JPH065209Y2 - ドアリンクの取付構造 - Google Patents

ドアリンクの取付構造

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JPH065209Y2
JPH065209Y2 JP11535187U JP11535187U JPH065209Y2 JP H065209 Y2 JPH065209 Y2 JP H065209Y2 JP 11535187 U JP11535187 U JP 11535187U JP 11535187 U JP11535187 U JP 11535187U JP H065209 Y2 JPH065209 Y2 JP H065209Y2
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JP
Japan
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door
link
lever
casing
shaft
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JP11535187U
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JPS6419507U (ja
Inventor
寿一 田中
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はドアが固定されるドア軸に設けられたドアレバ
ーと、前記ドアを開閉するために前記ドアレバーに係合
するドアリンクとをケーシングに対して所定の位置を維
持しつつ迅速に組立て得るようにしたドアリンクの構造
に関する。
(従来の技術) 自動車用空気調和装置は、空気の導入部であるインテー
クユニットと、ここからの導入空気をエバポレータによ
り冷却するクーラユニットと、ここで冷却された空気を
所定の量だけ加熱して車室内に所望の温度で吹出させる
ようにしたヒータユニットとを有している。これらのユ
ニットのうち、インテークユニットとヒータユニットに
は、内部のダンパーとも言われる種々のドアが取付けら
れている。
インテークユニット内に組込まれるインテークドアを開
閉動するためのドアリンクの取付構造としては、従来特
開昭59−62,777号公報に示されるようなものが
ある。このドアはインテークユニットに形成された内気
取入口と外気取入口とを交互に開閉するためのドアであ
り、ドア軸にこのドアが固定されるようになっている。
また、このドア軸を介してドアを開閉移動するために、
インテークユニットにはドアリンクが回動自在に装着さ
れ、このドアリンクはドア軸に取付けられたドアレバー
と係合するようになっている。したがって、ドアを開閉
するには、ドアリンクを駆動手段により回動し、この回
動をドアレバーに伝達するようにしている。
このようなドアをインテークユニット内に組付けるに
は、従来作業者が人手により組付け作業を行なってお
り、まず、ドアレバーが取付けられたドア軸をインテー
クユニットに取付けた後に、このドア軸にドアを、位置
を調整しながらビス止めし、更にインテークユニットに
ドアリンクを装着する際に、ドアがインテークユニット
内の所定の位置となるようにドアの位置決めを行ないな
がら、ドアリンクがドアレバーに対して所定の位置とな
るように設定して、ドアリンクを装着していた。つま
り、従来ではいわゆる2点調整を行ないながら、ドアリ
ンクの組付けを行なう必要があった。
(考案が解決しようとする問題点) したがって、従来の構造では、ドアリンクが所定の向き
となるようにしてドア軸にドアを固定する必要があり、
更にドア軸に取付けられたドアレバーが所定の向きとな
るようにしてドアリンクをドアレバーに係合させてイン
テークユニットに装着する必要があるために、ドア等の
インテークユニットへの組付け作業性が良好とならなか
った。また、従来のように2点調整を行なわなければな
らないと、組付け作業をロボットや組付け軸等を用いて
自動的に行なうことは困難であった。
本考案はインテーユニット等のユニットのケーシングに
対してドアリンクを容易に組付け得るようにすることを
目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、ケーシングに回動
自在に取付けられケーシング内に位置するドアが固定さ
れるドア軸の端部に、前記ケーシングの外側に位置させ
てドアレバーを取付け、当該ドアレバーに形成されたカ
ム溝と係合するピンを有するドアリンクを前記ケーシン
グの外側に回動自在に装着してなるドアリンクにおい
て、前記ドア軸を前記ケーシングに挿通して前記ドア軸
に前記ドアを固定する際に前記ドアレバーと係合してこ
れを位置決めする位置決用突起を前記ケーシングの外側
に切除自在に形成し、前記位置決用突起を前記ドアレバ
ーに係合させた状態で、ドアを一定圧で押え、シール力
を一定圧にし、ビス締付後、前記カム溝と前記ドアリン
クのピンとを係合させて前記ドアリンクを前記ケーシン
グの外側に装着し、前記位置決用突起により前記ドアレ
バーの位置決を図って前記ドアレバーと前記ドアリンク
とを組付けた後に前記位置決用突起を切除するようにし
てなるドアリンクの取付構造である。
(作用) 位置決用突起をドアレバーに係合させた状態でドアをセ
ットし、ドアを一定圧で押え、シール力を一定にし、ビ
ス締付後、前記カム溝と前記ドアリンクのピンとを係合
させて前記ドアリンクを前記ケーシングの外側に装着
し、前記位置決用突起により前記ドアレバーの位置決を
図って前記ドアレバーと前記ドアリンクとを組付けた後
に前記位置決用突起を切除する。これにより、ドアをケ
ーシングに対して容易に位置決めすることができ、ドア
とドアリンクとを相互に容易に部品バラツキ等を吸収
し、位置決めしつつケーシングに対して組付けることが
できる。
(実施例) 以下、図示する本考案の一実施例に基いて詳細に説明す
る。第1図は本考案の一実施例に係るドアリンクの取付
構造を示す図であり、図示実施例は本考案をインテーク
ユニットに適用した場合を示している。
インテークユニット1を構成するケーシング2は合成樹
脂を用いて射出成形により形成されており、外気取入口
3と内気取入口4とを有する。これらの取入口3、4か
ら流入した空気は、第1図の下方に設けられた吹出口か
ら流出することになる。前記それぞれの取入口3、4を
交互に開閉するためのドア(インテークドア)5は、金
属ないし樹脂により板状となったドア本体6を有してお
り、外周部には発泡ウレタン等からなるシール材7が貼
着されている。尚、このシール材7をドア本体6の表裏
両面の全体に貼着するようにしても良い。
このドア5が固定されるドア軸8は、一端にロウ付け等
の溶接手段によって、ドアレバー9が取付けられてい
る。このドア軸8に対してドア5を固定するために、ド
ア本体6の端部にはドア軸8の外周形状に対応して円弧
形状となった取付け部10が形成され、この取付け部1
0には長円形の長孔11と、矩形の位置決め孔12とが
それぞれ2つずつ形成されており、ドア軸8には前記長
孔11を貫通してビス13が螺合するねじ孔14が2つ
形成され、更に位置決め孔12に嵌合する突起15が設
けられている。尚、長孔11はドア本体6の端部を円弧
状に折曲げる前の状態で円形の孔を明け、その後端部を
円弧形状に折曲げることにより、長孔11が形成され
る。この長孔11は長径がドア5の長手方向を向き、ド
アを一定圧で押え、シール力を一定にしビス13をねじ
孔14に螺合させる際にダンパーとなり容易に、この調
整作業を行なうことができる。
ケーシング2にはドア軸8を支持するための貫通孔16
が形成され、このドア軸8を貫通孔16に嵌合させた後
に、このドア軸8にビス13を用いてドア5が固定され
る。ケーシング2の外側には位置決用突起17が切除自
在に突設されており、ドア軸8をケーシング2に取付け
る際には、ドアレバー9をこの位置決用突起17に係合
させるようにしている。この係合はドアレバー9に形成
された溝18によりなされる。この位置決用突起17を
ケーシング2から切除し易くするために、位置決用突起
17の根元部にくびれ部を形成するようにしても良い。
このようにして、位置決用突起17と溝18とを係合さ
せることにより、ドアレバー9つまりドア軸8の回動方
向の位置が所定の位置に設定される。
ドアレバー9の溝18と位置決用突起17とを係合させ
た状態を示すと第2図の通りである。ドアレバー9には
第3図に示すように、ほぼ三角形のカム溝20が形成さ
れており、このカム溝20と係合するピン21が一端に
設けられたドアリンク22が第1図において支持部23
に回動自在に取付けられるようになっている。このドア
リンク22の他端にはケーブル24が接続されるように
なっており、このケーブル24の作動によりドアリンク
22が回動する。第3図に示す状態では、ピン21がカ
ム溝20の固定位置Aとなり、ドア5が外気取入口3を
閉じた状態となている。この状態から第3図において時
計方向にドアリンク22を回動すると、ピン21は空振
り位置Bを経て、固定位置Cに位置することになる。こ
の固定位置Cにピン21が位置すると、ドア5は内気取
入口4を閉じる位置となる。
このドアリンク22をケーシング2の支持部23に装着
する際には、位置決用突起17によりドアレバー9つま
りドア軸8が所定の向きとなるように静止された状態
で、ドアリンク22のピン21が例えば固定位置Aに位
置するようにしてドアリンク22を装着すると、ドアレ
バー9とドアリンク22は所定の位置に正確に位置決め
されることになる。
上述した構成の本願考案に係るリンク機構を組立てるに
は、まず、予めドアレバー9が一端に固定されたドア軸
8を貫通孔16に支持させ、このときにドアレバー9に
形成された溝18に位置決用突起17を係合させる。こ
れにより、ドア軸8はねじ孔14が所定の向きとなるよ
うに位置決めされる。この状態でドア軸8に対してドア
5を取付ける。この取付作業に際しては、位置決孔12
に突起15を嵌合させると共に、ドアを一定圧で押え、
シール力を一定にし、ねじ孔14内にビス13をねじ結
合することによって、図示実施例にあっては、シール材
7が所定の収縮度となって外気取入口3をドア5が閉じ
るようにドア5の位置決めがなされる。
この状態で支持部23にドアリンク22を装着する。こ
の装着は支持部23に形成されたねじ孔に図示しないね
じ部材を螺合することによってなされ。このときには、
ドアリンク22のピン21が第3図に示す固定位置Aと
なるようにしてドアリンク22を位置決めする。したが
って、自動組立て装置を用いてリンクの組立てを行なう
際には、ドアレバー9を位置決用突起17に係合させて
ドアレバー9の位置決めを行なった状態で、ドア5をド
ア軸8に自動的に取付けることができ、更にドアリンク
22を装着する作業をも自動的に行なうことができる。
このようにして、ドアリンク22の装着が完了した後
に、位置決用突起17を切除する。これにより、ドアレ
バー9つまりドア軸8は自由に回動し得る状態となる。
尚、図示する実施例にあっては、本考案をインテークユ
ニットに組付けられるドアリンクについて具体化した場
合を示すが、ヒータユニットに組付けられるドアリンク
に対しても本考案を具体化することも可能である。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、ドア軸をケーシングに
挿通して前記ドア軸にドアを固定する際に前記ドアレバ
ーと係合してこれを位置決めする位置決用突起を前記ケ
ーシングの外側に切除自在に形成し、前記位置決用突起
を前記ドアレバーに係合させた状態でカム溝と前記ドア
リンクのピンとを係合させて前記ドアリンクを前記ケー
シングの外側に装着し、前記位置決用突起により前記ド
アレバーの位置決を図って前記ドアレバーと前記ドアリ
ンクとを組付けた後に前記位置決用突起を切除するよう
にしたので、位置決用突起を用いてドアレバーを静止状
態にし、この状態でドアリンクを所定の位置に止め付け
れば、ドア、ドアレバー、ドアリンク相互の位置関係が
所定の位置に容易に設定され、人手による場合には容易
にこれらを組立てることができ、更に組立て装置により
自動的にこれらの部品を組付けることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るドアリンクの取付構造
を有するインテークユニットを示す分解斜視図、第2図
はドアレバーと位置決用突起とを係合させた状態を示す
インテークユニットの断面図、第3図はドアレバーとド
アリンクとを組付けた状態を示す正面図である。 2…ケーシング、3…外気取入口、4…内気取入口、5
…ドア、8…ドア軸、9…ドアレバー、13…ビス、1
7…位置決用突起、18…溝、20…カム溝、21…ピ
ン、22…ドアリンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(2)に回動自在に取付けられケ
    ーシング内に位置するドア(5)が固定されるドア軸(8)の
    端部に、前記ケーシングの外側に位置させてドアレバー
    (9)を取付け、当該ドアレバーに形成されたカム溝(20)
    と係合するピン(21)を有するドアリンク(22)を前記ケー
    シングの外側に回動自在に装着してなるドアリンクにお
    いて、前記ドア軸(8)を前記ケーシング(2)に挿通して前
    記ドア軸に前記ドアを固定する際に前記ドアレバー(9)
    と係合してこれを位置決めする位置決用突起(17)を前記
    ケーシングの外側に切除自在に形成し、前記位置決用突
    起(17)を前記ドアレバーに係合させた状態で、ドアを一
    定圧で押えシール力を一定にし、ビス締付後、前記カム
    溝(20)と前記ドアリンクのピンとを係合させて前記ドア
    リンクを前記ケーシングの外側に装着し、前記位置決用
    突起(17)により前記ドアレバー(9)の位置決を図って前
    記ドアレバーと前記ドアリンクとを組付けた後に前記位
    置決用突起を切除するようにしてなるドアリンクの取付
    構造。
JP11535187U 1987-07-28 1987-07-28 ドアリンクの取付構造 Expired - Lifetime JPH065209Y2 (ja)

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JPS6419507U JPS6419507U (ja) 1989-01-31
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