JPH07281Y2 - シングルフェーサ - Google Patents
シングルフェーサInfo
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- JPH07281Y2 JPH07281Y2 JP1989016801U JP1680189U JPH07281Y2 JP H07281 Y2 JPH07281 Y2 JP H07281Y2 JP 1989016801 U JP1989016801 U JP 1989016801U JP 1680189 U JP1680189 U JP 1680189U JP H07281 Y2 JPH07281 Y2 JP H07281Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- temperature
- frame
- pressure
- lower roll
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F—MECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F1/00—Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
- B31F1/20—Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
- B31F1/24—Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
- B31F1/26—Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
- B31F1/28—Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
- B31F1/2845—Details, e.g. provisions for drying, moistening, pressing
- B31F1/2863—Corrugating cylinders; Supporting or positioning means therefor; Drives therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F—MECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F1/00—Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
- B31F1/20—Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
- B31F1/24—Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
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- B31F1/28—Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
- B31F1/2831—Control
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は上段ロールと下段ロール、下段ロールと糊付ロ
ール或いは下段ロールと加圧ロール等互に係合するロー
ルの接触状態（間隙量）を調整（補正）する装置を有す
るシングルフェーサに関するものである。
ール或いは下段ロールと加圧ロール等互に係合するロー
ルの接触状態（間隙量）を調整（補正）する装置を有す
るシングルフェーサに関するものである。
（従来の技術） 第４図は従来のコルゲートマシンに於ける一般的なシン
グルフェーサを示している。シングルフェーサは主要素
として上段ロール１、同上段ロール１と噛み合って挟持
された芯紙８を波形状に成形する下段ロール２、同下段
ロール２との間に糊付けされた芯紙８とライナ９とを加
圧しながら通過させて貼合わせることによって片面段ボ
ールシート４を製造する加圧ロール３、及び前記成形さ
れた芯紙８の波形段頂部に所定量の糊10を転移供給する
糊付ロール11等によって構成されており、上段ロール１
と下段ロール２、下段ロール２と糊付ロール11及び下段
ロール２と加圧ロール３は、それぞれロール接触圧（隙
間）調整装置を介して相互の隙間が可変設定でき得るよ
う構成してある。
グルフェーサを示している。シングルフェーサは主要素
として上段ロール１、同上段ロール１と噛み合って挟持
された芯紙８を波形状に成形する下段ロール２、同下段
ロール２との間に糊付けされた芯紙８とライナ９とを加
圧しながら通過させて貼合わせることによって片面段ボ
ールシート４を製造する加圧ロール３、及び前記成形さ
れた芯紙８の波形段頂部に所定量の糊10を転移供給する
糊付ロール11等によって構成されており、上段ロール１
と下段ロール２、下段ロール２と糊付ロール11及び下段
ロール２と加圧ロール３は、それぞれロール接触圧（隙
間）調整装置を介して相互の隙間が可変設定でき得るよ
う構成してある。
ところで前記波形段頂部に転移した糊10によって芯紙８
とライナ９を貼合わす場合、条件的に適度の押圧力と糊
10への加熱が必要であり、後述するロール間の接触圧
（隙間）調整装置と共に、前記ロール1,2,3の内部には
蒸気を導入（循環）して高温にできる装置が設備されて
いる。
とライナ９を貼合わす場合、条件的に適度の押圧力と糊
10への加熱が必要であり、後述するロール間の接触圧
（隙間）調整装置と共に、前記ロール1,2,3の内部には
蒸気を導入（循環）して高温にできる装置が設備されて
いる。
また上段ロール１は図示省略の軸受を介してアーム12に
軸支されており、同アーム12の一端は支点ピン13によっ
てフレーム５に揺動自在に取り付けられ、他端は加圧シ
リンダ14のピストンロッド先端にピン15を介して連結さ
れている。加圧シリンダ14はフレーム５に締結されたブ
ラケット16に支持されている。また下段ロール２の軸受
は、フレーム５とブラケット16との間に挟持締結されて
おり、前記両ロール1,2間の接触圧（隙間）調整は、シ
リンダ14の作動と図示省略の位置決め用ストッパによっ
て行なわれる。
軸支されており、同アーム12の一端は支点ピン13によっ
てフレーム５に揺動自在に取り付けられ、他端は加圧シ
リンダ14のピストンロッド先端にピン15を介して連結さ
れている。加圧シリンダ14はフレーム５に締結されたブ
ラケット16に支持されている。また下段ロール２の軸受
は、フレーム５とブラケット16との間に挟持締結されて
おり、前記両ロール1,2間の接触圧（隙間）調整は、シ
リンダ14の作動と図示省略の位置決め用ストッパによっ
て行なわれる。
第２図は本考案の実施例を示す第１図のＡ〜Ａ断面図で
あるが、第４図の加圧ロールもこの第２図に示す構造を
備えており、同加圧ロール３は両端を偏心軸受17に抱持
されたベアリング18によって軸支され、同偏心軸受17は
フレーム５にブッシュ19を介して回動できるよう保持さ
れている。また偏心軸受17にはテーパピン20を介して加
圧レバー21が固着されている。
あるが、第４図の加圧ロールもこの第２図に示す構造を
備えており、同加圧ロール３は両端を偏心軸受17に抱持
されたベアリング18によって軸支され、同偏心軸受17は
フレーム５にブッシュ19を介して回動できるよう保持さ
れている。また偏心軸受17にはテーパピン20を介して加
圧レバー21が固着されている。
また第４図の場合も本考案の１実施例である第１図に示
す下段ロール２と加圧ロール３のロール接触圧（隙間）
調整機構を備えているので、この機構を第１図及び第２
図について説明すると、下段ロール２と加圧ロール３と
の接触状態、つまり両ロールの平行度と接触圧力は、シ
ート幅方向に於ける段ボールシートの厚さ、芯紙８とラ
イナ９との貼合わせ状況等の均質化を図って品質を向上
させる場合に於いて最も重要な要素の１つであり、確実
な調整と制御が要求される。
す下段ロール２と加圧ロール３のロール接触圧（隙間）
調整機構を備えているので、この機構を第１図及び第２
図について説明すると、下段ロール２と加圧ロール３と
の接触状態、つまり両ロールの平行度と接触圧力は、シ
ート幅方向に於ける段ボールシートの厚さ、芯紙８とラ
イナ９との貼合わせ状況等の均質化を図って品質を向上
させる場合に於いて最も重要な要素の１つであり、確実
な調整と制御が要求される。
また前記両ロール2,3のロール接触圧調整装置部は、第
１図、第２図に示す如く、偏心量調整ロッド22の両端部
は軸方向に摺動できるようにスライドブッシュ23を介し
てフレーム５に軸支されている。更に前記ロッド22の片
側外端には、メネジが切ってあり、同メネジはネジ棒24
と螺合している。ネジ棒24の一部はベアリング25によっ
てブラケット26に軸支され、先端は同ブラケット26に固
定されたモータ７の軸と軸継手27を介して直結されてい
る。また前記ロッド22上の加圧ロール３の軸受部に対応
する位置には、勾配の設けられたスライダ28が固着され
ており、同ロッド22が軸方向に摺動することによってａ
面で摺接しているスライダ29を介して加圧レバー21、偏
心軸受17を回動させ、加圧ロール３軸のセンターｃ位置
を移動することができるようになっている。シングルフ
ェーサは以上の如く構成、機能し、片面段ボールシート
４を連続的に製造する装置である。
１図、第２図に示す如く、偏心量調整ロッド22の両端部
は軸方向に摺動できるようにスライドブッシュ23を介し
てフレーム５に軸支されている。更に前記ロッド22の片
側外端には、メネジが切ってあり、同メネジはネジ棒24
と螺合している。ネジ棒24の一部はベアリング25によっ
てブラケット26に軸支され、先端は同ブラケット26に固
定されたモータ７の軸と軸継手27を介して直結されてい
る。また前記ロッド22上の加圧ロール３の軸受部に対応
する位置には、勾配の設けられたスライダ28が固着され
ており、同ロッド22が軸方向に摺動することによってａ
面で摺接しているスライダ29を介して加圧レバー21、偏
心軸受17を回動させ、加圧ロール３軸のセンターｃ位置
を移動することができるようになっている。シングルフ
ェーサは以上の如く構成、機能し、片面段ボールシート
４を連続的に製造する装置である。
ところで第４図の従来のシングルフェーサには次のよう
な問題点があった。つまり糊10を介してライナ９と成形
された芯紙８とを貼合わせる場合、前述した如く適度の
押圧力と、澱粉糊を糊化する際には所定の加熱が必要で
あるため、この加熱を目的としたロールの昇温によって
両側フレーム５の温度が上昇し、膨張する。これによっ
て例えば、軸支した下段ロール２と加圧ロール３の軸間
距離Ｐが広くなり、ロール間ギャップ量Ｓが時間と共に
拡大する傾向がある。これらの不具合により加圧ロール
３の押圧力が徐々に低下し、この押圧力の低下によって
片面段ボールシート４の厚さが不均一になるばかりでな
く、片面段ボールシート４を形成する芯紙８とライナ９
の貼着を不完全にし、強度以外の点においても不良紙が
製造されることが多かった。このような不良紙の発生を
抑制する為には、常に製造されつつある片面段ボールシ
ート４を目視検査によって確認し、手動による補正が要
求される。従ってこの補正作業に当って、オペレータに
は長い経験と高度の技術が必要であった。以上下段ロー
ル２と加圧ロール３の関係について説明したが、フレー
ム５の温度の上昇に伴い、上段ロール１と下段ロール
２、或いは下段ロール２と糊付ロール11に於いても前記
ロール2,3の軸間距離と同様に変動する不具合があり、
これが装置の自動化を阻害する大きな要因となってい
た。
な問題点があった。つまり糊10を介してライナ９と成形
された芯紙８とを貼合わせる場合、前述した如く適度の
押圧力と、澱粉糊を糊化する際には所定の加熱が必要で
あるため、この加熱を目的としたロールの昇温によって
両側フレーム５の温度が上昇し、膨張する。これによっ
て例えば、軸支した下段ロール２と加圧ロール３の軸間
距離Ｐが広くなり、ロール間ギャップ量Ｓが時間と共に
拡大する傾向がある。これらの不具合により加圧ロール
３の押圧力が徐々に低下し、この押圧力の低下によって
片面段ボールシート４の厚さが不均一になるばかりでな
く、片面段ボールシート４を形成する芯紙８とライナ９
の貼着を不完全にし、強度以外の点においても不良紙が
製造されることが多かった。このような不良紙の発生を
抑制する為には、常に製造されつつある片面段ボールシ
ート４を目視検査によって確認し、手動による補正が要
求される。従ってこの補正作業に当って、オペレータに
は長い経験と高度の技術が必要であった。以上下段ロー
ル２と加圧ロール３の関係について説明したが、フレー
ム５の温度の上昇に伴い、上段ロール１と下段ロール
２、或いは下段ロール２と糊付ロール11に於いても前記
ロール2,3の軸間距離と同様に変動する不具合があり、
これが装置の自動化を阻害する大きな要因となってい
た。
（考案が解決しようとする課題） 以上のように前記従来のシングルフェーサでは、下段ロ
ール２と加圧ロール３等に挟持搬送されることによって
成形される片面段ボール用シート４は適度に昇温される
が、それと同時に前記各ロール2,3内を循環する高温蒸
気によってロールを軸支しているフレーム５も加熱さ
れ、このフレーム５の温度上昇に伴う膨張によって、係
合するロール（例えば下段ロール、加圧ロール）の軸間
距離が広くなる。従ってギャップ量が拡大し、接触圧力
が順次低下する傾向があり、成形する段ボールシート４
の厚さや粘着状態を不安定にし、強度や品質を著しく低
下させる不具合があった。またロール間ギャップ量の変
動に対しては、これ迄製造されつつある段ボールシート
の状態を目視検査にて判断し、手動によって補正するの
が一般的であり、しかもこの調整には高度の技術、経験
が必要であるため、自動化が阻害されていた。
ール２と加圧ロール３等に挟持搬送されることによって
成形される片面段ボール用シート４は適度に昇温される
が、それと同時に前記各ロール2,3内を循環する高温蒸
気によってロールを軸支しているフレーム５も加熱さ
れ、このフレーム５の温度上昇に伴う膨張によって、係
合するロール（例えば下段ロール、加圧ロール）の軸間
距離が広くなる。従ってギャップ量が拡大し、接触圧力
が順次低下する傾向があり、成形する段ボールシート４
の厚さや粘着状態を不安定にし、強度や品質を著しく低
下させる不具合があった。またロール間ギャップ量の変
動に対しては、これ迄製造されつつある段ボールシート
の状態を目視検査にて判断し、手動によって補正するの
が一般的であり、しかもこの調整には高度の技術、経験
が必要であるため、自動化が阻害されていた。
本考案は前記の課題を解決すべく提案されたものであ
る。
る。
（課題を解決するための手段） このため本考案は、装置両側に立設したフレームにそれ
ぞれ中心軸を支持され、心紙を波形状に成形する上段ロ
ールと下段ロール、この成形された波形状の芯紙を通
し、その段頂部に糊付けする下段ロールと糊付ロール、
前記糊付けされた波形状芯紙と、別途送入されたライナ
とを通して貼合わせる下段ロールと加圧ロールを有し、
前記各中心軸をモータにより螺軸を介して軸方向に移動
させることにより、偏心軸受を介して前記各一対のロー
ル間の隙間を調整するようにしたシングルフェーサにお
いて、前記各フレームの温度を検出する温度センサと、
前記モータを駆動制御するコントローラを備え、前記セ
ンサによりフレーム温度を検知し、この温度の変化を前
記コントローラに伝達し、同コントローラにより前記モ
ータを制御して前記各一対のローラ間の隙間を制御する
ようにしてなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
ぞれ中心軸を支持され、心紙を波形状に成形する上段ロ
ールと下段ロール、この成形された波形状の芯紙を通
し、その段頂部に糊付けする下段ロールと糊付ロール、
前記糊付けされた波形状芯紙と、別途送入されたライナ
とを通して貼合わせる下段ロールと加圧ロールを有し、
前記各中心軸をモータにより螺軸を介して軸方向に移動
させることにより、偏心軸受を介して前記各一対のロー
ル間の隙間を調整するようにしたシングルフェーサにお
いて、前記各フレームの温度を検出する温度センサと、
前記モータを駆動制御するコントローラを備え、前記セ
ンサによりフレーム温度を検知し、この温度の変化を前
記コントローラに伝達し、同コントローラにより前記モ
ータを制御して前記各一対のローラ間の隙間を制御する
ようにしてなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
（作用） 下段ロールと加圧ロール等の係合するロール間のギャッ
プ量変動が、同各ロールを支承しているフレームの温度
変化及び時間の経過と相関関係にあることに着目し、高
温蒸気を前記ロール内部に循環させた後、上昇するフレ
ーム温度をセンサーにて計測し、この計測信号を、或い
は時間の経過を、ロール接触圧（隙間）調整装置の駆動
モータにフィードバックして制御することにより、係合
するロール相互の軸間距離の変動を補正し、常にロール
間のギャップ量を一定に維持する。
プ量変動が、同各ロールを支承しているフレームの温度
変化及び時間の経過と相関関係にあることに着目し、高
温蒸気を前記ロール内部に循環させた後、上昇するフレ
ーム温度をセンサーにて計測し、この計測信号を、或い
は時間の経過を、ロール接触圧（隙間）調整装置の駆動
モータにフィードバックして制御することにより、係合
するロール相互の軸間距離の変動を補正し、常にロール
間のギャップ量を一定に維持する。
（実施例） 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第１図
及び第２図は本考案の１実施例を示すシングルフェーサ
の下段ロールと加圧ロール部に設備したロール接触圧調
整装置を示し、その概略構成及び機能は、前記第４図に
於ける従来技術の項に於いて説明したものと同様である
ので、ここではこれらの説明は省略する。
及び第２図は本考案の１実施例を示すシングルフェーサ
の下段ロールと加圧ロール部に設備したロール接触圧調
整装置を示し、その概略構成及び機能は、前記第４図に
於ける従来技術の項に於いて説明したものと同様である
ので、ここではこれらの説明は省略する。
ところで本考案は、上、下段ロール1,2及び加圧ロール
３に捲回し、各ロールで挟持搬送される片面段ボールシ
ート４用原紙を加熱すべく構成したロールの昇温装置に
よって、フレーム５が膨張変形し、例えば同フレーム５
に取付けた下段ロール２と加圧ロール３等の係合するロ
ールの軸間距離が拡大し、もってこのロール間の接触圧
が低下するといった不具合に対処すべく提案するもので
ある。
３に捲回し、各ロールで挟持搬送される片面段ボールシ
ート４用原紙を加熱すべく構成したロールの昇温装置に
よって、フレーム５が膨張変形し、例えば同フレーム５
に取付けた下段ロール２と加圧ロール３等の係合するロ
ールの軸間距離が拡大し、もってこのロール間の接触圧
が低下するといった不具合に対処すべく提案するもので
ある。
以下下段ロール２と加圧ロール３の係合部について説明
する。第３図は各ロール1,2,3内部へ高温蒸気を循環さ
せた後の時間経過に伴って変動するフレーム５の温度Ｔ
と、下段ロール２及び加圧ロール３間のギャップ量Ｓと
の相関関係を示したものであり、時間Hbに於いてスチー
ムバルブを開口すれば、所定の時間後実線に示す如くフ
レーム５の温度がTaからTbに上昇し、これに伴って前記
ロール間ギャップ量がSaからSbに拡大することを示して
いる。なお、フレーム５の温度上昇は所定時間Hb後に飽
和して停止し、以後一定の温度Tbが維持され、ロール間
ギャップ量Ｓも所定時間Hb以後は一定となることが分
る。これらの傾向は、同一シングルフェーサに於いて常
に略一定のものとなる。
する。第３図は各ロール1,2,3内部へ高温蒸気を循環さ
せた後の時間経過に伴って変動するフレーム５の温度Ｔ
と、下段ロール２及び加圧ロール３間のギャップ量Ｓと
の相関関係を示したものであり、時間Hbに於いてスチー
ムバルブを開口すれば、所定の時間後実線に示す如くフ
レーム５の温度がTaからTbに上昇し、これに伴って前記
ロール間ギャップ量がSaからSbに拡大することを示して
いる。なお、フレーム５の温度上昇は所定時間Hb後に飽
和して停止し、以後一定の温度Tbが維持され、ロール間
ギャップ量Ｓも所定時間Hb以後は一定となることが分
る。これらの傾向は、同一シングルフェーサに於いて常
に略一定のものとなる。
本考案は、前記の現象（傾向）に着目し、フレーム５の
温度変化を温度センサ30によって計測し、コントローラ
６を介してロール接触圧調整装置を駆動する。またフレ
ーム５の温度上昇は、時間の経過Ha→Hbの関数としても
とらえることができるため、フレーム温度の変動に代
え、タイマー設定でロール接触圧調整装置を駆動するこ
とによって、下段ロール２と加圧ロール３とのギャップ
量Ｓを常に一定に維持しようとするものである。
温度変化を温度センサ30によって計測し、コントローラ
６を介してロール接触圧調整装置を駆動する。またフレ
ーム５の温度上昇は、時間の経過Ha→Hbの関数としても
とらえることができるため、フレーム温度の変動に代
え、タイマー設定でロール接触圧調整装置を駆動するこ
とによって、下段ロール２と加圧ロール３とのギャップ
量Ｓを常に一定に維持しようとするものである。
以上の如くシングルフェーサに於いて、下段ロール２と
加圧ロール３等係合するロールのギャップ量Ｓの変動を
補正すべく、軸支したフレーム５の温度変化、或いはス
チームバルブ開口後の時間経過に連動させてロール接触
圧調整装置部のモータ７を駆動制御するようにした点に
本考案は特徴を有するものである。なお、ロール接触圧
調整機構等は公知の従来技術のものと同様である。また
第３図中の破線は、ギャップ量補正の１例を示す曲線で
あるが、この補正量はコントローラ６に於いて自由に設
定することができるようになっている。
加圧ロール３等係合するロールのギャップ量Ｓの変動を
補正すべく、軸支したフレーム５の温度変化、或いはス
チームバルブ開口後の時間経過に連動させてロール接触
圧調整装置部のモータ７を駆動制御するようにした点に
本考案は特徴を有するものである。なお、ロール接触圧
調整機構等は公知の従来技術のものと同様である。また
第３図中の破線は、ギャップ量補正の１例を示す曲線で
あるが、この補正量はコントローラ６に於いて自由に設
定することができるようになっている。
（考案の効果） 以上詳細に説明した如く本考案は、各フレームの温度を
検出する温度センサと、前記モータを駆動制御するコン
トローラを備え、前記センサによりフレーム温度を検知
し、この温度の変化を前記コントローラに伝達し、同コ
ントローラにより前記モータを制御して前記各一対のロ
ーラ間の隙間を制御するようにしたので、高温蒸気を通
気後時間と共に変動するフレームの膨張（下段ロールと
加圧ロールのギャップ拡大等）に対して正確に補正を加
えることができる。従って製造する片面段ボールシート
の貼着状態のバラツキ等をなくし、厚さ、強度、美観等
の製品品質を著しく向上させる効果がある。しかもロー
ル間の接触圧調整に当ってシングルフェーサの稼働を停
止させる必要もなく、また自動制御も可能である等の多
くの優れた効果を奏するものである。
検出する温度センサと、前記モータを駆動制御するコン
トローラを備え、前記センサによりフレーム温度を検知
し、この温度の変化を前記コントローラに伝達し、同コ
ントローラにより前記モータを制御して前記各一対のロ
ーラ間の隙間を制御するようにしたので、高温蒸気を通
気後時間と共に変動するフレームの膨張（下段ロールと
加圧ロールのギャップ拡大等）に対して正確に補正を加
えることができる。従って製造する片面段ボールシート
の貼着状態のバラツキ等をなくし、厚さ、強度、美観等
の製品品質を著しく向上させる効果がある。しかもロー
ル間の接触圧調整に当ってシングルフェーサの稼働を停
止させる必要もなく、また自動制御も可能である等の多
くの優れた効果を奏するものである。
第１図は本考案の実施例を示すシングルフェーサにおけ
る加圧ロール部の１部断面正面図、第２図は第１図のＡ
〜Ａ断面図、第３図はシングルフェーサにおける各ロー
ル内部へ高温蒸気を循環させた後の経過時間、ロール間
ギャップ量、フレーム温度との関係を示す線図、第４図
は従来のシングルフェーサの１部断面側面図である。 図の主要部分の説明 １…下段ロール ３…加圧ロール ４…片面段ボールシート ５…フレーム ６…コントローラ ７…モータ 17…偏心軸受 18…ベアリング 19…ブッシュ 20…テーパピン 21…加圧レバー 22…偏心量調整ロッド 23…スライドブッシュ 26…ブラケット 28,29…スライダ 30…温度センサ Ｓ…ロール間のギャップ量
る加圧ロール部の１部断面正面図、第２図は第１図のＡ
〜Ａ断面図、第３図はシングルフェーサにおける各ロー
ル内部へ高温蒸気を循環させた後の経過時間、ロール間
ギャップ量、フレーム温度との関係を示す線図、第４図
は従来のシングルフェーサの１部断面側面図である。 図の主要部分の説明 １…下段ロール ３…加圧ロール ４…片面段ボールシート ５…フレーム ６…コントローラ ７…モータ 17…偏心軸受 18…ベアリング 19…ブッシュ 20…テーパピン 21…加圧レバー 22…偏心量調整ロッド 23…スライドブッシュ 26…ブラケット 28,29…スライダ 30…温度センサ Ｓ…ロール間のギャップ量
Claims (1)
- 【請求項１】装置両側に立設したフレームにそれぞれ中
心軸を支持され、芯紙を波形状に成形する上段ロールと
下段ロール、この成形された波形状の芯紙を通し、その
段頂部に糊付けする下段ロールと糊付ロール、前記糊付
けされた波形状芯紙と、別途送入されたライナとを通し
て貼合わせる下段ロールと加圧ロールを有し、前記各中
心軸をモータにより螺軸を介して軸方向に移動させるこ
とにより、偏心軸受を介して前記各一対のロール間の隙
間を調整するようにしたシングルフェーサにおいて、前
記各フレームの温度を検出する温度センサと、前記モー
タを駆動制御するコントローラを備え、前記センサによ
りフレーム温度を検知し、この温度の変化を前記コント
ローラに伝達し、同コントローラにより前記モータを制
御して前記各一対のローラ間の隙間を制御することを特
徴とするシングルフェーサ。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989016801U JPH07281Y2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | シングルフェーサ |
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