JP4061587B2 - シートベルトのガイド構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートバックの内部にリトラクタが配設されるシートベルトのガイド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の3人掛けリヤシート(図1参照)では、左右の座席用のシートベルトが、リアピラー等に取付けられたリトラクタによってそれぞれ巻き取られるようになっており、中央の座席用のシートベルトは、シートのシートバック内に取付けられたリトラクタによって巻き取られるようになっている(ベルトインシート。詳しくは、特許文献1参照)。
【0003】
図8に示すように、シートバック52には、中央座席用のシートベルトの取出し開口51がシートバック52の上部に、その開口51が上側を向くように設けられている。この取出し開口51には、板材や軸状の鋼材で形成されるベルトガイド53が設けられている。ベルトガイド53は、シートバック52に設けられたパイプ状のアッパフレーム54に取付けられている。
また、ベルトガイド53は、アッパフレーム54の替わりに、板状のシートバックフレームに取付金具を介して取付ける方法がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
シートベルト55の取出し開口51には、シートベルトカバー56が装着されている。このシートベルトカバー56には、シートバック52の表皮57の開口縁部に設けられた取付部材58を挟む挟持部59が形成されており、シートベルトカバー56がシートバック52に固定されるようになっている。
【0005】
図9に示すように、ベルトガイド53とアッパフレーム54は、シートベルト55が挿通するシートベルト挿通孔61を形成している。シートベルト55は、この挿通孔61に挿通され、左右の位置が規制されている。リトラクタ62から取出されたシートベルト55は、この挿通孔61に挿通されることにより取出し開口51の方向へガイドされるようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−250430号公報
【特許文献2】
特開2001−97095号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シートベルト55をシートベルト挿通孔61に挿通させるには、シートベルト55に取付けられているタング60も同時に挿通させる必要がある。タング60は、図9に示すように、シートベルト55よりも幅が広くなっているため、タング60をシートベルト挿通穴61に通すには、ベルトガイド53の幅方向の寸法をシートベルト55の幅方向の寸法よりも大きくしなければならない。そのため、シートベルト55は、幅方向に寸法を大きくした分だけベルトガイド53の内側の幅(左右)方向に自由に移動できることとなり、ベルトガイド53が十分にシートベルト55の動きを規制することができないという問題があった。
【0008】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、シートベルトの前後および左右の動きを規制することができ、さらに構造を簡素化したシートベルトのガイド構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、シートバック内にシートベルトのリトラクタを取付け、該シートバックの上端部に前記シートベルトのベルトガイド部を配設し、前記シートバック内から前記シートベルトを取り出すベルト取出し口にベルトガイドカバーを装着したシートベルトのガイド構造において、前記ベルトガイド部を、前記シートベルトの前面をガイドするベルトガイドバーと、前記ベルトガイドカバーの取付部を形成したシートベルトカバーブラケットと、前記シートベルトの側部および後面をガイドするベルトガイドワイヤとにより構成し、前記ベルトガイドバーは、断面円形の軸状部材をコ字形状に折り曲げることにより形成し、該コ字形状の両端部を下部に向けて前記シートバックのアッパフレームの後側面に固定する一方、前記シートベルトカバーブラケットは、平板を断面略コ字形状に折り曲げることにより形成し、該コ字形状の開口面側を下側に向け、かつ該コ字形状の2つの側面を車両幅方向に向け、さらに該側面の後端部を前記ベルトガイドバーの両端部に当接させた状態で前記アッパーフレームの上面に固定し、さらに前記ベルトガイドワイヤは、断面円形の軸状部材を略長方形形状に折り曲げることにより形成し、前記ベルトガイドバーの車両幅方向に延びるように設けた水平部の下側に、前記ベルトガイドワイヤの水平取付部を固定する一方、該水平取付部と対向して平行に設けた後部ガイド部の幅方向中間部にスリットを形成し、該スリットから前記ベルトガイドワイヤの前記略長方形形状の内部に前記シートベルトを入れることにより、前記シートベルトの前面を前記ベルトガイドバーの前記水平部によりガイドし、前記シートベルトの側部を前記ベルトガイドワイヤの前記水平取付部の両端から車両後側方向にそれぞれ延びるように設けた2本の側部ガイド部によりガイドし、前記シートベルトの後面を前記後部ガイド部によりガイドしている。
【0010】
また、前記ベルトガイドカバーの取付部を形成した前記シートベルトカバーブラケットの上面と、前記ベルトガイドワイヤの前記後部ガイド部とを略同じ高さ位置になるように配置し、前記ベルトガイドカバーを前記ベルトガイドワイヤの後部ガイド部に支持させている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について、図1〜図7を用いて詳細に説明する。
3人掛けのリヤシート1は左右に不等分割されていて、ここでは6:4に分割されたリヤシートの6分割側のシートバック2について説明する。このシートバック2には、中央座席の乗員が着用するためのシートベルト5が設けられており、このシートベルト5は、シートバック2の上部に設けられた取出し口6から上方に引き出せるようになっている。
【0012】
シートバック2の内部には、図2に示すように、シートバック2のほぼ全面に亘ってシートバックフレーム3が設けられている。シートバックフレーム3には、シートベルト5を巻き取るためのリトラクタ12や、断面四角形状に形成されたアッパフレーム4などが取付けられている。
アッパフレーム4は、シートバックフレーム3の上端部に取付けられており、このアッパフレーム4は、シートバック2の幅方向に沿って設けられている。アッパフレーム4の幅方向の中央部には、図4に示すように、シートベルトカバーブラケット(ブラケット)7と、ベルトガイドバー8と、ベルトガイドワイヤ(ベルトガイド)9が設けられ、これらを覆うシートベルトカバー11が取付けられて、シートベルト5の取出し口6が設けられている。
【0013】
ベルトガイドバー8は、断面が円形の軸状部材を上下方向に延びる2つの両端部8aと該2つの両端部8aの上端部をつないでいる水平部(前部ガイド部)8bを備えたコ字形状に折り曲げられて一体に形成されており、該コ字形状の開口側が下側を向くように配設されている。2つの両端部8aの下部は、アッパフレーム4の後端面4aにそれぞれ溶接で固定されている。水平部8bは、アッパフレーム4の上面4bより上方に位置し、上面4bと略平行になるように取付けられている。水平部8bの外周面は、シートベルト5がその周面上を滑らかに摺動することができるように緩やかな円周面をなしている。
【0014】
シートベルトカバーブラケット7は、平板を上下方向に延びる2つの側面7cと該2つの側面7cの上端をつないでいる上面7dを備えるように断面略コ字形状に折り曲げて一体に形成されており、そのコ字形状の開口面側が下側に向くように配設されている。2つの側面7cは、それぞれの面が車両幅方向に向くように配設されている。シートベルトカバーブラケット7は、側面7cの下端部7eがアッパフレーム4の上面4bの上に載置されるとともに、側面7cの後端部7aをベルトガイドバー8の両端部8aと当接させた状態で、下端部7eと後端部7aをそれぞれ溶接して固定されている。上面7dは、水平部8bと略平行に設けられており、上面7dの上下方向の位置は、水平部8bより少し下側に設けられている。なお、上面7dには、後述するシートベルトカバー11を取付けるための取付孔7bが設けられている。
【0015】
ベルトガイドワイヤ9は、断面が円形の強固な軸状部材を略長方形形状に折り曲げて一体に形成されている。ベルトガイドワイヤ9の軸状部材の直径は、ベルトガイドバー8の直径よりも小さいものが使用されている。ベルトガイドワイヤ9は、車両幅方向に延びるように設けられベルトガイドバー8の水平部8bの下側に溶接固定された水平取付部9d(図5参照)と、水平取付部9dの両端から車両後側方向にそれぞれ延びるように設けられた2本の側部ガイド部9c(図4参照)と、水平取付部9dと対向して平行に設けられ両側部の2本の側部ガイド部9cの後端に後部ガイド部9bをそれぞれ備えており、該後部ガイド部9bの幅方向中間部には、ベルトガイドワイヤ9の前記略長方形形状の内部にシートベルト5を入れるためのスリット9aが形成されている。後部ガイド部9bの上下方向の位置は、水平取付部9dより斜め後方上側に突出させており、シートベルトカバーブラケット7の上面7dと後部ガイド部9bとほぼ同じ高さ位置になるように配置されている。
【0016】
スリット9aは、シートベルト5の厚さ部分を通り抜けさせることができる程度の幅に設定されている。ベルトガイドワイヤ9の車両幅方向の内幅(対向する側部ガイド部9cの間隔)は、シートベルト5の幅とほぼ同じか、それよりもやや大きく形成されており、ベルトガイドバー8の内幅よりも小さくなるように設けられている。また、ベルトガイドワイヤ9の車両幅方向の前記内幅は、シートベルト5は通すが、シートベルト5のタング10(図2または図3参照)は通り抜けることができない大きさに形成されている。このベルトガイドワイヤ9の内部にシートベルト5を通すことにより、シートベルト5の前後左右(特に左右の幅方向)の位置を規制することができるようになっている。
【0017】
上述の構成により、本発明の実施形態では、ベルトガイド部13が、シートベルト5の前面をガイドする前部ガイド部8bと、シートベルトの側部をガイドする側部ガイド部9cと、シートベルトベルトの後面をガイドする後部ガイド部9bとにより構成されることとなる。
【0018】
シートベルト5の取出し口6が形成されたシートベルトカバー11は、図5に示すように、シートベルト5のベルトガイド部13を被うように取付けられている。シートベルトカバー11の裏面には、図6および図7に示すように、前端側に配置した2つの係止爪11aと後端側に配置した2つの軸受け11bが設けられている。このシートベルトカバー11は、軸受け11bがベルトガイドワイヤ9の後端側の後部ガイド部(係止軸)9bに支持され、係止爪11aがシートベルトカバーブラケット7の上面7dに設けられた一対の取付孔7bに取付けられるようになっている。
【0019】
係止爪11aは、シートベルトカバー11の本体から下側に延びるように設けられ、係止爪11aの下側の先端部には、係止用の弾性部が設けられている。この弾性部は、図7(b)に示すように側面側から見て、前記先端部から上方向に向かって幅方向に広がっていく先部と、該先部の上端からさらに上方向に向かって幅方向に狭くなっていく中間部と、該中間部の上端から再度幅方向に広がっていく係止部が車両前後方向にそれぞれ設けられている。係止爪11aは、前記弾性部の先部が取付孔7bに挿入されるときに、該先部が取付孔7bの孔形状に合わせて係止爪11aの中心方向に屈曲するようになっており、さらに係止爪11aが取付孔7bに完全に挿入されると、前記弾性部の中間部と係止部で取付孔7bの縁部を係止するようになっている。取付孔7bの縁部には、前記弾性部の先端部が係止部を外側方向へ押し付ける押圧力が作用するようになっている。
【0020】
軸受け11bは、シートベルトカバー11の本体から下側に設けられており、この軸受け11bには、後部ガイド部9bが取付けられる切欠き部が設けられている。この切欠き部の切欠きは、図7(b)に示すように側面側から見て、軸受け11bの後方下側端部から軸受け11bのほぼ中央部に向かって前方上側に延びるように設けられている。この切欠き部の切欠き幅は、後部ガイド部9bの直径の長さと同じか若干狭くなるように形成されている。また、軸受け11bの中央部の切欠きの終端は、後部ガイド部9bの外周形状と同じ形状に形成されており、シートベルトカバー11を後部ガイド部9bに取付けた後に、シートベルトカバー11を後部ガイド部9bの位置を支点に旋回させることができるようになっている。
【0021】
シートベルトカバー11には、図7(a)に示すように、シートベルトカバー11の先端側から後方に向かってほぼ中央の位置まで形成されている縦スリット11cと、縦スリット11cの後端部にシートベルトカバー11の中央横方向に形成されている横スリット11dが設けられており、スリット11c,11dにより平面視でほぼT字形状のシートベルト5の取出し口6が形成されている。縦スリット11cは、シートベルト5をその厚さ方向を車両幅方向に向けて通すことができるように形成されている。横スリット11dは、そのスリット長さ(車両幅方向の長さ)が、シートベルト5の幅方向の長さより若干大きく形成されており、横スリット11dの溝の長さ(車両前後方向の長さ)は、シートベルト5の厚さより若干大きく形成されている。
【0022】
シートベルトカバーブラケット7のシートベルトカバー11の取付孔7bとベルトガイドワイヤ9の後端側の係止軸9bは、ほぼ同じ高さ位置となるように設けられているため、シートベルトカバー11を水平に配置し、ベルトカバー11の厚みを薄くすることができるようになっている。
【0023】
次に、本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造の組立手順について説明する。
(1) リトラクタ12をシートバックフレーム3の内部の取付部に予め取付けておく。(図2参照)
(2) リトラクタ12からシートベルト5を抜き出し、アッパフレーム4と図示しないバックパネルの隙間から、シートベルト5及びタング10をシートバックフレーム3よりも上端部側へ抜き出す。
(3) リトラクタ12とタング10の間のシートベルト5を、ベルトガイドワイヤ9のスリット9aに通してベルトガイドワイヤ9の上記略長方形形状の内部に入れる。(図6(a)参照)
【0024】
(4) 同様に、ベルトガイドワイヤ9とタング10の間のシートベルト5を、シートベルトカバー11の縦スリット11cに通して横スリット11d内に配置する。(図6(b)参照)
(5) シートベルトカバー11の軸受け11bをベルトガイドワイヤ9の係止軸9bに取付けた後に、シートベルトカバー11を後部ガイド部9bの位置を支点に旋回させ、シートベルトカバー11の前側の係止爪11aをシートベルトカバーブラケット7の取付孔7bに押し込む(図6(b),(c)参照)。
【0025】
本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造では、側部ガイド部9cと前部ガイド部8bと後部ガイド部9cを設けることにより、シートベルト5の前後左右(特に左右の幅方向)の位置を規制することができる。また、ベルトカバー11の取付部をベルトガイドワイヤ9に設けることにより、ベルトガイド部13にベルトをガイドする役割とベルトカバー11の取付部の役割をもたせることができる。また、ベルトカバー11の取付孔7bを、シートベルトカバーブラケット7の上面7dに設けることにより、ベルトカバー11の厚さを薄くすることができる。さらに、側部ガイド部9cと後部ガイド部9bとを断面円形の軸状部材で一体に形成することにより、部品点数を削減することができるとともに、加工が容易となる。ベルトガイドバー8を断面円形の軸状部材によってコ字形状に形成し、コ字形状の両端部8aを下側に向けて、両端部8aをアッパフレーム4の後側面4aに固定することにより、ベルトガイド取付部13の強度を大きくすることができる。
【0026】
以上、本発明の実施の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、ベルトガイドワイヤ9のスリット9aは、後部ベルトガイド9bの中央部に形成したが、スリットを形成する箇所は、ベルトガイドワイヤ9の側部ガイド部9cに設けてもよい。また、ベルトガイドバー8は、軸状部材で形成したが、板材で成形してもよく、その場合はシートベルト5が円滑に摺動できるように形成する。
【0027】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係るシートベルトのガイド構造は、シートバック内にシートベルトのリトラクタを取付け、該シートバックの上端部に前記シートベルトのベルトガイド部を配設し、前記シートバック内から前記シートベルトを取り出すベルト取出し口にベルトガイドカバーを装着したシートベルトのガイド構造において、前記ベルトガイド部を、前記シートベルトの前面をガイドするベルトガイドバーと、前記ベルトガイドカバーの取付部を形成したシートベルトカバーブラケットと、前記シートベルトの側部および後面をガイドするベルトガイドワイヤとにより構成し、前記ベルトガイドバーは、断面円形の軸状部材をコ字形状に折り曲げることにより形成し、該コ字形状の両端部を下部に向けて前記シートバックのアッパフレームの後側面に固定する一方、前記シートベルトカバーブラケットは、平板を断面略コ字形状に折り曲げることにより形成し、該コ字形状の開口面側を下側に向け、かつ該コ字形状の2つの側面を車両幅方向に向け、さらに該側面の後端部を前記ベルトガイドバーの両端部に当接させた状態で前記アッパーフレームの上面に固定し、
さらに前記ベルトガイドワイヤは、断面円形の軸状部材を略長方形形状に折り曲げることにより形成し、前記ベルトガイドバーの車両幅方向に延びるように設けた水平部の下側に、前記ベルトガイドワイヤの水平取付部を固定する一方、該水平取付部と対向して平行に設けた後部ガイド部の幅方向中間部にスリットを形成し、該スリットから前記ベルトガイドワイヤの前記略長方形形状の内部に前記シートベルトを入れることにより、前記シートベルトの前面を前記ベルトガイドバーの前記水平部によりガイドし、前記シートベルトの側部を前記ベルトガイドワイヤの前記水平取付部の両端から車両後側方向にそれぞれ延びるように設けた2本の側部ガイド部によりガイドし、前記シートベルトの後面を前記後部ガイド部によりガイドしたので、前記シートベルトの前後左右の位置を規制することができる。また、ベルトガイドをベルトガイド部とベルトカバーの取付部の両方に共有することができる。
【0028】
また、前記シートバックのアッパフレームに前記ベルトガイドカバーを取付けるブラケットを設け、ブラケットの上面にベルトカバーの前部取付部を形成しているので、ベルトガイドカバーの厚さを薄くすることができる。
前記側部ガイド部と後部ガイド部とを断面円形の軸状部材で一体に形成しているので、部品点数を削減することができる。また、本構成とすることにより、加工が容易となる。
【0029】
さらに、前記前部ガイド部を断面円形の軸状部材によってコ字形状に形成し、コ字形状の両端部を下部に向けて、該両端部を前記アッパフレームの後側面に固定するようにしているので、ベルトガイドの取付部の強度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造を備えた3人掛けシートの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造を備えたシートバックの内部の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造を備えたシートバックを側面から見た断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造のベルトガイド部を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造を備えたシートバックの側面から見た断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造のシートベルトカバーの取付図であって、(a)は取付前、(b)は取付中、(c)は取付後を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るシートベルトのガイド構造のシートベルトカバーの単体図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図8】従来のシートベルトのガイド構造を側面から見た断面図である。
【図9】従来のシートベルトのガイド構造のシートベルトのベルトガイド部の挿入穴の斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤシート
2 シートバック
3 シートバックフレーム
4 アッパフレーム
4a 後側面
4b 上面
5 シートベルト
6 取出し口
7 シートベルトカバーブラケット(ブラケット)
7a 後端部
7b 取付孔
7c 側面
7d 上面
7e 下端部
8 ベルトガイドバー
8a 両端部
8b 水平部(前部ガイド部)
9 ベルトガイドワイヤ
9a スリット
9b 後部ガイド部(係止軸)
9c 側部ガイド部
9d 水平取付部
10 タング
11 シートベルトカバー
11a 係止爪
11b 軸受け
11c 縦スリット
11d 横スリット
12 リトラクタ
13 ベルトガイド部
Claims (2)
- シートバック内にシートベルトのリトラクタを取付け、該シートバックの上端部に前記シートベルトのベルトガイド部を配設し、前記シートバック内から前記シートベルトを取り出すベルト取出し口にベルトガイドカバーを装着したシートベルトのガイド構造において、
前記ベルトガイド部を、前記シートベルトの前面をガイドするベルトガイドバーと、前記ベルトガイドカバーの取付部を形成したシートベルトカバーブラケットと、前記シートベルトの側部および後面をガイドするベルトガイドワイヤとにより構成し、
前記ベルトガイドバーは、断面円形の軸状部材をコ字形状に折り曲げることにより形成し、該コ字形状の両端部を下部に向けて前記シートバックのアッパフレームの後側面に固定する一方、
前記シートベルトカバーブラケットは、平板を断面略コ字形状に折り曲げることにより形成し、該コ字形状の開口面側を下側に向け、かつ該コ字形状の2つの側面を車両幅方向に向け、さらに該側面の後端部を前記ベルトガイドバーの両端部に当接させた状態で前記アッパーフレームの上面に固定し、
さらに前記ベルトガイドワイヤは、断面円形の軸状部材を略長方形形状に折り曲げることにより形成し、前記ベルトガイドバーの車両幅方向に延びるように設けた水平部の下側に、前記ベルトガイドワイヤの水平取付部を固定する一方、該水平取付部と対向して平行に設けた後部ガイド部の幅方向中間部にスリットを形成し、
該スリットから前記ベルトガイドワイヤの前記略長方形形状の内部に前記シートベルトを入れることにより、前記シートベルトの前面を前記ベルトガイドバーの前記水平部によりガイドし、前記シートベルトの側部を前記ベルトガイドワイヤの前記水平取付部の両端から車両後側方向にそれぞれ延びるように設けた2本の側部ガイド部によりガイドし、前記シートベルトの後面を前記後部ガイド部によりガイドしたことを特徴とするシートベルトのガイド構造。 - 前記ベルトガイドカバーの取付部を形成した前記シートベルトカバーブラケットの上面と、前記ベルトガイドワイヤの前記後部ガイド部とを略同じ高さ位置になるように配置し、前記ベルトガイドカバーを前記ベルトガイドワイヤの後部ガイド部に支持させたことを特徴とする請求項1に記載のシートベルトのガイド構造。
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