JPH07108860A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JPH07108860A
JPH07108860A JP27594293A JP27594293A JPH07108860A JP H07108860 A JPH07108860 A JP H07108860A JP 27594293 A JP27594293 A JP 27594293A JP 27594293 A JP27594293 A JP 27594293A JP H07108860 A JPH07108860 A JP H07108860A
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JP
Japan
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upper rail
rail
seat
lower rail
anchor bracket
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27594293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Hiraga
義雄 平賀
Yoshitaka Tsuboi
義隆 坪井
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アッパレール及びロアレールの大型化及び重
量増大化を招くことなく、アッパレールのロアレールか
らの離脱を確実に防止できるようにしたこと。 【構成】 車両フロア9に設置可能なロアレール13
と、シート10を設置可能とし、ロアレールにスライド
自在に配設され、かつシートベルト取付用のシートベル
トアンカブラケット15が固着されたアッパレール12
と、を有するシートスライド装置11において、アッパ
レールには水平部17が形成され、この水平部がロアレ
ールの係合部20に係合されるとともに、シートベルト
アンカブラケットには、係合部に対向する位置に、この
係合部と微小な隙間eを有してフランジ28が形成され
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシートスライド装置に
係り、特に、そのアッパレールに固着されたシートベル
トアンカブラケットを改良したシートスライド装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シートスライド装置は、ロアレ
ールが車体フロアに設置され、シートを設置するアッパ
レールが上記ロアレールにスライド自在に配設され、こ
のアッパレールに、シートベルト取付用のシートベルト
アンカブラケットが固着されて構成される。
【0003】更に、従来のシートベルトスライド装置
は、実開昭61-56124号公報記載の考案(第1従来例)の
ように、シートベルトアンカブラケットに屈曲部を有
し、この屈曲部をロアレールに固着された補強レールの
屈曲部に係合させて、シートベルトに引張力が作用して
も、アッパレールがロアレールから離脱しないように構
成されている。
【0004】また、実開昭63-149331 号公報記載の考案
(第2従来例)のように、アッパレールに屈曲部が形成
され、この屈曲部がロアレールの屈曲部に係合して、ア
ッパレール及びロアレールの離脱を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1従
来例では、シートベルトアンカブラケットをロアレール
側へ延在するとともに、屈曲部を設け、また補強レール
を設置する等部品点数等が増え、重量が増大化してしま
う。また、第2従来例も、アッパレール及びロアレール
に屈曲部を設けたことから構造が複雑化し、装置が大型
化してしまう。
【0006】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、アッパレール及びロアレールの大型化、
重量増大化を招くことなく、アッパレールのロアレール
からの離脱を確実に防止できるシートスライド装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、車両フロア
に設置可能なロアレールと、シートを設置可能とし、上
記ロアレールにスライド自在に配設され、かつシートベ
ルト取付用のシートベルトアンカブラケットが固着され
たアッパレールと、を有するシートスライド装置におい
て、上記アッパレールには水平部が形成され、この水平
部が上記ロアレールの係合部に係合されるとともに、上
記シートベルトアンカブラケットには、上記係合部と対
向する位置に、この係合部と微小な隙間を有してフラン
ジが形成されたものである。
【0008】
【作用】従って、この発明に係るシートスライド装置に
よれば、シートベルトに過大な引張力が作用すると、シ
ートベルトアンカブラケットを介してアッパレールが引
張られ、ロアレールの係合部が変形する。すると、この
係合部がシートベルトアンカブラケットのフランジに当
接し、シートベルトアンカブラケット、アッパレール及
びロアレールが一体化して、ロアレールの係合部は以後
の変形が防止される。この結果、シートベルトに過大な
引張力が作用しても、アッパレールがロアレールから離
脱するのを防止できる。
【0009】このとき、上記シートベルトアンカブラケ
ットにフランジが形成されただけなので、アッパレー
ル、ロアレール及びシートベルトアンカブラケットを大
型化させることなく、構造も簡単で、重量を増大させる
こともない。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明に係るシートスライド装置の一
実施例を適用したシートを示す斜視図である。図2は、
(A)が図1のシートスライド装置の側面図であり、
(B)がアッパレールのスライド状態を示す側面図であ
る。図3は、図2(A)のIII-III 線に沿う断面図であ
る。図4は、(A)が図1(A)のアッパレールを示す
側面図であり、(B)、(C)が図4(A)のIVB - IV
B 線、IVC - IVC 線にそれぞれ沿う断面図である。図5
は、図4のアッパレールの成形工程を示す断面図であ
る。図6は、シートベルトアンカブラケットに過大な引
張力が作用したときのシートスライド装置の作用断面図
である。
【0011】図1及び図2に示すように、車両用シート
10は、シートスライド装置11のアッパレール12に
設置され、このアッパレール12がロアレール13にス
ライド自在に配設されることにより、車両の前後方向に
移動可能に構成される。上記ロアレール13には取付ブ
ラケット14が固着されて、この取付ブラケット14に
よりロアレール13が車両フロア9に取付けられる。
【0012】また、アッパレール12にはシートベルト
アンカブラケット15が固着され、このシートベルトア
ンカブラケット15にシートベルトブラケット16(図
1)が取付けられる。アッパレール12は、図3に示す
ように、断面略L字形状のアッパレールL側エレメント
12A及びアッパレールR側エレメント12Bが、それ
らの背面部を一体に接合して構成されたものであり、水
平部17及び立上り部18が連続して形成される。
【0013】一方、ロアレール13は、断面略コ字形状
に形成され、図3における上部に、アッパレール12の
水平部17及び立上り部18に係合する係合部20が連
続して形成される。このロアレール13の係合部20及
びアッパレール12の水平部17間に、図2及び図3に
示すスライドユニット21が配設される。このスライド
ユニット21は、リテーナ22にスチールボール23及
びローラ24を回転自在に配設したものである。このス
ライドユニット21がアッパレール12及びロアレール
13の長手方向に複数個配設されることにより、アッパ
レール12が車両前後方向及び左右方向にガタつくこと
なく、車両前後方向にスライド自在に構成される。
【0014】図4に示すように、上記アッパレール12
のアッパレールL側エレメント12A及びアッパレール
R側エレメント12Bには、水平部17に連続する基部
19に膨出部25が形成される。この膨出部25は、基
部19において水平部17に連続して成形され、アッパ
レール12の長手方向に所定間隔で形成される。この膨
出部25は、アッパレール12の水平部17がロアレー
ル13の係合部20に係合されたとき、図3に示すよう
に、係合部20の先端面26に微小隙間tを有して対向
して配置される。
【0015】上記アッパレールL側エレメント12A及
びアッパレールR側エレメント12Bは、図5に示すよ
うに、先ず、一枚の金属製プレート27(図5(A))
に膨出部25をプレス加工により成形し(図5
(B))、次に、水平部17を成形すべくプレート27
を曲げ加工し(図5(C))、立上り部18を成形すべ
くプレート27を更に曲げ加工(図5(D))して、断
面略L字形状に形成される。
【0016】また、図3に示すように、前記シートベル
トアンカブラケット15は、アッパレール12における
アッパレールL側エレメント12A及びアッパレールR
側エレメント12Bの基部19に固着されるが、フラン
ジ28が一体に形成されている。このフランジ28は、
アッパレール12の水平部17と平行に延在し、アッパ
レール12の水平部17がロアレール13の係合部20
に係合された状態で、係合部20の上面29に対し微小
な隙間eを有して対向配置される。
【0017】次に、作用効果を説明する。図6に示すよ
うに、シートベルトブラケット16に過大な引張力Fが
作用すると、シートベルトアンカブラケット15を介し
てアッパレール12が引張られ、ロアレール13の係合
部20がアッパレール12の水平部17及びスライドユ
ニット21に押されて変形する。すると、この係合部2
0の先端面26がアッパレール12の膨出部25に当接
して、アッパレール12はロアレール13に一体化さ
れ、ロアレール13における係合部20のそれ以後の変
形が防止される。と同時に、係合部20の上面29がシ
ートベルトアンカブラケット15のフランジ28に当接
して、ロアレール13、アッパレール12及びシートベ
ルトアンカブラケット15が一体化され、ロアレール1
3における係合部20のそれ以後の変形は、更に確実に
防止される。この結果、シートベルトブラケット16に
過大な引張力Fが作用したときにも、アッパレール12
がロアレール13から離脱することを防止できる。
【0018】また、アッパレール12に膨出部25が形
成され、シートベルトアンカブラケット15にフランジ
28が形成されただけなので、加工が簡単であり、部品
点数を増大させることもない。更に、アッパレール12
及びロアレール13を大型化させて構造を複雑化し、重
量を増大させることもない。
【0019】また、アッパレール12の基部19に、水
平部17に連続して膨出部25を形成したので、アッパ
レール12の有効断面積を変化させることなく、アッパ
レール12の基部19及び水平部17の剛性を向上させ
ることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るシートス
ライド装置によれば、アッパレール及びロアレールの大
型化及び重量増大を招くことなく、アッパレールのロア
レールからの離脱を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係るシートスライド装置の一
実施例を適用したシートを示す斜視図である。
【図2】図2は(A)が図1のシートスライド装置の側
面図であり、(B)がアッパレールのスライド状態を示
す側面図である。
【図3】図3は、図2(A)のIII-III 線に沿う断面図
である。
【図4】図4は、(A)が図1(A)のアッパレールを
示す側面図であり、(B)、(C)が図4(A)のIVB
- IVB線、IVC- IVC線にそれぞれ沿う断面図である。
【図5】図5は、図4のアッパレールの成形工程を示す
断面図である。
【図6】図6は、シートベルトアンカブラケットに過大
な引張力が作用したときのシートスライド装置の作用断
面図である。
【符号の説明】
10 車両用シート 11 シートスライド装置 12 アッパレール 13 ロアレール 15 シートベルトアンカブラケット 16 シートベルトブラケット 17 アッパレールL側、R側エレメントの水平部 20 ロアレールの係合部 28 フランジ 29 ロアレール係合部の上面 e フランジと係合部上面との微小隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両フロアに設置可能なロアレールと、
    シートを設置可能とし、上記ロアレールにスライド自在
    に配設され、かつシートベルト取付用のシートベルトア
    ンカブラケットが固着されたアッパレールと、を有する
    シートスライド装置において、 上記アッパレールには水平部が形成され、この水平部が
    上記ロアレールの係合部に係合されるとともに、上記シ
    ートベルトアンカブラケットには、上記係合部と対向す
    る位置に、この係合部と微小な隙間を有してフランジが
    形成されたことを特徴とするシートスライド装置。
JP27594293A 1993-10-08 1993-10-08 シートスライド装置 Withdrawn JPH07108860A (ja)

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