JPH0422046Y2 - - Google Patents

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JPH0422046Y2
JPH0422046Y2 JP14320785U JP14320785U JPH0422046Y2 JP H0422046 Y2 JPH0422046 Y2 JP H0422046Y2 JP 14320785 U JP14320785 U JP 14320785U JP 14320785 U JP14320785 U JP 14320785U JP H0422046 Y2 JPH0422046 Y2 JP H0422046Y2
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valve
parallel
parallel part
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は多気筒内燃機関の複数の吸気通路に設
けたスロツトルバルブの連動装置に関する。
〔従来技術〕
多気筒内燃機関においては、吸気通路を複数と
し、出力制御、吸気負圧制御あるいは吸気流速制
御等のために使用するスロツトルバルブを各吸気
通路毎に設けたものである。通常のこの種の多気
筒内燃機関では、互に平行に配置された吸気通路
と直角にかつ互に同軸に蝶形スロツトルバルブの
弁軸を設け、この弁軸により各スロツトルバルブ
を連動している。しかして、各弁軸は全体を一体
とすると長さが大となつて弁軸とこれを支持する
吸気通路の構成部材の熱膨張の差により蝶弁体が
吸気通路の内面に接触して作動に支障を生じ、ま
た弁軸を軸支する軸孔を高精度に同軸とする必要
があるので、軸孔の加工あるいは吸気通路の構成
部材の取付けが困難になるという問題がある。従
来はこの問題を解決するために、例えば実公昭42
−14010号公報または特開昭59−25048号公報に示
す如く、弁軸を複数に分割し、各弁軸の端部を軸
継手により連結していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記各従来技術における弁軸端
部と軸継手の結合は、直径方向溝と板状の係止片
との係合によるものであり、その間に多少の隙間
はさけられないので各弁軸の間には回転方向に相
対的なガタを生じ、各スロツトルバルブの連動が
不完全になるという問題があつた。本考案は軸継
手の構造を変えることにより上記問題を解決した
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このために、本考案による多気筒内燃機関のス
ロツトルバルブ連動装置は、添付図面の実施例に
例示する如く、互にほぼ平行な複数の吸気通路2
0,20aを形成する支持部材30,30aによ
り各吸気通路と直交してそれぞれ独立に軸支さ
れ、互に同軸であると共に対向する端部36,3
6aの間に多少の隙間を設けて配置され、かつそ
れぞれ前記吸気通路20,20aを開閉する蝶弁
体34,34aを有する複数の弁軸35,35a
と、各弁軸を連結する軸継手40を備えてなる多
気筒内燃機関のスロツトルバルブ連動装置におい
て、前記複数の弁軸35,35aの対向する端部
36,36aには前記各蝶弁体34,34aの開
度が互に同一である状態において互に平行となる
直径方向溝37,37aが形成され、前記軸継手
40は対向する一対の前記直径方向溝37,37
aの底面38,38a間の距離bより多少幅狭な
板ばね材の中央部を180度折曲して同直径方向溝
の溝幅aとほぼ等しい外方寸法dとした平行部4
1と前記板ばね材の前記平行部41の両外側に続
く部分をそれぞれ反転折曲して同平行部の外面側
に先端部における同平行部との隙間44,44を
中間部よりも狭く形成した一対のクリツプ部4
2,42よりなり、前記平行部41を対向する前
記一対の直径方向溝37,37a内に同時に挿入
すると共に前記クリツプ部42,42を前記端部
36,36aの外周に弾性的に係止して前記複数
の弁軸35,35aを連結したことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
軸継手40を複数の弁軸35,35aの対向す
る端部36,36aに装着した状態においては、
各端部36,36aの直径方向溝37,37aの
両外側に形成される各半月状断面の部分は平行部
41と各クリツプ部42,42の弾性によりその
間に狭持されて抜け止めがなされると同時に平行
部41の各片の外面は直径方向溝37,37aの
対向する各内面に弾性的に当接されて複数の弁軸
35,35aは連結される。支持部材30,30
aと弁軸35,35aの熱膨張の差による長手方
向変位の差は各端部36,36aと軸継手40の
摺動により吸収されるので蝶弁体34,34aが
吸気通路20,20aの内面に接触して作動に支
障を生ずることはなく、また弁軸35,35aを
軸支する軸孔31,31aの間の同軸精度に多少
の誤差があつても軸継手40の弾性及び摺動によ
り吸収されて作動に支障を生ずることはない。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案によれば、軸継手の平行部
の各片の外面が各弁軸の直径方向溝の対向する各
内面に弾性的に当接されて各弁軸は連結されるの
で直径方向溝とこれに挿入される平行部の間に隙
間が生ずることがない。従つて各弁軸の回転方向
に相対的ガタが生じることがないので、各スロツ
トルバルブを誤差なしに完全に連動することがで
きる。
〔実施例〕
以下に、添付図面に示す実施例の説明をする。
第2図及び第3図に示す如く、本実施例の多気
筒内燃機関はそれぞれピストン12を摺動可能に
嵌挿した複数のシリンダ11a,11bを有する
シリンダブロツク11を備え、シリンダブロツク
11上面に固定したシリンダヘツド10と前記シ
リンダ11a,11b及びピストン12の間に形
成される複数の燃焼室には互にほぼ平行な吸気通
路20,20aを介して給気が導入されるように
なつている。本実施例においては、各吸気通路2
0,20aはそれぞれ全域用通路21,21a及
び高負荷用通路22,22aよりなり、各通路2
1,21a及び22,22aはそれぞれ吸気弁1
5,15a及び16,16aにより開閉される吸
気口25,25a及び26,26aを介して、各
燃焼室に連通されている。各吸気通路20,20
aは互に重合連結されたシリンダヘツド10、弁
胴30,30a及び吸気マニホールド13,13
aにより形成され、全域用通路21,21aと高
負荷用通路22,22aのシリンダヘツド10内
に位置する部分は開口27,27aにより互に連
通され、また各吸気通路20,20aの開口2
7,27a付近にはそれぞれ燃料噴射弁14が設
けられている。各吸気通路20,20aは各吸気
マニホールド13,13aの上流においてひとつ
に集合されて出力制御用のスロツトルバルブ(図
示せず)が設けられ、このスロツトルバルブに制
御されて各吸気通路20,20a内に吸入された
空気は燃料噴射弁14よりの燃料と混合して各燃
焼室内に吸入され、爆発してピストン12を作動
させた後、排気弁17により開閉される排気口1
8から排気通路19を通つて排出される。
第1図〜第3図に示す如く、1個のシリンダへ
ツド10と吸気マニホールド13,13aの間に
挟持固定された複数の弁胴30,30aには、そ
れぞれ吸気通路20及び20aの一部を形成する
貫通路23,24及び23a,24aが設けられ
ている。各弁胴30,30aの第1貫通路23,
23aは全域用通路21,21aの一部を形成
し、第2貫通路24,24aは高負荷用通路2
2,22aの一部を形成している。各貫通路2
3,24及び23a,24aと直交して各弁胴3
0,30aに設けられた軸孔31,31aにはそ
れぞれ同一径の弁軸35,35aが回動可能に軸
支され、この弁軸35,35aの第2貫通路2
4,24a内に位置する箇所には、弁軸35,3
5aの回動により第2貫通路24,24aを開閉
する蝶弁体34,34aがそれぞれねじ止め固定
されている。第3図に示す如く各弁胴30,30
aがシリンダヘツド10に固定された状態におい
ては、各弁軸35,35aは互に同軸となりかつ
弁胴30,30aより突出する端部36,36a
が多少の隙間をおいて対向するよう配置されるも
のとする。各弁軸35,35aの対向する端部3
6,36aには、第1図に最も良く示される如
く、蝶弁体34,34aの開度が互に同一である
状態において互に平行となる同一寸法の直径方向
溝37,37aが設けられ、この直径方向溝3
7,37aと後述する軸継手40により両弁軸3
5,35aは互に連結されるものである。各弁軸
35,35aが弁胴30,30aより突出する部
分にはシール39,39aが設けられている。
軸継手40は、第3図に示す如く、各弁胴3
0,30aがシリンダヘツド10に固定された状
態における両直径方向溝37,37aの底面3
8,38a間の距離bより多少狭い幅cを有する
板ばね材により形成されている。第1図及び第4
図aに示す如く、この板ばね材を折曲成形してな
る平行部41とその両端に続く一対のクリツプ部
42,42により軸継手40は形成されるもので
ある。平行部41は、板ばね材の中央部を180度
折曲して、その外法寸法dが直径方向溝37,3
7aの幅a(第3図参照)とほぼ等しくなるよう
形成されている。クリツプ部42,42は板ばね
材の平行部41の両外側に続く部分を、それぞれ
平行部41の各片41a,41aの外側面との間
に半月状の空間を形成するように、内向円弧状に
反転折曲して形成されている。平行部41の各片
41a,41aの外側面とクリツプ部42,42
の内面の最大寸法eは、端部36,36aの直径
方向溝37,37aの両側に形成される半月状断
面部の厚さよりも小になるようにする。クリツプ
部42,42の先端部には平行部41との間の距
離が狭くなつた隙間44,44が設けられ、また
軸継手40の装着を容易にするための案内部4
3,43が折曲形成されている。
弁胴30及び30aをシリンダヘツド10に取
り付けた状態において、第1図に示す如く各蝶弁
体34,34aの開度を等しくして各直径方向溝
37,37aを平行とした後、軸継手40を矢印
Xに沿つて各弁軸35,35aの端部36,36
aに接近させ、平行部41を直径方向溝37,3
7a内に挿入すると共に軸継手40を構成する板
ばね材の弾性に抗して隙間44,44を開いて直
径方向溝37,37aの両側の半月状断面部を各
クリツプ部42,42内に挿入する。これにより
各半月状断面部は平行部41の各片41a,41
aと各クリツプ部42,42の弾性によりその間
に挟持されると同時に軸継手40の抜け止めがな
され、各片41a,41aの外面は直径方向溝3
7,37aの対向する各内面に弾性的に当接され
るので、両弁軸35,35aは回転方向に相対的
ガタが生ずることなく互に連結される。このよう
に連結された両弁軸35,35aは、低負荷運転
状態においては両高負荷用通路22,22aの蝶
弁体34,34aを閉じて全域用通路21,21
aのみより給気を供給し、高負荷運転状態となれ
ば両蝶弁体34,34aを開いて全域用通路2
1,21a及び高負荷用通路22,22aの両方
から給気を供給するように作動する。なお、弁軸
35,35aと弁胴30,30a等の熱膨張の差
による端部36,36a間の隙間の変化は平行部
41及びクリツプ部42,42との当接面の長手
方向摺動により吸収され、また軸孔31,31a
の間の同心度の誤差は平行部41及びクリツプ部
42,42の弾性及び当接面の摺動により吸収さ
れる。
なお、本考案は以上の実施例に限られるもので
はなく、弁軸35,35aは弁胴30,30aに
軸支する代りに吸気マニホールドまたはシリンダ
ヘツドに軸支してもよい。また複数の気化器を有
する多気筒内燃機関においては、各気化器のスロ
ツトルバルブの連動装置として使用することもで
きる。
また、クリツプ42,42の形状も、先端の隙
間44,44がその手前側より狭くなつていて弁
軸35,35aの端部36、36aの外周に係止
して抜け止めがなされる形状であるればそれで足
り、実施例の如く半月形とする必要はない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による多気筒内燃機関のスロツト
ルバルブ連動装置の一実施例を示し、第1図は全
体斜視図、第2図は本考案が適用される多気筒内
燃機関の要部の断面図、第3図は第2図の−
断面図、第4図aは本考案に使用する軸継手単体
の側面図、第4図bは同じく正面図である。 符号の説明、20,20a……吸気通路、3
0,30a……支持部材(弁胴)、34,34a
……蝶弁体、35,35a……弁軸、36,36
a……端部、37,37a……直径方向溝、3
8,38a……底面、40……軸継手、41……
平行部、42……クリツプ部、44……開口、a
……溝幅、b……底面間の距離、d……平行部の
外法寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互にほぼ平行な複数の吸気通路を形成する支持
    部材により各吸気通路と直交してそれぞれ独立に
    軸支され、互に同軸であると共に対向する端部の
    間に多少の隙間を設けて配置され、かつそれぞれ
    前記吸気通路を開閉する蝶弁体を有する複数の弁
    軸と、各弁軸を連結する軸継手を備えてなる多気
    筒内燃機関のスロツトルバルブ連動装置におい
    て、前記複数の弁軸の対向する端部には前記各蝶
    弁体の開度が互に同一である状態において互に平
    行となる直径方向溝が形成され、前記軸継手は対
    向する一対の前記直径方向溝の底面間の距離より
    多少幅狭な板ばね材の中央部を180度折曲して同
    直径方向溝の溝幅とほぼ等しい外法寸法とした平
    行部と前記板ばね材の前記平行部の両外側に続く
    部分をそれぞれ反転折曲して同平行部の外面側に
    先端部における同平行部との隙間を中間部よりも
    狭く形成した一対のクリツプ部よりなり、前記平
    行部を対向する前記一対の直径方向溝内に同時に
    挿入すると共に前記クリツプ部を前記端部の外周
    に弾性的に係止して前記複数の弁軸を連結したこ
    とを特徴とする多気筒内燃機関のスロツトルバル
    ブ連動装置。
JP14320785U 1985-09-19 1985-09-19 Expired JPH0422046Y2 (ja)

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