JP2004352002A - ガーニッシュの取付構造 - Google Patents

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信彦 原
Kazuhiko Igarashi
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Abstract

【課題】塗装についての作業工数及びコストを削減することができ、しかもガーニッシュの塗装の色とこのガーニッシュが取付けられる車両構成部品の塗装の色との色合わせを良好に行うことができると共に、組付時におけるガーニッシュ及び車両構成部品どうしの傷つきを生じないで済むようにしたガーニッシュの取付構造を提供する。
【解決手段】ガーニッシュ3の固定保持用係止部αに仮保持用係止部βを更に設け、車両構成部品(例えばフロントバンパ2)及びガーニッシュ3の塗装時に、仮保持用係止部βを車両構成部品の被係止部(例えばフロントバンパ2の取付穴8)に係合させることにより、ガーニッシュ3を車両構成部品に対して正規の組付位置の前の位置に仮保持し得るように構成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両におけるガーニッシュの取付構造に関し、特に、自動車のフロントバンパやリヤバンパなどへのガーニッシュの取付構造(例えば、樹脂部品どうしの合わせ部を有する組付構造)に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車のフロントバンパやリヤバンパなどの樹脂バンパ20に樹脂部品であるガーニッシュ(キャップ)21を取付ける場合には、図7に示すように、樹脂バンパ20に複数の取付穴22を設けると共に、ガーニッシュ本体部21aの裏面側に複数の係止部23を設けて、これらの係止部23を前記取付穴22にクリック係合させることによりガーニッシュ21を樹脂バンパ20に固定状態で取付けるようにしている(例えば、特許文献1参照)。なお、この係止部23は、ガーニッシュ本体部21aの裏面側に一体成形された一対の弾性突片部24と、これらの弾性突片部24の先端箇所の外側面にそれぞれ一体成形された係止爪(クリック係合爪)25とから構成されている。
【0003】
ガーニッシュ21を樹脂バンパ20に取付けた状態でその全体を一緒に塗装するようにすると、これら両部品20,21間の合わせ部(見切り部)Sには塗膜が付きにくいという不具合がある。すなわち、外観を塗装する場合に、その外観部分(塗装部分)に樹脂バンパ20とガーニッシュ21との合わせ部Sが存在する場合に、部品組立状態で一体塗装を行うと、図8において符号Sで示す合わせ部の領域Rには塗装が施されにくいのが実状である。このように合わせ部Sにおける塗装が不良となると、外観品質が損なわれるという不具合を生じるおそれがある。
【0004】
そこで、従来では、上述の如き不具合を回避するために、樹脂バンパ20及びガーニッシュ21を別個に塗装し、塗装を個々に施した後に樹脂バンパ20へのガーニッシュ21の組付けを行うようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−139353号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、樹脂バンパ20及びガーニッシュ21を別個に塗装してからこれらの両部品20,21の組付けを行う場合には、個々の塗装に作業工数及びコストがかかる上に、別個の塗装となるので塗装条件の相違などにより両部品20,21どうしの色を合わせるのが難しいのが実状である。しかも、塗装後における組付作業の際に、両部品20,21間の接触により外部部分に傷がつくなどの不具合を生じるおそれがある。
【0007】
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、塗装についての作業工数及びコストを削減することができ、しかもガーニッシュの塗装の色とこのガーニッシュが取付けられる車両構成部品の塗装の色との色合わせを良好に行うことができると共に、組付時におけるガーニッシュ及び車両構成部品どうしの傷つきを生じないようにしたガーニッシュの取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、車両構成部品にガーニッシュを正規の組付位置に固定状態で取付けるための固定保持用係止部を前記ガーニッシュの裏面側に設け、前記ガーニッシュの固定保持用係止部を前記車両構成部品の被係止部に係着させることにより、前記ガーニッシュを前記車両構成部品に対して正規の組付位置に取付けるようにしたガーニッシュの取付構造において、前記ガーニッシュの固定保持用係止部に仮保持用係止部を更に設け、前記車両構成部品及びガーニッシュの塗装時に、前記仮保持用係止部を前記車両構成部品の被係止部に係合させることにより、前記ガーニッシュを前記車両構成部品に対して前記正規の組付位置の前の位置に仮保持し得るように構成している。
また、本発明では、前記ガーニッシュの固定保持用係止部に係止爪を形成すると共に、前記固定保持用係止部の先端に前記仮保持用係止部として更にもう1段の係止爪を形成するようにしている。
また、本発明では、前記仮保持用係止部を、少なくとも前記ガーニッシュの左右方向両端箇所の近傍位置の上下両部に設けられる固定保持用係止部の先端に延設するようにしている。
また、本発明では、前記仮保持用係止部を、少なくとも前記ガーニッシュの左右方向の両側端部に設けられる固定保持用係止部の先端に延設するようにしている。
また、本発明では、前記仮保持用係止部の形状を前記固定保持用係止部の形状とほぼ同様に形成するようにしている。
また、本発明では、前記仮保持用係止部の先端に、前記車両構成部品の被係合部に前記仮保持用係止部をガイドするためのガイド部を更に設けるようにしている。
また、本発明では、前記車両構成部品が自動車のフロントバンパ又はリヤバンパであるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るガーニッシュの取付構造を備えた自動車1を示すものであって、同図において、2は例えば樹脂成形品から成るフロントバンパ、3はこのフロントバンパ2の下端縁の箇所であって車幅方向(左右方向)の一端側に片寄った箇所に着脱可能に取付けられたガーニッシュ(キャップ)である。上述のガーニッシュ3は、例えばフロントバンパ2の材質と同様の樹脂にて一体成形して成る部品であり、車体に取付けられた牽引用フック(図示せず)に対応する位置においてフロントバンパ2の開口を覆うようにフロントバンパ2に装着される装飾用部品である。
【0011】
図2に示すように、本実施形態におけるガーニッシュ3は、従来のガーニッシュと同様に、ガーニッシュ本体部(キャップ本体部)3aと、このガーニッシュ本体部3aの裏面の複数箇所にそれぞれ一体成形された固定保持用係止部αとを備えており、これらの固定保持用係止部αの先端に仮保持用係止部βが更に設けられている。具体的には、固定保持用係止部αは、ガーニッシュ本体部3aの裏面側に一体成形された一対の弾性突片部5aと、これらの弾性突片部5aの先端箇所の外側面にそれぞれ一体成形された一対の固定保持用係止爪(正規位置組付用係止爪)6とで構成されており、仮保持用係止部βは、既述の固定保持用係止爪6の先端において前記弾性突片部5aの突出方向に沿ってそれぞれ延設された一対の延設部5bと、これらの延設部5bの先端箇所の外側面にそれぞれ一体成形された一対の仮保持用係止爪7とで構成されている。
【0012】
従って、ガーニッシュ本体部3aの裏面側には、フロントバンパ2にガーニッシュ3を正規の組付位置に固定状態で取付けるための固定保持用係止爪6が従来の場合と同様に設けられており、ガーニッシュ3の固定保持用係止爪6をフロントバンパ2の被係止部(図3に示す取付穴8の周縁部)に係着させることにより、ガーニッシュ3がフロントバンパ2に対して正規の組付位置に取付けられるようになっている(図3(B)参照)。そして、本実施形態においては、ガーニッシュ3の固定保持用係止部αに仮保持用係止部βが延設されており、固定保持用係止部αを構成する固定保持用係止爪6のそれぞれの先端側に仮保持用係止βとして更にもう1段の仮保持用係止爪7が一体形成されている。これにより、フロントバンパ2及びガーニッシュ3の塗装時に、ガーニッシュ3の仮保持用係止爪7をフロントバンパ2の取付穴8の周縁部に係合させることにより、ガーニッシュ3をフロントバンパ2に対して正規の組付位置の1ステップ前の位置(すなわち、図3(A)に示すような仮保持位置)に仮保持し得るように構成されている。
【0013】
なお、仮保持用係止部βを構成する延設部5bの形状は、固定保持用係止部αを構成する弾性突片部5aの形状とほぼ同様となされると共に、仮保持用係止部βを構成する仮保持用係止爪7の形状は、固定保持用係止部αを構成する固定保持用係止爪6の形状とほぼ同様となされている。
【0014】
更に、上述の仮保持用係止爪7のそれぞれの先端側には、図2及び図3に示すように、フロントバンパ2の取付穴8に差し込んで仮保持用係止爪7をガイドするための一対のガイド部9が一体成形されている。なお、これら一対のガイド部9の外側面の間の間隔は、フロントバンパ2の取付穴8の寸法よりも僅かに小さく設定されている。かくして、ガーニッシュ3の裏面側には、固定保持用係止爪6が第1段目の突出部として配設され、仮保持用係止爪7が第2段目の突出部として配設され、ガイド部9が第3段目として配設されている。
【0015】
ここで、フロントバンパ2へのガーニッシュ3の取付け並びにこれら両部品の塗装の作業について述べると次の通りである。まず、ガーニッシュ3のガイド部9をフロントバンパ2の取付穴8に差し込み、ガイド部9による案内作用にてガーニッシュ3の仮保持用係止爪7をフロントバンパ2の取付穴8の前方位置に配置する。次いで、ガーニッシュ本体部3aを押し込むことによりガーニッシュ3の仮保持用係止爪7をフロントバンパ2の取付穴8にクリック係合させ、図3(A)に示す如き仮保持位に仮保持する。そして、この仮保持状態の下で、フロントバンパ2及びガーニッシュ3の塗装作業を行う。
【0016】
このようにガーニッシュ2を正規の組付位置に固定保持する前にガーニッシュ3をフロントバンパ2に仮保持状態で組付けて塗装作業を行うことによって、ガーニッシュ3及びフロントバンパ2の両部品を同時にかつ良好に塗装することが可能である。すなわち、本実施形態におけるガーニッシュ3は、従来と同様の固定保持用係止爪6による組付構造に加えて更にもう一段の仮保持用係止爪7を設けてあるので、この仮保持用係止爪7をフロントバンパ2の取付穴8にクリック係合させて図3(A)に示す如くフロントバンパ2の取付穴8の周縁部を仮保持用係止爪7と固定保持用係止爪6との間に挟持した状態で係着することにより、ガーニッシュ3を正規の組付位置(図3(B)に示す位置)に対して1ステップ前の位置、すなわち、ガーニッシュ本体部3aの周面3bがフロントバンパ2のガーニッシュ収容用凹部10から突出する位置に仮保持できることとなる。従って、このような仮保持による組付状態の下でガーニッシュ3及びフロントバンパ2に対して同時に塗装作業を施せば、ガーニッシュ本体部3a及びフロントバンパ2の前面部分に塗装材料を吹き付けることができると共に、ガーニッシュ本体部3aの周面3bとフロントバンパ2のガーニッシュ収容用凹部10との間に大きく確保された間隙G(図3(A)参照)を通して塗装材料を上述の周面3b及びガーニッシュ収容用凹部10に吹き付けることができる。その結果、これらの部分に塗装を良好に施すことができると共に同じ外観を呈する良好な塗膜を形成することができ、同一の塗色の外観にすることができる。
【0017】
そして、仮保持状態で塗装を行った後に、図3(A)に示すような仮保持位置にあるガーニッシュ3をフロントバンパ2の側に押し込むことにより、図3(B)に示すようにガーニッシュ3の固定保持用係止爪6をフロントバンパ2の取付穴8にクリック係合させて前記固定保持用係止爪6とガーニッシュ本体部3aとの間にフロントバンパ2の取付穴8の周縁部を挟持した状態にするだけで、ガーニッシュ3を正規の組付位置すなわちガーニッシュ本体部3aがフロントバンパ2のガーニッシュ収容凹部10内に収容配置されてガーニッシュ本体部3aの表面とフロントバンパ2の表面とがほぼ面一に配置されるような正規の組付位置に容易に取付けることができる。
【0018】
従って、上述のガーニッシュ3を用いれば、仮保持状態で塗装を行い、塗装終了後にガーニッシュ3を押し込むだけでガーニッシュ3をフロントバンパ2に対して正規の組付位置に容易に取付けることができ、しかもガーニッシュ3をフロントバンパ2と一緒に(同時に)に塗装を施すことができるので外観品質を良好にすることができ、1回の工程で塗装作業を終了できる。
【0019】
また、図4及び図5は、本発明の別の実施形態を示すものであって、本実施形態においては、ガーニッシュ本体部3a’の裏面側の周縁箇所に設けられる複数(例えば8つ)の係止部11a〜11hのうち、少なくともガーニッシュ3’の左右方向両端箇所の近傍位置の上下両部に設けられる4つの係止部11a,11d,11e,11hに仮保持用係止部βがそれぞれ設けられている。具体的には、これらの係止部11a,11d,11e,11hは、ガーニッシュ本体部3a’の裏面側に一体成形により形成されたものであって、ガーニッシュ本体部3a’の裏面側に向けて延びる突片12と、この突片12の付け根箇所の近傍に一体成形された固定保持用係止爪13と、前記突片12の先端箇所の近傍であってかつ前記固定保持用係止爪13から所定の間隔を隔てた位置に一体成形された仮保持用係止爪14とからそれぞれ構成されている。従って、前記係止部11a,11d,11e,11hにおいては、突片12及び固定保持用係止爪13から成る固定保持用係止部αの先端に、突片12及び仮保持用係止爪14から成る仮保持用係止部βが延設されている。なお、このような仮保持用係止部βを全ての係止部11a〜11hに設けるようにしても良い。
【0020】
かくして、上述のガーニッシュ3’をフロントバンパ2に組付ける際には、まず図5(A)に示すようにガーニッシュ3’ の係止部11a,11d,11e,11hの仮保持用係止爪14をフロントバンパ2の取付穴(係合孔)8に押し込んでクリック係合させることにより、ガーニッシュ3’をフロントバンパ2に仮保持した状態にする。そして、この仮保持状態の下でフロントバンパ2及びガーニッシュ3’の表面を一緒に(同時に)塗装し、塗装終了後にガーニッシュ3’を更に押し込んでガーニッシュ3’の固定保持用係止爪13を図5(B)に示すようにフロントバンパ2の取付穴8にクリック係合させることにより、ガーニッシュ3’をフロントバンパ2に対して正規の組付位置に固定状態で取付ける。このようにすれば、既述の実施形態の場合と同様に、ガーニッシュ3’の取付作業及び塗装作業を容易に行うことができ、フロントバンパ2及びガーニッシュ3’の塗色を同一の外観を呈するようにすることができる。
【0021】
また、図6は、本発明の更に別の実施形態を示すものであって、本実施形態においては、ガーニッシュ本体部3a’’の裏面側の周縁箇所に設けられる複数(例えば5つ)の係止部16a〜16eのうち、少なくともガーニッシュ3’ ’の左右方向の両側端部に設けられる2つの係止部16a,16eに仮保持用係止爪17がそれぞれ設けられている。すなわち、これらの係止部16a,16bは、既述の係止部11a,11d,11e,11hと同様に構成されており、固定保持用係止爪18を有する固定保持用係止部αの先端に、仮保持用係止爪17を有する仮保持用係止部βが延設されている。なお、このような仮保持用係止部βを全ての係止部16a〜16eに設けるようにしても良い。このような構成のガーニッシュ3’’によれば、既述の実施形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0022】
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、固定保持用係止爪6,13,18及び仮保持用係止爪7,14,17の形状は任意に変更可能である。また、既述の実施形態では、仮保持用係止爪を固定保持用係止爪の形状と同じにしたが、仮保持用係止爪の形状は、ガーニッシュ3を仮保持できる形状であれば、どのような形状であっても良い。更に、フロントバンパ2に限らず、リヤパンパや各種の車体パネル等の車両構成部品にガーニッシュ3を取付ける場合にも本発明を適用可能である。さらに、既述の実施形態においては樹脂製のフロントバンパ2に樹脂製のガーニッシュ3を組付ける場合について述べたが、これら両部品は樹脂以外の材質(例えば、金属)から成るものであっても良い。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明は、ガーニッシュの固定保持用係止部に仮保持用係止部を更に設け、車両構成部品及びガーニッシュの塗装時に、仮保持用係止部を車両構成部品の被係止部に係合させることにより、ガーニッシュを車両構成部品に対して正規の組付位置の前の位置に仮保持し得るように構成したものであるから、ガーニッシュを車両構成部品に仮保持した状態の下でこれら両部品を一緒に塗装することにより両部品の表面全体に良好な塗膜を形成することができると共に、ガーニッシュの塗装の色とこのガーニッシュが取付けられる車両構成部品の塗装の色との色合わせを良好に行うことができる。また、塗装は1回の工程で車両構成部品及びガーニッシュの両方を同時に行うことができるので、塗装についての作業工数及びコストを削減することができる。しかも、塗装終了後には、ガーニッシュを更に押し込むだけの作業にてガーニッシュを正規の組付位置に容易に取付けることができる。また、車両構成部品へのガーニッシュの組付に際し、塗装終了後においてガーニッシュ及び車両構成部品の塗装面及び係止爪形状等が互いにぶつかり合うようなことがないので、ガーニッシュ及び車両構成部品どうしの傷つきを生じないで済むという利点がある。
【0024】
また、請求項2に記載の本発明は、ガーニッシュの固定保持用係止部に係止爪を形成すると共に、固定保持用係止部の先端に仮保持用係止部として更にもう1段の係止爪を形成するようにしたものであるから、極めて簡単な構造にて仮保持用係止部を付設することができ、ガーニッシュの形状を簡素にすることができると共に、ガーニッシュを簡単にかつ安価に製作することが可能である。
【0025】
また、請求項3に記載の本発明は、仮保持用係止部を、少なくともガーニッシュの左右方向両端箇所の近傍位置の上下両部に設けられる固定保持用係止部の先端に延設するようにしたものであるから、少なくともガーニッシュの4つの隅部にある仮保持用係止部を利用してガーニッシュを安定性良く仮保持することができ、仮保持状態の下での塗装作業を支障なく行うことが可能である。
【0026】
また、請求項4に記載の本発明は、仮保持用係止部を、少なくともガーニッシュの左右方向の両側端部に設けられる固定保持用係止部の先端に延設するようにしたものであるから、少なくともガーニッシュの左右両部にある仮保持用係止部を利用してガーニッシュを安定性良く仮保持することができ、仮保持状態の下での塗装作業を支障なく行うことが可能である。
【0027】
また、請求項5に記載の本発明は、仮保持用係止部の形状を固定保持用係止部の形状とほぼ同様に形成するようにしたものであるから、従来行なっていたガーニッシュ取付作業と同様の作業にてガーニッシュを仮保持位置に迅速かつ確実に設置することが可能となる。
【0028】
また、請求項6に記載の本発明は、仮保持用係止部の先端に、車両構成部品の被係合部に仮保持用係止部をガイドするためのガイド部を更に設けるようにしたものであるから、ガーニッシュを車両構成部品に仮保持する際にガイド部を車両構成部品の被係止部に差し込むことにより、前記ガイド部と被係止部との間の案内作用にてガーニッシュの仮保持用係止部を前記被係止部にスムースに導くことができ、仮保持用係止部を前記被係止部に容易に係止することができる。
【0029】
また、請求項7に記載の本発明は、車両構成部品が自動車のフロントバンパ又はリヤバンパであるようにしたものであるから、各種のガーニッシュが組付けられることが多いフロントバンパやリヤバンパに塗装の色合わせの問題を考慮することなく各種のガーニッシュを簡単に取付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るガーニッシュの取付構造を備えた自動車の正面図である。
【図2】ガーニッシュの断面図である。
【図3】図1におけるX−X線拡大断面図であって、図3(A)はガーニッシュを仮保持位置に保持した状態を示す断面図、図3(B)はガーニッシュを正規の組付位置に固定した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の別の実施形態に係るガーニッシュの取付構造に用いられるガーニッシュの裏面図である。
【図5】図4におけるY−Y線拡大断面図であって、図5(A)はガーニッシュを仮保持位置に保持した状態を示す断面図、図5(B)はガーニッシュを正規の組付位置に固定した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の更に別の実施形態に係るガーニッシュの取付構造に用いられるガーニッシュの斜視図である。
【図7】従来のガーニッシュの取付構造を示す断面図である。
【図8】図7において符号Zで示す部分を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 フロントバンパ(車両構成部品)
3,3’,3’’ ガーニッシュ
3a,3a’,3a’’ ガーニッシュ本体部
6,13,18 固定保持用係止爪
7,14,17 仮保持用係止爪
8 取付穴(被係止部)
9 ガイド部
16a〜16e 係止部
α 固定保持用係止部
β 仮保持用係止部

Claims (7)

  1. 車両構成部品にガーニッシュを正規の組付位置に固定状態で取付けるための固定保持用係止部を前記ガーニッシュの裏面側に設け、前記ガーニッシュの固定保持用係止部を前記車両構成部品の被係止部に係着させることにより、前記ガーニッシュを前記車両構成部品に対して正規の組付位置に取付けるようにしたガーニッシュの取付構造において、前記ガーニッシュの固定保持用係止部に仮保持用係止部を更に設け、前記車両構成部品及びガーニッシュの塗装時に、前記仮保持用係止部を前記車両構成部品の被係止部に係合させることにより、前記ガーニッシュを前記車両構成部品に対して前記正規の組付位置の前の位置に仮保持し得るように構成したことを特徴とするガーニッシュの取付構造。
  2. 前記ガーニッシュの固定保持用係止部に係止爪を形成すると共に、前記固定保持用係止部の先端に前記仮保持用係止部として更にもう1段の係止爪を形成したことを特徴とする請求項1に記載のガーニッシュの取付構造。
  3. 前記仮保持用係止部を、少なくとも前記ガーニッシュの左右方向両端箇所の近傍位置の上下両部に設けられる固定保持用係止部の先端に延設したことを特徴とする請求項1又は2に記載のガーニッシュの取付構造。
  4. 前記仮保持用係止部を、少なくとも前記ガーニッシュの左右方向の両側端部に設けられる固定保持用係止部の先端に延設したことを特徴とする請求項1又は2に記載のガーニッシュの取付構造。
  5. 前記仮保持用係止部の形状を前記固定保持用係止部の形状とほぼ同様に形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のガーニッシュの取付構造。
  6. 前記仮保持用係止部の先端に、前記車両構成部品の被係合部に前記仮保持用係止部をガイドするためのガイド部を更に設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のガーニッシュの取付構造。
  7. 前記車両構成部品が自動車のフロントバンパ又はリヤバンパであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のガーニッシュの取付構造。
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