JP3610174B2 - 多気筒内燃機関のインテークエアーコントロールバルブ連動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は多気筒内燃機関における複数のインテークエアーコントロールバルブを連動する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多気筒内燃機関のスロットルバルブ連動装置として、実公平4−22046号公報記載の装置が公知である。
【0003】
この種のスロットルバルブ連動装置は、例えば、図4(a)(b)に示すように、互いにほぼ平行な複数の吸気通路20,20Aを形成する弁胴21,21Aにより各吸気通路20,20Aと直交してそれぞれ独立に軸支され、互いに同軸であると共に対向する端部の間に隙間aを設けて配置され、かつそれぞれ吸気通路20,20Aを開閉するスロットルバルブ22,22Aを取り付けた複数の弁軸23,23Aと、各弁軸23,23Aを連結する軸継手24を備えている。
【0004】
弁軸23,23Aの対向する端部には、各スロットルバルブ22,22Aの開度が互いに同一である状態において互いに平行となる直径方向溝25,25Aが形成されている。
【0005】
軸継手24は対向する一対の直径方向溝25,25Aの底面間の距離bより多少狭い幅cを有する板ばね材の中央部を180度折曲して同直径方向溝25,25Aの溝幅dとほぼ等しい外法寸法とした平行部26と該平行部26の両外側に続く部分をそれぞれ反転折曲して平行部26の外面側に先端部における平行部26との隙間を中間部よりも狭く形成した一対のクリップ部27,27よりなり、図4(b)に示すようにほぼM字形に形成されている。
【0006】
そして、軸継手24の平行部26を対向する一対の直径方向溝25,25A内に同時に挿入すると共にクリップ部27,27を両弁軸23,23Aの端部の外周に弾性的に係止して複数の弁軸23,23Aを連結している。スロットルバルブ22,22Aはそれぞれスクリュ28,28Aにより各弁軸23,23Aに取り付けられている。
【0007】
符号eは弁胴21,21Aが弁軸23,23Aをそれぞれ軸支する部分同士の間隔である。
弁軸23,23Aと弁胴21,21A等の熱膨張の差による弁軸23,23Aの端部同士の隙間aの変化は平行部26及びクリップ部27,27と弁軸23,23Aの端部との当接面の弁軸方向の摺動により吸収される。
【0008】
また、隙間aは、上記熱膨張の差の他に、対向する弁軸23,23Aの軸方向寸法公差や組付寸法のばらつきを考慮して一定以上の大きさに定める必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術では、弁軸23,23Aの連結部分や軸継手24からなる連結機構を設けるスペースを決める弁胴21,21A間の間隔eは、前記熱膨張の差や、弁軸の軸方向寸法公差や組付寸法のばらつき等を考慮して、弁軸23,23Aの先端同士の隙間を一定以上にする必要から、大きくならざるを得なかった。
【0010】
ところが、インテークエアーコントロールバルブを持たない多気筒内燃機関では、インテークエアーコントロールバルブの弁軸同士を連結する連結機構の組付スペースを配慮した設計になっていなかったために、連結する弁軸の対向端の間に一定以上の隙間をとってインテークエアーコントロールバルブを設けることができないという問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は、熱膨張の差等を吸収するために弁軸の対向する端部間に隙間を設けないで、小さな組付スペースで弁軸を連結できる多気筒内燃機関のインテークエアーコントロールバルブ連結装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段とその作用】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、
複数の弁軸をほぼM字形のばね部材からなる軸継手で連結する連動装置であって、
それぞれインテークエアーコントロールバルブ(5)(5A)を取り付けた断面が半月状の弁軸(3)(3A)を、互いに同軸で、かつバルブ取付面(4)(4A)を互いに逆方向に向けて配設し、
両弁軸(3)(3A)の端部(7)(7A)を弁胴(1)のシャフト穴(9)に貫通状態に遊合挿入するとともにその端部(7)(7A)の平面部(8)(8A)が対向するように軸方向の位置を定め、
軸継手(10)の平行部(11)に当接する弁軸(3)(3A)の平面部(8)(8A)を各弁軸(3)(3A)のバルブ取付面(4)(4A)より半径方向に後退させて、該平面部(8)(8A)において、両弁軸(3)(3A)の端部(7)(7A)を前記軸継手(10)で連結し、
更に、一方の吸気通路(2)を横断する一方の弁軸(3)の前記端部(7)を他方の吸気通路(2A)内に突出させ、他方の吸気通路(2A)を横断する他方の弁軸(3A)の前記端部(7A)を一方の吸気通路(2)内に突出させ、
更に、前記弁軸(3)(3A)における端部(7)(7A)の平面部(8)(8A)と、該平面部(8)(8A)と対向する他の弁軸(3A)(3)のバルブ取付面(4A) (4)との半径方向隙間(h)をバルブ(5)(5A)の板厚より大きく定めたことを特徴とする多気筒内燃機関のインテークエアーコントロールバルブ連動装置である。
【0013】
この発明では、連結される弁軸の先端同士が突き合わされないので、従来技術のように両弁軸の先端同士の間の隙間が不要となり、連動装置の組付スペースが小さくなる。
【0016】
この発明では、さらに軸継手の平行部を両弁軸(3)(3A)の平面部(8)(8A)の間に挿入し易く、かつ軸継手(10)の平行部(11)の成形加工がし易くなる。
【0018】
この発明では、さらに、一方の弁軸に取り付けたインテークエアーコントロールバルブが他方の弁軸と干渉する虞れがなく、円滑に連動する。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1〜3は本発明の好ましい実施の形態で、以下これらの図面に基づいて説明する。
【0020】
弁胴1には吸気通路2と2Aが平行に形成されている。吸気通路2を横断して第1の弁軸3が、また吸気通路2Aを横断して第2の弁軸3Aが配設され、両弁軸3,3Aは弁胴1に回動可能に軸支されている。
【0021】
弁軸3,3Aは横断面が半月形のインテークエアーコントロールバルブ(以下単にバルブと略記する)取付部を周知のように備えており、このバルブ取付部のバルブ取付面4,4Aにそれぞれバルブ5,5Aがスクリュ6,6Aにより取り付けられている。
【0022】
バルブ取付面4,4Aは、一方の弁軸3について図2(b)に示すように、弁軸4の直径を含む平面で形成されている。従って、弁軸3,3Aのバルブ5,5Aを取り付ける部分の横断面の半月形はちょうど半円形になっている。
【0023】
弁軸3と3Aは、バルブ取付面4と4Aが互いに逆方向に向くように配設されている。また弁軸3の端部7と弁軸3Aの端部7Aには、前記バルブ取付面4,4Aから半径方向に後退した平面部8,8Aがそれぞれバルブ取付面4,4Aと平行に形成されている。平面部8,8Aのバルブ取付面4,4Aからの後退量を符号fで示す(図2参照)。
【0024】
両弁軸3と3Aの端部7と7Aは弁胴(ボデー)のシャフト穴9に図示のように端部7,7Aが半径方向に対向するよう遊合挿入され、ほぼM字形の軸継手10によって連結される。
【0025】
軸継手10の形状は、前記従来の技術で図4(b)で示すようにほぼM字形に形成された板ばね材からなる。
図1(a)(b)に示すように、この板ばね材を折曲形成してなる平行部11と、その両端に続く一対のクリップ部12,12により軸継手10は形成される。平行部11は板ばね材の中央部11bを適宜のRをもって180度折曲して、その外法寸法gが図1(a)における平面部8と8Aの間隔とほぼ等しくなるように形成されている。
【0026】
なお、図1(a)で、両軸3と3Aのバルブ取付面4,4Aが同一平面になるように、つまり両軸3と3Aを同軸に配設したときの平面部8と8Aの間隔とほぼ等しくなるように前記外法寸法gが定めてある。
【0027】
クリップ部12,12は板ばね材の平行部11の両外側に続く部分を、それぞれ平行部11の各片11a,11aの外側面との間に半月状の空間を形成するように、内向円弧状に反転折曲して形成されている。平行部11の各片11a,11aの外側面とクリップ部12,12の内面との最大距離は図1(b)に示される端部7,7Aの半月状断面の厚さよりも小になるように自由形状が定めてある。
【0028】
クリップ部12,12の先端部には平行部11の間の距離が狭くなった隙間13,13が設けられ、また軸継手10の装着を容易にするため案内部14,14が折曲形成されている。
【0029】
図1(a)(b)に拡大図示する組付状態で、軸継手10の平行部11の外法寸法gによって、平面部8と8A間の間隔がほぼ定まり、前述のようにバルブ取付面4と4Aが同一平面となり、両弁軸3と3Aが軸に配設される。
【0030】
この状態で、バルブ取付面4,4Aと、平面部8,8Aとのなす半径方向隙間hはバルブの板厚よりわずかに大きくなるように定めてある。
なお、符号15で示す空間は軸継手10を装着するために弁胴(ボデー)1に設けたスペースである。
【0031】
なお、組付手順は、先ずボデー(弁胴)のシャフト穴に弁軸を通し、次に弁軸にスクリュでバルブを取り付け、軸継手を装着して両弁軸を連結する。
【0032】
【発明の効果】
本発明の多気筒内燃機関のインテークエアーコントロールバルブ連動装置は上述のように構成されているので、連結される両弁軸の先端同士が隙間を介して突き合わされることがないため、連結装置の形状が小形になり、取付スペースを小さくできる。つまりバルブ間のスペースを小さくできる。
【0033】
そして、温度変化による熱膨張の差などの軸方向寸法の変化を吸収する機能は従来の技術と同様に備えている利点がある。
そして請求項2の発明では、さらに連動する弁の開度が良好に一致する。
【0034】
また、請求項3の発明では、さらに軸継手の平行部の外片の間隔を取ることができるので、板ばね材の中央にRを付けて折り曲げることが可能となるため、中央の折り曲げ部が折損する虞れがなく、また組付時に挿入し易くなる。
【0035】
更にまた請求項4の発明では、さらに一方の弁軸が他方の弁軸に取り付けたバルブと干渉する虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で、(a)は要部横断面拡大図、(b)は同図(a)のH−H断面図である。
【図2】(a)は図1(a)の一方の弁軸の断面図、(b)は同図(a)の右側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の平面図である。
【図4】従来技術の一部を示す図で、(a)は横断面拡大図、(b)は同図(a)のG−G断面図である。
【符号の説明】
3,3A 弁軸
4,4A バルブ取付面
5,5A インテークエアーコントロールバルブ(バルブ)
7,7A 端部
8,8A 平面部
10 軸継手
11 平行部
11a 平行部の各片
h 半径方向隙間

Claims (1)

  1. 複数の弁軸をほぼM字形のばね部材からなる軸継手で連結する連動装置であって、
    それぞれインテークエアーコントロールバルブ(5)(5A)を取り付けた断面が半月状の弁軸(3)(3A)を、互いに同軸で、かつバルブ取付面(4)(4A)を互いに逆方向に向けて配設し、
    両弁軸(3)(3A)の端部(7)(7A)を弁胴(1)のシャフト穴(9)に貫通状態に遊合挿入するとともにその端部(7)(7A)の平面部(8)(8A)が対向するように軸方向の位置を定め、
    軸継手(10)の平行部(11)に当接する弁軸(3)(3A)の平面部(8)(8A)を各弁軸(3)(3A)のバルブ取付面(4)(4A)より半径方向に後退させて、該平面部(8)(8A)において、両弁軸(3)(3A)の端部(7)(7A)を前記軸継手(10)で連結し、
    更に、一方の吸気通路(2)を横断する一方の弁軸(3)の前記端部(7)を他方の吸気通路(2A)内に突出させ、他方の吸気通路(2A)を横断する他方の弁軸(3A)の前記端部(7A)を一方の吸気通路(2)内に突出させ、
    更に、前記弁軸(3)(3A)における端部(7)(7A)の平面部(8)(8A)と、該平面部(8)(8A)と対向する他の弁軸(3A)(3)のバルブ取付面(4A) (4)との半径方向隙間(h)をバルブ(5)(5A)の板厚より大きく定めたことを特徴とする多気筒内燃機関のインテークエアーコントロールバルブ連動装置。
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