、6a……切
片、7……ブツシユ、8……ストツパカバー、8
a……本組み用突起、8b……仮組み用突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 対向する一対の第1のフランジ部を有し、該
    2つの第1のフランジ部には同軸的に貫通穴が
    穿設され、ドアとボデイのどちらか一方に固着
    されるヒンジメールと、該ヒンジメールの第1
    のフランジ部を介して対向する一対の第2のフ
    ランジ部を有し、該2つの第2のフランジ部に
    は同軸的に貫通穴が穿設され、前記ドアとボデ
    イの他方に固着されるヒンジヒメールと、前記
    ヒンジメールの第1のフランジ部の貫通穴及び
    前記ヒンジヒメールの第2のフランジ部の貫通
    穴に挿通され、前記ヒンジメールと前記ヒンジ
    ヒメールとを回動可能に連結するヒンジピンと
    から構成された自動車用ドアヒンジにおいて、 前記ヒンジピンが挿通する円筒状のストツパ
    カバーを前記ヒンジメールの第1のフランジ部
    間に該第1のフランジ部の貫通穴と同軸的に配
    設し、該ストツパカバーの内周面には突起を形
    成し、前記ヒンジピンの外周面には該突起と嵌
    合する環状溝を形成し、且つ前記突起又は前記
    環状溝を複数個設けると共に、前記ヒンジピン
    の前記ストツパカバーへの進入が浅い位置での
    前記突起と前記環状溝との嵌合状態では、前記
    ヒンジピンの先端側は円錐部を除き前記第2の
    フランジ部の貫通穴から外に突出しない仮組み
    の嵌合状態となり、前記ヒンジピンが前記スト
    ツパカバー更に進入した位置での前記突起と前
    記環状溝との嵌合状態では本組みの嵌合状態と
    なるように、前記突起及び前記環状溝の形成位
    置を選択したことを特徴とする自動車用ドアヒ
    ンジ。 (2) 前記ヒンジピンとして、前記本組みの嵌合状
    態にあるときは、基部が前記第2のフランジ部
    の貫通穴に圧入されるものを用いたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の自
    動車用ドアヒンジ。
JP2975586U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0431966Y2 (ja)

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JP6092002B2 (ja) * 2013-05-30 2017-03-08 日本電産サンキョー株式会社 カード収容カセットおよびカード発行装置

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