JP2003235649A - 多人数用テーブルの配線ダクトにおけるカバー装置 - Google Patents

多人数用テーブルの配線ダクトにおけるカバー装置

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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 配線挿通用の開口部に着脱式又は開閉式
の蓋を具備した家具用配線ダクトの現状、その蓋の形式
違いに基づく長所と短所に鑑み、両形式の蓋の長所を活
かした形態の蓋であって、多量の配線や大形のコンセン
ト等の出入れや収容,設置に適した配線ダクトのカバー
装置を提供すること。 【解決手段】 天板1の下に配線収容部5を具備すると
共に該収容部5に対応した部位の天板1に配線挿通用の
溝状開口部2を形成した配線ダクトにおいて、前記開口
部2に、その開口部2の長さ方向に沿い、かつ、閉じた
とき蓋6,7同士の対向面の間に配線挿通用の隙間8が
形成される縦幅に形成した2つの蓋6,7を、当該開口
部2の長さ方向両端部において支持することにより、前
記蓋6,7を上方へ向け観音開き態様で開閉可能に保持
すると共に、蓋6,7を閉じた状態で前記隙間8から配
線が挿通できるように形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多人数で使用するテ
ーブルやデスクなどに設けられた配線ダクトのカバー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィス等における近年の急激ないわゆ
るOA化の進展、並びに、それに伴うオフィスにおける
人の配置形態や業務形態の変化などにより、オフィス等
で使用するデスクやテーブルでは、複数の人員が着席す
る場所を特定しない、いわゆるフリーアドレス化が進
み、テーブル等の天板の上で各人が夫々に使用する複数
台のパソコンやPDAを始めとする様々な携帯端末のた
めに、多量の電源線や信号線(又は情報線)、或は、こ
れらのコンセントやハブなどの機器を不可欠とする状況
になっている。
【0003】従来から、デスクやテーブルの上で使用す
るパソコンなどを始めとする諸々の電気,電子機器用の
配線を天板上に導き出したり、余剰配線やコンセント等
の機器を体裁よく収納しておくため、配線ダクトを前記
天板の下面側に装備する形態のテーブル等が提供されて
いるが、従来のテーブル等の配線ダクトは、配線が通れ
ば足りる程度の規模であって、一つの天板に4人〜8人
程度の人員が同時に着いて各人がパソコン等の機器を使
用するのに必要な大容量或は多量の配線に対応できるも
のではなかった。
【0004】一般に、配線ダクトは、配線収容部を天板
の下に配置し、フリーアクセスフロア等の床側から引出
された各種の配線を一旦上記配線収容部に収容し、天板
上で必要とする長さの配線をその配線収容部から天板に
設けた配線挿通口を通して天板上に引出す態様での利用
形態が多い。
【0005】また、従来の配線ダクトにおいては、天板
下の配線収容部の中から配線挿通口を通して天板上に配
線を引出すための配線路或は経路は、当該配線収容部に
対面した部位の天板に配線挿通のために着脱自在又は開
閉自在の蓋を具備した、又は、蓋を具備しない穴を明け
たり、あるいは当該配線収容部に沿った部位の天板に配
線挿通用のために着脱又は開閉を自在とした蓋を具備し
た、又は、そのような蓋を具備しない開口部を形成する
ことにより形成されたものが大半である。
【0006】しかし乍ら、多人数の者がフリーアドレス
方式で使用する大形のテーブルやデスクにおいては、天
板上に引き出される配線が多量になるのみならず、収容
するコンセントやハブなどの機器も大型のものとなるた
め、天板下の配線収容部の容量を大きく形成し、これに
伴って天板に形成される配線挿通口も多量の配線等の出
入れのために大形に形成する必要があり、このためその
挿通口に装着される蓋も自づから大形になるが、配線挿
通口の蓋が大形であると開けた状態の蓋が邪魔になった
り、蓋の開閉操作が容易でないなど、解決すべき問題点
がある。
【0007】また、上記問題点のほかに、配線収容部に
沿って配線挿通用の開口部を蓋付きで形成した形態のも
のでは、不使用時に天板上の開口部が蓋で閉じられたり
覆われたりするので見映えの上では好ましいが、使用時
に、着脱式の蓋では取外した蓋の置き場所に苦慮した
り、開閉式の蓋では開けた蓋が配線の挿通や天板上に物
を置く際などに邪魔になり易いという問題もある。
【0008】一方、上記の配線収容部に対して天板に設
けた配線挿通用の溝状開口部に、着脱式の蓋を具備した
型式のものでは、使用時に蓋を外せば開口部が全面開口
されるので多量の配線の出入れに向いていると共に、配
線収容部の内部側に対する開口部からのアクセスが行い
易いという利点があり、また、開閉式の蓋を具備したも
のでは、蓋の取扱いが着脱式に比べ楽になるという利点
がある。
【0009】特に、最近では、各人が一台又はそれ以上
のパソコン等を使用することが多いため、複数人が同時
に使用するフリーアドレス方式のテーブルなどでは、多
量に配線を天板上に導出する必要があるが、そのような
大容量の配線の出入れや収納に適した大形の配線収納部
や配線挿通口を具備したテーブル等は未だ見当らない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
配線挿通用の開口部に着脱式又は開閉式の蓋を具備した
家具用配線ダクトの現状、その蓋の形式違いに基づく長
所と短所に鑑み、両形式の蓋の長所を活かした形態の蓋
であって、多量の配線や大形のコンセント等の出入れや
収容,設置に適した配線ダクトのカバー装置を提供する
ことをその課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明配線ダクトのカバー装置の
構成は、天板の下に配線収容部を具備すると共に該収容
部に対応した部位の天板に配線挿通用の溝状開口部を形
成した配線ダクトにおいて、前記開口部に、その開口部
の長さ方向に沿い、かつ、閉じたとき蓋同士の対向面の
間に配線挿通用の隙間が形成される縦幅に形成した2つ
の蓋を、当該開口部の長さ方向両端部において支持する
ことにより、前記蓋を上方へ向け観音開き態様で開閉可
能に保持すると共に、蓋を閉じた状態で前記隙間から配
線が挿通できるように形成したことを特徴とするもので
ある。
【0012】本発明配線ダクトのカバー装置は、上記構
成において、2つの蓋をその支持部において開閉可能か
つ着脱自在に支持する構成とすることがある。また、2
つの蓋は、それぞれの開き角を規制するためのストッパ
手段をこれらの蓋の下方に設けた形態にすることもあ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明配線ダクトのカバー装
置の実施の形態例について、図を引用しつつ説明する。
図1は本発明配線ダクトのカバー装置の一例を具備した
多人数用テーブルの例の平面図、図2は図1のテーブル
の正面図、図3は図1のカバー装置を拡大した要部の平
面図、図4は図1〜図3におけるカバー装置において2
つの蓋を閉じた状態を例示した図3のA−A矢視断面拡
大図、図5は図4の蓋を開けた状態の側断面図、図6は
図3のB−B矢視端面図、図7は図1〜図6における蓋
を取外しを説明するための側断面図、図8は本発明配線
ダクトのカバー装置の第二例において2つの蓋を閉じた
状態を例示した側断面図、図9は図8の蓋を開けた状態
の側断面図、図10は図8,図9における蓋を配線収容部
側へ落す状態を説明するための側断面図、図11は図10の
蓋を落した状態の側断面図、図12は図8〜図10の配線ダ
クトのカバー装置の要部の平面図、図13は本発明配線ダ
クトのカバー装置の第三例における2つの蓋を閉じた状
態を例示した側断面図、図14は図13の蓋を開けた状態の
側断面図、図15は図13,図14の配線ダクトのカバー装置
の要部の平面図である。
【0014】図1,図2は本発明配線ダクトのカバー装
置を設けた多人数用テーブルTを例示したものであり、
ここでは一例として横2400mm程度、縦1400mm程度の天板
1の中央部に、本発明カバー装置Caの一例が配置されて
いる。このカバー装置Caは、前記天板1のほぼ中央部に
形成した当該天板1の左右方向に沿った略長方形状に形
成された溝状の開口部2と、この開口部2の下方に設け
られた箱状の配線収容部3とによる配線ダクトにおける
前記開口部2の蓋として設けられている。前記開口部2
は、その下の配線収容部3に収容される配線或はコンセ
ントやハブに接続された配線を天板1の上に引出すため
の配線挿通部としての基本機能を有する。なお、図1,
図2において、LはこのテーブルTの脚、Fは脚Lと一
体化された天板支持フレームである。
【0015】4,5は上記天板1の下面側において、当
該天板1に形成した開口部2を挟む態様で対向設置され
た断面が大略凹状をなす部材による配線収容部3の取付
ベースで、この取付ベース4,5には、図では下半側が
略示されているが、大略有底箱状をなす配線収容部3
が、全面的に開口された上部近傍において着脱自在、或
は、固定的に取付けられている。本発明における配線収
容部3には、図示した箱状のものに限られず、樋状,ト
レー状,棚板状のものも含まれる。
【0016】上記の配線収容部3は、図示しないがその
底部に、床FLから立上げられる配線Wを当該収容部3の
内部へ導入するための穴やスリット(図に表われず)が
形成され、また、この収容部3の前後壁Waは、開閉可能
又は着脱自在の蓋部に形成されている。更には、この配
線収容部3の左右側壁には、この収容部3を通る配線を
左右方向に導出,導入するための穴やスリットが設けら
れることもある。
【0017】本発明配線ダクトのカバー装置Caは、以上
に述べた天板1の開口部2とその下に配置される配線収
容部3とによる配線ダクトにのみ適用できるものではな
く、上記例以外の構造を具備した天板の開口部とその下
に設けられる配線収容部による配線ダクトに対しても適
用できる。以下に、上記例の開口部2,配線収容部3を
具備した本発明配線用ダクトのカバー装置Caの構成につ
いて説明する。
【0018】図3〜図7において、6,7は上記天板1
の溝状の開口部2を、その開口部2の左右の長さ方向に
沿いかつ前後幅において2分する縦幅(図3の上,下方
向、図4の左,右方向)であって対向させたとき間に隙
間8が形成される縦幅を有し、前記開口部2の左右幅
(長さ)を塞ぐことができる横幅(長さ)に形成した2
つの蓋で、前記開口部2に対して開閉自在に設けられる
ものである。因みに、図1,図2において開口部2の左
右の全幅は約1200mm、縦幅(上下幅)は約140mm、蓋
6,7の縦幅が約50mm前後、隙間8の幅が約30mmであ
る。
【0019】上記の2つの蓋6,7は、図1,図2の例
では開口部2の左右幅をその上部の中間で仕切り、2つ
に仕切られた個々の開口部の左,右側端部に形成した蓋
支持部9L,9Rの立壁に水平姿勢で左右対向させて突設し
た2組の支持ピン10L,10Rと11L,11Rに、開口部2の縁
に近い側に寄せて当該蓋6,7に設けたキャッチ部材状
のピン受け12,13により、着脱可能かつ旋回(開閉)自
在に取付けられている。14L,14Rは、上記2つの蓋6,
7を閉じたとき、それが水平姿勢を維持するため前記支
持部9L,9Rに設けた蓋受部材で、両端部に蓋6,7の開
き角を規制するための立壁状のストッパ14a,14bが設け
られており、以上に述べた蓋6から蓋受部材14Rまでの
構成により、本発明配線ダクトにおけるカバー装置Caの
一例が形成される。なお、蓋6,7は、その後端側裏面
が前記ストッパ14a,14bに係止される係止部6a,7aとし
て機能する。また、6b,7bは蓋6,7の下面に設けた蓋
受部材14L,14Rの上面に当接する衝撃音防止用のクッシ
ョン材である。
【0020】上記のように形成される本発明配線ダクト
におけるカバー装置Caは、次のような形態で使用する。
まず、図4に示すように、2つの蓋6,7を閉じた状態
であっても、両蓋6,7の対向面(蓋6,7の前端側)
の間には、図示した例では30mm幅程度の隙間8があるの
で、この配線ダクトのカバー装置Caでは図4の状態で隙
間8から配線収容部3に対して例えば、12〜13mmφ程度
の大径のケーブルの2本以上の配線の出入れを楽に行う
ことができる。また、蓋6,7を閉じた状態で、それら
の蓋6,7の上に、天板1の上で使用するパソコンPCな
どが乗っていても前記隙間8からの配線の出入れには何
ら支障となることはない(図3参照)。
【0021】図4の蓋6,7を閉じた状態において、配
線収容部3に対して隙間8からでは配線等を通し難い、
或は、容易には通せない程の多量の配線やコンセントや
ハブ等の機器を前記収容部3に出入れしたい場合には、
図5に示すように一方の蓋6又は7、或は、両方の蓋
6,7を開けることにより、隙間8を拡大(片方の蓋6
又は7を開けるだけで隙間8の拡大率は図4の約2倍強
になる)して行う。
【0022】両方の蓋6,7を開けただけでは、未だ間
口が狭い場合、或は、配線収容部3に収容している配線
や機器の出入れ、或は、これらを収容したままでメンテ
ナンス等を行い場合などには、図7に示すように、双方
の蓋6,7、或は、その一方を、ピン10L,10R、同11
L,11Rからそのピン受12,13を例えば図の矢印方向へ離
脱することにより蓋6,7を取外す。蓋6,7を取外す
と、天板1の開口部2は全面的に開口された状態になる
ので、配線収容部3の内部に対するアクセスが更に行い
易くなる。
【0023】なお、上記例の蓋6,7は、その左右側端
部は、図4,図5,図7に示した断面形状であるが、そ
の中間部は、図6に例示したように、簡易な断面形状に
している。その理由は、図4に示す蓋6,7の断面形状
のように、構成部材が中空で閉じた形状であると、蓋開
閉時などの衝突音が響き易くなるので、蓋6,7の両端
部を除いた中間部は閉じない断面形状とし、また、これ
により蓋6,7の重量軽減を図ったものである。この点
は、次に説明する図8〜図15における蓋6,7について
も同様である。
【0024】以上に説明した本発明配線ダクトのカバー
装置Caは、図8〜図12に示した構成、或は、図13〜図15
に示した構成にしても、図4〜図7により上記に説明し
た本発明ダクトのカバー装置Caと同様の作用,効果があ
るので、以下に説明する。なお、図8〜図15において、
図1〜図7と同一符号は同一部材,同一部位を示すもの
とする。
【0025】図8〜図12に例示した本発明配線ダクトの
カバー装置Caでは、蓋6,7の支持形態を、図4〜図7
の例から変形させている。なお、蓋6,7の縦幅(図5
の左右方向、図9の上下方向)は、図4〜図7の例と同
じとする。
【0026】図8〜図12に例示した本発明配線ダクトの
カバー装置Caでは、蓋6,7の左,右側端に対面した左
右の支持部9L,9Rの立壁に、一つの蓋6及び7のそれぞ
れについて2本の水平で平行なピン10aL,10bLと10aR,
10bR、同じく11aL,11bLと11aR,11bRを設ける一方、2
の蓋6,7の左右の側端面には、それぞれ前記各ピンに
上から被せられる2個を一組とする下向き凹状のピン受
12a,12b、13a,13bを形成して蓋部が構成されている。
なお、15は蓋6,7の左右側端面において、ピン受12a
と12b、同じくピン受13aと13bに通じるように形成した
水平な凹溝である。
【0027】図8〜図12により説明した上記構成におい
て、ピン10aL,11aRが図4〜図7の例におけるピン10
L,10Rに相当し、図8〜図12の例のピン受12a,13aが図
4〜図7の例のピン受12,13に相当する。また、図8〜
図12のピン10bL,11bLとピン受12b,13bが図4〜図7に
おける蓋受部材14L,14Rの機能を果す。
【0028】上記構成によって、図8〜図12の蓋6,7
に示すように、これらの蓋6,7は、夫々にピン10aL,
11aRを支点にして開口部2に対し開放することができ
る。また、開けた蓋6,7は、図10,図11に例示するよ
うに、開けた蓋6,7を略垂直に立てた姿勢(図10参
照)で、蓋7では右側(蓋6では左側)に少し水平移動
させると、開閉支点のピン11aR(蓋6ではピン10aL)
が、蓋6,7の側面に形成した凹溝15に入り、この凹溝
15に案内されて前記ピン11aR(蓋6ではピン10aL)には
当該凹溝15の先にあるもう一つのピン受11bL(蓋6では
ピン受10bL)が入り、当該蓋7(又は6)が開口部2の
内部側に落込み、図11の形態になる。この結果、図8〜
図12の実施形態における蓋6,7は、開けた状態のまま
でも蓋6,7の上面が天板1の高さとほぼ同じ位になる
ので、見映えの点、或は、開口部2にかかって物品が置
かれる場合にも支障になり難いという利点がある。
【0029】更に、本発明配線ダクトのカバー装置Ca
は、図13〜図15に例示する形態においても実施できるの
で、以下に説明する。図13〜図15においても、先に述べ
た図1〜図12で使用した符号と同一符号は同一部材,同
一部位を示すものとする。
【0030】図13〜図15の例では、2つの蓋6,7を天
板1の開口部2の縁に寄った側部において、それぞれ
左,右の軸10′L,10′R、同じく11′L,11′Rにより枢
着すると共に、隙間8に近い側の下面にキャッチ部材1
6,17を設け、この部材16,17に対応する蓋支持部9L,9
Rに支持ピン16a,17aを設けて本発明配線ダクトにおけ
るカバー装置Caの第三例に形成されている。
【0031】図13〜図15の例では、蓋6,7が軸10′
L,10′R、同11′L,11′Rを中心に開閉できる点は、図
4〜図12により説明した蓋6,7の開閉形態とほぼ同様
であるが、図13〜図15の例では蓋6,7を閉じたとき、
その水平姿勢(閉じ姿勢)が、蓋6,7に設けたキャッ
チ部材16,17とこれに保持される支持ピン16a,17aによ
り拘束される点で、先の例と異なっている。また、図13
〜図15の例では、蓋6,7が夫々の軸10′L〜11′Rによ
って開口部2の蓋支持部9L,9Rに枢着されている点でも
異なるが、この枢着部を着脱可能の構造とするのは任意
である。例えば、蓋6,7の裏面に夫々の前記軸10′L
〜11′Rに支持される下向きの凹溝(図示せず)を設け
たり、この凹溝部分を上記キャッチ部材16,17と同様の
キャッチ部材により形成すればよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、多人数用
のテーブルの天板に設けた配線挿通用の開口部に着脱式
又は開閉式の蓋を具備した家具用配線ダクトの現状、殊
にその蓋の形式違いに基づく長所と短所に鑑み、両形式
の蓋の長所を活かした形態の蓋を具備すると共に、多量
の配線や大形のコンセント等を収容設置できる大形の配
線ダクト用のカバー装置を得るため、天板の下に配線収
容部を具備すると共に該収容部に対応した部位の天板に
配線挿通用の溝状開口部を形成した配線ダクトにおい
て、前記開口部に、その開口部の長さ方向に沿い、か
つ、閉じたとき蓋同士の対向面の間に配線挿通用の隙間
が形成される縦幅に形成した2つの蓋を、当該開口部の
長さ方向両端部において支持することにより、前記蓋を
上方へ向け観音開き態様で開閉可能に保持すると共に、
蓋を閉じた状態で前記隙間から配線が挿通できるように
構成したから、天板の下に設けた大形の配線収容部に対
して少量の配線の出入れから大量の配線や大形コンセン
トやアダプタなどの機器類の出入れまで、2つの蓋の開
閉状態を選択的に操作することにより、きめ細かく対応
することができるという利点がある。
【0033】また、上記の蓋は容易に取外すことが出来
るので、配線収容部に対して蓋がない状態で全面開口さ
れた天板の開口部からアクセスすることができ、大き目
の機器類の出入れやそのメンテナンスなども行い易いと
いう効果がある。
【0034】更には、上記利点が得られる本発明配線ダ
クトのカバー装置は、その構成が至って簡潔であるから
容易かつ低コストに作製提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明配線ダクトのカバー装置の一例を具備し
た多人数用テーブルの例の平面図。
【図2】図1のテーブルの正面図。
【図3】図1のカバー装置を拡大した要部の平面図。
【図4】図1〜図3におけるカバー装置において2つの
蓋を閉じた状態を例示した図3のA−A矢視断面拡大
図。
【図5】図4の蓋を開けた状態の側断面図。
【図6】図3のB−B矢視端面図。
【図7】図1〜図6における蓋を取外しを説明するため
の側断面図。
【図8】本発明配線ダクトのカバー装置の第二例におい
て2つの蓋を閉じた状態を例示した側断面図。
【図9】図8の蓋を開けた状態の側断面図。
【図10】図8,図9における蓋を配線収容部側へ落す状
態を説明するための側断面図。
【図11】図10の蓋を落した状態の側断面図。
【図12】図8〜図10の配線ダクトのカバー装置の要部の
平面図。
【図13】本発明配線ダクトのカバー装置の第三例におけ
る2つの蓋を閉じた状態を例示した側断面図。
【図14】図13の蓋を開けた状態の側断面図。
【図15】図13,図14の配線ダクトのカバー装置の要部の
平面図。
【符号の説明】
1 天板 2 開口部 3 配線収容部 4,5 配線収容部の取付ベース 6,7 蓋 8 隙間 9L,9R 蓋支持部 10L,10R、11L,11R 支持ピン 10′L,10′R、11′L,11′R 軸 12,13 ピン受け 14L,14R 蓋受部材 15 凹溝 16,17 キャッチ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 総 千葉県野田市尾崎2288 伊藤喜オールスチ ール株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板の下に配線収容部を具備すると共に
    該収容部に対応した部位の天板に配線挿通用の溝状開口
    部を形成した配線ダクトにおいて、前記開口部に、その
    開口部の長さ方向に沿い、かつ、閉じたとき蓋同士の対
    向面の間に配線挿通用の隙間が形成される縦幅に形成し
    た2つの蓋を、当該開口部の長さ方向両端部において支
    持することにより、前記蓋を上方へ向け観音開き態様で
    開閉可能に保持すると共に、蓋を閉じた状態で前記隙間
    から配線が挿通できるように形成したことを特徴とする
    多人数用テーブルの配線ダクトにおけるカバー装置。
  2. 【請求項2】 2つの蓋は、その支持部において着脱自
    在に支持した請求項1の配線ダクトにおけるカバー装
    置。
  3. 【請求項3】 2つの蓋は、それぞれの開き角を規制す
    るためのストッパ手段をこれらの蓋の下方に設けた請求
    項1又は2の配線ダクトにおけるカバー装置。
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