JP3448460B2 - 開閉蓋の取付構造 - Google Patents

開閉蓋の取付構造

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JP3448460B2 JP15384297A JP15384297A JP3448460B2 JP 3448460 B2 JP3448460 B2 JP 3448460B2 JP 15384297 A JP15384297 A JP 15384297A JP 15384297 A JP15384297 A JP 15384297A JP 3448460 B2 JP3448460 B2 JP 3448460B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として車両用
コンソールボックスに用いられる開閉蓋の取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、車両用コンソ
ールボックス等のボックス本体102の一側寄りにヒン
ジ部材113によって開閉可能に組み付けられる開閉蓋
130が内蓋体131と外蓋体141とを備えて二重蓋
構造に構成され、その外蓋体141の外観意匠や手触り
感を向上させるために、その外蓋体141の表面が外装
皮151によって被われた構造のものが知られている。
さらに、内蓋体131と外蓋体141とをビス等の締め
付け手段を用いることなく容易に組み付けるために、内
蓋体131と外蓋体141とが溶着リブ148において
バイブレーション溶着されて接合されることで二重蓋構
造の開閉蓋130が構成されることが知られている。
【0003】前記開閉蓋130において、内蓋体131
と外蓋体141とをバイブレーション溶着する前に、あ
らかじめ、外蓋体141の表面に接着剤によって外装皮
151が貼り付けられると共に、その外装皮151の周
縁部152が外蓋体141の周縁部背面に折り返されて
貼り付けられる。さらに、外蓋体141の自由端寄りに
はロック機構117を構成する固定ロック部材118と
可動ロック部材123とのうち、固定ロック部材118
がビス129によって取り付けられ、その固定ロック部
材118に対し可動ロック部材123がバネ122を介
して嵌込まれることでロック・アンロック動作可能に組
み付けられる。これによって、内蓋体131に干渉する
ことなく外蓋体141の自由端寄りにロック機構117
が容易に取り付けられる。前記外蓋体141にロック機
構117が取り付けられた後、内蓋体131と外蓋体1
41とが重ね合わされた状態のもとで、バイブレーショ
ン溶着によって内蓋体131と外蓋体141とがその溶
着リブ148において溶着され、接合される。
【0004】内蓋体131と外蓋体141とがバイブレ
ーション溶着された後、前記内蓋体131の一側寄りの
ヒンジ取付用凹部132に対し、ヒンジ部材113の取
付片114が嵌込まれ、取付ビス(タッピングビス)1
60が、ヒンジ部材113の取付片114のビス孔11
5から内蓋体131のビス孔133を通して外蓋体14
1のボス部143にねじ込まれる。そして、取付ビス1
60が内蓋体131を通して外蓋体141にねじ込まれ
ることで、内蓋体131と外蓋体141との接合力が高
められるようになっている。また、前記ヒンジ部材11
3は、ボックス本体102の開口部一側に設けられたブ
ラケット111に対しヒンジピン112を中心として回
動可能に組み付けられる。これによって、ボックス本体
102に対し開閉蓋130が開閉可能に装着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バイブレー
ション溶着によって内蓋体131と外蓋体141とが接
合されるものにおいては、内蓋体131と外蓋体141
とを精度よく位置合わせして接合することが困難であ
る。このため、内蓋体131と外蓋体141とがバイブ
レーション方向にその相対的に位置ずれして接合される
と共に、内蓋体131と外蓋体141との接合にバラツ
キが生じやすい。内蓋体131と外蓋体141と相対的
な位置ずれに基づいて、内蓋体131のヒンジ取付用凹
部132のビス孔133と外蓋体141のボス部143
の取付孔144とが位置ずれする。これによって、取付
ビス160をヒンジ部材113の取付片114のビス孔
115から内蓋体131のビス孔133を通して外蓋体
141のボス部143の取付孔144にねじ込むことが
困難となる場合がある。さらに、取付ビス160を外蓋
体141のボス部143の取付孔144に強制的にねじ
込んで内蓋体131のヒンジ取付用凹部132にヒンジ
部材113を取り付けると、ボックス本体102に対し
ヒンジ部材113を介して内蓋体131が所要とする位
置に組み付けられる。しかしながら、ボックス本体10
2に対し開閉蓋130が閉じられた状態において、内蓋
体131に対する外蓋体141に位置ずれが原因となっ
て見栄えが悪化される場合がある。
【0006】また、内蓋体131と外蓋体141と相対
的な位置ずれによって、内蓋体131のヒンジ取付用凹
部132に取り付けられたヒンジ部材113のヒンジピ
ン112から外蓋体141の自由端寄りに装着された可
動ロック部材123の係止部127までの距離寸法L1
に過不足が生じる。そして前記距離寸法L1の過不足に
基づいてボックス本体102の受止部104に対する可
動ロック部材123の係止部127の係合量に過不足が
生じたり、あるいは、受止部104に対し係止部127
が係合不能となり、ボックス本体102に対し開閉蓋1
30をロックできなくなる場合もあった。
【0007】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、バイブレーション溶着によって内蓋体と外蓋体とが
相対的に位置ずれして接合された場合においても、取付
ビスをヒンジ部材から内蓋体のビス挿通孔を通して外蓋
体のボス部に容易にねじ込んでヒンジ部材を取り付ける
ことができると共に、ヒンジ部材から外蓋体の自由端寄
りに装着されたロック部材の係止部までの距離寸法を所
要とする寸法に保つことができる開閉蓋の取付構造を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る開閉蓋の取付構造は、ボック
ス本体の一側寄りにヒンジ部材によって開閉可能に取り
付けられた開閉蓋は、内蓋体と外蓋体とがバイブレーシ
ョン溶着によって接合されることで構成され、前記外蓋
体の自由端側には前記ボックス本体側の受止部に係脱可
能に係合して前記開閉蓋を閉じ状態にロックするための
係止部を有するロック部材が設けられた開閉蓋の取付構
造であって、前記外蓋体の一側寄りには、前記ヒンジ部
材を取り付けるための取付ビスがねじ込まれるボス部が
形成され、前記内蓋体の一側寄りには、前記取付ビスが
挿通されるビス挿通孔が貫設されると共に、バイブレー
ション溶着による内蓋体と外蓋体との相対的な位置ずれ
に相当する分あるいはそれ以上に前記ビス挿通孔が前記
取付ビスよりも大きく形成されていることを特徴とす
る。
【0009】したがって、バイブレーション溶着によっ
て内蓋体と外蓋体とが相対的に位置ずれして接合された
場合、その相対的な位置ずれに基づいて、外蓋体のボス
部と内蓋体のビス挿通孔の中心位置がずれる。前記内蓋
体のビス挿通孔は、前記相対的な位置ずれに相当する
分、あるいはそれ以上に取付ビスよりも大きく形成され
ているため、取付ビスをヒンジ部材から内蓋体のビス挿
通孔を通して外蓋体のボス部にねじ込んでヒンジ部材を
締め付ける作業を容易にかつ正確に行うことができる。
さらに、ヒンジ部材から外蓋体の自由端寄りのロック部
材の係止部までの距離寸法を所要とする寸法に保つこと
ができる。また、ボックス本体に対し外蓋体を基準とし
て開閉蓋が装着されるため、外蓋体に対し内蓋体が位置
ずれして接合された場合においても、その内蓋体の位置
ずれに影響されることなくボックス本体に対し開閉蓋を
取り付けることができる。
【0010】また、請求項2の発明に係る開閉蓋の取付
構造は、請求項1に記載の開閉蓋の取付構造において、
外蓋体の一側寄りには、その外蓋体に対しヒンジ部材を
位置決めするための位置決め突部が形成され、内蓋体の
一側寄りには、前記位置決め突部が嵌挿されて突出され
る突部挿通孔が貫設されると共に、バイブレーション溶
着による前記内蓋体と前記外蓋体との相対的な位置ずれ
に相当する分あるいはそれ以上に前記突部挿通孔が前記
位置決め突部よりも大きく形成されていることを特徴と
する。したがって、バイブレーション溶着による内蓋体
と外蓋体との相対的な位置ずれが原因となって位置決め
突部が変形されることが防止され、位置決め突部は所定
の姿勢に保持される。そして、外蓋体に対し、位置決め
突部によってヒンジ部材を正確に位置決めすることがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1〜図
4にしたがって説明する。図2と図4において、車両用
コンソールボックス等のボックス本体2は、上方に開口
する収納室を備えた箱形状に形成され、その開口部の一
側寄りにはヒンジ機構10によって開閉蓋30が取り付
けられている。前記ヒンジ機構10は、側面形状が略Z
字状に形成されたヒンジ部材13を主体として構成され
ている。前記ヒンジ部材13の一端部は、ボックス本体
2の開口部の一側寄りに取り付けられたブラケット11
に対しヒンジピン12を中心として回動可能に取り付け
られる。
【0012】また、ヒンジ部材13の他端には、開閉蓋
30に対する取付片14が形成され、その取付片14に
は、取付ビス60に対するビス孔15と後述する位置決
め突部45に対する位置決め孔16とがそれぞれ貫設さ
れている。また、ボックス本体2の開口部の他側には、
開閉蓋30を閉じ状態にロックするためのロック機構1
7に対する受止部4が形成されている。
【0013】図2に示すように、前記開閉蓋30は、内
蓋体31と外蓋体41とを備えて二重蓋構造に構成さ
れ、その外蓋体41の外観意匠や手触り感を向上させる
ために、外蓋体41の表面が本革材やファブリック材よ
りなる外装皮151によって被われている。さらに、内
蓋体31と外蓋体41とをビス等の締め付け手段を用い
ることなく容易に組み付けるために、外蓋体41の内面
には所要数の溶着リブ48が外蓋体41の前後方向に平
行して突設されている。前記外蓋体41の一側寄り内面
には、ヒンジ部材13を取り付けるための取付ビス(タ
ッピングビス)60がねじ込まれる取付孔44を有する
所要数のボス部43が形成されると共に、ヒンジ部材1
3を位置決めするための位置決め突部45が形成されて
いる。さらに、外蓋体41の自由端寄りにはロック機構
17を取り付けるための取付部46が形成され、その取
付部46には取付孔47が形成されている。
【0014】図2と図3に示すように、前記ロック機構
17は、従来と略同様にして固定ロック部材18と可動
ロック部材23とを備えている。すなわち、固定ロック
部材18は、その基板部18aに貫設された取付孔18
bを通してビス29が外蓋体41の取付孔47にねじ込
まれることで、外蓋体41の自由端寄りの取付部46に
対し固定ロック部材18が取り付けられる。図3に示す
ように、前記固定ロック部材18には、可動ロック部材
23がガイド突部20とガイド構25との案内作用によ
ってロック・アンロック動作可能に嵌込まれ、規制孔2
1と係合突起26によって、固定ロック部材18に対す
る可動ロック部材23の移動ストロークが設定されてい
る。また、可動ロック部材23にはボックス本体2の受
止部4に係脱可能に係合してボックス本体2に対し開閉
蓋30を閉じ状態にロックする係止爪28を有する係止
部27が設けられている。
【0015】さらに、固定ロック部材18と可動ロック
部材23との間にはボス19とそのボス19に移動可能
に嵌合するピン24とが設けられ、これらボス19とピ
ン24との外周面にはコイルスプリングよりなるバネ2
2が介装されている。そして、前記固定ロック部材18
に対し可動ロック部材23がバネ22の弾発力によって
ロック方向に移動されることで、可動ロック部材23の
係止部27がその係止爪28においてボックス本体2の
受止部4に係合してロック状態となる。さらに、可動ロ
ック部材23がバネ22の弾発力に抗して押し込まれる
ことで、前記受止部4に対し係止爪28が外れてロック
解除されるようになっている。
【0016】前記内蓋体31は、外蓋体41の内側に嵌
込まれる大きさに形成され、その一側寄りには、ヒンジ
取付用凹部32が形成されている。このヒンジ取付用凹
部32の前後方向の長さ寸法において、バイブレーショ
ン溶着による内蓋体31と外蓋体41との相対的な位置
ずれに相当する分、あるいはそれ以上にヒンジ部材13
の取付片14よりも大きく形成されている。
【0017】図1と図2に示すように、前記ヒンジ取付
用凹部32の底面には、外蓋体41の各ボス部43の取
付孔44に対応する位置においてビス挿通孔33が貫設
され、位置決め突部45に対応する位置においては、そ
の位置決め突部45が突出される突部挿通孔34が貫設
されている。前記内蓋体31のビス挿通孔33と突部挿
通孔34との孔径又は前後方向の長さ寸法において、バ
イブレーション溶着による内蓋体31と外蓋体41との
相対的な位置ずれに相当する分、あるいはそれ以上にビ
ス挿通孔33は取付ビス60よりも大きく形成されて、
突部挿通孔34は位置決め突部45よりも大きく形成さ
れている。
【0018】前記開閉蓋30において、内蓋体31と外
蓋体41とをバイブレーション溶着する前に、あらかじ
め、外蓋体41の表面に接着剤によって外装皮51が貼
り付けられると共に、その外装皮51の周縁部52が外
蓋体41の周縁部背面に折り返されて貼り付けられる。
さらに、外蓋体41の自由端寄りの取付部46には、ロ
ック機構17が装着されることで、内蓋体31に干渉す
ることなくロック機構117が容易に取り付けられる。
【0019】前記外蓋体41にロック機構17が取り付
けられた後、内蓋体31と外蓋体41とが重ね合わられ
る。この際、外蓋体41の位置決め突部45が内蓋体3
1のヒンジ取付用凹部32の突部挿通孔34に遊嵌状態
で挿通され内蓋体31の下面より突出する。前記状態の
もとで、バイブレーション溶着によって内蓋体31と外
蓋体41とがその溶着リブ48において溶着され、接合
される(図1参照)。
【0020】前記バイブレーション溶着の後、ボックス
本体2のブラケット11にヒンジピン12を中心として
回動可能に組み付けられヒンジ部材13の取付片14が
内蓋体31のヒンジ取付用凹部32に嵌込まれる。この
際、外蓋体41の位置決め突部45がヒンジ部材13の
取付片14の位置決め孔16に嵌合され、その位置決め
突部45と位置決め孔16との嵌合作用によって外蓋体
41対しヒンジ部材13が位置決めされる。ここで、取
付ビス(タッピングビス)60が、ヒンジ部材13の取
付片14のビス孔15から内蓋体31のビス挿通孔33
を通して外蓋体41のボス部43の取付孔44にねじ込
まれることで、内蓋体31と外蓋体41との接合力が高
められ、ボックス本体2に対し開閉蓋30が開閉可能に
装着される。
【0021】前記バイブレーション溶着によって内蓋体
31と外蓋体41とが相対的に位置ずれして接合された
場合、図1に示すように、前記相対的な位置ずれに基づ
いて、外蓋体41のボス部43の取付孔44及び位置決
め突部45に対し内蓋体131のヒンジ取付用凹部32
のビス挿通孔33及び突部挿通孔34の中心位置が図1
において寸法Mだけずれる。しかしながら、内蓋体31
のビス挿通孔33と突部挿通孔34との孔径又は前後方
向の長さ寸法において、バイブレーション溶着による内
蓋体31と外蓋体41との相対的な位置ずれに相当する
分、あるいはそれ以上にビス挿通孔33は取付ビス60
よりも大きく形成されて、突部挿通孔34は位置決め突
部45よりも大きく形成されている。
【0022】したがって、取付ビス60をヒンジ部材1
3の取付片14のビス孔15から内蓋体31のビス挿通
孔33を通して外蓋体41のボス部43の取付孔44に
ねじ込む作業を容易にかつ確実に行うことができる。さ
らに、外蓋体41のボス部43に対しヒンジ部材13の
取付片14を正確に締め付けることができる。このた
め、図2に示すように、ヒンジ部材13のヒンジピン1
2から外蓋体41の自由端寄りの可動ロック部材23の
係止部27先端の係止爪28までの距離寸法Lを所要と
する寸法に保つことができる。この結果、ボックス本体
2の受止部4に対し、可動ロック部材23の係止部27
の係止爪28を所要とする係合量において過不足なく係
合させるができ、ボックス本体2に対する開閉蓋30の
ロック並びにアンロックを確実に行うことができる。
【0023】また、位置決め突部45においては、内蓋
体31と外蓋体41との相対的な位置ずれによって変形
されることなく所定の姿勢に保持される。そして、位置
決め突部45とヒンジ部材13の取付片14の位置決め
孔16との嵌合作用によって外蓋体41のボス部43と
取付片14のビス孔15とを容易に位置合わせすること
ができる。このため、取付ビス60をヒンジ部材13の
取付片14のビス孔15から内蓋体31のビス挿通孔3
3を通して外蓋体41のボス部43の取付孔44にねじ
込む作業がより一層容易となると共に、外蓋体41に対
するヒンジ部材13の取付片14の締め付け精度がより
一層高められる。
【0024】また、ボックス本体2に対し外蓋体41を
基準として開閉蓋30が装着されるため、外蓋体41に
対し内蓋体31が位置ずれして接合された場合において
も、その内蓋体31の位置ずれに影響されることなくボ
ックス本体2に対し開閉蓋30を取り付けることがで
き、内蓋体31の位置ずれが原因となって見栄えが悪化
される不具合も生じない。
【0025】なお、前記実施の形態においては、外蓋体
41の一側寄りに位置決め突部45を設け、内蓋体31
に位置決め突部45が挿通されて突出される突部挿通孔
34が貫設された場合を例示したが、位置決め突部45
や突部挿通孔34は必ずしも設けなくてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、バイブレーション溶着によって内蓋体と外
蓋体とが相対的に位置ずれして接合された場合において
も、取付ビスをヒンジ部材から内蓋体のビス挿通孔を通
して外蓋体のボス部にねじ込んでヒンジ部材を締め付け
る作業を容易にかつ正確に行うことができる。さらに、
ヒンジ部材から外蓋体の自由端寄りに装着されたロック
部材の係止部までの距離寸法を所要とする寸法に保つこ
とができ、ボックス本体に対する開閉蓋のロック並びに
アンロックを確実に行うことができる。また、ボックス
本体に対し外蓋体を基準として開閉蓋が装着されるた
め、外蓋体に対し内蓋体が位置ずれして接合された場合
においても、その内蓋体の位置ずれに影響されることな
くボックス本体に対し開閉蓋を取り付けることができ、
内蓋体の位置ずれが原因となって見栄えが悪化される不
具合も生じない。請求項2に記載の発明によれば、取付
ビスをヒンジ部材から内蓋体のビス挿通孔を通して外蓋
体のボス部にねじ込んでヒンジ部材を締め付ける作業が
より一層容易となると共に、外蓋体に対するヒンジ部材
の締め付け精度がより一層高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の開閉蓋の取付構造を拡
大して示す側断面図である。
【図2】同じくボックス本体に開閉蓋を取り付けた状態
を示す側断面図である。
【図3】同じく開閉蓋のロック機構を構成する固定ロッ
ク部材と可動ロック部材とを分解して示す斜視図であ
る。
【図4】同じくボックス本体と開閉蓋とを備えた車両用
コンソールボックスを示す斜視図である。
【図5】従来の開閉蓋の取付構造を示す側断面図であ
る。を示す図である。
【符号の説明】
1 車両用コンソールボックス 2 ボックス本体 4 受止部 13 ヒンジ部材 23 可動ロック部材 27 係止部 30 開閉蓋 31 内蓋体 32 ヒンジ取付用凹部 33 ビス挿通孔 34 突部挿通孔 41 外蓋体 43 ボス部 45 位置決め突部 48 溶着リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 5/00 - 5/12 B60R 7/04 - 7/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体の一側寄りにヒンジ部材に
    よって開閉可能に取り付けられた開閉蓋は、内蓋体と外
    蓋体とがバイブレーション溶着によって接合されること
    で構成され、前記外蓋体の自由端側には前記ボックス本
    体側の受止部に係脱可能に係合して前記開閉蓋を閉じ状
    態にロックするための係止部を有するロック部材が設け
    られた開閉蓋の取付構造であって、 前記外蓋体の一側寄りには、前記ヒンジ部材を取り付け
    るための取付ビスがねじ込まれるボス部が形成され、 前記内蓋体の一側寄りには、前記取付ビスが挿通される
    ビス挿通孔が貫設されると共に、バイブレーション溶着
    による内蓋体と外蓋体との相対的な位置ずれに相当する
    分あるいはそれ以上に前記ビス挿通孔が前記取付ビスよ
    りも大きく形成されていることを特徴とする開閉蓋の取
    付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の開閉蓋の取付構造にお
    いて、外蓋体の一側寄りには、その外蓋体に対しヒンジ
    部材を位置決めするための位置決め突部が形成され、 内蓋体の一側寄りには、前記位置決め突部が嵌挿されて
    突出される突部挿通孔が貫設されると共に、バイブレー
    ション溶着による前記内蓋体と前記外蓋体との相対的な
    位置ずれに相当する分あるいはそれ以上に前記突部挿通
    孔が前記位置決め突部よりも大きく形成されていること
    を特徴とする開閉蓋の取付構造。
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