JPH07125114A - 片面段ボール製造装置 - Google Patents

片面段ボール製造装置

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JPH07125114A
JPH07125114A JP5301277A JP30127793A JPH07125114A JP H07125114 A JPH07125114 A JP H07125114A JP 5301277 A JP5301277 A JP 5301277A JP 30127793 A JP30127793 A JP 30127793A JP H07125114 A JPH07125114 A JP H07125114A
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JP
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roll
lower roll
endless belt
liner
core paper
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JP5301277A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Isowa
英一 磯輪
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Isowa Corp
Original Assignee
Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
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Publication date
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Priority to DE4439403A priority patent/DE4439403A1/de
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
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    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
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    • B31F1/2877Pressing means for bringing facer sheet and corrugated webs into contact or keeping them in contact, e.g. rolls, belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B32B37/00Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
    • B32B37/0046Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding characterised by constructional aspects of the apparatus
    • B32B37/0053Constructional details of laminating machines comprising rollers; Constructional features of the rollers
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片面段ボール製造時に生ずる振動や騒音を低
減させ、併せて高速化に対応すると共に構成の簡略化お
よびコストを低廉にする。 【構成】 下段ロール14の下方に臨む工場床面に立設
した一対の支持台26,26間に、支持ロール28が下
段ロール14と平行に架設固定される。支持ロール28
に、スリーブ状の無端ベルト30が摺動自在に巻装され
る。支持ロール28に、下段ロール14と平行に延在す
る長溝28aが形成される。長溝28aに、加圧部材3
4が半径方向に摺動自在に内挿される。加圧部材34の
底面と長溝28aの底面との間に画成された加圧空間3
6に、空気供給源から導出する供給管38が連通する。
供給管38を介して加圧空間36に圧縮空気を供給すれ
ば、加圧部材34により無端ベルト30が下段ロール1
4に近接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中芯紙とライナとを
貼合わせた片面段ボールを製造する片面段ボール製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来技術】片面段ボール製造装置(所謂シングルフェ
ーサ)は、円周面に夫々波形の段部を形成した上段ロー
ルおよび下段ロールが、前記段部において相互に噛合す
るようフレームに上下の関係で回転自在に配設され、前
記下段ロールにプレスロールが、片面段ボールの原料紙
となる中芯紙およびライナを介して圧接されるようにな
っている。すなわち中芯紙は上段ロールおよび下段ロー
ルの間に供給され、両ロール間を通過する際に所要の段
部(フルート)が形成される。得られた波形の段頂部に
は、糊付機構に設けた糊付ロールにより澱粉系の糊料が
塗布される。また中芯紙の反対側からプレスロールを経
て供給されるライナは、当該プレスロールと下段ロール
との間で前記中芯紙の段頂部に挟圧され、これら中芯紙
とライナとの貼合わせによって片面段ボールが製造され
る。
【0003】従来の片面段ボール製造装置に使用される
プレスロールは、大径の金属ロール体からなり、該ロー
ルは下段ロールに向けて常に付勢されて、両ロールの間
を通過する中芯紙とライナに所要のニップ圧を付与する
ようになっている。この場合に、下段ロールの外周面に
は山部と谷部との連続からなる段部が所要ピッチで形成
されているため、両ロールの圧接位置が山部から谷部ま
たは谷部から山部へ移動した際にはその回転中心が僅か
ではあるが変化する。このように両ロールの回転に伴
い、両ロールの回転中心が周期的に近接離間する結果と
して、片面段ボール製造時に大きな振動と高い騒音とを
発生し、従って工場環境を大きく損なう原因となってい
る。また、プレスロールも下段ロールも硬質の金属を材
質としているから、下段ロールの山部がプレスロールの
表面に当接して衝撃(所謂ハンマー現象)を周期的に与え
ている。従って製造された片面段ボールのライナ面に
は、下段ロールの山部のピッチで横方向にライン状の押
圧条(所謂プレスマーク)が付いてしまうという問題があ
った。
【0004】前述したプレスロールと下段ロールとを使
用する装置の場合、両ロールは中芯紙およびライナを介
して線接触となっているため、中芯紙とライナとは極め
て短かい領域においてのみ挟圧されることになる。従っ
て、片面段ボールの製造速度を高速にすることにより中
芯紙とライナが両ロール間を通過する時間が短かくなる
と、両者の確実な貼合わせができなくなるおそれがあ
り、高速化が困難となっていた。また同様な理由によ
り、厚み寸法の厚い中芯紙およびライナの貼合わせも良
好に行な得ない欠点もあった。
【0005】前述した種諸の問題に対処するものとし
て、プレスロールに代えて無端ベルトを使用して中芯紙
とライナとを貼合わせる提案がなされている。この装置
は、下段ロールに近接して一対のロールを回転自在に配
設し、両ロールに巻掛けた無端ベルトと下段ロールとの
間で前記中芯紙の段頂部にライナを挟圧して、これら中
芯紙とライナとを貼合わせるよう構成される。すなわち
無端ベルトを使用することにより、騒音の発生を抑制し
得ると共に、プレスマークの発生を防止することができ
る。また、中芯紙とライナとの挟圧領域を長く設定し得
るので、片面段ボール製造の高速化を達成し得るもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記無端ベルトを使用
する装置では、該無端ベルトが巻掛けられる一対のロー
ルの離間距離を変えることにより無端ベルトの張力を可
変させ、これにより前記中芯紙とライナとに付与するニ
ップ圧を調整するようになっている。しかるに、張力を
可変させて微妙なニップ圧を調整することは困難であ
り、その調整作業が極めて煩雑となる難点が指摘され
る。また、ロールの移動調整機構を配設するために装置
自体の構造が複雑となり、装置が大型化すると共にコス
トが嵩む欠点も指摘される。なお、無端ベルトを中芯紙
およびライナの走行速度と同期して走行させる駆動手段
も必要であるので、これもコスト高となる原因となって
いる。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に係る片
面段ボール製造装置に内在している欠点に鑑み、これを
好適に解決するべく提案されたものであって、片面段ボ
ール製造時に生ずる振動や騒音を低減させることがで
き、併せて高速化に対応し得ると共に構成が簡単でコス
トの低廉な片面段ボール製造装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した問題点を解決
し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、外周面
に波形段部を形成した上段ロールと、この波形段部に噛
合する波形段部が外周面に形成され、前記上段ロールと
の間に通紙される中芯紙に所要の段形成を行なう下段ロ
ールと、段形成をされた前記中芯紙の段頂部に糊付けを
行なう糊付機構とからなり、この糊付けした段頂部の部
分で前記中芯紙とライナとを貼合わせて片面段ボールを
製造する片面段ボール製造装置において、前記ライナの
送給経路を挟んで下段ロールと対向する近接位置に固定
配置された支持部材と、前記支持部材に自由回動自在に
巻装されたスリーブ状の無端ベルトと、前記支持部材に
おける無端ベルトを挟んで下段ロールと対向する位置に
該下段ロールと平行に配設され、所要の付勢手段の付勢
により下段ロールに対して平行姿勢を保持して近接移動
する加圧部材とからなり、前記付勢手段の付勢により加
圧部材を下段ロールに近接移動することにより、前記無
端ベルトの加圧部材と対向する部位を下段ロールに近接
させ、この無端ベルトにより前記下段ロールの外周面に
沿って送給される前記中芯紙の糊付けされた段頂部の部
分にライナを圧接するよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る片面段ボール製造装置に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。なお、本明細書において、上段ロールお
よび下段ロールの区別は、空間的な上下の区別に対応す
るものではなく、無端ベルトにライナおよび中芯紙を介
して圧接される側のロールを、「下段ロール」と称するも
のとする。すなわち、実施例では上段ロール,下段ロー
ル,無端ベルトを上方から順に配置した構成の装置につ
き説明するが、本願発明は、無端ベルト,下段ロール,
上段ロールを上方から順に配置した構成の装置にも適用
し得ること勿論である。
【0010】図1は、実施例に係る片面段ボール製造装
置を一部縦断した要部側面図であり、図4は、片面段ボ
ール製造装置の概略構成を示す正面図である。工場床面
の上に、中芯紙10の供給方向と交差する方向に離間し
て対向する一対の固定フレーム(図示せず)が配置され、
両フレーム間に、外周面に波形段部を形成した上段ロー
ル12と、同じく外周面に波形段部を形成した下段ロー
ル14とが回転自在に枢支されている。上段ロール12
の回転軸は、下段ロール14の回転軸に対し斜め上方に
位置し、夫々の波形段部は中芯紙10を介して噛合可能
になっている。また前記上段ロール12の直下で、かつ
下段ロール14の斜め下方には、糊付ロール16および
ドクターロール18からなる糊付機構20が配設されて
いる。中芯紙10は、図4で左側の原紙供給源(図示せ
ず)から案内ロール22を経て上段ロール12と下段ロ
ール14との噛合領域へ供給され、該領域を通過するこ
とにより所要の段形成がなされる。段形成がなされた中
芯紙10は、その段頂部に前記糊付機構20により糊付
けがなされた後、下段ロール14の外周面に沿って送給
方向を反転されて上方へ向かう。
【0011】なお、前記下段ロール14の外周面に複数
の周溝14a(図1参照)が形成され、また該ロール14
を挟んで中芯紙10の通過位置と反対側に吸引手段24
が配設されている。そして該吸引手段24を付勢して下
段ロール14の周溝14a内に負圧を形成することによ
り、所要の段部が形成された中芯紙10は、下段ロール
14の外周面に吸引されて安定的に送給されるようにな
っている。
【0012】前記下段ロール14の下方に臨む工場床面
に、図1に示す如く、下段ロール14の軸方向に離間し
て一対の支持台26,26が立設され、両支持台26,2
6間に、所要径の支持ロール28が下段ロール14と平
行に架設固定されている。そしてこの支持ロール28の
外周は、下段ロール14に所要の間隔をもって近接して
いる。また支持ロール28には、図2に示す如く、該ロ
ール28の外径よりも若干大径に設定されたスリーブ状
の無端ベルト30が摺動自在に巻装されている。この無
端ベルト30の幅寸法は、前記中芯紙10およびライナ
32の幅寸法よりも長く設定されており、後述する加圧
部材34により無端ベルト30を下段ロール14に向け
て近接移動させることによって、下段ロール14の外周
面に沿って送給される中芯紙10およびこれに貼合わさ
れるライナ32の幅方向全長を、当該下段ロール14と
の間で挟圧するようになっている。なお無端ベルト30
は、継目の無い樹脂ベルトが好適に使用される。
【0013】前記支持ロール28には、前記無端ベルト
30を挟んで下段ロール14の回転中心と対向する位置
に、該下段ロール14と平行に延在する長溝28aが形
成され、この長溝28aに、加圧部材34が半径方向に
摺動自在に内挿されている。この加圧部材34の底面と
長溝28aの底面との間に画成された加圧空間36に
は、図示しない空気供給源から導出して支持ロール内を
配管された供給管38が連通している。すなわち、供給
管38を介して加圧空間36に圧縮空気を供給すれば、
前記加圧部材34は圧縮空気の付勢下に長溝28aに沿
って半径方向外方に向けて平行姿勢を保持して移動し、
その外表面が支持ロール28の外周から突出される。こ
れにより、支持ロール28に巻装されている無端ベルト
30の加圧部材34と対向する部位を、図2に示す如
く、下段ロール14に近接させることができるようにな
っている。また加圧部材34は、図1および図3に示す
如く、無端ベルト30の幅寸法より長く設定され、該加
圧部材34により無端ベルト30を下段ロール14に近
接移動させた際に、前記中芯紙10およびライナ32の
幅方向の全長に亘って均一なニップ圧を付与し得るよう
構成してある。なお、加圧部材34の外側面と長溝28
aの内面との間にシール部材が介装され、加圧空間36
内の圧縮空気が逃出しないようになっている。
【0014】前記加圧部材34の外表面は、下段ロール
14の外周に倣う弧状に形成され、中芯紙10およびラ
イナ32を所要の長さに亘って下段ロール14との間で
挟圧するよう構成されている。これにより、片面段ボー
ルの製造速度を高速としても、中芯紙10とライナ32
を確実に貼合わせることができるようになっている。な
お、前記無端ベルト30は、加圧部材34を介してライ
ナ32に圧接された際には、該ライナ32の走行に伴っ
て支持ロール28の外周を摺動するものであるので、該
無端ベルト30と支持ロール28との間に潤滑油を供給
し、無端ベルト30と支持ロール28との摩擦抵抗を低
減させることが推奨される。また、無端ベルト30の内
面および支持ロール28の外周面に、摩擦抵抗の極めて
小さい材料等をコーティングするようにしてもよい。但
し、無端ベルト30は、その表面をライナ32に当接さ
せることにより追従移動するようになっているので、ラ
イナ32と当接する表面側は、該ライナ32との間でス
リップを生ずることのない材質または加工を施すことが
望まれる。
【0015】また、前記無端ベルト30の軸方向への移
動を規制するため、支持ロール28の外周に規制部材を
突設したり、支持ロール28の周面に無端ベルト30の
幅寸法と略等しい長さの凹溝を形成して、該凹溝内に無
端ベルト30を摺動させるようにすることが推奨され
る。更に、支持ロール28の内部空間に高温蒸気を循環
供給することにより、無端ベルト30を介して中芯紙1
0とライナ32との接合部を加熱し、その接着を促進さ
せるようにしてもよい。
【0016】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る片面段ボ
ール製造装置の作用につき説明する。実施例に係る製造
装置を稼動させる際には、前記加圧空間36に供給管3
8を介して圧縮空気を供給する。これにより、加圧部材
34は長溝28aに沿って半径方向外方に移動し、支持
ロール28に巻装されている無端ベルト30は下段ロー
ル14に近接移動される。これにより、図2に示す如
く、下段ロール14の外周面に沿いつつ送給される中芯
紙10に、ライナ32が無端ベルト30を介して圧接さ
れる。前記ライナ32に圧接された無端ベルト30は、
該ライナ32および中芯紙10の走行に伴って支持ロー
ル28の外周を摺動する。すなわち、中芯紙10とライ
ナ32とは、前記加圧部材34と対応する部位の無端ベ
ルト30と下段ロール14との間で所要長さに亘って挟
圧され、その糊付け部の確実な接合がなされる。なお、
中芯紙10とライナ32とに付与するニップ圧は、前記
加圧空間36への圧縮空気の供給量を調整することによ
り、高精度で簡単に行ない得る。
【0017】このように支持ロール28に巻装した無端
ベルト30により中芯紙10とライナ32とを圧接する
ので、片面段ボール製造時に生ずる振動や騒音を著しく
低減させると共に、片面段ボールのライナ側に生ずるプ
レスマークを併せて低減させることができる。また、無
端ベルト30をライナ32の走行に追従して移動させる
ようにしたので、無端ベルト30の積極駆動手段を必要
とせず、機構を簡略化し得る。更に、ニップ圧の調整は
無端ベルト30の一部を下段ロール14に対して近接離
間移動させるだけで行ない得るので、重量のある支持ロ
ール28を移動調整する手段を必要とせず、構造の簡略
化とコストの低減とを図り得る。更にまた、経時的に無
端ベルト30は摩耗するが、該ベルト30のコストは低
く、ランニングコストを低く抑えることが可能である。
しかも、支持ロール28は固定であるので、前述した圧
縮空気の供給管38や潤滑油の供給手段(図示せず)およ
び高温蒸気の供給手段(図示せず)を簡単に配設すること
ができるものである。
【0018】
【別実施例について】図5は、支持ロール28に対する
無端ベルト30の配設構造の別例を示すものであって、
前記支持ロール28の両軸端に形成した小径の軸部28
b,28bに、軸受40を介して円盤42が夫々回転自
在に外嵌されている。円盤42の直径は、支持ロール2
8の直径よりも大きく設定され、両円盤42,42の外
周間に配設固定された無端ベルト30は、支持ロール2
8の外側に臨むようになっている。この別実施例では、
加圧部材34により無端ベルト30をライナ32に圧接
した際には、該無端ベルト30と円盤42,42とが、
ライナ32の走行に伴って支持ロール28に対して回転
する。
【0019】図6は、加圧部材34を移動させる手段の
別例を示すものであって、前記支持ロール28の長溝2
8a内に、パンタグラフ式のリフタ装置44を配設し、
該リフタ装置44をシリンダ46により正逆付勢するこ
とにより、加圧部材34を長溝28aに沿って半径方向
に往復移動させるよう構成される。このようなリフタ装
置44を使用することにより、加圧部材34を下段ロー
ル14に対して平行姿勢を保持した状態で、該ロール1
4に対して近接離間移動させることができる。
【0020】なお、図4に示す実施例では、下段ロール
14での中芯紙10の保持方法として吸引方式を挙げて
説明したが、例えば図7に示す加圧方式(オーバープレ
ッシャー方式)を採用することもできる。すなわち、前
記上段ロール12の直下で、かつ下段ロール14の斜め
下方に、前記糊付機構20が収納される加圧室48を配
設し、この加圧室48を、上段ロール12と下段ロール
14側に開放させると共に、その開口端部を、上段ロー
ル12および支持ロール14に近接させる。また加圧室
48に、図示しない供給源から圧縮空気を供給して、室
内を大気圧より僅かだけ高い気圧となるよう設定する。
この場合において、加圧室48に臨む下段ロール14の
外表面側は、軸方向に所定間隔で形成した周溝14aに
より大気圧となっている。従って、上下の段ロール1
2,14間を通過して段成形された中芯紙10は、加圧
室48と下段ロール14の外表面との圧力差によってロ
ール表面に押付けられた状態で、安定した移送が達成さ
れる。
【0021】また図1〜図4に示す実施例において、ラ
イナ32の走行に伴って移動する無端ベルト30と支持
ロール28との抵抗を低減させる手段としては、前述し
た方法の他に、例えば支持ロール28に、その表面側に
開口する空気吹出孔を多数穿設し、該吹出孔を介して吹
出した空気により無端ベルト30との摩擦抵抗を低減さ
せる方法も適宜採用可能である。更に、支持ロール28
の外周面に多数のベアリングを設けることも考えられ
る。
【0022】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る片面
段ボール製造装置によれば、片面段ボール製造時に生ず
る振動や騒音を著しく低減させ得ると共に、片面段ボー
ルのライナ側に生ずるプレスマークを併せて低減させる
ことができる。しかも、無端ベルトが巻装された支持部
材を移動させたり積極駆動する必要はないので、装置の
構造を簡略化し得ると共に小型化を図り得、併せて製造
コストを低廉に抑えることができる。また、片面段ボー
ルの製造速度の高速化、および厚み寸法の厚い材料にも
対応し得る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る片面段ボール製造装置の実施例を
一部縦断して示す要部側面図である。
【図2】実施例に係る片面段ボール製造装置を一部縦断
して示す要部正面図である。
【図3】実施例に係る支持ロールを一部破断して示す概
略斜視図である。
【図4】実施例に係る片面段ボール製造装置の概略構成
を一部縦断して示す正面図である。
【図5】実施例に係る支持ロールに対する無端ベルトの
配設構造の別例を示す縦断面図である。
【図6】実施例に係る加圧部材の付勢手段の別例を示す
要部説明図である。
【図7】実施例に係る下段ロールでの中芯紙の保持手段
の別例を採用した片面段ボール製造装置の概略正面図で
ある。
【符号の説明】
10 中芯紙 12 上段ロール 14 下段ロール 20 糊付機構 28 支持ロール 30 無端ベルト 34 加圧部材 42 円盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に波形段部を形成した上段ロール
    (12)と、この波形段部に噛合する波形段部が外周面に形
    成され、前記上段ロール(12)との間に通紙される中芯紙
    (10)に所要の段形成を行なう下段ロール(14)と、段形成
    をされた前記中芯紙(10)の段頂部に糊付けを行なう糊付
    機構(20)とからなり、この糊付けした段頂部の部分で前
    記中芯紙(10)とライナ(32)とを貼合わせて片面段ボール
    を製造する片面段ボール製造装置において、 前記ライナ(32)の送給経路を挟んで下段ロール(14)と対
    向する近接位置に固定配置された支持部材(28)と、 前記支持部材(28)に自由回動自在に巻装されたスリーブ
    状の無端ベルト(30)と、 前記支持部材(28)における無端ベルト(30)を挟んで下段
    ロール(14)と対向する位置に該下段ロール(14)と平行に
    配設され、所要の付勢手段の付勢により下段ロール(14)
    に対して平行姿勢を保持して近接移動する加圧部材(34)
    とからなり、 前記付勢手段の付勢により加圧部材(34)を下段ロール(1
    4)に近接移動することにより、前記無端ベルト(30)の加
    圧部材(34)と対向する部位を下段ロール(14)に近接さ
    せ、この無端ベルト(30)により前記下段ロール(14)の外
    周面に沿って送給される前記中芯紙(10)の糊付けされた
    段頂部の部分にライナ(34)を圧接するよう構成したこと
    を特徴とする片面段ボール製造装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材(28)における幅方向に所定
    間隔離間する位置に、該支持部材(28)よりも大径に設定
    された一対の円盤(42,42)を回動自在に配設し、両円盤
    (42,42)間に無端ベルト(30)を巻装固定した請求項1記
    載の片面段ボール製造装置。
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