JPH07130683A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH07130683A JPH07130683A JP27335093A JP27335093A JPH07130683A JP H07130683 A JPH07130683 A JP H07130683A JP 27335093 A JP27335093 A JP 27335093A JP 27335093 A JP27335093 A JP 27335093A JP H07130683 A JPH07130683 A JP H07130683A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- silicon
- contact hole
- nitride film
- tin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】バリア膜と絶縁膜の密着性を向上させる。
【構成】シリコン基板1の上に窒化シリコン膜2を形成
し、これにコンタクトホールを開け、Ti膜6とTiN
膜7を形成したのち、熱処理してチタンシリサイド層8
を形成する。
し、これにコンタクトホールを開け、Ti膜6とTiN
膜7を形成したのち、熱処理してチタンシリサイド層8
を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、特
に絶縁膜とアルミ配線間にバリア膜を有する半導体装置
に関する。
に絶縁膜とアルミ配線間にバリア膜を有する半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置について図2を参照し
て説明する。
て説明する。
【0003】まず、図2(a)に示すように、拡散層1
0が形成されたシリコン基板1上にBPSG膜3を厚さ
600nm程度化学気相成長する。そして、リソグラフ
ィー技術及びエッチング技術を用いて所望の位置にコン
タクトホールを形成する。その後、厚さ10nm程度の
窒化シリコン膜4を化学気相成長する。
0が形成されたシリコン基板1上にBPSG膜3を厚さ
600nm程度化学気相成長する。そして、リソグラフ
ィー技術及びエッチング技術を用いて所望の位置にコン
タクトホールを形成する。その後、厚さ10nm程度の
窒化シリコン膜4を化学気相成長する。
【0004】次に図2(b)に示すように、この窒化シ
リコン膜4の全面を選択的異方性エッチングを行ない、
窒化膜からなるサイドウォール5を形成する。次にTi
膜6及びTiN膜7をスパッタ法で形成し、熱処理して
Ti膜6と拡散層10の近傍のシリコンとを反応させチ
タンシリサイド層8を形成した後に、アルミ合金膜9
(例えばAlとSiとCuの合金)をスパッタ法で形成
する。
リコン膜4の全面を選択的異方性エッチングを行ない、
窒化膜からなるサイドウォール5を形成する。次にTi
膜6及びTiN膜7をスパッタ法で形成し、熱処理して
Ti膜6と拡散層10の近傍のシリコンとを反応させチ
タンシリサイド層8を形成した後に、アルミ合金膜9
(例えばAlとSiとCuの合金)をスパッタ法で形成
する。
【0005】また、他の従来の半導体装置として特開平
4−196486号公報に報告されたものがある。以下
図3を用いて説明する。
4−196486号公報に報告されたものがある。以下
図3を用いて説明する。
【0006】まず、図3(a)に示すように、拡散層1
0が形成されたシリコン基板1上にBPSG膜3と窒化
シリコン膜4をCVD法を用いて形成する。
0が形成されたシリコン基板1上にBPSG膜3と窒化
シリコン膜4をCVD法を用いて形成する。
【0007】次に、図3(b)に示すように、シリコン
基板1の拡散層10とのコンタクトを取るためのコンタ
クトホールを形成する。次にTi膜6及びTiN膜7を
形成したのち熱処理を行い、拡散層10の近傍にチタン
シリサイド層8を形成する。その後、アルミ合金膜9を
堆積する。
基板1の拡散層10とのコンタクトを取るためのコンタ
クトホールを形成する。次にTi膜6及びTiN膜7を
形成したのち熱処理を行い、拡散層10の近傍にチタン
シリサイド層8を形成する。その後、アルミ合金膜9を
堆積する。
【0008】尚、コンタクトホールをBPSG膜3に形
成した後、Ti膜6(又はTi膜とTiN膜)を堆積さ
せ500〜800℃の熱処理を行いコンタクトホールの
底面部にチタンシリサイド層8を形成し、次でこのチタ
ンシリサイド層8を残してTi膜6(又はTi膜とTi
N膜)を選択的にエッチング除去し、その後TiN膜7
とアルミ合金膜9を形成する方法についても同じ公報に
示されている。
成した後、Ti膜6(又はTi膜とTiN膜)を堆積さ
せ500〜800℃の熱処理を行いコンタクトホールの
底面部にチタンシリサイド層8を形成し、次でこのチタ
ンシリサイド層8を残してTi膜6(又はTi膜とTi
N膜)を選択的にエッチング除去し、その後TiN膜7
とアルミ合金膜9を形成する方法についても同じ公報に
示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図2で説
明した半導体装置では、Ti膜とBPSG膜の界面の密
着性がホウ素(B)により低下し、またチタンシリサイ
デーションの熱処理時にTi膜とBPSG膜の界面に生
じるTiと酸素の化合物がもろい為、アルミ合金膜のボ
ンディングパッド下のTi膜とBPSG膜の界面で容易
にはがれるという問題がある。
明した半導体装置では、Ti膜とBPSG膜の界面の密
着性がホウ素(B)により低下し、またチタンシリサイ
デーションの熱処理時にTi膜とBPSG膜の界面に生
じるTiと酸素の化合物がもろい為、アルミ合金膜のボ
ンディングパッド下のTi膜とBPSG膜の界面で容易
にはがれるという問題がある。
【0010】このはがれの問題を解決する為に、特開平
4−196486号公報ではBPSG膜とTi膜の間に
B(ホウ素)を含まない膜(窒化シリコン膜)を挿入す
る方法を用いている。しかしこの方法ではコンタクトホ
ールの側壁はBPSG膜がむき出しであるので、Tiの
スパッタ時にBPSG膜側壁への付きが悪く、Ti膜の
ガバレッジが悪くなり、コンタクト抵抗が大きくなる等
の問題がある。またコンタクトホールの底面部にチタン
シリサイド層を形成したのちBPSG膜に接しているT
i膜を除去する方法は、工程が繁雑になるという欠点が
ある。
4−196486号公報ではBPSG膜とTi膜の間に
B(ホウ素)を含まない膜(窒化シリコン膜)を挿入す
る方法を用いている。しかしこの方法ではコンタクトホ
ールの側壁はBPSG膜がむき出しであるので、Tiの
スパッタ時にBPSG膜側壁への付きが悪く、Ti膜の
ガバレッジが悪くなり、コンタクト抵抗が大きくなる等
の問題がある。またコンタクトホールの底面部にチタン
シリサイド層を形成したのちBPSG膜に接しているT
i膜を除去する方法は、工程が繁雑になるという欠点が
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板上に形成された窒化膜からなる絶縁膜と、該
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、前記絶縁膜お
よび前記コンタクトホール上に順次形成されたTi膜及
びTiN膜からなる2層構造のバリア膜と、該バリア膜
上に形成されたアルミ系配線膜とを含むものである。
半導体基板上に形成された窒化膜からなる絶縁膜と、該
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、前記絶縁膜お
よび前記コンタクトホール上に順次形成されたTi膜及
びTiN膜からなる2層構造のバリア膜と、該バリア膜
上に形成されたアルミ系配線膜とを含むものである。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の断面図である。以下製造
方法と共に説明するまず、不純物の導入により拡散層1
0が形成されたシリコン基板1の上に窒化シリコン膜
(Si3 N4 )膜2を厚さ600nm程度CVD法によ
り成長させる。次でリソグラフィー技術及びエッチング
技術を用いて所望の位置にコンタクトホールを形成す
る。次にTi膜6とTiN膜7を順次スパッタ法で形成
したのち熱処理し、Tiと拡散層10近傍のシリコンと
を反応させチタンシリサイド層8を形成する。その後、
アルミ合金膜9(例えばAlとSiとCuの合金)をス
パッタ法で形成する。
る。図1は本発明の一実施例の断面図である。以下製造
方法と共に説明するまず、不純物の導入により拡散層1
0が形成されたシリコン基板1の上に窒化シリコン膜
(Si3 N4 )膜2を厚さ600nm程度CVD法によ
り成長させる。次でリソグラフィー技術及びエッチング
技術を用いて所望の位置にコンタクトホールを形成す
る。次にTi膜6とTiN膜7を順次スパッタ法で形成
したのち熱処理し、Tiと拡散層10近傍のシリコンと
を反応させチタンシリサイド層8を形成する。その後、
アルミ合金膜9(例えばAlとSiとCuの合金)をス
パッタ法で形成する。
【0013】このように本実施例によれば、絶縁膜とし
てホウ素を含まない窒化シリコン膜を用いているため、
Ti膜6のカバレッジが悪くなることもなくTi膜6と
の密着性が向上し、従来のようにはがれが発生すること
はほとんどなくなった。
てホウ素を含まない窒化シリコン膜を用いているため、
Ti膜6のカバレッジが悪くなることもなくTi膜6と
の密着性が向上し、従来のようにはがれが発生すること
はほとんどなくなった。
【0014】すなわちスクラッチテストにおいて、剥れ
る時の加重が、従来の40g程度から、90g程度に上
がり密着性が向上した。
る時の加重が、従来の40g程度から、90g程度に上
がり密着性が向上した。
【0015】尚、上記実施例においては絶縁膜として窒
化シリコン膜を用いた場合について説明したが、窒化ア
ルミニウム膜や酸化窒化シリコン膜等を用いても同様の
効果が得られる。
化シリコン膜を用いた場合について説明したが、窒化ア
ルミニウム膜や酸化窒化シリコン膜等を用いても同様の
効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、Ti膜と
TiN膜からなるバリア膜のTi膜とシリコン基板間の
絶縁膜を窒化膜とすることにより、Ti膜と窒化膜との
密着性が向上するため、バリア膜上のAl合金からなる
ボンディングパッドのはがれを防止できる。更にコンタ
クトホール側壁部へのTiの付きも良く、Ti膜のカバ
レッジが良好となり、しかも、従来のBPSG膜を窒化
膜に変更するだけなので、工程が長くなることはない。
TiN膜からなるバリア膜のTi膜とシリコン基板間の
絶縁膜を窒化膜とすることにより、Ti膜と窒化膜との
密着性が向上するため、バリア膜上のAl合金からなる
ボンディングパッドのはがれを防止できる。更にコンタ
クトホール側壁部へのTiの付きも良く、Ti膜のカバ
レッジが良好となり、しかも、従来のBPSG膜を窒化
膜に変更するだけなので、工程が長くなることはない。
【図1】本発明の一実施例の断面図。
【図2】従来の半導体装置の製造工程を説明するための
半導体チップの断面図。
半導体チップの断面図。
【図3】従来の他の半導体装置の製造工程を説明するた
めの半導体チップの断面図。
めの半導体チップの断面図。
1 シリコン基板 2、4 窒化シリコン膜 3 BPSG膜 5 サイドウォール 6 Ti膜 7 TiN膜 8 チタンシリサイド層 9 アルミ合金膜 10 拡散層
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された窒化膜からな
る絶縁膜と、該絶縁膜に形成されたコンタクトホール
と、前記絶縁膜および前記コンタクトホール上に順次形
成されたTi膜及びTiN膜からなる2層構造のバリア
膜と、該バリア膜上に形成されたアルミ系配線膜とを含
むことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 窒化膜は窒化シリコン膜または窒化アウ
ミニウム膜または酸化窒化シリコン膜である請求項1記
載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27335093A JPH07130683A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27335093A JPH07130683A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130683A true JPH07130683A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17526679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27335093A Pending JPH07130683A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07130683A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104916533A (zh) * | 2014-03-11 | 2015-09-16 | 北大方正集团有限公司 | 一种半导体器件电极及其制造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6066466A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-16 | Seiko Epson Corp | 半導体装置 |
JPS61183942A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-16 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH05136083A (ja) * | 1991-11-11 | 1993-06-01 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体素子およびその製造方法 |
JPH05259110A (ja) * | 1992-03-12 | 1993-10-08 | Sony Corp | 半導体装置におけるメタルプラグの形成方法 |
-
1993
- 1993-11-01 JP JP27335093A patent/JPH07130683A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6066466A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-16 | Seiko Epson Corp | 半導体装置 |
JPS61183942A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-16 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH05136083A (ja) * | 1991-11-11 | 1993-06-01 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体素子およびその製造方法 |
JPH05259110A (ja) * | 1992-03-12 | 1993-10-08 | Sony Corp | 半導体装置におけるメタルプラグの形成方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104916533A (zh) * | 2014-03-11 | 2015-09-16 | 北大方正集团有限公司 | 一种半导体器件电极及其制造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970624 |