JP2534574Y2 - 空気調和機における吸込グリルの支持構造 - Google Patents

空気調和機における吸込グリルの支持構造

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JP2534574Y2
JP2534574Y2 JP1991081646U JP8164691U JP2534574Y2 JP 2534574 Y2 JP2534574 Y2 JP 2534574Y2 JP 1991081646 U JP1991081646 U JP 1991081646U JP 8164691 U JP8164691 U JP 8164691U JP 2534574 Y2 JP2534574 Y2 JP 2534574Y2
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JP
Japan
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pin shaft
front panel
air conditioner
suction grille
support structure
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一弘 鈴木
章雄 八木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空気調和機における吸込
グリルの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機における吸込グリルの
支持構造の1例が図2ないし図4に示されている。図2
ないし図4において、1は前面パネル、2は吸込グリ
ル、4は吸込グリル2に設けた複数のアーム、3は前面
パネル1に設けたブラケットである。アーム4の先端部
側面にはブラケット3に設けた穴7に係合するピン軸5
が設けられている。前面パネル1にはアーム4及びピン
軸5を挿入するための嵌込部6が設けられている。前面
パネル1、ブラケット3は合成樹脂により一体成形さ
れ、同様に吸込グリル2、アーム4及びピン軸5は合成
樹脂により一体成形されている。しかして、アーム4を
側方に撓ませた状態でその先端部及びピン軸5を嵌込部
6に挿入し、ピン軸5を穴7に係合させることにより吹
出グリル2は前面パネル1にピン軸5まわりに開閉可能
に支持されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記空気調和機におい
て、吸込グリル2を前面パネル1に嵌め込む際、ピン軸
5の穴7へのはまり代が深い、即ち、ピン軸5の長さが
長いと、アーム4を側方に大きく撓ませた状態でアーム
4の先端部及びピン軸5を嵌込部6に挿入する必要があ
るため、嵌め込み作業が困難であるのみならずアーム4
が折れるおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために提案されたものであって、その要旨とすると
ころは、吸込グリルの上部にその巾方向に間隔を隔てて
複数のアームを後方に向かって突設し、これら複数のア
ームの先端にそれぞれ巾方向に伸びるピン軸を突設し、
上記アーム及びピン軸を前面パネルの上部にその巾方向
に間隔を隔てて設けられて前方に開口する複数の嵌込部
を貫通してその後方へ挿入して上記ピン軸を上記前面パ
ネルのブラケットに設けた巾方向に伸びる穴内に回動自
在に係合させることによって上記吸込グリルを上記前面
パネルに開閉自在に支持した空気調和機における吸込グ
リルの支持構造において、上記複数の嵌込部の入口にそ
れぞれ上記ピン軸の先端と摺接してこれを上記穴の入口
に向かって案内する傾斜面を設けたことを特徴とする空
気調和機における吸込グリルの支持構造にある。
【0005】
【作用】本考案においては、上記構成を具えているた
め、アーム及びピン軸を嵌込部の入口に整合させて吸込
グリルを前面パネルに向かって押すと、アームの先端及
びピン軸が嵌込部に挿入され、ピン軸が傾斜面と摺接す
るのに伴ってアームが次第に撓む。そして、ピン軸が穴
に合致するとアームの復元力によりピン軸が穴に係合す
る。
【0006】
【実施例】図1に本考案の1実施例が示されている。図
1に示すように、前面パネル1の嵌込部6の入口にはピ
ン軸5の嵌込案内用の傾斜面8が設けられている。かく
して、嵌込部6の入口は従来のものより大きくなり嵌込
部6は奥に行くに従って左右方向に巾が狭くなるように
なっている。他の構成は図2ないし図4に示す従来のも
のと同様であり、対応する部材には同じ符号が付されて
いる。
【0007】しかして、吸込グリル2を前面パネル1に
嵌め込んで係止する場合には、アーム4及びピン軸5を
嵌込部6の入口に整合させて吸込グリル2を前面パネル
1に向かって押すと、アーム4の先端及びピン軸5が嵌
込部6に挿入され、ピン軸5が傾斜面8と摺接するのに
伴ってアーム4が次第に撓み、ピン軸5が穴7に合致す
ると、アーム4の復元力によりピン軸5が穴7に係合す
る。かくして、吸込グリル2を前面パネル1に向かって
押圧するだけで吸込グリル2は前面パネル1に係止され
る。
【0008】
【考案の効果】本考案においては、前面パネルに設けら
れた複数の嵌込部の入口にそれぞれピン軸の先端と摺接
してこれを穴の入口に向かって案内する傾斜面を設けた
ため、アーム及びピン軸を嵌込部の入口に整合させて吸
込グリルを前面パネルに向かって押すだけで吸込グリル
を前面パネルに係止することができる。また、嵌込部の
入口が大きくなるので、アーム及びピン軸を嵌込部へ容
易に挿入することができ、更に、ピン軸の先端が傾斜面
に摺接するのに伴ってアームが徐々にしかも必要最低限
だけ撓むのでアームの折れも防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す一部を破断し、かつ、
一部を省略して示す要部の分解平面図である。
【図2】従来の空気調和機の前面パネルと吸込グリルの
一部を破断し、かつ、一部を省略して示す分解平面図で
ある。
【図3】従来の支持構造を示す縦断面図である。
【図4】従来の空気調和機の前面パネルと吸込グリルと
の関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 前面パネル 2 吸込グリル 4 アーム 5 ピン軸 6 嵌込部 7 穴 8 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−80123(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込グリルの上部にその巾方向に間隔を
    隔てて複数のアームを後方に向かって突設し、これら複
    数のアームの先端にそれぞれ巾方向に伸びるピン軸を突
    設し、上記アーム及びピン軸を前面パネルの上部にその
    巾方向に間隔を隔てて設けられて前方に開口する複数の
    嵌込部を貫通してその後方へ挿入して上記ピン軸を上記
    前面パネルのブラケットに設けた巾方向に伸びる穴内に
    回動自在に係合させることによって上記吸込グリルを上
    記前面パネルに開閉自在に支持した空気調和機における
    吸込グリルの支持構造において、上記複数の嵌込部の入
    口にそれぞれ上記ピン軸の先端と摺接してこれを上記穴
    の入口に向かって案内する傾斜面を設けたことを特徴と
    する空気調和機における吸込グリルの支持構造。
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JP3392619B2 (ja) * 1996-01-31 2003-03-31 三菱重工業株式会社 空気調和機
JP2000267609A (ja) * 1999-03-17 2000-09-29 Mitsubishi Electric Corp 合成樹脂部品を有する製品

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JPS60171334A (ja) * 1984-02-16 1985-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の凝縮水処理装置

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