JP2789531B2 - ベンチレータのルーバ組付方法 - Google Patents

ベンチレータのルーバ組付方法

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JP2789531B2 JP2121087A JP12108790A JP2789531B2 JP 2789531 B2 JP2789531 B2 JP 2789531B2 JP 2121087 A JP2121087 A JP 2121087A JP 12108790 A JP12108790 A JP 12108790A JP 2789531 B2 JP2789531 B2 JP 2789531B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、車両の空調装置等の空気吹出し口に装備さ
れるベンチレータのルーバ組付方法に関する。
《従来の技術》 第5図及び第6図は、車両の空調装置の空気吹出し口
に取付けられる従来のベンチレータ並びにそのルーバ組
付要領を示したものである。このベンチレータは、第5
図の一部切欠斜視図に示したように、角筒形のハウジン
グ11内に互いに直交する二種類のルーバ(風向板)14,1
5を回動可能に内蔵し、このルーバ14,15を回動させて吹
出し風向を上下左右に調節するものである。
このベンチレータは、第6図の分解斜視図に示すよう
に、ハウジング11を合成樹脂等からなる二つの分割体1
2,13によって構成している。分割体12,13の各々の対向
する壁面に孔12a,12b;13a,13bを設けておき、一方二種
類のルーバ14,15はその両端に突起14a,14b;15a,15bを設
けておく。図示例では、14は上下に並列する横ルーバで
あり、15が左右に並列する縦ルーバである。このルーバ
14,15を、それぞれ分割体12,13に押し込んで突起14a,14
b;15a,15bを各々孔12a,12b;13a,13bに嵌合させてルーバ
14,15を回動可能に分割体12,13に組込み、その後分割体
12,13を合体させるものである。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、このような従来のベンチレータにおけ
るルーバの組付方法では、ハウジング(例えばケースま
たはフィニッシャー等)にルーバを組付けるのに、先に
成形してあるルーバを作業者が一つ一つ組付けていたた
め、多大な組付工数がかかり、その上、配置上ルーバ形
状が一つ一つ違う場合もあり、誤組付けが生じる等の不
具合もあった。
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明はベンチ
レータのハウジングにルーバを組付ける場合の作業性を
向上して組付工数を低減し、また、ルーバの形状違い品
の誤組付けが生じることのないベンチレータのルーバ組
付方法を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するため、本発明のベンチレータの
ルーバ組付方法では、ベンチレータのハウジングにルー
バの軸部を嵌着させる溝を設け、この溝のピッチと同ピ
ッチにルーバを配置してルーバとランナーを兼ねた枠と
をルーバの軸部及びゲートを介して一体に成形し、その
一体状態のままハウジングの前記溝にルーバの軸部を嵌
合させ、ルーバのゲートカットを行なうようにしたもの
である。
《作用》 以上のように構成された本発明のルーバ組付方法にお
いては、ベンチレータのハウジングに装着されるべき複
数個のルーバを予め所定ピッチに配置して枠(ランナ
ー)と一体に成形しておき、この一体成形状態のままル
ーバの軸部をハウジングの溝に嵌着させ、ゲートカット
を行なってルーバを枠から切り離す。従って、所定形
状、所定位置に配置されたルーバは一度にハウジングに
装着され、誤組付けもなく能率良くルーバの組付けが行
なわれる。
《実施例》 以下、第1図乃至第4図を参照して本発明の実施例を
説明する。
第1図に示したベンチレータの、ハウジングとしての
ケース1の前端部の上下縁には、ルーバ嵌着用の複数の
半円形の溝2が、ピッチPをもって設けられている。一
方、複数のルーバ3(本例の場合は縦ルーバ)が前記ピ
ッチPと同一のピッチで配置され、枠4と一体に射出成
形により合成樹脂材で形成されている。枠4は射出成形
時のランナーを兼ねたもので、ゲート5によりルーバ3
と連結されている。
ルーバ3をケース1に組付ける際には、このように枠
4と一体に成形したルーバ3をその一体状態のまま、ケ
ース1の溝2にルーバ3の軸部3aを合せ、図示矢印A方
向に押し込むことにより、ルーバ3の軸部3aを溝2に嵌
着する。ルーバ3と枠4を連結するゲート5は、ルーバ
3の軸部3aを溝2に嵌着するのに要する荷重よりも若干
大きい荷重で破断するような寸法形状に設定されてい
る。ルーバ3の軸部3aを溝2に押し込むと同時に、さら
に少し強く押してやれば、ゲート5が切断して枠4がル
ーバ3から分離し、複数のルーバ組付けが一時に完了す
る。
この場合、ルーバ3を有する枠4をケース1に対応さ
せて配置し、ルーバ3を一枚づつそのゲート5を切断し
ながら溝2に嵌合させてもよいし、またすべてのルーバ
3の軸部3aを溝2に嵌合させてから、それぞれゲート5
を切断して枠4を取除くようにしてもよい。
第2図及び第3図はルーバ取付部分の拡大斜視図で、
図に示すように、ルーバ3の軸部3aには、フランジ3bが
形成されている。第2図のものはシングル・フランジ、
第3図のものはダブル・フランジである。各図(a)の
ように、フランジ3bの外面でゲート5を介して枠4に連
結するように一体成形が行なわれる。ケース1に組付け
る場合は、シングル・フランジの場合はルーバ3の本体
3cとフランジ3bの間の軸部3aを、またダブル・フランジ
の場合は2個のフランジ3bの間の軸部3aをケース1の溝
2に嵌合させ、さらにゲート5を切断(ゲートカット)
して図(b)の状態とする。
第4図はベンチレータ前面に取付けられる、ハウジン
グとしてのフィニッシャー6にルーバを組付ける場合を
示す。この場合は、フィニッシャー6の後部両側縁に溝
7が設けられる。ルーバ8(本例では横ルーバ)は、ラ
ンナーを兼ねる枠9と一体に、ゲート10により連結され
て成形される。この一体成形品を図示矢印B方向にフィ
ニッシャー6に押し込み、ルーバ8の軸部8aを溝7に嵌
入し、荷重を加えてゲート10をカットすることは、前記
第1図の場合と同様である。このようにルーバ8を組付
けたフィニッシャー6は、前記第1図に示したルーバ3
を組付けたケース1の前面に合体させてベンチレータを
構成する。
《発明の効果》 以上の説明の通り、本発明のベンチレータのルーバ組
付方法は、ベンチレータのハウジングにルーバの軸部を
嵌着させる溝を設け、この溝のピッチと同ピッチにルー
バを配置してルーバとランナーを兼ねた枠とをルーバの
軸部及びゲートを介して一体に成形し、その一体状態の
ままハウジングの前記溝にルーバの軸部を嵌合させ、ル
ーバのゲートカットを行なうようにしたものであるか
ら、複数のルーバを一時に組付けることができ、作業性
が著しく向上して組付工数の低減が可能となる。また、
複数のルーバを予め枠と一体に成形しておいて組付ける
ので、形状違いルーバを組付ける場合でも誤組付けを生
じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のベンチレータのルーバ組付方法の一実
施例(ケースにルーバを組付けるもの)を示す斜視図、
第2図及び第3図はルーバ取付部分の拡大斜視図、第4
図は本発明の他の実施例(フィニッシャーにルーバを組
付けるもの)を示す斜視図、第5図は従来のベンチレー
タを示す斜視図、第6図はそのルーバ組付け要領を示す
斜視図である。 1……ケース(ハウジング)、 2,7……溝、3,8……ルーバ、 4,9……枠、5,10……ゲート、 6……フィニッシャー(ハウジング)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベンチレータのハウジングにルーバの軸部
    を嵌着させる溝を設け、この溝のピッチと同ピッチにル
    ーバを配置してルーバとランナーを兼ねた枠とをルーバ
    の軸部及びゲートを介して一体に成形し、その一体状態
    のままハウジングの前記溝にルーバの軸部を嵌合させ、
    ルーバのゲートカットを行なうようにしたことを特徴と
    するベンチレータのルーバ組付方法。
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