JP2000102996A - 片面段ボール製造装置の糊付方法および装置 - Google Patents

片面段ボール製造装置の糊付方法および装置

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JP2000102996A
JP2000102996A JP10274898A JP27489898A JP2000102996A JP 2000102996 A JP2000102996 A JP 2000102996A JP 10274898 A JP10274898 A JP 10274898A JP 27489898 A JP27489898 A JP 27489898A JP 2000102996 A JP2000102996 A JP 2000102996A
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roll
sizing
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gluing
paper
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JP10274898A
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English (en)
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Kazuhiro Hatasa
和弘 畑佐
Yuji Yamazaki
裕司 山崎
Katsuya Sugino
勝哉 杉野
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Isowa Corp
Original Assignee
Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構成で、中芯紙の段頂部に常に
適正量の糊料を均一に塗布する。 【解決手段】 中芯紙16の段頂部に糊料を塗布する糊
付ロール36を、第2段ロール14に対して近接移動
し、該糊付ロール36が中芯紙16を介して第2段ロー
ル14に接触した位置を検出して、その位置を原点とす
る。糊付ロール36を第2段ロール14に対して前記原
点から所定量だけ離間移動させて停止することで、該糊
付ロール36を中芯紙16に対する糊付位置に位置決め
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外周面に夫々波
形の段部を形成した第1段ロールおよび第2段ロールの
間に通紙されて段形成された中芯紙にライナを貼合わせ
て片面段ボールを製造する片面段ボール製造装置におい
て、前記中芯紙の段頂部に適正量の糊料を塗布する糊付
方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】波形を形成した中芯紙の波形頂部にライ
ナを貼合わせた片面段ボールを製造する装置(所謂シン
グルフェーサ)は、夫々の外周面に波形の段部を設けた
第1段ロールと第2段ロールが、前記段部において相互
に噛合しつつ回転可能に上下の関係で配設され、この第
2段ロールに対してプレスロールが前記中芯紙とライナ
を介して圧接されるようになっている。すなわち中芯紙
は第1段ロールおよび第2段ロールの間に供給され、両
ロール間を通過する際に所要の波形段部(フルート)が形
成される。得られた波形の段頂部には、糊付装置に設け
た糊付ロールにより澱粉系の糊料が塗布される。また中
芯紙の反対側からプレスロールを経てライナが供給さ
れ、該プレスロールと第2段ロールとの間で該ライナを
中芯紙の段頂部に圧接しつつ貼合わせることにより片面
段ボールが製造される。
【0003】前記糊付装置は、糊料を貯留する糊パン
と、この糊パンに貯留した糊料に下部を浸漬して回転自
在に配設した糊付ロールと、該糊付ロールに周接して糊
付ロールの周面に付着する糊料を掻き均すドクターロー
ルとを備えている。そして、前記第2段ロールと糊付ロ
ールとの隙間を、中芯紙の紙厚に応じた間隔に調節する
ことにより、両ロールの間を通過する中芯紙の段頂部
に、糊付ロールにより澱粉系の糊料が適正量だけ均一に
塗布されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記片面段ボール製造
装置では、オーダ変更に伴い紙厚の異なる中芯紙が、第
2段ロールと糊付ロールとの間に通紙されると、両ロー
ルの隙間より薄い場合は中芯紙の段頂部に糊料が塗布さ
れず、また隙間よりも厚い場合は段潰れや段切れを生ず
る問題がある。従って、オーダ変更に伴い中芯紙の紙厚
が変わった場合は、その紙厚に応じて第2段ロールと糊
付ロールとの隙間調節を行なう必要があった。
【0005】前記隙間調節作業は、糊付装置に配設した
隙間調節装置に接続する制御装置に中芯紙の紙厚データ
を入力し、該データに基づいて隙間調節装置を作動制御
して、第2段ロールに対して糊付ロールを近接・離間移
動させることで行なわれる。すなわち、オーダ変更の都
度、作業者が人手により制御装置に紙厚データを設定入
力する必要があり、調節作業が煩雑であった。しかも、
紙厚データの入力ミス等により、前述したように中芯紙
の段頂部に糊料が塗布されなかったり、段潰れや段切れ
等を招く問題があった。
【0006】なお、片面段ボール製造装置に供給される
中芯紙の紙厚を検出する紙厚検出手段を配設し、該検出
手段からの検出信号により隙間調節装置を作動制御し
て、第2段ロールと糊付ロールとの隙間を調節すること
も行なわれているが、この場合には、部品点数が多くな
ると共に制御系が複雑となってコストが上昇する難点が
指摘される。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案され
たものであって、極めて簡単な構成で中芯紙の段頂部に
常に適正量の糊料を塗布し得る片面段ボール製造装置の
糊付方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る片面段
ボール製造装置の糊付方法は、外周面に波形段部を形成
した第1段ロールと、この波形段部に噛合する波形段部
が外周面に形成され、前記第1段ロールとの間に通紙さ
れる中芯紙に所要の段形成を行なう第2段ロールとから
なり、段形成をされた前記中芯紙を、その糊付けされた
段頂部の部分でライナと貼合わせて片面段ボールを製造
する片面段ボール製造装置において、前記中芯紙の段頂
部に糊料を塗布する糊付ロールを、前記第2段ロールに
対して近接移動して該糊付ロールが中芯紙を介して第2
段ロールに接触した位置を原点とし、前記糊付ロールを
第2段ロールに対して前記原点から所定量だけ離間移動
させて停止することで、該糊付ロールを中芯紙に対する
糊付位置に位置決めするようにしたことを特徴とする。
【0009】前述した課題を解決し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の別の発明に係る片面段ボール製
造装置の糊付装置は、外周面に波形段部を形成した第1
段ロールと、この波形段部に噛合する波形段部が外周面
に形成され、前記第1段ロールとの間に通紙される中芯
紙に所要の段形成を行なう第2段ロールとからなり、段
形成をされた前記中芯紙を、その糊付けされた段頂部の
部分でライナと貼合わせて片面段ボールを製造する片面
段ボール製造装置において、前記中芯紙の段頂部に糊料
を塗布する糊付ロールを前記第2段ロールに対して近接
・離間移動する調節手段と、前記糊付ロールが中芯紙を
介して第2段ロールに接触する原点を検出する原点検出
手段と、前記原点検出手段で検出された原点に対する糊
付ロールの移動量を検出する移動量検出手段と、前記原
点検出手段および移動量検出手段からの検出信号に基づ
いて前記調節手段を制御して、前記糊付ロールを第2段
ロールに対して前記原点から所定量だけ離間する糊付位
置に位置決めする制御手段とから構成したことを特徴と
する。
【0010】前述した課題を解決し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の別の発明に係る片面段ボール製
造装置の糊付方法は、外周面に波形段部を形成した第1
段ロールと、この波形段部に噛合する波形段部が外周面
に形成され、前記第1段ロールとの間に通紙される中芯
紙に所要の段形成を行なう第2段ロールとからなり、段
形成をされた前記中芯紙を、その糊付けされた段頂部の
部分でライナと貼合わせて片面段ボールを製造する片面
段ボール製造装置において、前記第2段ロールに対して
近接・離間移動自在で、前記中芯紙の段頂部に糊料を塗
布する糊付ロールを、前記第2段ロールに対して中芯紙
に損傷を与えない低圧の押付力で当接させるようにした
ことを特徴とする。
【0011】前述した課題を解決し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の別の発明に係る片面段ボール製
造装置の糊付装置は、外周面に波形段部を形成した第1
段ロールと、この波形段部に噛合する波形段部が外周面
に形成され、前記第1段ロールとの間に通紙される中芯
紙に所要の段形成を行なう第2段ロールとからなり、段
形成をされた前記中芯紙を、その糊付けされた段頂部の
部分でライナと貼合わせて片面段ボールを製造する片面
段ボール製造装置において、前記第2段ロールに対して
近接・離間移動自在で、前記中芯紙の段頂部に糊料を塗
布する糊付ロールと、前記糊付ロールを、前記第2段ロ
ールに対して中芯紙に損傷を与えない低圧の押付力で当
接させる押付手段とから構成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る片面段ボール
製造装置の糊付方法および装置につき、好適な実施例を
挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0013】
【第1実施例】図1は、第1実施例に係る糊付装置を採
用した片面段ボール製造装置の構成を概略的に示すもの
であって、シート給送方向と交差する幅方向に所定間隔
離間する一対の主フレーム10,10(一方のみ図示)間
に、外周面に波形段部を形成した第1段ロール12と、
同じく外周面に波形段部を形成した第2段ロール14と
が回転自在に枢支されて幅方向に延在している。第1段
ロール12の回転中心は、第2段ロール14の回転中心
の直下に位置し、夫々の波形段部は中芯紙16(後述)を
介して噛合可能になっている。
【0014】前記主フレーム10,10間には、前記第
1段ロール12の側方で、かつ第2段ロール14の斜め
下方に、後述する糊付装置28が配設されている。中芯
紙16は、図1で右側の原紙供給源(図示せず)からロー
ル状の蒸気により加熱された中芯紙用プレヒータ18を
経て第1段ロール12と第2段ロール14との噛合領域
へ供給され、該領域を通過することにより所要の段形成
がなされる。段形成がなされた中芯紙16は、その段頂
部に前記糊付装置28により糊付けがなされた後、第2
段ロール14の外周面に沿って給送方向を反転されて上
方へ向かう。またライナ20は、図1で左側の原紙供給
源(図示せず)からロール状の蒸気により加熱されたライ
ナ用プレヒータ22を経て第2段ロール14に供給さ
れ、中芯紙16の糊付けがなされた段頂部に接合された
状態で上方へ給送されるようになっている。
【0015】なお、前記第2段ロール14は、単独の駆
動手段や当該片面段ボール製造装置が設けられるコルゲ
ートマシンの主駆動手段に接続するラインシャフト等の
適宜の駆動源に接続されて、前記中芯紙16およびライ
ナ20の給送速度(生産速度)と一致する回転速度(周速)
で回転駆動するよう構成されている。また第1段ロール
12は、該ロール12に形成された波形段部と第2段ロ
ール14に形成された波形段部との噛合作用下に、第2
段ロール14に従動して回転するよう構成される。
【0016】前記主フレーム10,10間には、前記第
2段ロール14と協働して中芯紙16とライナ20とを
貼合わせる貼合手段が配設される。第1実施例では、第
2段ロール14の周方向に離間すると共に該第2段ロー
ル14に対して中芯紙16およびライナ20を圧接しな
い関係で配設された2本の平滑ロール24,26から貼
合手段を構成している。そして、両平滑ロール24,2
6の間を給送されるライナ20に所要の張力を付与し、
この張力を利用して第2段ロール14の外周面に沿って
給送される中芯紙16を第2段ロール14に向けて押圧
し、これにより中芯紙16とライナ20とを貼合わせる
よう構成してある。
【0017】前記糊付装置28の本体30は、片面段ボ
ール製造装置の基台32上を、前記第2段ロール14に
対する近接・離間方向に移動自在に載置される。この本
体30には、糊料を貯留する糊パン34と、この糊パン
34に貯留した糊料に下部を浸漬した糊付ロール36
と、該糊付ロール36に周接して糊付ロール36の周面
に付着する糊料を掻き均すドクターロール38とが配設
されている。糊付ロール36およびドクターロール38
は第2段ロール14と平行に延在し、糊付装置28を第
2段ロール14に対して近接移動することで、糊付ロー
ル36が第2段ロール14に対して前記中芯紙16を介
して接触可能に構成される。また、糊付ロール36は、
本体30に配設した駆動モータ40により、第2段ロー
ル14との周速比が−5%〜+5%程度の範囲となるよ
う回転駆動される。なお、糊付ロール36の周速は、第
2段ロール14の周速と同一とするのが最も好適であ
る。
【0018】前記各主フレーム10の内側面に、第1移
動手段としての油圧や空圧等の流体圧シリンダ42が夫
々配設され、該シリンダ42のピストンロッド42aが
前記本体30の対応する側部に連結されている。すなわ
ち、一対の流体圧シリンダ42,42を正逆付勢するこ
とで、糊付装置28は第2段ロール14に対して近接・
離間移動するよう構成される。また流体圧シリンダ42
は、図2に示す如く、制御装置(制御手段)44で切換え
制御される調節弁等の圧力変換器46に接続され、その
付勢力を低圧と高圧とに切換え可能に構成される。そし
て第1実施例では、後述する隙間調節運転に際しては低
圧に設定され、隙間調節が完了した後は高圧に切換えら
れるよう設定されている。前記低圧は、中芯紙16に段
潰れや段切れ等の損傷を与えない、例えば1.0kg/
cm以下に設定され、また高圧は、第2段ロール14と
糊付ロール36との間をスプライス部等が通過した際の
外乱等を受けた際においても、糊付ロール36を定位置
(糊付位置)に安定的に保持し得る適宜の値に設定され
る。
【0019】また前記本体30には、偏心機構を採用し
た第2移動手段としての調節装置48が配設され、該調
節装置48と前記流体圧シリンダ42との協働により、
第2段ロール14と糊付ロール36との隙間調節を行な
うよう構成される。調節装置48は、本体30の第2段
ロール14を指向する前面近傍に回転自在に配設された
調節軸50と、該調節軸50に偏心的に配設されて一体
的に回転する偏心輪52とを備え、調節軸50は本体3
0に配設した調節用モータ54により回動されるように
なっている。そして、調節軸50を調節用モータ54に
より回動することで、偏心輪52の本体前面からの突出
量が変化するよう構成される。また前記基台32には、
前記偏心輪52と対向して該偏心輪52が当接可能な位
置にストッパ56が配設され、前記流体圧シリンダ42
の低圧での付勢力により糊付装置28が第2段ロール1
4に向けて付勢されているもとで、該ストッパ56に当
接している偏心輪52を所要中心角で回動することで、
前記糊付ロール36と第2段ロール14との隙間が調節
されるようになっている。すなわち、第1実施例では、
流体圧シリンダ42と調節装置48とで、前記糊付ロー
ル36を第2段ロール14に対して近接・離間移動する
調節手段が構成される。
【0020】なお、前記偏心輪52をその本体前面から
の突出量が最小となる退避位置に位置決めした状態で、
前記糊付ロール36が第2段ロール14に中芯紙16を
介して接触する位置(原点)まで糊付装置28が移動した
ときにおいては、前記ストッパ56に偏心輪52が当接
することはなく、かつその状態で偏心輪52を回動して
突出量を大きくした際に該偏心輪52がストッパ56に
当接するように、該ストッパ56の位置が設定されてい
る。
【0021】前記基台32には、図2に示す如く、前記
糊付装置28における本体30の位置を検出可能な移動
量検出手段としての位置センサ58が配設され、該セン
サ58の位置信号(検出信号)が前記制御装置44に入力
されるよう構成される。制御装置44では、後述する隙
間調節運転に際して、糊付装置28が第2段ロール14
に近接移動して糊付ロール36が中芯紙16を介して第
2段ロール14に接触して該糊付装置28の移動が停止
することで、位置センサ58からの位置信号が一定時間
だけ変動しなくなった位置を、糊付ロール36の原点と
して設定する。また制御装置44は、糊付ロール36を
原点から予め設定された所定量だけ第2段ロール14か
ら離間する方向へ移動するように、前記調節用モータ5
4を制御するよう設定される。ちなみに、糊付ロール3
6の原点からの移動量は、0.05mm〜0.1mmに設
定される。なお第1実施例では、前記位置センサ58
が、糊付ロール36が中芯紙16を介して第2段ロール
14に接触した状態を検出する原点検出手段を兼ねるよ
うになっている。また位置センサ58としては、渦電流
を利用した非接触式のセンサが好適に使用される。
【0022】
【第1実施例の作用】次に、前述した第1実施例に係る
片面段ボール製造装置の糊付装置の作用につき、糊付方
法との関係で説明する。隙間調節運転に際しては、前記
調節装置48の偏心輪52を退避位置に位置決めすると
共に、前記圧力変換器46により流体圧シリンダ42の
付勢力を低圧に設定したもとで、該シリンダ42を付勢
して糊付装置28を第2段ロール14に向けて近接移動
させ、前記糊付ロール36を第2段ロール14に対して
中芯紙16を介して接触させる。糊付ロール36が第2
段ロール14に接触することで糊付装置28は移動しな
くなるので、糊付装置28の位置を検出している前記位
置センサ58の位置信号は変動しなくなる。前記制御装
置44では、この位置信号が所定時間に亘って変動しな
いことを条件として、当該糊付ロール36の停止位置を
原点として設定する。なお、中芯紙16を介して第2段
ロール14に接触する糊付ロール36の付勢力は、前述
したように極めて低い圧力に設定されているので、この
ときに中芯紙16に損傷を与えることはない。
【0023】次に、前記調節装置48の調節用モータ5
4を駆動して偏心輪52を回動する。この偏心輪52が
前記ストッパ56に当接した状態で、該偏心輪52が更
に突出量が大きくなる方向へ回動することで、糊付装置
28は流体圧シリンダ42の低圧の付勢力に抗して第2
段ロール14から離間する方向に後退移動する。そし
て、糊付装置28が前記原点から予め設定された所定量
だけ移動したことを位置センサ58が検出すると、前記
制御装置44は調節用モータ54を停止制御する。これ
により糊付ロール36は、第2段ロール14の外周に位
置する中芯紙16に対して僅かに離間した位置である糊
付位置に位置決めされる。すなわち、このときの糊付ロ
ール36と第2段ロール14の外周を給送される中芯紙
16との関係は、予め設定された一定の位置関係とな
る。また、前記糊付ロール36が糊付位置に位置決めさ
れると、前記圧力変換器46により流体圧シリンダ42
の付勢力が高圧に切換えられ、これで隙間調節運転が完
了する。なお、流体圧シリンダ42の付勢力を切換えて
も、前記ストッパ56に偏心輪52が当接しているの
で、糊付装置28、すなわち糊付ロール36は糊付位置
に保持される。
【0024】この状態において、原紙供給源から中芯紙
用プレヒータ18を経て第1段ロール12と第2段ロー
ル14との噛合領域へ供給された中芯紙16は、該領域
を通過することにより所要の段形成がなされる。段形成
がなされた中芯紙16の段頂部には、前記糊付装置28
の糊付ロール36により糊付けがなされた後、該中芯紙
16は第2段ロール14の外周面に沿って給送方向を反
転されて上方へ向かう。前述したように、糊付ロール3
6と第2段ロール14との隙間は適正に設定されている
ので、中芯紙16の段頂部が潰れたり切れたりすること
なく適正量の糊料が均一に塗布される。
【0025】また、原紙供給源から前記上流側の平滑ロ
ール24に供給されるライナ20は、第2段ロール14
の外周面に沿って下流側の平滑ロール26の配設位置ま
で供給される。この場合において、両ロール24,26
間のライナ20には所要の張力が付与され、第2段ロー
ル14の外周面に沿って給送される中芯紙16およびラ
イナ20は、該ライナ20に付与されている張力によっ
て所要距離に亘って第2段ロール14の外周面に圧接さ
れることとなり、中芯紙16とライナ20とが接着され
て片面段ボールが製造される。
【0026】次に、オーダ変更により中芯紙16の紙厚
が変更された場合は、前記圧力変換器46により流体圧
シリンダ42の付勢力を低圧に切換えたもとで、該シリ
ンダ42を逆付勢して糊付ロール36を第2段ロール1
4から離間させる。次いで、前述したと同様の隙間調節
運転を行なうことで、新オーダの中芯紙16に対しても
適正な糊付位置に糊付ロール36を位置決めすることが
できる。なお、オーダ変更に際しては、新旧の中芯紙1
6が接続されたスプライス部分が第2段ロール14と糊
付ロール36との間を通過するが、糊付ロール36が糊
付位置に位置決めされた以後は、糊付装置28は流体圧
シリンダ42により第2段ロール14に向けて高圧の付
勢力で付勢されているので、該スプライス部分が両ロー
ル14,36を通過することで糊付ロール36が一旦第
2段ロール14から離間されたとしても、該糊付ロール
36を直ちに糊付位置に戻すことができる。
【0027】すなわち、第1実施例では糊付ロール36
を第2段ロール14に対して中芯紙16を介して接触し
た後、所定量だけ後退させるので、中芯紙16の紙厚が
変わっても該中芯紙16と糊付ロール36との関係を常
に一定に保持することができる。従って、オーダ変更に
際して中芯紙16の紙厚データを制御装置44に入力す
る必要はなく、隙間調節の作業は簡略化される。また隙
間調節を行なった後は、糊付装置28を高圧の付勢力で
付勢しているので、各種外乱が糊付ロール36に加わっ
ても、該ロール36を糊付位置に常に保持することがで
き、適正な糊付けを行ない得る。
【0028】
【第1実施例の変更例】前述した第1実施例では、位置
センサとして渦電流を利用した非接触式のセンサを例に
挙げて説明したが、光や超音波等を利用した非接触式の
センサあるいは接触式のセンサを用いることができる。
接触式のセンサとしては、例えば、糊付装置の本体に接
触して、該本体の移動と共に移動するリニアスケールが
採用可能である。
【0029】また第1実施例では、移動量検出手段であ
る位置センサで原点検出手段を兼用するようにしたが、
原点検出手段を別途設けていもよい。例えば、糊付装置
を第2段ロールに対して近接・離間移動させる流体圧シ
リンダに、原点検出手段として機能するトルクセンサを
付設し、糊付ロールが第2段ロールに中芯紙を介して接
触することで流体圧シリンダのトルクが変動したことを
検出して原点としてもよい。更に、糊付装置を第2段ロ
ールに対して近接・離間移動させる調節手段を、流体圧
シリンダと調節装置とから構成した場合につき説明した
が、ネジ軸とモータあるいはモータで回転されるピニオ
ンとラックとからなる調節手段で糊付装置を移動させる
構成が採用可能である。そして、このようにモータを用
いる場合には、該モータの回転系に配設したポテンショ
メータやエンコーダ等のパルス発信器を、原点検出手段
および移動量検出手段として、糊付ロールの原点および
移動量を検出するようにしてもよい。
【0030】
【第2実施例】図3および図4は、第2実施例に係る糊
付装置を採用した片面段ボール製造装置を示すものであ
って、片面段ボール製造装置の基本構成は第1実施例と
同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。す
なわち、前記基台32上に移動自在に載置された糊付装
置60の本体30には、各主フレーム10に配設された
押付手段としての流体圧シリンダ62のピストンロッド
62aが連結され、該シリンダ62の正逆付勢によって
糊付装置60は前記第2段ロール14に対して近接・離
間移動するよう構成される。この流体圧シリンダ62
は、糊付装置60を第2段ロール14に近接移動する際
の付勢力(押付力)が、前述したと同様に中芯紙16に損
傷を与えない低圧に設定される。そして第2実施例で
は、片面段ボール製造装置の運転中において、糊付装置
60の糊付ロール36を、第2段ロール14に対して中
芯紙16を介して常に流体圧シリンダ62により低圧の
付勢力で当接するよう設定される。
【0031】なお、第2実施例の糊付装置60では、糊
付ロール36を中芯紙16に常に当接しているので、糊
付ロール36の周速を、前記第2段ロール14の周速と
一致することが好適である。そこで、糊付ロール36を
回転駆動する前記駆動モータ40にトルクセンサを付設
し、第2段ロール14と糊付ロール36との当接時のト
ルク変動を該トルクセンサで常時監視し、その周速差が
零となるよう駆動モータ40を制御することが推奨され
る。また糊付ロール36における表面の耐摩耗性を向上
させるために、その表面にタングステンカーバイト等の
硬質表面処理を施したり、あるいはセラミック製の糊付
ロールが採用される。
【0032】
【第2実施例の作用】次に、前述した第2実施例に係る
片面段ボール製造装置の糊付装置の作用につき、糊付方
法との関係で説明する。前記流体圧シリンダ62を付勢
して糊付装置60を第2段ロール14に向けて近接移動
させ、前記糊付ロール36を第2段ロール14に対して
中芯紙16を介して当接させる。このとき、中芯紙16
を介して第2段ロール14に当接する糊付ロール36の
押付力(流体圧シリンダ62の付勢力)は、前述したよう
に極めて低い圧力に設定されているので、中芯紙16に
損傷を与えることはない。
【0033】この状態において、原紙供給源から中芯紙
用プレヒータ18を経て第1段ロール12と第2段ロー
ル14との噛合領域へ供給された中芯紙16は、該領域
を通過することにより所要の段形成がなされる。段形成
がなされた中芯紙16の段頂部には、前記糊付装置60
の糊付ロール36により糊付けがなされた後、該中芯紙
16は第2段ロール14の外周面に沿って給送方向を反
転されて上方へ向かう。前述したように糊付ロール36
は中芯紙16に低圧の押付力で当接しているので、該中
芯紙16の段頂部が潰れたり切れたりすることなく適正
量の糊料が均一に塗布される。
【0034】また第2実施例の糊付装置60では、糊付
ロール36を中芯紙16を介して第2段ロール14に低
圧の押付力で当接しているだけであるので、オーダ変更
により中芯紙16の紙厚が変わっても、糊付ロール36
の再調節を積極的に行なう必要はない。すなわち、糊付
ロール36と第2段ロール14との間を通過する中芯紙
16の紙厚に応じて、糊付ロール36の位置が自動的に
変動し、該ロール36が中芯紙14に低圧の押付力で当
接する状態となるからである。
【0035】ここで、片面段ボール製造装置に配設され
る各ロールは蒸気加熱されており、この熱により主フレ
ーム10,10の温度は運転中に上昇変化している。し
かも、製造装置における機械操作側、駆動側での熱的変
形状態が同一でないため、主フレーム10,10間に配
設される第2段ロール14と、独立した糊付ロール36
との軸心の平行度が変化してしまう。従来のように第2
段ロール14と糊付ロール36との隙間を調節する構成
では、前記の熱的変化により両ロール14,36の隙間
の平行度が変化し、中芯紙16の幅方向において糊料が
均一に塗布されなくなったり、段潰れや段切れ等を生じ
てしまい、再調節を余儀なくされる。更には、隙間調節
装置自体の熱膨張により、調節精度に相当の誤差を生ず
る問題がある。
【0036】これに対して第2実施例の糊付装置60で
は、糊付ロール36を第2段ロール14に対して中芯紙
16を介して低圧の押付力で当接しているだけであるか
ら、熱的変化が生じても両ロール14,36の当接状態
は変化しない。従って、中芯紙16の段頂部に対して糊
料を常に適正量だけ均一に塗布することができる。しか
も、複雑な隙間調節装置を必要としないので、構造を極
めて簡略化し得ると共に製造コストを低廉に抑えること
ができる。
【0037】なお、第2実施例の糊付装置60は重量が
大きいので、糊付ロール36と第2段ロール14との当
接により生ずる振動に対し、これを抑制し得る効果があ
る。また糊付装置28として、共振現象を生じないよう
な固有振動数を持たせれば、更に振動の発生を抑制し得
るので好適である。
【0038】
【第2実施例の変更例】図5は、第2実施例に係る糊付
装置の変更例を示す概略図であって、前記糊付装置60
を第2段ロール14に対して近接・離間移動させる流体
圧シリンダ62の付勢力(押付力)を、圧力調節装置64
により調節し得るよう構成したものである。そして圧力
調節装置64では、外部入力手段や上位の生産管理装置
等から得られる中芯紙16の紙幅、紙厚、紙坪量、運転
速度、温度・湿度(周囲雰囲気)、糊付着量、機械振動状
態、スプライスによる紙厚変化等の各種データに応じ
て、糊付ロール36の中芯紙16に対する押圧力が最適
となるよう流体圧シリンダ62の付勢力を可変するよう
設定される。
【0039】すなわち、前述した各種データに応じて流
体圧シリンダ62の付勢力を細かく制御することで、各
種条件下においても中芯紙16の段頂部に対して常に適
正量の糊料を均一に塗布することができる。
【0040】図6は、第2実施例に係る糊付装置の別の
変更例を示す概略図であって、前記糊付装置60が載置
される基台32の上面が、第2段ロール14に近接する
方向に向けて下方傾斜するよう設定される。そして、こ
の傾斜面66に沿って第2段ロール14に近接する方向
に移動する糊付装置60の糊付ロール36が、該装置6
0の自重によって第2段ロール14に対して中芯紙16
を介して当接するよう構成される。また糊付装置60に
おける本体30の第2段ロール14を指向する前面に、
各主フレーム10に配設した流体圧シリンダ68のピス
トンロッド68aが連結されており、該流体圧シリンダ
68は糊付装置60を第2段ロール14から離間する方
向に付勢するべく機能する。そして、糊付装置60が傾
斜面66を移動しようとする力と、流体圧シリンダ68
の付勢力とのバランスにより、糊付ロール36の第2段
ロール14に対する押付力が、前述したような低圧とな
るよう設定されるものである。すなわち、別の変更例に
おいては、傾斜面66および流体圧シリンダ68が押圧
手段として機能する。
【0041】前記別の変更例においては、前記流体圧シ
リンダ68に、図5に示す変更例のように圧力調節装置
64を接続し、各種データに応じて流体圧シリンダ68
の付勢力を可変するよう構成することで、変更例と同様
な効果が得られる。
【0042】前記第2実施例およびその変更例におい
て、第2段ロールに対して糊付ロールを当接する押付手
段としては、流体圧シリンダに限られるものでなく、磁
気反発力や真空吸引力等を利用する手段を用いることが
可能である。または、糊付装置をリニアモータにより移
動するよう構成し、該リニアモータによる磁力によって
糊付ロールを第2段ロールに当接するようにしてもよ
い。
【0043】また前述した各実施例や変更例において、
第2段ロールと協働して中芯紙とライナとを貼合わせる
貼合手段としては、従来の1本のプレスロールや無端ベ
ルトを用いたものであってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る片面
段ボール製造装置の糊付方法および装置によれば、糊付
ロールを中芯紙を介して第2段ロールに一旦接触した状
態から所定量だけ後退させるので、オーダ変更により中
芯紙の紙厚が変更される場合であっても、新たなオーダ
の紙厚を作業者がデータ入力する必要はない。従って、
オーダ変更に際しての調節作業が簡単になり、省力化お
よび稼働率の向上を図り得る。また、データの入力ミス
等に起因する中芯紙への糊付不良あるいは段潰れや段切
れ等の発生を無くすことができる。
【0045】また本願の別の発明に係る片面段ボール製
造装置の糊付方法および装置によれば、第2段ロールに
対して糊付ロールを低圧の押付力で当接するだけである
ので、オーダ変更により中芯紙の紙厚が変更された場合
には、その紙厚に応じて糊付ロールが追従して移動する
ので、調節作業は必要がない。すなわち、オーダ変更に
際して作業者が紙厚データを入力する必要はなく、省力
化および稼働率の向上を図り得る。しかも、複雑な隙間
調節装置を全く必要としないので、構成を極めて簡略化
し得ると共に製造コストも低廉に抑えることができる。
更には、データの入力ミス等に起因する中芯紙への糊付
不良あるいは段潰れや段切れ等が発生することはない。
【0046】また第2段ロールに対する糊付ロールの押
付力を、中芯紙の紙幅、紙厚、紙坪量、運転速度、温度
・湿度、糊付着量、スプライスによる紙厚変化等の条件
に応じて可変することで、各種条件下においても中芯紙
の段頂部に常に適正量の糊料を塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る糊付装置を採用した
片面段ボール製造装置を示す概略構成図である。
【図2】第1実施例に係る糊付装置を示す概略図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例に係る糊付装置を採用した
片面段ボール製造装置を示す概略構成図である。
【図4】第2実施例に係る糊付装置を示す概略図であ
る。
【図5】第2実施例の変更例に係る糊付装置を示す概略
図である。
【図6】第2実施例の別の変更例に係る糊付装置を示す
概略図である。
【符号の説明】
12 第1段ロール 14 第2段ロール 16 中芯紙 20 ライナ 36 糊付ロール 42 流体圧シリンダ(第1移動手段、調節手段) 44 制御装置(制御手段) 48 調節装置(第2移動手段、調節手段) 58 位置センサ(移動量検出手段、原点検出手段) 62 流体圧シリンダ(押付手段) 64 圧力調節装置 66 傾斜面(押付手段) 68 流体圧シリンダ(押付手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E078 AA20 BB02 CC06 CC15X CC42 CC57

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に波形段部を形成した第1段ロー
    ル(12)と、この波形段部に噛合する波形段部が外周面に
    形成され、前記第1段ロール(12)との間に通紙される中
    芯紙(16)に所要の段形成を行なう第2段ロール(14)とか
    らなり、段形成をされた前記中芯紙(16)を、その糊付け
    された段頂部の部分でライナ(20)と貼合わせて片面段ボ
    ールを製造する片面段ボール製造装置において、前記中
    芯紙(16)の段頂部に糊料を塗布する糊付ロール(36)を、
    前記第2段ロール(14)に対して近接移動して該糊付ロー
    ル(36)が中芯紙(16)を介して第2段ロール(14)に接触し
    た位置を原点とし、前記糊付ロール(36)を第2段ロール
    (14)に対して前記原点から所定量だけ離間移動させて停
    止することで、該糊付ロール(36)を中芯紙(16)に対する
    糊付位置に位置決めするようにしたことを特徴とする片
    面段ボール製造装置の糊付方法。
  2. 【請求項2】 前記糊付ロール(36)を第2段ロール(14)
    に対して近接移動する際には、前記中芯紙(16)に損傷を
    与えない低圧の付勢力で糊付ロール(36)を移動させ、糊
    付ロール(36)を前記糊付位置に位置決めした以後は、糊
    付ロール(36)が外乱を受けても糊付位置に保持し得る高
    圧の付勢力で糊付ロール(36)を第2段ロール(14)に向け
    て付勢するようにした請求項1記載の片面段ボール製造
    装置の糊付方法。
  3. 【請求項3】 外周面に波形段部を形成した第1段ロー
    ル(12)と、この波形段部に噛合する波形段部が外周面に
    形成され、前記第1段ロール(12)との間に通紙される中
    芯紙(16)に所要の段形成を行なう第2段ロール(14)とか
    らなり、段形成をされた前記中芯紙(16)を、その糊付け
    された段頂部の部分でライナ(20)と貼合わせて片面段ボ
    ールを製造する片面段ボール製造装置において、前記中
    芯紙(16)の段頂部に糊料を塗布する糊付ロール(36)を前
    記第2段ロール(14)に対して近接・離間移動する調節手
    段(42,48)と、前記糊付ロール(36)が中芯紙(16)を介し
    て第2段ロール(14)に接触する原点を検出する原点検出
    手段(58)と、前記原点検出手段(58)で検出された原点に
    対する糊付ロール(36)の移動量を検出する移動量検出手
    段(58)と、前記原点検出手段(58)および移動量検出手段
    (58)からの検出信号に基づいて前記調節手段(42,48)を
    制御して、前記糊付ロール(36)を第2段ロール(14)に対
    して前記原点から所定量だけ離間する糊付位置に位置決
    めする制御手段(44)とから構成したことを特徴とする片
    面段ボール製造装置の糊付装置。
  4. 【請求項4】 前記調節手段は、糊付ロール(36)を第2
    段ロール(14)に対して近接する方向に移動させる第1移
    動手段(42)と、糊付ロール(36)を第2段ロール(14)に対
    して離間する方向に移動させる第2移動手段(48)とから
    なり、両移動手段(42,48)により糊付ロール(36)を糊付
    位置に移動して保持する請求項3記載の片面段ボール製
    造装置の糊付装置。
  5. 【請求項5】 前記第1移動手段(42)は、前記中芯紙(1
    6)に損傷を与えない低圧の付勢力で糊付ロール(36)を移
    動させる状態と、糊付ロール(36)が外乱を受けても定位
    置に保持し得る高圧の付勢力で糊付ロール(36)を第2段
    ロール(14)に向けて付勢する状態とに切換え可能に構成
    される請求項4記載の片面段ボール製造装置の糊付方
    法。
  6. 【請求項6】 外周面に波形段部を形成した第1段ロー
    ル(12)と、この波形段部に噛合する波形段部が外周面に
    形成され、前記第1段ロール(12)との間に通紙される中
    芯紙(16)に所要の段形成を行なう第2段ロール(14)とか
    らなり、段形成をされた前記中芯紙(16)を、その糊付け
    された段頂部の部分でライナ(20)と貼合わせて片面段ボ
    ールを製造する片面段ボール製造装置において、前記第
    2段ロール(14)に対して近接・離間移動自在で、前記中
    芯紙(16)の段頂部に糊料を塗布する糊付ロール(36)を、
    前記第2段ロールに対して中芯紙(16)に損傷を与えない
    低圧の押付力で当接させるようにしたことを特徴とする
    片面段ボール製造装置の糊付方法。
  7. 【請求項7】 前記第2段ロール(14)に対する糊付ロー
    ル(36)の押付力を、前記中芯紙(16)の紙幅、紙厚、紙坪
    量、運転速度、温度・湿度、糊付着量、スプライスによ
    る紙厚変化等の条件で可変するようにした請求項6記載
    の片面段ボール製造装置の糊付方法。
  8. 【請求項8】 外周面に波形段部を形成した第1段ロー
    ル(12)と、この波形段部に噛合する波形段部が外周面に
    形成され、前記第1段ロール(12)との間に通紙される中
    芯紙(16)に所要の段形成を行なう第2段ロール(14)とか
    らなり、段形成をされた前記中芯紙(16)を、その糊付け
    された段頂部の部分でライナ(20)と貼合わせて片面段ボ
    ールを製造する片面段ボール製造装置において、前記第
    2段ロール(14)に対して近接・離間移動自在で、前記中
    芯紙(16)の段頂部に糊料を塗布する糊付ロール(36)と、
    前記糊付ロール(36)を、前記第2段ロール(14)に対して
    中芯紙(16)に損傷を与えない低圧の押付力で当接させる
    押付手段(62,66,68)とから構成したことを特徴とする片
    面段ボール製造装置の糊付装置。
  9. 【請求項9】 前記押付手段(62,68)の押付力を、前記中
    芯紙(16)の紙幅、紙厚、紙坪量、運転速度、温度・湿
    度、糊付着量、スプライスによる紙厚変化等の条件に応
    じて可変する圧力調節装置(64)を備える請求項8記載の
    片面段ボール製造装置の糊付装置。
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