JPH074427Y2 - 空気吹出装置 - Google Patents

空気吹出装置

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JPH074427Y2
JPH074427Y2 JP7202689U JP7202689U JPH074427Y2 JP H074427 Y2 JPH074427 Y2 JP H074427Y2 JP 7202689 U JP7202689 U JP 7202689U JP 7202689 U JP7202689 U JP 7202689U JP H074427 Y2 JPH074427 Y2 JP H074427Y2
Authority
JP
Japan
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case
duct
engaging
grill
locking
Prior art date
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JP7202689U
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JPH0313058U (ja
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勝明 早川
義明 佐野
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば自動車のベンチレータなどの空気吹
出装置に係わり、特に、ダクトとケースとグリルとの結
合構造に関する。
(従来の技術) 従来の自動車のベンチレータなどの空気吹出装置におい
ては、たとえば実開昭63−157514号公報に記載されてい
るように、ダクトに結合される両端を開口した合成樹脂
製のケースと合成樹脂製のグリルとを結合するために、
ケースの両外側面にそれぞれ凹部を形成するとともに、
これら凹部の底部に係合凸部を形成し、また、グリルに
は、前記凹部にそれぞれ外側から嵌合される突片を形成
するとともに、これら突片に前記係合凸部が係合される
係合孔を形成した構造が採られていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前記従来の構造では、単に、凹部および突片の
嵌合と、係合凸部および係合孔の係合とにより、ケース
とグリルとを結合していたため、結合強度が弱い問題が
あった。たとえば、ケースとグリルとを結合する際の突
片の外側への変形や高温雰囲気下におけるケースの凹部
およびグリルの突片の変形により、ケースとグリルとが
外れる危険性があった。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもの
で、ダクトとケースとグリルとをがたつきなく確実に結
合することができ、これらダクトとケースとグリルとが
互いに外れるおそれのない空気吹出装置を提供すること
を目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、前記目的を達成するために、ダクト11と、こ
のダクト11の開口端部に一端側が嵌入されて結合される
両端面を開口したケース16と、このケース16の他端側に
結合されるグリル21とを備えた空気吹出装置において、
前記ダクト11には、その開口端面から離間させて係合凹
部12を形成し、また、前記ケース16には、前記ダクト11
の係合凹部12に内側から係合される係合凸部17を形成す
るとともに、この係合凸部17の内側に係止孔20を形成
し、さらに、前記グリル21には、前記ダクト11の開口縁
部13により外側から押さえられる係止脚22を形成すると
ともに、この係止脚22の先端部に前記ケース16の係合凸
部17の内側に位置して係止孔20に係合される係止爪23を
形成したものである。
(作用) 本考案の空気吹出装置では、ケース16とグリル21とを結
合するとき、このグリル21の係止脚22の先端部の係止爪
23をケース16の係合凸部17の内側に位置した係止孔20に
係合させる。また、ダクト11にケース16を結合するとき
は、このケース16の一端側をダクト11の開口端部内に嵌
合し、このダクト11の開口端面から離間した係合凹部12
にケース16の係合凸部17を内側から係合させる。この状
態で、グリル21の係止脚22がダクト11の開口縁部13によ
り外側から押さえられるが、このことと、ダクト11の係
合凹部12の内側に係合された係合凸部17のさらに内側に
係止爪23が位置していることとによって、係止脚22が外
側に曲がることが確実に防止され、ケース16とグリル21
などとの間のがたつきも防止される。また、係合凹部12
と係合凸部17との係合により、ダクト11に対してケース
16が抜け止めされる。
(実施例) 以下、本考案の空気吹出装置の一実施例について図面を
参照して説明する。
11はダクトで、このダクト11は、合成樹脂などにより角
筒形状に成形されており、図示しない空調装置に一端部
が接続されるものである。そして、このダクト11の他端
側(以下、こちら側を前側とする。)の開口端部の上面
部と下面部とは、それぞれたとえば左右2か所において
外側へ矩形箱状に膨出されており、これら膨出した部分
の内側がそれぞれ係合凹部12になっている。これら係合
凹部12は、ダクト11の開口端面から若干離間している
が、前記係合凹部12よりも前側の位置において前記ダク
ト11の開口縁部13は外側へ折り返された形状になってい
る。
16はケースで、このケース16は、合成樹脂などにより両
端面を開口した角筒形状に成形されており、後端側が前
記ダクト11の開口端部に嵌入されて結合されるものであ
る。そして、前記ケース16の中間部の上面部と下面部と
は、それぞれたとえば左右2か所において外側へ矩形箱
状に膨出されており、これら膨出した部分の外側がそれ
ぞれ係合凸部17になっている。これら係合凸部17は、前
記ダクト11の係合凹部12にそれぞれ内側から係合される
ものである。なお、前記各係合凸部17の後部は、後方へ
向かって細くなるテーパー部18になっている。
また、前記ケース16の上面部と下面部とは、前記各係合
凸部17からケース16の前面に至る部分でそれぞれ内側へ
膨出されており、この膨出した部分の外側がそれぞれ凹
溝状の組込ガイド部19になっている。さらに、これら組
込ガイド部19の後面部は、それぞれ開口されていて、前
記各係合凹部17の内側に抜ける係止孔20になっている。
21はグリルで、このグリル21は、合成樹脂などにより矩
形枠状に成形されており、後面周縁が前記ケース11の前
面周縁に突き合わされた状態で、このケース11に結合さ
れるものである。そして、前記グリル21の後面の上縁と
下縁とには、前記ケース11の各組込ガイド部19にそれぞ
れ嵌合されるとともに前記ダクト11の開口縁部13により
外側から押さえられる平板状の細長い係止脚22が、たと
えば左右2か所に後方へ突出させてそれぞれ形成されて
いる。また、これら各係止脚22の先端部には、それぞれ
前記ケース16の各係合凸部17の内側に位置して各係止孔
20に係合される係止爪23がそれぞれ突出形成されてい
る。なお、これら各係止爪23は、側方から見て内側に斜
辺を有する直角3角形状になっている。
なお、前記ケース16内の前端部には、風向調整用の複数
の縦ルーバー26が互いに平行にかつ左右方向へ回動自在
に枢着されている。また、前記グリル21内には、風向調
整用の複数の横ルーバー27が互いに平行にかつ上下方向
へ回動自在に枢着されている。
つぎに、上述した空気吹出装置の組立について説明す
る。
まず、ケース16とグリル21とを結合する。そのために
は、グリル21の各係止脚22をそれぞれケース16の各組込
ガイド部19に前方から差し込んで、各係止脚22の係止爪
23をケース16の各係止孔20に前方から挿入して係合させ
る。なお、結合中には、テーパー状の係止爪23の案内に
より、係止脚22が外側へ屈曲して拡がるように弾性変形
するとともに、ケース16の係止凸部17および組込ガイド
部19が互いに離れるように弾性変形する。結合完了後、
係止爪23は、ケース16の係合凸部17の内側に収まる。
つぎに、ダクト11にケース16を結合する。そのために
は、このケース16の後端側をダクト11の開口端部内に嵌
合して、このダクト11の各係合凹部12にケース16の各係
合凸部17を内側からそれぞれ嵌合させる。なお、結合中
には、係合凸部17のテーパー部18の案内により、ダクト
11の係合凹部12およびケース16の係合凸部17が互いに離
れるように弾性変形する。この状態で、グリル21の各係
止脚22が係合凸部17の近傍位置でダクト11の開口縁部13
により外側から押さえられる。
こうして、上記構成によれば,係合凸部17の係合凹部12
内への嵌合により、ダクト11とケース16との連結状態が
確実に保持され、ダクト11に対してケース16が抜け止め
される。
また、グリル21の上下の係止爪23がケース16の上下の係
合凸部17の内側に入っているので、係止爪23のある係止
脚22が外側へ拡がらず、その係止爪23のケース16からの
外れが防止されるとともに、ケース16およびグリル21間
のがたつきが防止される。
しかも、ケース16の係合凸部17がさらにダクト11の係合
凹部12により外側から押さえられているとともに、グリ
ル21の係止脚22がダクト11の開口縁部13により外側から
押さえられていてこの開口縁部13とケース16の組込ガイ
ド部19とにより挟まれた状態になっているので、係止脚
22の変形がよりいっそう確実に防止されるとともに、が
たつきもいっそう確実に防止される。したがって、組付
時の変形や高温雰囲気下における変形が防止され、グリ
ル21とケース16となどが互いに外れてしまうことがな
い。
そして、このようにダクト11とケース16とグリル21とが
互いに確実に係止されるにもかかわらず、これらダクト
11とケース16とグリル21とは、単に差し込む操作により
互いに組付けることができ、組立性がよい。
また、別部品の係止具も不要で、構造が簡単である。
なお、ケース16の組込ガイド部19は必ずしも必要なもの
ではないが、組込ガイド部19があれば、ケース16へのグ
リル21の組付けがより容易になる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ダクトに、係合凹部を形成し、このダ
クトに嵌入されて結合されるケースに、前記係合凹部に
内側から係合される係合凸部を形成するとともに、その
内側に係止孔を形成し、ケースに結合されるグリルに、
ダクトの開口縁部により外側から押さえられる係止脚を
形成するとともに、この係止脚の先端部に前記係合凸部
の内側に位置して係止孔に係合される係止爪を形成した
ので、組立が容易でかつ構造が簡単であるにもかかわら
ず、ダクトとケースとグリルとをがたつきなく確実に結
合することができ、特に、係止脚の変形をきわめて確実
に防止することができることにより、ケースとグリルな
どとが互いに外れることをきわめて確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の空気吹出装置の一実施例を示す第2図
のI−I断面図、第2図はその一部を切り欠いた斜視
図、第3図はそのケースとグリルとの係合部分の分解斜
視図である。 11……ダクト、12……係合凹部、13……ダクトの開口縁
部、16……ケース、17……係合凸部、20……係止孔、21
……グリル、22……係止脚、23……係止爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダクトと、このダクトの開口端部に一端側
    が嵌入されて結合される両端面を開口したケースと、こ
    のケースの他端側に結合されるグリルとを備え、 前記ダクトには、その開口端面から離間させて係合凹部
    を形成し、 前記ケースには、前記ダクトの係合凹部に内側から係合
    される係合凸部を形成するとともに、この係合凸部の内
    側に係止孔を形成し、 前記グリルには、前記ダクトの開口縁部により外側から
    押さえられる係止脚を形成するとともに、この係止脚の
    先端部に前記ケースの係合凸部の内側に位置して係止孔
    に係合される係止爪を形成した ことを特徴とする空気吹出装置。
JP7202689U 1989-06-20 1989-06-20 空気吹出装置 Expired - Lifetime JPH074427Y2 (ja)

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JP7202689U JPH074427Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 空気吹出装置

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JP7202689U JPH074427Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 空気吹出装置

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JPH0313058U JPH0313058U (ja) 1991-02-08
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JP2010137831A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Calsonic Kansei Corp 空調グリル構造
JP5665633B2 (ja) * 2011-04-12 2015-02-04 豊和化成株式会社 風向調整用レジスタ

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