JPH089562Y2 - 空調吹出口 - Google Patents

空調吹出口

Info

Publication number
JPH089562Y2
JPH089562Y2 JP1990009197U JP919790U JPH089562Y2 JP H089562 Y2 JPH089562 Y2 JP H089562Y2 JP 1990009197 U JP1990009197 U JP 1990009197U JP 919790 U JP919790 U JP 919790U JP H089562 Y2 JPH089562 Y2 JP H089562Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fin
fins
frame body
vertical
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990009197U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03100752U (ja
Inventor
勝 木原
正義 楠
Original Assignee
大協株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大協株式会社 filed Critical 大協株式会社
Priority to JP1990009197U priority Critical patent/JPH089562Y2/ja
Publication of JPH03100752U publication Critical patent/JPH03100752U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH089562Y2 publication Critical patent/JPH089562Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空調吹出口の改良に関する。
(従来の技術) 従来、空調吹出口において、枠体に複数のフインを枢
着する場合は、第8図に示すように、枠体1に形成した
軸受孔1aに、直接あるいはブッシュを介して複数のフイ
ン2の軸部2aをそれぞれ嵌合させるようにしている。
そして、実際の枢着作業は、フイン2を1本づつ枠体
1に嵌合させてゆくのであるが、このとき、枠体1また
はフイン2を撓ませながら、フイン2の軸部2aを枠体1
の軸受孔1aに差込み嵌合させる方法が一般的に採用され
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、例えばフインが5本あるとすれば、A,
B,C,D,Eのフインが順に差込み嵌合してゆく途中で、D
やEを差込み嵌合している際に、すでに差込み嵌合した
BやCが抜け外れ、そのために再びBを差込み嵌合する
際にDが抜け外れるなどの不具合が発生しやすい。
そこで、このようなフインの差込み嵌合作業は、熟練
した作業者に限られるので、非能率的であった。
特に近年の空調吹出口はデザイン的ち複雑な形状にな
っており、その組付け作業も一層困難になっている。
なお、第9図に示すように、軸受孔5a,5aと円錐状の
凹部5b,5bとを形成した外枠5をインサートして、軸受
孔5a,5aに嵌合する回動軸6a,6aと凹部5b,5bに嵌合する
軸止め部6b,6bとを有する1枚のフイン6を成形してな
る風向調整装置が提案されているが(特開昭58-64438号
公報参照)、薄くて細長い多数のフインを必要とする空
調吹出口には、成形技術上の困難性から採用できない。
本考案は上記問題を解決するためになされたもので、
フインの組付けなどが容易かつ迅速に行なえるようにし
た空調吹出口を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、枠体内に、揺動可能な複数のフイ
ンが設けられた空調吹出口において、上記各フインは、
少くともその片側で連結部材に嵌合結合されて、該連結
部材が枠体内に固着され、上記嵌合結合部分は、各フイ
ン端と連結部材とのいずれか一方に軸部を有し、対応す
る他方に軸受孔が形成されており、上記軸部の少なくと
も先端側の外周部および上記軸受孔の少なくとも入口側
の内周部は共に逆テーパ状に形成され、軸部の最大直径
dと軸受孔の最小直径DとはD≦dに設定されているこ
とを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) 本考案は、上記軸部の少なくとも先端側の外周部およ
び上記軸受孔の少なくとも入口側の内周部を共に逆テー
パ状に形成するとともに、上記軸部の最大直径dと軸受
孔の最小直径DとをD≦dに設定し、フインと連結部材
とを、軸部を軸受孔に僅かな圧力をかけながら嵌合結合
させるように設定したものであるから、フインが抜け外
れにくいので、連結部材に対するフインの組付け作業が
容易かつ迅速に行なえるようになる。
また、フインを嵌合結合した連結部材を枠体内に固着
するようにしたものであるから、枠体に対するフインの
組付け作業も容易かつ迅速に行なえるようになる。更
に、上記軸部の少なくとも先端側の外周部および上記軸
受孔の少なくとも入口側の内周部は共に逆テーパ状に形
成されているので、嵌合結合のなじみが良好となり、フ
インの回動にガタつきが生じにくくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細に説明
する。
第1図及び第2図に示すように、空調吹出口の合成樹
脂製枠体は、横長長方形状の前枠体10と後枠体11とに前
後に2分割されていて、前枠体10の上枠部10aと下枠部1
0bの後端両側にそれぞれ一体形成したフック孔10c,…,1
0cに、後枠体11の上枠部11aと下枠部11cの前端両側にそ
れぞれ一体形成したフック11c,…,11cを係合させること
により、両枠体10,11が一体的に組付けられる。
なお、枠体を2分割したのは、枠体の型抜き性やフイ
ン(後述)の組付け性を考慮したためであって、必ずし
も2分割する必要はない。
上記後枠体11の上枠部11aと下枠部11bの内面には、第
4図に示すように、後述する第5図の上連結板12と下連
結板13を後方から差込み嵌入するための凹部11d,11eが
それぞれ形成されている。
また、該各凹部11d,11eには、上、下連結板12,13の軸
受突起12a,13aを嵌合するための嵌合孔11f,11gがそれぞ
れ形成されている(第2図参照)。
第5図に示すように、縦長長方形状の複数の合成樹脂
製縦フイン15には、上端部と下端部の幅方向の中央位置
に、上方及び下方にそれぞれ突出する軸部15a,15bが設
けられている(第2図参照)。
該各縦フイン15の軸部15a,15bは、合成樹脂製の上、
下連結板12,13の各軸受突起12a,13aに形成された軸受孔
12b,13bに回動自在に嵌合される。
上記各縦フイン15の下端部の後側には切欠き15cがそ
れぞれ形成され、該各切欠き15cの下向き端面にそれぞ
れ形成した小軸部15dが縦フイン用リンク16で一連に連
結されている。
上記各縦フイン15の内、真中の縦フイン15には縦方向
に長い連係用開口15eが形成されている。
そして、真中の縦フイン15を左右方向に揺動させる
と、縦フイン用リンク16を介して他の縦フイン15,…,15
が連動して同時に揺動されるようになる。
第3図に詳細に示すように、上記縦フイン15の軸部15
a,15bは、逆テーパ状に形成され、各連結板12,13の軸受
孔12b,13bも逆テーパ状に形成されていて、軸部15a,15b
の最大直径dと軸受孔12b,13bの最小直径DとはD≦d
に設定されている。
具体的には、例えば、軸部15a,15bと軸孔12b,13bのテ
ーパ角を3度、軸部15a,15bの直径dを▲3φ
+0.05 -0▼、軸受孔12b,13bの直径Dを▲3φ+0 -0.1▼と
する。
この設定により、各軸受孔12b,13bに各軸部15a,15bを
僅かな圧力をかけながら嵌合させると、各軸受孔12b,13
bから各軸部15a,15bが簡単には抜けないように結合され
る。
また、各軸部15a,15bと各軸受孔12b,13bをテーパ状に
形成してあれば、嵌合結合のなじみが良好となり、縦フ
イン15の回動にガタつきが生じにくくなる。
上記前枠体10の前端部には、第6図に示すようにフラ
ンジ10dが形成され、両側枠体10e,10fの内面には、後述
する第7図の左連結板18と右連結板19を後方から差込み
嵌入するための凹部10g,10hがそれぞれ形成されてい
る。
第7図に示すように、横長長方形状の複数の合成樹脂
製横フイン20には、両端部の幅方向の中央位置に、両側
方にそれぞれ突出する軸部20a,20bが設けられている。
該各横フイン20の軸部20a,20bは、合成樹脂製左、右
連結板18,19に形成された軸受孔18a,19aに回動自在に嵌
合される。
上記各横フイン20の右端部の後側には切欠き20c(第
2図参照)がそれぞれ形成され、該各切欠き20cの後向
き端面にそれぞれ形成した小軸部20dが横フイン用リン
ク21で一連に連結されている。
上記各横フイン20の内、真中の横フイン20には左右方
向に摺動可能な操作ノブ22が嵌着され、該操作ノブ22に
は、上記真中の縦フイン15の連係用開口15eに両側から
係合する爪22a,22aが形成される。
そして、操作ノブ22によって真中の横フイン20を上下
方向に揺動させると、横フイン用リンク21を介して他の
横フイン20,20が連動して同時に揺動されるようにな
る。この横フイン20の上下揺動時、操作ノブ22の爪22a,
22aは縦フイン15の連係用開口15eを上下方向に空移動す
るので、操作ノブ22の操作に支障が生じない。
また、操作ノブ22を横フイン20に沿って左右方向に摺
動させると、爪22a,22aによって真中の縦フイン15が左
右方向に揺動され、上述したように全部の縦フイン15が
連動して同時に揺動されるようになる。この縦フイン15
の左右摺動時、操作ノブ22は横フイン20を左右方向に空
移動するので、操作ノブ22の操作に支障が生じない。
なお、横フイン20の各軸部20a,20bと左、右連結板18,
19の軸受孔18a,19aとは、上述した縦フイン15の各軸部1
5a,15bと上、下連結板12,13の各軸受孔12b,13bと同様の
嵌合結合を採用するのが好ましい。
上記のような構成であれば、縦フイン組立体17を組付
けるには、下連結板13の各軸受孔13bに各縦フイン15の
各軸部15bを僅かな圧力をかけながら嵌合結合させ、つ
いで、上連結板12の各軸受孔12bに各縦フイン15の各軸
部15aを僅かな圧力をかけながら嵌合結合させて縦フイ
ン用リンク16で連結する。
これにより、組付け時及び搬送時に軸受孔12b,13bか
ら軸部15a,15bが簡単に抜けない。
この縦フイン組立体17は、上記後枠体11の凹部11d,11
eに、上枠部11aと下枠部11bを撓ませながら上、下連結
板12,13を後方から差込み嵌入して、軸受突起12a,13aを
嵌合孔11f,11gに嵌合させることにより、後枠体11に組
付けられる。
一方、横フイン組立体23を組付けるには、左連結板18
の各軸受孔18aに各横フイン20の各軸部2aを嵌合結合さ
せ、ついで、右連結板19の各軸受孔19aに各横フイン20
の各軸部20bを嵌合結合させて、横フイン用リンク21で
連結する。
そして、真中の横フイン20に操作ノブ22を嵌着する
と、爪22aが縦フイン15の連係用開口15eに係合する。
この横フイン組立体23は、上記前枠体10の凹部10g,10
hに、両側枠部10e,10fを撓ませながら左、右連結板18,1
9を後方から差込み嵌入することにより、前枠体10に組
付けられる。
その後、前枠体10のフック孔10cに後枠体11のフック1
1cを係合させると、両枠体10,11が一体的に組付けられ
て、空調吹出口が完成する。
なお、上記実施例では、上、下連結板12,13と縦フイ
ン15は、両側でテーパ式の嵌合結合を採用したが、上連
結板12側のみ、あるいは下連結板13側のみであっても良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は空調吹出口の正面図、第2図は第1図のI−I
線断面図、第3図は第2図のA部拡大図、第4図は後枠
体の斜視図、第5図は縦フイン組立体の斜視図、第6図
は前枠体の斜視図、第7図は横フイン組立体の斜視図、
第8図は従来の空調吹出口の正面図、第9図は他の従来
の空調吹出口の断面図である。 10……前枠体、11……後枠体、12……上連結板、12b…
…軸受孔、13……下連結板、13b……軸受孔、15……縦
フイン、15a,15b……軸部、17……縦フイン組立体、18
……左連結板、18a……軸受孔、19……右連結板、19a…
…軸受孔、20……横フイン、20a,20b……軸部、23……
横フイン組立体、d……軸部直径、D……軸受孔直径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体内に、揺動可能な複数のフインが設け
    られた空調吹出口において、 上記各フインは、少くともその片側で連結部材に嵌合結
    合されて、該連結部材が枠体内に固着され、上記嵌合結
    合部分は、各フイン端と連結部材とのいずれか一方に軸
    部を有し、対応する他方に軸受孔が形成されており、上
    記軸部の少なくとも先端側の外周部および上記軸受孔の
    少なくとも入口側の内周部は共に逆テーパ状に形成さ
    れ、軸部の最大直径dと軸受孔の最小直径DとはD≦d
    に設定されていることを特徴とする空調吹出口。
JP1990009197U 1990-01-31 1990-01-31 空調吹出口 Expired - Lifetime JPH089562Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990009197U JPH089562Y2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 空調吹出口

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990009197U JPH089562Y2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 空調吹出口

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03100752U JPH03100752U (ja) 1991-10-21
JPH089562Y2 true JPH089562Y2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=31512801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990009197U Expired - Lifetime JPH089562Y2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 空調吹出口

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089562Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57184441U (ja) * 1981-05-19 1982-11-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03100752U (ja) 1991-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0809080B1 (en) Air conditioner
JPH0581466U (ja) テント骨組結束装置
JPH089562Y2 (ja) 空調吹出口
JP3660022B2 (ja) 変速機用チェンジ装置
JP2789531B2 (ja) ベンチレータのルーバ組付方法
JPH0714012Y2 (ja) ダクトケースの連結構造
JPH0728980Y2 (ja) シャッタバルブ開閉装置
CN219806695U (zh) 用于转动的转接件、推拉结构、主动进气格栅、车辆
JPS63131945A (ja) 空気吹出装置
JP3204607B2 (ja) 風向調整用の合成樹脂製レジスタ
JPH0727059Y2 (ja) 車両空調用空気吹出口装置の組立用受治具
JP3463430B2 (ja) 空気調和機
CN214564478U (zh) 一种汽车空调本体内外循环进风装置
JPH0515939B2 (ja)
KR100395757B1 (ko) 송풍장치의 날개구조체 결합구조
JPH074427Y2 (ja) 空気吹出装置
CN219883672U (zh) 移动结构、主动进气格栅、车辆
JP2000028156A (ja) 空気調和機室内ユニットの部品構造及び部品の組立方法
CN212737681U (zh) 平台化车用空调壳体结构
CN219231423U (zh) 一种积木组件的转动连接结构
JPH078975Y2 (ja) ベンチレーター
JP3018394B2 (ja) エアコンの室内ユニット
JP2567219Y2 (ja) 揺動部材の取付装置
JPH0421732Y2 (ja)
JPH074429Y2 (ja) スイングルーバーの駆動機構