JPH0448446Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0448446Y2
JPH0448446Y2 JP15812787U JP15812787U JPH0448446Y2 JP H0448446 Y2 JPH0448446 Y2 JP H0448446Y2 JP 15812787 U JP15812787 U JP 15812787U JP 15812787 U JP15812787 U JP 15812787U JP H0448446 Y2 JPH0448446 Y2 JP H0448446Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
blade
mounting surface
register
blade mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15812787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0163953U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15812787U priority Critical patent/JPH0448446Y2/ja
Publication of JPH0163953U publication Critical patent/JPH0163953U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0448446Y2 publication Critical patent/JPH0448446Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車等において空調風の
吹出し口となるレジスタのケースに関するもので
ある。
(従来の技術) 自動車のインストルメントパネルには、空調風
の吹出し口となるレジスタが適所に組込んであ
る。レジスタは一般的に、樹脂製のレジスタケー
ス1と、この中に収納されて複数枚の樹脂製ブレ
ード3を組合わせたブレードユニツト2とからな
つている。
各ブレード3は連結片5によつて連動可能に連
結されており、ケース1に対してはこうしてユニ
ツト化された状態で組付けられる。すなわち、各
ブレード3の上下にはピン軸4が突出しており、
これらをケース1の両ブレード取付け面10a,
10bに穿孔された対応する差込み孔9にそれぞ
れ差込んで組付けるのである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記のものでは次のような問題点があ
る。
各ブレード3のピン軸4は、両ブレード取付
け面10a,10bを上下に拡開させたもとで
強制的に差込まれるため、開き具合が不十分で
あると、ピン軸4が潰れてしまうことがある。
ケース1を押し広げる場合、中央部ではよく撓
むが両端側では撓みにくいため、ピン軸4の潰
れは特にこの側で問題となる。
の問題を回避しようとして、ケース1を広
げすぎるとケース1の両端側で“白化”あるい
は変形を招く場合もある。
こういつた問題点に鑑み、本考案は容易にピン
軸の差込みが可能となるケースの提供を目的とす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は両端に
ピン軸が突出される風向き変更用のブレードを、
前後両開口部のうちのいずれかを通して組込む際
に、前記ピン軸が回動可能に取付けられるブレー
ド取付け面を上下に押し広げておく形式のケース
であつて、その一部には少なくともいずれか一方
側のブレード取付け面に対する拡開方向への撓み
変形を容易ならしめるための除肉部が形成される
構成にしたのである。
(作用) ブレードをケースに組付ける場合、ブレード取
付け面を拡開方向へ撓ませ、こうしておいてブレ
ードをケース内に入れ、ピン軸を取付け面に支持
させる。この場合、上記の構成によれば、除肉部
によつて取付け面の剛性は低くなつているため、
同面は比較的容易に撓み変形する。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
第1図は自動車のインストルメントパネルに組
込まれるレジスタの分解状態を示すものである。
レジスタはそれぞれ合成樹脂材にて形成されたケ
ース1と、ここに収納される風向切替え用のブレ
ードユニツト2とからなつている。
ブレードユニツト2は複数枚(図のものは5
枚)のブレード3を連結したものであり、各ブレ
ード3は中央部がやや脹らんだ板状に形成されて
いる。また、各ブレード3の上下両端面の中央に
はそれぞれピン軸4が一体に突出している。さら
に、各ブレード3における奥側の下部コーナーは
一部切り欠いてあり、各ブレード3はここに取付
けられた連結片5によつて相互が連動可能に連結
されている。具体的には、各ブレード3の切り欠
き部分には下向きに突起6が形成され、連結片5
はこの突起6にそれぞれ取外し自在に嵌込まれ
る。
なお、中央に配置されたブレード3の前側には
操作片7が一体に張り出し形成されている。
ケース1は全体として箱状に形成されており、
その前後に開口部を備えている。但し、前側の開
口部には水平に複数本の格子8が一体に設けられ
ており、空調風の吹出し口とされる。また、ケー
ス1の上下の壁面には幅方向に沿つて上下で対を
なす差込み孔9が幅方向に沿つて複数個貫通して
おり、各ブレード3のピン軸4が回動可能に差込
まれるブレード取付け面10a,10bとなつて
いる。さらに、両ブレード取付け面10a,10
bの左右両端寄りであつて、差込み孔9より外側
位置にはスリツト11が切り込み形成されてい
る。両スリツト11の切り込み深さは、ブレード
取付け面10a,10bの後端縁からほぼ差込み
孔9に至る程度となつている。
本例のものは上記のように形成されたものであ
る。
レジスタを仕上げるには、各ブレード3を連結
片5によつて連結しておき、ブレードユニツト2
としておく。その後、ケース1へ組込むのである
が、この際には両ブレード取付け面10a,10
bを押し広げて上下に撓み変形させる。この場
合、ブレード取付け面10a,10bは両側のス
リツト11によつて、この間の範囲を容易に撓み
変形させることができるため、ケース1の白化あ
るいは変形が防止できる。また、ケース1はスリ
ツト11間の全範囲に亘つてほぼ均一に撓ませう
るため、両端側に位置するブレード3であつて
も、嵌込みが容易となり、ピン軸4の潰れが回避
される。
第4図は本考案の第2実施例を示すものであ
る。この例のものは、第1実施例のスリツト11
を、対向するL字形状としたものであり、同スリ
ツト11′は前後方向に沿つて切り入れられた後、
各差込み孔9よりやや深めの位置で、さらに内向
きに切り込まれているため、第1実施例のものに
比し、ケース1の撓み変形が一層容易なものとな
つている。
他の構成は第1実施例と同様であり、もつて同
様の作用効果を発揮することができる。
第5図は本考案の第3実施例を示すものであ
り、この例のものは第1、第2実施例のスリツト
11,11′に代えて、ブレード取付け面10a,
10bの内面に溝12を付けることで、薄肉化を
図つたものである。このようにしても、第1、第
2実施例とほぼ同様の作用効果が期待できる。
第6図は本考案の第4実施例を示すものであ
り、この例のものはスリツト11″をケース1の
両側壁に設けたものである。すなわち、スリツト
11″は左右両側壁面においてブレード取付け面
10a,10b寄りに上下一対ずつ切り込んであ
る。そして、その深さは各差込み孔9を結ぶ線よ
りも若干深めとなる程度に設定されている。
このように形成された第4実施例においても、
ブレード取付け面10a,10bを容易に拡開さ
せることができる。但し、スリツト11″に関し、
この例ではブレード取付け面10a,10b寄り
に設けた場合を示したが、特にこの位置でなくと
もよく、例えば中央よりでもよい。要は、ブレー
ド取付け面10a,10bを拡開させうるような
位置に設けてあればよい。
なお、本考案は自動車のレジスタのみならず、
広く一般の空調風の吹出し口となるケースに適用
可能である。
(考案の効果) 本考案の効果は次のようである。本考案では、
ケースにおけるブレード取付け面の両端寄りに薄
肉部を設けて、この部分の剛性を低下させてい
る。このため、取付け面の両端側であつても、比
較的容易に撓み変形させうる。したがつて、ブレ
ードのピン軸の折損やケースの白化、変形等の問
題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るレジスタの
分解斜視図、第2図はレジスタの側断面図、第3
図はブレード取付け面を撓み変形させた状態を背
側から示す断面図、第4図は第2実施例に係るケ
ースの斜視図、第5図は第3実施例に係るケース
の背面図、第6図は第4実施例に係るケースの斜
視図、第7図は従来のレジスタの分解斜視図、第
8図は同側断面図である。 1……ケース、3……ブレード、4……ピン
軸、10a,10b……ブレード取付け面、1
1,11′……スリツト、12……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両端にピン軸が突出される風向き変更用のブ
    レードを、前後両開口部のうちのいずれかを通
    して組込む際に、前記ピン軸が回動可能に取付
    けられるブレード取付け面を上下に押し広げて
    おく形式のケースであつて、その一部には少な
    くともいずれか一方側のブレード取付け面に対
    する拡開方向への撓み変形を容易ならしめるた
    めの除肉部が形成されていることを特徴とする
    空調装置におけるレジスタケース。 (2) 前記除肉部は前記ブレード取付け面の両側端
    寄りにおいて、それぞれ後縁側から切り込まれ
    たスリツトであることを特徴とする前記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の空調装置におけ
    るレジスタケース。 (3) 前記除肉部は、前記ブレード取付け面の両側
    端寄りにおいて、それぞれ後縁側から刻設され
    た溝であることを特徴とする前記実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の空調装置におけるレジ
    スタケース。 (4) 前記除肉部は、ブレード取付け面に隣接する
    壁面において、それぞれ後縁側から切り込まれ
    たスリツトであることを特徴とする前記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の空調装置におけ
    るレジスタケース。
JP15812787U 1987-10-15 1987-10-15 Expired JPH0448446Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15812787U JPH0448446Y2 (ja) 1987-10-15 1987-10-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15812787U JPH0448446Y2 (ja) 1987-10-15 1987-10-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0163953U JPH0163953U (ja) 1989-04-25
JPH0448446Y2 true JPH0448446Y2 (ja) 1992-11-16

Family

ID=31438176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15812787U Expired JPH0448446Y2 (ja) 1987-10-15 1987-10-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0448446Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0163953U (ja) 1989-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7368661B2 (en) Method for manufacturing electrical boxes
KR960038265A (ko) 전자레인지의 전파누설방지용 도어구조
US4602826A (en) Equipment housing
JPH0448446Y2 (ja)
US4819828A (en) Improvements in boxes having articulated lids
CN218001797U (zh) 空调壳体及空调器
JP2572628Y2 (ja) 吹出グリル
US4667483A (en) Air conditioner
CN221122409U (zh) 壳体和室外机
JPH0235543Y2 (ja)
JPS6143138Y2 (ja)
JPH0430788Y2 (ja)
KR200163581Y1 (ko) 문틀조립장치
JPS5810902Y2 (ja) 空気調和機器の吹き出し口における切換え装置
JPS6153614B2 (ja)
JPH024033Y2 (ja)
JPH08150833A (ja) 自動車用ドアトリムの取付構造
JPS6031273Y2 (ja) 空気調和機の遠隔操作装置
KR960004915Y1 (ko) 조립환기구
JPH0238972Y2 (ja)
JPH0122801Y2 (ja)
JPH0440097Y2 (ja)
JPH0720504Y2 (ja) 通風口枠
JPS6229861Y2 (ja)
JPH08210034A (ja) パネル体の窓組込み構造