JP2000287758A - 机等における配線用開口の閉塞装置 - Google Patents

机等における配線用開口の閉塞装置

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JP2000287758A
JP2000287758A JP11098610A JP9861099A JP2000287758A JP 2000287758 A JP2000287758 A JP 2000287758A JP 11098610 A JP11098610 A JP 11098610A JP 9861099 A JP9861099 A JP 9861099A JP 2000287758 A JP2000287758 A JP 2000287758A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天板の開口を塞ぐダクトカバーの上面に電気
機器等を載せた場合においても、ダクトカバーが撓んで
変形したりすることがなく、かつ、電機機器等の配線コ
ードを、机の下方に形成された配線ダクトから机の上方
へ(またはその逆方向に)、整然とした状態で引き出す
ことができ、各配線コードの混線等を防止しうるととも
に、ダクトカバーを開口に、簡単かつ確実に着脱しうる
ようにする。 【解決手段】 天板6の上面に設けた配線コード挿通用
の開口8の下方に、配線コードA、Bを受支する配線ダ
クト11,33を設けた机1等において、配線ダクト1
1,33の底部に、上方に向かって延出するカバー支持
部13を設け、カバー支持部13の上端部に、開口8の
少なくとも一部を閉塞するダクトカバー43を支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机、テーブル、作
業台等の天板に設けられたコード挿通用の開口を閉塞す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のものとしては、例えば、
実公昭60−22819号公報や特願平10−8552
7号の出願明細書等に記載されたものがある。
【0003】実公昭60−22819号公報に記載され
ている机は、天板の後部に左右方向を向く開口を形成
し、この開口に、開口と補形をなす後方天板を、その後
端部を中心に開閉自在として枢着するとともに、開口の
左右両側面の上端部の前寄りの箇所に受体を突設し、後
方天板を閉じた際には、後方天板の下面前端部を受体に
より支持して、後方天板が天板と同一平面となるように
したものである。
【0004】後方天板の前縁部には、可撓性のある軟質
の縁材が固着されており、後方天板により開口を閉塞し
た際には、天板上に載せられた電機機器等の配線コー
ド、または後方天板の下方に配設された配線コードを、
縁材と天板の後縁部との間に挿入して、後方天板の下方
または上方に引き出せるようにしている。
【0005】特願平10−85527号の出願明細書等
に記載されたものは、机の後方に、内部に配線ダクトが
形成された框体状の配線ダクトユニットを併設し、配線
ダクトユニットの上面開口の周縁部に前後1対のダクト
カバーを載置することにより、上面開口を閉塞するもの
である。前側のダクトカバーの後縁部と後側のダクトカ
バーの前縁部とには、それぞれ軟質の縁材が固着されて
おり、両ダクトカバーを上面開口に被せると、両ダクト
カバーの縁材同士が密接するようになり、天板やダクト
カバー上に載せられた電機機器等の配線コード、配線ダ
クトに収納された配線コードを、両縁材の間からダクト
カバーの上方または下方に引き出せるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実公昭60−
22819号公報の後方天板は、その後端部の枢着点と
前端部の4点のみで机に支持され、また、特願平10−
85527号のダクトカバーは、その周縁部が配線ダク
トユニットの周縁部の上面開口の周縁部に支持されるの
で、後方天板とダクトカバーの中央部に電機機器等が載
せられる等して、大きな荷重がかかった場合には、後方
天板やダクトカバーが撓む等の変形を起こすおそれがあ
る。
【0007】また、実公昭60−22819号公報の後
方天板は、その後端部を机に枢着するようになっている
ため、後方天板の後縁部に軟質の縁材を取り付けること
はできず、一方、特願平10−85527号の前側のダ
クトカバーは、その前縁部が、また、後側のダクトカバ
ーは、その後縁部が、それぞれ配線ダクトユニットの上
面開口の周縁部に載置されるので、前側のダクトカバー
の前縁部及び後側のダクトカバーの後縁部に、軟質の縁
材を取り付けることはできない。
【0008】よって、上記の後方天板とダクトカバーに
おいては、いずれも、前後いずれか一方にしか、配線コ
ードを通すための縁材を取り付けることができず、その
ため、後方天板の下方空間または配線ダクトから、机ま
たは配線ダクトユニットの上方へ配線コードを引き出し
て天板等に載置された電機機器等に接続する場合に、縁
材と天板の後縁部との間、または縁材同士の間における
配線コードの引出位置が限定されてしまい、特定の箇所
に配線コードが集中してしまうことがある。そのため、
例えば、電源コード等の強電コードと、パソコンとその
マウスをつなぐケーブルのような弱電コードとが、縁材
と天板の後縁部との間、または縁材同士の間で混線し、
弱電コードが強電コードからノイズの影響を受けること
がある。また、後方天板の下方空間や配線ダクト内にお
いても、弱電コードと強電コードとが混線し易くなる。
【0009】さらに、天板上に載置した電機機器等から
延出する配線コードを、整然とした状態で、縁材と天板
の間または縁材同士の間に通すことができないので、見
栄えが悪くなる。
【0010】また、実公昭60−22819号公報の後
方天板は、机への着脱が面倒であり、特願平10−85
527号のダクトカバーは、配線ダクトユニットの上面
に単に載置されているだけであるので、外力がかかる
と、位置がずれたり、外れたりするおそれがある。
【0011】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、天板の開口を塞ぐダクトカバーの上面
に電気機器等を載せた場合においても、ダクトカバーが
撓んで変形したりすることがなく、かつ、電機機器等の
配線コードを、机の下方に形成された配線ダクトから机
の上方へ(またはその逆方向に)、整然とした状態で引
き出すことができ、各配線コードの混線等を防止しうる
とともに、ダクトカバーを開口に、簡単かつ確実に着脱
しうるようにした、机等における配線用開口の閉塞装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 天板の上面に設けた配線コード挿通用の開口の下
方に、前記配線コードを受支する配線ダクトを設けた机
等において、前記配線ダクトの底部に、上方に向かって
延出するカバー支持部を設け、該カバー支持部の上端部
に、前記開口の少なくとも一部を閉塞するダクトカバー
を支持するようにする。
【0013】(2) 上記(1)項において、ダクトカバー
が、カバー支持部により支持される硬質材料製のカバー
本体と、該カバー本体の少なくとも一側縁に設けられ、
該側縁に対向する開口の縁部に向かって延出する軟質材
料製の縁材とを備えるものとする。
【0014】(3) 上記(2)項において、カバー本体の
長手方向の両側縁に縁材を設ける。
【0015】(4) 上記(1)項〜(3)項のいずれかにお
いて、カバー支持部に支持させたときのダクトカバーの
一側縁と、それに対向する開口の縁部との間に若干の隙
間が形成されるようにダクトカバーの寸法を定める。
【0016】(5) 上記(1)項〜(4)項のいずれかにお
いて、カバー支持部が、配線ダクトの底部より上方に延
出し、かつ上端部によりダクトカバーを挾圧把持するよ
うにした弾性撓曲可能な1対の挾持片を備える。
【0017】(6) 上記(1)項〜(5)項のいずれかにお
いて、カバー支持部が、ダクトカバーの下面に当接可能
な支持面を上端に備える。
【0018】(7) 上記(1)項〜(6)項のいずれかにお
いて、配線ダクトが、開口の長手方向に離間するように
して、天板の下面に取り付けられた複数のダクト保持部
材と、1対のダクト保持部材により支持されたダクト部
材とからなり、カバー支持部をダクト保持部材に設け
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を備え
る机(1)について、添付図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明では、図1の左下側を「前方」、右上
側を「後方」とする。
【0020】左右1対の支持脚(2)の上部の後端角部に
は、凹入部(3)が形成され(図1及び図6参照)、この凹
入部(3)には、それとほぼ補形をなすとともに、前上部
に下向きのスリット(4)を設けた側部カバー(5)が嵌合
されている。
【0021】左右の支持脚(2)の上面には、平面視方形
をなす天板(6)の両側部が載置され、天板(6)の両側部
は、止めねじ(図示略)により支持脚(2)に固定され、天
板(6)の後端面は、前記凹入部(3)の前後方向のほぼ中
央部で終端している(図1及び図6参照)。
【0022】左右の支持脚(2)の後端面には、正面視横
長方形をなす幕板(7)の前面の左右両側部が、止めねじ
(図示略)により固着され、天板(6)の後端面、幕板(7)
の前面、及び左右の側部カバー(5)により囲まれた空間
には、平面視において細長い長方形をなす開口(8)が形
成されている(図1、図2参照)。
【0023】天板(6)の後端部の底面板(6a)には、図3
に示すようなほぼ正方形の複数の係止孔(9)が、左右方
向に並べて穿設され、(図3では1個のみ図示)、幕板
(7)の上端部の前面板(7a)における上記係止孔(9)の後
方には、図3に示すような左右1対の方形の係止孔(10)
(10)が穿設されている。
【0024】(11)は、合成樹脂材により一体成形された
ダクト保持部材であり、このダクト保持部材(11)の前後
方向の中央部よりやや前側寄りの上面には、左右方向を
向く凹溝(12)が形成され、凹溝(12)の後方はダクトカバ
ー支持部(13)となっており、凹溝(12)の前方は天板連結
部(14)となっている。
【0025】ダクトカバー支持部(13)の上面は、後述す
るダクトカバー(43)の底面が当接する水平な支持面(15)
となっており、ダクトカバー支持部(13)の前後には、弾
性撓曲可能な1対の上方を向く挾持片(16)(16)が立設さ
れ、両挾持片(16)の上端部には、互いに向かい合う側面
視くの字(逆くの字)形の把持部(17)が形成されている。
【0026】ダクトカバー支持部(13)の後面には、左右
1対の後向きの水平片(18)が突設され、水平片(18)の上
面の内側部には、四角柱状の当接部材(19)が立設され、
当接部材(19)の後面の下半部には、左右1対の挿入片(2
0)が後向きに突設されている(図5、図6参照)。
【0027】水平片(18)の外側部の下面には、やや肉厚
で、その下端部が前向きに若干屈曲された下向き係止片
(21)が突設されており、下向き係止片(21)の下端部の前
面は、幕板(7)の係止孔(10)に挿入された際に、前面板
(7a)における係止孔(10)の下縁より下方の後面に係合す
る当接面(22)となっている。
【0028】水平片(18)の外側部の上面には、薄肉で、
かつ上端部が前向ほぼ水平に折り曲げられた抜け止め片
(23)が形成されている。抜け止め片(23)の前端部はさら
に薄肉となっており、この薄肉部の直後には、幕板(7)
の係止孔(10)に挿入した際に、前面板(7a)における係止
孔(10)の上縁部後面に弾性係合する係止爪(24)が形成さ
れている。
【0029】天板連結部(14)の上面は、天板(6)の後端
部下面に当接する当接面(25)となっており、当接面(25)
のほぼ中央部には、天板(6)の底面板(6a)における係止
孔(9)の両側縁部上面に弾性係合する左右1対の爪(26)
を両側面に有する係合部材(27)が、上向きに突設されて
いる。
【0030】ダクト保持部材(11)の前面には、下向係止
片(28)が突設され、下向係止片(28)の左右両側下方に
は、左右1対の方形の係止孔(29)(29)が穿設され、ダク
ト保持部材(11)の後面には、1個の方形の係止孔(30)が
穿設されている(図5、図6参照)。なお、ダクト保持部
材(11)の後面にも、下向係止片(28)と同様のものを設け
てもよい。また、図6に示すように、ダクト保持部材(1
1)の下面ほぼ中央部には、前後面に爪(31)を備える係合
部材(32)が下向きに突設されている。
【0031】ダクト保持部材(11)は、係合部材(27)を天
板(6)の係止孔(9)に挿入して、左右の爪(26)を係止孔
(9)の左右両側縁部に係止させ、また、下向き係止片(2
1)を幕板(7)の係止孔(10)に係止させるとともに、当接
面(22)を前面板(7a)の後面に当接させ、同時に、抜け止
め片(23)と挿入片(20)とを係止孔(10)に挿入して、抜け
止め片(23)の係止爪(24)を、係止孔(10)の上縁部に弾性
係合させ、かつ、当接部材(19)の後面を幕板(7)の前面
に当接させることにより(図6参照)、天板(6)と幕板
(7)との間に、前後、左右及び上下にがたつくことな
く、確実に固定されている。
【0032】すなわち、下向き係止片(21)と抜け止め片
(23)の側面、および内側の挿入片(20)の側面が係止孔(1
0)の左右両側縁に当接するので、ダクト保持部材(11)が
幕板(7)に対して左右方向にがたつくことはない。
【0033】左右方向の長さを開口(8)の左右方向の長
さの半分より短くした樋状のダクト部材(33)は、横長方
形の配線挿通孔(34)を穿設した底板(35)の前後両縁部
に、ほぼ垂直な前壁(36)と後壁(37)とを連設し、かつ前
壁(36)と後壁(37)の上縁部に外向きの上片(38)を連設し
たものよりなっている。
【0034】底板(35)における配線挿通孔(34)の左右両
側部には、平面視正方形の係止孔(39)が穿設され、前壁
(36)の左右両端部には、左右2個ずつの斜め後下方を向
く係合爪(40)が、また後壁(37)の左右両側部には、1個
ずつの斜め前下方を向く係合爪(40)がそれぞれ切り出し
成形され、前壁(36)と上片(38)との間の角部の左右両端
部には、ダクト保持部材(11)の下向係止片(28)が係合し
うる係合孔(41)が穿設されている。
【0035】ダクト部材(33)は、ダクト保持部材(11)の
前後の係止孔(29)(30)に係合爪(40)(40)を係合し、係合
部材(32)を係止孔(39)に挿入して、爪(31)を係止孔(39)
の下縁に弾性係合させるとともに、下向係止片(28)を係
合孔(41)に係合することにより、隣り合う左右のダクト
保持部材(11)間に、ダクト保持部材(11)の下面及び前後
両面に密接するようにして固定されている。
【0036】図2に示すように、4個のダクト保持部材
(11)を開口(8)の直下に左右方向に並べて取り付け、隣
り合う左右2個ずつのダクト保持部材(11)間に2個のダ
クト部材(33)を取り付けることにより、左右のダクト部
材(33)間に、隙間(42)(図2参照)が形成されるようにし
ている。
【0037】開口(8)は、その長さのほぼ半分の長さの
2個のダクトカバー(43)によって閉塞される。ダクトカ
バー(43)は、比較的硬質の合成樹脂材から成形され、下
部前後面に、ダクト保持部材(11)の把持部(17)が弾性係
合しうる係合溝(44)が形成されたカバー本体(45)の上部
前後面に、前後方向に延出する可撓性のある軟質の合成
樹脂材からなる縁材(46)を取り付けたものである。
【0038】ダクトカバー(43)は、図1及び図6に示す
ように、カバー本体(45)の左右両端の下端部を前後の把
持部(17)の間に押し込み、両把持部(17)を係合溝(44)に
弾性係合させることにより、開口(8)の右(左)半分を閉
塞するようにして取り付けられ、2枚のダクトカバー(4
3)により、開口(8)がほぼ完全に閉塞される(図1参
照)。なお、図6に示すように、ダクトカバー(43)を開
口(8)に取り付けたとき、縁材(46)と天板(6)及び幕板
(7)との間に若干の隙間が形成されるようにしている
が、隙間を形成しない場合もある。
【0039】以上説明した本実施形態によれば、ダクト
カバー(43)の下面が、複数のダクト保持部材(11)によっ
て支持されているので、ダクトカバー(43)の上面に電気
機器(図示略)等が載置された場合においても、ダクト
カバー(43)が撓んだりすることはない。
【0040】また、ダクトカバー(43)を、その下面にお
いてダクト保持部材(11)により支持するようにしたの
で、カバー本体(45)の前後両縁部に可撓性のある縁材(4
6)を取り付けることができ、それによって、図7に示す
ように、ダクト部材(33)の底板(35)の前部に通常のケー
ブル等の弱電コード(A)を、また、底板(35)の後部に電
源コードのような強電コード(B)を整然と区分して収納
し、弱電コード(A)を前方の縁材(46)側から引き出し、
強電コード(B)を後方の縁材(46)から引き出すことが可
能となり、弱電コード(A)と強電コード(B)が混線し
て、弱電コード(A)が強電コード(B)からノイズの影響
を受けるのが防止される。さらに、各コード(A)(B)を
前方の縁材(46)及び後方の縁材(46)から整然とした状態
で引き出すことができるので、見栄えがよくなる。
【0041】ダクトカバー(43)は、係合溝(44)に把持部
(17)を弾性係合させて、下面を支持面(15)に載置するだ
けで、簡単かつ確実にダクト保持部材(11)に取り付ける
ことができ、かつ、取外しも簡単に行うことができる。
【0042】本実施形態のダクトカバー(43)の縁材(46)
は、可撓性のある軟質の合成樹脂製であるが、これを、
獣毛または化学繊維等の可撓性のある繊維をダクトカバ
ー(43)の前後面に植設したブラシ状のもの(図示略)と
してもよく、このような縁材を用いても、ダクト部材(3
3)内の配線コードを、体裁良くダクトカバー(43)の上方
に引き出すことができる。
【0043】また、天板(6)と幕板(7)との間に形成さ
れた開口(8)の直下に、ダクト部材(33)を止めねじ等を
用いることなく、簡単に着脱することができるととも
に、ダクト部材(33)は、天板(6)及び幕板(7)に確実に
両持ち支持されたダクト保持部材(11)に前後及び下面を
支持されるので、ダクト部材(33)に多量の配線コード
(図示略)を載せた場合でも、ダクト部材(33)が変形し
て、配線コードがダクト部材(33)からこぼれ落ちること
はない。底板(35)に設けた配線挿通孔(34)や隙間(42)を
利用すれば、ダクト部材(33)の中間部や隙間(42)から、
配線コードを下方に引き出すことができる。
【0044】本実施形態では、ダクト部材(33)(51)に係
合爪(40)を形成し、ダクト保持部材(11)に係止孔(29)(3
0)を形成しているが、ダクト部材(33)(51)に係止孔(29)
(30)を穿設し、ダクト保持部材(33)(51)に係合爪(40)を
突設してもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、ダクトカ
バーの下面を、配線ダクトの底部に設けたカバー支持部
によって支持するので、ダクトカバーの縁部を開口の縁
部に係止させる必要がなくなり、その結果、ダクトカバ
ーの両側縁または全周縁に、配線コード引出し用の軟質
の縁材を設けることが可能となる。また、ダクトカバー
の上面に電気機器等が載置された場合にあっても、ダク
トカバーが撓んだりすることはない。
【0046】請求項2記載の発明によると、ダクトカバ
ーの縁材の一部を弾性変形させて、そこから、配線コー
ドを引き出すことができ、開口のそれ以外の部分は、ダ
クトカバーにより体裁よく覆っておくことができる。
【0047】請求項3記載の発明によると、例えば、ダ
クトカバーの一方の側縁部の縁材を弾性変形させて、そ
こから弱電コードを引き出し、かつ他方の側縁部の縁材
を弾性変形させて、そこから強電コードを引き出すこと
が可能となり、弱電コードと強電コードが混線して、弱
電コードが強電コードからノイズの影響を受けること等
を防止できる。また、各コードを前方の縁材及び後方の
縁材から整然と区分した状態で引き出すことができるの
で、見栄えがよくなる。
【0048】請求項4記載の発明によると、ダクトカバ
ーの一側縁と、開口の縁部との間に形成した隙間を利用
することにより、配線コードの引き出しが一層容易とな
る。
【0049】請求項5記載の発明によると、ダクトカバ
ーをカバー支持部に簡単かつ確実に着脱することができ
る。
【0050】請求項6記載の発明によると、ダクトカバ
ーの下面がカバー支持部の上面に支持されるので、ダク
トカバーの取付状態がさらに安定し、ダクトカバー上に
重量物を載置した場合でも、ダクトカバーを撓みや変形
を生じることなく、確実に支持することができる。
【0051】請求項7記載の発明によると、ダクト保持
部材が、ダクトカバーの支持とダクト部材の取り付けの
両方の機能を兼ねるので、部品点数の削減を図ることが
できるとともに、ダクト部材の構造を単純なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備える机の斜視図であ
る。
【図2】同じくダクトカバーを取り外した机の平面図で
ある。
【図3】同じく要部の拡大分解斜視図である。
【図4】同じくダクト部材とダクト保持部材の拡大分解
斜視図である。
【図5】同じくダクト保持部材の平面図である。
【図6】同じく図1のVI−VI線に沿う拡大縦断側面図で
ある。
【図7】同じく図1のVII−VII線に沿う拡大縦断側面図
である。
【符号の説明】
(1)机 (2)支持脚 (3)凹入部 (4)スリット (5)側部カバー (6)天板 (6a)底面板 (7)幕板 (7a)前面板 (8)開口 (9)(10)係止孔 (11)ダクト保持部材 (12)凹溝 (13)カバー支持部 (14)天板連結部 (15)支持面 (16)挾持片 (17)把持部 (18)水平片 (19)当接部材 (20)挿入片 (21)下向き係止片 (22)当接面 (23)抜止め片 (24)係止爪 (25)当接面 (26)爪 (27)係合部材 (28)下向係止片 (29)(30)係止孔 (31)爪 (32)係合部材 (33)ダクト部材 (34)配線挿通孔 (35)底板 (36)前壁 (37)後壁 (38)上片 (39)係止孔 (40)係合爪 (41)係合孔 (42)隙間 (43)ダクトカバー (44)係合溝 (45)カバー本体 (46)縁材 (A)弱電コード (B)強電コード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板の上面に設けた配線コード挿通用の
    開口の下方に、前記配線コードを受支する配線ダクトを
    設けた机等において、 前記配線ダクトの底部に、上方に向かって延出するカバ
    ー支持部を設け、該カバー支持部の上端部に、前記開口
    の少なくとも一部を閉塞するダクトカバーを支持するよ
    うにしたことを特徴とする机等における配線用開口の閉
    塞装置。
  2. 【請求項2】 ダクトカバーが、カバー支持部により支
    持される硬質材料製のカバー本体と、該カバー本体の少
    なくとも一側縁に設けられ、該側縁に対向する開口の縁
    部に向かって延出する軟質材料製の縁材とを備えてなる
    請求項1記載の机等における配線用開口の閉塞装置。
  3. 【請求項3】 カバー本体の長手方向の両側縁に、縁材
    を設けた請求項2記載の机等における配線用開口の閉塞
    装置。
  4. 【請求項4】 カバー支持部に支持させたときのダクト
    カバーの一側縁と、それに対向する開口の縁部との間に
    若干の隙間が形成されるように、ダクトカバーの寸法を
    定めた請求項1〜3のいずれかに記載の机等における配
    線用開口の閉塞装置。
  5. 【請求項5】 カバー支持部が、配線ダクトの底部より
    上方に延出し、かつ上端部によりダクトカバーを挾圧把
    持するようにした弾性撓曲可能な1対の挾持片を備えて
    いる請求項1〜4のいずれかに記載の机等における配線
    用開口の閉塞装置。
  6. 【請求項6】 カバー支持部が、ダクトカバーの下面に
    当接可能な支持面を上端に備えている請求項1〜5のい
    ずれかに記載の机等における配線用開口の閉塞装置。
  7. 【請求項7】 配線ダクトが、開口の長手方向に離間す
    るようにして、天板の下面に取り付けられた複数のダク
    ト保持部材と、1対のダクト保持部材により支持された
    ダクト部材とからなり、カバー支持部がダクト保持部材
    に設けられた請求項1〜6のいずれかに記載の机等にお
    ける配線用開口の閉塞装置。
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