JP3029382B2 - 分電盤の蝶番装置 - Google Patents

分電盤の蝶番装置

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JP3029382B2
JP3029382B2 JP6331187A JP33118794A JP3029382B2 JP 3029382 B2 JP3029382 B2 JP 3029382B2 JP 6331187 A JP6331187 A JP 6331187A JP 33118794 A JP33118794 A JP 33118794A JP 3029382 B2 JP3029382 B2 JP 3029382B2
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浩 近藤
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河村電器産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分電盤の箱体本体に扉
体を取り付けるための蝶番装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分電盤の蝶番装置は、蝶番と図5
に示すようなヒンジピン30とで構成されていた。蝶番
はコ字状に折曲形成され、蝶番と扉体には、ヒンジピン
30が挿通可能な挿通孔がそれぞれ設けられ、この挿通
孔を対向させて蝶番を扉体に溶接等で取り付けていた。
ヒンジピン30は、先端に近い部分に溝31が設けられ
た溝付きヒンジピンを用い、Eリング32が付属されて
いる。ヒンジピン30を挿通孔に挿通し、ヒンジピン3
0の溝31にEリング32を嵌合させて、ヒンジピンが
挿通孔から抜けないようにしていた。
【0003】また、その他の従来例として、リング式ヒ
ンジピンを用いるものがある。図6に示すように、分電
盤の扉体にはコ字状に形成され、リング式ヒンジピン3
3が挿通可能な挿通孔34を設けた扉側蝶番35を、箱
体本体には扉側蝶番35に設けられた挿通孔34に対向
する位置に挿通孔36が設けられた本体側蝶番37を取
り付け、それぞれの挿通孔34、36を対向させてリン
グ式ヒンジピン33を挿通孔34、36に挿通し、リン
グ式ヒンジピン33のたわみを利用して扉側蝶番35と
本体側蝶番37を組み付けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上の従
来技術によると、ヒンジピン30に溝加工する必要があ
り、この加工をするために製作コストが上がってしまう
という欠点があった。また、ヒンジピン30の溝31に
嵌合するEリング32は非常に小さな部品のため、紛失
してしまうおそれがあった。ヒンジピン30にEリング
32を取り付けるときには、専用の工具が必要であり、
扉体の脱着作業が困難で場合によっては扉体の脱着が不
可能であった。
【0005】また、リング式ヒンジピン33を用いた場
合でも、扉側蝶番35と本体側蝶番37とリング式ヒン
ジピン33を製作するのはコストアップにつながってい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題に鑑み、本発
明は簡単な構造で扉体を箱体本体を取り付ける際に専用
の治具や特別な技術を必要としない分電盤の蝶番装置を
提供することを目的とし、その構造は、扉体には、略コ
字状に折曲形成され折曲形成部にヒンジピンが挿通可能
な挿通孔を穿設した蝶番が取り付けられ、ヒンジピンを
挿通孔に挿通する場合、ヒンジピンが嵌合可能であるヒ
ンジピン固定部を有するヒンジピン固定部品をヒンジピ
ンに装着し、ヒンジピン固定部品にはヒンジピン固定爪
を形成し、ヒンジピン固定爪を蝶番に係止させたことで
ある。
【0007】また、分電盤において、蝶番の折曲形成部
にヒンジピンが挿通可能な挿通孔を穿設すると共に、係
止孔を設け、ヒンジピンをヒンジピン固定部品に装着
し、ヒンジピン固定爪を蝶番に設けられている挿通孔に
係止させることによりヒンジピンを蝶番に固定すること
である。
【0008】
【作用】ヒンジピンをヒンジピン固定部品のヒンジピン
固定部に圧入したあと、ヒンジピンを扉体に取り付けら
れている蝶番の挿通孔に挿通し、扉体を箱体本体に回動
可能に取り付け、ヒンジピン固定部品のヒンジピン固定
爪を蝶番に係止させてヒンジピンを蝶番に固定させる。
また、扉体を箱体本体から外す場合は、ヒンジピン固定
部品の弾性を利用して簡単にヒンジピンを蝶番から抜く
ことができる。
【0009】
【実施例】本発明に係る分電盤の蝶番装置の構造の実施
例を図1〜図4の添付図面に基づいて説明する。
【0010】図1に示すように、分電盤1は少なくとも
箱体本体2と扉体3とから構成され、扉体3は箱体本体
2に蝶番4とヒンジピン5によって回動可能に取り付け
られている。
【0011】図2は、本発明の蝶番装置の分解斜視図で
あるが、扉体3には蝶番4が取り付けられる位置にヒン
ジピン5が挿通可能な挿通孔6が設けられている。蝶番
4はコ字状に折曲形成されており、折曲形成部7,7の
扉体3に設けられている挿通孔6と対向する位置に貫通
孔8,8を設ける。
【0012】ヒンジピンは扉体に設けられた挿通孔と蝶
番に設けられた貫通孔とに挿通する場合、ヒンジピン固
定部品を装着する。図2に示すように、ヒンジピン固定
部品9には、ヒンジピン5の頭部10が嵌合可能なヒン
ジピン固定部11が設けられ、リング状の把手12が形
成されている。
【0013】また、ヒンジピン固定部品9に設けられて
いるヒンジピン固定部11と把手12の側部にヒンジピ
ン固定爪13を形成する。ヒンジピン固定爪13は、蝶
番4の端部に係止できるように鉤状にヒンジピン固定部
品9の内側に折り曲げられている。ヒンジピン固定爪1
3の反対側にはハンドル14を延設し、ハンドル14に
よって、ヒンジピン固定爪13を蝶番4に係脱すること
ができる。
【0014】ヒンジピン5の頭部10をヒンジピン固定
部品9に設けられているヒンジピン固定部11に圧入
し、図3に示すように、ヒンジピン固定部品9の把手1
2を持ってヒンジピン5を蝶番4に設けられている貫通
孔8,8と扉体3に設けられている挿通孔6とに挿通
し、扉体3を箱体本体に回動可能に取り付ける。
【0015】本発明の第二実施例を図4に示す。ヒンジ
ピン固定部品15は、ヒンジピン16の頭部17が嵌合
可能なヒンジピン固定部18が設けられている。また、
リング状に把手19が形成されており、把手19を延長
した部分にヒンジピン固定爪20を鉤状にヒンジピン固
定部品15の外側の方向へ折り曲げ、形成している。ま
た、蝶番21のヒンジピン固定爪20と対向する位置に
係止孔22を設けている。
【0016】ヒンジピン16をヒンジピン固定部品15
に設けられているヒンジピン固定部18に圧入し、ヒン
ジピン固定部品18の把手19を持ってヒンジピン16
を蝶番21の設けられた貫通孔23,23と扉体24に
設けられている挿通孔25とに挿通し、ヒンジピン固定
爪20をヒンジピン固定部品15の弾性を利用して、蝶
番21に係止させてヒンジピン16を蝶番21に固定す
る。
【0017】ヒンジピン固定部品の材質、形状や、蝶番
に設けられる挿通孔の形状等は本発明の実施例に記載さ
れているものだけに限定されるものではなく、ヒンジピ
ン固定爪の折り曲げられる向き等、本発明の意図を逸脱
しない範囲において適宜変更してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分電盤の
蝶番装置は、扉体には、コ字状に折曲形成され折曲形成
部にヒンジピンが挿通可能な挿通孔を穿設した蝶番が取
り付けられ、ヒンジピンを挿通孔に挿通する場合、ヒン
ジピンが嵌合可能であるヒンジピン固定部を有するヒン
ジピン固定部品をヒンジピンに装着し、ヒンジピン固定
部品にはヒンジピン固定爪を形成し、ヒンジピン固定爪
を蝶番に係止させたため、ヒンジピンに特殊な加工をす
る必要がないので、コスト低減を計ることができると共
に、Eリング等の小さな部品を使用しないので、部品を
紛失するおそれがなくなる。また、ヒンジピンを専用工
具等を使用せずに固定できるので、扉体の脱着を容易に
行なうことができる。
【0019】また、分電盤において、蝶番の折曲形成部
にヒンジピンが挿通可能な挿通孔を穿設すると共に、係
止孔を設け、ヒンジピンをヒンジピン固定部品に装着
し、ヒンジピン固定爪を蝶番に設けられている挿通孔に
係止させてヒンジピンを蝶番に固定したため、ヒンジピ
ンに特殊な加工をする必要がないので、コスト低減を計
ることができると共に、Eリング等の小さな部品を使用
しないので、部品を紛失するおそれがなくなる。また、
ヒンジピンを専用工具等を使用せずに固定できるので、
扉体の脱着を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分電盤の蝶番装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る分電盤の蝶番装置の分解斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る分電盤の蝶番装置の平面図であ
る。
【図4】本発明に係る分電盤の蝶番装置の第二実施例の
説明図である。
【図5】従来の溝付きヒンジピンの説明図である。
【図6】従来のリング式ヒンジピンを用いた蝶番装置の
説明図である。
【符号の説明】
1・・・分電盤、2・・・箱体本体、3・・・扉体、4
・・・蝶番、5・・・ヒンジピン、6・・・挿通孔、7
・・・折曲形成部、8・・・貫通孔、9・・・ヒンジピ
ン固定部品、10・・・頭部、11・・・ヒンジピン固
定部、12・・・把手、13・・・ヒンジピン固定爪、
14・・・ハンドル、15・・・ヒンジピン固定部品、
16・・・ヒンジピン、17・・・頭部、18・・・ヒ
ンジピン固定部、19・・・把手、20・・・ヒンジピ
ン固定爪、21・・・蝶番、22・・・係止孔、23・
・・貫通孔、24・・・扉体、25・・・挿通孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも箱体本体と扉体とから成り、
    前記扉体は前記箱体本体にヒンジピンにより回動可能に
    蝶着される分電盤において、前記扉体には、略コ字状に
    折曲形成され折曲形成部に前記ヒンジピンが挿通可能な
    挿通孔を穿設した蝶番が取り付けられ、前記ヒンジピン
    を前記挿通孔に挿通する場合、前記ヒンジピンが嵌合可
    能であるヒンジピン固定部を有するヒンジピン固定部品
    を前記ヒンジピンに装着し、前記ヒンジピン固定部品に
    はヒンジピン固定爪を形成し、該ヒンジピン固定爪を前
    記蝶番に係止させることにより前記ヒンジピンを蝶番に
    固定することを特徴とする分電盤の蝶番装置。
  2. 【請求項2】 前記分電盤において、前記蝶番の前記折
    曲形成部に前記ヒンジピンが挿通可能な挿通孔を穿設す
    ると共に、係止孔を設け、前記ヒンジピンを前記ヒンジ
    ピン固定部品に装着し、前記ヒンジピン固定爪を前記蝶
    番に設けられている挿通孔に係止させることにより前記
    ヒンジピンを蝶番に固定することを特徴とする請求項1
    に記載の分電盤の蝶番装置。
JP6331187A 1994-12-07 1994-12-07 分電盤の蝶番装置 Expired - Lifetime JP3029382B2 (ja)

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