JPH0650244Y2 - 空調装置に用いるドアの取付構造 - Google Patents

空調装置に用いるドアの取付構造

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JPH0650244Y2
JPH0650244Y2 JP1989138683U JP13868389U JPH0650244Y2 JP H0650244 Y2 JPH0650244 Y2 JP H0650244Y2 JP 1989138683 U JP1989138683 U JP 1989138683U JP 13868389 U JP13868389 U JP 13868389U JP H0650244 Y2 JPH0650244 Y2 JP H0650244Y2
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JP
Japan
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door
case
bearing
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mounting structure
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JP1989138683U
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JPH0377705U (ja
Inventor
誠二 砂田
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株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車等の空調装置に用いられるドア、例
えば吸入モードや吹出モードを切換えるためのモード切
換ドア等の取付構造に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の支持構造として、第7図に示されるよう
に、ケース11を2つの部材11a,11bで構成し、それぞれ
の部材11a,11bにドア軸12を支持する支持孔13a,13bを形
成し、前記部材11a,11bの合体操作によりドア軸12を支
持孔13a,13bに挿入してドア14をケース11に回転自在に
支持するようにしたものや、第8図に示されるように、
ドア軸12の一端を短くしてここに軸方向に延びる挿入孔
15を形成し、他端を先にケース11の支持孔13aに挿入し
ておき、前記挿入孔15にケース11の外側から動力伝達用
のピン16を支持孔13bを介して挿入することによりドア1
4をケース11に支持するようにしたもの等が知られてい
る。
また、実開平1-59718号公報においては、第9図に示す
ように、ケース11に上述のような支持孔を設けず、ドア
軸12をケース11の端辺に別部材16をもって挟み込んで、
ドア14を回転自在に支持するようにした技術が開示され
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記第1の技術においては、構造上ケー
ス11を2つに分割できない場合には利用できず、また第
2の技術においても、ケースの構造上、ピン16を差し込
むスペースが確保できない場合には利用できない欠点が
ある。これに対して、第3の技術は、上記2つの欠点を
補う技術として利用することができるものの、ドア14の
駆動に直接関係のない別部材16を使用するため、部品点
数が多くなり、生産コストの低減が図れない欠点があ
る。
また、別部材16の取付作業を必要とする第3の技術にお
いては組付作業の効率が悪く、第1及び第2の技術を利
用する場合においても、支持孔(貫通孔となっている)
13a,13bとドア軸12との隙間にエア洩れを考慮してシー
ルを施す必要があるので、結果として多くの作業工程を
必要とし、いずれの技術においても、容易な組付を実現
しているとは言いきれない。
そこで、この考案においては、ケースにドアを組付ける
作業過程で、ケースの分割やケースの枠外でのスペース
の確保を必要とせず、且つ、エアシールなどの部品点数
を抑えてコストの低減が図れると共に、容易な組付が実
現できる空調装置に用いるドアの取付構造を提供するこ
とを課題としている。
(課題を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、ケース2の
内側に筒状の軸受部3a,3bを突出形成し、この軸受部3a,
3bの周囲軸方向に切欠4a,4bを設け、これに対してドア
1のドア軸6の端に前記切欠4a,4bを介して前記軸受部3
a,3bに挿入可能な矩形状の係止部6a,6bを設け、この係
止部6a,6bは、その横巾が前記軸受部3a,3bの内径にほぼ
等しく、厚みが切欠4a,4bの周方向の長さとほぼ等しく
構成され、該係止部6a,6bが軸受部3a,3bへの挿入により
前記ドア1を前記ケース2に回転自在に支持するように
したことにある。
(作用) 従って、ケースの内側に突出形成された軸受部の切欠
に、ドア軸の端部に形成された係止部を導き、その後こ
の係止部を軸受部の直径方向へスライドさせれば、係止
部が軸受部に挿入されてドアをケースに回転自在に支持
することができる。これにより、前述のような別部材を
必要とせずにワンタッチでドアを組付けることが可能と
なり、そのため、上記課題を達成することができるもの
である。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図及び第2図において、空調装置に用いられるドア
1は、例えば吹出モードを切換えるために用いられるモ
ードドア等からなり、以下述べる取付構造をもって空調
装置のケース2に支持されている。
ケース2の互いに対向する側面には、内側、即ち空気通
路側に突出する軸受部3a,3bが設けられており、この軸
受部3a,3bは、円筒形状をなし、図示のごとく貫通して
いず、その周囲に該軸受部3a,3bの先端からこの軸受部3
a,3bの軸心方向に延びる切欠4a,4bが形成されている。
前記ドア1は、プレート5と、このプレート5の一端に
一体に形成されたドア軸6とから構成され、ドア軸6の
直径をこの実施例においては前記軸受部3a,3bの内径に
等しくしている。ドア軸6の両端には係止部6a,6bが設
けられ、この係止部6a,6bは、第3図及び第4図に示さ
れるように、ドア軸6の軸方向に延びる断面が略矩形状
のもので、その横巾は前記軸受部3a,3bの内径、即ちド
ア軸の直径に等しく、その厚みと軸方向の長さは、前記
切欠4a,4bの周方向の長さl1と軸方向の長さl2よりも幾
分小さくなるようにそれぞれ形成されている。このた
め、切欠4a,4bを介して係止部6a,6bが軸受部3a,3bに挿
入されると、この係止部6a,6bは軸受部3a,3b内を摺接し
ながら回転できるようになる。
更に、この実施例において係止部6a,6bは、その断面長
手方向がプレート面と平行になるように形成され、また
ドア軸6の係止部6a,6bよりも手前の部分は、前記軸受
部3a,3b間の長さl3に略等しく、この実施例において
は、プレート5の横巾とも一致させてある。
そして、前記ドア1のプレート5には、図示しないアク
チュエータに接続された作動枠7が連結され、アクチュ
エータによってドア1の回動が制御されるようになって
いる。前記切欠4a,4bは、第5図に示されるように、ド
ア1の回動に伴う係止部6a,6bの可動範囲Θからずれた
位置に形成されており、ドア1の回動中に係止部6a,6b
が軸受部3a,3bから外れてしまうことがないように配慮
されている。
上記構成において、ドア1をケース2に取付ける場合に
は、第6図に示されるように、ドア1のプレート5を手
で持ってケース2内に挿入し、ドア軸6の両端の係止部
6a,6bを軸受部3a,3bの切欠4a,4bに導く。しかる後に、
プレート5の面を軸受部3a,3bの径方向に一致させてド
ア1をこの径方向に押圧し、係止部6a,6bを切欠4a,4bを
介して軸受部3a,3b内に挿入させる。そして、係止部6a,
6bが軸受部3a,3bに挿入された時点でドア1を回転させ
れば、係止部6a,6bが軸受部3a,3bから外れることなく回
転自在に保持され、ドア1のケース2への組付作業は終
了する。
ドア1の組付過程においてケース2に手を加える必要も
なく、また別部材が必要になることもないので、片手に
よっても確実な組付状態をワンタッチで得られるもので
ある。
尚、この実施例においては、ドア1をその取付箇所に単
独で用いる場合について示したが、本考案における取付
構造は、作動枠7に複数のドアを連結してこれらを同一
の箇所で用いるような場合、例えば吹出口のルーバー等
においても利用できることは言うまでもない。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、ケースの内側に
切欠を有する軸受部を設け、ドア軸の端部に形成された
係止部をこの切欠を介して軸受部に挿入することでドア
をケースに回転自在に取付けることができるので、ドア
の組付作業において、ケースの分割やケースの枠外での
スペースの確保が不要となり、また、別部材を使用しな
いため部品点数を少なくして生産コストの低減を図るこ
とができる。また、軸受部は従来のようなケースに形成
れた貫通孔ではなく、ケースの内面に形成された筒状の
ものであるので、従来軸受部に必要であったシールの取
付作業を必要とせず、単に係止部を軸受部に挿入すれば
組付作業が終了するので、本質的に組付の容易化が実現
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は空調装置のドアの取付構造を示す斜視図、第2
図は同上における一部切欠の平面図、第3図は同上に用
いられるドアのドア軸の端面を示す図、第4図は切欠と
係止部との関係を示す説明図、第5図は切欠と係止部と
の可動範囲との関係を示す説明図、第6図はドアの組付
操作を説明する斜視図、第7図は乃至第9図は従来の技
術を示す斜視図である。 1……ドア、2……ケース、3a,3b……軸受部、4a,4b…
…切欠、6……ドア軸、6a、6b……係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース2の内側に筒状の軸受部3a,3bを突
    出形成し、この軸受部3a,3bの周囲軸方向に切欠4a,4bを
    設け、これに対してドア1のドア軸6の端に前記切欠4
    a,4bを介して前記軸受部3a,3bに挿入可能な矩形状の係
    止部6a,6bを設け、この係止部6a,6bは、その横巾が前記
    軸受部3a,3bの内径にほぼ等しく、厚みが切欠4a,4bの周
    方向の長さとほぼ等しく構成され、該係止部6a,6bが軸
    受部3a,3bへの挿入により前記ドア1を前記ケース2に
    回転自在に支持するようにしたことを特徴とする空調装
    置に用いるドアの取付構造。
JP1989138683U 1989-11-30 1989-11-30 空調装置に用いるドアの取付構造 Expired - Lifetime JPH0650244Y2 (ja)

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JPH0377705U JPH0377705U (ja) 1991-08-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5471710B2 (ja) * 2010-03-29 2014-04-16 株式会社デンソー 空気通路調節装置
WO2017122807A1 (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 株式会社ヴァレオジャパン 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2560753B2 (ja) * 1987-11-25 1996-12-04 日本電装株式会社 車両用空気調和装置

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