JPH07114593B2 - 草刈機 - Google Patents

草刈機

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JPH07114593B2
JPH07114593B2 JP1170453A JP17045389A JPH07114593B2 JP H07114593 B2 JPH07114593 B2 JP H07114593B2 JP 1170453 A JP1170453 A JP 1170453A JP 17045389 A JP17045389 A JP 17045389A JP H07114593 B2 JPH07114593 B2 JP H07114593B2
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grass
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mowing
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cut
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雄之 石丸
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、芝等の草を刈取る草刈機に関する。
〔従来技術〕
従来、実開昭60−94037号公報に、草刈装置と、該草刈
装置で刈られた刈草を刈草収容体に収容する刈草収容装
置を備え、前記刈草収容体を機体に着脱可能に設けた草
刈機が開示されている。尚、この草刈機の刈草収容体
は、上面側にのみ開口する袋状の構成となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の刈草機において、草刈作業中に草刈装置で刈られ
た刈草が刈草収容体内で満杯になった場合は、作業を中
断して刈草収容体内の刈草を廃棄しなければならない。
そこで、上記従来機では、刈草収容体を機体から取り外
し廃棄場所に持って行って刈草収容体をひっくりかえし
て刈草を排出する。このとき、刈草収容体内の刈草はそ
の自重により底部側ほど圧縮されて詰まっているので、
刈草収容体をひっくりかえすだけでは刈草が全部排出さ
れにくい。従って、手で掻き出したりして刈草収容体内
の刈草を排出させることになって、刈草の廃棄作業に手
間取っていた。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、前記課題を解決するために、草刈装置と、
該草刈装置で刈られた刈草を刈草収容体に収容する刈草
収容装置を備えた草刈機において、前記刈草収容体を機
体に着脱可能に設け、且つ前記刈草収容体に上面側の開
口部を備えると共に、前面側を略々全面に渡って開放す
る開口部を備え、該前面側の開口部を刈草収容体の装着
時に機体に設けた遮蔽体で塞ぐ構成とし、該装着状態の
刈草収容体の上面側の開口部から前記草刈装置で刈られ
た刈草を刈草収容体内に投入する構成としたことを特徴
とする草刈機とした。
〔発明の作用〕
この発明の草刈機は、刈草収容体を機体に装着すると、
前面側の開口部は機体に設けた遮蔽体で塞がれ、上面側
の開口部はそこから刈草が投入される状態となる。この
ように刈草収容体が機体に装着された状態で車体を走行
させながら草刈作業を行なう。草刈装置で刈られた刈草
は刈草収容体の上面側の開口部から投入されていき、刈
草収容体に刈草が圧縮されつつ満杯になるまで収容され
る。刈草収容体に刈草が満杯になったときは、刈草収容
体を機体から取り外して廃棄場所まで運んで行って刈草
を廃棄できる。このとき、機体から取り外された刈草収
容体は、上面側の開口部と前面側の開口部が開放されて
いるから、刈草収容体内に刈草が圧縮されて満杯に収容
されていてもその刈草を容易に排出できる。刈草が排出
されて空になって刈草収容体は再び機体に取り付け、再
び草刈作業に戻る。
〔発明の効果〕
よって、この発明の草刈機は、草刈作業をするときは、
機体に装着された刈草収容体の前面側の開口部は塞がれ
上面側の開口部から刈草が投入される状態となり、刈草
は刈草収容体に圧縮されつつ満杯になるまで収容される
ので、多量の刈草を収容でき長時間にわたって草刈作業
を続行できて作業性が良い。且つ、刈草を廃棄するとき
は、機体から取り外した刈草収容体は上面側の開口部と
ともに前面側の開口部も開放状態となり、刈草収容体内
に刈草が圧縮されて収容されていてもその刈草を容易に
排出できる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、この発明の一実施例を具体的に
説明する。
この実施例の草刈機は乗用型芝刈機であり、その車体1
の機枠2には、後側に連結ヒッチ3を設け、前輪4,4と
後輪5,5の間の腹部に草刈装置7を吊持リンク6,6を介し
て昇降可能に連結し、且つベルト伝動機構8を介して駆
動可能に連結している。草刈装置7のモアデッキ9の右
側排出口10には刈草排出筒11を連結し、その後端部はモ
アデッキ9の中で回転刈刃が刈取った刈草を連結ヒッチ
3に連結した刈草収容装置12に案内可能に連通するよう
取付けている。
前記刈草収容装置12は以下のように構成している。
まず、連結ヒッチ3に連結された取付フレーム13,13に
は、パイプ材でU字状に屈曲形成したU字状枠15の左右
端の支持部14,14を固着する。そのU字状枠15の背面側
に薄い鉄板16を取付けて遮蔽枠17を構成する。また、取
付フレーム13,13の上部には、回動軸18を前記支持部14,
14と平行して回動可能に支持する。そして、取付フレー
ム13,13の内側には、上下方向姿勢の左操作アーム19と
右操作アーム20を配し、その両アームの下端部を回動軸
18に固着し、また、両アームの中間部を支持軸21で一体
に連結する。また、前記回動軸18に刈草収容体25,25の
フック部24,24を掛けて刈草収容体25,25が吊持される。
刈草収容体25の収容体フレーム22は、前後に延びる上辺
部と上下に延びる縦前辺部とで側面視「字状とし、その
「字状部を左右に配し、左右の上辺部後端を左右に延び
る後辺部で連結するとともに、左右の縦前辺部下端を左
右に延びる下辺部で連結した形状になっている。そし
て、その収容体フレーム22に網体23を取付けるととも
に、左右の上辺部前端にフック部24,24を設けるて、刈
草収容体25,25を構成する。よって、この刈草収容体25,
25は、上面側と前面側とがそれぞれ略々全面に渡って開
口した構成となっている。尚、この刈草収容体25,25を
装着した状態では、刈草収容体25,25の前面側の開口部
が前記遮蔽枠17に当接して塞がれた状態となる。
上記刈草収容体25,25は、装着時においてその上方をヘ
ッドカバー26が覆う。そのヘッドカバー26の下部は、外
方に膨出した状態に形成していて、その膨出部が刈草収
容体25,25の上部外周を覆うスカート部27となってい
る。このスカート部27の内側段部が収容体フレーム22,2
2に上方から当接している。
また、左右の操作アーム19,20の上部には、連繋軸32,32
を内側に突出させて固着し、その連繋軸32,32をカバー
アーム28,28の長孔30,30に嵌入させている。そのカバー
アーム28,28の長孔30,30は、回動軸18を中心とした円弧
状に形成し、その円弧状の後部に上方へ切り欠いた係止
部31,31を形成している。また、カバーアーム28,28の前
端側下部には、下方に開いた切欠き状の係合部29,29を
形成し、その係合部29,29を支持軸21に係合する。更
に、カバーアーム28,28の後端部に係止ピン33,33を外側
に突出させて設ける。そして、その係止ピン33,33に、
係止杆36,36の縦長孔37,37を係脱可能に構成する。係止
杆36,36は収容体フレーム22,22の左右両側部からスカー
ト部27の下方を迂回して外方へ突出した支持部34,34に
前後方向の支軸35,35回りに回動可能に設けている。
ヘッドカバー26の前面部に取付孔38を設けていて、この
取付孔38に刈草排出筒11の後部を内嵌挿通している。刈
草排出筒11の後部は、取付孔38が回動軸18回りで回動す
るときに描く回動軌跡に合うように形成されている。ま
た、ヘッドカバー26の内側前部には、遮蔽網体39を支持
軸21の背面に位置させて張っている。
つぎに、上記草刈機の作用について説明する。
この草刈機は、草刈作業を行うときは、草刈装置7を下
降及び駆動させるとともに、車体1を走行させる。する
と、草刈装置7の回転する刈刃で刈られた刈草は、刈刃
の遠心力及び刈刃によって発生させられる風力によっ
て、モアデッキ9から刈草排出筒11内を通って刈草収容
装置12へ搬送される。ヘッドカバー26の中に放てきされ
た刈草は刈草収容体25,25に収容される。そして、刈草
収容体33,33に刈草が満杯になったときは、草刈装置8
を上昇及び駆動停止させて草刈作業を一時中断する。刈
草収容体25,25内の刈草を廃棄する。
ここで、以下のようにして刈草を廃棄することができ
る。まず、係止杆36を下方に回動して係止ピン33と縦長
孔37との係合を解除する。そして、ヘッドカバー26の後
部を上方に持上げる。すると、カバーアーム28,28が連
繋軸32,32を挿通する長孔30,30で案内されて支持軸21回
りに上方に回動する。連繋軸32,32が長孔30,30の係止部
31,31に係合すると、ヘッドカバー26の開放状態が保持
される。そこで、刈草収容体25,25を一つ一つ持上げて
回動軸18からフック部24,…の係止を外して、刈草収容
体25,25を一つ一つ廃棄場所へ運んでいって刈草を廃棄
する。このとき、刈草収容体25,25は上面側に開口部を
備えると共に、前面側を略々全面に渡って開放する開口
部を備えているので、刈草収容体25,25内に刈草が圧縮
されて収容されていてもその刈草を容易に排出できる。
刈草が排出されて空になった刈草収容体25,25はフック
部24,…を回動軸18に係止させて取り付けるが、刈草収
容体25,25の前面側の開口部は塞がれた状態で装着さ
れ、刈草収容体25,25は刈草収容可能な状態となる。そ
れからカバーアーム28,28の長孔30,30の係止部31,31へ
の連繋軸32,32の係止を外し、ヘッドカバー26を下方へ
回動して元の位置に戻し、更に、係止杆36,36を上方に
回動して縦長孔37,37を係止ピン33,33に係合させる。そ
して、再び草刈個所に戻って、草刈装置7を下降及び駆
動し車体1を走行させて草刈作業を再開する。
尚、刈草の廃棄場所内に車体を直接乗り入れられるとき
は、以下のようにして刈草収容体25,25内の刈草を排出
し廃棄することができる。即ち、操作アーム20を前方に
回動操作することによって、操作アーム19,20が回動軸1
8回りに前方へ回動し、それに伴いカバーアーム28,28が
回動し、ヘッドカバー26及び刈草収容体25,25が一体的
に回動する。これにより遮蔽枠17の背後にできた開口よ
り、刈草収容体25,25内の刈草が廃棄される。そして、
操作アーム20から手を放して元の位置に戻せば、ヘッド
カバー26及び刈草収容体25,25が元の位置に戻り、刈草
収容体25,25の前面側の開口部は遮蔽枠17に当接して塞
がれた状態となる。このようにして、刈草の破棄が終わ
れば、再び草刈個所に戻って、草刈装置7を下降及び駆
動し車体1を走行させて草刈作業を再開する。
尚、第5図乃至第8図に示す関連実施例について以下に
説明する。
まず、パイプ材で横長U字状に形成したU字状枠40の左
右上端に中空軸41を架設するとともに、背面に薄い鉄板
42を固着して遮蔽枠43を構成する。前記中空軸41には二
対のフック44,…を後方に向けて突設し、このフック44,
…に刈草収容体50,50の係止横杆47を係止させる。刈草
収容体50,50は、第7図に示すように、収容体フレーム4
8に網体49を取付けて、前面側と上面側とが開口する構
成のものである。尚、収容体フレーム48には、その横側
部に下側に向けて開いた凹部45を形成した係合フック部
46を設け、また前側に係止横杆47を横架している。
また、前記中空軸41内には回動軸52を内嵌挿通し、その
回動軸52の右端に操作レバー51を取付け、更に、回動軸
52の左右両端部に作動アーム53,53を後下がり姿勢で取
付ける。その作動アーム53,53の内側に刈草収容体50,50
の上側を覆うヘッドカバー54を回動可能に取付ける。ま
た、作動アーム53,53の後端部に係止ピン55,55を内側に
向けて突出させて設け、その係止ピン55,55に収容体フ
レーム48の係合フック部46,46が係合するようになって
いる。また、ヘッドカバー54の前面側には取付孔56を形
成し、この取付孔56に刈草排出筒11の後部を内嵌挿通す
る。刈草排出筒11の後部は、取付孔56が回動軸52回りに
回動するときに描く回動軌跡に一致するよう円弧状に形
成している。
尚、刈草収容体50は、第8図に示すように、フック44,
…の位置によっては、収容体フレーム59,60に設けられ
る係止横杆57,58の位置を変えてもよい。61,62は網体で
ある。
以上のように、この草刈機は、草刈装置と、該草刈装置
で刈られた刈草を刈草収容体に収容する刈草収容装置を
備えた草刈機において、前記刈草収容体を機体に着脱可
能に設け、且つ、前記刈草収容体に上面側の開口部を備
えると共に、前面側を略々全面に渡って開放する開口部
を備え、該前面側の開口部を刈草収容体の装着時に機体
を設けた遮蔽体で塞ぐ構成とし、該装着状態の刈草収容
体の上面側の開口部から前記草刈装置で刈られた刈草を
刈草収容体内に投入する構成とした。
この草刈機は、刈草収容体を機体に装着すると、前面側
の開口部は機体に設けた遮蔽体で塞がれ、上面側の開口
部はそこから刈草が投入される状態となる。このように
刈草収容体が機体に装着された状態が車体を走行させな
がら草刈作業を行なう。草刈装置で刈られた刈草は刈草
収容体の上面側の開口部から投入されていき、刈草収容
体に刈草が圧縮されつつ満杯になるまで収容される。刈
草収容体に刈草が満杯になったときは、刈草収容体を機
体から取り外して廃棄場所まで運んで行って刈草を廃棄
できる。このとき、機体から取り外された刈草収容体
は、上面側の開口部と前面側の開口部が開放されている
から、刈草収容体内に刈草が圧縮されて満杯に収容され
ていてもその刈草を容易に排出できる。刈草が排出され
て空になった刈草収容体は再び機体に取り付け、再び草
刈作業に戻る。
従って、この発明の草刈機は、草刈作業をするときは、
機体に装着された刈草収容体の前面側の開口部は塞がれ
上面側の開口部から刈草が投入される状態となり、刈草
は刈草収容体に圧縮されつつ満杯になるまで収容される
ので、多量の刈草を収容でき長時間にわたって草刈作業
を続行できて作業性が良い。且つ、刈草を廃棄するとき
は、機体から取り外した刈草収容体は上面側の開口部と
ともに前面側の開口部も開放状態となり、刈草収容体内
に刈草が圧縮されて収容されていてもその刈草を容易に
排出できる。
【図面の簡単な説明】
各図面を以下に簡単に説明する。 第1図:実施例の要部の側面図。 第2図:実施例の要部の正面図。 第3図:実施例のヘッドカバーの断面背面図。 第4図:実施例の全体側面図。 第5図:関連実施例の側面図。 第6図:関連実施例の斜視図。 第7図:関連実施例の刈草収容体の斜視図。 第8図:関連実施例における別例の刈草収容体の斜視
図。 主な符号を以下に説明する。 7:草刈装置 12:刈草収容装置 25,25:刈草収容体 17:遮蔽枠(遮蔽体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】草刈装置と、該草刈装置で刈られた刈草を
    刈草収容体に収容する刈草収容装置を備えた草刈機にお
    いて、前記刈草収容体を機体に着脱可能に設け、且つ前
    記刈草収容体に上面側の開口部を備えると共に、前面側
    を略々全面に渡って開放する開口部を備え、該前面側の
    開口部を刈草収容体の装着時に機体に設けた遮蔽体で塞
    ぐ構成とし、該装着状態の刈草収容体の上面側の開口部
    から前記草刈装置で刈られた刈草を刈草収容体内に投入
    する構成としたことを特徴とする草刈機。
JP1170453A 1989-06-30 1989-06-30 草刈機 Expired - Lifetime JPH07114593B2 (ja)

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JP1170453A JPH07114593B2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 草刈機

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JP1170453A JPH07114593B2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 草刈機

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JPH0335717A JPH0335717A (ja) 1991-02-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4658751B2 (ja) * 2005-09-13 2011-03-23 株式会社クボタ 草刈機の集草装置
US7565790B2 (en) 2005-09-13 2009-07-28 Kubota Corporation Grass collector for a mower

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