JPH07126500A - ジョイントブーツ用熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

ジョイントブーツ用熱可塑性エラストマー組成物

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JPH07126500A
JPH07126500A JP27632493A JP27632493A JPH07126500A JP H07126500 A JPH07126500 A JP H07126500A JP 27632493 A JP27632493 A JP 27632493A JP 27632493 A JP27632493 A JP 27632493A JP H07126500 A JPH07126500 A JP H07126500A
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Japan
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rubber
weight
composition
acid
copolymer
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Application number
JP27632493A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yasuda
直史 安田
Susumu Hasegawa
享 長谷川
Toshifumi Ueshima
敏文 上嶋
Hisahiro Nishio
壽浩 西尾
Tatsuo Nakajima
達雄 中島
Takemi Konomoto
武美 此本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
JSR Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/703Bellows

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエステルエラストマーが有する優れた機
械的性質、耐熱性および耐油性を損なうことなく、柔軟
性と圧縮永久歪が改良され、しかも加工性と耐久性に優
れたジョイントブーツ用熱可塑性エラストマー組成物を
提供することを目的とする。 【構成】 (A)熱可塑性ポリエステルエラストマー5
1〜95重量%と(B)ゴム49〜5重量%および
(A),(B)成分の合計100重量部に対して2〜3
5重量部の可塑剤を、混練中に動的に架橋してなる熱可
塑性エラストマー組成物であって、MFRが20〜15
0で摩耗減量が3%以下であるジョイントブーツ用熱可
塑性エラストマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステルエラスト
マーが有する優れた機械的性質、耐熱性および耐油性を
損なうことなく、柔軟性と圧縮永久歪が改良され、しか
も加工性と耐久性に優れたジョイントブーツ用熱可塑性
エラストマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリエステルエラストマーは、
ポリエステルとポリエーテル繰返し単位、またはポリエ
ステルとポリエステルをポリマー主鎖中に有する多重ブ
ロック共重合体であり、機械的性質、耐熱性および耐油
性に優れている。
【0003】このように、熱可塑性ポリエステルエラス
トマーは、優れた特徴を有しているが、エラストマーと
しては硬度が高く、柔軟性に劣るという欠点がある。ま
た、圧縮永久歪も大きく、その用途の拡大が制約されて
いる。このような欠点を改良する方法として、ポリスチ
レン型ブロック共重合体を配合して軟質化する方法(特
開昭50−82162号)や、エチレン共重合体を配合
して軟質化する方法(特開昭60−7662号)が提案
されている。しかし、これらの方法で得られたポリエス
テルエラストマーの柔軟性は、未だ十分でなく、また耐
油性が低下するという欠点もある。
【0004】また、通常のゴムで行われているように、
加硫可能なゴムを配合したゴムロール上で架橋剤を添加
したのち加硫せしめることによって、柔軟性と耐油性お
よび耐熱性を両立させる方法も提案されている(特公昭
55−35057号)。しかし、この方法では架橋剤を
添加する温度がポリエステルエラストマーの融点よりも
著しく低温であるため、架橋剤を十分に分散混練するこ
とが難しく、また実際の製造にあたって安定な組成物を
得ることが困難である。さらに、耐油性や耐熱性も未だ
十分ではない。
【0005】また、熱可塑性ポリエステルエラストマー
は、自動車部品、特にジョイントブーツの材料として好
適であるが、従来の熱可塑ポリエステルエラストマーに
よっては良好な加工性、安定した耐久寿命を有するジョ
イントブーツを得ることができず、柔軟性に欠けるため
作業性が著しく悪いという欠点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、熱可塑性
ポリエステルエラストマーは機械的性質、耐熱性および
耐油性に優れているが、柔軟性と圧縮永久歪みに劣ると
いう欠点がある。また、ジョイント用ブーツ材として用
いる場合、加工性と耐久性(安定した耐久寿命)に問題
がある。したがって、本発明の目的は、ポリエステルエ
ラストマーが有する優れた機械的性質、耐熱性および耐
油性を損なうことなく、柔軟性と圧縮永久歪が改良さ
れ、しかも加工性と耐久性に優れたジョイントブーツ用
熱可塑性エラストマー組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)熱可塑
性ポリエステルエラストマー51〜95重量%と(B)
ゴム49〜5重量%および(A),(B)成分の合計1
00重量部に対して2〜35重量部の可塑剤を、混練中
に動的に架橋してなる熱可塑性エラストマー組成物であ
って、MFRが20〜150で摩耗減量が3%以下であ
るジョイントブーツ用熱可塑性エラストマー組成物、お
よび該組成物において、動的に架橋するために添加する
架橋剤の添加前および/または添加後に可塑剤を添加し
てなることを特徴とするジョイントブーツ用熱可塑性エ
ラストマー組成物を提供するものである。
【0008】本発明の(A)成分である熱可塑性ポリエ
ステルエラストマーは、ポリエステルブロック共重合体
であり、その重合体連鎖中に、主として芳香族ポリエス
テル単位からなる高融点結晶性セグメント(A−1)
と、主として脂肪族ポリエーテル単位および/または脂
肪族ポリエステル単位からなる低融点重合体セグメント
(A−2)とを有している。
【0009】ハードセグメントである高融点結晶性セグ
メント(A−1)の芳香族ポリエステル単位は、酸成分
とグリコール成分とから形成されるが、この酸成分は実
質的にテレフタール酸および/または2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸である。また、テレフタール酸または
2,6−ナフタレンジカルボン酸のほかにイソフタール
酸などの他の芳香族ジカルボン酸、あるいはアジピン
酸、セバチン酸、シクロヘキサン−1,4−ジカンボン
酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸を少量併用し
てもよい。
【0010】上記芳香族ポリエステル単位を形成するグ
リコール成分は、炭素数2〜12のグリコール、例えば
エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサン
ジオール、デカンジオールなどである。なお、高融点結
晶性セグメント(A−1)の融点の下限は特に限定され
ないが、一般的には150℃以上であり、好ましくは1
70℃以上、さらに好ましくは190℃以上である。
【0011】ソフトセグメントである低融点重合体セグ
メント(A−2)を構成する脂肪族ポリエーテル単位
は、ポリアルキレングリコールで形成されるが、ポリア
ルキレングリコールの具体例としては、例えばポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリ
プロピレングリコールブロック共重合体などが挙げら
れ、特にポリテトラメチレングリコールが好ましい。こ
れらのポリアルキレングリコールは、その炭素数と酸素
数の比が2〜4.5のものであれば、単独ではもちろん
混合物として用いることもできる。
【0012】低融点重合体セグメント(A−2)を構成
するもう一つの単位である脂肪族ポリエステル単位は、
主として脂肪族ジカルボン酸とグリコールからなるが、
その主たる酸性分である脂肪族ジカルボン酸は、例えば
コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、デカンジカルボン
酸などである。また、これら脂肪族ジカルボン酸のほか
にイソフタール酸などの芳香族ジカルボン酸を少量併用
してもよい。
【0013】また、上記脂肪族ポリエステル単位を形成
するグリコール成分は、炭素数2〜12のグリコール成
分であり、その具体例としては高融点結晶性セグメント
(A−1)の芳香族ポリエステル単位を形成するグリコ
ール成分として例示したものと同様のものが挙げられ
る。
【0014】脂肪族ポリエステル単位は、上記脂肪族ジ
カルボン酸とグリコール成分とを通常の方法で重縮合せ
しめて得られるものであり、ホモポリエステルでも共重
合ポリエステルでもよく、あるいは環状のラクトンを開
環重合して得られるポリラクトン(例えばポリ−ε−カ
プロラクトン)でもよい。なお、低融点重合体セグメン
ト(A−2)の融点の上限は特に限定されないが、一般
的には130℃以下であり、好ましくは100℃以下で
ある。また、低融点重合体セグメント(A−2)の分子
量は、通常400〜6,000である。
【0015】熱可塑性ポリエステルエラストマー(A)
中の高融点結晶性セグメント(A−1)と低融点重合体
セグメント(A−2)との組成比は、好ましくは重量比
で95/5〜5/95であり、さらに好ましくは70/
30〜30/70である。また、熱可塑性ポリエステル
エラストマー(A)としては、軟化点が100℃以上で
あるものが特に好ましい。
【0016】熱可塑性ポリエステルエラストマー(A)
として特に好ましく用いられるポリエステルブロック共
重合体は、高融点結晶性セグメント(A−1)としてポ
リテトラメチレンテレフタレートまたはポリトリメチレ
ンテレフタレート−2,6−ナフタレートを用い、低融
点重合体セグメント(A−2)としてポリテトラメチレ
ングリコールなどのポリエーテル、ポリテトラメチレン
アジペート、ポリ−ε−カプロラクトンなどのポリエス
テルを用いて形成されるものである。また、ジカルボン
酸やグリコールの一部としてポリカルボン酸や多官能性
ヒドロキシ化合物、オキシ酸などが共重合されたもので
もよい。これらの多官能性成分は、3モル%以下の範囲
で共重合せしめることにより、高粘度化成分として有効
に作用する。該多官能性成分としては、例えばトリメリ
ット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸、ブタンテトラカルボン酸、グリセ
リン、ペンタエリスリトール、またはこれらのエステ
ル、酸無水物などを挙げることができる。
【0017】熱可塑性ポリエステルエラストマー(A)
は、通常の重合方法によって製造することができる。好
適な重合方法としては、 芳香族ジカルボン酸またはそのジメチルエステルと
低融点セグメント形成性ジオールとを、触媒の存在下に
約150〜260℃に加熱し、エステル化反応またはエ
ステル交換反応を行い、次いで真空下に過剰の低分子ジ
オールを除去しつつ重縮合反応を行うことにより熱可塑
性エラストマーを得る方法、 あらかじめ調製した高融点ポリエステルセグメント
形成性プレポリマーおよび低融点重合体セグメント形成
性プレポリマーに、それらのプレポリマーの末端基と反
応する2官能性の鎖延長剤を混合して反応させたのち、
系を高真空に保ち揮発成分を除去することにより熱可塑
性ポリエステルエラストマーを得る方法、 高重合度の高融点ポリエステルとラクトン類とを加
熱混合し、ラクトンを開環重合させつつエステル交換反
応させることにより熱可塑性ポリエステルエラストマー
を得る方法、などがある。
【0018】本発明の(B)成分であるゴムとしては、
非ハロゲンジエン系ゴム、非ハロゲンジエン系ゴムの水
添物、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、オレフ
ィン系ゴム、ハロゲン系ゴム、シリコーンゴムなどが挙
げられる。
【0019】上記非ハロゲンジエン系ゴムとしては、例
えば天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジ
エン共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重
合体ゴム、ポリブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体ゴム、アクリル酸エステル−ブタジエ
ン共重合体ゴムなどが挙げられる。
【0020】上記非ハロゲンジエン系ゴムの水添物とし
ては、例えば水素化ポリブタジエン、水素化ポリイソプ
レン、水素化スチレン−ブタジエンランダム共重合体ゴ
ム、水素化スチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴ
ム、水素化アクリル酸エステル−ブタジエン共重合体ゴ
ム、水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合体など
が挙げられる。
【0021】上記水素化スチレン−ブタジエンブロック
共重合体ゴムとしては、 (b−1):ビニル芳香族化合物重合体ブロック(イ)
とビニル芳香族化合物と共役ジエンとのランダム共重合
体ブロック(ロ)とからなる(イ)−(ロ)もしくは
(イ)−(ロ)−(イ)ブロック共重合体、または上記
ブロック(イ)と上記ブロック(ロ)およびビニル芳香
族化合物と共役ジエンからなりビニル芳香族化合物が漸
増するテーパーブロック(ハ)とからなる(イ)−
(ロ)−(ハ)ブロック共重合体を水素添加することに
より得られる、共役ジエン部分の二重結合の少なくとも
80%が飽和されており、ポリスチレン換算数平均分子
量が5万〜60万である水添ジエン系共重合体、 (b−2):上記ブロック(イ)、共役ジエン重合体あ
るいはビニル芳香族化合物と共役ジエンとの共重合体か
らなり、1,2−ビニル結合含量が25〜95%である
ブロック(ニ)および1,2−ビニル結合含量が20%
以下である共役ジエン重合体ブロック(ホ)からなる
(イ)−(ニ)−(ホ)ブロック共重合体を水素添加す
ることにより得られる、共役ジエン部分の二重結合の少
なくとも80%が飽和されており、ポリスチレン換算数
平均分子量が4〜70万である水添ジエン系共重合体、 (b−3):上記ブロック(ニ)と上記ブロック(ホ)
からなる、(ホ)−(ニ)−(ホ)または〔(ホ)−
(ニ)〕m(ただし、mは2以上)で表されるブロック
共重合体を水素添加することにより得られる、共役ジエ
ン部分の二重結合の少なくとも90%が飽和されてお
り、ポリスチレン換算数平均分子量が5万〜60万であ
る水添ジエン系共重合体、などが挙げられる。
【0022】なお、ここでビニル芳香族化合物として
は、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−
ジフェニルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノエ
ステルスチレン、ビニルピリジンなどが挙げられるが、
特に好ましくはスチレンとα−メチルスチレンである。
【0023】また、上記共役ジエンとしては1,3−ブ
タジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブ
タジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエ
ン、4,5−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−ブ
チル−1,3−オクタジエン、クロロプレンなどが挙げ
られるが、好ましくは1,3−ブタジエン、イソプレン
および1,3−ペンタジエンであり、特に好ましくは
1,3−ブタジエンである。
【0024】上記(b−1)は、ブロック(イ)、ブロ
ック(ロ)および必要に応じて加えられるブロック
(ハ)からなるジエン系共重合体(以下、「重合体b−
1」という。)を水素添加して得られる水添共役ジエン
系共重合体(以下、「水添共重合体b−1」という。)
である。
【0025】重合体b−1中のビニル芳香族化合物と共
役ジエン(ビニル芳香族化合物/共役ジエン)の割合は
重量比で、通常5〜60/95〜40、好ましくは5〜
40/95〜60である。また、ブロック(イ)および
必要に応じて加えられるブロック(ハ)中の結合ビニル
芳香族化合物量の合計は、通常全モノマーの3〜50重
量%、好ましくは3〜25重量%であり、ブロック
(ロ)中の共役ジエン部分におけるビニル結合含量は、
通常15%以上、好ましくは30%以上である。重合体
b−1の水素添加率は80重量%以上、好ましくは90
重量%以上である。
【0026】さらに、水添共重合体b−1のポリスチレ
ン換算数平均分子量は5万〜60万、好ましくは7万〜
25万である。
【0027】上記(b−2)は、ブロック(イ)、ブロ
ック(ニ)およびブロック(ホ)からなるジエン系共重
合体(以下、「重合体b−2」という。)を水素添加し
て得られる水添共役ジエン系共重合体(以下、「水添重
合体b−2」という。)である。重合体b−2中のブロ
ック(イ)の含量は、通常10〜50重量%、好ましく
は15〜45重量%、ブロック(ニ)の含量は、通常3
0〜80重量%、好ましくは35〜70重量%であり、
ブロック(ホ)の含量は、通常5〜30重量%、好まし
くは5〜25重量%である。なお、ブロック(ニ)の
1,2−ビニル結合含量は25〜95%、好ましくは3
0〜60%であり、ブロック(ホ)の1,2−ビニル結
合含量は20%以下、好ましくは5〜15%である。
【0028】重合体b−2の水素添加率は80%以上、
好ましくは90%以上であり、水添重合体b−2のポリ
スチレン換算数平均分子量は4万〜70万、好ましくは
6万〜40万である。
【0029】上記(b−3)は、ブロック(ニ)とブロ
ック(ホ)からなるジエン系共重合体(以下、「重合体
b−3」という。)を水素添加して得られる水添共役ジ
エン系重合体(以下、「水添重合体b−3」という。)
である。
【0030】重合体b−3中のブロック(ニ)の含量
は、通常10〜95重量%、好ましくは15〜90重量
%であり、ブロック(ホ)の含量は、通常5〜90重量
%、好ましくは10〜85重量%である。なお、ブロッ
ク(ニ)およびブロック(ホ)の1,2−ビニル結合含
量は、重合体b−2の場合と同様である。
【0031】重合体b−3の水素添加率は90%以上、
好ましくは95%以上であり、水添重合体b−3のポリ
スチレン換算数平均分子量は、5万〜60万、好ましく
は10万〜40万である。
【0032】なお、これらの重合体b−1〜b−3は、
カップリング剤を用いてカップリングされていてもよ
く、例えば〔(イ)−(ロ)」n−X、〔(イ)−
(ロ)−(ハ)〕n−X、〔(イ)−(ロ)−(イ)〕
n−X(nは2〜4、Xはカップリング剤残基を示
す。)などで表わされるものも含まれる。
【0033】上記アクリルゴムとしては、例えばアクリ
ル酸ブチル−アクリル酸エチル共重合体ゴムなどが挙げ
られる。上記エピクロルヒドリンゴムとしては、エピク
ロルヒドリン単独またはエピクロルヒドリンとエチレン
オキサイドの共重合ゴムが挙げられる。上記オレフィン
系ゴムとしては、例えばエチレン−プロピレン共重合体
ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム
などが挙げられる。上記ハロゲン系ゴムとしては、クロ
ロプレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、クロロスルフ
ォン化ポリエチレンゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブ
チルゴム、塩素化エチレン−プロピレンゴムなどが挙げ
られる。上記シリコーンゴムとしては、ジメチルポリシ
ロキサン、メチルビニルポリシロキサン、メチルフェニ
ルビニルポリシロキサン、トリフルオロプロピルメチル
ビニルポリシロキサン、メチルフェニルシリコーンなど
が挙げられる。これらのほかに、いわゆる多硫化ゴム、
クロロフォスファゼンゴム、ウレタンゴム、エチレン−
酢酸ビニル共重合ゴム、ポリエチレンオキサイドゴム、
フッ素ゴムなどの通称で呼ばれる合成ゴムも同様に、本
発明のゴム(B)として使用することができる。
【0034】本発明において好ましいゴム(B)は、非
ハロゲンジエン系ゴム、非ハロゲンジエン系ゴムの水添
物、エピクロルヒドリンゴムなどである。さらに具体的
には、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、水素
化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、水素化ア
クリル酸エステル−ブタジエン共重合ゴム、エチレン−
プロピレン共重合ゴムなどである。
【0035】上記水素化アクリル酸エステル−ブタジエ
ン共重合ゴムは、アクリル酸アルキルエステルまたはア
クリル酸アルコキシ置換アルキルエステルと共役ジエン
からなるランダム共重合体の共役ジエン重合単位の二重
結合の90%以上を水素化したゴムであり、詳しくは特
開平2−218704号に記載されている。
【0036】本発明においては、これらのゴムに官能
基、例えばカルボキシ基、エポキシ基、アミノ基などを
導入することによって、さらに相溶性を向上させ、機械
的強度や圧縮永久歪を改良することができる。官能基の
導入は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレ
イン酸、グリシジル(メタ)アクリレート、アミノ(メ
タ)アクリレートなどをゴム(B)を形成する他の成分
とともに共重合することによって行うことができる。な
お、これら官能基の導入は、(A)成分と混合する前に
行ってもよいし、(A)成分と混練するときに同時に行
ってもよい。本発明におけるゴム(B)の溶解パラメー
タ値は、通常8以上、好ましくは8.5以上、さらに好
ましくは9以上である。
【0037】ゴムの溶解パラメータ値は、日本ゴム協会
発行のゴム工業便覧や同協会発行の新ゴム技術入門など
の文献に記載されている値を参考にすることができる
が、これらの文献に記載されていないゴムに関しては、
講談社発行の溶剤ハンドブックに記載されている各種の
方法で測定することができる。本明細書においては、文
献既知でないゴムについては、Smallにより提案さ
れた物質の分子凝集エネルギー定数から試算する簡便な
方法で求めた値を目安とした。
【0038】本発明においては、ゴム(B)中のゲル含
量は、通常50重量%以上、好ましくは70重量%以上
である。なお、ゲル含量は、架橋前のゴムを十分溶解で
きる溶剤、例えばトルエンやメチルエチルケトンなどを
用いて、架橋後のゴムを溶解したときの不溶分の割合を
もって算出する。
【0039】本発明のゴム(B)は熱可塑性ポリエステ
ルエラストマー(A)中に分散混合していることが好ま
しく、そのときの平均粒子径は好ましくは50μm以
下、さらに好ましくは10μm以下、特に好ましくは5
〜0.01μmである。ゴム(B)の分散粒子径が大き
いと良好な物性が得られない。本発明においては、電子
顕微鏡で観察されるランダムな視野においてゴム粒子を
100個以上測定し、その平均値を平均粒子径とする。
また、球形でない粒子については円面積としたときの直
径とする。
【0040】本発明の組成物における熱可塑性ポリエス
テルエラストマー(A)の配合割合は51〜95重量
%、好ましくは55〜85重量%であり、ゴム(B)の
配合割合は49〜5重量%、好ましくは45〜15重量
%である。(A)成分の配合割合が95重量%を超える
と、本発明の動的架橋が困難で、得られる組成物の柔軟
性と圧縮永久歪の向上効果が十分認められない。また
(A)成分の配合割合が51重量%未満では、本発明の
動的架橋が困難で、得られる組成物の加工性と流動性が
劣る。
【0041】本発明においては、熱可塑性ポリエステル
エラストマー(A)とゴム(B)を単純にブレンドする
だけではなく、得られる組成物のMFRが20〜150
で摩擦減量が3.0%以下になるように動的架橋を施
す。動的架橋とは、Uniroyal社のW.M.Fi
scherらや、Monsanto社のA.Y.Cor
anらにより開発された手法であり、熱可塑性樹脂のマ
トリックス中にゴムをブレンドし、架橋剤とともに混練
りしながらゴムを高度に架橋させ、しかもそのゴムを微
細に分散させるプロセスのことである。
【0042】本発明においては、動的架橋を行なうため
に通常架橋剤を使用するが、好ましくは、架橋剤と共に
可塑剤を使用する。上記架橋剤としては、通常のゴムに
対して使用される過酸化物、樹脂架橋剤、硫黄などの架
橋剤が使用できる。架橋剤の具体例としては、例えば
“架橋剤ハンドブック(山下普三、金子東助著、大成
社)”に記載されている架橋剤、架橋助剤、架橋促進剤
などが挙げられる。
【0043】すなわち、本発明においては、イオウ系ま
たは脂肪族系の架橋剤を好ましく用いることができる。
【0044】特に、架橋剤としてイオウ系または脂肪族
系架橋剤を使用する場合は、組成物中のゴム(B)10
0重量部に対して、主たる架橋剤0.1〜8重量部、加
硫促進剤0.1〜10重量部、加硫促進助剤0.5〜1
0重量部、活性剤0.5〜10重量部および架橋助剤
0.1〜10重量部の範囲で用いる。
【0045】また、架橋剤として有機過酸化物を用いる
場合は、組成物中のゴム(B)100重量部に対して有
機過酸化物中の活性酸素量が0.0001〜0.3モル
になるように算出して添加する。活性酸素量が0.00
01モル未満では十分な架橋が生起しない。一方、0.
3モルを超えて使用しても、より以上の架橋は期待でき
ず、経済的でないうえ、他の好ましくない副反応、例え
ば重合体の分解などが起こりやすくなる。
【0046】本発明においては、動的架橋を行なうため
に架橋剤と共に好ましくは可塑剤を使用する。本発明に
おいて、可塑剤は得られる組成物に柔軟性と流動性の良
好なバランスを与えるものであり、また摩耗減量を少な
くするという効果を有しており、さらに低温における柔
軟性の維持に効果があり、ジョイントブーツ材の温度特
性の改善にも寄与する。すなわち本発明においては、可
塑剤を添加することにより、動的架橋により得られる組
成物のMFRと摩擦減量のコントロール(本発明の動的
架橋)が容易になる。
【0047】上記可塑剤としては、プロセスオイル、エ
クステングオイルと呼ばれる鉱物油系ゴム用軟化剤、ジ
オクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジエチルフ
タレート、ブチルベンジルフタレート、ジ−2−エチル
ヘキシルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジウン
デシルフタレート、ジイソノニルフタレートなどのフタ
ル酸エステル類、トリクレジルホスフェート、トリエチ
ルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ−2−
エチルヘキシルホスフェート、トリメチルホスフェー
ト、トリブトキシエチルホスフェート、トリス−クロロ
エチルホスフェート、トリス−ジクロロプロピルホスフ
ェート、縮合リン酸エステル、トリフェニルホスフェー
ト、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニル
ホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、2
−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリラウリ
ルホスフェート、トリセチルホスフェート、トリステア
リルホスフェート、トリオレイルホスフェートなどのリ
ン酸エステル類、トリメリット酸オクチルエステル、ト
リメリット酸イソノニルエステル、トリメリット酸イソ
デシルエステルなどのトリメリット酸エステル類、ジペ
ンタエリスリトールエステル類、ジオクチルアジペー
ト、ジメチルアジペート、ジ−2−エチルヘキシルアジ
ペート、ジイソブチルアジペート、ジブチルアジペー
ト、ジイソデシルアジペート、ジブチルジグリコールア
ジペート、ジ−2−エチルヘキシルアゼレート、ジオク
チルアゼレート、ジオクチルセバケート、ジ−2−エチ
ルヘキシルセバケート、メチルアセチルリシノレートな
どの脂肪酸エステル類、ピロメリット酸オクチルエステ
ルなどのピロメリット酸エステル類、エポキシ化大豆
油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化脂肪酸アルキルエ
ステル(例えばエポキシ化脂肪酸オクチルエステル)な
どのエポキシ系可塑剤、アジピン酸エーテルエステル、
ポリエーテルエステル、ポリエーテルなどのポリエーテ
ル系可塑剤などが挙げられる。これらの可塑剤は単独で
または2種以上組み合わせて用いることができる。
【0048】動的架橋により得られる組成物のMFRと
摩耗減量のコントロールを容易にする観点からは、上記
可塑剤の中で、フタル酸エステル類およびポリエーテル
系可塑剤が好ましい。また、組成物のブリード性の面か
らはフタル酸エステル類、リン酸エステル類、エポキシ
系可塑剤、ポリエーテル系可塑剤などが好ましく、さら
に好ましくはフタル酸エステル類およびポリエーテル系
可塑剤である。可塑剤の添加は、架橋剤の添加前、添加
後いずれでもよく、また一部を架橋前に添加し、残りを
架橋後に添加してもよい。
【0049】可塑剤の添加量は、(A)成分と(B)成
分の配合割合、可塑剤の種類など他の条件によっても異
なるため特に限定されるものではないが、得られる組成
物のMFRが20〜150で摩擦減量が3%以下になる
量を添加する。通常は、(A)成分と(B)成分の合計
量100重量部に対して2〜35重量部、好ましくは3
〜30重量部、さらに好ましくは4〜25重量部添加す
ることにより、MFRと摩耗減量のコントロールが容易
になる。3重量部%未満ではMFRと摩耗減量のコント
ロールが困難で、可塑剤の添加効果がほとんど認められ
ず、25重量部を超えるとMFRと摩耗減量のコントロ
ールが困難であるばかりでなく、ブリードが生じ易くな
り、得られる組成物の強度も低下する。
【0050】本発明における動的架橋は、各種押出機、
バンバリーミキサー、ニーダー、あるいはこれらを組み
合わせたものなどにより、上記各成分を混練することに
よって行われる。しかし、生産性を考慮する場合は、二
軸押出機を用いて連続的に生産するのが最も好ましい。
この場合、押出機の途中から可塑剤と架橋剤の添加を行
う。
【0051】このとき用いる二軸押出機としては、L/
D=30以上の長軸型のものが好ましい。溶解混練時に
各成分を添加する方法は、本発明の(A)、(B)両成
分と架橋剤、さらに可塑剤を同時に添加する方法と、本
発明の(A)、(B)両成分を混練したのち、途中から
架橋剤と可塑剤を添加する方法のいずれでもよいが、本
発明の(A)、(B)両成分を混練したのち架橋剤と可
塑剤を添加する方法が好ましい。
【0052】本発明においては、本発明のゴム(B)を
熱可塑性ポリエステル(A)中に十分に分散させ、かつ
その界面を強化して物性をさらに向上させるために、い
わゆる相溶化剤を用いることができる。相溶化剤は大き
く分けると、化学反応を伴わないものと伴うものがあ
る。前者は、通常ブロック共重合体やグラフト共重合体
であり、いわゆる乳化作用を示す。後者は、末端や側鎖
に官能基を有するポリマーやポリマーの末端に重合性基
を有する高分子マクロマーなどである。
【0053】相溶化剤の具体例としては、エチレン/グ
リシジルメタクリレート共重合体−ポリメチルメタクリ
レートグラフトポリマー、エチレン/グリシジルメタク
リレート共重合体−アクリロニトリル/スチレン共重合
体グラフトポリマー、エチレン/グリシジルメタクリレ
ート共重合体−ポリスチレングラフトポリマー、エチレ
ン/エチルアクリレート共重合体−ポリメチルメタクリ
レートグラフトポリマー、エチレン/エチルアクリレー
ト共重合体−ポリアクリロニトリルグラフトポリマー、
エチレン/エチルアクリレート共重合体−ポリアクリロ
ニトリルグラフトポリマー、エチレン/エチルアクリレ
ート共重合体−ポリスチレングラフトポリマー、エチレ
ン/酢酸ビニル共重合体−ポリメチルメタクリレートグ
ラフトポリマー、エチレン/酢酸ビニル共重合体−ポリ
アクリロニトリルグラフトポリマー、エチレン/酢酸ビ
ニル共重合体−ポリスチレングラフトポリマー、ポリプ
ロピレン−ポリアクリロニトリルグラフトポリマー、ポ
リプロピレン−ポリスチレングラフトポリマー、ポリプ
ロピレン−ポリスチレングラフトポリマー、ポリエチレ
ン−ポリメチルメタクリレートグラフトポリマー、ポリ
エチレン−ポリアクリロニトリルグラフトポリマー、ポ
リエチレン−ポリスチレングラフトポリマー、エポキシ
変性ポリスチレン−ポリメチルメタクリレートグラフト
ポリマー、ポリブチレンテレフタレート−ポリスチレン
グラフトポリマー、酸変性アクリル−ポリメチルメタク
リレートグラフトポリマー、酸変性アクリル−ポリスチ
レングラフトポリマー、ポリスチレン−ポリメチルメタ
クリレートグラフトポリマー、ポリスチレン−ポリエチ
レングラフトポリマー、ポリスチレン−ポリブタジエン
グラフトポリマー、ポリスチレン−ポリアクリロニトリ
ルブロック共重合体、ポリスチレン−ポリブチルアクリ
レートブロック共重合体などが挙げられる。
【0054】相溶化剤の具体例としては、日本油脂株式
会社社製モデパーA1100,A3100,A410
0,A5100,A6100,A1200,A420
0、A5200,A6200,A1400,A340
0,A4400,A5400,A6400、東亜合成化
学工業株式会社社製RESEDA(登録商標名)GP1
00,GP200,GP300,GP400,GP50
0,GP700などの市販品を挙げることができる。こ
れらを含めた相溶化剤の例は、秋山三郎著「表面」19
91年Vol.29,No.1や、前田佳治ら著雑誌
「高分子加工」1991年40巻4号などに記載されて
いる。
【0055】これらの相溶化剤の中で特に好ましいもの
は、使用するゴム(B)の種類によっても異なるが、熱
可塑性ポリエステルエラストマー(A)と直接反応する
エポキシ基またはカルボキシル基を有する相溶化剤であ
る。
【0056】本発明においては、本発明の(A)成分と
(B)成分の混練中に好ましくは可塑剤を用いて、得ら
れる組成物のMFRが20〜150で、摩耗減量が3%
以下になるように動的に架橋する。
【0057】ここで、MFRは230℃で10kg荷重
の条件で10分間に流出した重量でg/10分の単位で
表される。また、摩耗減量は外径25mm、内径20m
m、高さ15mmの円柱状試料を2コ用いて、双方の試
料を2kg荷重で天面同士を接触させ、一方の試料を固
定し、もう一方の試料を150r.p.mの速度で回転
させ、15分後の回転側試料の重量変化より求められる
変化率と定義され、下記式により求めることができる。
【0058】
【数1】
【0059】ここで、MFRが20未満の場合には、流
動性が不足しているため、ジョイントブーツのような薄
肉の成形品を射出成形で成形する場合、成形が不可能
か、成形物が得られた場合でも、大きな成形ひずみが生
じ、ブーツの耐久寿命が悪くなる。一方、MFRが15
0を超えた場合、ブーツ成形物にバリが発生しやすくな
る。また、摩耗減量が3%を超えた場合、ブーツの耐久
寿命が極端に悪化する。
【0060】MFRを20〜150とし、摩耗減量を3
%以下とする方法としては、可塑剤量を(A)成分と
(B)成分の合計100重量部に対して3〜30重量部
添加する必要がある。3重量部未満では、可塑剤添加の
効果がなく、摩耗減量が大きくなる問題点が生じ好まし
くない。30重量部を越えると可塑剤のブリードが生じ
やすくなり、成形外観が不良となり、耐久性も低下し、
好ましくない。ジョイントブーツ材として、良好な成形
性、成形物の良好な耐摩耗性を得るうえで、より好まし
いMFRの範囲は35〜120、摩耗減量で1.5%以
下であえる。
【0061】さらに、本発明の熱可塑性エラストマー組
成物のMFRを20〜150とし、摩耗減量を3%以下
にするための有効な方法は、架橋剤および架橋助剤の添
加量を調整することである。例えば、架橋剤としてイオ
ウ系または脂肪族系架橋剤を使用する場合は、組成物中
のゴム(B)100重量部に対して、主たる架橋剤0.
2〜6重量部、加硫促進剤0.1〜10重量部、加硫促
進助剤0.5〜10重量部、活性剤0.5〜10重量部
および架橋助剤0.5〜8重量部の範囲で用いるのが好
ましい。また、架橋剤として有機過酸化物を用いる場合
は、組成物中のゴム(B)100重量部に対して有機過
酸化物中の活性酸素量が0.0005〜0.25モルに
なるように算出して添加するのが好ましい。とりわけ、
架橋剤としては、溶融下での架橋反応の制御しやすさか
ら、有機過酸化物の使用が好ましい。特に、1分間半減
期温度が150℃〜200℃の有機過酸化物の使用が好
ましい。有機過酸化物を使用する際に、架橋助剤を併用
してもよい。
【0062】本発明の組成物には、流動性や柔軟性をさ
らに向上させるために、液状アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合ゴム、液状アクリルゴム、液状ポリブタジエ
ンゴムなどの液状ゴムを機械的強度を損なわない範囲で
配合することができる。
【0063】本発明の組成物には、流動性や機械的強度
を損なわない範囲で、充填剤、例えば炭酸カルシウム、
ケイ酸カルシウム、クレー、カオリン、タルク、シリ
カ、ケイソウ土、雲母粉、アスベスト、アルミナ、硫酸
バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、塩基性
炭酸マグネシウム、二硫化モリブデン、グラファイト、
カーボンブラッック、カーボン繊維など、あるいは着色
剤、例えばカーボンブラック、群青、酸化チタン、亜鉛
華、べんがら、紺青、アゾ顔料、ニトロン顔料、レーキ
顔料、フタロシアニン顔料などを配合することができ
る。
【0064】さらに、本発明の組成物には、老化防止
剤、光安定剤、紫外線吸収剤などの各種安定剤を数種類
組み合わせて添加することもできる。老化防止剤の具体
例としては、フェニル−α−ナフチルアミン(PA
N)、オクチルヂフェニルアミン、N,N′−ジフェニ
ル−p−フェニレンヂアミン(DPPD),N,N′−
ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン(DNP
D),N−(1,3−ジメチル−ブチル)−N′−フェ
ニル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N′−
イソプロピル−p−フェニレンジアミン(IPPD)、
N,N′−ジアリル−p−フェニレンジアミン、フェノ
チアジン誘導体、ヂアリル−p−フェニレンジアミン混
合物、アルキル化フェニレンジアミン、4,4′−α、
α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、p,p−ト
ルエンスルフォニルアミノジフェニルアミン、N−フェ
ニル−N′−(3−メタクリロイロキシ−2−ヒドロプ
ロピル)−p−フェニレンジアミン、ジアリルフェニレ
ンジアミン混合物、ジアリル−p−フェニレンジアミン
混合物、N−(1−メチルヘプチル)−N′−フェニル
−p−フェニレンジアミン、ジフェニルアミン誘導体な
どのアミン系老化防止剤、2−メルカプトベンゾイミダ
ゾール(MBI)、2−メルカプトベンゾチアゾールの
亜鉛塩(ZnMBI)、2−メルカプトメチルベンゾイ
ミダゾールの亜鉛塩、トリブチルチオウレア、2−メル
カプトメチルベンゾイミダゾール、1,3−ビス(ジメ
チルアミノプロピル)−2−チオウレアなどのイミダゾ
ール系老化防止剤、2,5−ジ−t−アミルハイドロキ
ノン(DAHQ)、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノ
ン(DBHQ)、4,4′−ヒドロキシジフェニルシク
ロヘキサン、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6
−t−ブチルフェノール)(MBMTB)、2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4′−チオ
−ビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、ス
チレネートフェノール、2,2′−メチレン−ビス−
(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,6−
ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、ビス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィ
ド、フェノール誘導体、ビスフェノール誘導体などのフ
ェノール系老化防止剤、アセトンとジフェニルアミンの
反応生成物(ADPAL)、ジフェニルアミンとアニリ
ンとアセトンの反応生成物、2,2,4−トリメチル−
1,2−ジヒドロキノリンの重合体(TMDQ)、6−
エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロ
キノリン(ETMDQ)、アミンとケトンの反応生成
物、ジ−ラウリル−チオプロピオネート、ニッケルジブ
チル−ジチオカルバネート(NiDBC)、ニッケルジ
エチル−ジチオカルバメート、ニッケルジメチル−ジチ
オカルバメート、ニッケルジメチル−ジチオカルバメー
ト等のジチオカルバミン酸塩系老化防止剤、トリ(ノニ
ル化フェニル)ホスフェイトなどの老化防止剤、トリ
(ノニルフェニル)ホスファイト、トリフェニルホスフ
ァイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、トリオク
タデシルホスファイト、トリデシルホスファイト、チオ
ジプロピオン酸、ジラウリルチオジプロピオネート、ジ
ステアリルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオジ
プロピオネート、ジステアリルβ,β−チオジブチレー
トなどの二次老化防止剤が挙げられる。
【0065】光安定剤や紫外線吸収剤の具体例として
は、4−t−ブチルフェニルサリシレート、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、エチル−2−シアノ−
3,3′−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシ
ル−2−ジアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、
2(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
(2′−ヒドロキシ−3,5′−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−5′
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキ
シ−5−クロルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン、2(2′−ヒドロキシ−4−オク
トキシフェニル)ベンゾトリアゾール、モノグリコール
サリチレート、オキザリック酸アミド、フェニルサリチ
レート、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾ
フェノンなどが挙げられる。
【0066】また、本発明の熱可塑性エラストマー組成
物には、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボ
ネート、PET、PBT、ポリアセタール、ポリアミ
ド、エポキシ樹脂、フッ化ビニリデン、ポリスルホン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、PPS樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン、PPO樹脂、スチレン−メタクリ
ル酸メチル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、ゴム変性PPO樹脂、スチレン−マレイミド系共重
合体、ゴム変形スチレン−マレイミド系共重合体などの
樹脂を適宜ブレンドすることができる。
【0067】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の硬
度は、好ましくは60〜95ポイント(JIS A硬
度)、さらに好ましくは70〜95ポイント、特に好ま
しくは80〜95ポイントである。硬度が必要以上に低
いと、本発明の組成物をジョイントブーツとして用いた
場合に、高速回転時にブーツのジャバラ部が回転遠心力
によって膨張してしまう耐回転膨張特性が不足し、また
温度の低下によりブーツ内圧の低下でジャバラ膜長部の
かみ込みを起こしてしまう耐負圧特性も不足する。また
硬度が高すぎると本発明の目的を達成しない。
【0068】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
ブロー成形やインジェクションブロー成形などの加工方
法によって加工することができる。しかし、本発明の組
成物は射出成形により成形することが可能であり、例え
ば等速ジョイントブーツを製造する場合は、射出成形に
より均一な厚みのブーツを得ることができる。
【0069】本発明の熱可塑性エラストマー組成物を用
いて製造した等速ジョイントブーツは、成形時の加工性
が優れている上に、強度、圧縮永久歪、耐熱性、耐候
性、耐寒性、耐グリース性、耐摩耗性などの基本特性に
優れ、ブーツとしての実用耐久性にも優れている。
【0070】すなわち、本発明の組成物は、射出成形に
より成形できる好適な材料であり、柔軟性にも富み、従
来の材料であるクロロブレンゴムや単なる熱可塑性ポリ
エステルエラストマーの欠点を改良した新しいジョイン
トブーツ(特に、等速ジョイントブーツ)用材料であ
る。
【0071】さらに、本発明の組成物は、バンパー部
品、サイドシールド、ステアリングホイール、モール、
ハンドル、ラック&ピンオン式ステアリング用ブーツ、
マクファーソンストラットブーツ、プロペラシャフト用
ブーツ、トーリンクブーツ、ステアリングブーツ、ボー
ルジョイントシール、タイロッドシール、ユニバーサル
ジョイントシール、エアーサスペンション用ベローズ、
ローリングダイヤフラムなどの自動車部品、靴底、サン
ダルなどの履物、電線被覆、コネクター、キャッププラ
グなどの電気部品、ゴルフクラブグリップ、野球バット
のグリップ、水泳用フィン、水中眼鏡などのスポーツ、
レジャー用品、キーボードスイッチなどのラバーコンタ
クト、カールコード、カップリング、Oリング、ガスケ
ット、防水布、油圧ホース、パワステホース、バキュー
ムチューブ、コイルチューブ、ガーデンホースなどのチ
ューブ、ホース類、パッキンロール、ベルトなどの素材
としても使用することもできる。
【0072】
【実施例】以下に、実施例によって本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これ
らの実施例に何ら制限されるものではない。
【0073】実施例1 熱可塑性ポリエステルエラストマー(エニケル・ポリメ
リ社製ポリエステルエラストマー、PIBIFLEX)
と、結合アクリロニトリル量が41重量%で、ムーニー
粘度(L1+4 100 ℃)が56で、SP値が10.0のア
クリロニトリルブタジエンゴム(以下、NBRとい
う。)の合計100重量部を、表1に示す割合で二軸押
出機を用いて210℃にて回転数200rpmにて混練
し、二軸押出機の途中から架橋剤としてカヤヘキサAD
(化薬アクゾ社製)0.3重量部を添加し、表1に示す
条件で動的架橋を行なったのち、老化防止剤としてノク
ラックNBC(大内新興社製)1重量%およびイルガノ
ックス1010(チバガイギー社製)0.2重量%を添
加し、表1に示す物性を有する組成物を得た。
【0074】実施例2〜5 架橋剤添加後に2軸押出機の途中から可塑剤としてジウ
ンデシルフタレート(DUP)を表1に示す量添加し、
表1に示す条件で動的に架橋を行なう以外はそれぞれ実
施例1と同様の方法で、表1に示す物性を有する組成物
を得た。
【0075】実施例6〜8 実施例1〜5で用いた熱可塑性ポリエステルエラストマ
ーと実施例1〜5で用いたNBRおよびエチレン・アク
リルゴム(商品名:Vamac G)の合計100重量
部を用いて、実施例1と同様の方法で組成物を製造し
た。
【0076】実施例9および10 実施例1〜5と同様に、表1に示す組成で組成物を作製
した。この際、架橋剤としてカヤヘキサンADを0.4
重量部添加し、動的架橋を行なった。
【0077】
【表1】
【0078】比較例1 架橋を行わない以外は実施例1と同様の方法で組成物を
製造した。得られた組成物の物性を、表2に示す。実施
例1との対比から判るように、架橋していないためMF
Rは良好であるが、摩耗減量が大きく機械的強度、圧縮
永久歪が劣っている。
【0079】比較例2 架橋剤(カヤヘキサAD)の添加量を2重量部に変更す
る以外は実施例1と同様にして表2に示す物性の組成物
を得た。この比較例はMFRが小さい例であり、成形性
が悪い。
【0080】比較例3 架橋剤(カヤヘキサAD)の添加量を0.05重量部に
変更する以外は実施例1と同様にして表2に示す組成物
を得た。この比較例は架橋剤を少量しか使用しなかった
ために、減耗減量が3%を超えている例である。
【0081】比較例4 NBRの添加量を2.5重量%にする以外は実施例1と
ほぼ同様の方法で組成物を製造した。この比較例は、ゴ
ムの添加量が本発明の範囲よりも少ない例であり、得ら
れた組成物は柔軟性、圧縮永久歪が劣っており、MFR
も大きいため成形物にバリが発生し易い。
【0082】比較例5 NBRの添加量を55重量%にする以外は実施例1とほ
ぼ同様の方法で組成物を製造した。この比較例は、ゴム
の添加量が本発明の範囲を超えている例であり、MFR
が小さいために、押出機での製造中、ストランドが引き
難く製造が困難である。得られる組成物は、流動性が悪
く射出成形できない。
【0083】比較例6 可塑剤を添加しない以外は、実施例1と同様の方法で組
成物を製造した。得られた組成物の物性を表2に示す。
実施例1との対比から判るように、可塑剤がなくMFR
が小さいために、成形性が悪く、ブーツ寿命もよくな
い。
【0084】比較例7 可塑剤を40部添加した以外は、実施例1と同様の方法
で組成物を製造した。得られた組成物の物性を表2に示
す。実施例1との対比から判るように、MFRは良好で
あるが、成形物のブリードが多く、ブーツ耐久性も大き
く劣化する。
【0085】
【表2】
【0086】試験例1(シート形状における物性評価) 実施例1〜9および比較例1〜8で得られた組成物をペ
レット化し、210℃で射出成形機にて厚さ2mmのシ
ートを成形し、以下の評価を行った。結果を表1および
表2に示す。 (1) 硬度:JIS K−6301 JIS A硬度 (2) 引張強度:JIS K−6301 JIS 3
号ダンペル (3) 引張伸度:JIS K−6301 JIS 3
号ダンペル (4) 圧縮永久歪:JIS K−6301 120℃
22時間 (5) 耐熱老化性:JIS K−6301 ギヤー式
老化試験機を用いて120℃にて300時間老化させた
のちの引張強度を測定し、耐熱試験前の引張強度に対す
る変化率(%)で示した。
【0087】試験例2(ジョイントブーツ形状における
物性評価) 実施例1〜5および比較例1〜5で得られた組成物を、
ブーツ金型を用いて射出成形し、肉厚1mmのジョイン
トブーツを成形した。さらに、熱可塑性ポリエステルエ
ラストマーのみからなるジョイントブーツ(比較例
6)、クロロプレンゴムのみからなるジョイントブーツ
(比較例7)を成形し、以下の評価を行った。結果を表
3に示す。 (1) 硬度および成形外観の評価は、試験例1と同様
にして行った。 (2) ブーツ寿命:射出成形で得たブーツを等速ジョ
イントブーツに装着し、グリースを封入したのち、20
℃雰囲気下で作動角を30℃とし、1000rpmで回
転し、ブーツに疲労による破断が生じるまでの時間を求
めた。また、疲労破断のタイプを屈曲疲労によるもの
か、摩耗疲労によるものかを目視により判定した。
【0088】
【表3】
【0089】
【発明の効果】本発明のジョイントブーツ用熱可塑性エ
ラストマー組成物は、機械的性質、耐油性および耐熱性
に優れ、柔軟性と圧縮永久歪が改良され、しかも加圧性
と耐久性に優れた材料である。さらに本発明によれば、
上記ジョイントブーツ用熱可塑性エラストマー組成物を
製造する方法を提供することができる。すなわち、本発
明によれば、成形外観に優れ、耐久性も非常に優れたジ
ョイントブーツ用組成物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上嶋 敏文 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 西尾 壽浩 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 中島 達雄 静岡県磐田市東貝塚1342−2 (72)発明者 此本 武美 静岡県掛川市初馬2092

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)熱可塑性ポリエステルエラストマ
    ー51〜95重量%と(B)ゴム49〜5重量%および
    (A),(B)成分の合計100重量部に対して2〜3
    5重量部の可塑剤を、混練中に動的に架橋してなる熱可
    塑性エラストマー組成物であって、MFRが20〜15
    0で摩耗減量が3%以下であるジョイントブーツ用熱可
    塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 動的に架橋するために添加する架橋剤の
    添加前および/または添加後に可塑剤を添加してなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のジョイントブーツ用熱可
    塑性エラストマー組成物。
JP27632493A 1993-11-05 1993-11-05 ジョイントブーツ用熱可塑性エラストマー組成物 Pending JPH07126500A (ja)

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