JP4242594B2 - 多人数用テーブルの配線ダクトにおけるカバー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は多人数で使用するテーブルやデスクなどに設けられた配線ダクトのカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフィス等における近年の急激ないわゆるOA化の進展、並びに、それに伴うオフィスにおける人の配置形態や業務形態の変化などにより、オフィス等で使用するデスクやテーブルでは、複数の人員が着席する場所を特定しない、いわゆるフリーアドレス化が進み、テーブル等の天板の上で各人が夫々に使用する複数台のパソコンやPDAを始めとする様々な携帯端末のために、多量の電源線や信号線(又は情報線)、或は、これらのコンセントやハブなどの機器を不可欠とする状況になっている。
【0003】
従来から、デスクやテーブルの上で使用するパソコンなどを始めとする諸々の電気,電子機器用の配線を天板上に導き出したり、余剰配線やコンセント等の機器を体裁よく収納しておくため、配線ダクトを前記天板の下面側に装備する形態のテーブル等が提供されているが、従来のテーブル等の配線ダクトは、配線が通れば足りる程度の規模であって、一つの天板に4人〜8人程度の人員が同時に着いて各人がパソコン等の機器を使用するのに必要な大容量或は多量の配線に対応できるものではなかった。
【0004】
一般に、配線ダクトは、配線収容部を天板の下に配置し、フリーアクセスフロア等の床側から引出された各種の配線を一旦上記配線収容部に収容し、天板上で必要とする長さの配線をその配線収容部から天板に設けた配線挿通口を通して天板上に引出す態様での利用形態が多い。
【0005】
また、従来の配線ダクトにおいては、天板下の配線収容部の中から配線挿通口を通して天板上に配線を引出すための配線路或は経路は、当該配線収容部に対面した部位の天板に配線挿通のために着脱自在又は開閉自在の蓋を具備した、又は、蓋を具備しない穴を明けたり、あるいは当該配線収容部に沿った部位の天板に配線挿通用のために着脱又は開閉を自在とした蓋を具備した、又は、そのような蓋を具備しない開口部を形成することにより形成されたものが大半である。
【0006】
しかし乍ら、多人数の者がフリーアドレス方式で使用する大形のテーブルやデスクにおいては、天板上に引き出される配線が多量になるのみならず、収容するコンセントやハブなどの機器も大型のものとなるため、天板下の配線収容部の容量を大きく形成し、これに伴って天板に形成される配線挿通口も多量の配線等の出入れのために大形に形成する必要があり、このためその挿通口に装着される蓋も自づから大形になるが、配線挿通口の蓋が大形であると開けた状態の蓋が邪魔になったり、蓋の開閉操作が容易でないなど、解決すべき問題点がある。
【0007】
また、上記問題点のほかに、配線収容部に沿って配線挿通用の開口部を蓋付きで形成した形態のものでは、不使用時に天板上の開口部が蓋で閉じられたり覆われたりするので見映えの上では好ましいが、使用時に、着脱式の蓋では取外した蓋の置き場所に苦慮したり、開閉式の蓋では開けた蓋が配線の挿通や天板上に物を置く際などに邪魔になり易いという問題もある。
【0008】
一方、上記の配線収容部に対して天板に設けた配線挿通用の溝状開口部に、着脱式の蓋を具備した型式のものでは、使用時に蓋を外せば開口部が全面開口されるので多量の配線の出入れに向いていると共に、配線収容部の内部側に対する開口部からのアクセスが行い易いという利点があり、また、開閉式の蓋を具備したものでは、蓋の取扱いが着脱式に比べ楽になるという利点がある。
【0009】
特に、最近では、各人が一台又はそれ以上のパソコン等を使用することが多いため、複数人が同時に使用するフリーアドレス方式のテーブルなどでは、多量に配線を天板上に導出する必要があるが、そのような大容量の配線の出入れや収納に適した大形の配線収納部や配線挿通口を具備したテーブル等は未だ見当らない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような配線挿通用の開口部に着脱式又は開閉式の蓋を具備した家具用配線ダクトの現状、その蓋の形式違いに基づく長所と短所に鑑み、両形式の蓋の長所を活かした形態の蓋であって、多量の配線や大形のコンセント等の出入れや収容,設置に適した配線ダクトのカバー装置を提供することをその課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明配線ダクトのカバー装置の構成は、天板の下に配線収容部を具備すると共に該収容部に対応した部位の天板に配線挿通用の溝状開口部を形成した配線ダクトにおいて、前記開口部に、その開口部の長さ方向に沿い、かつ、閉じたとき蓋同士の対向面の間に配線挿通用の隙間が形成される縦幅に形成した2つの蓋を、当該開口部の長さ方向両端の蓋支持部に設けた支持ピンに前記蓋に設けたピン受けにおいて着脱可能かつ回転自在に支持させると共に、当該蓋を閉じた状態で水平姿勢に支持する蓋受部材を前記蓋支持部に設けることにより、その蓋を上方へ向け観音開き態様で開閉可能に保持し、かつ、蓋を閉じた状態で前記隙間から配線が挿通できるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
本発明配線ダクトのカバー装置は、上記構成において、2つの蓋は、それぞれの開き角を規制するためのストッパ手段を蓋支持部に設けた形態にすることもある。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明配線ダクトのカバー装置の実施の形態例について、図を引用しつつ説明する。図1は本発明配線ダクトのカバー装置の一例を具備した多人数用テーブルの例の平面図、図2は図1のテーブルの正面図、図3は図1のカバー装置を拡大した要部の平面図、図4は図1〜図3におけるカバー装置において2つの蓋を閉じた状態を例示した図3のA−A矢視断面拡大図、図5は図4の蓋を開けた状態の側断面図、図6は図3のB−B矢視端面図、図7は図1〜図6における蓋を取外しを説明するための側断面図、図8は本発明配線ダクトのカバー装置の第二例において2つの蓋を閉じた状態を例示した側断面図、図9は図8の蓋を開けた状態の側断面図、図10は図8,図9における蓋を配線収容部側へ落す状態を説明するための側断面図、図11は図10の蓋を落した状態の側断面図、図12は図8〜図10の配線ダクトのカバー装置の要部の平面図、図13は本発明配線ダクトのカバー装置の第三例における2つの蓋を閉じた状態を例示した側断面図、図14は図13の蓋を開けた状態の側断面図、図15は図13,図14の配線ダクトのカバー装置の要部の平面図である。
【0014】
図1,図2は本発明配線ダクトのカバー装置を設けた多人数用テーブルTを例示したものであり、ここでは一例として横2400mm程度、縦1400mm程度の天板1の中央部に、本発明カバー装置Caの一例が配置されている。このカバー装置Caは、前記天板1のほぼ中央部に形成した当該天板1の左右方向に沿った略長方形状に形成された溝状の開口部2と、この開口部2の下方に設けられた箱状の配線収容部3とによる配線ダクトにおける前記開口部2の蓋として設けられている。前記開口部2は、その下の配線収容部3に収容される配線或はコンセントやハブに接続された配線を天板1の上に引出すための配線挿通部としての基本機能を有する。なお、図1,図2において、LはこのテーブルTの脚、Fは脚Lと一体化された天板支持フレームである。
【0015】
4,5は上記天板1の下面側において、当該天板1に形成した開口部2を挟む態様で対向設置された断面が大略凹状をなす部材による配線収容部3の取付ベースで、この取付ベース4,5には、図では下半側が略示されているが、大略有底箱状をなす配線収容部3が、全面的に開口された上部近傍において着脱自在、或は、固定的に取付けられている。本発明における配線収容部3には、図示した箱状のものに限られず、樋状,トレー状,棚板状のものも含まれる。
【0016】
上記の配線収容部3は、図示しないがその底部に、床FLから立上げられる配線Wを当該収容部3の内部へ導入するための穴やスリット(図に表われず)が形成され、また、この収容部3の前後壁Waは、開閉可能又は着脱自在の蓋部に形成されている。更には、この配線収容部3の左右側壁には、この収容部3を通る配線を左右方向に導出,導入するための穴やスリットが設けられることもある。
【0017】
本発明配線ダクトのカバー装置Caは、以上に述べた天板1の開口部2とその下に配置される配線収容部3とによる配線ダクトにのみ適用できるものではなく、上記例以外の構造を具備した天板の開口部とその下に設けられる配線収容部による配線ダクトに対しても適用できる。以下に、上記例の開口部2,配線収容部3を具備した本発明配線用ダクトのカバー装置Caの構成について説明する。
【0018】
図3〜図7において、6,7は上記天板1の溝状の開口部2を、その開口部2の左右の長さ方向に沿いかつ前後幅において2分する縦幅(図3の上,下方向、図4の左,右方向)であって対向させたとき間に隙間8が形成される縦幅を有し、前記開口部2の左右幅(長さ)を塞ぐことができる横幅(長さ)に形成した2つの蓋で、前記開口部2に対して開閉自在に設けられるものである。因みに、図1,図2において開口部2の左右の全幅は約1200mm、縦幅(上下幅)は約140mm、蓋6,7の縦幅が約50mm前後、隙間8の幅が約30mmである。
【0019】
上記の2つの蓋6,7は、図1,図2の例では開口部2の左右幅をその上部の中間で仕切り、2つに仕切られた個々の開口部の左,右側端部に形成した蓋支持部9L,9Rの立壁に水平姿勢で左右対向させて突設した2組の支持ピン10L,10Rと11L,11Rに、開口部2の縁に近い側に寄せて当該蓋6,7に設けたキャッチ部材状のピン受け12,13により、着脱可能かつ旋回(開閉)自在に取付けられている。14L,14Rは、上記2つの蓋6,7を閉じたとき、それが水平姿勢を維持するため前記支持部9L,9Rに設けた蓋受部材で、両端部に蓋6,7の開き角を規制するための立壁状のストッパ14a,14bが設けられており、以上に述べた蓋6から蓋受部材14Rまでの構成により、本発明配線ダクトにおけるカバー装置Caの一例が形成される。なお、蓋6,7は、その後端側裏面が前記ストッパ14a,14bに係止される係止部6a,7aとして機能する。また、6b,7bは蓋6,7の下面に設けた蓋受部材14L,14Rの上面に当接する衝撃音防止用のクッション材である。
【0020】
上記のように形成される本発明配線ダクトにおけるカバー装置Caは、次のような形態で使用する。まず、図4に示すように、2つの蓋6,7を閉じた状態であっても、両蓋6,7の対向面(蓋6,7の前端側)の間には、図示した例では30mm幅程度の隙間8があるので、この配線ダクトのカバー装置Caでは図4の状態で隙間8から配線収容部3に対して例えば、12〜13mmφ程度の大径のケーブルの2本以上の配線の出入れを楽に行うことができる。また、蓋6,7を閉じた状態で、それらの蓋6,7の上に、天板1の上で使用するパソコンPCなどが乗っていても前記隙間8からの配線の出入れには何ら支障となることはない(図3参照)。
【0021】
図4の蓋6,7を閉じた状態において、配線収容部3に対して隙間8からでは配線等を通し難い、或は、容易には通せない程の多量の配線やコンセントやハブ等の機器を前記収容部3に出入れしたい場合には、図5に示すように一方の蓋6又は7、或は、両方の蓋6,7を開けることにより、隙間8を拡大(片方の蓋6又は7を開けるだけで隙間8の拡大率は図4の約2倍強になる)して行う。
【0022】
両方の蓋6,7を開けただけでは、未だ間口が狭い場合、或は、配線収容部3に収容している配線や機器の出入れ、或は、これらを収容したままでメンテナンス等を行い場合などには、図7に示すように、双方の蓋6,7、或は、その一方を、ピン10L,10R、同11L,11Rからそのピン受12,13を例えば図の矢印方向へ離脱することにより蓋6,7を取外す。蓋6,7を取外すと、天板1の開口部2は全面的に開口された状態になるので、配線収容部3の内部に対するアクセスが更に行い易くなる。
【0023】
なお、上記例の蓋6,7は、その左右側端部は、図4,図5,図7に示した断面形状であるが、その中間部は、図6に例示したように、簡易な断面形状にしている。その理由は、図4に示す蓋6,7の断面形状のように、構成部材が中空で閉じた形状であると、蓋開閉時などの衝突音が響き易くなるので、蓋6,7の両端部を除いた中間部は閉じない断面形状とし、また、これにより蓋6,7の重量軽減を図ったものである。この点は、次に説明する図8〜図15における蓋6,7についても同様である。
【0024】
以上に説明した本発明配線ダクトのカバー装置Caは、図8〜図12に示した構成、或は、図13〜図15に示した構成にしても、図4〜図7により上記に説明した本発明ダクトのカバー装置Caと同様の作用,効果があるので、以下に説明する。なお、図8〜図15において、図1〜図7と同一符号は同一部材,同一部位を示すものとする。
【0025】
図8〜図12に例示した本発明配線ダクトのカバー装置Caでは、蓋6,7の支持形態を、図4〜図7の例から変形させている。なお、蓋6,7の縦幅(図5の左右方向、図9の上下方向)は、図4〜図7の例と同じとする。
【0026】
図8〜図12に例示した本発明配線ダクトのカバー装置Caでは、蓋6,7の左,右側端に対面した左右の支持部9L,9Rの立壁に、一つの蓋6及び7のそれぞれについて2本の水平で平行なピン10aL,10bLと10aR,10bR、同じく11aL,11bLと11aR,11bRを設ける一方、2の蓋6,7の左右の側端面には、それぞれ前記各ピンに上から被せられる2個を一組とする下向き凹状のピン受12a,12b、13a,13bを形成して蓋部が構成されている。なお、15は蓋6,7の左右側端面において、ピン受12aと12b、同じくピン受13aと13bに通じるように形成した水平な凹溝である。
【0027】
図8〜図12により説明した上記構成において、ピン10aL,11aRが図4〜図7の例におけるピン10L,10Rに相当し、図8〜図12の例のピン受12a,13aが図4〜図7の例のピン受12,13に相当する。また、図8〜図12のピン10bL,11bLとピン受12b,13bが図4〜図7における蓋受部材14L,14Rの機能を果す。
【0028】
上記構成によって、図8〜図12の蓋6,7に示すように、これらの蓋6,7は、夫々にピン10aL,11aRを支点にして開口部2に対し開放することができる。また、開けた蓋6,7は、図10,図11に例示するように、開けた蓋6,7を略垂直に立てた姿勢(図10参照)で、蓋7では右側(蓋6では左側)に少し水平移動させると、開閉支点のピン11aR(蓋6ではピン10aL)が、蓋6,7の側面に形成した凹溝15に入り、この凹溝15に案内されて前記ピン11aR(蓋6ではピン10aL)には当該凹溝15の先にあるもう一つのピン受11bL(蓋6ではピン受10bL)が入り、当該蓋7(又は6)が開口部2の内部側に落込み、図11の形態になる。この結果、図8〜図12の実施形態における蓋6,7は、開けた状態のままでも蓋6,7の上面が天板1の高さとほぼ同じ位になるので、見映えの点、或は、開口部2にかかって物品が置かれる場合にも支障になり難いという利点がある。
【0029】
更に、本発明配線ダクトのカバー装置Caは、図13〜図15に例示する形態においても実施できるので、以下に説明する。図13〜図15においても、先に述べた図1〜図12で使用した符号と同一符号は同一部材,同一部位を示すものとする。
【0030】
図13〜図15の例では、2つの蓋6,7を天板1の開口部2の縁に寄った側部において、それぞれ左,右の軸10′L,10′R、同じく11′L,11′Rにより枢着すると共に、隙間8に近い側の下面にキャッチ部材16,17を設け、この部材16,17に対応する蓋支持部9L,9Rに支持ピン16a,17aを設けて本発明配線ダクトにおけるカバー装置Caの第三例に形成されている。
【0031】
図13〜図15の例では、蓋6,7が軸10′L,10′R、同11′L,11′Rを中心に開閉できる点は、図4〜図12により説明した蓋6,7の開閉形態とほぼ同様であるが、図13〜図15の例では蓋6,7を閉じたとき、その水平姿勢(閉じ姿勢)が、蓋6,7に設けたキャッチ部材16,17とこれに保持される支持ピン16a,17aにより拘束される点で、先の例と異なっている。また、図13〜図15の例では、蓋6,7が夫々の軸10′L〜11′Rによって開口部2の蓋支持部9L,9Rに枢着されている点でも異なるが、この枢着部を着脱可能の構造とするのは任意である。例えば、蓋6,7の裏面に夫々の前記軸10′L〜11′Rに支持される下向きの凹溝(図示せず)を設けたり、この凹溝部分を上記キャッチ部材16,17と同様のキャッチ部材により形成すればよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上の通りであって、多人数用のテーブルの天板に設けた配線挿通用の開口部に着脱式又は開閉式の蓋を具備した家具用配線ダクトの現状、殊にその蓋の形式違いに基づく長所と短所に鑑み、両形式の蓋の長所を活かした形態の蓋を具備すると共に、多量の配線や大形のコンセント等を収容設置できる大形の配線ダクト用のカバー装置を得るため、天板の下に配線収容部を具備すると共に該収容部に対応した部位の天板に配線挿通用の溝状開口部を形成した配線ダクトにおいて、前記開口部に、その開口部の長さ方向に沿い、かつ、閉じたとき蓋同士の対向面の間に配線挿通用の隙間が形成される縦幅に形成した2つの蓋を、当該開口部の長さ方向両端の蓋支持部に設けた支持ピンに前記蓋に設けたピン受けにおいて着脱可能かつ回転自在に支持させると共に、当該蓋を閉じた状態で水平姿勢に支持する蓋受部材を前記蓋支持部に設けることにより、その蓋を上方へ向け観音開き態様で開閉可能に保持し、かつ、蓋を閉じた状態で前記隙間から配線が挿通できるように構成したから、天板の下に設けた大形の配線収容部に対して少量の配線の出入れから大量の配線や大形コンセントやアダプタなどの機器類の出入れまで、2つの蓋の開閉状態を選択的に操作することにより、きめ細かく対応することができるという利点がある。
【0033】
また、上記の蓋は容易に取外すことが出来るので、配線収容部に対して蓋がない状態で全面開口された天板の開口部からアクセスすることができ、大き目の機器類の出入れやそのメンテナンスなども行い易いという効果がある。
【0034】
更には、上記利点が得られる本発明配線ダクトのカバー装置は、その構成が至って簡潔であるから容易かつ低コストに作製提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明配線ダクトのカバー装置の一例を具備した多人数用テーブルの例の平面図。
【図2】 図1のテーブルの正面図。
【図3】 図1のカバー装置を拡大した要部の平面図。
【図4】 図1〜図3におけるカバー装置において2つの蓋を閉じた状態を例示した図3のA−A矢視断面拡大図。
【図5】 図4の蓋を開けた状態の側断面図。
【図6】 図3のB−B矢視端面図。
【図7】 図1〜図6における蓋を取外しを説明するための側断面図。
【図8】 本発明配線ダクトのカバー装置の第二例において2つの蓋を閉じた状態を例示した側断面図。
【図9】 図8の蓋を開けた状態の側断面図。
【図10】 図8,図9における蓋を配線収容部側へ落す状態を説明するための側断面図。
【図11】 図10の蓋を落した状態の側断面図。
【図12】 図8〜図10の配線ダクトのカバー装置の要部の平面図。
【図13】 本発明配線ダクトのカバー装置の第三例における2つの蓋を閉じた状態を例示した側断面図。
【図14】 図13の蓋を開けた状態の側断面図。
【図15】 図13,図14の配線ダクトのカバー装置の要部の平面図。
【符号の説明】
1 天板
2 開口部
3 配線収容部
4,5 配線収容部の取付ベース
6,7 蓋
8 隙間
9L,9R 蓋支持部
10L,10R、11L,11R 支持ピン
10′L,10′R、11′L,11′R 軸
12,13 ピン受け
14L,14R 蓋受部材
15 凹溝
16,17 キャッチ部材
Claims (2)
- 天板の下に配線収容部を具備すると共に該収容部に対応した部位の天板に配線挿通用の溝状開口部を形成した配線ダクトにおいて、前記開口部に、その開口部の長さ方向に沿い、かつ、閉じたとき蓋同士の対向面の間に配線挿通用の隙間が形成される縦幅に形成した2つの蓋を、当該開口部の長さ方向両端の蓋支持部に設けた支持ピンに前記蓋に設けたピン受けにおいて着脱可能かつ回転自在に支持させると共に、当該蓋を閉じた状態で水平姿勢に支持する蓋受部材を前記蓋支持部に設けることにより、その蓋を上方へ向け観音開き態様で開閉可能に保持し、かつ、蓋を閉じた状態で前記隙間から配線が挿通できるようにしたことを特徴とする多人数用テーブルの配線ダクトにおけるカバー装置。
- 2つの蓋に対して、各蓋の開き角を規制するためのストッパ手段を蓋支持部に設けた請求項1の配線ダクトにおけるカバー装置。
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