JP2512359Y2 - 止 具 - Google Patents
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- JP2512359Y2 JP2512359Y2 JP8784190U JP8784190U JP2512359Y2 JP 2512359 Y2 JP2512359 Y2 JP 2512359Y2 JP 8784190 U JP8784190 U JP 8784190U JP 8784190 U JP8784190 U JP 8784190U JP 2512359 Y2 JP2512359 Y2 JP 2512359Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- shaft member
- male
- hole
- female
- Prior art date
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- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は取付け物の一方に埋込み状態で組付けた雌
止具の軸孔に、他方の取付け物に固定した雄止具の雄軸
を挿入停止した位置で係止するようにした止具の提供に
関する。
止具の軸孔に、他方の取付け物に固定した雄止具の雄軸
を挿入停止した位置で係止するようにした止具の提供に
関する。
[従来の技術] エアコンのグリルを壁面に取付けたり、キャビネット
ボックスに木製扉を取付けたりする際に第11図で示され
るような種類の止具が用いられている。
ボックスに木製扉を取付けたりする際に第11図で示され
るような種類の止具が用いられている。
この第11図で示される止具は、壁W′に穿設した孔に
筒状の雌止具A′を挿入係止しておき、この雄止具A′
の軸孔に別途エアコンのグリルG′に取付けた雄止具
B′の雄軸を挿入係止するものであり、雌止具A′は筒
軸101の一方の側に鍔102を有すると共に、筒軸101の外
周の周方向には先端側に向けて先窄まりの傾斜面を有す
る凸条103〜103が該筒軸101の軸方向に多段状に設けて
あり、又、軸孔104の周方向に係合凸状105、105が一定
の間隔をあけて設けてある。
筒状の雌止具A′を挿入係止しておき、この雄止具A′
の軸孔に別途エアコンのグリルG′に取付けた雄止具
B′の雄軸を挿入係止するものであり、雌止具A′は筒
軸101の一方の側に鍔102を有すると共に、筒軸101の外
周の周方向には先端側に向けて先窄まりの傾斜面を有す
る凸条103〜103が該筒軸101の軸方向に多段状に設けて
あり、又、軸孔104の周方向に係合凸状105、105が一定
の間隔をあけて設けてある。
又、雄止具B′は、鍔106の一方の側に取付け軸部107
が、他方の側に前記軸孔104に挿入される雄軸108が夫々
突設されていると共に、取付け軸部107には、その周方
向に条設された凸条109〜109が該軸部107の軸方向に多
段状に設けてあり、しかも、この凸条109は、軸部107の
自由端側に向けて先窄まりの傾斜面を有し又、雄軸108
の自由端側には割欠部110によって互に接近する側に弾
性変形可能とされた一対の係合片部111、111が設けられ
ており、この係合片部111の先端部側が前記の雄軸108の
外周より更に外方に突き出た凸部111aとされ、この凸部
111aの隆起部に係合段部112が構成してある。
が、他方の側に前記軸孔104に挿入される雄軸108が夫々
突設されていると共に、取付け軸部107には、その周方
向に条設された凸条109〜109が該軸部107の軸方向に多
段状に設けてあり、しかも、この凸条109は、軸部107の
自由端側に向けて先窄まりの傾斜面を有し又、雄軸108
の自由端側には割欠部110によって互に接近する側に弾
性変形可能とされた一対の係合片部111、111が設けられ
ており、この係合片部111の先端部側が前記の雄軸108の
外周より更に外方に突き出た凸部111aとされ、この凸部
111aの隆起部に係合段部112が構成してある。
[考案が解決しようとする課題] かゝる構成からなる止具では、雄止具B′と雌止具
A′とを壁W′とグリルG′とに穿った孔に叩き込み状
態で押し入れることによって固定し、雄止具B′の雄軸
108を、雌止具A′の軸孔104に挿入して、雄軸108の係
合片部111にある係合段部112を軸孔104の係合凸条105に
単に係止することでグリルG′を壁W′に取付けること
ができることから、グリルG′の取付けが特に容易であ
った。
A′とを壁W′とグリルG′とに穿った孔に叩き込み状
態で押し入れることによって固定し、雄止具B′の雄軸
108を、雌止具A′の軸孔104に挿入して、雄軸108の係
合片部111にある係合段部112を軸孔104の係合凸条105に
単に係止することでグリルG′を壁W′に取付けること
ができることから、グリルG′の取付けが特に容易であ
った。
しかしながら、かゝる雌雄の止具を用いたグリルG′
の取付けでは、グリルG′の雄止具B′にある係合段部
112が上下二段の係合凸条105、105のいずれかに係止さ
れた状態で組付けられることから、グリルGと壁W′と
の間にある取付け寸法が、この係合凸条105、105と係合
段部112とが係止する寸法以外である場合に、これに適
合した係合状態を作り出すことができず、グリルG′と
壁W′との間に取付け隙間を生ずる不都合を有してい
た。
の取付けでは、グリルG′の雄止具B′にある係合段部
112が上下二段の係合凸条105、105のいずれかに係止さ
れた状態で組付けられることから、グリルGと壁W′と
の間にある取付け寸法が、この係合凸条105、105と係合
段部112とが係止する寸法以外である場合に、これに適
合した係合状態を作り出すことができず、グリルG′と
壁W′との間に取付け隙間を生ずる不都合を有してい
た。
又、雄止具B′の係合片部111は、グリルG′と壁W
との取付け部分に強い力が作用した場合、互に近づく側
に弾性変形を起し易く、グリルG′の雄軸108が壁W′
の軸孔104から抜け出す虞れがあった。
との取付け部分に強い力が作用した場合、互に近づく側
に弾性変形を起し易く、グリルG′の雄軸108が壁W′
の軸孔104から抜け出す虞れがあった。
本考案にかゝる止具は、かゝる従来の止具における不
都合に鑑み、雌雄止具の取付け係止が容易であると共に
雌雄止具の取付け間隔に効果的に対応した取付け係止を
可能になし、更に雌雄止具が、その取付け状態を安定に
維持し得る止具の提供を目的としている。
都合に鑑み、雌雄止具の取付け係止が容易であると共に
雌雄止具の取付け間隔に効果的に対応した取付け係止を
可能になし、更に雌雄止具が、その取付け状態を安定に
維持し得る止具の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案にかゝる止具は叙上の目的を達成するものとし
て、この止具を雌止具Aと雄止具BとスプリングピンC
とで構成しており、この雄止具Bを、少なくとも鍔部2
を有する軸部材1とし、この鍔部2の一方の側に雌止具
Aの筒孔3に挿入される軸部材1が突出した構成として
あり、この軸部材1の円周方向に設けた凸条4と条溝5
とを交互に該軸部材1の軸方向に多段状に設けてあり、
しかも、この凸条4が、該軸部材1の鍔部2の側から、
その先端側に向けて先窄まりの傾斜面4aとして構成して
ある。
て、この止具を雌止具Aと雄止具BとスプリングピンC
とで構成しており、この雄止具Bを、少なくとも鍔部2
を有する軸部材1とし、この鍔部2の一方の側に雌止具
Aの筒孔3に挿入される軸部材1が突出した構成として
あり、この軸部材1の円周方向に設けた凸条4と条溝5
とを交互に該軸部材1の軸方向に多段状に設けてあり、
しかも、この凸条4が、該軸部材1の鍔部2の側から、
その先端側に向けて先窄まりの傾斜面4aとして構成して
ある。
又、雌止具Aは、筒体6の一方の側に鍔部7を有して
いると共に、この筒体6の外周には円周方向に条設され
た係合凸条8〜8を、この筒体6の軸方向、即ち筒体6
の中心線方向に向けて多段状に設けてあり、又、この鍔
部7には、この雌止具Aの筒体6の中心を通る径方向の
線と平行な一対の孔9、9が、この鍔部7の一方の側か
ら他方の側に向けて連通して設けてあると共に、この孔
9が、前記筒孔3と、この筒孔3の円周方向の対向して
いる内壁面に設けられている一対の平行な溝10、10とに
連通して設けてあり、この溝10が該孔9に連続し、且
つ、夫々が同一線上に位置した状態に設けられている。
いると共に、この筒体6の外周には円周方向に条設され
た係合凸条8〜8を、この筒体6の軸方向、即ち筒体6
の中心線方向に向けて多段状に設けてあり、又、この鍔
部7には、この雌止具Aの筒体6の中心を通る径方向の
線と平行な一対の孔9、9が、この鍔部7の一方の側か
ら他方の側に向けて連通して設けてあると共に、この孔
9が、前記筒孔3と、この筒孔3の円周方向の対向して
いる内壁面に設けられている一対の平行な溝10、10とに
連通して設けてあり、この溝10が該孔9に連続し、且
つ、夫々が同一線上に位置した状態に設けられている。
更に、スプリングピンCは、前記の雌止具Aの孔9に
挿入される形状、寸法からなると共に、前記の筒孔3の
径よりも小径となる、即ち、筒孔3の内壁よりも筒孔3
内に位置づけられて装着されるような一対の対称な弧状
部11a、11aを拡開可能に有する構成としてある。
挿入される形状、寸法からなると共に、前記の筒孔3の
径よりも小径となる、即ち、筒孔3の内壁よりも筒孔3
内に位置づけられて装着されるような一対の対称な弧状
部11a、11aを拡開可能に有する構成としてある。
[作用] 本考案に係る止具は叙上の特長ある構成、特に、軸部
材1の円周方向に設けた凸条4と、条溝5とを交互に該
軸部材1の軸方向に多段状に設けたこと及び、この軸部
材1の凸条4と条溝5とに、雌止具Aの筒孔3内のスプ
リングピンCの弧状部11、11が係止される構成としたこ
とから、軸部材1は、筒孔3内に押し入れ停止した位置
で確実に係止されることゝなり、その押し込み幅を変更
することによって雌雄止具は任意の係止位置で係止され
る。
材1の円周方向に設けた凸条4と、条溝5とを交互に該
軸部材1の軸方向に多段状に設けたこと及び、この軸部
材1の凸条4と条溝5とに、雌止具Aの筒孔3内のスプ
リングピンCの弧状部11、11が係止される構成としたこ
とから、軸部材1は、筒孔3内に押し入れ停止した位置
で確実に係止されることゝなり、その押し込み幅を変更
することによって雌雄止具は任意の係止位置で係止され
る。
又、スプリングピンCを軸部材1の凸条4及び条溝5
に係止していることから、スプリングピンCの変形に伴
う軸部材1の抜け出しが無く、又、スプリングピンCを
抜き出すことによって雌雄止具の係止状態を解くことが
できる。
に係止していることから、スプリングピンCの変形に伴
う軸部材1の抜け出しが無く、又、スプリングピンCを
抜き出すことによって雌雄止具の係止状態を解くことが
できる。
[実施例] 以下本考案にかゝる止具の典型的な一実施例を添付の
図面について詳細に説明する。
図面について詳細に説明する。
先ず雌止具Aは、プラスチック製であって、筒体6の
上部側に鍔部7が設けられていると共に、この筒体6の
外周には円周方向に条設された係合凸条8〜8が、この
筒体6の軸方向に向けて多段状に設けてある。この筒体
6の外周にある係合凸条8は鍔部7の側が略水平な段部
8aとされていると共に、筒体6の下部側に向けて先窄ま
りのテーパ部8bとしてあり、壁W等への圧入係止に適す
る構成とされている。
上部側に鍔部7が設けられていると共に、この筒体6の
外周には円周方向に条設された係合凸条8〜8が、この
筒体6の軸方向に向けて多段状に設けてある。この筒体
6の外周にある係合凸条8は鍔部7の側が略水平な段部
8aとされていると共に、筒体6の下部側に向けて先窄ま
りのテーパ部8bとしてあり、壁W等への圧入係止に適す
る構成とされている。
次いで鍔部7には、筒体6の中心を通る径方向の線y
−y(第6図参照)と平行な一対の孔9、9が、この鍔
部7の一方の側から他方の側に向けて連通して設けてあ
る。そして、この一対の孔9、9は、前記の筒孔3に連
通されていると共に、この筒孔3の円周方向の対向して
いる内壁面に設けられている一対の平行な溝10、10に対
して、同一線上にあり、しかも、これに連通されてい
る。
−y(第6図参照)と平行な一対の孔9、9が、この鍔
部7の一方の側から他方の側に向けて連通して設けてあ
る。そして、この一対の孔9、9は、前記の筒孔3に連
通されていると共に、この筒孔3の円周方向の対向して
いる内壁面に設けられている一対の平行な溝10、10に対
して、同一線上にあり、しかも、これに連通されてい
る。
即ち、孔9は、筒体6の中心を通る線y−yと平行
で、しかも筒孔3に一部がかゝる構成とされており、こ
の筒孔3にかゝらない部分が溝10とされ、対をなす挿入
孔9、9と、溝10、10とが互に平行となる構成とされて
いる。
で、しかも筒孔3に一部がかゝる構成とされており、こ
の筒孔3にかゝらない部分が溝10とされ、対をなす挿入
孔9、9と、溝10、10とが互に平行となる構成とされて
いる。
かゝる雌止具Aに組付けられるスプリングピンCは、
コ字状に屈曲されている金属線11の略中央の対向してい
る部分が、前記筒孔3の径よりも小径となる一対の対称
な弧状部11a、11aとしてあると共に、この弧状部11aか
らスプリングピンCの夫々の線端側に向けた部分が下方
に屈曲したV字部11bとされており、スプリングピンC
の弾性的な取付けを可能としていると共に、このV字部
11bから金属線11の先端側が互に接近し合った内窄まり
部11cとされており、又、この金属線11の端部が互に引
き離れる側に向けて拡き出された挿入部11dとしてあ
る。又、前記の弧状部11aから金属線11が互にコ字状に
連続されている連結部11eの側に向けた部分が下方に屈
曲したV字部11fとされており、このV字部11fから連結
部11eの側が把持部分とされている。
コ字状に屈曲されている金属線11の略中央の対向してい
る部分が、前記筒孔3の径よりも小径となる一対の対称
な弧状部11a、11aとしてあると共に、この弧状部11aか
らスプリングピンCの夫々の線端側に向けた部分が下方
に屈曲したV字部11bとされており、スプリングピンC
の弾性的な取付けを可能としていると共に、このV字部
11bから金属線11の先端側が互に接近し合った内窄まり
部11cとされており、又、この金属線11の端部が互に引
き離れる側に向けて拡き出された挿入部11dとしてあ
る。又、前記の弧状部11aから金属線11が互にコ字状に
連続されている連結部11eの側に向けた部分が下方に屈
曲したV字部11fとされており、このV字部11fから連結
部11eの側が把持部分とされている。
このような構成からなるスプリングピンCを雌止具A
の孔9から押し入れることによって、スプリングピンC
の挿入部11dが該孔9、9間の筒壁で拡開され、この挿
入部11dの線端を該孔9の外側の壁と溝10の壁とに接し
た状態で押し込まれる。又、このスプリングピンCの内
窄まり部11cが筒体6の他方の側にある孔9から外側に
突き出された状態で、この孔9、9間の筒壁を、この内
窄まり部11cで弾発、挾持して取付けられる。
の孔9から押し入れることによって、スプリングピンC
の挿入部11dが該孔9、9間の筒壁で拡開され、この挿
入部11dの線端を該孔9の外側の壁と溝10の壁とに接し
た状態で押し込まれる。又、このスプリングピンCの内
窄まり部11cが筒体6の他方の側にある孔9から外側に
突き出された状態で、この孔9、9間の筒壁を、この内
窄まり部11cで弾発、挾持して取付けられる。
このスプリングピンCの組付け状態において、スプリ
ングピンCの弧状部11aが筒孔3内に突き出した状態、
即ち、筒孔3よりも一回り小さい円弧を該弧状部11aが
形成する構成とされていると共に、この弧状部11aが拡
開された際に該筒孔3から該弧状部11aが逃げ出すため
の空間が溝10によって該弧状部11aの水平方向の外側に
設けられている。
ングピンCの弧状部11aが筒孔3内に突き出した状態、
即ち、筒孔3よりも一回り小さい円弧を該弧状部11aが
形成する構成とされていると共に、この弧状部11aが拡
開された際に該筒孔3から該弧状部11aが逃げ出すため
の空間が溝10によって該弧状部11aの水平方向の外側に
設けられている。
次いで雄止具Bは、プラスチック製であって、鍔部2
の一方の側に軸部材1を、又他方の側に取付け軸部12を
有すると共に、この取付け軸部12の側から軸部材1の先
端側に向けて孔13が設けてあり所謂中空軸としてある。
又、この軸部材1には、その円周方向に設けた凸条4と
条溝5とを交互に該軸部材1の軸方向に多段状に設けて
あり、しかも凸条4には、該凸条4の頂端から軸部材1
の先端側に向けて先窄まりの傾斜面4aと、鍔部2の側に
略水平に近い強く傾斜した面4bとが設けてある。
の一方の側に軸部材1を、又他方の側に取付け軸部12を
有すると共に、この取付け軸部12の側から軸部材1の先
端側に向けて孔13が設けてあり所謂中空軸としてある。
又、この軸部材1には、その円周方向に設けた凸条4と
条溝5とを交互に該軸部材1の軸方向に多段状に設けて
あり、しかも凸条4には、該凸条4の頂端から軸部材1
の先端側に向けて先窄まりの傾斜面4aと、鍔部2の側に
略水平に近い強く傾斜した面4bとが設けてある。
尚、この面4aと面4bとは第9図で示されるように面4b
が略水平に構成されるのが良く、面4aの傾斜面に沿って
導かれたスプリングピンCの弧状部11aが、この面4bで
係止された場合、このスプリングピンCは、この水平に
近い面4bにより強く支承されることゝなり、スプリング
ピンCが破断されるまで雄止具Bの抜け出しが防止され
る。
が略水平に構成されるのが良く、面4aの傾斜面に沿って
導かれたスプリングピンCの弧状部11aが、この面4bで
係止された場合、このスプリングピンCは、この水平に
近い面4bにより強く支承されることゝなり、スプリング
ピンCが破断されるまで雄止具Bの抜け出しが防止され
る。
又、面4bを第10図で示されるように傾斜した面として
も良く、このように面4bを傾斜面とした場合、雌止具A
に係入した雄止具Bを必要に応じて抜き出すことが可能
とされる。
も良く、このように面4bを傾斜面とした場合、雌止具A
に係入した雄止具Bを必要に応じて抜き出すことが可能
とされる。
又、取付け軸部12にも、その円周方向に係合凸条14を
条設し、この凸条14〜14と取付け軸部12の軸方向に多段
状に設けると共に、この凸条14の頂端から軸端側に向け
て先窄まりの傾斜面14aになし、この凸条14の頂端から
鍔部2の側にある面14bを略水平に近い形状のものと
し、雄止具BのグリルGに対する容易、且つ確実な取付
けに適する構成としてある。
条設し、この凸条14〜14と取付け軸部12の軸方向に多段
状に設けると共に、この凸条14の頂端から軸端側に向け
て先窄まりの傾斜面14aになし、この凸条14の頂端から
鍔部2の側にある面14bを略水平に近い形状のものと
し、雄止具BのグリルGに対する容易、且つ確実な取付
けに適する構成としてある。
本考案にかゝる止具は叙上の構成からして壁W等に雌
止具Bの筒体6を埋設状態に取付けておくと共に、エア
コンのグリルG等に設けた孔に取付け軸12を挿入係止し
て雄止具Bを取付け、このエアコングリルGの雄止具B
の軸部材1を壁Wの雌止具Bの筒孔3に挿入すること
で、雄止具Bの軸部材1にある凸条4が筒孔3内に突き
出しているスプリングピンCの弧状部11aを拡開して挿
入される。又、この凸条4で拡開されたスプリングピン
Cの弧状部11aは溝10内に撓み込まれ、この凸条4を過
ぎた位置で条溝5の側に撓み戻される。そこで雄止具B
の押し込みを中止することによって、このスプリングピ
ンCの弧状部11aが軸部材1の条溝5内に弾性的に係止
されることゝなり、雄止具Bは、その押し込み中止位置
で雌止具Aに係止固定される。
止具Bの筒体6を埋設状態に取付けておくと共に、エア
コンのグリルG等に設けた孔に取付け軸12を挿入係止し
て雄止具Bを取付け、このエアコングリルGの雄止具B
の軸部材1を壁Wの雌止具Bの筒孔3に挿入すること
で、雄止具Bの軸部材1にある凸条4が筒孔3内に突き
出しているスプリングピンCの弧状部11aを拡開して挿
入される。又、この凸条4で拡開されたスプリングピン
Cの弧状部11aは溝10内に撓み込まれ、この凸条4を過
ぎた位置で条溝5の側に撓み戻される。そこで雄止具B
の押し込みを中止することによって、このスプリングピ
ンCの弧状部11aが軸部材1の条溝5内に弾性的に係止
されることゝなり、雄止具Bは、その押し込み中止位置
で雌止具Aに係止固定される。
又、スプリングピンCの連結部11eが稍上向きに設け
てあることから、この連結部11eにドライバーの先端等
を挿入して捻ることにより、スプリングピンCを雌止具
Aから抜き去ることが可能であり、このスプリングピン
Cの抜き取りによって雌止具Aから雄止具Bを容易に取
り外すことができる。
てあることから、この連結部11eにドライバーの先端等
を挿入して捻ることにより、スプリングピンCを雌止具
Aから抜き去ることが可能であり、このスプリングピン
Cの抜き取りによって雌止具Aから雄止具Bを容易に取
り外すことができる。
[効果] 本考案にかゝる止具は叙上の特長ある構成、特に雌止
具AにスプリングピンCを組付けたことから、雌止具A
の筒孔3内に雄止具Bを係止するための凸部を設ける必
要が無く、雌止具Aの成形が容易且つ低コストでなし得
る利点を有している。
具AにスプリングピンCを組付けたことから、雌止具A
の筒孔3内に雄止具Bを係止するための凸部を設ける必
要が無く、雌止具Aの成形が容易且つ低コストでなし得
る利点を有している。
又、金属製のスプリングピンCによって雄止具Bの軸
部材1を係止していることから、雄止具Bの雌止具Aと
の組付け状態が安定に維持される利点を有している。
部材1を係止していることから、雄止具Bの雌止具Aと
の組付け状態が安定に維持される利点を有している。
更に、軸部材1に多段状に設けられている凸条4と条
溝5とを雌止具AのスプリングピンCに係止させる構成
としていることから、雄止具Bと雌止具Aの取付け面で
の寸法誤差のある場合でも、容易に、この寸法誤差を吸
収し、壁W等に対するグリルG等の正確な取付けができ
る利点を有している。
溝5とを雌止具AのスプリングピンCに係止させる構成
としていることから、雄止具Bと雌止具Aの取付け面で
の寸法誤差のある場合でも、容易に、この寸法誤差を吸
収し、壁W等に対するグリルG等の正確な取付けができ
る利点を有している。
次いで、雌止具Aに取付けられている雄止具Bは、雄
止具Bの軸部材1を雌止具Aの筒孔3に挿入し、この軸
部材1の円周方向にスプリングピンCの弧状部11aを係
合させていることから、雌雄止具は、この取付け軸部で
回転可能に支承された構成としてあり、雌止具Aをキャ
ビネット等の開口部の内側の上下の壁面に、又雄止具B
を、この開口部内に組込まれる扉等の上下縁に設けるこ
とによって開閉自在な扉の組付けに用いることができ
る。
止具Bの軸部材1を雌止具Aの筒孔3に挿入し、この軸
部材1の円周方向にスプリングピンCの弧状部11aを係
合させていることから、雌雄止具は、この取付け軸部で
回転可能に支承された構成としてあり、雌止具Aをキャ
ビネット等の開口部の内側の上下の壁面に、又雄止具B
を、この開口部内に組込まれる扉等の上下縁に設けるこ
とによって開閉自在な扉の組付けに用いることができ
る。
更に又、雌止具Aに組付けられている雄止具Bは、こ
の雌止具AのスプリングピンCを引き抜くことによって
容易に雌止具Aから取り外すことが可能であり、組付け
部品の交換ないしはメンテナンスが容易となる利点を有
している。
の雌止具AのスプリングピンCを引き抜くことによって
容易に雌止具Aから取り外すことが可能であり、組付け
部品の交換ないしはメンテナンスが容易となる利点を有
している。
次いで又、雄止具Bは、雌止具Aに弾性的に組付けら
れているスプリングピンCによって支承されていること
から取付け部分でのがたつきのない係止状態とされる利
点を有している。
れているスプリングピンCによって支承されていること
から取付け部分でのがたつきのない係止状態とされる利
点を有している。
第1図は本考案に係る止具の典型的な一実施例を示す部
品分離斜視図、第2図は同取付け状態を示す断面図、第
3図は同取付け状態を示す切断線を異にした断面図、第
4図は同組付け状態の断面図、第5図は他の組付け状態
の断面図、第6図は雌止具Aの底面図、第7図はスプリ
ングピンの側面図、第8図は同平面図、第9図はスプリ
ングピンが軸部材1に係止されている状態の要部断面
図、第10図は他の構成の軸部材1とスプリングピンとの
係止状態を示す要部断面図、第11図は従来例を示す取付
け状態の断面図である。 A……雌止具、B……雄止具、C……スプリングピン、
1……軸部材、2……鍔部、3……筒孔、4……凸条、
5……条溝、6……筒体、7……鍔部、8……係合凸
条、9……挿入孔、10……溝、11……金属線。
品分離斜視図、第2図は同取付け状態を示す断面図、第
3図は同取付け状態を示す切断線を異にした断面図、第
4図は同組付け状態の断面図、第5図は他の組付け状態
の断面図、第6図は雌止具Aの底面図、第7図はスプリ
ングピンの側面図、第8図は同平面図、第9図はスプリ
ングピンが軸部材1に係止されている状態の要部断面
図、第10図は他の構成の軸部材1とスプリングピンとの
係止状態を示す要部断面図、第11図は従来例を示す取付
け状態の断面図である。 A……雌止具、B……雄止具、C……スプリングピン、
1……軸部材、2……鍔部、3……筒孔、4……凸条、
5……条溝、6……筒体、7……鍔部、8……係合凸
条、9……挿入孔、10……溝、11……金属線。
Claims (1)
- 【請求項1】鍔部を備えている軸部材であって、この軸
部材の円周方向を向いた凸条が該軸部材の軸方向に多段
状に設けられており、且つ、該凸状が、前記鍔部の側か
ら該軸部材の先端側に向けて先窄まりとなる傾斜面を備
えている雄止具と、 前記軸部材の挿入される筒孔を有し、且つ、円周方向を
向いた凸条を外周の軸方向に多段状に有している筒体の
一方の側に鍔部を設けてあると共に、この筒体の鍔部に
は、該筒体の内壁面に設けられ、且つ、この筒体の中心
を通る径方向の線と平行をなす一対の平行な溝に対して
同一線上に連続し、しかも該筒体の内外を連通する孔を
備えた雌止具と、 前記雌止具の孔に差し込まれ、且つ、前記筒体の筒孔の
内壁のなす面よりも該筒孔内に位置づけられて装着され
ていると共に、該筒体の前記溝内方向に向けて拡開可能
とされる一対の対称な弧状部を備えたスプリングピンと
よりなることを特徴とする止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8784190U JP2512359Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 止 具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8784190U JP2512359Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 止 具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0446212U JPH0446212U (ja) | 1992-04-20 |
JP2512359Y2 true JP2512359Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31820551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8784190U Expired - Lifetime JP2512359Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 止 具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512359Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009019724A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Panasonic Corp | 配管連結部材 |
WO2015015603A1 (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-05 | 株式会社白井産業 | 部材の結合構造及びこれを備えた組立構造物 |
-
1990
- 1990-08-24 JP JP8784190U patent/JP2512359Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0446212U (ja) | 1992-04-20 |
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