JPH0512486Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0512486Y2
JPH0512486Y2 JP1987079362U JP7936287U JPH0512486Y2 JP H0512486 Y2 JPH0512486 Y2 JP H0512486Y2 JP 1987079362 U JP1987079362 U JP 1987079362U JP 7936287 U JP7936287 U JP 7936287U JP H0512486 Y2 JPH0512486 Y2 JP H0512486Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
hinge
door
hinge member
hinge pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987079362U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63187713U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987079362U priority Critical patent/JPH0512486Y2/ja
Publication of JPS63187713U publication Critical patent/JPS63187713U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0512486Y2 publication Critical patent/JPH0512486Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は合成樹脂製のワシヤに関し、一層詳細
には、例えば、自動車にドアを組み付ける際、当
該自動車の車体側のヒンジ部材とドア側のヒンジ
部材とを結合するためのヒンジピンに係合して当
該ヒンジピンの脱落を防止するワシヤであつて、
当該ワシヤに突起部を設けて前記ヒンジ部材とワ
シヤとが塗装時に密着することを防止し、これに
よつて未塗装部分の発生をなくし、しかも塗装終
了後には当該ワシヤを前記ヒンジ部材から容易に
取り外せるよう構成したワシヤに関する。
[考案の背景] 従来から、例えば、自動車の製造ラインにおい
て塗装むら等をなくすために溶接工程を終了した
車体とドアとを一旦ドアヒンジにより結合して一
体的に塗装し、次いで、前記ドアヒンジに挿入さ
れたヒンジピンを取り外して車体とドアとを分離
し再び夫々の艤装作業を行つている。
この場合、前記ドアヒンジにヒンジピンを挿入
することによりドアと車体とを一体的に組み付け
るが、その際、前記ヒンジピンの脱落を防止する
ために別体からなる仮止めクリツプが使用され
る。この仮止めクリツプは金属製からなり前記ヒ
ンジピンとドアヒンジとの間に介装されヒンジピ
ンの脱落防止機能を達成している。なお、当該仮
止めクリツプは塗装終了後比較的容易にヒンジピ
ンから取り外し出来るようΩ状に構成されてい
る。
然しながら、実際上、前記仮止めクリツプは再
利用が出来ず、しかも仮止めクリツプ自体の製造
コストも金属製であるが故に比較的高価であると
いう不都合が生じている。また、前記一組のヒン
ジ部材を組み立てた状態で塗装しようとすると、
前記仮止めクリツプがヒンジ部材に密着している
ため、当該仮止めクリツプが当接している部位に
は電着処理が施されないという欠点が指摘されて
いる。
さらに、前記ヒンジ部材を塗装し焼付乾燥する
際には、前記仮止めクリツプがヒンジ部材と一体
的に塗装され、しかも焼付乾燥されてしまうた
め、その後、当該仮止めクリツプをヒンジ部材か
ら容易に取り外すことが出来ないという難点があ
る。
[考案の目的] 本考案は前記の不都合を克服するためになされ
たものであつて、車体とドアをヒンジピンによつ
て結合し、前記ヒンジピンと車体およびドアを仮
止めするワシヤを突起部のある合成樹脂体で形成
し、少なくとも車体もしくはドアとの密着状態の
出現を回避し、これによつて、車体およびドアに
対して確実に電着塗装等の処理が行え、しかも、
前記車体もしくはドアから容易に取り外すことを
可能とするワシヤを提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本考案は、車体
とドアを結合するヒンジピンに係合し、車体とド
アを塗装した後に除去するワシヤであつて、平板
状のワシヤ本体と、前記ワシヤ本体の両面に設け
られ、先端部が実質的に半球状に形成された複数
の突起部とからなり、前記ワシヤ本体と突起部と
は合成樹脂体から一体的に形成され、前記ワシヤ
本体の中心部に前記係止部材が貫通する孔部を画
成することを特徴とする。
[実施態様] 次に、本考案に係るワシヤについて好適な実施
態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第1図において、参照符号10は本考案に係る
ワシヤを利用して仮止めするためのドアヒンジを
示し、当該ドアヒンジ10は車体側に取着される
第1のヒンジ部材12を含む。前記第1ヒンジ部
材12には後述するヒンジピンを嵌合するための
孔部12a,12bが穿設されている。
前記第1ヒンジ部材12にはドア側に取着され
る第2のヒンジ部材14が係合し、この第2ヒン
ジ部材14は、図から容易に諒解されるように、
断面略コ字状を呈する。この場合、前記第2ヒン
ジ部材14には孔部14a,14bが穿設され、
当該孔部14a,14bに夫々スリーブ16a,
16bが嵌合する。
そこで、前記第1ヒンジ部材12の孔部12
a,12bと第2ヒンジ部材14に取着されるス
リーブ16a,16bとを貫通してヒンジピン1
8が挿入される。前記ヒンジピン18は一端部側
にフランジ部18aを有すると共に、他端側近傍
には周溝18bが画成され、且つその他端部はテ
ーパ状に縮径している。この場合、前記ヒンジピ
ン18はフランジ部18aが第1ヒンジ部材12
の孔部12a側の部材に当接した際に当該ヒンジ
ピン18の他端側が前記第1ヒンジ部材12の孔
部12bから突出し周溝18bが外部に露出した
状態となるようその長さが選択されている。
前記ヒンジピン18の周溝18bに本考案に係
るワシヤ20が係合する。この場合、前記ワシヤ
20は比較的弾力性に富む合成樹脂系材料により
形成される。前記ワシヤ20は、第2図に示すよ
うに、リング状を呈しており、当該ワシヤ20の
孔部22を画成する部材には外周部に指向して複
数のスリツト24a乃至24dが形成されてい
る。このスリツト24a乃至24dの画成によつ
て互いに隣接するワシヤ20の舌片は撓曲して前
記ヒンジピン18を当該ワシヤ20の孔部22に
嵌入する作業を容易に行えるように機能する。
前記ワシヤ20の一面部には所定間隔離間して
複数の突起部26a乃至26cが形成されると共
に、他面部には複数の突起部28a乃至28cが
形成される。前記突起部26a乃至26cおよび
突起部28a乃至28cは、図からも容易に諒解
されるように、その端部を略球面状に形成して第
1ヒンジ部材12の一面に当接する面積が可及的
に小さくなるよう構成されている。
本考案に係るワシヤは基本的には以上のように
構成されるものであり、次にその作用並びに効果
について説明する。
先ず、第1ヒンジ部材12と第2ヒンジ部材1
4とを所定の状態となるよう整合させ、一方、前
記第1ヒンジ部材12の孔部12b側に図示しな
い保持装置等によりワシヤ20を保持させ、待機
状態を維持させる。次に、ヒンジピン18を矢印
A方向に押圧して前記第1ヒンジ部材12の孔部
12a側から挿入する。すなわち、前記ヒンジピ
ン18は孔部12aを貫通し、次いで、第2ヒン
ジ部材14に取着されるスリーブ16a並びにス
リーブ16bを貫通すると共に、前記第1ヒンジ
部材12の孔部12bに臨入し、さらに、前記孔
部12bを貫通してワシヤ20の孔部22に至
る。その際、前記ワシヤ20にはスリツト24a
乃至24dが形成されているため、前記ワシヤ2
0はヒンジピン18のテーパ面により若干押圧さ
れながらその孔部22を拡径して前記ヒンジピン
18が当該ワシヤ20に容易に挿入されることに
なる。前記ヒンジピン18が所定量挿入され、そ
のフランジ部18aが孔部12aを画成する第1
ヒンジ部材12に当接すると、前記ワシヤ20が
ヒンジピン18の周溝18bに係合するに至る。
このような状態において、前記ワシヤ20では
突起部26a乃至26cが前記第1ヒンジ部材1
2に当接することになる。すなわち、前記ワシヤ
20は第1ヒンジ部材12に実質的に突起部26
a乃至26cで点接触することになり、前記ヒン
ジ部材12および14に対して余すところなく電
着塗装等の処理を施すことが可能となる。しか
も、ワシヤ20の両面に突起部26a乃至26
c、28a乃至28cが形成されているため、ど
ちら側の面が第1ヒンジ部材12に当接していて
も良い。従つて、作業する際に、ワシヤ20の表
裏を確認する必要がなくなり、作業効率が増大す
る。
また、前記第1ヒンジ部材12と第2ヒンジ部
材14とを離脱させる際にはヒンジピン18の他
端側端部を矢印Aと反対の方向に押圧すればよ
い。この結果、当該ワシヤ20は容易にヒンジピ
ン18から取り外されヒンジピン18自体を抜き
取ることが可能となる。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、車体とドアを
ヒンジピンによつて結合させ、前記ヒンジピンを
車体とドアに対して仮止めするためにワシヤを用
いている。しかも、ワシヤには突起部が形成さ
れ、この突起部が前記車体もしくはドアと可及的
に少ない面積で当接するように構成されている。
このため、前記車体およびドアに対して電着塗装
等の処理を施す作業を確実に行うことが出来、し
かも前記車体もしくはドアにワシヤ自体が密着し
て当該ワシヤを取り除くことが困難になるという
不都合を回避する事が出来る。さらに、前記ワシ
ヤを合成樹脂系材料で形成することにより当該ワ
シヤの製造コストが極めて低廉化出来、しかも、
前記ワシヤの挿脱作業が一層容易に行えるという
効果も得られる。さらにまた、ワシヤの両面に突
起部を設けたため、作業の際に表裏を確認する必
要がなく、作業性が向上する。
以上、本考案について好適な実施態様を挙げて
説明したが、本考案はこの実施態様に限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の改良並びに設計の変更が可能なこと
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワシヤを使用した自動車
用ドアヒンジの一部省略縦断面図、第2図は本考
案に係るワシヤの斜視図である。 10……ドアヒンジ、12,14……ヒンジ部
材、18……ヒンジピン、20……ワシヤ、24
a〜24d……スリツト、26a〜26c,28
a〜28c……突起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体とドアを結合するヒンジピンに係合し、車
    体とドアを塗装した後に除去するワシヤであつ
    て、 平板状のワシヤ本体と、 前記ワシヤ本体の両面に設けられ、先端部が実
    質的に半球状に形成された複数の突起部と、 からなり、前記ワシヤ本体と突起部とは合成樹脂
    体から一体的に形成され、前記ワシヤ本体の中心
    部に前記係止部材が貫通する孔部を画成すること
    を特徴とするワシヤ。
JP1987079362U 1987-05-26 1987-05-26 Expired - Lifetime JPH0512486Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987079362U JPH0512486Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987079362U JPH0512486Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63187713U JPS63187713U (ja) 1988-12-01
JPH0512486Y2 true JPH0512486Y2 (ja) 1993-03-31

Family

ID=30929149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987079362U Expired - Lifetime JPH0512486Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0512486Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5065310B2 (ja) * 2009-01-16 2012-10-31 豊田鉄工株式会社 部材の取付構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4917967U (ja) * 1972-05-23 1974-02-15
JPS60112712U (ja) * 1983-12-31 1985-07-30 カシオ計算機株式会社 プツシユナツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63187713U (ja) 1988-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1005692B1 (de) Mit dem stossfänger eines kraftfahrzeugs verbundene aufnahmehülse für sensoren
US5269640A (en) Holding device for use in assembling mechanical members
DE102008034400A1 (de) Anordnung einer feststehenden Scheibe an einem Karosserieflansch sowie Befestigungsclip zur Montage der feststehenden Scheibe
DE102012010893A1 (de) Befestigungssystem
JPH0310409Y2 (ja)
DE4300113A1 (en) Fastener with clamp for support and car component joint - has retaining fixture on attachment, holding clamp to bracket during assembly.
DE3417041C2 (de) Einrichtung zur Befestigung einer Beleuchtungseinheit an einer Kraftfahrzeugkarosserie
EP2335958B1 (de) Klemmhalter sowie Scheibenbaugruppe mit einem solchen Klemmhalter und Verfahren zur Herstellung einer solchen Scheibenbaugruppe
JPH0512486Y2 (ja)
DE69816495T2 (de) Reversible Einbauvorrichtung
DE2743086A1 (de) Verfahren zur verbindung von zwei teilen, insbesondere zur verbindung eines gelenkstueckes mit dem ende des wischerarmes eines scheibenwischers
DE102023131874A1 (de) Verschlussvorrichtung sowie ein Verfahren zum Verschließen von Öffnungen in Trägerbauteilen
DE4104622C2 (de) Vorrichtung zum Montieren und Demontieren eines Zündkerzensteckers
CN205737315U (zh) 装饰条安装结构
JP2004352002A (ja) ガーニッシュの取付構造
JPH0431966Y2 (ja)
US3466709A (en) Molding fastener
DE9200178U1 (de) Haltevorrichtung für Einbaulampen, insbesondere Halogenlampen
DE102018005278A1 (de) Befestigungsclip zum Fügen von Fügepartnern
DE19538454A1 (de) Einrichtung zum Verbinden zweier Bauteile, insbesondere eines Fahrzeugteils mit einem Verkleidungsteil
KR100188295B1 (ko) 박스앵커 및 박스앵커를 구비한 부품
DE102018108633A1 (de) Außenhülse eines Verbindungselements ohne weibliches Gewinde mit Dämpfungsfunktion, ein Verbindungselement mit Außenhülse sowie entsprechende Verbindungs- und Herstellungsverfahren
KR200141439Y1 (ko) 트렁크후드의 도장용 고정식 치구
KR102672894B1 (ko) 차체 융착형 플러그 유닛
JPS6111045Y2 (ja)