JP4644837B2 - カバー - Google Patents

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Description

本発明は、スリットを備える天板付き家具のスリットを被覆するカバーに関する。
近年、情報化の進展に伴い、オフィス等において天板付き家具の天板上にパソコン等の情報機器を配置することが広く行われている。そこで、このような情報機器の電源ケーブルや情報ケーブルが天板上に散乱することを防ぐべく、天板に配線挿通用のスリットを設けた天板付き家具が考えられている。また、このようなテーブルの天板上に情報機器を配置しない場合において、見栄えを整えるべくカバーにより前記スリットを被覆することが考えられている。(例えば特許文献1参照。)
特開2001−104083号公報
ところで、特許文献1記載のカバーは、天板下方の脚支持体に取り付けるよう構成されているが、このような構成では、前記脚支持体にこのようなカバーを取り付けるための取付部を形成する必要が生じる。しかして、このような取付部は、上述したカバーを必要としない天板付き家具の脚支持体には不要であり、従って前記取付部は上述したカバーを必要とする天板付き家具の脚支持体にのみ形成されることとなる。すなわち、上述したカバーを必要とする天板付き家具と上述したカバーを必要としない天板付き家具とで脚支持体の設計を別々に行う必要が生じ、コストの上昇が引き起こされる不具合が存在する。
本発明は、このような課題を解決すべく構成するものである。
すなわち、本発明に係るカバーは、天板付き家具の天板に形成したスリットないし複数の天板間に形成したスリットを被覆するとともに、少なくとも前記スリットの開口上端面に係止される支持部材と、前記支持部材を取り付けた状態で前記スリット内に配され該スリットを被覆する被覆部材とを具備し、前記支持部材を対をなして設けているとともに、前記被覆部材の両端部に前記支持部材を取り付けてなるものであって、前記支持部材が、前記スリットの開口上端面に係止されスリットの長手方向に沿って係止位置を変更可能な係止部と、前記スリットに対する幅方向の位置決めを行う位置決め部と、被覆部材に取り付けられて該被覆部材を支持する支持部とを有し、前記被覆部材の両端部に前記支持部材を取り付けた状態を維持しつつ前記支持部材が天板に対してスライド移動可能に前記支持部材を構成しているとともに、前記支持部材が、前記被覆部材の両端部及び前記被覆部材側方の空間を上方空間から隠蔽する上カバー部をさらに有することを特徴とする。
このようなものであれば、スリットを被覆する被覆部材を支持部材に支持させてから支持部材をスリットの開口上端面に係止させてカバーを取り付ける、すなわちこのカバーを前記スリットの開口上端面により支持させる態様を採用することができる。従って、天板付き家具の側にはカバーを取り付けるための取付部を別に形成する必要がなくなり、設計を共通化して設計コスト及び製造コストの低減を図ることができる。
また、前記支持部材が、スリットの開口上端面に係止されスリットの長手方向に沿って係止位置を変更可能な係止部と、スリットに対する幅方向の位置決めを行う位置決め部と、被覆部材に取り付けられて該被覆部材を支持する支持部とを有するので、例えばスリットの両端部からオプション部材の支柱を起立させて設ける場合に、支持部材をスライドさせて該オプション部材の支柱と干渉しないようにして該オプション部材の支柱を挿通可能にできる等、種々のスリットの利用形態に対応でき、従って、スリットにオプション部材を取り付ける態様に好適に対応可能である
さらに、前記支持部材を対をなして設けているとともに、前記被覆部材の両端部に前記支持部材を取り付けてなるものであって、前記被覆部材の両端部に前記支持部材を取り付けた状態を維持しつつ前記支持部材が天板に対してスライド移動可能な構成を有するので、前段で述べたカバーを好適に実現することができる
さらに、前記支持部材が、前記被覆部材の両端部及び前記被覆部材側方の空間を上方空間から隠蔽する上カバー部をさらに有するので、支持部材をスライド移動させた際に前記被覆部材側方の空間が露出してしまい見栄えを損ねる不具合の発生を防ぐことができる。
特に、前記係止部が前記上カバー部としての機能を有するものであれば、少ない部品点数かつ簡単な構成でこのようなカバーを実現できる。
このようなスリット被覆カバーを装着したまま見栄えを損なわずにスリットを利用できるようにする態様として、前記被覆部材が、弾性変形可能な軟質部を具備するものが挙げられる。このようなものであれば、前記軟質部を弾性変形させて開口を設け、この開口から配線等を挿通させる態様を採用できる。
さらに、前記被覆部材が、前記スリットの幅方向中央部に配される本体と、この本体から前記スリットの幅方向両端に向けて突出して設けた前記軟質部とを具備するものであれば、見栄えを損なわずにスリットの両側から配線等を挿通させるようにすることができる。
また、このカバーが上方に抜脱する不具合の発生を防ぐことができる態様として、前記スリットの開口下端面に当接する第2係止部を有する抜け止め部材をさらに具備するものが挙げられる。
一方、このカバーが上方に抜脱する不具合の発生を防ぐことができる他の態様として、前記スリットの両側端面に当接する第2係止部を有する抜け止め部材をさらに具備するものも挙げられる。このように構成すれば、スリットの両側端面とこの抜け止め部材との間に摩擦が発生し、カバーの抜脱を防止できる。さらに、このように構成した場合、この抜け止め部材のスリットの幅方向に対する位置決めを行うことができる。
そして、前段で述べたような抜け止め部材のスリットの長手方向に対する位置決めを容易に行えるようにする態様として、天板のスリットに面する端縁に切り欠きを有するとともに、この切り欠きの開口端を被覆しスリット内に突出する突出部材を有する天板付き家具に取り付けられるものであって、前記第2係止部をスリットの両側端及び前記突出部材に当接させてなるものが挙げられる。
本発明に係るカバーは、スリットを被覆する被覆部材を支持部材に支持させてから支持部材をスリットの開口上端面に係止させてカバーを取り付ける、すなわちこのカバーを前記スリットの開口上端面により支持させる態様を採用できるので、天板付き家具の側にはカバーを取り付けるための取付部を別に形成する必要がなくなり、設計を共通化して設計コスト及び製造コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るカバー1は、図1に示すような天板付き家具Tに用いられる。この天板付き家具Tは、2枚の天板T1と、これら天板T1を支持する脚構造体T2とを有する。また、前記2枚の天板T1の反使用端縁T1bを対向させ、これら天板T1の反使用端縁T1b間に配線を挿通可能なスリットSを形成している。
しかして本実施形態では、前記カバー1は、前記図1に示すように、前記スリットSを被覆するものであって、少なくとも前記スリットSの開口上端面に係止される支持部材2と、前記支持部材2を両端部に取り付けた状態で前記スリットS内に配され該スリットSを被覆する被覆部材3と、前記スリットSの開口下端面に当接する抜け止め部材4とを具備する。また、このカバー1は、前記支持部材2の取付位置を変更し全体の長手寸法を変更することが可能である。具体的には、前記支持部材2は、前記被覆部材3の端部近傍に位置する第1取付位置と、この第1取付位置から所定距離だけ内方に変位した第2取付位置とのいずれかに選択的に取付可能である。そして、図2に示すように、前記支持部材2を前記被覆部材3の両側の前記第2取付位置に取り付けた状態で、このカバー1の側方にオプション部材OPの脚OP1を配置可能にしている。このカバー1の要部の斜視図を図3、分解斜視図を図4、平面図を図5、正面図を図6、図5におけるx−x断面図を図7にそれぞれ示す。なお、前記図5及び図6において、(a)には支持部材2をともに第1取付位置に取り付けた状態、(b)には支持部材2をともに第2取付位置に取り付けた状態をそれぞれ示している。また、前記図7においては、天板T1及び抜け止め部材4を想像線に示している。
前記支持部材2は、前記スリットSの開口上端面に係止されスリットSの長手方向に沿って係止位置を変更可能な係止部21、この支持部材の側方を被覆する側カバー部22、及び前記スリットSに対する幅方向の位置決めを行う位置決め部23を有する上支持部材20と、前記上支持部材20に固定され被覆部材3を支持する支持部たる下支持部材24と、前記下支持部材24の下方に取り付けられ前記スリットSの開口下端面に当接する第2係止部25xを有する抜け止め部材25とを具備する。また、この支持部材2は、対をなして設けているとともに、対をなす支持部材2に前記被覆部材3の両端部をそれぞれ支持させるようにしている。前記上支持部材20の全体斜視図を図8、平面図を図9の(a)、側面図を同図の(b)、正面図を同図の(c)、及び前記図9におけるa−a断面図を図10にそれぞれ示す。
前記係止部21は、略矩形板状をなし、その両端縁部の下面が前記天板T1の反使用端縁T1bの上面、すなわち前記スリットSの開口上端面に当接して係止されるとともに、前記被覆部材3の両端部及び前記被覆部材3側方の空間を上方空間から隠蔽する上カバー部としての機能を有する。
前記側カバー部22は、前記係止部21の一端縁から垂下して設けられ、この支持部材2及びこの支持部材2に支持される前記被覆部材3を側方空間から隠蔽する。
前記位置決め部23は、前記側カバー部22から突出して1対設けられているとともに、前記係止部21の側端縁から所定距離だけ内方に変位した部位に配され、前記スリットSの開口縁に当接してこの支持部材2の位置決めを行う。
前記下支持部材24は、全体斜視図を図11、平面図を図12の(a)、側面図を同図の(b)、正面図を同図の(c)にそれぞれ示すように、棒状をなす下支持部材本体241と、この下支持部材本体241の一端部に幅寸法を拡大して形成した被取付部242とを有する。一方、前記上支持部材20の前記側カバー部22及び前記位置決め部23により区画される領域に、前記被取付部242を挿入可能な形状の取付部201を形成している。そして、前記被取付部242にネジ挿通孔242x、前記取付部201の前記ネジ挿通孔242xに対応する箇所に雌ねじ穴201xをそれぞれ形成していて、雄ネジを前記雌ねじ穴201xにネジ止めしてこの下支持部材24を前記上支持部材20に固定するようにしている。前記下支持部材本体241は、本実施形態では前記被覆部材3の被覆部材本体31に挿入可能な形状を有する。そして、この下支持部材本体241には雌ネジ穴241xを設けていて、前記雌ネジ穴241xを前記被覆部材3の被覆部材本体31に形成したネジ挿通孔31xに重合させてネジ止めすることにより、前記被覆部材3を取り付けるようにしている。
一方、前記被覆部材3は、前記スリットSの幅方向中央部に配される被覆部材本体31と、この被覆部材本体31を被覆するとともに前記スリットSの幅方向両端に向けて突出した形状の軟質部32とを具備する。
前記被覆部材本体31は、全体斜視図を図13、正面図を図14の(a)、側面図を同図の(b)、底面図を同図の(c)にそれぞれ示すように、角パイプ状をなし、その両端部の内部に前記支持部材2の下支持部材24を挿入可能に構成している。そして、本実施形態では、端部に上述した雌ネジ穴241xと重合可能なネジ挿通孔31xを複数組形成していて、前記下支持部材24の挿入深さが異なる複数箇所のうちいずれか1箇所において雌ネジ穴241xとネジ挿通孔31xとを重合させて雄ねじ部材をネジ止めし、前記下支持部材24の取付箇所を変更可能に、すなわち前記支持部材2を前記第1取付位置又は第2取付位置のいずれかに選択的に取付可能にすることにより、前記係止部21の天板T1への係止位置を変更可能に構成している。そして、この被覆部材本体31には、前記抜け止め部材4の固定に用いるべく雌ねじ孔31yを形成している。
前記軟質部32は、前記被覆部材本体31よりも軟質な素材、本実施形態ではゴムを利用して形成している。この軟質部32は、全体斜視図を図15、正面図を図16の(a)、側面図を同図の(b)、底面図を同図の(c)にそれぞれ示すように、前記被覆部材本体31の上部及び両側部を被覆する被覆部321と、この被覆部321から幅方向両端に向けて突出して設けた配線挿通部322とを有する。そして、前記配線挿通部322が弾性変形することにより前記天板T1の反使用端T1bとの間に配線を挿通可能な配線挿通空間を形成可能である。
また、前記抜け止め部材4は、全体斜視図を図17、平面図を図18の(a)、側面図を同図の(b)、正面図を同図の(c)、及び中央横断面図を同図の(d)にそれぞれ示すように、上方に開口するチャネル状をなし、前記被覆部材3の下方に取り付けられる。すなわち、この抜け止め部材4は、前記被覆部材3の前後両側面にそれぞれ当接する側壁41と、前記被覆部材3の底面に当接する底壁42とを具備するとともに、前記側壁41及び底壁42により区画される空間である開口部4sに前記被覆部材3を挿入してなる。加えて、前記底壁42にはネジ挿通孔42xを形成していて、前記ネジ挿通孔42xを前記被覆部材本体31の雌ねじ孔31yに重合させた状態で該雌ねじ孔31yに雄ねじ部材をネジ止めしてこの抜け止め部材4を固定するようにしている。そして、カバー1を天板付き家具Tに取り付けた状態で前記スリットSの開口下端面に当接する第2係止部4aを前記側壁41から前後両面に突出させて設けている。
このカバー1の組み立て方法及び天板付き家具Tへの取付方法を述べる。
まず、前記被覆部材本体31に前記軟質部32を取り付けて被覆部材3を形成する。次いで、前記下支持部材24の被取付部242を前記上支持部材20の取付部201に係合させ、前記下支持部材24を前記上支持部材20に固定する。なお、先に前記下支持部材24を前記上支持部材20に固定してから前記被覆部材3を形成するようにしてももちろんよい。それから、前記下支持部材本体241を前記被覆部材本体31に挿入し、ネジ止めしてこれら下支持部材24と被覆部材3とを互いに固定する。その後、前記上支持部材20、前記下支持部材24、及び被覆部材3を互いに固定したものをスリットS上方に配し、前記係止部21の両端縁部の下面を前記スリットSの開口上端面に係止させた状態にする。そして、前記下支持部材24の下方に、前記抜け止め部材4をネジ止めして取り付ける。ここで、このカバー1によりスリットSの全域を被覆する場合には、前記支持部材2を前記被覆部材3の両端近傍の第1固定位置に固定する。一方、スリットSの両端部にオプション部材OPの脚OP1を挿通させる場合には、前記支持部材2を前記第1固定位置から前記被覆部材3の長手方向中央側に変位した第2個定位置に固定する。
このカバー1を天板付き家具Tから取り外して分解する際には、上述した手順の逆を順次行う。
以上に述べたように、本実施形態では、天板付き家具Tの天板T1間に形成したスリットSを被覆するカバー1に、少なくともスリットSの開口上端面に係止される支持部材2と、前記支持部材2に支持されて前記スリットS内に配され該スリットSを被覆する被覆部材3とを具備させているので、前記被覆部材3を支持部材2に支持させてから支持部材2をスリットSの開口上端面に係止させてカバー1を取り付ける態様を採用できる。従って、脚構造体T2にカバー1を取り付けるための取付部を形成する必要がなく、このようなカバー1を必要としない天板付き家具と設計及び部品の共通化を図ることができる。すなわち、設計コスト及び製造コストの低減を図ることができる。
また、前記支持部材2が、スリットSの開口上端面に係止されスリットSの長手方向に沿って係止位置を変更可能な係止部21と、スリットSに対する幅方向の位置決めを行う位置決め部23と、被覆部材3を支持する支持部たる下支持部材24とを有するので、スリットSの両端部からオプション部材OPの支柱OP1を起立させて設ける場合に、支持部材2をスライドさせて該オプション部材OPの支柱OP1と干渉しないようにして該オプション部材OPの支柱OP1を挿通可能にできる。すなわち、スリットSにオプション部材OPを取り付ける態様に好適に対応できる。
さらに、前記支持部材2をこのカバー1の両端部に対をなして設け、前記被覆部材3の両端部を前記支持部材2に支持させているとともに、前記支持部材2が、前記支持部23により前記被覆部材3を支持させている状態を維持しつつ天板T1に対してスライド移動可能な構成を有するので、前記支持部材2のスライド移動によりこのカバー1の側方に前記オプション部材の支柱を挿通可能な空間を形成できる。
さらに、前記支持部材2の前記係止部21が、前記被覆部材3の両端部及び前記被覆部材3側方の空間を上方空間から隠蔽する上カバー部としての機能を有するので、支持部材2をスライド移動させた際に前記被覆部材3側方の空間が露出してしまい見栄えを損ねる不具合の発生を防ぐことができる。
そして、抜け止め部材4の第2係止部4xがスリットSの開口下端面に当接することにより、このカバー1が上方に抜脱する不具合の発生を防ぐことができる。
なお、本発明は以上に述べた実施の形態に限られない。
例えば、上述した上支持部材と、下支持部材と、被覆部材とを一体に形成する態様を採用してもよい。このような態様を採用しても、上支持部材の係止部に相当する部分をスリットの上開口端面に係止することにより、天板付き家具の脚構造体にカバーを取り付けるための取付部を形成することなく配線挿通空間を被覆するカバーを実現できる。
また、本発明に関連する参考例として、支持部材をスライド可能に構成する替わりに、支持部材を被覆部材の複数箇所のいずれかに選択的に取付可能な態様が挙げられる。このような態様を採用しても、カバーの長手寸法を変更可能にして、カバーの側方にオプション部材の脚を配置する態様に対応することができる。
さらに、本発明の他の実施態様として、上述したような軟質部を設ける替わりに、前記被覆部材の一部に配線を挿通可能な配線挿通孔を複数個形成し、使用していない配線挿通孔を別途蓋体により被覆する態様が挙げられる。このような態様を採用しても、必要な箇所の配線挿通孔以外を別途蓋体により被覆することにより、外観を損ねることなく配線を挿通可能な構成のカバーを実現できる。
加えて、以下に述べるような態様も考えられる。以下、上述した実施形態に対応する部位には、上述した実施形態におけるものと同一の符号及び名称を付す。
この態様に係るカバー10は、図19に示すような天板付き家具TTに用いられる。この天板付き家具TTは、2枚の天板TT1と、これら天板TT1を支持する脚構造体TT2とを有する。また、前記2枚の天板TT1の反使用端縁TT1bを対向させ、これら天板TT1の反使用端縁TT1b間に配線を挿通可能なスリットSSを形成している。さらに、これら天板TT1の反使用端縁TT1bには、略矩形状の切り欠きTT1cを形成している。この切り欠きTT1cの開口端には蓋体受具TT1c1を取り付けるようにしていて、この蓋体受具TT1c1を介して蓋体TT11を装着可能にしている。また、前記蓋体受具TT1c1は、前記切り欠きTT1cの開口縁の全域を覆うとともに、両端が前記切り欠きTT1cの開口縁からはみ出してスリットSS内に位置する。すなわち、前記蓋体受具TT1c1は、請求項中の突出部材としての機能を有する。
一方、前記カバー10は、前記図19に示すように、前記スリットSSを被覆するものであって、分解斜視図を図20に示すように、少なくとも前記スリットSSの開口上端面に係止される支持部材2と、前記支持部材2を両端部に取り付けた状態で前記スリットS内に配され該スリットSを被覆する被覆部材3と、前記スリットSの開口下端面に当接する抜け止め部材104とを具備する。また、このカバー10は、上述した実施形態におけるカバー1と同様に、前記支持部材2の取付位置を変更し全体の長手寸法を変更することが可能である。
前記支持部材2及び前記被覆部材3は、上述した実施形態におけるカバー1におけるものと全く同様の構成及び機能を有する。
前記抜け止め部材104は、樹脂に代表される弾性力を有する材料によりその全体を一体に構成していて、平面図を図21の(a)、正面図を同図の(b)、側面図を同図の(c)、及び図21におけるx−x断面図を図22にそれぞれ示すように、また、カバー10を天板付き家具TTに取り付けた際の抜け止め部材104付近の部位の平面図を図23、同部位の側面図を図24にそれぞれ示すように、上方に開口するチャネル状をなし、前記被覆部材3の下方に取り付けられる。また、この抜け止め部材104は、前記被覆部材3の前後両側面にそれぞれ当接する側壁1041と、前記被覆部材3の底面に当接する底壁1042とを具備するとともに、前記側壁1041及び底壁1042により区画される空間である開口部104sに前記被覆部材3を挿入してなる。加えて、前記底壁1042にはネジ挿通孔1042xを形成していて、前記ネジ挿通孔1042xを前記被覆部材本体31の雌ねじ孔31yに重合させた状態で該雌ねじ孔31yに雄ねじ部材をネジ止めしてこの抜け止め部材104を固定するようにしている。さらに、カバー10を天板付き家具Tに取り付けた状態で前記スリットSSの側端面に弾性当接する第2係止部104aを前記側壁41から左右両側に突出させて設けている。この第2係止部104aは、前記蓋体受具TT1c1に当接して抜け止め部材104の前記スリットSSに対する長手方向の位置決めを行う機能をも有する。また、本実施形態では、前記切り欠きTT1cの両側に1対の抜け止め部材104、104を配し、各抜け止め部材104、104の第2係止部104a、104aを前記蓋体受具TT1c1に当接させて、この抜け止め部材104、104を設けたカバー10の長手方向の位置決めも行っている。なお、本態様においては、抜け止め部材104の一側端面に、前記側壁1041や前記第2係止部104a等を側方の空間から隠蔽する目隠し板1043を形成している。
また、カバー10が上方に抜脱しようとする際には、第2係止部104aが前記スリットSSの側端面に弾性当接しているので、該側端面との間に摩擦力が発生し、カバー10が上方に抜脱しにくくなる。すなわち、この第2係止部104aは、上述した実施形態における抜け止め部材4の第2係止部4xと同様に、このカバー10が上方に抜脱する不具合の発生を防ぐ機能を有する。そして、この第2係止部104aは、前記スリットSSの側端面に弾性当接することにより、抜け止め部材104のスリットSSに対する幅方向の位置決めを行う機能をも有する。
本発明の一実施形態に係るカバーを取り付けた天板付き家具の概略図。 同実施形態に係るカバー及びオプション部材を取り付けた天板付き家具の概略図。 同実施形態に係るカバーの要部の斜視図。 同実施形態に係るカバーの分解斜視図。 同実施形態に係るカバーの平面図。 同実施形態に係るカバーの正面図。 図5におけるx−x断面図。 同実施形態に係るカバーの上支持部材の全体斜視図。 同実施形態に係るカバーの上支持部材の平面図、側面図、及び正面図。 図9におけるa−a断面図。 同実施形態に係るカバーの下支持部材の全体斜視図。 同実施形態に係るカバーの下支持部材の平面図、側面図、及び正面図。 同実施形態に係るカバーの被覆部材本体の全体斜視図。 同実施形態に係るカバーの被覆部材本体の正面図、側面図、及び底面図。 同実施形態に係るカバーの被覆部材の軟質部の全体斜視図。 同実施形態に係るカバーの被覆部材の軟質部の正面図、側面図、及び底面図。 同実施形態に係るカバーの抜け止め部材の全体斜視図。 同実施形態に係るカバーの抜け止め部材の平面図、側面図、正面図、及び中央横断面図。 本発明の他の実施形態に係るカバーを取り付けた天板付き家具の概略図。 同実施形態に係るカバーの分解斜視図。 同実施形態に係るカバーの抜け止め部材の平面図、正面図、及び側面図。 図21におけるx−x断面図。 同実施形態に係るカバーを天板付き家具に取り付けた状態の抜け止め部材付近の部位の平面図。 同実施形態に係るカバーを天板付き家具に取り付けた状態の抜け止め部材付近の部位の側面図。
符号の説明
1、10…カバー
2…支持部材
21…係止部
23…位置決め部
24…下支持部材(支持部)
3…被覆部材
31…被覆部材本体
32…軟質部
4、104…抜け止め部材
104a…第2係止部
T、TT…天板付き家具
T1、TT1…天板
TT1c…切り欠き
S、SS…スリット

Claims (7)

  1. 天板付き家具の天板に形成したスリットないし複数の天板間に形成したスリットを被覆するとともに、少なくとも前記スリットの開口上端面に係止される支持部材と、前記支持部材を取り付けた状態で前記スリット内に配され該スリットを被覆する被覆部材とを具備し、前記支持部材を対をなして設けているとともに、前記被覆部材の両端部に前記支持部材を取り付けてなるものであって、
    前記支持部材が、前記スリットの開口上端面に係止されスリットの長手方向に沿って係止位置を変更可能な係止部と、前記スリットに対する幅方向の位置決めを行う位置決め部と、被覆部材に取り付けられて該被覆部材を支持する支持部とを有し、
    前記被覆部材の両端部に前記支持部材を取り付けた状態を維持しつつ前記支持部材が天板に対してスライド移動可能に前記支持部材を構成しているとともに、
    前記支持部材が、前記被覆部材の両端部及び前記被覆部材側方の空間を上方空間から隠蔽する上カバー部をさらに有することを特徴とするカバー。
  2. 前記係止部が前記上カバー部としての機能を有することを特徴とする請求項記載のカバー。
  3. 前記被覆部材が、弾性変形可能な軟質部を具備することを特徴とする請求項1又記載のカバー。
  4. 前記被覆部材が、前記スリットの幅方向中央部に配される本体と、この本体から前記スリットの幅方向両端に向けて突出して設けた前記軟質部とを具備することを特徴とする請求項記載のカバー。
  5. 前記スリットの開口下端面に当接する第2係止部を有する抜け止め部材をさらに具備することを特徴とする請求項1、2、3又記載のカバー。
  6. 前記スリットの両側端面に当接する第2係止部を有する抜け止め部材をさらに具備することを特徴とする請求項1、2、3又記載のカバー。
  7. 天板のスリットに面する端縁に切り欠きを有するとともに、この切り欠きの開口端を被覆しスリット内に突出する突出部材を有する天板付き家具に取り付けられるものであって、前記第2係止部を前記突出部材にも当接させてなることを特徴とする請求項記載のカバー。
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