JPH07308980A - 片面段ボール製造装置のベルト蛇行防止装置 - Google Patents

片面段ボール製造装置のベルト蛇行防止装置

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JPH07308980A
JPH07308980A JP6126764A JP12676494A JPH07308980A JP H07308980 A JPH07308980 A JP H07308980A JP 6126764 A JP6126764 A JP 6126764A JP 12676494 A JP12676494 A JP 12676494A JP H07308980 A JPH07308980 A JP H07308980A
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JP
Japan
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roll
endless belt
belt
lower roll
core paper
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Application number
JP6126764A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Yasui
年彦 安井
Kazuhiro Hatasa
和弘 畑佐
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Isowa Corp
Original Assignee
Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
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Priority to DE19517960A priority patent/DE19517960A1/de
Publication of JPH07308980A publication Critical patent/JPH07308980A/ja
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    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • B31F1/2845Details, e.g. provisions for drying, moistening, pressing
    • B31F1/2877Pressing means for bringing facer sheet and corrugated webs into contact or keeping them in contact, e.g. rolls, belts

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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無端ベルトの蛇行を簡単な構成の装置で確実
に防止する。 【構成】 テンションロール72を回転自在に外嵌した
支持軸89の右端は、支持部材73に配設した球面軸受
90に揺動可能に支持され、その左端は、支持部材73
に配設した保持体91の球面軸受90に揺動可能に支持
される。保持体91は、支持部材73に対して無端ベル
ト74の走行方向に平行移動可能に構成される。支持軸
89の左端にナット95が配設固定され、該ナット95
に、支持部材73に配設したブラケット96に回動自在
に枢支したねじ軸97が螺合される。ねじ軸97のブラ
ケット96から外方に延出する一端に歯車98が配設固
定され、該歯車98に、ブラケット96に配設したステ
ッピングモータ99の出力軸に設けた歯車100が噛合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のロールに巻装
された無端ベルトと下段ロールとにより中芯紙とライナ
とを挟圧して両者を貼合わせた片面段ボールを製造する
片面段ボール製造装置において、ロール群に巻装される
無端ベルトが幅方向に蛇行するのを防止し得る片面段ボ
ール製造装置のベルト蛇行防止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】片面段ボール製造装置(所謂シングルフェ
ーサ)は、円周面に夫々波形の段部を形成した上段ロー
ルおよび下段ロールが、前記段部において相互に噛合す
るようフレームに上下の関係で回転自在に配設され、前
記下段ロールにプレスロールが、片面段ボールの原料紙
となる中芯紙およびライナを介して圧接されるようにな
っている。すなわち中芯紙は上段ロールおよび下段ロー
ルの間に供給され、両ロール間を通過する際に所要の段
部(フルート)が形成される。得られた波形の段頂部に
は、糊付機構に設けた糊付ロールにより澱粉系の糊料が
塗布される。また中芯紙の反対側からプレスロールを経
て供給されるライナは、当該プレスロールと下段ロール
との間で前記中芯紙の段頂部に挟圧され、これら中芯紙
とライナとの貼合わせによって片面段ボールが製造され
る。
【0003】従来の片面段ボール製造装置に使用される
プレスロールは、大径の金属ロール体からなり、該ロー
ルは下段ロールに向けて常に付勢されて、両ロールの間
を通過する中芯紙とライナに所要のニップ圧を付与する
ようになっている。この場合に、下段ロールの外周面に
は山部と谷部との連続からなる段部が所要ピッチで形成
されているため、両ロールの圧接位置が山部から谷部ま
たは谷部から山部へ移動する際に、その回転中心が僅か
ではあるが変化する。このように両ロールの回転に伴
い、両ロールの回転中心が周期的に近接離間する結果と
して、片面段ボール製造時に大きな振動と高い騒音とを
発生し、従って工場環境を大きく損なう原因となってい
る。また、プレスロールも下段ロールも硬質の金属を材
質としているから、下段ロールの山部がプレスロールの
表面に当接して衝撃(所謂ハンマー現象)を周期的に与え
ている。従って製造された片面段ボールのライナ面に
は、下段ロールの山部のピッチで横方向にライン状の押
圧条(所謂プレスマーク)が付いてしまうという問題があ
った。
【0004】前述した各種問題に対処する手段として、
金属ロール体からなるプレスロールに代えて無端ベルト
により中芯紙とライナとを下段ロールとの間で挟圧する
提案がなされている。すなわち、下段ロールに近接して
複数のロールに巻装した無端ベルトを走行自在に配設
し、該無端ベルトを下段ロールの外表面に近接させるこ
とにより、該ロールと無端ベルトとの間を通過する中芯
紙とライナを挟圧して貼合わせるものである。このよう
に無端ベルトを使用した場合は、大きな振動と高い騒音
の発生を抑制し得ると共に、片面段ボールにプレスマー
クが付くのを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した無端ベルトを
使用する片面段ボール製造装置では、該ベルトと下段ロ
ールとを幅方向(ロールの軸方向)の全長に亘って平行に
当接させる必要があるため、無端ベルトが巻装されるロ
ールにクラウンを付すことができなかった。この場合に
おいて、前記筒状の無端ベルトを、厚み寸法が均一でか
つ内径寸法を幅方向の全長に亘って同一に製造するのは
極めて困難で、僅かな誤差を内在しているものが殆どで
ある。そのため、クラウンの付されていないロール群に
巻装された無端ベルトは、該ベルト自体に内在している
誤差等に起因して走行中に幅方向に移動する蛇行を生
じ、中芯紙とライナとの貼合領域から外れてしまうこと
があり、両者の貼合わせ不良を生ずる問題を招くことと
なっていた。
【0006】そこで、前記無端ベルトが巻装される複数
のロールの軸心を僅かに交差するよう偏位させることに
より、ロール群に巻装される無端ベルトの蛇行を防止す
る提案がなされている。しかるに、無端ベルト自体に内
在している誤差等に起因する蛇行方向やその量等は、各
無端ベルト毎に異なるため、該ベルトを交換する毎にロ
ールの偏位方向や偏位量を調整する必要がある。すなわ
ち、各ロールに調整機構が必要となって構造が複雑にな
ると共にコストが嵩む欠点を内在している。また、調整
機構の配設スペースを確保しなければならず、装置が大
型化する難点も指摘される。更に、無端ベルトの交換の
度に調整作業が必要となってロスタイムが多くなり、製
造能率の低下を招く問題もある。なお、ロールの調整を
行なっても、運転状況の変化や無端ベルトの摩耗等に起
因して運転中に蛇行が発生することがあり、このときに
は運転を中断して再度の調整を必要とし、製造能率が低
下する問題があった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案され
たものであって、無端ベルトの蛇行防止を、簡単な構造
で確実に実現し得る片面段ボール製造装置のベルト蛇行
防止装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した問題点を解決
し、所期の目的を好適に達成するため本発明に係る片面
段ボール製造装置のベルト蛇行防止装置は、外周面に波
形段部を形成した上段ロールと、この波形段部に噛合す
る波形段部が外周面に形成され、前記上段ロールとの間
に通紙される中芯紙に所要の段形成を行なう下段ロール
と、段形成をされた前記中芯紙の段頂部に糊付けを行な
う糊付機構と、前記下段ロールに近接配置され、複数の
ロールに巻装されて走行自在な無端ベルトを備える圧着
機構とからなり、前記下段ロールの外周面に沿って送給
される前記中芯紙の糊付けされた段頂部の部分にライナ
を圧着機構により圧接して中芯紙とライナとを貼合わせ
て片面段ボールを製造する片面段ボール製造装置におい
て、前記無端ベルトが巻装される複数のロールの内の一
つが回転自在に外嵌される支持軸を、駆動手段の付勢に
よりその一端を支点として揺動可能に構成したことを特
徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る片面段ボール製造装置の
ベルト蛇行防止装置につき、好適な実施例を挙げて、添
付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】(第1実施例に係るベルト蛇行防止装置が
採用される片面段ボール製造装置の概略構成について)
図1に示す如く、工場床面に設置したベース10の上
に、中芯紙20の供給方向と交差する駆動側および操作
側に離間して対向配置した一対の固定フレーム12,1
2(一方のみ図示)からなる装置本体14が配設され、両
フレーム12,12間に、外周面に波形段部を形成した
上段ロール16と、同じく外周面に波形段部を形成した
下段ロール18とが回転自在に枢支されている。上段ロ
ール16の回転軸は、下段ロール18の回転軸に対し斜
め上方に位置し、夫々の波形段部は中芯紙20を介して
噛合可能になっている。また前記上段ロール16の直下
で、かつ下段ロール18の斜め下方には、糊付ロール2
2およびドクターロール24からなる糊付機構26が配
設されている。中芯紙20は、図1で左側の原紙供給源
(図示せず)から複数の案内ロール28を経て上段ロール
16と下段ロール18との噛合領域へ供給され、該領域
を通過することにより所要の段形成がなされる。段形成
がなされた中芯紙20は、その段頂部に前記糊付機構2
6により糊付けがなされた後、下段ロール18の外周面
に沿って送給方向を反転されて上方へ向かう。
【0011】ここで、前記上段ロール16の直下で、か
つ下段ロール18の斜め下方に、前記糊付機構26が収
納される加圧室30が画成され、この加圧室30は、上
段ロール16と下段ロール18側に開放している。図2
に示す如く、加圧室30の開口部と、上段ロール16お
よび下段ロール18の直下に配置したシールロール32
との間に、軸方向に亘ってシール部材34が夫々配設さ
れて、加圧室30を略密閉状態に保持するよう構成され
ている。そして加圧室30には、図示しない供給源から
圧縮空気が供給され、室内を大気圧より僅か(例えば0.
15気圧)だけ高い気圧となるよう設定してある。この
場合において、加圧室30に臨む下段ロール18の外表
面側は、軸方向に所定間隔で形成した周溝(図示せず)に
より大気圧となっている。従って、上下の段ロール1
6,18間を通過して段成形された中芯紙20は、加圧
室30と下段ロール18の外表面との圧力差によってロ
ール表面に押付けられた状態で、安定した移送が達成さ
れる。
【0012】なお、前記糊付機構26は加圧室30の底
面(べース10)に敷設したレール36に摺動自在に配設
されており、加圧室30の図1で左側に設けた扉体38
を開放することにより、該糊付機構26をレール36に
沿って加圧室30から搬出し得るようになっている。
【0013】前記本体14の配設位置から図1で右側
(下段ロール18の配設側)に延出するベース10に、駆
動側と操作側とに離間して一対のガイドレール40,4
0(一方のみ図示)が敷設され、このガイドレール40,
40にスライダ42,42を介して移動体44が摺動自
在に配設されている。この移動体44は、べース10に
配設した油圧シリンダ(図示せず)を正逆方向に付勢する
ことにより、ガイドレール40,40に沿って移動して
本体14に対して近接および離間する。また移動体44
は、駆動側と操作側とに離間して対向する一対の移動フ
レーム46,46と、各移動フレーム46に複数のボル
トを介して分割可能に配設固定される分割フレーム50
および補助フレーム52とから構成され、対向する分割
フレーム50,50間に後述する主圧着機構54が配設
される。なお、移動フレーム46,46の間には、図1
に示す如く、ロール状のプレヒータ64が2台配設さ
れ、図の右側の原紙供給源(図示せず)から供給されたラ
イナ66は、プレヒータ64,64を経て下段ロール1
8に供給され、中芯紙20の糊付けがなされた段頂部に
接合された状態で上方へ送給される。
【0014】前記分割フレーム50,50間には、前記
下段ロール18と協働して中芯紙20とライナ66とを
貼合する主圧着機構54が配設されている。すなわち分
割フレーム50,50間には、図2に示す如く、前記下
段ロール18を指向する側に駆動ロール68と予熱ロー
ル70とが、下段ロール18の接線方向に離間して回転
自在に配設されている。また、下段ロール18から離間
する側の分割フレーム50,50間にテンションロール
72が回転自在に配設され、該分割フレーム50,50
に配設した3本のロール68,70,72に、無端ベルト
74が巻装されている。そして、駆動ロール68と予熱
ロール70との間に臨む無端ベルト74が下段ロール1
8の外周面に近接し、この下段ロール18の外周面に沿
って送給される前記中芯紙20およびこれに貼合わされ
るライナ66を、当該下段ロール18との間で挟圧する
ようになっている。また下方に位置する予熱ロール70
は、前記シールロール32と下段ロール18との間に臨
んで無端ベルト74を介して両者32,18に当接され
る。これにより、前記加圧室30の開口部は上下の段ロ
ール16,18、予熱ロール70およびシールロール3
2により閉塞される。なお、無端ベルト74は、継目の
無い樹脂ベルトが好適に使用される。
【0015】前記駆動ロール68は、片面段ボール製造
装置の駆動源にユニバーサルジョイント(何れも図示せ
ず)を介して接続されて回転駆動されるよう構成されて
おり、上段ロール16および下段ロール18と同期した
所要の速度で無端ベルト74を走行させるようになって
いる。なお、駆動ロール68と駆動源とをユニバーサル
ジョイントで接続しているので、前記移動体44の本体
14に対する近接離間移動は許容される。また、前記予
熱ロール70は図示しない高温蒸気の供給源に接続さ
れ、該ロール内に高温蒸気を流通させてロール表面を所
要温度にまで昇温させるようになっている。そして該予
熱ロール70に巻装される無端ベルト74を介してライ
ナ66を加熱し、中芯紙20との接着を確実に行なわせ
るようにしてある。更に、前記テンションロール72
は、分割フレーム50,50に対して下段ロール18の
半径方向(下段ロール18の軸心とテンションロール7
2の軸心とを通る交線と、無端ベルト74が交差する点
での該ベルトの走行方向と交差する方向(テンション付
与方向))に移動可能に配設され、該ロール72を後述す
る油圧シリンダ76,76により下段ロール18に対し
てテンション付与方向に沿って近接離間移動することに
より、前記無端ベルト74に付与する張力を調整するよ
う構成される。
【0016】前記下段ロール18の外周面に沿って送給
されるライナ66に当接する無端ベルト74を挟んで下
段ロール18と反対側に、前記主圧着機構54による中
芯紙20とライナ66との貼合わせ不足を補う副圧着機
構81が配設されている。この副圧着機構81は、図2
に示す如く、断面コ字形で下段ロール18と平行に延在
するハウジング82に、下段ロール18の半径方向に移
動自在に押圧部材83を備えている。この押圧部材83
は、下段ロール18の全長と略同一の幅寸法で、ロール
18の周方向に所要の長さを有しており、その下段ロー
ル18と対向する表面は、該ロール18の外周に倣う弧
状に形成されている。またハウジング82の内部に区画
部材84が配設され、該区画部材84の上下(下段ロー
ル18の周方向に区画部材84を挟む位置)には、ハウ
ジング82の内部底面と押圧部材83の底面との間に弾
性変形可能なチューブ85が夫々配設されている。各チ
ューブ85は押圧部材83の幅方向の全長に亘って平行
に延在し、図示しない圧縮空気の供給源から各チューブ
85に所要量の圧縮空気を供給することにより、チュー
ブ85,85が膨張して押圧部材83が下段ロール18
に圧接されるものである。なお、押圧部材83およびチ
ューブ85,85は、下段ロール18の軸方向に複数に
分割したり、または周方向に複数列で配設する構成であ
ってもよい。また前記押圧部材83の材質としては、無
端ベルト74の裏面に摺接するので、無端ベルト74よ
り軟らかくて摩擦係数の小さいものが好適に使用され
る。
【0017】前記補助フレーム52,52間には、前記
無端ベルト74が巻装される3本のロール68,70,7
2と平行な案内ロール78が回転自在に枢支されてお
り、該ロール78は駆動ロール68とテンションロール
72との間に臨む無端ベルト74の外側に臨んでいる。
この案内ロール78は、必須の要件ではなく、省略する
ことも可能である。
【0018】(第1実施例に係る蛇行防止装置および張
力調整装置について)前記テンションロール72には、
張力調整装置86および蛇行防止装置87が関係的に配
設され、前記無端ベルト74に所要の張力を付与して、
前記中芯紙20およびこれに貼合わされるライナ66に
対して適切な接触圧で押圧させると共に、該ベルト74
の幅方向(ロール72の軸方向)への蛇行を防止するよう
になっている。
【0019】すなわち、図3に示す如く、前記両分割フ
レーム50,50の外側面には、一対のガイドレール8
8,88が、前記テンション付与方向と直交する方向に
離間して夫々配設されると共に、両レール88,88間
に支持部材73がテンション付与方向に移動自在に配設
されている。また各分割フレーム50には、ガイドレー
ル88と平行な長溝50aが両レール88,88の間に
形成され、両長溝50a,50aに、前記テンションロ
ール72が回転自在に外嵌された支持軸89の両端が挿
通されて外方に延出している。支持軸89の右端(駆動
側の端部)は、対応する支持部材73に配設した球面軸
受90を介して揺動可能に支持されると共に、その左端
(操作側の端部)は、対応する支持部材73に保持体91
を介して配設した球面軸受90を介して揺動可能に支持
されている。なお、左側の支持部材73に配設された保
持体91は、該支持部材73に対してテンション付与方
向と直交する方向(支持部材73の移動方向と直交する
方向)に移動可能に構成してある。また長溝50aの内
径寸法は、図に示す如く、支持軸89の挿通部分の直径
よりも大きく設定され、該支持軸89の揺動を許容する
ようになっている。
【0020】前記各分割フレーム50の外側に油圧シリ
ンダ76が配設され、そのピストンロッドを支持部材7
3に接続してある(図4参照)。従って、一対の油圧シリ
ンダ76,76を図5に示す制御機構により付勢すれ
ば、支持軸89を介してテンションロール72が無端ベ
ルト74に対して近接離間移動し、該ベルト74に所要
の張力が付与される。油圧シリンダ76,76の制御機
構では、図において左側の油圧シリンダ76に予め設定
された油圧が供給された状態で、支持軸89の両端の現
在位置を監視する位置発信機92,92からの検出信号
がサーボアンプ93に入力される。そしてサーボアンプ
93では、基準となる左側の位置発信機92の検出信号
と右側の位置発信機92の検出信号とを比較し、その結
果に応じてサーボバルブ94を開閉調整することによ
り、右側の油圧シリンダ76を追従的に油圧制御するよ
うになっている。なお実施例の油圧シリンダ76におい
ては、サーボアンプ93に入力される運転信号やシフト
信号により、無端ベルト74に対するテンションロール
72の相対位置を3個所で位置決めするよう設定されて
いる。すなわち、無端ベルト74に所要の張力を付与し
て中芯紙20とライナ66とを確実に貼合わせるよう設
定した位置と、3本のロール68,70,72に巻装され
た無端ベルト74に僅かな張力が付与されて緩みのない
状態となる位置、および無端ベルト74を3本のロール
68,70,72から軸方向に抜き外し得る緩んだ状態と
する位置に位置決めされる。前記分割フレーム50,5
0の外形寸法は、無端ベルト74の内径寸法よりも小さ
く設定されているので、無端ベルト74を緩んだ状態と
することにより、分割フレーム50を取外すことなく、
3本のロール68,70,72から無端ベルト74を軸方
向に抜き外すことができる。
【0021】図3に示す如く、前記支持軸89の左端に
ナット95が一体的に移動可能に配設固定され、このナ
ット95に、支持部材73に配設したブラケット96に
回動自在に枢支されたねじ軸97が螺合されている。ね
じ軸97のブラケット96から外方に延出する一端に歯
車98が一体的に回転するよう配設され、該歯車98
に、ブラケット96に配設したステッピングモータ99
の出力軸に配設した歯車100が噛合している。従っ
て、該モータ99を正逆方向に付勢すると、ねじ軸97
とナット95との螺合作用下に支持軸89が右端側を支
点として、前記テンション付与方向と直交する方向に揺
動する。なお、ステッピングモータ99に代えて、サー
ボモータを使用することも可能である。
【0022】前記無端ベルト74における端縁部の走行
経路に、図6に示す如く、該ベルト74の蛇行を検出す
る光電管等からなる検出器101が配設され、該検出器
101の検出信号がサーボアンプ102に入力されるよ
うになっている。サーボアンプ102では、前記テンシ
ョンロール72に巻装される無端ベルト74の基準位置
と、検出器101で検出された無端ベルト74の現在位
置とを比較し、その結果に応じてサーボドライバ103
を介してステッピングモータ99が運転制御される。す
なわち、無端ベルト74はそれ自体に内在する前述した
誤差等に起因して幅方向に蛇行するので、これを検出器
101により検出し、前記蛇行防止装置87を作動させ
て、該蛇行を規制する方向(予め実験等により設定され
る)に、テンションロール72を揺動させるよう制御さ
れる。これにより、テンションロール72に巻掛けられ
て走行する無端ベルト74の蛇行を防止して、該無端ベ
ルト74を常に一定位置で走行させることが可能とな
る。すなわち、無端ベルト74が前記中芯紙20とライ
ナ66との貼合領域(中芯紙20とライナ66との幅寸
法の領域)から離間するのを防止し、両者20,66の確
実な貼合わせを行なうことができる。なお、支持軸89
の一端(揺動側)の現在位置を検出する位置発信器104
が配設され、該発信器104からの信号はサーボアンプ
102に入力されるようになっている。
【0023】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る片面段ボ
ール製造装置のベルト蛇行防止装置の作用につき説明す
る。実施例に係る製造装置の稼動状態では、前記主圧着
機構54の3本のロール68,70,72に巻掛けられて
いる無端ベルト74には、テンションロール72が油圧
シリンダ76,76で付勢されることにより所要の張力
が付与されている。従って、前記駆動ロール68と予熱
ロール70との間に臨む無端ベルト74は、前記下段ロ
ール18に近接して、下段ロール18の外周面に沿いつ
つ送給される中芯紙20およびライナ66をロール表面
に圧接している。また、前記副圧着機構81のチューブ
85,85に圧縮空気が供給され、前記押圧部材83に
より無端ベルト74はその幅方向の全長に亘って均一な
圧力で中芯紙20とライナ66に圧接される。これによ
り中芯紙20とライナ66とは、所要長さに亘って下段
ロール18と無端ベルト74との間で挟圧され、その糊
付け部の確実な接合がなされる。
【0024】前記無端ベルト74が、自身に内在する誤
差等により幅方向に蛇行すると、これを前記検出器10
1が検出し、その信号がサーボアンプ102に入力さ
れ、サーボドライバ103を介してステッピングモータ
99が運転制御される。すなわち、該モータ99が正逆
何れかの方向に付勢され、歯車100,98を介してね
じ軸97が回転し、これに螺合するナット95が移動す
ることにより、前記支持軸89は右端側を支点としてテ
ンション付与方向と直交する方向に揺動する。これによ
り、テンションロール72が同一方向に揺動し、無端ベ
ルト74の蛇行は阻止されると共に基準位置に戻る。な
お、テンションロール72の揺動により無端ベルト74
が基準位置を越えてしまうと、これを検出器101が検
出してステッピングモータ99が逆方向に付勢され、テ
ンションロール72を逆方向に揺動して蛇行を阻止す
る。このように、無端ベルト74の蛇行を検出器101
により検出して、該ベルト74を常に基準位置(中芯紙
20とライナ66との貼合領域)に臨ませることがで
き、両者20,66の確実な貼合わせを達成し得る。ま
た、無端ベルト74の蛇行は、支持軸89を僅かの量
(約0.2mm)だけ揺動させれば防止することができる
ものである。
【0025】(第2実施例について)図7および図8は、
蛇行防止装置87の第2実施例を示すものであって、復
動式の油圧シリンダ105により支持軸89を揺動させ
るよう構成してある。すなわち、支持軸89の左端を支
持する支持部材73にブラケット106を介して油圧シ
リンダ105が倒立状態でトラニオン接続され、その下
方を指向するピストンロッド105aが、球面軸受90
の保持体91にクレビス接続されている。前記油圧シリ
ンダ105は、図9に示す制御機構により制御されるも
のであって、この機構の基本的な構成は第1実施例と同
一である。すなわち、無端ベルト74の端縁部を検出す
る検出器101の検出信号がサーボアンプ107に入力
され、該アンプ107で基準位置と現在位置との比較が
なされ、その結果によりサーボバルブ108が開閉制御
されて油圧シリンダ105が正逆方向に付勢される。油
圧シリンダ105が付勢されると、保持体91が支持部
材73に対して移動し、これにより支持軸89は右端側
を支点として揺動し、該支持軸89に外嵌されているテ
ンションロール72がテンション付与方向と直交する方
向に揺動して、該ベルト74の蛇行が防止される。な
お、油圧シリンダ105として単動式のものを使用した
り、またはエアシリンダを使用することも可能である。
【0026】(蛇行防止装置に関する変形例について)前
述した第1実施例および第2実施例では、テンションロ
ール72に張力調整装置86と蛇行防止装置87とを関
係的に配設した場合につき説明したが、本願はこれに限
定されるものではない。例えば、テンションロール72
には張力調整装置86のみを関係的に配設し、蛇行防止
装置87を駆動ロール68や予熱ロール70に関係的に
配設して該ロール68,70を揺動させるようにしても
よい。また、前記案内ロール78に蛇行防止装置87を
配設することも可能である。更に、支持軸89を揺動さ
せる機構としては、ナットとねじ軸に代えてラックとピ
ニオン等からなる機構やその他の手段を、適宜選択して
使用することができる。なお、実施例の検出器101
は、無端ベルト74の一方の端縁部を検知して蛇行を検
出するものであるが、例えば複数の光電管を並列に備え
た一対の検出器を無端ベルト74における左右の端縁部
の走行経路に配置し、両検出器により幅方向における左
右の蛇行を検出するようにしてもよい。また、無端ベル
ト74の蛇行を防止するには、該ベルト74の幅方向の
基準線A(図6参照)に対して蛇行防止装置87を配設し
たロールの軸心を平行な状態から所要方向に傾斜させれ
ばよいので、該ロールの揺動方向は、実施例のようにテ
ンション付与方向と直交する方向に限定されるものでは
なく、該テンション付与方向に対して直交以外の角度方
向に傾斜させてもよい。
【0027】(片面段ボール製造装置の変形例について)
図10は、本発明のベルト蛇行防止装置が採用される片
面段ボール製造装置の変形例を概略的に示すものであっ
て、前述した実施例とは上下の段ロール16,18の配
置関係が異なっている。すなわち、本体14に回転自在
に枢支した上段ロール16の直上に、下段ロール18が
回転自在に枢支されて、夫々の波形段部は中芯紙20を
介して噛合可能になっている。また下段ロール18の斜
め下方には、糊付ロール22およびドクターロール24
からなる糊付機構26が配設されている。中芯紙20
は、図10で右側の原紙供給源(図示せず)から上段ロー
ル16と下段ロール18との噛合領域へ供給され、該領
域を通過することにより所要の段形成がなされる。段形
成がなされた中芯紙20は、その段頂部に前記糊付機構
26により糊付けがなされた後、下段ロール18の外周
面に沿って送給方向を反転されて上方へ向かう。またラ
イナ66は、図10で左側の原紙供給源(図示せず)から
下段ロール18に供給され、中芯紙20の糊付けがなさ
れた段頂部に接合された状態で上方へ送給される。
【0028】前記下段ロール18の上方に、駆動ロール
68とテンションロール72とに無端ベルト74を走行
自在に巻装した主圧着機構54が配設され、両ロール6
8,72の間に臨む部位が下段ロール18の外周面に近
接し、この下段ロール18の外周面に沿って送給される
前記中芯紙20およびこれに貼合わされるライナ66
を、当該下段ロール18との間で挟圧するようになって
いる。なお、ライナ66は、駆動ロール68の外周面に
沿って無端ベルト74を介して中芯紙20との貼合領域
へ供給される。また、下段ロール18の外周面に沿って
送給されるライナ66に当接する無端ベルト74を挟ん
で下段ロール18と反対側に、前述した実施例と同一の
構成の副圧着機構81が配設されている。
【0029】そして、前記主圧着機構54のテンション
ロール74は、張力調整装置86により無端ベルト74
の走行方向と交差する方向に移動されて、該ベルト74
に所要の張力を付与するよう構成される。また、駆動ロ
ール68には、前述した第1実施例の蛇行防止装置87
が配設され、該装置87のステッピングモータ99の付
勢により無端ベルト74の走行方向に揺動されるように
なっている。なお、駆動ロール68の場合はその支持軸
が一体的に回転駆動されるので、該支持軸を回転自在に
枢支する軸受を更に球面軸受等を介して揺動自在に枢支
し、該球面軸受の保持体を移動させることとなる。
【0030】また2本のロール68,72に無端ベルト
74を巻掛ける主圧着機構54においても、第1実施例
のようにテンションロール74に張力調整装置86と蛇
行防止装置87とを関係的に配設するようにしてもよ
い。また、無端ベルト74の外側に当接する案内ロール
を別途設け、この案内ロールに蛇行防止装置87を配設
することも可能である。更に、第2実施例に係る蛇行防
止装置87を、駆動ロール68やテンションロール74
に関係的に配設してもよい。
【0031】(副圧着機構の別例について)また、前記副
圧着機構81としては、図11に示す別例を採用するこ
とができる。この副圧着機構81は、前記本体14に配
設固定したブラケット110に、く字形に形成した押圧
部材83における一方のアーム83aの端部が回動自在
に枢支されている。この押圧部材83の他方のアーム8
3bは、下段ロール18を指向する面がロール外周に倣
う弧状に形成されている。またブラケット110に調整
ボルト111が螺挿され、該ボルト111のブラケット
110から下段ロール側に延出する所要位置に規制部1
12が設けられ、この規制部112と前記アーム83b
との間に圧縮ばね113が弾力的に介装されている。す
なわち、押圧部材83のアーム83bは、圧縮ばね11
3の弾力付勢下に、前記主圧着機構54における無端ベ
ルト74,ライナ66および中芯紙20を介して下段ロ
ール18に圧接されるようになっている。そして、無端
ベルト74に付与する圧力は、調整ボルト111をブラ
ケット110に対して移動させることにより調整され
る。なお、ブラケット110と押圧部材83のアーム8
3aとの間に引張りばね114が張設され、圧縮ばね1
13を緩めた際には、該引張りばね114の弾力作用に
よりアーム83bが無端ベルト74から離間するよう構
成される。
【0032】図12は、副圧着機構81の更に別の例を
示すものであって、前記本体14に配設固定したブラケ
ット115にエアシリンダ116のボトム側が枢支さ
れ、このエアシリンダ116のピストンロッド116a
に、本体14にガイドレール117,117を介して摺
動自在に配設した支持板118が接続される。この支持
板118には、該支持板118に配設固定した複数のロ
ッド119を介して押圧部材83が配設される。なおエ
アシリンダ116は、前記支持板118を介して押圧部
材83を下段ロール18に近接させる付勢位置と、該ロ
ール18から離間させる退避位置との間を移動させるよ
う付勢制御される。すなわち、ピストンロッド116a
を延出する方向にエアシリンダ116を付勢すること
で、支持板118および押圧部材83が付勢位置に移動
すると、該押圧部材83は、該シリンダ116の付勢下
に無端ベルト74,ライナ66および中芯紙20を介し
て下段ロール18に圧接される。
【0033】エアシリンダ116としては、単動式のシ
リンダが好適に使用され、エアの供給により押圧部材8
3が下段ロール18に近接されると共に、エアを抜くこ
とにより、内挿したばねにより押圧部材83が下段ロー
ル18から退避する。なお、単動式のシリンダに代え
て、復動式のシリンダを使用することができる。またエ
アシリンダに限らず、油圧シリンダや水圧シリンダ等を
使用することも可能である。
【0034】図11および図12に示す副圧着機構81
においては、下段ロール18の軸方に1基のみ配設した
り、下段ロール18の軸方向に分割された複数のブロッ
クから副圧着機構81を構成したり、更には周方向に複
数列で配設することもできる。なお、副圧着機構81を
複数のブロックから構成した場合は、各ブロック毎に圧
縮ばね112やシリンダ116が配設されるものであ
る。
【0035】なお、第1実施例に示す片面段ボール製造
装置では中芯紙を加圧力により下段ロールの表面に押圧
する構成につき説明したが、下段ロール側からの吸引力
により該ロール表面に中芯紙を吸着保持する方式も適宜
採用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る片面
段ボール製造装置のベルト蛇行防止装置によれば、無端
ベルトの蛇行を、簡単な構成の装置で確実に防止するこ
とができる。すなわち、コストを低廉に抑えると共に装
置の大型化を抑制し得る。また、各無端ベルトに内在す
る異なる誤差等に起因する蛇行方向や量等の違いに確実
に対応し得るので、無端ベルトを常に中芯紙とライナの
貼合領域に臨ませることができ、両者の良好な貼合わせ
を達成し得る。しかも、運転状況の変化や無端ベルトの
摩耗等に起因して運転中に発生する蛇行を防止し得るの
で、装置の運転を中断したり煩雑な調整作業を行なう必
要がなく、製造能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のベルト蛇行防止装置
が採用される片面段ボール製造装置を示す概略構成図で
ある。
【図2】実施例に係る片面段ボール製造装置の要部を示
す概略断面図である。
【図3】第1実施例に係るベルト蛇行防止装置を示す縦
断面図である。
【図4】第1実施例に係るベルト蛇行防止装置を一部省
略して示す側面図である。
【図5】実施例に係る片面段ボール製造装置に配設され
る張力調整装置の制御ブロック図である。
【図6】第1実施例に係るベルト蛇行防止装置の制御ブ
ロック図である。
【図7】第2実施例に係るベルト蛇行防止装置を示す縦
断面図である。
【図8】第2実施例に係るベルト蛇行防止装置を示す側
面図である。
【図9】第2実施例に係るベルト蛇行防止装置の制御ブ
ロック図である。
【図10】実施例に係る片面段ボール製造装置の変形例
を示す概略構成図である。
【図11】実施例に係る副圧着機構の別例を示す概略構
成図である。
【図12】実施例に係る副圧着機構の更に別の例を示す
概略構成図である。
【符号の説明】
16 上段ロール 18 下段ロ
ール 20 中芯紙 26 糊付機
構 54 主圧着機構 66 ライナ 68 駆動ロール 70 予熱ロ
ール 72 テンションロール 74 無端ベ
ルト 89 支持軸 95 ナット 97 ねじ軸 98 歯車 99 ステッピングモータ 100 歯車 102 サーボアンプ 105 油圧
シリンダ 107 サーボアンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に波形段部を形成した上段ロール
    (16)と、この波形段部に噛合する波形段部が外周面に形
    成され、前記上段ロール(16)との間に通紙される中芯紙
    (20)に所要の段形成を行なう下段ロール(18)と、段形成
    をされた前記中芯紙(20)の段頂部に糊付けを行なう糊付
    機構(26)と、前記下段ロール(18)に近接配置され、複数
    のロールに巻装されて走行自在な無端ベルト(74)を備え
    る圧着機構(54)とからなり、前記下段ロール(18)の外周
    面に沿って送給される前記中芯紙(20)の糊付けされた段
    頂部の部分にライナ(66)を圧着機構(54)により圧接して
    中芯紙(20)とライナ(66)とを貼合わせて片面段ボールを
    製造する片面段ボール製造装置において、 前記無端ベルト(74)が巻装される複数のロール(68,70,7
    2)の内の一つが回転自在に外嵌される支持軸(89)を、駆
    動手段(99,105)の付勢によりその一端を支点として揺動
    可能に構成したことを特徴とする片面段ボール製造装置
    のベルト蛇行防止装置。
  2. 【請求項2】 前記無端ベルト(74)が巻装される複数の
    ロール(68,70,72)の内の一つは、該ベルト(74)への張力
    の付与および解除可能なテンションロール(72)であっ
    て、このテンションロール(72)が回転自在に外嵌される
    支持軸(89)を揺動可能に構成した請求項1記載の片面段
    ボール製造装置のベルト蛇行防止装置。
  3. 【請求項3】 前記無端ベルト(74)における端縁部の走
    行経路に配設され、該ベルト(74)の幅方向の蛇行を検出
    する検出器(101)と、この検出器(101)の検出信号を受け
    て、前記駆動手段(99,105)の運転制御を行なう制御手段
    (102,107)とを備えた請求項1または2記載の片面段ボ
    ール製造装置のベルト蛇行防止装置。
  4. 【請求項4】 前記支持軸(89)の一端に配設固定したナ
    ット(95)にねじ軸(97)を螺合すると共に、該ねじ軸(97)
    に配設した歯車(98)と噛合する歯車(100)をモータ(99)
    により正逆方向に回転駆動するよう構成した請求項1,
    2または3の何れかに記載の片面段ボール製造装置のベ
    ルト蛇行防止装置。
JP6126764A 1994-05-16 1994-05-16 片面段ボール製造装置のベルト蛇行防止装置 Pending JPH07308980A (ja)

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DE19517960A DE19517960A1 (de) 1994-05-16 1995-05-16 System zum Verhindern der Verwindung eines Gurtes in einer Einseitenzurichteinrichtung

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