JP5637831B2 - デスクシステム - Google Patents
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Description
特に、特許文献1のデスクシステムのように、収容部の前面に扉が設けられている場合は、使用者の脚が扉とぶつかってしまうという不具合がある。
そして、この開閉部材の前方のスペースを、デスクシステムに向かって着席した使用者の脚を置くスペースとして使用することができるため、使用者の脚が収容部にぶつかることを防ぐことができる。
使用者の脚を置くスペースを確保するために収容部の前面を全体的に後方に移動させる必要がないため、収容部の容量を確保することができる。
このように構成されることにより、隣り合う開閉部材が前後方向に異なる位置に取り付けられた場合でも、隣り合う開閉部材の間に隙間が生じることを防ぐことができる。
特に、収容部に電子機器が収容され、この電子機器を冷却するために収容部内に冷却風を取り込む場合、この隙間から冷却風が収容部外に漏れたり、冷却風以外の空気が収容部内に入り込んだりすることを防ぐことができる。
このように構成されることにより、脚部とともに塞ぎ部材が天板に作用する荷重を負担することができるため、脚部のみで天板を支持している場合と比べて、デスクシステムの強度を高めることができるとともに、脚部の構造を簡素化することができる。
このように構成されることにより、開閉部材の前方のスペースを、横方向の両端部に比べて、中間部が広い形状とすることができる。
そして、一般的に、デスクシステムに対して使用者は横方向の中間部に着席することが多く、この広くなった部分に使用者が脚を置くことができるため、使用者が脚を置くためのスペースを最適な位置に確保することができる。
このように構成されることによって、可動台を移動させることで、収容部に収容される物品の出し入れを容易に行うことができる。
そして、この開閉部材の前方のスペースを、デスクシステムに向かって着席した使用者の脚を置くスペースとして使用することができるため、使用者の脚が収容部にぶつかることを防ぐことができる。
使用者の脚を置くスペースを確保するために収容部の前面を全体的に後方に移動させる必要がないため、収容部の容量を確保することができる。
以下、本発明の実施形態によるデスクシステムについて、図1乃至図6に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態によるデスクシステム1は、平面視矩形状の天板2と、床面F上に立設し天板2の両側端部を支持する1対の脚部3,3と、を備えている。そして、天板2と床面Fとの間には、電子機器11が収容される電子機器収容部4と、電子機器11と接続される配線や天板2上にて使用される機器に接続される配線やOAタップ、ローゼットなど(以下、配線類と称する)が収容される配線収容部5とが設けられている。
また、本実施形態によるデスクシステム1には、天板2上面の後端部側から上方へ突出する支柱6が設けられていて、この支柱6にはディスプレイ7が取り付けられている。なお、図2以降では、支柱6およびディスプレイ7を省略する。
ここで、天板2の奥行き方向を前後方向(図中の矢印Aの方向)とし、水平面内においてこの前後方向に直交する方向を横方向(図中の矢印Bの方向)として以下説明する。
電子機器収容部4と配線収容部5との間には、配線類が載置される配線トレー12が設置され、この配線トレー12によって電子機器収容部4と配線収容部5とが区画されている。この配線トレー12は、脚部3,3に支持されている。
また、配線収容部5の前面には、両端部が脚部3,3に固定された前面板9が設けられている。この前面板9には、天板2が固定されていて、前面板9は脚部3,3とともに天板2を支持している。
ここで、これらの3つの扉を、図2の上側から下側に向かって第1扉41,第2扉42,第3扉43として以下説明する。
第1扉41および第3扉43は、脚部3に支持された状態で開口部4aの一部を開閉している。
そして、第2扉42の両側方には、第2扉42と第1扉41および第3扉43との前後方向の隙間を塞ぐ一対の塞ぎ部材45,45が設けられている。
図5に示すように、塞ぎ部材45,45は、床面Fに立設し、上端部は前面板9に固定されている。
そして、第2扉42が塞ぎ部材45から取り外された状態において、第4扉46は、ヒンジ44が前側支持部45bに支持されることにより塞ぎ部材45に取り付けられている。
なお、第4扉46は、前側支持部45bに代わって前面板9に設けられた支持部(不図示)に支持されるように構成されていてもよい。
そして、第2扉42が選択されて塞ぎ部材45に取り付けられることにより、第2扉42の前方のスペースS1を広くすることができ、このスペースS1を着席した使用者が脚を入れるスペースとして使用することができる。
このように、第2扉42に代わって第4扉46を取り付けることにより、電子機器収容部4の内部を広くすることができる。
ここで、3台の可動台51,52,53を、図2の上側から下側に向かって第1可動台51,第2可動台52,第3可動台53とすると、第2可動台52は、第1可動台51および第3可動台53よりも奥行きが小さく形成されている。
これらの可動台51,52,53は、扉が開放された状態で、床面Fに沿って電子機器収容部4から前方へ引き出すことができる。
本実施形態によるデスクシステム1によれば、第2扉42または第4扉46が取り付け可能であることにより、第2扉42を取り付ければ、デスクシステム1に向かって着席した使用者の脚を置くスペースS1を広く確保することができる。
また、第4扉46を取り付ければ、電子機器収容部4の容量を確保することができる。
そして、使用者の脚を置くスペースS1を確保するために電子機器収容部4の前面を全体的に後方に移動させる必要がないため、電子機器収容部4の容量を確保することができる。
特に、電子機器収容部4に電子機器11が収容されているため、この電子機器11を冷却するために電子機器収容部4内に冷却風を取り込む場合、第2扉42と、第1扉41および第3扉43との隙間から冷却風が電子機器収容部4外に漏れたり、冷却風以外の空気が電子機器収容部4内に入り込んだりすることを防ぐことができる。
また、電子機器収容部4には、電子機器11を載置可能な可動台51,52,53が設けられていることにより、可動台51,52,53を移動させることで、電子機器収容部4に収容される電子機器11の出し入れを容易に行うことができる。また、電子機器11の出し入れが容易であるため、電子機器11のメンテナンスを容易に行うことができる。
例えば、上述した実施形態では、第2扉42が取り外されて第4扉46に付け替え可能に構成されているが、図6(a)〜(f)に示すように、第1扉41や第3扉43が取り外されて、第4扉46の様に前方位置に付け替え可能に構成されていてもよい。また、複数の扉が付け替え可能に構成されていてもよい。このとき、各扉を支持する支持部31,45a,45bは、脚部3,3や塞ぎ部材45,45だけでなく前面板9などに設けられていてもよい。
また、上述した本実施形態では、3つの扉41,42,43が設けられているが、2つや4つ以上の扉が設けられていてもよい。
また、上述した本実施形態では、開閉部材として、第1扉41,第2扉42,第3扉43、第4扉46は開き戸としているが、開き戸以外に、観音式やケンドン式の扉、折れ戸などとしてもよく、全てを同じ形態としなくてもよい。なお、開閉部材がヒンジ44を必要としない場合は、ヒンジ44を支持する支持部31,45a,45bに代わって、それぞれ開閉部材を支持可能な支持部を設ければよい。
また、上述した実施形態では、電子機器収容部4の内部に可動台51,52,53が設けられているが、設けられていなくてもよい。
また、上述した実施形態では、電子機器収容部4が設けられているが、電子機器収容部4に代わって、電子機器11以外の物品を収容する収容部が設けられていてもよい。
2 天板
3 脚部
4 電子機器収容部(収容部)
11 電子機器(物品)
31 支持部
41 第1扉(開閉部材)
42 第2扉(開閉部材)
43 第3扉(開閉部材)
45 塞ぎ部材
45a 後側支持部(支持部)
45b 前側支持部(支持部)
46 第4扉
51,52,53 可動台
F 床面
Claims (5)
- 天板と、
床面上に立設し前記天板を支持する脚部と、
前記床面と前記天板との間に設けられて前面に開口部が形成されているとともに物品を収容可能な収容部と、
横方向に配列され前記開口部を開閉する複数の開閉部材と、
前記複数の開閉部材とそれぞれ対応して設けられ該開閉部材を支持する支持部と、を備え、
前記複数の開閉部材のうちの少なくとも1つと対応する支持部は、前記横方向と交差する複数位置で形成可能とされ、前記開閉部材を前後方向に異なる位置で支持可能であることを特徴とするデスクシステム。 - 隣り合う前記開閉部材の間には、これらの前後方向の隙間を塞ぐ塞ぎ部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のデスクシステム。
- 前記塞ぎ部材は、前記床面上に立設しているとともに前記天板を支持していることを特徴とする請求項2に記載のデスクシステム。
- 前記開閉部材は横方向に3つ以上配列され、横方向の両端部以外に配された前記開閉部材の少なくとも1つは、前記横方向と交差する前後方向に複数設けられ前記開閉部材を前後方向に異なる位置で支持可能な支持部に支持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデスクシステム。
- 前記収容部には、前記物品を載置可能であるとともに前記収容部内および前記収容部の前面において移動可能な可動台が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデスクシステム。
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